JPH08440A - 付勢機構及び該付勢機構を組み込んだメールボックス - Google Patents

付勢機構及び該付勢機構を組み込んだメールボックス

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JPH08440A
JPH08440A JP15670894A JP15670894A JPH08440A JP H08440 A JPH08440 A JP H08440A JP 15670894 A JP15670894 A JP 15670894A JP 15670894 A JP15670894 A JP 15670894A JP H08440 A JPH08440 A JP H08440A
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JP
Japan
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gear
winding drum
rotation
urging
roller
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JP15670894A
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English (en)
Inventor
Keisuke Fukushima
啓介 福島
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価に構成することができると共に、駆動音
等の騒音を生じることなく、しかも故障の発生しにくい
比較的簡易な構成により引込ローラ等の被動作体を良好
に駆動し得る付勢機構を構成する。 【構成】 ローラ等の被動作体2に直接又は中間部材3
を介して駆動体7を連結し、該駆動体7に偏心して線状
又は棒状の部材10の一端部を連結し、かつ該部材10
の他端部を駆動体7の外側で支持すると共に、駆動体7
に連結された一端部を他端部に向けて引き込む方向に付
勢し、被動作体2を一方向に動作させることにより、上
記駆動体7が上記付勢力に抗して一回転方向に回転し、
該駆動体7が1/2回転を越えると、上記付勢力により
駆動体7が順回転方向に回転し、該駆動体7と連動して
上記被動作体2が順方向に自動的に動作するように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種ローラ,扉等の回
転体又は回動体、引き出し体や引き戸等の直線移動体な
どの被動作体を付勢する付勢機構及び該機構により付勢
された引込ローラにより投函物を自動的に引き込むよう
に構成したメールボックスに関し、更に詳述すると、被
動作体を一動作方向に所定量動作させることにより、以
後の被動作体の動作を順方向に向けて自動的に行わせる
付勢機構、及び被動作体として引込ローラを用いて該付
勢機構を構成し、郵便物や新聞等の投函物を投函口に所
定量押し込むことにより、該投函物を上記引込ローラに
よって自動的に引き込むように構成したメールボックス
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、郵便物や新聞紙等が投函され
るメールボックスの投函口にローラを取り付け、郵便物
や新聞紙等の投函口への挿入を容易ならしめることが提
案されており(実開昭58−129882号公報、同5
7−120389号公報等)、この場合実開平3−96
74号公報には、ローラをモータ等の電動器により回転
させて投函物を自動的にボックス内に引き込むようにす
ることも提案されている。
【0003】上記自動引込式のメールボックスによれ
ば、投函物の投入が容易であると共に、投函物を投函口
に挿入することにより、ローラによって投函物が自動的
にボックス内に引き込まれ、投函口から突出した投函物
の一部が雨水等に濡れてしまうことを確実に防止するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
