JPH0845299A - 半導体記憶装置及びメモリセルのdc電流不良検出方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びメモリセルのdc電流不良検出方法

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JPH0845299A
JPH0845299A JP6198992A JP19899294A JPH0845299A JP H0845299 A JPH0845299 A JP H0845299A JP 6198992 A JP6198992 A JP 6198992A JP 19899294 A JP19899294 A JP 19899294A JP H0845299 A JPH0845299 A JP H0845299A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリセルのDC電流不良の詳細を判定可能
にする半導体記憶装置を提供する 【構成】 メモリマット210のメモリセル電源配線4
00をメモリマット毎に個別化し、それらメモリセル電
源配線を半導体記憶装置全体で利用される電源線403
から分離し、メモリマットのメモリセル電源配線400
を選択的にメモリセル電流測定用のテスト用電源配線4
01に接続し、当該電源配線401に種々の電圧VMC
Cを印加したときの電流を測定することにより、上記電
源配線401に接続された上記メモリブロック内のDC
電流不良内容を詳細に解析できるようになる。したがっ
て、メモリセルのDC電流不良に基づいて効率的に欠陥
救済を施すことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリセル部分に不具
合がある場合、この不具合部分を、予備のメモリセル部
分に置き換えて救済可能な半導体記憶装置、さらにはそ
のような救済対象徒されるメモリセルのDC電流不良を
検出する方法に係り、例えば、高効率な欠陥救済に好適
なスタテック型ランダムアクセスメモリ(SRAM)に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体記憶装置は集積度向上及び
チップ面積の増大にともない、さまざまな原因による不
良が高確率で発生するようになり、歩留りの低下をまね
いている。この問題を解決するための手段として、従来
より不良メモリセル部分の救済技術が、必須のものとな
っている。この技術は正規のメモリセルの他に、予め予
備のメモリセルを備えておき、検査工程において正常に
動作しない不良メモリセルが明らかとなった場合、上記
の予備メモリセルを、正常に動作しない不良メモリセル
の代わりに使うというものである。ところで、検査工程
における不良メモリセルの発見手法としては一般的に、
二種類の方法が採られてきた。第1の手法は、正規のデ
コーダによって、正規のメモリセルを選択し、この選択
されたメモリセルにデータを記憶させ、その後再び同一
のメモリセルを選択しデータを読み出し、読み出された
データが正しいか或は誤っているかで発見する手法であ
る。第2の手法は、例えば特開昭59−87852号や
特開平3−189992号に記載されているように、メ
モリセルをワード線又はデータ線単位で選択的に電源か
ら分離あるいは接続した状態で電源の電流を検出してメ
モリセルの良否を判定させようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の手法では例えばメモリセルにおける直流的な不良の
詳細を判定することが難しい。また、上記第2の手法の
ように電源電流の変動量より不良メモリセルを発見する
技術を以ってしても、メモリマットだけでなく周辺回路
部分での不良によるリーク電流などの影響も重なったり
して、メモリセルの電源電流が過大であるような不良の
詳細内容まで把握するのは困難であることが本発明者に
よって見い出された。このために前記第1の手法及び第
2の手法で発見された不良メモリセルを、その不良原因
に応じて最適な救済方法に振り分けることができない。
例えば、メモリマット内においてメモリセルの高電位側
電源がワード線や他方の低電位側電源にショートしたり
する不良に対しては、メモリマット単位での冗長への置
き換えが行われなければならないとき、高電位側電源と
データ線とのショートに対しては、それが明らかであれ
ばカラム単位での救済で対処できる場合もある。しかし
ながら、例えば上記両者の不良形態の区別を容易にでき
ないときに、メモリマット全体規模で冗長への置き換え
が頻繁に行われると、他の欠陥部分を救済するための冗
長が用い尽くされてしまう事態が発生される。その結果
として、有限な冗長への置き換えに無駄を生じて救済で
きないメモリセルが残ってしまうという虞のあることが
明らかにされた。さらに、上記従来の欠陥救済技術にお
いては、ワード線やデータ線単位で不良メモリセルを電
源から継続的に分離する手段としてのヒューズの数が多
くなり、チップ面積が増大するという点も見い出され
た。
【0004】本発明の目的は、メモリセルのDC電流不
良の詳細を判定可能にする半導体記憶装置を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、メモリセルのDC電流
不良に基づいて効率的に欠陥救済を施すことが可能な半
導体記憶装置を提供することにある。本発明の更に別の
目的は、メモリセルのDC電流不良救済のために必要な
ヒューズによるチップ占有面積を少なくできる半導体記
憶装置を提供することにある。本発明のその他の目的
は、メモリセルのDC電流不良の詳細を容易に判定可能
にするDC電流不良検出方法を提供することにある。
【0005】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0007】すなわち、本発明に係る半導体記憶装置
は、複数個のカラム救済単位アレイ(211)を含み、
各カラム救済単位アレイはマトリクス配置された複数個
のメモリセル(215)を備え、メモリセルは各カラム
救済単位アレイに共通とされるワード線(213)に選
択端子が結合され、データ線(216)にデータ端子が
結合された、複数個の第1のメモリマット(210)
と、上記第1のメモリマットにおいて救済されるべきカ
ラム救済単位アレイを代替するための複数個の冗長カラ
ム救済単位アレイ(311)と、上記救済されるべきカ
ラム救済単位アレイに対するアクセスを所定の冗長カラ
ム救済単位アレイに代替させるための手段と、を含んで
成る半導体記憶装置を対象とする。このとき、各第1の
メモリマットは夫々に固有のメモリセル電源配線(40
0)を有し、夫々のメモリセル電源配線を第1の電源配
線(403)に共通接続するための第1の接続態様と、
各メモリセル電源配線を第1の電源配線から分離し且つ
選択的に一つのメモリセル電源配線に第2の電源配線
(401)を接続するための第2の接続態様とを選択制
御する電源制御手段(500,500R)を設け、第2
の電源配線をそれ固有の外部端子(402)に結合し、
第1の電源配線をその他の回路と共用される電源端子
(404)に結合して成るものである。
【0008】上記手段は、作用の項目で説明するように
メモリマット単位でメモリセルのDC電流不良の態様を
検出可能にする。冗長部分に対しても同様にDC電流不
良態様を検出可能にするには、上記複数個の冗長カラム
救済単位アレイ(311)は、夫々マトリクス配置され
た複数個のメモリセル(215R)を備え、該メモリセ
ルは各冗長カラム救済単位アレイに共通とされるワード
線(213R)に選択端子が結合され、データ線(21
6R)にデータ端子が結合された、第2のメモリマット
(300)を構成する。第2のメモリマットはそれ固有
のメモリセル電源配線(400R)を有する。更に、上
記電源制御手段は、上記第1の接続態様において第2の
メモリマットのメモリセル電源配線(400R)を第1
の電源配線(403)に共通接続し、更に、第2のメモ
リマットのメモリセル電源配線(400R)を第1の電
源配線から分離し且つ選択的に上記第2のメモリマット
のメモリセル電源配線に第2の電源配線(401)を接
続するための第3の接続態様を選択制御可能なものとす
る。
【0009】メモリマットのDC電流不良の存否を第1
及び第2のメモリマット全体を単位として判定可能にす
るには、上記電源制御手段は、第1乃至3の接続態様の
他に、各メモリセル電源配線を第1の電源配線(40
3)から分離し全てのメモリセル電源配線(400,4
00R)に第2の電源配線(401)を接続するための
第4の接続態様を選択可能なものとする。
【0010】ロウ救済も可能にするには、上記第1のメ
モリマットに設けられた複数のワード線の一部はその他
のワード線における救済されるべきワード線を代替する
ための救済用ワード線とされ、当該救済されるべきワー
ド線を救済用ワード線に代替させる手段を更に設ければ
よい。
【0011】電源制御手段は、第1のメモリマットのメ
モリセル電源配線に一対一対応で接続されて設けられた
第1の電源制御回路(500)と、第2のメモリマット
のメモリセル電源配線に一対一対応で接続されて設けら
れた第2の電源制御回路(500R)とによって構成で
きる。このとき、各電源制御回路は、それに接続される
メモリセル電源配線を第1の電源配線に接続するための
第1のスイッチ状態と、該メモリセル電源配線を第2の
