JPH0845259A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0845259A
JPH0845259A JP6179329A JP17932994A JPH0845259A JP H0845259 A JPH0845259 A JP H0845259A JP 6179329 A JP6179329 A JP 6179329A JP 17932994 A JP17932994 A JP 17932994A JP H0845259 A JPH0845259 A JP H0845259A
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幾一郎 縄
Koichi Shimoyama
浩一 下山
Keiichi Setsushiyou
敬一 節政
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は構成部品が配設されるシャーシを備
えた磁気記録再生装置に関し、樹脂製の第1シャーシお
よび金属製の第2シャーシを備えることにより、製造コ
ストを安価とすることを目的とする。 【構成】 樹脂製のメインシャーシ2Aと、このメイン
シャーシ2Aに固定された金属製のサブシャーシ2B
と、このサブシャーシ2B上に設けられた樹脂製のドラ
ムベース7と、このドラムベース7上に配設された回転
シリンダー5と、サブシャーシ2B上に設けられた樹脂
製のローディングベース12、13と、このローディン
グベース12、13上に配設されたテープローディング
機構とを備え、メインシャーシ2Aに樹脂製のカセット
ガイド71〜74が一体に形成され、このカセットガイ
ド71〜74にカセット案内用テーパ71a〜74aが
形成されて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に係
り、特にシャーシのコストダウンを図った磁気記録再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置として種々の装置が知
られているが、その一つとしてDAT(デジタルオーデ
ィオテープレコーダ)が知られており、コンピュータの
内部或いは外部記憶装置(データレコーダ)として広く
用いられるようになってきている。
【0003】このDATは、金属製のシャーシに構成部
品を搭載していた。このシャーシは、板金を折り曲げた
もの、または、鋳物で形成したものがある。板金のシャ
ーシには、金属製のシャフトがかしめで固着されてい
た。また、鋳物のシャーシには、金属製のピンが圧入で
固着されていた。
【0004】そして、シャーシに構成部品を組立てる場
合、構成部品をシャフトに挿入し、ワッシャーなどで締
め付ける工程が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DATは、シャフトまたはピンの作製工程、シャフトま
たはピン用の孔をシャーシに形成する工程、および、ワ
ッシャーなどの締め付け工程を有して製造されるため、
コストが高くなるという課題があった。
【0006】このため、金属製のシャーシを樹脂製のも
のに代えることにより、シャーシとシャフト等を一体に
樹脂成型し、このシャフトなどに構成部品を嵌挿させ
て、上記課題を解決することが考えられる。
【0007】しかし、樹脂製のシャーシは、金属製のシ
ャーシと比較すると、機械的強度が劣り、熱による変形
量が大きい。特に、シャーシ上に配設される回転シリン
ダーおよびテープローディング機構は、他の構成部品と
比べると、外力または熱によりシャーシが変形すると、
その特性が極端に低下し、磁気記録再生装置の特性を悪
化させてしまう。
【0008】さらに、樹脂製のシャーシ上に、回転シリ
ンダーが配設されると、回転シリンダーの回転による静
電気を放電することができない。この静電気によるノイ
ズが回転シリンダーの特性に悪影響を及ぼす。同様に、
樹脂製のシャーシ上にテ−プローディング機構が配設さ
れると、テープロ−ディング機構の変位、及び、テープ
との摺動などによる静電気を放電することができない。
この静電気がテープとテープローディング機構および磁
気記録再生装置の特性に悪影響を及ぼす結果となる。
【0009】そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされ
たものであり、金属製のシャーシおよび樹脂製のシャー
シを備えることにより、製造コストの低減を図り、回転
シリンダーおよびテープローディング機構の特性の低下
を防止し、カセットを確実に案内できる磁気記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、回転シリンダー、テ−プロ−デ
ィング機構およびカセット装着脱機構がシャーシに配設
された磁気記録再生装置において、上記シャーシを、樹
脂成型された第1シャーシと、この第1シャーシに固定
された金属製の第2シャーシと、で構成し、上記回転シ