動引込式のメールボックスは、電動式のローラを用いて
投函物の引き込みを行うように構成されているので、ロ
ーラを駆動するためのモータ、投函物を検知してモータ
を駆動させるセンサやスイッチ機構、これらを制御する
制御回路等が必要であり、このため製造コスト(特に部
品代)が嵩む、ランニングコスト(電気代)がかかる、
故障の発生率が高い、駆動音が発生する、などの問題点
を有する。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、バネ等の弾発部材を駆動源として安価に構成するこ
とができると共に、駆動音等の騒音を生じることなく、
しかも故障の発生しにくい比較的簡易な構成により引込
ローラ等の被動作体を良好に駆動し得る付勢機構、及び
該付勢機構を用いたメールボックスを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、被動作体を所定の動作方向に付勢する付勢
機構であって、回転可能に支持され、上記被動作体と直
接又は中間部材を介して連結された駆動体と、一端部が
該駆動体に偏心して回転可能に連結されていると共に、
他端部が駆動体の外側で支持された線状又は棒状の部材
を有し、該部材の一端部を、他端部に向けて引き込む方
向又は他端部から離間するように押し出す方向に付勢し
た付勢手段とを具備してなり、被動作体を一方向に動作
させることにより、上記駆動体が上記付勢手段の付勢力
に抗して一回転方向に回転し、該駆動体が1/2回転を
越えると、上記付勢手段の付勢力により駆動体が順回転
方向に回転し、該駆動体と連動して上記被動作体が順方
向に自動的に動作するように構成したことを特徴とする
付勢機構を提供する。
【0007】ここで、上記被動作体としては、各種ロー
ラや扉類などの回転体又は回動体であっても、引き出し
体や引き戸類等の直線移動体であってもよい。この場
合、被動作体が回転体又は回動体である場合は、上記駆
動体を被動作体と一体的に回転するように被動作体に直
接設けてもよく、また駆動体を歯車状に形成すると共
に、被動作体に連動歯車を設け、該歯車と駆動体とを歯
合させることにより、被動作体と駆動体とを連結しても
よい。更に、被動作体が直線移動体である場合には、駆
動体を歯車状に形成すると共に、被動作体にラックギア
を設け、該ラックギアと駆動体とを歯合させることによ
り、被動作体と駆動体とを連結することができる。
【0008】また、上記付勢機構を構成する付勢手段
は、巻き取りドラムを回転可能に支持すると共に、これ
を一回転方向に付勢し、該巻き取りドラムにコード部材
を巻回すると共に、このコード部材の先端部を駆動体に
偏心して回転可能に連結し、巻き取りドラムが付勢力に
より回転してコード部材を巻き取ることにより駆動体を
付勢するように構成することができ、この場合上記巻き
取りドラムの回転軸にワンウェイクラッチを介して減速
ギアを取り付けると共に、該減速ギアに所定の回転抵抗
を有するダンパギアを歯合させて、上記巻き取りドラム
がコード部材を繰り出す方向に回転する際には、上記ワ
ンウェイクラッチが空回りして減速ギアが回転せず、巻
き取りドラムがコード部材を巻き取る方向に回転する際
には減速ギアが巻き取りドラムと共に回転し、上記ダン
パギアにより巻き取りドラムの回転が減速されるように
構成することができる。
【0009】更に、本発明は、上記付勢機構を組み込ん
だメールボックスとして、被動作体として引込ローラを
投函口の一内縁部に沿って回転可能に配設すると共に、
該引込ローラの一端部に連動歯車を設け、かつ投函口の
一側方に存して支持体を設けると共に、該支持体に歯車
状に形成した駆動体及び上記付勢手段を配設し、上記駆
動体と上記連動歯車とを歯合させて付勢機構を構成し、
更に投函口の内側に上記引込ローラと対向して押圧ロー
ラを揺動可能に配設すると共に、該押圧ローラを上記引
込ローラに向けて付勢し、投函口に挿入された投函物を
