JPH08443B2 - 電磁構造用クラッド材 - Google Patents
電磁構造用クラッド材Info
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- JPH08443B2 JPH08443B2 JP3270732A JP27073291A JPH08443B2 JP H08443 B2 JPH08443 B2 JP H08443B2 JP 3270732 A JP3270732 A JP 3270732A JP 27073291 A JP27073291 A JP 27073291A JP H08443 B2 JPH08443 B2 JP H08443B2
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- Japan
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極低温で使用するステ
ンレス鋼−Alクラッド材に関するものであり、特に粒
子加速器のカラ−材に使用する非磁性クラッド材部材に
係るものである。
ンレス鋼−Alクラッド材に関するものであり、特に粒
子加速器のカラ−材に使用する非磁性クラッド材部材に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】粒子加速器は、主リングの中に、電子あ
るいは陽子の粒子ビームを通すビームパイプがあり、こ
のビームパイプの周囲には荷電粒子の軌道を定め、効率
よく加速を行うために電磁石を設けている。特に、近年
の粒子加速器の高エネルギー化に伴い高磁場超電導電磁
石が必要不可欠となりつつある。そのために、超電導電
磁石は超電導コイルを二重殻構造と呼ばれるコイル巻線
方法が用いられるが、コイルにかかる強大な電磁力を支
持するために、通称カラーと呼ばれる支持構造部材が必
要となる。通常このカラーは、超電導コイルの形状に合
わせ、二次元的に複雑な形状となるため、非磁性材から
なる厚さ1mm程度の板をプレス打ち抜き加工によって製
作することが試みられている。
るいは陽子の粒子ビームを通すビームパイプがあり、こ
のビームパイプの周囲には荷電粒子の軌道を定め、効率
よく加速を行うために電磁石を設けている。特に、近年
の粒子加速器の高エネルギー化に伴い高磁場超電導電磁
石が必要不可欠となりつつある。そのために、超電導電
磁石は超電導コイルを二重殻構造と呼ばれるコイル巻線
方法が用いられるが、コイルにかかる強大な電磁力を支
持するために、通称カラーと呼ばれる支持構造部材が必
要となる。通常このカラーは、超電導コイルの形状に合
わせ、二次元的に複雑な形状となるため、非磁性材から
なる厚さ1mm程度の板をプレス打ち抜き加工によって製
作することが試みられている。
【0003】このカラー材は非磁性であるとともに充分
な強度を必要とする。この観点からはステンレス鋼材は
適応可能な材料であったが、このような材料では、コイ
ル本体(Nb・Ti/Cu)を超電導とするに必要な液
体ヘリウム温度(4.2K)という極低温に冷却した場
合に起こる収縮率に適合せず、常温での製作時に与えら
れた支持剛性が、極低温での使用時に低下してしまうと
いう問題が生じる。
な強度を必要とする。この観点からはステンレス鋼材は
適応可能な材料であったが、このような材料では、コイ
ル本体(Nb・Ti/Cu)を超電導とするに必要な液
体ヘリウム温度(4.2K)という極低温に冷却した場
合に起こる収縮率に適合せず、常温での製作時に与えら
れた支持剛性が、極低温での使用時に低下してしまうと
いう問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように粒子加速
器におけるカラー材は、超電導電磁石にかかる強大な電
磁力を支持しなければならない。すなわち、超電導電磁
石の力学的設計、製作において最も重要な項目の一つ
に、磁石支持剛性の向上が挙げられるが、そのためにコ
イル本体をカラーが常に適切に支持する構造にすると共
に、常温で組み立てられた電磁石支持剛性が極低温状態
においても保持され無ければならない。
器におけるカラー材は、超電導電磁石にかかる強大な電
磁力を支持しなければならない。すなわち、超電導電磁
石の力学的設計、製作において最も重要な項目の一つ
に、磁石支持剛性の向上が挙げられるが、そのためにコ
イル本体をカラーが常に適切に支持する構造にすると共
に、常温で組み立てられた電磁石支持剛性が極低温状態
においても保持され無ければならない。
【0005】本発明は、この様な現状の要求を充足する
ものであって、熱収縮量の異なる異種非磁性材を積層一
体化させることにより、力学的な強度、剛性、熱収縮量
を最適化した電磁構造用クラッド材、特に粒子加速器に
おける超電導電磁石支持用カラー材を提供することを目
的とするものである。
ものであって、熱収縮量の異なる異種非磁性材を積層一
体化させることにより、力学的な強度、剛性、熱収縮量
を最適化した電磁構造用クラッド材、特に粒子加速器に
おける超電導電磁石支持用カラー材を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の要旨とするところは、 (1) 重量%で2%までのMn、1.5%までのMgの少
なくとも一種を含有したAl材と、その両面あるいは片
面に、重量%で0.12%以下のC、1.00%以下の
Si、8.00〜12.00%のMn、5.00〜7.