電源配線に接続するための第2のスイッチ状態と、該メ
モリセル電源配線を第1及び第2の電源配線に非接続と
するための第3のスイッチ状態とを選択するスイッチ手
段(510,511と510R,511R)を含み、夫
々の第1及び第2の各電源制御回路には、全てのスイッ
チ手段に第1のスイッチ状態を指示し、また、選択的に
一つのスイッチ手段に第2のスイッチ状態を指示し残り
のスイッチ手段に第3のスイッチ状態を指示し、或は、
全てのスイッチ手段に第2のスイッチ状態を指示するた
めの制御情報(110,111,MATALL,LKC
HK,RYTST)を与えるための制御信号線が接続さ
れて成る。
【0012】致命的なショート不良を有するメモリマッ
トに対する電源の供給を停止してチップ全体が不良とな
るのを回避可能にするには、上記スイッチ手段と第1の
電源配線との間に、当該第1のスイッチ手段に対応され
るメモリマットが被救済とされるべきものである場合に
切断状態にされるプログラムリンク(512)を設ける
とよい。
【0013】上記半導体記憶装置におけるメモリセルの
DC電流不良検出に当たっては、第1の電源配線には半
導体記憶装置全体で共通の電源を与えた状態において、
第1の接続態様における半導体記憶装置のスタンバイ電
流と第4の接続態様におけるスタンバイ電流との相違に
基づいて一対の電源に貫通するメモリセルのDC電流不
良の有無を判定する処理と、第1の電源配線には半導体
記憶装置全体で共通の電源を与え、第2の電源配線には
第1の電源配線に与えられる電源に対して電位差を持つ
テスト用電源を与えた状態において、第4の接続態様に
おいて第2の電源配線に流れる電流の向きによってメモ
リセル電源配線とデータ線とのリークの可能性を判定す
る処理と、を含む処理を採用する。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、半導体記憶装置の検査
時にメモリマット毎のメモリセル電源配線をメモリセル
電流測定用の第2の電源配線に接続することは、メモリ
セル電源配線に流れる電流のみを正確に測定可能にす
る。また、第2の電源配線は、他の第1の電源配線から
は独立しているため印加電圧も自由で、この事が不良部
の電圧電流特性も測定可能にする。これにより、DC電
流不良の詳細を判定可能になる。
【0015】メモリセル電源配線をメモリマット単位で
個別化し、第1の電源配線から選択的に分離、接続可能
にすることは、ワード線やデータ線単位でメモリセル電
源の供給の可否を制御する多数のヒューズを要せず、ヒ
ューズによるチップ面積の増大を最少限に抑える。
【0016】
【実施例】
〔1〕SRAMの全体構成 図3には本発明の一実施例に係るSRAM100の全体
ブロック図が示される。このSRAMは、特に制限され
ないが、公知の半導体集積回路製造技術により単結晶シ
リコンのような1個の半導体基板100に形成されて成
る。このSRAMは、多数のメモリセルが8個のメモリ
ブロック200に分かれて配置されていると共に、冗長
メモリアレイ(予備メモリセルアレイ)からなる2個の
冗長メモリブロック310が配置されている。夫々のメ
モリブロック200は16個(#0〜#15)のメモリ
マット210に分割され、夫々の冗長メモリブロック3
00は2個(#0´,#1´)の冗長メモリマット31
0に分割される。夫々のメモリマット210及び冗長メ
モリマット310の詳細は後述するが、それぞれは8個
のカラム救済単位アレイ(211)に分割されている。
そして、一つの外部入出力I/O(1ビット)に対応し
て一つのカラム救済単位アレイが選択されるようになっ
ている。すなわち、本実施例に従えば、外部からアドレ
ス信号が供給されると、それに対応される一つのメモリ
ブロック200に含まれる一つのメモリマットの8個の
カラム救済単位アレイからそれぞれ1ビットづつメモリ
セルが選択されてアクセス対象とされる(8ビット単位
のバイトアクセス)。欠陥に対しては、被救済とされる
べきカラム救済単位アレイを単位として、冗長メモリマ
ット310の救済用のカラム救済単位アレイ(311)
と置き換え可能にされる。特に制限されないが、本実施
例のSRAMに対する外部からのアクセスはバイトアク
セスとされる。外部からアドレス入力端子10に供給さ
れるアドレス信号は、アドレス入力バッファ11を介し
て各メモリブロック200のカラム&ロウデコーダ22
0及びメインワードデコーダ230と、各冗長メモリブ
ロック300の冗長カラム&ロウデコーダ320及び冗
長メインワードデコーダ330に供給される。それによ
ってワード線が選択されると共に、カラム系選択回路2
40,340によるデータ線の選択が行われる。図3に
はデータ読出し系が代表的に示されており、そのときの
アクセスがデータ読み出しである場合には、選択された
8ビットのデータがエミッタフォロワ出力回路のような
負荷駆動回路250,350を通してメインアンプ12
に供給され、これによって増幅されたデータがデータ出
力バッファ13とデータ入出力端子14を介して外部に
読出される。書込み系については図示されていないが、
データ入出力端子14からデータ入力バッファに供給さ
れた書込みデータが書込み用のカラムスイッチ回路を介
してデータ線に与えられるようになっている。
【0017】〔2〕被救済用メモリブロック回りの全体
構成 図1には一つのメモリブロック200とそれに関するロ
ウ選択系及びカラム選択系の詳細が示される。夫々のメ
モリブロック200は、メインワード線212を共有し
た複数のメモリセル列からなるメモリセルアレイで構成
され、2Mビットのメモリ容量を備えている。各メモリ
ブロック200は16個(#0〜#15)のメモリマッ
ト210に分割されており、各メモリマット210は、
8個(#a〜#h)のカラム救済単位アレイ211に分
割されている。各メモリマット210は、サブワード線
213を共有した複数個のメモリセル列からなるメモリ
セルアレイで構成されており、各メモリマット210に
は冗長ロウアレイ214が設けられている。例えば1メ
モリマットは128Kビット(128カラム×1024
ロウ)の正規メモリ容量と4Kビット(128カラム×
32ロウ)の予備メモリ容量(冗長ロウアレイ)を備え
ている。また、各カラム救済単位アレイ211は16K
ビット(16カラム×1024ロウ)の正規メモリ容量
を備えている。
【0018】各カラム救済単位アレイ211には16k
個(1024×16)のメモリセル215が配置されて
おり、各メモリセル215の選択端子には一本のサブワ
ード線213が接続され、データ入出力端子には一対の
相補データ線216(図において相補データ線は1本の
実線で簡易的に図示してある)が接続されている。各サ
ブワード線213はサブワードドライバ217及びメイ
ンワード線212を介してメインワードドライバ218
(冗長ロウアレイ214に対応されるものには符合21
9を付してある)に接続されている。メインワード線2
12はそれぞれ128本設けられており、各メインワー
ド線212はそれぞれ8個のサブワードドライバ217
に接続されている。すなわち単一のメインワードドライ
バ218,219からの信号によって8個のサブワード
ドライバ217が駆動されるようになっている。図1で
はメインワード線212とサブワード線213とが一対
一対応される如く図示されているが、実際には図6のよ
うに構成されている。
【0019】図7にも示されるように夫々のカラム救済
単位アレイ211はプリセンスアンプ242を備える。
夫々のカラム救済単位アレイ211の相補データ線21
6はカラムスイッチ241を介してプリセンスアンプ2
42の入力に共通接続される。各メモリマット210に
含まれる8個のプリセンスアンプ242の8ビット分の
出力は、メモリブロック200毎に設けられた負荷駆動
回路250にビット対応で共通接続され、8ビット構成
の共通出力線としてのコモンエミッタ線251に読出し
可能にされる。図7にはその接続構成の一例が示され
る。
【0020】図1に示されるデコーダ231及び232
は図3のメインワードデコーダ230を構成する。上記
アドレスバッファ11は内部相補アドレス信号として、
3ビットのブロック選択信号(8個のメモリブロック2
00の内の一つを指定する)110、4ビットのマット
選択信号(一つのメモリブロック中における16個のメ
モリマットの内の一つを指定する)111、3ビットの
ロウ選択信号(1本のメインワード線に対応される8本
のサブワード線の内の1本を指定する)112、7ビッ
トのメインワード選択信号(128本のメインワード線
の内の1本を指定する。)113、及び4ビットのカラ
ム選択信号(一つのカラム救済単位アレイに含まれる1
6個のカラムスイッチの内の一つを指定する)114を
出力する。デコーダ231は自らが対応されるメモリブ
ロックがブロック選択信号110で指定されたときにメ
インワード選択信号113で指定されたメインワード線
をメインワードドライバ218にて選択レベルに駆動さ
せる。デコーダ232はヒューズプログラム回路を内蔵
し、これにより、冗長ロウアレイ214で置き換えるべ
き欠陥部分がメインワード線212単位で指定される。
デコーダ232は自らが対応されるメモリブロックがブ
ロック選択信号110にて指定されたとき、ヒューズプ
ログラム回路に予じめ設定されているメインワード線が
メインワード選択信号113にて指定されることによ
り、当該指定に応ずる冗長ロウアレイ214のメインワ