上記押圧ローラと引込ローラとで挟持し、投函物を押し
込むことにより引込ローラが回転すると共に該引込ロー
ラに設けられた上記連動歯車が上記駆動体を一回転方向
に回転させ、投函物が所定量押し込まれた時点で駆動体
の回転量が1/2回転を越え、以後上記付勢手段により
駆動体が順回転方向に回転し、該駆動体が連動歯車を回
転させて引込ローラが順回転方向に回転し、投函物を自
動的に投函口内に引き込むように構成したことを特徴と
するメールボックスを提供する。
【0010】この場合、好適な実施態様として、支持体
に巻き取りドラムを回転可能に支持すると共に、これを
一回転方向に付勢し、該巻き取りドラムにコード部材を
巻回すると共に、このコード部材の先端部を歯車状に形
成した駆動体に偏心して回転可能に連結し、巻き取りド
ラムが付勢力により回転してコード部材を巻き取ること
により駆動体を付勢するように付勢手段を構成し、か
つ、上記巻き取りドラムの回転軸にワンウェイクラッチ
を介して減速ギアを取り付けると共に、該減速ギアに所
定の回転抵抗を有するダンパギアを歯合させて、上記巻
き取りドラムがコード部材を繰り出す方向に回転する際
には、上記ワンウェイクラッチが空回りして減速ギアが
回転せず、巻き取りドラムがコード部材を巻き取る方向
に回転する際には減速ギアが巻き取りドラムと共に回転
し、上記ダンパギアにより巻き取りドラムの回転が減速
されるように構成したメールボックスを提供する。
【0011】
【作用】本発明の付勢機構は、各種ローラ,扉類等の回
転体又は回動体や引き出し体,引き戸等の直線移動体な
どの被動作体を一動作方向に付勢するもので、被動作体
を一動作方向に所定量動作させることにより、以後の動
作が順方向に向けて自動的に行われるようにしたもので
ある。
【0012】即ち、被動作体を一動作方向に動作させる
ことにより、該被動作体と連結された上記駆動体が連動
して回転し、この駆動体に偏心して連結された付勢手段
を構成する線状又は棒状の部材がその付勢力に抗して引
っ張られ、又は押圧され、駆動体が1/2回転を越える
まで被動作体を動作させてその操作を終了すると、付勢
手段の付勢力により駆動体に偏心して連結された上記線
状又は棒状部材の一端部が駆動体を引っ張り又は押圧し
て駆動体を順方向に回転させる。これにより、この駆動
体と連動して被動作体が順動作方向に自動的に動作する
ものである。
【0013】この場合、被動作体と駆動体との連動は、
被動作体が回転体である場合には、該被動作体に一体的
に駆動体を設け、両者が一体的に動作するようにしても
よく、また被動作体に連動歯車を設けると共に、駆動体
を歯車状に形成して連動歯車と歯合させ、該連動歯車を
介して被動作体と駆動体とが連動するようにすることも
できる。また、被動作体が直線移動体である場合には、
該直線移動体にラックギアを設けると共に、駆動体を歯
車状に形成してラックギアと歯合させ、被動作体の直線
運動と駆動体の回転運動とを連動させることができる。
【0014】また、本発明の付勢機構において、巻き取
りドラムを回転可能に支持すると共に、これを一回転方
向に付勢し、該巻き取りドラムにコード部材を巻回する
と共に、このコード部材の先端部を駆動体に偏心して回
転可能に連結し、巻き取りドラムが付勢力により回転し
てコード部材を巻き取ることにより駆動体を付勢するよ
うに付勢手段を構成し、かつ上記巻き取りドラムの回転
軸にワンウェイクラッチを介して減速ギアを取り付ける
と共に、該減速ギアに所定の回転抵抗を有するダンパギ
アを歯合させることにより、自動的に行われる被動作体
の動作が該ダンパギアの作用によってゆっくりと行われ
ると共に、手動等により強制的に行う被動作体の初期動
作時には、ダンパギアが作用することなく、良好に被動
作体を操作し得るようにすることができる。
【0015】即ち、この場合被動作体を一動作方向に動
作させると、上記と同様にこれと連動して駆動体が回動
し、該駆動体が1/2回転するまで該駆動体に偏心して
連結されたコード部材が巻き取りドラムから付勢力に抗