00%のNi、18.00〜21.00%のCrを含有
する非磁性鋼とを金属間接合して積層一体化し、前記非
磁性鋼:Al材の板厚比を0.3〜2.5とすると共
に、引張強さ50kgf/mm2 以上,ヤング率10000kg
f/mm2 以上,比透磁率1.002以下であり、かつ常温
から4Kに冷却した時に生ずる熱収縮率が0.33%以
下の特性を有する電磁構造用クラッド材であり、また、
この際の両材の積層板厚を0.5〜5mmとすることが好
ましいこと、 (2) 前項記載のAl材と非磁性鋼を積層し、500℃以
下の温度でAl材の圧下率で30乃至60%の熱間圧延
を施して、板厚を0.5〜5mm、非磁性鋼:Al材の板
厚比を0.3〜2.5とすると共に、引張強さ50kgf/
mm2 以上,ヤング率10000kgf/mm2 以上,比透磁率
1.002以下であり、かつ常温から4Kに冷却した時
に生ずる熱収縮率が0.33%以下の特性を有する電磁
構造用クラッド材を製造する方法である。
に本発明の要旨とするところは、 (1) 重量%で2%までのMn、1.5%までのMgの少
なくとも一種を含有したAl材と、その両面あるいは片
面に、重量%で0.12%以下のC、1.00%以下の
Si、8.00〜12.00%のMn、5.00〜7.
00%のNi、18.00〜21.00%のCrを含有
する非磁性鋼とを金属間接合して積層一体化し、前記非
磁性鋼:Al材の板厚比を0.3〜2.5とすると共
に、引張強さ50kgf/mm2 以上,ヤング率10000kg
f/mm2 以上,比透磁率1.002以下であり、かつ常温
から4Kに冷却した時に生ずる熱収縮率が0.33%以
下の特性を有する電磁構造用クラッド材であり、また、
この際の両材の積層板厚を0.5〜5mmとすることが好
ましいこと、 (2) 前項記載のAl材と非磁性鋼を積層し、500℃以
下の温度でAl材の圧下率で30乃至60%の熱間圧延
を施して、板厚を0.5〜5mm、非磁性鋼:Al材の板
厚比を0.3〜2.5とすると共に、引張強さ50kgf/
mm2 以上,ヤング率10000kgf/mm2 以上,比透磁率
1.002以下であり、かつ常温から4Kに冷却した時
に生ずる熱収縮率が0.33%以下の特性を有する電磁
構造用クラッド材を製造する方法である。
【0007】上記本発明材は加工性も良好であり、熱収
縮等の調整、最適化を必要とする低温機器の構造材とし
て広く利用できるが、特に粒子加速器の超電導電磁石支
持用カラーに好適である。
縮等の調整、最適化を必要とする低温機器の構造材とし
て広く利用できるが、特に粒子加速器の超電導電磁石支
持用カラーに好適である。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。本発明ク
ラッド材を構成するAl材は、例えば粒子加速器の超電
導電磁石の支持材として用いた場合に要求される特性
を、合せ材である非磁性鋼との関係を考慮して具えたも
のの中から選択しなければならない。その具備しなけれ
ばならない特性の一つとして、磁場精度を乱さないため
に比透磁率が小さいことが必要である。この意味からは
純Alが適しているが、強度が不足する。そこで本発明
は、Mn2.0%以下,Mg1.5%以下の何れかまた
は両方を含有したAl合金材を使用することを推奨す
る。MnはAlマトリックスに溶解し耐蝕性を向上す
る、そのために2.0%まで添加できるがそれ以上の添
加は効果が飽和する。Mgは強度を上昇させるために添
加するが、余り多量に含有すると冷間加工性が劣化し、
また表面酸化膜の形成を促進して接合性を低下させるの
で1.5%以下にするのが好ましい。なお、この種のA
l合金はJIS A3004−Oに規定されている。
ラッド材を構成するAl材は、例えば粒子加速器の超電
導電磁石の支持材として用いた場合に要求される特性
を、合せ材である非磁性鋼との関係を考慮して具えたも
のの中から選択しなければならない。その具備しなけれ
ばならない特性の一つとして、磁場精度を乱さないため
に比透磁率が小さいことが必要である。この意味からは
純Alが適しているが、強度が不足する。そこで本発明
は、Mn2.0%以下,Mg1.5%以下の何れかまた
は両方を含有したAl合金材を使用することを推奨す
る。MnはAlマトリックスに溶解し耐蝕性を向上す
る、そのために2.0%まで添加できるがそれ以上の添
加は効果が飽和する。Mgは強度を上昇させるために添