ード線をメインワードドライバ219にて選択レベルに
駆動させる。このとき、このデコーダ232によって被
救済とされるべきメインワード線212が選択状態とさ
れないようにするため、当該メインワード線に対応して
上記デコーダ231が出力する選択信号は例えば内蔵ヒ
ューズの溶断などの手段を介して常時非選択レベルに強
制される。
【0021】図1に従えば、図3のカラム&ロウデコー
ダ220は、カラム救済単位アレイ211毎にデコーダ
221,222、ヒューズプログラム回路224、イン
バータ225、及びナンドインバータ226を備え、メ
モリアレイ210毎にデコーダ223を備えて構成され
る。デコーダ223は自らが属するメモリブロックにお
けるメモリマットが指定されたときにロウ選択信号11
2にて指定される、8本の内の1本のサブワード線を選
択レベルに駆動するための選択信号を形成する。デコー
ダ221は自らが属するメモリブロックにけるメモリマ
ットが指定されたときにカラム選択信号114にて指定
された一つのカラムスイッチ241をオン状態に制御す
る。したがって、ブロック選択信号110とマット選択
信号111にて指定された一つのメモリブロック200
における一つのメモリマット210において、それに含
まれる8個のカラム救済単位アレイ211のそれぞれで
はデコーダ221によるカラムスイッチ241の選択動
作が行われる。デコーダ222は自らが割当てられてい
るカラム救済単位アレイ211のプリセンスアンプ24
2を活性化するための制御信号を生成するものであり、
ブロック選択信号110とマット選択信号111にて自
らが属するメモリブロックにけるメモリマットが指定さ
れたときに選択レベルとしてハイレベルを出力する。ヒ
ューズプログラム回路224は内蔵ヒューズが溶断され
ることによってハイレベルを出力し、当該ハイレベル出
力の反転信号がナンドインバータ226に供給されるこ
とによって常時プリセンスアンプ242を非活性状態に
制御する。その内蔵ヒューズは、それが属するカラム救
済単位アレイ211が被救済とされるべきアレイである
場合に溶断される。
【0022】上記ヒューズプログラム回路224の出力
は、それに対応されるカラム救済単位アレイ211のカ
ラムスイッチ241と、図示しない相補データ線負荷ト
ランジスタ回路及びプリチャージ回路にも供給され、該
ヒューズプログラム回路224のヒューズ溶断によるハ
イレベル出力を受けることにより、換言すれば、当該カ
ラム救済単位アレイ211が被救済されるべきものであ
る場合に、当該カラム救済単位アレイに含まれる相補デ
ータ線はフローティング状態とされるように、上記カラ
ムスイッチ241、図示しない相補データ線負荷トラン
ジスタ回路及びプリチャージ回路が制御される。
【0023】図1の説明から明らかなように、ブロック
選択信号110とマット選択信号111によって一つの
メモリブロックにおける一つのメモリマットが指定さ
れ、当該メモリマットにおける1本のメインワード線が
メインワード線選択信号113で指定され、そのメイン
ワード線を共有するサブワード線のうちの1本がロウ選
択信号112で指定される。これによって全体の内の一
つのメモリマットに含まれる1本のサブワード線が選択
レベルに駆動される。当該一つのメモリマットに含まれ
る8個のカラム救済単位アレイのそれぞれにおいては、
デコーダ221によって一つのカラムスイッチ241が
オン状態にされる。当該一つのメモリマットの全てのカ
ラム救済単位アレイ211が被救済とされるべきでない
場合には、当該メモリマット210の8個のプリセンス
アンプ242が活性化されて8ビットのデータが負荷駆
動回路250を通してコモンエミッタ線251に供給さ
れる。被救済とされるべきカラム救済単位アレイ(例え
ば#a)が存在する場合、換言すれば、それに対応する
ヒューズプログラム回路224のヒューズが切断されて
いる場合、当該カラム救済単位アレイのプリセンスアン
プ242が活性化されず、それに対応するビットの負荷
駆動回路の出力段が高出力インピーダンス状態にされ
る。当該ビットは詳細を後述する冗長メモリブロック3
00からの読出し信号によって置き換えられる。
【0024】〔3〕救済用冗長メモリブロック回りの全
体構成 図2には一つの冗長メモリブロック300とそれに関す
る冗長ロウ選択系及び冗長カラム選択系の詳細が示され
る。各冗長メモリブロック300は、冗長メインワード
線212Rを共有した2個の冗長メモリマット(#0
´,#1´)310で構成され、256Kビットの予備
メモリ容量を備えている。各冗長メモリマット320
は、正規メモリマット同様、8個(#a´〜#h´)の
冗長カラム救済単位アレイ311から構成され、128
Kビット(128カラム×1024ロウ)の予備メモリ
容量を備えている。そして、冗長カラム救済単位アレイ
311はカラム救済単位アレイ211と同構成の16K
ビット(16カラム×1024ロウ)の予備メモリ容量
を備えている。
【0025】各冗長カラム救済単位アレイ311には1
6k個(1024×16)の冗長メモリセル215Rが
配置されている。各冗長メモリセル215Rには一本の
冗長サブワード線213Rと一対の冗長相補データ線2
16R(1本の実線で図示してある)がそれぞれ接続さ
れている。各冗長サブワード線213Rは冗長サブワー
ドドライバ217R及び冗長メインワード線212Rを
介して冗長メインワードドライバ218Rに接続されて
いる。冗長メインワード線212Rはそれぞれ128本
設けられており、各冗長メインワード線212Rはそれ
ぞれ8個の冗長サブワードドライバ217Rに接続され
ている。すなわち単一の冗長メインワードドライバ21
8Rからの信号によって8個の冗長サブワードドライバ
217Rが駆動されるようになっている。図2では冗長
メインワード線212Rと冗長サブワード線213Rと
が一対一対応される如く図示されているが、実際には図
6と同様に構成されている。
【0026】図7にも示されるように夫々の冗長カラム
救済単位アレイ311はプリセンスアンプ242Rを備
える。夫々の冗長カラム救済単位アレイ311の相補デ
ータ線216Rはカラムスイッチ241Rを介してプリ
センスアンプ242Rの入力に共通接続される。各プリ
センスアンプ242Rの1ビット分の出力は、I/O選
択回路321の入力に結合される。I/O選択回路32
1の出力は8ビットとされ、それぞれビット対応で負荷
駆動回路260Rを通して上記コモンエミッタ線251
に結合される。この接続構成の一例は図7に示される。
夫々のI/O選択回路321はヒューズプログラム回路
を内蔵し、それが属する冗長カラム救済単位アレイ31
1をコモンエミッタ線251のどのビットに対応させる
かがヒューズの溶断によってプログラマブルに決定され
る。そのような対応付けは4ビットのカラム選択信号1
14で指示されるカラムアドレス毎に可能にされる。
【0027】図2に示されるデコーダ231Rは図3の
冗長メインワードデコーダ330を構成する。デコーダ
231Rは冗長メインワード線の選択信号形成デコード
論理毎にヒューズプログラム回路を内蔵し、被救済とさ
れるべきメモリブロックとメインワード線の指定情報が
プログラマブルに設定されており、その設定された何れ
かの状態がこれに供給されるブロック選択信号110と
メインワード選択信号111とによって指定されること
で、対応する冗長メインワード線を冗長メインワードド
ライバ218Rにて選択レベルに駆動させる。
【0028】図2に従えば図3の冗長カラム&ロウデコ
ーダ320は、冗長カラム救済単位アレイ311毎にデ
コーダ221R,222R、ヒューズプログラム回路2
24R、及びナンドインバータ226Rを備え、冗長メ
モリアレイ310毎にデコーダ223Rを備えて構成さ
れる。デコーダ223Rは冗長サブワード線の選択信号
形成デコード論理毎にヒューズプログラム回路を内蔵
し、被救済とされるべきメモリブロック、メモリマッ
ト、及びサブワード線の指定情報がプログラマブルに設
定されており、その設定された何れかの状態がこれに供
給されるブロック選択信号110、マット選択信号11
1、及びロウ選択信号112によって指定されること
で、対応する冗長サブワード線を冗長サブワードドライ
バ217Rにて選択レベルに駆動させる。デコーダ22
1Rは冗長カラムスイッチ241Rの選択信号形成デコ
ード論理毎にヒューズプログラム回路を内蔵し、被救済
とされるべきメモリブロック、メモリマット、及びカラ
ム選択の指定情報がプログラマブルに設定されており、
その設定された何れかの状態がこれに供給されるブロッ
ク選択信号110、マット選択信号111、及びカラム
選択信号114によって指定されることで、対応する冗
長カラムスイッチ241Rをオン状態に制御する。デコ
ーダ222Rは冗長プリセンスアンプ242Rの活性化
信号形成デコード論理毎にヒューズプログラム回路を内
蔵し、被救済とされるべきメモリブロック及びメモリマ
ットの指定情報がプログラマブルに設定されており、そ
の設定された何れかの状態がこれに供給されるブロック
選択信号110及びマット選択信号111によって指定
されることで、ナンドインバータ226Rにハイレベル
のような活性化指示レベルを出力する。ヒューズプログ
ラム回路224Rは内蔵ヒューズが溶断されることによ
ってナンドインバータ226Rにハイレベルを出力し、
ナンドインバータ226Rの双方の入力がハイレベルに
されて初めて上記プリセンスアンプ242Rは活性化さ