して引き出される。この場合、コード部材が巻き取りド
ラムから引き出されるのに伴って巻き取りドラムが回転
するが、この際上記ワンウェイクラッチが空回りし、こ
のためダンパギアの回転抵抗が巻き取りドラム、駆動体
を介して被動作体に伝達されることなく、良好に被動作
体を操作することができる。そして、駆動体の回転が1
/2回転を越えると、巻き取りドラムがその付勢力によ
り逆回転してコード部材を巻き取り、該コード部材の先
端部が駆動体を順方向に1/2回転させるが、この場合
にはワンウェイクラッチが巻き取りドラムの回転を減速
ギアに伝え、該減速ギアが巻き取りドラムと共に回転す
ると共に、ダンパギアの回転抵抗により減速ギアを介し
て巻き取りドラムの巻き取り速度が減速され、これによ
り駆動体の回転が減速されると共に、これに連動して被
動作体の動作がゆっくりと行われる。
【0016】また、本発明のメールボックスは、上記本
発明付勢機構により郵便物や新聞紙等の投函物を自動的
にボックス内に引き込むようにしたもので、投函物を投
函口に所定量挿入することにより、本発明の付勢機構に
より自動的に投函物を投函口内部に引き込むものであ
る。
【0017】即ち、投函口に投函物を挿入すると、投函
口の内縁部に沿って配設された引込ローラと該引込ロー
ラと対向して配設された押圧ローラとの間に該投函物が
挿入され、押圧ローラが引込ローラに向けて付勢されて
いることから両ローラ間に投函物が挟持された状態にな
る。そして、この状態で投函物を投函口内に押し込んで
いくことにより引込ローラが回転し、該引込ローラに設
けられた連動歯車が歯車状に形成された駆動体を一回転
方向に回転させる。これにより、この駆動体に偏心して
連結された付勢手段を構成する線状又は棒状の部材がそ
の付勢力に抗して引っ張られ、又は押圧され、駆動体の
回転が1/2回転を越えるまで、投函物を押し込んでそ
の操作を終了すると、付勢手段の付勢力により駆動体に
偏心して連結された上記線状又は棒状部材の一端部が駆
動体を引っ張り又は押圧して駆動体を順方向に回転させ
る。これにより、引込ローラが連動歯車を介して順方向
に自動的に回転し、投函物を投函口に自動的に引き込む
ものである。
【0018】更に、上述した実施態様にかかるメールボ
ックスは、上記本発明メールボックスにおいて、投函物
の挿入時の操作性を劣化させることなく、投函物を自動
的に引き込む際の引き込み速度を減速させて投函物の引
き込みをゆっくりと行うように構成したものである。
【0019】即ち、上記実施態様のメールボックスは、
投函物を投函口内に押し込んでいくことにより引込ロー
ラが回転し、該引込ローラに設けられた連動歯車が歯車
状に形成された駆動体を一回転方向に回転させ、これに
より駆動体に偏心して連結されたコード部材が巻き取り
ローラからその付勢力に抗して引き出され、投函物を所
定量まで投函口内に押し込むと、駆動体の回転が1/2
回転を越えて以後巻き取りローラがその付勢力によりコ
ード部材を巻き取ることにより、該付勢力によって駆動
体が順方向に更に1/2回転し、該駆動体が連動歯車を
回転させて引込ローラを順方向(投函物を引き込む方
向)に回転させ、投函物が自動的に投函口内に引き込ま
れるものである。
【0020】この場合、投函物を投函口に所定量押し込
み、駆動体を付勢手段の付勢力に抗して1/2回転さ
せ、付勢力に抗して巻き取りドラムからコード部材を引
き出す際には、巻き取りドラムのコード繰り出し方向へ
の回転がワンウェイクラッチが空回りして減速ギアに伝
わることがなく、減速ギアがダンパギアを回転させるこ
とがない。一方、投函物を所定量まで押し込み、駆動体
が1/2回転を越えて巻き取りドラムがその付勢力によ
りコード部材を巻き取り、駆動体を更に1/2回転させ
て投函物を自動的に引き込む際には、巻き取りドラムの
コード巻き取り方向への回転がワンウェイクラッチを介
して減速ギアに伝わり、該減速ギアが巻き取りドラムと
一体的に回転すると共にダンパギアを回転させる。これ
によりダンパギアの回転抵抗によって巻き取りドラムの