加するが、余り多量に含有すると冷間加工性が劣化し、
また表面酸化膜の形成を促進して接合性を低下させるの
で1.5%以下にするのが好ましい。なお、この種のA
l合金はJIS A3004−Oに規定されている。
【0009】合わせ材として用いる非磁性鋼は極低温で
強度が高く、かつ非磁性であることが必要であり、好ま
しい成分組成として重量%でC:0.12%以下、S
i:1.00%以下、Mn:8.00〜12.00%、
Ni:5.00〜7.00%、Cr:18.00〜2
1.00%を含有し、残部が実質的にFeより成る合金
鋼である。この様な組成の合金鋼であれば80kgf/mm2
以上の引張強さと、4.2Kにおける比透磁率1.00
2以下が得られる。この種合金鋼は、すでに市販されて
いるYUS(登録商標)130Sを用いることができ
る。
強度が高く、かつ非磁性であることが必要であり、好ま
しい成分組成として重量%でC:0.12%以下、S
i:1.00%以下、Mn:8.00〜12.00%、
Ni:5.00〜7.00%、Cr:18.00〜2
1.00%を含有し、残部が実質的にFeより成る合金
鋼である。この様な組成の合金鋼であれば80kgf/mm2
以上の引張強さと、4.2Kにおける比透磁率1.00
2以下が得られる。この種合金鋼は、すでに市販されて
いるYUS(登録商標)130Sを用いることができ
る。
【0010】本発明は上記したAl材を母材とし、その
一面または両面に非磁性鋼を合わせ材として積層接合
し、クラッド材とする。得られるクラッド材は、例えば
超低温で使用するカラー材では次の特性を具備すること
が必要である。すなわち、常温での製作時にあらかじめ
応力を付与するために常温における耐力(σ0.2 )≧3
0f/mm2 ,引張強度(TS)≧50kgf/mm2 ,ヤング率
(E)≧10000f/mm2 とすることにより極低温にお
いて強大な電磁力を発生する超電導コイルを支持するこ
とが可能であり、また、常温からこの様な極低温(4K
近傍)に冷却することによって発生する超電導コイルの
熱収縮に同調するため、熱収縮率を0.33%以下と
し、かつ、同温度における比透磁率(μ)が1.002
以下となるようにする。さらに成形加工時にばりなどが
出ないように優れた加工性が要求される。
一面または両面に非磁性鋼を合わせ材として積層接合
し、クラッド材とする。得られるクラッド材は、例えば
超低温で使用するカラー材では次の特性を具備すること
が必要である。すなわち、常温での製作時にあらかじめ
応力を付与するために常温における耐力(σ0.2 )≧3
0f/mm2 ,引張強度(TS)≧50kgf/mm2 ,ヤング率
(E)≧10000f/mm2 とすることにより極低温にお
いて強大な電磁力を発生する超電導コイルを支持するこ
とが可能であり、また、常温からこの様な極低温(4K
近傍)に冷却することによって発生する超電導コイルの
熱収縮に同調するため、熱収縮率を0.33%以下と
し、かつ、同温度における比透磁率(μ)が1.002
以下となるようにする。さらに成形加工時にばりなどが
出ないように優れた加工性が要求される。
【0011】上記特性を得るためには、前記したAl材
と非磁性鋼の特性および積層比によって決まり、これは
特に極低温におけるクラッド材の収縮率を特定するため
にも重要である。前述したようにNb−Ti/Cuより
なる超電導コイルを超電導状態にするため、常温より液
体ヘリウムで4K近傍に冷却したときに起こる収縮率
は、理論的にはCuの収縮率0.33%以下であり、実
用的には超電導状態を安定に維持するためのCu比率の
制限から0.28%以上の範囲にある。一方、同様な状
況における非磁性鋼での収縮率はほぼ0.26%であ
り、Al材では0.4%と高くなって、両材では極低温
に起こる収縮率に大きな差がみられる。従って、この様
な特性の異なる両金属を単純に積層接合しただけでは、
超電導コイルの収縮率に一致せず、極低温域での超電導
コイルを所定位置に確実に支持することが困難となり、
ひいては磁場に乱れを生じさせることになる。本発明者
等はこのAl材に前記非磁性鋼を積層接合したクラッド
材について、Al材に対する非磁性鋼の厚み比(積層
比)を極低温域(4K)で生ずる熱収縮率との関係で調
べたところ、図1に示す様な実線が得られた。すなわ
ち、この図から明らかの様にに積層(クラッド)比が