リンダー、テ−プロ−ディング機構およびカセット装着
脱機構の各構成部品の内で、高精度を要するものを上記
第2シャーシに配設し、上記回転シリンダー、テ−プロ
−ディング機構およびカセット装着脱機構の各構成部品
の内で、高精度を要しないものを上記第1シャーシに配
設したことを特徴とする磁気記録再生装置。
【0011】また、請求項2の発明は、上記金属製の第
2シャーシが導電性を有し、アース部材として他の電子
機器に接地され、上記回転シリンダーの回転および上記
テープローディング機構の変位、及び、テープとの摺動
などによる静電気が上記第2シャーシを介して放電され
ることを特徴とする磁気記録再生装置である。
【0012】また、請求項3の発明は、上記カセット装
着脱機構の構成部品であって、カセットの装着脱を案内
するカセットガイドが上記第1シャーシと一体に樹脂成
型され、このカセットガイドにカセット案内用テーパが
形成されたことを特徴とする磁気記録再生装置である。
【0013】
【作用】請求項1の発明に係る磁気記録再生装置は、シ
ャーシを、樹脂成型された第1シャーシと、この第1シ
ャーシに固定された金属製の第2シャーシと、で構成
し、回転シリンダー、テ−プロ−ディング機構およびカ
セット装着脱機構の各構成部品の内で、高精度を要する
ものを上記第2シャーシに配設し、回転シリンダー、テ
−プロ−ディング機構およびカセット装着脱機構の各構
成部品の内で、高精度を要しないものを上記第1シャー
シに配設した。
【0014】このため、熱または機械的要因などの物理
的要因による変形量が第1シャーシより少ない金属製の
第2シャーシに高精度を要する部品を配設するので、磁
気記録再生装置の特性を低下させない。
【0015】また、物理的要因による変形量が第2シャ
ーシより多い樹脂成形された第1シャーシに高精度を要
しない部品を配設するので、製造コストを安価とするこ
とができる。
【0016】例えば、部品を配設する際に用いられるシ
ャフトまたはピンを第1シャーシと一体に樹脂成型し、
部品をシャフトに嵌挿させることにより、別個に、シャ
フトまたはピンを作製する必要がなく、第1シャーシに
シャフトなどの固着用孔を形成する必要もなく、金属製
のシャフトと比較すると、嵌挿が行い易く、ワッシャー
などの締め付け工程が不要となる。
【0017】また、請求項2の発明に係る磁気記録再生
装置にあっては、金属製の第2シャーシが導電性を有
し、アース部材として他の電子機器に接地され、上記回
転シリンダーの回転および上記テープローディング機構
の変位、及び、テープとの摺動などによる静電気が上記
第2シャーシを介して放電される。このため、回転シリ
ンダーの特性およびテープローディング機構の特性が静
電気で低下することがない。
【0018】また、請求項3の発明に係る磁気記録再生
装置にあっては、カセット装着脱機構の構成部品であっ
て、カセットの装着脱を案内するカセットガイドが上記
第1シャーシと一体に樹脂成型され、このカセットガイ
ドにカセット案内用テーパが形成される。このため、カ
セット案内用テーパによりカセットを確実に案内するこ
とができる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0020】図1は本発明の一実施例である磁気記録再
生装置(以下、単に装置1という)に設けられるシャー
シを示す左側面図である。
【0021】図2は装置1の平面図、図3は装置1の下
面図、図4は装置1の左側面図、図5は装置1の右側面
図、図6は装置1の正面図、図7は装置1の裏面図であ
る。
【0022】樹脂製の第1シャーシであるメインシャー
シ2Aは左上がりの斜線のハッチングで、金属製の第2
シャーシであるサブシャーシ2Bは右上がりの斜線のハ
ッチングでそれぞれ示されている。
【0023】図1に示すように、サブシャーシ2Bは、
サブシャーシ止めネジ70でメインシャーシ2A上に固
定されている。サブシャーシ止めネジ70は、図8に示
すように、4箇所に設けられている。この図は説明を容
易にするため、図2のカセットホルダ3などを取り除い
たものである。
【0024】図2〜図7に示す装置1は、ロータリタイ
プのデジタルオーディオテープレコーダであり、メイン
シャーシ2A,サブシャーシ2B上にカセット装着脱機
構、リール台装置、回転シリンダー5、テープローディ
ング機構等が配設されている。
【0025】次に、装置1を構成する上記各機構・装置
の概略構成について説明する。
【0026】メインシャーシ2Aに配設される部品は装
置10の特性において高精度(位置精度など)を要しな
いものであり、サブシャーシ2Bに配設される部品は高
精度を要するものである。
【0027】カセット装着脱機構はメインシャーシ2A
上に配設され、テープカセット(図示せず)を装置1内
の所定記録再生処理位置に装着するためのものであり、
テープカセットが挿入されるカセットホルダ3を移動さ
せることによりテープカセットの装着脱を行う構成とさ
れている。このカセットホルダ3は、モードモータの駆
動力によりモードカムプレート35、カムアーム36、