れる。したがって、救済に利用されるべき冗長カラム救
済単位アレイ311においてはそのヒューズプログラム
回路224Rに含まれるヒューズは溶断されることにな
る。
【0029】上記デコーダ221R,222R、ヒュー
ズプログラム回路224R、及びデコーダ223Rにお
いてヒューズが一切切断されていない状態では、それが
出力する選択信号は全て非選択レベルにされている。ま
た、ヒューズプログラム回路224Rの出力は、それに
対応される冗長カラム救済単位アレイ211Rの図示し
ない相補データ線負荷トランジスタ回路及びプリチャー
ジ回路にも供給され、該ヒューズプログラム回路224
Rのヒューズ非溶断によるローレベル出力を受けること
により、換言すれば、当該冗長カラム救済単位アレイ2
11が救済に用いられない場合には、当該冗長カラム救
済単位アレイ311に含まれる相補データ線は、オフ状
態のカラムスイッチ241Rとの共同作用でフローティ
ング状態とされるように、図示しない相補データ線負荷
トランジスタ回路及びプリチャージ回路が制御される。
【0030】ここまでの説明で理解されるように、本実
施例のSRAMにおいては、夫々のメモリマット210
におけるロウ系の欠陥に対しては当該メモリマット21
0内部のデコーダ232をヒューズプログラムすること
により、夫々のメモリマット210に固有の冗長ロウア
レイ214で救済のための置き換えを行うことができ
る。更に、カラム系の欠陥に対しては、デコーダ231
R、221R、222R、ヒューズプログラム回路22
4R、及びI/O選択回路321に対するヒューズプロ
グラムのプログラム内容に従って、任意のカラム救済単
位アレイ211を任意の冗長カラム救済単位アレイ31
1で置き換えることが可能である。例えば、特定のメモ
リブロックにおける#0のメモリマット210のうち#
c、#fのカラム救済単位アレイ211にカラム欠陥が
ある場合、これらのカラム救済単位アレイ211内のメ
モリセル215をアクセスした際に、欠陥の生じたカラ
ム救済単位アレイ211に接続されたプリセンスアンプ
242を非活性化してデータの出力を禁止するように、
当該カラム救済単位アレイ211内のヒューズプログラ
ム回路224のヒューズが溶断される。そして#cと#
fのカラム救済単位アレイ211の代わりに、例えば一
つの冗長メモリブロック300内の冗長メモリマット3
10に含まれる#a′と#b′の冗長カラム救済単位ア
レイ311内の冗長メモリセル215Rをアクセスでき
るように、当該冗長カラム救済単位アレイ311内のヒ
ューズプログラム回路224Rのヒューズが溶断される
と共に、その欠陥アドレスがデコーダ231R,223
R,221R,222Rにヒューズプログラムされる。
そして、救済用の上記#a′,#b′の冗長カラム救済
単位アレイ311を、被救済とされるべき上記#c,#
fのカラム救済単位アレイ211が接続されるべきI/
Oに接続するように、当該#a′と#b′の冗長カラム
救済単位アレイ311のI/O選択回路321がヒュー
ズプログラムされる。
【0031】〔4〕冗長による救済の最適化のための構
成 本実施例のSRAMは上述から明らかなように、冗長ロ
ウアレイ214によるロウ救済、カラム救済単位アレイ
毎211に冗長カラム救済単位アレイ311で救済を施
すカラム救済、メモリマット210全体を冗長メモリマ
ット310で救済するマット救済などの救済態様を採用
可能である。このとき、救済効率を上げるには、換言す
れば、救済できない欠陥が残ってSRAMが救済不能に
ならないようにするには、欠陥に応じて必要最小限の冗
長を割り当てることが必要になる。本実施例では、テス
ト段階で欠陥要因を判定できるようにし、メモリアレイ
部分での欠陥に応じて必要最小限の冗長を割り当て、換
言すれば欠陥救済態様の最適化図れるようにして、救済
効率を向上されることができるようになっている。その
ために、メモリセル電流テストモードではメモリマット
210,310毎に外部から電流変化を観測できるよう
にしてある。この項目では、そのための回路構成を説明
する。
【0032】図8には上記メモリセル215(メモリセ
ル215Rも同様)の一例回路が示される。メモリセル
215は、Pチャンネル型MOS(以下単にPMOSと
も記す)トランジスタQ1及びNチャンネル型MOS
(以下単にNMOSとも記す)トランジスタQ2から成
るCMOSインバータと、PMOSトランジスタQ3及
びNMOSトランジスタQ4から成るCMOSインバー
タとを備え、相互に一方の入力が他方の出力に結合され
てスタティックラッチを構成し、一方のCMOSインバ
ータの出力がトランスファMOSとしてのNMOSトラ
ンジスタQ5のソース・ドレインを介してデータ線D*
(記号*は同記号が付されていない信号若しくは信号線
の反転信号若しくは反転信号線であることを意味する)
に、他方のCMOSインバータの出力がトランスファM
OSとしてのNMOSトランジスタQ6のソース・ドレ
インを介してデータ線Dに接続され、双方のNMOSト
ランジスタQ5,Q6のゲートは共通のワード線WLに
接続されて構成される。図においてワード線WLは別々
に2本存在するように図示されているが、実際は電気的
に接続されている。図においてGNDは接地電位を供給
するような第1の電源を意味し、VCCは例えば5Vの
ような電源を供給する第2の電源を意味する。VMCC
は、後で詳述するが、第2の電源VCCに代えてメモリ
セルに印加されるテスト用の電源である。同図のメモリ
セル215においてGは第1の電源GNDの供給端子、
Vは第2の電源VCC又はテスト用電源VMCCの供給
端子、Wはワード線の接続端子、D*は反転側のデータ
線との接続端子、Dは非反転側のデータ線との接続端子
をそれぞれ概念的に示すものと理解されたい。尚、同図
のデータ線D,D*は上記相補データ線216,216
Rに対応され、ワード線WLは上記サブワード線21
3,213Rに対応される。
【0033】図9には一つのメモリマット210におけ
るメモリセル215の配置構成例が示される。同図にお
けるメモリセル215の端子の表記は図8に対応され
る。同図においてSWD(#0〜#1023)は正規メ
モリアレイに対応されるサブワードドライバ217、R
SWD(#0〜#31)は冗長ロウアレイ214に対応
されるサブワードドライバ217、MWL(#0〜#1
27)はサブワードドライバSWD(#0〜#102
3)に対応されるメインワードライン、RMWL(#〜
#L127)はサブワードドライバRSWD(#0〜#
1023)に対応される冗長用のメインワードライン、
D0,D0*〜D127,D127*は相補データ線2
16である。
【0034】図9に示されるように、本実施例において
第2の電源VCC又はテスト用電源VMCCが供給され
る電源配線400は、一つのメモリマット210に含ま
れる全てのメモリセル215の電源端子Vが共通接続さ
れたメモリセル電源配線である。換言すれば、各メモリ
マット210はそれぞれ固有のメモリセル電源配線40
0を有する。その詳細は図示しないが冗長メモリマット
310も同様である。図1に示されるメモリマット21
0において当該メモリセル電源配線400は同図に示さ
れる電源制御回路500に結合される。図2に示される
冗長メモリマット310において上記メモリセル電源配
線400に対応されるメモリセル電源配線400Rは同
図に示される電源制御回路500Rに結合される。
【0035】図4には電源制御回路500の一例回路が
示される。メモリセル電源配線400は直列接続された
PMOSトランジスタ510と511の結合ノード(共
通ドレイン)に接続される。PMOSトランジスタ51
0のソースは第1の電源配線403からヒューズ512
を介して第2の電源VCCが供給される。これに供給さ
れる第2の電源VCCは、図1に示されるようにSRA
Mの外部電源パッド404に結合されて各部に第2の電
源を供給する図示しない電源幹線を経て印加されるとこ
ろの、SRAM全体に共通利用される電源とされる。他
方のPMOSトランジスタ511のソースは第2の電源
配線としてのテスト用電源配線401に結合される。テ
スト用電源配線401は全てのメモリマット210及び
冗長メモリマット310に共通化され、図3に示される
テスト用外部電源パッド402に結合される。テスト用
外部電源パッド402にはメモリセルのテスト時に、メ
モリセルに供給すべき第2の電源VCCに代替されるテ
スト用電源VMCCが外部から供給され、当該端子40
2を介してその電流変化などを外部で観測可能にされ
る。
【0036】図4に示されるテスト系信号は、上記テス
ト用電源VMCC、全メモリマット(冗長メモリマット
も含む)選択信号MATALL、電源分離信号LKCH
K、及びY冗長テスト信号RYTSTとされる。それら
テスト系信号はテストモードに従ってレベルが決定され
る。テストモードは、メモリマット210に対するファ
ンクションテスト、メモリマット210に対する個別的
なメモリセル電流テスト、冗長メモリマット310に対
する個別的なメモリセル電流テスト、冗長メモリマット
310を含めた全てのメモリマットに対するメモリセル
電流テスト、冗長メモリマットに対するファンクション
テストを含む。電源分離信号LKCHKは電源配線40
0を選択的に第2の電源VCCと切り離すための制御信
号であり、それがハイレベルにされると、PMOSトラ
ンジスタ510がオフにされ、メモリセル電源配線40
0がSRAMに共通の電源VCCから分離させる。当該