0.3〜2.5の範囲に調整することにより、実用的な
Nb−Ti/Cuコイルの熱収縮率の範囲にほぼ等しく
なり(斜線部分)、この結果、粒子加速器のカラー材と
して極めて適切であることが分かった。
と非磁性鋼の特性および積層比によって決まり、これは
特に極低温におけるクラッド材の収縮率を特定するため
にも重要である。前述したようにNb−Ti/Cuより
なる超電導コイルを超電導状態にするため、常温より液
体ヘリウムで4K近傍に冷却したときに起こる収縮率
は、理論的にはCuの収縮率0.33%以下であり、実
用的には超電導状態を安定に維持するためのCu比率の
制限から0.28%以上の範囲にある。一方、同様な状
況における非磁性鋼での収縮率はほぼ0.26%であ
り、Al材では0.4%と高くなって、両材では極低温
に起こる収縮率に大きな差がみられる。従って、この様
な特性の異なる両金属を単純に積層接合しただけでは、
超電導コイルの収縮率に一致せず、極低温域での超電導
コイルを所定位置に確実に支持することが困難となり、
ひいては磁場に乱れを生じさせることになる。本発明者
等はこのAl材に前記非磁性鋼を積層接合したクラッド
材について、Al材に対する非磁性鋼の厚み比(積層
比)を極低温域(4K)で生ずる熱収縮率との関係で調
べたところ、図1に示す様な実線が得られた。すなわ
ち、この図から明らかの様にに積層(クラッド)比が
0.3〜2.5の範囲に調整することにより、実用的な
Nb−Ti/Cuコイルの熱収縮率の範囲にほぼ等しく
なり(斜線部分)、この結果、粒子加速器のカラー材と
して極めて適切であることが分かった。
【0012】更に、この様なクラッド材を粒子加速器の
カラー材として使用するには、中央部に超電導電磁石を
挿入する孔形を有する形状に加工したカラー材を、複数
枚スポット溶接して接合せしめ、ビームパイプの長さ方
向に並列して超電導電磁石を支持する。
カラー材として使用するには、中央部に超電導電磁石を
挿入する孔形を有する形状に加工したカラー材を、複数
枚スポット溶接して接合せしめ、ビームパイプの長さ方
向に並列して超電導電磁石を支持する。
【0013】クラッド材を製造するには有機樹脂で接着
したり、爆着により接合する方法があるが、前者の場合
は、接着材が4Kという低温に耐えることが困難であ
り、後者の場合は接合(爆着)はスラブの段階で行わ
れ、その後の板材に成形するために行う熱間圧延や、冷
間圧延後の焼鈍(歪み取り)ではAlの融点以上の温度
で処理するため、特性の優れたクラッド材を確実に得る
ことが難しくなる。そのため本発明では、接着や爆着な
どの方法によらず、圧延法、すなわち帯状の非磁性鋼及
びAlを500℃以下に加熱して重ね、大気中でAlの
圧下率としてほぼ30%以上の圧下率で圧延して得るこ
とができる。この圧下率30%以上の圧延を行うことに
より接合強度が大になり極低温域においても剥離を起こ
すことがなくなる。しかし、圧下率が60%以上を超え
ると非磁性鋼をも圧下することになるのでこれを対象と
した700℃以上の歪み取り焼鈍が必要となり、従っ
て、Alの融点以上の処理となるため界面に合金化が起
って特性を劣化する。
したり、爆着により接合する方法があるが、前者の場合
は、接着材が4Kという低温に耐えることが困難であ
り、後者の場合は接合(爆着)はスラブの段階で行わ
れ、その後の板材に成形するために行う熱間圧延や、冷
間圧延後の焼鈍(歪み取り)ではAlの融点以上の温度
で処理するため、特性の優れたクラッド材を確実に得る
ことが難しくなる。そのため本発明では、接着や爆着な
どの方法によらず、圧延法、すなわち帯状の非磁性鋼及
びAlを500℃以下に加熱して重ね、大気中でAlの
圧下率としてほぼ30%以上の圧下率で圧延して得るこ
とができる。この圧下率30%以上の圧延を行うことに
より接合強度が大になり極低温域においても剥離を起こ
すことがなくなる。しかし、圧下率が60%以上を超え
ると非磁性鋼をも圧下することになるのでこれを対象と
した700℃以上の歪み取り焼鈍が必要となり、従っ
て、Alの融点以上の処理となるため界面に合金化が起
って特性を劣化する。
【0014】また、この方法でクラッド材を製造する場
合、板厚を0.5mm以上とすれば安定した圧延が可能と
なり、一方最終形状への加工を打ち抜き加工で行う場合
には板厚を5mm以下にする必要がある。
合、板厚を0.5mm以上とすれば安定した圧延が可能と