コード巻き取り動作がゆっくりと行われ、これに伴って
駆動体がゆっくりと回転し、これと連動して引込ローラ
もゆっくりと回転し、投函物がゆっくりと引き込まれ
る。
【0021】このように、本発明の付勢機構によれば、
被動作体の初期動作を手動等により強制的に行うことに
より、以後の動作を自動的に行うことができ、しかも駆
動源としてモータ等の電動器を用いることなく、バネ等
の弾発部材を駆動源として安価に構成することができ
る。また、モータ等の電動器による駆動音等の騒音を生
じることなく、しかも故障の発生しにくい比較的簡易な
構成とすることができる上、電気代等のランニングコス
トが生じることもない。更に、被動作体の動作をゆっく
りと行うように構成することもできる。
【0022】従って、本発明の付勢機構を組み込んだメ
ールボックスは、投函物を投函口に所定量挿入すること
により、投函物を自動的に投函口内に引き込むことがで
き、しかも駆動源としてモータ等の電動器を用いること
なく、バネ等の弾発部材を駆動源として安価に構成する
ことができる上、駆動音等の騒音を生じることがなく、
かつ故障の発生しにくい比較的簡易な構成とすることが
できると共に、電気代等のランニングコストを生じるこ
ともない。更に、投函物をゆっくりと引き込むように構
成し、投函物の落下音を抑えることもできる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1〜図7は、本発明の一実施例にかかる付
勢機構を組み込んだメールボックスを示すもので、玄関
扉の前面パネルaに直接設けた投函口bに投入された新
聞紙等の投函物cを本発明の付勢機構により自動的に投
函口b内に引き込むようにしたものである。
【0024】図中1は、上記前面パネルaの内面側に上
記投函口bを囲うように固定された四角形の枠体であ
り、該枠体1の内側上部に上記投函口bが位置するよう
になっている。該枠体1の上部には、両側板1a(支持
体),1b間に引込ローラ(被動作体)2が回転可能に
配設されており、該引込ローラ2が投函口bの下端縁か
ら若干上方に突出した状態で該投函口b下端縁に沿って
位置している。
【0025】該引込ローラ2は、図3,4に示されてい
るように、両側板1a,1b間に回転可能に支持された
軸体2aの周囲に摩擦抵抗の大きなゴム層2bを設けた
ものであり、その軸体2aの一端部は、上記枠体1を構
成する一方の側板1a(支持体)を貫通し、該側板1a
の外側に突出した端部に連動ギア(連動歯車)3が固着
されている(図1参照)。
【0026】また、上記枠体1を構成する上記両側板1
a、1bの上部内面には、ぞれぞれアーム体4,4の一
端部が回動自在に取り付けられており、該両アーム体
4,4の先端部間に押圧ローラ5が回転可能に取り付け
られている。この押圧ローラ5は、上記引込ローラ2と
同様に、両アーム体4,4間に回転可能に支持された軸
体5aの外周に摩擦抵抗の大きなゴム層5bを設けたも
のである(図3,4参照)。
【0027】そして、上記両アーム体4,4の中間部外
面にはそれぞれバネ支持突起6a,6aが突設されてお
り、このバネ支持突起6a,6aと両側板1a,1bの
上部外面にそれぞれ突設されたバネ支持突起6b,6b
との間にそれぞれコイルバネ6,6が取り付けられてい
る。これにより、両アーム体4,4が前方に付勢され、
これと一体的に押圧ローラ5が上記引込ローラ2に向け
て付勢されている。更に、両側板1a,1b後部の上記
バネ支持突起6a,6aに対応した部分にそれぞれ切り
欠き凹部6c,6cが形成されており、上記コイルバネ
6,6の付勢力により両アーム体4a,4bが引き込ま
れた際にバネ支持突起6a,6aがこの切欠き凹部6
c,6c内に挿入され、これにより押圧ローラ5が所定
の圧力で上記引込ローラ2に接するようになっている。
なお、両アーム体4,4の前面部間には、パネル状の蓋
体d(図1,3参照)が取り付けられており、この蓋体
dにより常時は投函口bが塞がれるようになっている。
【0028】上記枠体1を構成する一方の側板(支持