スライダーばね37等を介して移動する構成とされてい
る。なお、71〜74はカセットガイド、75,76は
高さ決めピン、77はカセットオープナである。
【0028】リール台装置はメインシャーシ2Aに配設
され、供給側リール装置9及び巻取り側リール装置10
を回転駆動するための機構であり、本実施例では供給側
リール装置9及び巻取り側リール装置10は、キャプス
タンモータ61により駆動される。
【0029】この各リール装置9,10は、装置1のモ
ード(例えば記録・再生モード、早送り・巻き戻しモー
ド、サーチモード等)によりその回転速度,回転方向等
が制御される構成となっている。
【0030】各リール装置9,10は、ロータとして機
能するリール台部22,23を有しており、このリール
台部22,23の中央位置にはリール軸部(リールクロ
ウ)24,25が立設されている。即ち、リール台部2
2,23とリール軸部24,25は一体構造とされてい
る。このリール軸部24,25は、装着されたテープカ
セットのリールと係合し、リールを回転させる。26は
リールロックレバー、27はリールロック、28はリー
ルドライブ、図3の64はリールセンサである。
【0031】また、基板8(図3参照)上には、上記の
リール装置9,10の他に、テープカセットのモード検
出用のスイッチ29等が配設されている。
【0032】さらに、メインシャーシ2Aには、磁気テ
ープのテープテンションを検知するため、テンションポ
ール46を立設したテンションアーム47が配設されて
いる。
【0033】回転シリンダー5は、サブシャーシ2B上
のドラムベース7に取りつけられている。このドラムベ
ース7は硬質樹脂により形成されている。6はアースば
ねである。回転シリンダー5は、その直径が約30mm
とされており、磁気テープはこの回転シリンダー5に対
し所定角度巻付けられる構成とされている。この回転シ
リンダー5は、これを駆動するドラムモータの直径とほ
ぼ同径であり、よってモータの上部にこれと同軸的に回
転シリンダー5を配設することによりコンパクトな構造
とされている。
【0034】テープローディング機構はサブシャーシ2
B上に配設され、テープカセットより磁気テープを引き
出し上記の回転シリンダー5に所定角度にわたり巻き付
けるための機構である。このテープローディング機構
は、所謂Mローディングを採用しており、図示しないリ
ンク機構により、一対のローディングベース12、13
を金属製のサブシャーシ2Bに形成されたガイド溝1
4、15に沿って移動させ、これに伴い磁気テープをロ
ーディング或いはイジェクトする構成とされている。こ
の一対のローディングベース12、13は樹脂製であ
り、それぞれの上にはローディングポスト16、17が
立設され、傾斜ポール18、19が一体成形されてい
る。
【0035】また、20はピンチローラアーム21に配
設されたピンチローラであり、テープローディング動作
に伴うピンチローラアーム21の回動動作により移動し
て、キャプスタンモータ61(図3参照)で回転するキ
ャプスタン11に当接する。磁気テープは、このキャプ
スタン11とピンチローラ20との間を挟持された状態
で走行することにより所定のテープ走行速度とされる。
【0036】更に、金属製のシャーシ2Bには、磁気テ
ープが所定のテープを形成するための複数のローディン
グポストが立設される。48はテンションばね、49は
テンションブレーキである。
【0037】また、50はRFアンプ、51はモードド
ライブ、52はモードスイッチ、53はBOM、54は
LIDカム、55はLDアーム、56はスライドカム、
57はP1アーム、図3の62はスタートスイッチ、同
63はタイミングベルトである。
【0038】そして、樹脂製のメインシャーシ2Aは、
従来の金属製のものより、カセットガイド71〜74、
高さ決めピン75、76、構成部品を軸着するシャフト
と一体成形し易い。
【0039】すなわち、一体に樹脂成型を行うことによ
り、一体成形しやすい。このため、メインシャーシ2A
とカセットガイド71〜74、高さ決めピン75、7
6、シャフトなどを一体に1度で樹脂成型すると、新た
に、カセットガイド71〜74、高さ決めピン75、7
6、シャフトなどを作製する必要がない。
【0040】また、メインシャーシ2Aにカセットガイ
ド71〜74、高さ決めピン75、76、シャフトなど
の固着用孔を形成する必要もない。
【0041】さらに、メインシャーシ2Aと一体に樹脂
成型されたシャフトに、カセット装着脱機構、リール台
装置などの各構成部品を取り付ける場合、従来の金属製
のものより嵌挿が行い易い。
【0042】すなわち、樹脂製のシャフトなどに、カセ
ット装着脱機構、リール台装置などの構成部品を嵌め差
込み易い。このため、ワッシャーなどの締め付けが不要
である。したがって、装置1の製造コストを安価とする
ことができる。
【0043】さらに、金属製のサブシャーシ2Bは、メ
インシャーシ2Aより、機械的強度が高く、熱による変
形量が少ない。このサブシャーシ2Bに、回転シリンダ