PMOSトランジスタ510のオフ状態は、全メモリマ
ット及び任意のメモリマットに対するメモリセル電流テ
ストに呼応して行われる。他方のPMOSトランジスタ
511はノアゲート513の出力によってスイッチ制御
される。全メモリマット選択信号MATALLがハイレ
ベルのような選択レベルにされるとPMOSトランジス
タ511がオン状態にされ、全てのメモリマットにおけ
るメモリセル電源配線400はテスト用電源配線401
に接続される。メモリセル電流テストをメモリマット毎
に行う場合には上記全メモリマット選択信号MATAL
Lがローレベルのような非選択レベルにされる。このと
きメモリセル電流テストを行うべきメモリマットの選択
はデコーダ520が行う。デコーダ520は上記ブロッ
ク選択信号110、マット選択信号111、及びY冗長
テスト信号RYTSTの反転信号を受ける。Y冗長テス
ト信号RYTSTは冗長メモリマット310に対してテ
ストを行うときにハイレベルにされる。したがって、デ
コーダ520は、Y冗長テスト信号RYTSがローレベ
ルにされ、且つ、ブロック選択信号110及びマット選
択信号111にて自らが属するメモリマット210が指
定されることによってハイレベルを出力し、ノアゲート
513を介して当該メモリマットのPMOSトランジス
タ511をオン状態に制御する。これにより、ブロック
選択信号110及びマット選択信号111にて選ばれた
一つのメモリマット210のメモリセルにはテスト用の
電源配線401からテスト用電源VMCCが供給可能に
される。
【0037】図4に示されるように一つのメモリマット
に含まれるカラム救済単位アレイ211毎の上記ヒュー
ズプログラム回路224は、ヒューズ512とPMOS
トランジスタ510との結合ノードからその電源が供給
される。同図に代表的に一つの回路構成が示されるヒュ
ーズプログラム回路224は、上記ヒューズ512と第
1の電源GNDとの間に直列接続されたヒューズ224
1及びキャパシタ2242、それらの結合ノードに入力
が接続されたCMOSインバータ2243、CMOSイ
ンバータ2243の出力にゲートが結合されドレインが
当該CMOSインバータ2243の入力に結合された帰
還NMOSトランジスタ2244を備えて成り、ヒュー
ズ2241が溶断されていないときには、対応するカラ
ム救済単位アレイ211に欠陥がないとしてローレベル
の信号を出力し、ヒューズ2241が溶断されていると
きには、対応するカラム救済単位アレイ211に欠陥が
あるとしてハイレベルの信号を出力する。この信号は、
上述の通りカラム救済単位アレイ211毎のカラム救済
の非選択信号としての意義を持つ。したがって、ヒュー
ズ2241はカラム救済単位アレイ毎に各別にプログラ
ムされることになる。特に、一つのメモリマット210
における全てのカラム救済単位アレイ211をカラム救
済すべき場合には、電源制御回路500のヒューズ51
2を代表して溶断すれば済む。同時に、通常モードにお
いてメモリセル電源配線400への電源VCCの供給も
断たれるため、メモリセルの欠陥部分で不所望なリーク
電流が発生する事態も阻止されるようになっている。
【0038】図5には冗長メモリマット側の電源制御回
路500Rの一例回路が示される。電源配線400Rは
直列接続されたPMOSトランジスタ510Rと511
Rの結合ノード(共通ドレイン)に接続される。PMO
Sトランジスタ510Rのソースは第1の電源配線40
3からPMOSトランジスタ512Rを介して第2の電
源VCCが供給可能にされている。他方のPMOSトラ
ンジスタ511Rのソースは上記テスト用電源配線40
1に結合される。図5に示されるテスト系信号も図4と
同じである。PMOSトランジスタ510Rは上記電源
分離信号LKCHKによってスイッチ制御される。PM
OSトランジスタ511Rはノアゲート513R及びデ
コーダ520Rを介してスイッチ制御される。PMOS
トランジスタ514Rはノアゲート515R及びヒュー
ズプログラム回路530Rを介してスイッチ制御され
る。
【0039】ヒューズプログラム回路530Rはヒュー
ズプログラム回路224と同様に、ヒューズ5301
R、キャパシタ5302R、CMOSインバータ530
3R、NMOSトランジスタ5304Rを備える。この
ヒューズプログラム回路530Rは、ヒューズ5301
Rが溶断されていないときにローレベルの信号を出力し
て、対応する冗長メモリマット310の冗長メモリセル
への電源VCCの供給を禁止し、ヒューズ5301Rが
溶断されているときにはハイレベルの信号を出力して、
対応する冗長メモリマット310の冗長メモリセルへ電
源VCCを供給可能にする。したがって、欠陥の有無を
判定するためのテスト段階においてヒューズ530Rは
溶断されておらず、ヒューズプログラム回路530Rの
出力はローレベルに固定されている。この状態におい
て、冗長メモリマット310に電源VCCを供給を可能
にするため、Y冗長テスト信号RYTSTがノアゲート
515Rに供給され、該Y冗長テスト信号RYTSTが
ハイレベルにされることにより、デバイステストの段階
で(ヒューズ5301Rが溶断されていない状態におい
て)冗長メモリマット310の冗長メモリセルに電源V
CCを供給して冗長に対するファンクションテストなど
を行えるようになっている。
【0040】メモリセル電流テストにおいては上述の如
く電源分離信号LKCHKはハイレベルにされ、PMO
Sトランジスタ510Rはカットオフ状態に制御され
る。このとき、全メモリマット選択信号MATALLが
ハイレベルにされると、その他の信号とは関係なく、正
規の全メモリマット210と共に全冗長メモリマット3
10のメモリセル215,215Rには電源配線40
0,400Rを介してテスト用電源VMCCが供給可能
にされる。上記PMOSトランジスタ510Rがカット
オフの状態で冗長メモリマット310単位でのメモリセ
ル電流テストを行う場合には、Y冗長テスト信号YRT
STがハイレベルにされ且つ全メモリマット選択信号M
ATALLがローレベルにされる。このとき、メモリセ
ル電流テストを行うべき冗長メモリマットの選択はデコ
ーダ520Rが行う。デコーダ520Rは上記ブロック
選択信号110の上位2ビットと、Y冗長テスト信号R
YTSTを受ける。ブロック選択信号110の上位2ビ
ットは、冗長メモリマット310が全部で4個設けられ
ていることに対応して採用されるものであり、マット選
択信号111など他の選択信号を採用できることは言う
までもない。このデコーダ520Rは、Y冗長テスト信
号RYTSがハイレベルにされ、且つ、ブロック選択信
号110の上位2ビットにて自らが属する冗長メモリマ
ット310が指定されることによってハイレベルを出力
し、ノアゲート513Rを介して当該メモリマットのP
MOSトランジスタ511Rをオン状態に制御する。こ
れにより、ブロック選択信号110の上位2ビットで選
ばれた一つの冗長メモリマット310のメモリセルには
テスト用電源配線401を介してテスト用電源VMCC
が供給可能にされる。
【0041】〔5〕メモリセルのDC電流不良の態様 上述の構成にて、メモリマット210,310毎に外部
端子402からテスト用電源VMCCを与えることがで
きるので、その端子402からメモリマットの電流の状
態を観測できる。その手法については後で詳述するが、
例えばSRAM各部に共通の電源VCCに対してテスト
用電源VMCCの電圧を低くして、当該端子402にお
ける電流の向きを検出したりする。ここでは、観測結果
から予測し得るメモリセル215,215の各種欠陥の
態様を説明する。
【0042】上述のように本実施例のSRAMでは、ロ
ウ救済、カラム救済のほかに、DC電流救済としてのマ
ット救済も可能である。このとき、マット救済は置換単
位が大きいため、どうしてもマット救済でなければ救済
できない場合を除いて使用しないことが、最も効率的な
救済となる。ところで、メモリおよびメモリ周辺で発生
する不良の内で、電源電流が過大となる不良(以下DC
電流不良と言う)は、ノード間のショート、又はリーク
に起因され、不良の詳細原因は一つではなく、複数あ
る。そして、不良の詳細状況により、救済効率向上と言
う点に照らし上記3態様の内で適した救済手法を採用す
ることが望ましい。メモリセル内のノードで、ショート
の可能性のある箇所は、図8のメモリセルの等価回路中
において3A〜3Gとして代表的に示されている。ショ
ートされたノードには少なからず抵抗成分が存在するた
め、抵抗の回路記号が用いられている。図10には可能
性として存在するショートの態様が模擬的に示されてい
る。
【0043】3Aは、例えばデ−タ線D1とメモリセル
の電源VCC/VMCCとのショートで、デ−タ線D
1,D1*は非選択時に電源VCC若しくはその近傍に
プルアップ(又はプリチャージ)されているため、特に
顕著なDC電流不良とはならない。したがって、この場
合にはメモリマット全体の救済を行わなくても実質的に
支障はなく、当該ショートデータ線を含むカラム救済単
位アレイの置き換え(Yカラム救済)を行うことが救済
効率の点において望ましい。
【0044】3Bは、ワード線WLとメモリセルの電源
VCC/VMCCとのショートで、ワード線WLは非選
択時に第1の電源GNDに相当するようなローレベルに
されるため、致命的なDC電流不良となる。この場合、
メモリセルの電源をSRAM各部に共通の電源VCCか