体)1a外面には、上記連動ギア3の下方に存して比較
的大径の駆動ギア(駆動体)7が連動ギア3と歯合した
状態に回転可能に取り付けられていると共に、この駆動
ギア7の下方に存して該駆動ギア7と所定間隔離間した
状態で巻き取りドラム8が回転可能に取り付けられてお
り、更にこの巻き取りドラム8の下方に存して該巻き取
りドラム8と所定間隔離間した状態にバネ支持ドラム9
が回転可能に取り付けられている。上記巻き取りドラム
8は大小2つのドラム8a及び8bを積み重ねて連結し
た2連ドラムとなっており、その小ドラム8bにワイヤ
(コード部材)10が巻回されていると共に、該ワイヤ
10の先端部が上記駆動ギア7の周縁部に(駆動ギア7
の回転軸と偏心して)回転可能に連結されている。ま
た、該巻き取りドラム8の大ドラム8aと上記バネ支持
ドラム9との間にはコンストンバネ11が配設されてお
り、該コンストンバネ11の両端部がそれぞれ巻き取り
ドラム8の大ドラム8a及びバネ支持ドラム9に巻回さ
れている。これにより、コンストンバネ11が巻き取り
ドラム8を図2中反時計回りに回転するように付勢して
おり、該付勢力によって巻き取りドラム8が反時計回り
に回転することによりワイヤ10が巻き取られるように
なっている。
【0029】更に、上記一方の側板(支持体)1aの内
面側には、図3,4に示されているように、上記巻き取
りドラム8を回転自在に支持している軸体とワンウェイ
クラッチ15(図1参照)を介して連結された減速ギア
12が取り付けられていると共に、該減速ギア12の下
方に存してダンパ13が取り付けられており、該ダンパ
13のダンパギア14が上記減速ギア12と歯合してい
る。
【0030】次に、本メールボックスの動作について説
明する。本メールボックスは、上述したように、投函口
bに挿入された新聞等の投函物cを自動的に投函口b内
に引き込むものである。
【0031】即ち、投函口bに投函物cを挿入すると、
図4,5に示されているように、投函口bを塞いでいる
蓋体dが押圧され、この蓋体dと一体に両アーム体4,
4がコイルバネ6の勢力に抗して後方へと揺動し、投函
物cが引込ローラ2と押圧ローラ5との間に挿入され
て、上記コイルバネ6の付勢力により両ローラ2,5間
に挟持された状態となる。
【0032】この状態で投函物cを押し込んでいくこと
により、引込ローラ2が回転してこれと一体的に連動ギ
ア3が図5中反時計回りに回転し、更にこの連動ギア3
と歯合した駆動ギア7が図5中時計回りに回転する。そ
して、この駆動ギア7が回転することにより該駆動ギア
7の周縁部に連結されたワイヤ10がコンストンバネ1
1の付勢力に抗して巻き取りドラム8から引き出され
る。
【0033】この場合、ワイヤ10が巻き取りドラム8
から引き出されるのにともなって、該巻き取りドラム8
が図5中時計回りに回転するが、この回転力は上記ワン
ウェイクラッチ15が空回りすることにより、上記減速
ギア12には伝達されず、ダンパギア14の回転抵抗に
よって投函物cを押し込む操作が阻害されるようなこと
はない。
【0034】そして、投函物cを所定量押し込んだ時点
で、図6に示したように駆動ギア7が1/2回転し、こ
の時点で投函物cの押し込み操作を終了する。これによ
り、巻き取りドラム8がコンストンバネ11の付勢力に
より図6中反時計回りに回転し、ワイヤ10が該巻き取
りドラム8に巻き取られると共に、駆動ギア7が順回転
方向(図中時計回り方向)に回転し、連動ギア3も順回
転方向(図中反時計回り方向)に回転し、これと一体的
に引込ローラ2が回転して図7に示されたように、投函
物cが自動的に引き込まれる。
【0035】この場合、巻き取りドラム8がコンストン
バネ11の付勢力により図6中反時計回りに回転してワ
イヤ10を巻き取る際、その回転力がワンウェイクラッ
チ15を介して減速ギア12に伝わり、減速ギア12が
巻き取りドラム8と一体的に回転する。これにより、減
速ギア12と歯合したダンパギア14の回転抵抗によっ