なり、一方最終形状への加工を打ち抜き加工で行う場合
には板厚を5mm以下にする必要がある。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。重量%と
して、Cu:0.13%,Si:0.19%,Fe:
0.48%,Mn:10.5%,Mg:0.93%,Z
n:0.01%,残部実質的にAlよりなるAl材(J
IS30004)の両面に、重量%として、C:0.0
7%,Si:0.6%,Mn:1.05%,P:0.0
24%,S:0.001%,Ni:5.98%,Cr:
19.26%,N:0.32%,残部実質的にFeより
なる非磁性鋼(YUS130S)を積層し、450℃に
加熱しAl材の圧下率45%で圧延して板厚2.5mmの
金属間接合したクラッド材を製造した。この際、製品の
積層比、すなわち非磁性鋼/Al材が1.27 (非磁性
鋼−Al材−非磁性鋼=0.7-1.1-0.7mm)となるように構
成した。
して、Cu:0.13%,Si:0.19%,Fe:
0.48%,Mn:10.5%,Mg:0.93%,Z
n:0.01%,残部実質的にAlよりなるAl材(J
IS30004)の両面に、重量%として、C:0.0
7%,Si:0.6%,Mn:1.05%,P:0.0
24%,S:0.001%,Ni:5.98%,Cr:
19.26%,N:0.32%,残部実質的にFeより
なる非磁性鋼(YUS130S)を積層し、450℃に
加熱しAl材の圧下率45%で圧延して板厚2.5mmの
金属間接合したクラッド材を製造した。この際、製品の
積層比、すなわち非磁性鋼/Al材が1.27 (非磁性
鋼−Al材−非磁性鋼=0.7-1.1-0.7mm)となるように構
成した。
【0016】表1に、得られたクラッド材の特性を示
す。同表にはAl材及び非磁性鋼の特性も併記した。
す。同表にはAl材及び非磁性鋼の特性も併記した。
【0017】
【表1】
【0018】上記表から明らかのように、クラッド材の
積層比1.27にすることにより、所望の機械的性質を
有するクラッド材が得られ、しかもその4Kという極低
温で生ずる収縮率も、断面面積比でNb:Ti:Cuが
1:1:1.6の超電導コイルの収縮率0.29に同調
することが可能となり、常温での製作時にあらかじめ与
えた応力による超電導電磁石支持剛性が極低温で励磁し
た時にも保持できるようになった。
積層比1.27にすることにより、所望の機械的性質を
有するクラッド材が得られ、しかもその4Kという極低
温で生ずる収縮率も、断面面積比でNb:Ti:Cuが
1:1:1.6の超電導コイルの収縮率0.29に同調
することが可能となり、常温での製作時にあらかじめ与
えた応力による超電導電磁石支持剛性が極低温で励磁し
た時にも保持できるようになった。
【0019】なお本発明クラッド材を構成する非磁性鋼
に近い機械的特性を有するものに、SUS304や31
6材があるが、これらは低温での磁気特性が悪く(比透
磁率が1.01以上)、磁場精度に影響が出る。
に近い機械的特性を有するものに、SUS304や31
6材があるが、これらは低温での磁気特性が悪く(比透
磁率が1.01以上)、磁場精度に影響が出る。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の非磁性鋼/Al
クラッド材は構成厚み比率を適性にすることにより、極
低温における熱収縮を調整することができ、特に、長大
な粒子加速器用カラー材に極めて適しており、この種設
備のシステムとしての安定化と高磁場化による高性能化
に裨益すること大である。
クラッド材は構成厚み比率を適性にすることにより、極
低温における熱収縮を調整することができ、特に、長大
な粒子加速器用カラー材に極めて適しており、この種設
備のシステムとしての安定化と高磁場化による高性能化
に裨益すること大である。
【図1】積層(クラッド)比と熱収縮率の関係を示す図
である。
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 27/06 H05H 7/04
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%で2%までのMn、1.5%まで
のMgの少なくとも一種を含有したAl材と、その両面
あるいは片面に、重量%で0.12%以下のC、1.0
0%以下のSi、8.00〜12.00%のMn、5.