ー5および上記テープローディング機構が配設されてい
るので、それらの特性を低下させることがない。
【0044】また、回転シリンダー5が樹脂製のドラム
ベース7を介して金属製のサブシャーシ2Bに配設され
ている。さらに、アースばね6が回転シリンダー5と金
属製のサブシャーシ2Bとを電気的に接続している。こ
のため、金属製のサブシャーシ2Bをアースに接続する
と、回転シリンダー5の回転による静電気がアースに落
ちる。
【0045】また、テープローディング機構が樹脂製の
ローディングベース12を介して金属製のサブシャーシ
2Bに配設されている。このテープローディング機構は
金属製のサブシャーシ2Bに電気的に接続されている。
このため、金属製のサブシャーシ2Bをアースに接続す
ると、テープローディング機構の変位、及び、テープと
の摺動などによる静電気がアースに落ちる。
【0046】これらを、図9を用いて説明する。図9は
サブシャーシ2Bの導電性および金属製のキャビネット
101に接続された装置1を説明するためのものであ
る。図9(A)は図9(B)のC−C線階段断面図を示
している。図9(B)は、図2のカセットホルダ3など
を取り除いたものであるが、キャビネット101は図示
されない。
【0047】金属製のサブシャーシ2Bは、樹脂製のメ
インシャーシ2Aおよび基板8を介在させて、折り曲げ
られた2枚のアース板102、102に2個のネジ10
3、103で固定されている。各アース板102は金属
製のキャビネット101に接続されている。このキャビ
ネット101は、装置1を含むとともに、他の電子機器
であるコンピュータなどのアースに電気的に接続され
る。このため、回転シリンダー5の回転による静電気お
よびテープローディング機構の変位による静電気がコン
ピュータなどのアースに落ちるので、回転シリンダー5
の特性およびテープローディング機構の特性が静電気で
低下することがない。このため、装置1の記録・再生処
理において、磁気テープの信号にノイズが侵入しない。
【0048】さらに、複雑な形状を有するドラムベース
7およびローディングベース12を樹脂成型することに
より、従来の金属製のものより、製造工程が簡単であ
り、製造コストを安くすることができる。これは、樹脂
は複雑な形状を1度に成形することができるが、金属は
多数の機械的加工を要するからである。
【0049】また、図10(A)に示すように、メイン
シャーシ2Aに樹脂製のカセットガイド71〜74が一
体成形されている。カセットガイド71、72には、カ
セット100の図中矢印A1−A2方向のずれを矯正す
るカセット案内用テーパ71a、72aが形成されてい
る。また、図10(B)に示すように、カセットガイド
73,74には、カセット100の図中矢印B1−B2
方向のずれを矯正するカセット案内用テーパ71a、7
2aが形成されている。このB1−B2方向は、図10
(A)の図示面に対し垂直な方向と同じである。なお、
73a,74bはカセット100の位置決め穴に対応す
る位置決めピンであり、カセットガイド本体73c,7
4cと一体化されている。
【0050】したがって、樹脂製のカセットガイド71
〜74には、カセット案内用テーパ71a〜74aが形
成されているので、カセット100を確実に案内するこ
とができる。さらに、樹脂製のカセットガイド71〜7
4の機械的精度に応じて、図1のカセットホルダ3など
の機械的精度を低減させてもよい。これは、カセットホ
ルダ3などの機械的精度を下げても、カセットガイド7
1〜74にカセット案内用テーパ71a〜74aが形成
されているため、カセット100がカセットホルダ3の
所定の位置より図1の矢印A1−A2方向または矢印B
1−B2方向にずれて保持されても、カセットホルダ7
1〜74に確実に案内されるからである。したがって、
カセットホルダ3などの機械的精度を下げることができ
るので、カセットホルダ3などの製造コストを安くする
ことができる。
【0051】さらに、カセットガイド71−74にカセ
ット100が確実に案内されるので、カセット100の
装着性が向上する。このため、カセットローディング機
構によるテープパスの形成が確実となる。したがって、
装置1の記録・再生処理が良好となる。
【0052】また、図10(C)〜(D)に示す高さ決
めピン75、76およびカセットオープナ77も、上記
メインシャーシ2Aと一体成形された樹脂製のものであ
る。なお、図10(C)の高さ決めピン75のピン本体
75aは、図2のP1アーム57の回転軸を兼ねてい
る。
【0053】
【発明の効果】上述の如く請求項1の発明によれば、シ
ャーシを、樹脂成型された第1シャーシと、この第1シ
ャーシに固定された金属製の第2シャーシと、で構成
し、回転シリンダー、テ−プロ−ディング機構およびカ
セット装着脱機構の各構成部品の内で、高精度を要する
ものを上記第2シャーシに配設し、回転シリンダー、テ
−プロ−ディング機構およびカセット装着脱機構の各構
成部品の内で、高精度を要しないものを上記第1シャー
シに配設した。
【0054】このため、磁気記録再生装置の特性を低下