て巻き取りドラム8のワイヤ巻き取り速度が減速され、
これにより駆動ギア7の回転も減速されて投函物cの引
込動作もゆっくりと行われる。
【0036】そして、特に図示していないが、駆動ギア
7が投函物cの挿入時からちょうど1回転した時点で、
該投函物cが完全に投函口b内に引き込まれ、コイルバ
ネ6により両アーム体4,4が前方へと揺動して押圧ロ
ーラ5と引込ローラ2とが互いに当接すると共に、蓋体
dにより投函口bが塞がれ、初期状態に戻る。
【0037】このように、本メールボックスによれば、
新聞等の投函物cを投函口bに挿入して所定量押し込む
ことにより、自動的に該投函物cを引き込むことがで
き、しかも投函物cの引き込みをダンパ13の作用によ
ってゆっくりと行って投函物cの落下音等を抑えること
ができるにも拘らず、投函物cの挿入時にはダンパ13
が作用せず良好に投函操作を行うことができるものであ
る。この場合、本メールボックスは、投函物cを引き込
む機構を駆動源としてモータ等の電動器を用いることな
く、バネを駆動源として構成しているので、安価に構成
することができ、また電動器による駆動音等の騒音を生
じることなく、しかも比較的簡易な構造となっているの
で故障の発生率も低い上、電気代等のランニングコスト
を生じることもないものである。
【0038】図8〜12及び図13〜15は、それぞれ
本発明付勢機構の他の例を示すもので、図8〜12は本
発明の付勢機構により半自動的に動作する引き出し体
(直線移動体)を示し、図13〜15は本発明の付勢機
構により半自動的に動作する扉体(回動体)を示すもの
である。
【0039】即ち、図8〜12中20は引き出し体であ
り、この引き出し体20は前端面が開放した四角箱型の
ケース体21内に前後方向移動可能に収容されている。
上記引き出し体20の下面にはラックギア22が取り付
けられていると共に、上記ケース体21の下壁の内面前
部には駆動ギア(駆動体)7が回転可能に取り付けられ
ており、この駆動ギア7と上記ラックギア22とが歯合
している。更に、ケース体21の中央部やや後方にはコ
イルバネ23の一端部が固着されていると共に、該コイ
ルバネ23の他端部が上記駆動ギア7の周縁部に(駆動
ギア7の回転軸と偏心して)回転可能に連結されてお
り、その他端部が一端部側へと引き寄せられる方向に付
勢されている。なお、図中24は引き出し体20前面に
取り付けられた取手である。
【0040】次に、動作について説明すると、まず引き
出し体20がケース体21内に完全に収容された状態
(図9参照)からこれを引き出す場合は、取手24をつ
かんで引き出し体20をケース体21から引き出す。こ
れにより、引き出し体20と一体的にラックギア22が
前方へと移動し、該ラックギア22が駆動ギア7をコイ
ルバネ23の付勢力に抗して図中反時計回りに回転さ
せ、引き出し体20を所定量引き出した時点で駆動ギア
7が1/2回転する(図10参照)。そして、駆動ギア
7が1/2回転を少し越えるまで回転した時点で引き出
し体20の引き出し操作を終了すると、駆動ギア7がコ
イルバネ23の付勢力により順回転方向(図中反時計回
り)に更に1/2回転し(図11参照)、これによりラ
ックギア22が前方へと駆動されてこれと一体に引き出
し体20が自動的に前方へと移動し、完全に引き出され
た状態となる(図12参照)。
【0041】このように、引き出し体20が引き出され
た状態から該引き出し体20をケース体21内に収容す
る場合には、図12の示された状態から手動によって引
き出し体20をケース体21内に押し込む。これによ
り、引き出し体20と一体的にラックギア22が後方へ
と移動し、該ラックギア22が駆動ギア7をコイルバネ
23の付勢力に抗して図中時計回りに回転させ(図11
参照)、引き出し体20を所定量押し込んだ時点で駆動
ギア7が1/2回転する(図10参照)。そして、駆動
ギア7が1/2回転を少し越えるまで回転した時点で引
き出し体20の押し込み操作を終了すると、駆動ギア7
がコイルバネ23の付勢力により順回転方向(図中時計