ら切り離す以外に救済の余地は無い。換言すれば、図4
において、ヒューズ512を溶断して、そのようなショ
ートを有するメモリマット210の電源配線400をS
RAM各部に共通の電源VCCから切り離すような、メ
モリマット全体の置き換え(マット救済)を行わなけれ
ばならない。
【0045】3Cは、例えばデータ線D1とワード線W
Lとのショートであり、デ−タ線は非選択時に第2の電
源VCC若しくはその近傍の電圧にプルアップされ、ワ
ード線WLは非選択時に第1の電源GNDに対応される
ローレベルにされるため、上記同様の致命的なDC電流
不良となる。この場合には、ショートデータ線を含むカ
ラム救済単位アレイの置き換え(Yカラム救済)で対処
することが救済効率の点で望ましい。Yカラム救済によ
って非救済とされるべきカラム救済単位アレイにおい
て、そのプリセンスアンプ242は図1に基づいて説明
したように常時非活性状態にされ、この状態においてシ
ョートデータ線がフローティング又はローレベルに強制
されていればよい。本実施例に従えば、例えば被救済と
されるべきカラム救済単位アレイ211が図1の#aと
されるとき、ヒューズプログラム回路224のヒューズ
2241が溶断されることにより、デコーダ221によ
るカラム選択が常時非選択状態にされ、且つ図示しない
データ線負荷トランジスタ回路及びプリチャージ回路が
常時非活性状態にされ、これによって、当該被救済とさ
れるべきカラム救済単位アレイ(#a)211のデータ
線(シュートデータ線を含む)はフローティング状態に
される。
【0046】3Dは、例えばデ−タ線D1と第1の電源
GNDとのショートであり、デ−タ線D1は非選択時に
第2の電源VCCにプルアップされているため致命的な
DC電流不良となる。この場合も、ショートデータ線を
含むカラム救済単位アレイの置き換え(Yカラム救済)
で対処することが救済効率の点で望ましい。このときも
上記同様ショートデータ線はフローティングにされる。
【0047】3Eは、ワード線WLと第1の電源GND
とのショートであり、ワード線WLは非選択時に第1の
電源GNDに相当されるローレベルであるため致命的な
DC電流不良とはならない。したがって、冗長ロウアレ
イ214によるロウ救済で対処することが救済効率の点
から望ましい。
【0048】3Fは、メモリセルの電源VCC(VMC
C)と第1の電源GNDとのショートであり、致命的な
DC電流不良となされる。この場合には、上記マット救
済にて当該メモリセルの電源配線400をSRAM各部
に共通の電源VCCから切り離す以外に選択の余地は無
い。
【0049】3Gは、デ−タ線間のショートであり、双
方とも非選択時には第2の電源電圧VCCにプルアップ
若しくはプリチャージされているために致命的なDC電
流不良とはならない。この場合には当該ショートデータ
線を含むカラム救済単位アレイの置き換えによるYカラ
ム救済で対処することが救済効率の上で望ましい。
【0050】図11にはその様なショートの発生部位を
メモリセルのレイアウトパターン上に示してある。同図
においては理解を容易化するために、下層(A)、中層
(B)、上層(C)に分けてパターンを示してある。
(A)〜(C)に夫々示される各パターンは+印の位置
をそろえて重ねられる。また、それらのパターンの隣接
パターンは+印を結ぶ縦軸と横軸の夫々を中心に折り返
して得られるパターンになるものと理解されたい。
【0051】図11において、Lは半導体活性層(ロコ
ス)、M1は図の横方向に延在されるアルミニウムから
成る第1金属配線層、M2は図の縦方向に延在される相
補データ線を構成するような第2金属配線層、FGはメ
モリセルの記憶MOSトランジスタ(Q2,Q4)のゲ
ートなどとされるポリシリコン層(ファーストゲー
ト)、SGは同じくメモリセルの選択トランジスタ(Q
5,Q6)のゲートなどとされるポリシリコン層(セカ
ンドゲート)、TGは第1電源GNDの配線とされるシ
リサイド配線層(サードゲート)、UGはメモリセルの
負荷MOSトランジスタ(Q1,Q3)を構成するポリ
シリコンMOSトランジスタなどに利用されるポリシリ
コン層(Uゲート)、VGは同じくポリシリコンMOS
トランジスタのゲートなどに利用されるポリシリコン層
(Vゲート)、WGは第2の電源VCCの配線などに利
用されるポリシリコン層(Wゲート)であり、それらの
間には層間絶縁層が介在されている。CONTはM1と
TGとを接続するコンタクト、TCはM1とM2を接続
するためのコンタクト、WCNTはWGとUGを接続す
るためのコンタクト、VCNTはLとFGとUGとVG
とを接続するためのコンタクト、TCONTはLとTG
を接続するためのコンタクトである。図11に示される
態様3A〜3Gのショートは、各層間に異物が混入した
り、パターン形状が不良になって発生することが予想さ
れる。
【0052】〔6〕メモリセルのDC電流不良に対する
救済処理手順 上述のように、メモリセル内のショートは3A〜3G上
記の7態様に分類できる。注目すべきは、致命的なDC
電流不良となるのは、3B、3C、3D、3Fの4態様
だけであり、その中で特にメモリセルの電源をSRAM
各部に共通の電源VCCから切り離す以外に選択の余地
の無い場合は、3Bと3Fの2態様のみということであ
る。したがって、DC電流不良と判定された場合でも、
その態様が3B,3Fであるのか3C,3Dであるのか
を判定することが救済効率向上という点においては重要
な意味を持つことになる。以下説明する手順はそれを考
慮したものである。
【0053】図12及び図13にはSRAMのウェーハ
プローブテスト段階において上記DC電流不良態様を考
慮して効率的に欠陥の置き換えを行うための一例手順が
示される。この手順は、その理解を容易化するためにメ
モリマットで各ショート態様が同時に発生していないと
仮定している。また、ロウ救済時に当該被救済とされる
べきワード線は、特に制限されないが、第1の電源GN
Dのレベルに強制され、カラム救済時に当該被救済とさ
れるべきデータ線はフローティングにされるものとす
る。また、図12及び図13においてIsbはスタンバ
イ電流、IMCは電源VMCCが印加されたテスト電源
配線401に流れる電流を意味する。スタンバイ電流I
sbはSRAMがチップ選択状態でない場合(若しくは
メモリセルがアクセスされていない状態)においてSR
AMチップの外部電源端子で観測される電流であり、例
えば10mA以下を正常値とする。
【0054】先ず最初にSRAMチップのスタンバイ電
流Isbが測定される(ステップS1)。Isb<10
mAの場合は図12に、Isb>10mAの場合は図1
3に示される。Isb<10mAの場合の場合は、一対
の電源間を貫通する電流経路が形成されていないと考え
られるため、ショートモードとしては図10の3A,3
E,3Gのショート不良態様が考えられる。さらに、こ
の場合には、オープン系不良(断線)及び良品(欠陥成
し)の場合が含まれる。Isb≧10mAの場合の場合
は、一対の電源間を貫通する電流経路が形成されている
と考えられるため、ショートモードとしては図10の3
B,3F,3C,3Dのショート不良態様が考えられ
る。
【0055】最初に図12に基づいてIsb<10mA
のときの手順を説明する。この場合には先ず全メモリマ
ット210,311のメモリセル電流IMCが一括して
測定される(ステップS2)。即ち、図4及び図5に基
づいて説明したように、MATALL=ハイレベル、L
KCHK=ハイレベル、RYTST=任意(ハイレベル
又はローレベル)とし、全てのメモリマット210,3
10のメモリセル電源は電源配線401を介して供給さ
れるVMCCとされる。電源VMCCは図3のテスト用
電源パッド402に図示しないテスタから与えられる。
このとき、VCC>VMCCとされる。したがって、V
CCが供給される部分とVMCCが供給される部分とが
ショートしている場合には、VCCの経路からVMCC
の経路に電流が流れ込む。この状態において上記テスト
用電源パッド402の電流の向きはチップの内から外方
向とされる(この状態をIMCがマイナス値と定義す
る)。VCCが供給される部分とVMCCが供給される
部分とがショートしていない場合には、VMCCの経路
に流れる電流はGNDに向けて流れることによって消費
される。この状態において上記テスト用電源パッド40
2で観測できる電流の向きはチップの外から内方向とさ
れる(この状態をIMCがプラス値と定義する)。
【0056】ステップS2の測定においてIMCがマイ
ナス値である場合には、3Aの態様に応ずるショート不
良が発生していると考えられるため、こんどはその発生
箇所を特定するために、各メモリマット210,310
のメモリセル電流がメモリマット毎に測定される(ステ
ップS3)。即ち、図4に基づいて説明したように、正
規メモリマット210に対しては、MATALL=ロー
レベル、LKCHK=ハイレベル、RYTST=ローレ
ベルとし、メモリセル電流IMCを観測すべきメモリマ
ット210に割当てられたブロック選択信号110とマ
ット選択信号111が供給されることによって、当該一
つのメモリマット210のメモリセル電源として電源配
線401を介してVMCCが印加されるようになる。図
5に基づいて説明したように、冗長メモリマット310
に対しては、MATALL=ローレベル、LKCHK=
ハイレベル、RYTST=ハイレベルとし、メモリセル
電流IMCを観測すべき冗長メモリマット310に割当