00〜7.00%のNi、18.00〜21.00%の
Crを含有する非磁性鋼とを金属間接合して積層一体化
し、前記非磁性鋼:Al材の板厚比を0.3〜2.5と
すると共に、引張強さ50kgf/mm2 以上,ヤング率10
000kgf/mm2 以上,比透磁率1.002以下であり、
かつ常温から4Kに冷却したときに生ずる熱収縮率が
0.33%以下の特性を有することを特徴とする電磁構
造用クラッド材。 - 【請求項2】 積層板厚を0.5〜5mmとしたことを特
徴とする請求項1記載の電磁構造用クラッド材。 - 【請求項3】 前記各請求項におけるクラッド材を加工
し、極低温で使用するに適した粒子加速器における超電
導電磁石支持用カラー。 - 【請求項4】 重量%で2%までのMn、1.5%まで
のMgの少なくとも一種を含有したAl材の両面あるい
は片面に、重量%で0.12%以下のC、1.00%以
下のSi、8.00〜12.00%のMn、5.00〜
7.00%のNi、18.00〜21.00%のCrを
含有する非磁性鋼を積層し、500℃以下の温度でAl
材の圧下率30%以上60%以下の熱間圧延を施して、
板厚を0.5〜5mm、非磁性鋼:Al材の板厚比を0.
3〜2.5とすると共に、引張強さ50kgf/mm2 以上,
ヤング率10000kgf/mm2 以上,比透磁率1.002
以下であり、かつ常温から4Kに冷却したときに生ずる
熱収縮率が0.33%以下の特性を有することを特徴と
する電磁構造用クラッド材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270732A JPH08443B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電磁構造用クラッド材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3270732A JPH08443B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電磁構造用クラッド材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06182926A JPH06182926A (ja) | 1994-07-05 |
| JPH08443B2 true JPH08443B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=17490193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3270732A Expired - Lifetime JPH08443B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 電磁構造用クラッド材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08443B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS549985B2 (ja) * | 1973-11-01 | 1979-04-28 | ||
| JPS6142498A (ja) * | 1984-08-06 | 1986-02-28 | Kobe Steel Ltd | 成形加工用アルミニウム−ステンレス鋼クラツド板の製造方法 |
| JPH01232031A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | アルミニウム合金−ステンレス鋼複合体 |
| JPH035137A (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-10 | Toshiba Corp | クラッド材 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP3270732A patent/JPH08443B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06182926A (ja) | 1994-07-05 |
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