させずに、製造コストを安価とすることができる。
【0055】また、請求項2の発明によれば、金属製の
第2シャーシが導電性を有し、アース部材として他の電
子機器に接地され、上記回転シリンダーの回転および上
記テープローディング機構の変位、及び、テープとの摺
動などによる静電気が上記第2シャーシを介して放電さ
れる。このため、回転シリンダーの特性およびテープロ
ーディング機構の特性が静電気で低下することがない。
【0056】また、請求項3の発明によれば、カセット
装着脱機構の構成部品であって、カセットの装着脱を案
内するカセットガイドが上記第1シャーシと一体に樹脂
成型され、このカセットガイドにカセット案内用テーパ
が形成されるため、カセット案内用テーパによりカセッ
トを確実に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気記録再生装置に設
けられるシャーシを示す左側面図である。
【図2】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の平
面図である。
【図3】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の下
面図である。
【図4】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の左
側面図である。
【図5】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の右
側面図である。
【図6】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の正
面図である。
【図7】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の裏
面図である。
【図8】本発明の一実施例である磁気記録再生装置のサ
ブシャーシ止めネジを説明するための図である。
【図9】本発明の一実施例である磁気記録再生装置のサ
ブシャーシの導電性を説明するための図である。
【図10】本発明の一実施例である磁気記録再生装置の
カセットガイド、高さ決めピンおよびカセットオープナ
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 装置 2A メインシャーシ 2B サブシャーシ 3 カセットホルダ 5 回転シリンダー 6 アースばね 7 ドラムベース 8 基板 9 供給側リール装置 10 巻取り側リール装置 11 キャプスタン 12,13 ローディングベース 14,15 ガイド溝 16,17 ローディングポスト 18,19 傾斜ポール 20 ピンチローラ 21 ピンチローラアーム 22,23 リール台部 24,25 リール軸部 70 サブシャーシ止めネジ 71〜74 カセットガイド 75、76 高さ決めピン 77 カセットオープナ 101 カセット 102 キャビネット 103 アース板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シリンダー、テ−プロ−ディング機
    構およびカセット装着脱機構がシャーシに配設された磁
    気記録再生装置において、 上記シャーシを、 樹脂成型された第1シャーシと、 この第1シャーシに固定された金属製の第2シャーシ
    と、で構成し、 上記回転シリンダー、テ−プロ−ディング機構およびカ
    セット装着脱機構の各構成部品の内で、高精度を要する
    ものを上記第2シャーシに配設し、 上記回転シリンダー、テ−プロ−ディング機構およびカ
    セット装着脱機構の各構成部品の内で、高精度を要しな
    いものを上記第1シャーシに配設したことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記金属製の第2シャーシが導電性を有
    し、アース部材として他の電子機器に接地され、 上記回転シリンダーの回転および上記テープローディン
    グ機構の変位、及び、テープとの摺動などによる静電気
    が上記第2シャーシを介して放電されることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記カセット装着脱機構の構成部品であ
    って、カセットの装着脱を案内するカセットガイドが上
    記第1シャーシと一体に樹脂成型され、 このカセットガイドにカセット案内用テーパが形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7575446B2 (en) 2005-04-01 2009-08-18 Samsung Sdi Co., Ltd. Chassis assembly and plasma display apparatus including the same

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