てられたブロック選択信号110の上位2ビットがが供
給されることによって、当該一つの冗長メモリマット3
10のメモリセル電源として電源配線401を介してV
MCCが印加されるようになる。電源VMCCはテスタ
から図3のテスト用電源パッド402に与えられる。こ
のとき、VCC>VMCCとされ、IMCがプラス値か
マイナス値かが判定され、IMCがマイナス値のメモリ
マットが3Aのショー態様を有するDC電流不良メモリ
マットとされる。検出されたDC電流不良メモリマット
に対してはテストパターンの書込み及び読出しによって
不良ビットの所在を把握する(ステップS4)。その結
果、不良ビットが当該不良メモリマットに210に含ま
れる全てのカラム救済単位アレイ211に亘る場合を除
いてカラム救済単位アレイ毎に救済を行う。即ち、カラ
ム救済を優先するように不良を冗長に置き換える(ステ
ップS5)。尚、冗長メモリマット310に不良がある
場合には不良を含む冗長カラム救済単位アレイ311は
救済には利用されない。
【0057】ステップS2の測定においてIMCがプラ
ス値である場合には、3E,3Gの態様に応ずるショー
ト不良が発生している虞がある。そこで、不良の有無を
検出するために、全メモリマット210,310に対す
るテストパターンの書込み及び読出しによって不良ビッ
トの所在を把握する(ステップS6)。その結果、特定
のワード線に不良が集中するXライン性不良が検出され
た場合には、ワード線間と電源GNDのショート(3E
のショート不良)、又がワード線のオープン不良(断
線)が存在すると予想される(ステップS7)。この場
合にはロウ救済を優先させ、マット救済を行わないこと
とする(ステップS8)。特定のデータ線に不良が集中
するYライン性不良が検出された場合には、データ線間
のショート(3Gのショート不良)、又がデータ線のオ
ープン不良(断線)が存在すると予想される(ステップ
S9)。この場合にはカラム救済を優先させ、マット救
済を行わないこととする(ステップS10)。ランダム
性ビット不良が検出され、或は不良ビットが検出されな
い場合には、メモリセルのオープン系ビット又は良品と
考えられるので(ステップS11)、マット救済を行わ
ず、当該不良はカラム救済又はロウ救済とされる(ステ
ップS12)。
【0058】次に、図13に基づいてIsb≧10mA
のときの手順を説明する。この場合に予想されるショー
ト不良態様は3B,3F,3C,3Dである。先ず全メ
モリマット210,310の電源配線400を電源VC
Cから切り離してIsbの測定を行う(ステップS1
4)。即ち、PMOSトランジスタ510,511,5
10R,511Rをカットオフ状態にしてIsbの測定
を行う。その結果に基づいてIsbが減少したか、変化
しないかを判定する。3B,3Fのショート不良が存在
する場合、ステップS14の計測においてはそれに起因
する貫通電流が流れないため、ステップS1で測定した
Isbよりも減少される。3C,3Dのショート不良が
存在する場合には、ステップS14の計測においてはそ
れに起因する貫通電流が同じ様に流れる。データ線の図
示しない負荷トランジスタ回路(プルアップ回路)やプ
リチャージ回路の電源は電源配線400とは別の電源配
線を介して供給されるからである。
【0059】ステップS14においてIsb減少が検出
されたときは、テスト用電源VMCCを高電位として各
メモリマット210,310のメモリセル電流が測定さ
れて電流不良マットが検出される(ステップS15)。
検出された電流不良マットに対しては順次ワード線を選
択するワード線スキャンを行いながらメモリセル電流I
MCの測定が行われ(ステップS16)。このとき、メ
モリセル電源とワード線がショートしていれば、ワード
線の選択によって貫通電流が少なくなる。したがって、
ステップS16のメモリセル電流IMCがステップS1
5に比べて減少しているメモリマットにおいてはメモリ
セル電源とワード線がショートする3Bのショート不良
が存在すると判定される(ステップS17)。メモリセ
ル電流IMCに変化がなければ、そのメモリマットには
メモリセル電源と電源GNDがショートする3Fのショ
ート不良が存在すると判定される(ステップS18)。
検出されたDC電流不良メモリマットに対してはテスト
パターンの書込み及び読出しによって不良ビットの所在
を把握し(ステップS19)、マット救済を優先させて
救済を行う(ステップS20)。
【0060】ステップS14においてIsbに変化のな
いことが検出されたときは、全部のメモリマット21
0,310に対してはテストパターンの書込み及び読出
しによって不良ビットの所在が把握される(ステップS
21)。その結果、特定のデータ線に不良が集中するY
ライン性不良が検出された場合には、データ線と電源G
NDのショート(3Dのショート不良)が存在すると予
想される(ステップS22)。この場合にはカラム救済
を優先させ、マット救済を行わないこととする(ステッ
プS23)。Xライン性不良とYライン性不良が混在さ
れている場合には、データ線とワード線のショート(3
Cのショート不良)が存在すると予想される(ステップ
S24)。この場合には必要なカラム救済とロウ救済で
対処し、マット救済を行わないこととする(ステップS
25)。
【0061】上記実施例によれば以下の作用効果があ
る。 (1)メモリマット210,310毎にメモリセル21
5,215Rの電源端子VをSRAM各部に共通の電源
VCCから切り離し可能にされ、それに代えてテスト用
電源VMCCに接続可能にされている。したがって、テ
スト用電源VMCCを供給するテスト用電源端子の状態
を種々の態様で観測すれば、3A〜3Gで示されるメモ
リセルのショート不良に応じて流れる電流の状態を識別
でき、ファンクションテストだけでは識別できない各種
ショート態様をメモリマット単位で明らかにすることが
できる。
【0062】(2)上記により、ショートの態様が解れ
ば、マット救済を用いなくてもロウ救済或はカラム救済
で対処できるか否かが明らかとなり、効率的に冗長を利
用することができ、救済効率の向上によって救済不能な
状態の発生を最小限に抑えることができるようになる。
【0063】(3)また、通常、致命的なDC電源電流
不良(例えばショート態様3F)は、一ヶ所の欠陥で数
10mA以上の電源電流増加をもたらす場合がおおく、
その場合には欠陥近辺の電源電圧低下をともなう。この
ため、救済できる欠陥であったとしても、欠陥近辺の回
路が動作せず、測定検査が不可能となり、不良品と判断
される場合も多い。本実施例によれば、メモリマット毎
にメモリセル電源を供給できるので、メモリマット毎に
測定検査可能となり、過度に電流が流れてしまうメモリ
マットの影響を他の目盛的や周辺回路が受ける虞を最小
限にした測定が可能となる。この点においても、精度の
高い測定検査可能となり、従来、不良品と判断されてい
たものに対しても救済できるようになるという効果があ
る。
【0064】(4)また、近年メモリマトリクス内へ電
流を供給する電源配線は、図11でも説明したようにメ
モリセル面積縮小のため多結晶シリコン層を使用する傾
向にある。このため、電源配線抵抗の増大をさけるた
め、網目状の電源配線網としている。このように、網目
状の電源配線網の場合、従来のDC電流欠陥救済技術で
は、メモリマトリクス内で行方向電源配線または列方向
電源配線を持つ場合には有効であるものの、網目状の電
源配線網をもつメモリセルのDC電流不良を救済するに
は適当な手法ではなかった。複数行、複数列をまとめた
単位(マット)で切り替えて、救済する本実施例はこの
網目状の電源配線網を持つメモリセルにも適用できる。
【0065】(5)メモリセル電源配線をメモリマット
単位で個別化し、電源配線403から選択的に分離、接
続可能にすることにより、ワード線やデータ線単位でメ
モリセル電源の供給の可否を制御する多数のヒューズを
要せず、ヒューズによるチップ面積の増大を最少限に抑
えることができる。
【0066】(6)電源制御回路500にヒューズ51
2を設けることにより、致命的なショート不良を有する
メモリマットに対する電源の供給を停止してチップ全体
が不良となるのを回避できる。
【0067】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、
冗長メモリマットは正規のメモリマットと同数の救済単
位アレイを備えた構成に限定されない。また、メモリブ
ロックの構成も上記実施例に限定されず、半発明ではメ
モリブロックの概念は必須ではない。
【0068】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mに適用した場合について説明したが本発明はそれに限
定されず、ダイナミックRAMなどの各種RAM、さら
にはRAMを内蔵したマイクロコンピュータなどの論理
LSIにも広く適用することができる。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0070】すなわち、メモリマットのメモリセル電源
配線をメモリマット毎に個別化し、それらメモリセル電
源配線を半導体記憶装置全体で利用される電源線から分
離し、メモリマットのメモリセル電源配線を選択的にメ
モリセル電流測定用の第2の電源配線に接続し、当該第
2の電源配線に種々の電圧を印加したときの電流を測定
することにより、上記メモリセル電流測定用の第2の電
源配線に接続された上記メモリブロック内のDC電流不
良内容を詳細に解析できるようになる。したがって、メ
モリセルのDC電流不良に基づいて効率的に欠陥救済を
施すことが可能になる。
【0071】メモリセル電源配線をメモリマット単位で
個別化し、第1の電源配線から選択的に分離、接続可能
にすることは、ワード線やデータ線単位でメモリセル電
源の供給の可否を制御する多数のヒューズを要せず、ヒ
ューズによるチップ面積の増大を最少限に抑えることが
できる。
【0072】電源制御回路にヒューズを設けることによ
り、致命的なショート不良を有するメモリマットに対す
る電源の供給を停止してチップ全体が不良となるのを回
避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るSRAMにおける一つ
の正規メモリブロックとそれに関するロウ選択系及びカ
ラム選択系の詳細ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係るSRAMにおける一つ
の冗長メモリブロックとそれに関するロウ選択系及びカ
ラム選択系の詳細ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例に係るSRAMの全体ブロッ
ク図である。
【図4】一つの正規メモリマットに対応される電源制御
回路の一例回路図である。
【図5】一つの冗長メモリマットに対応される電源制御
回路の一例回路図である。
【図6】メインワード線とサブワード線の関係を示す一
例論理回路図である。
【図7】カラム救済単位アレイに対するプリセンスアン
プ及び負荷駆動回路の接続構成と冗長カラム救済単位ア
レイに対するプリセンスアンプ及びI/O選択回路の接
続構成の一例を示すブロック図である。
【図8】メモリセルの一例回路図である。
【図9】一つのメモリマットにおけるメモリセルの配置
構成例を示すブロック図である。
【図10】メモリセルのDC電流不良に対応される各種
ショート不良態様が模擬的に示される説明図である。
【図11】図10に示される態様のショートの発生部位
をメモリセルのレイアウトパターンと共に示す説明図で
ある。
【図12】スタンバイ電流Isb<10mAの場合にD
C電流不良態様を考慮した効率的な欠陥の置き換えを行
うための一例手順説明図である。
【図13】スタンバイ電流Isb>10mAの場合にD
C電流不良態様を考慮した効率的な欠陥の置き換えを行
うための一例手順説明図である。
【符号の説明】
100 SRAM 110 ブロック選択信号 111 マット選択信号 112 ロウ選択信号 113 メインワード選択信号 114 カラム選択信号 200 メモリブロック 210 メモリマット 211 カラム救済単位アレイ 251 コモンエミッタ線 300 冗長メモリブロック 310 冗長メモリマット 311 冗長カラム救済単位アレイ 400,400R メモリセル電源配線 401 テスト用電源配線(第2の電源配線) 402 テスト用電源パッド VMCC テスト用電源 403 第1の電源配線 404 外部電源パッド端子 VCC 第2の電源 GND 第1の電源 215,215R メモリセル 216,216R データ線 500,500R 電源制御回路 MATALL 全メモリマット選択信号 LKCHK 電源分離信号 RYTST Y冗長テスト信号 510,511,510R,511R PMOSトラン
ジスタ 512 ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8244 27/11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のカラム救済単位アレイを含み、
    各カラム救済単位アレイはマトリクス配置された複数個
    のメモリセルを備え、メモリセルは各カラム救済単位ア
    レイに共通とされるワード線に選択端子が結合され、デ
    ータ線にデータ端子が結合された、複数個の第1のメモ
    リマットと、 上記第1のメモリマットにおいて救済されるべきカラム
    救済単位アレイを代替するための複数個の冗長カラム救
    済単位アレイと、 上記救済されるべきカラム救済単位アレイに対するアク
    セスを所定の冗長カラム救済単位アレイに代替させるた
    めの手段と、を含んで成る半導体記憶装置において、 各第1のメモリマットは夫々に固有のメモリセル電源配
    線を有し、 夫々のメモリセル電源配線を第1の電源配線に共通接続
    するための第1の接続態様と、各メモリセル電源配線を
    第1の電源配線から分離し且つ選択的に一つのメモリセ
    ル電源配線に第2の電源配線を接続するための第2の接
    続態様とを選択制御する電源制御手段を設け、 第2の電源配線をそれ固有の外部端子に結合し、第1の
    電源配線をその他の回路と共用される電源端子に結合し
    て成るものであることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記複数個の冗長カラム救済単位アレイ
    は、夫々マトリクス配置された複数個のメモリセルを備
    え、該メモリセルは各冗長カラム救済単位アレイに共通
    とされるワード線に選択端子が結合され、データ線にデ
    ータ端子が結合された、第2のメモリマットを構成し、 第2のメモリマットはそれ固有のメモリセル電源配線を
    有し、 上記電源制御手段は、上記第1の接続態様において第2
    のメモリマットのメモリセル電源配線を第1の電源配線
    に共通接続し、更に、第2のメモリマットのメモリセル
    電源配線を第1の電源配線から分離し且つ選択的に上記
    第2のメモリマットのメモリセル電源配線に第2の電源
    配線を接続するための第3の接続態様を選択制御可能な
    ものであることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 上記電源制御手段は、第1乃至3の接続
    態様の他に、各メモリセル電源配線を第1の電源配線か
    ら分離し全てのメモリセル電源配線に第2の電源配線を
    接続するための第4の接続態様を選択可能なものである
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記第1のメモリマットに設けられた複
    数のワード線の一部はその他のワード線における救済さ
    れるべきワード線を代替するための救済用ワード線とさ
    れ、当該救済されるべきワード線を救済用ワード線に代
    替させる手段を備えて成るものであることを特徴とする
    請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 電源制御手段は、第1のメモリマットの
    メモリセル電源配線に一対一対応で接続されて設けられ
    た第1の電源制御回路と、第2のメモリマットのメモリ
    セル電源配線に一対一対応で接続されて設けられた第2
    の電源制御回路とを備え、 第1及び第2の各電源制御回路は、それに接続されるメ
    モリセル電源配線を第1の電源配線に接続するための第
    1のスイッチ状態と、該メモリセル電源配線を第2の電
    源配線に接続するための第2のスイッチ状態と、該メモ
    リセル電源配線を第1及び第2の電源配線に非接続とす
    るための第3のスイッチ状態とを選択する第1のスイッ
    チ手段を含み、 夫々の第1及び第2の各電源制御回路には、全てのスイ
    ッチ手段に第1のスイッチ状態を指示し、また、選択的
    に一つのスイッチ手段に第2のスイッチ状態を指示し残
    りのスイッチ手段に第3のスイッチ状態を指示し、或は
    全てのスイッチ手段に第2のスイッチ状態を指示するた
    めの制御情報を与えるための制御信号線が接続されて成
    るものであることを特徴とする請求項3又は4記載の半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のスイッチ手段と第1の電源配
    線との間には、当該第1のスイッチ手段に対応されるメ
    モリマットが被救済とされるべきものである場合に切断
    状態にされるプログラムリンクが設けられて成るもので
    あることを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項3又は4記載の半導体記憶装置に
    おけるメモリセルのDC電流不良検出方法であって、 第1の電源配線には半導体記憶装置全体で共通の電源を
    与えた状態において、第1の接続態様における半導体記
    憶装置のスタンバイ電流と、第4の接続態様におけるス
    タンバイ電流との相違に基づいて一対の電源に貫通する
    メモリセルのDC電流不良の有無を判定する処理と、 第1の電源配線には半導体記憶装置全体で共通の電源を
    与え、第2の電源配線には第1の電源配線に与えられる
    電源に対して電位差を持つテスト用電源を与えた状態に
    おいて、第4の接続態様において第2の電源配線に流れ
    る電流の向きによってメモリセル電源配線とデータ線と
    のリークの可能性を判定する処理と、を含むことを特徴
    とするDC電流不良検出方法。
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