回り)に更に1/2回転し、これによりラックギア22
が後方へと駆動されてこれと一体に引き出し体20が自
動的に後方へと移動し、ケース体20内に完全に収容さ
れた状態となる(図9参照)。
【0042】このように、本発明付勢機構を組み込んだ
引き出し体によれば、引き出し体20を所定量まで引き
出すことにより、以降の引き出し動作が自動的に行わ
れ、かつ引き出し体20をケース体21内に収容する場
合も引き出し体20を所定量まで押し込むことにより、
以降の押し込み動作が自動的に行われる。なお、その他
の作用効果は、上記メールボックスと同様である。
【0043】また、図13〜15中30は基体31に回
動可能に取り付けられ、該基体31の開口部を開閉する
扉体であり、その基端部内面には円弧状の周面に係合歯
が形成された扇状の連動ギア32が設けられている。一
方、上記基体31の扉体30との連結部内面には三角棚
板状の支持体33が設けられていると共に、この支持体
33上に駆動ギア7が上記連動ギア32と歯合した状態
で回転可能に取り付けられている。更に、上記支持体3
3の基体31側壁近傍にはコイルバネ(付勢手段)34
の一端部が固着されていると共に、該コイルバネ34の
他端部が上記駆動ギア7の周縁部に(駆動ギア7の回転
軸と偏心して)回転可能に連結されており、その他端部
が一端部側へと引き寄せられる方向に付勢されている。
【0044】次に、動作について説明すると、まず扉体
30が閉じた状態(図13参照)からこれを開く場合
は、扉体30の自由端側をつかんで該扉体30を開方向
に回動させる。これにより、扉体30と一体的に連動ギ
ア32が図中反時計回りに回動し、該連動ギア32が駆
動ギア7をコイルバネ34の付勢力に抗して図中時計回
りに回転させ、扉体30を所定量開いた時点で駆動ギア
7が1/2回転する(図14参照)。そして、駆動ギア
7が1/2回転を少し越えるまで回転した時点で扉体3
0の回動操作を終了すると、駆動ギア7がコイルバネ3
4の付勢力により順回転方向(図中時計回り)に更に1
/2回転し、これにより連動ギア32が反時計回りに回
動してこれと一体に扉体30が自動的に開方向に回動
し、扉体30が完全に開いた状態となる(図15参
照)。
【0045】このように、扉体30が開かれた状態から
これを閉じる場合には、図15に示された状態から手動
によって扉体30を閉方向に回動させる。これにより、
扉体30と一体的に連動ギア32が図中時計回りに回動
し、該連動ギア32が駆動ギア7をコイルバネ34の付
勢力に抗して図中反時計回りに回転させ、扉体30を所
定量回動させた時点で駆動ギア7が1/2回転する(図
14参照)。そして、駆動ギア7が1/2回転を少し越
えるまで回転した時点で扉体30の回動操作を終了する
と、駆動ギア7がコイルバネ34の付勢力により順回転
方向(図中反時計回り)に更に1/2回転し、これによ
り連動ギア32が図中時計回りに駆動されてこれと一体
に扉体30が自動的に閉方向へと回動し、図13に示し
た閉状態となる。
【0046】このように、本発明付勢機構を組み込んだ
扉体によれば、扉体30を所定量まで開くことにより、
以降の開放動作が自動的に行われ、かつ扉体30を閉じ
る場合も該扉体30を所定量まで閉じることにより、以
降の閉動作が自動的に行われる。なお、その他の作用効
果は上記メールボックスと同様である。
【0047】ここで、上記引き出し体20及び扉体30
の付勢機構においては、該付勢機構により自動的に行わ
れる引き出し体20及び扉体30の動作を減速する機構
は設けていないが、これら引き出し体20及び扉体30
の付勢機構において、付勢手段として上記コイルスプリ
ング23,34に代えて上記メールボックスと同様に巻
き取りドラム(上記メールボックスでは参照符号8)、
バネ支持ドラム(同参照符号9)、ワイヤ(同参照符号
10)及びコンストンバネ(同参照符号11)を用いて
付勢手段を構成すると共に、減速ギア(同参照符号1
2)、ダンパ(同参照符号13)及びワンウェイクラッ
チ(同参照符号15)を用いて減速機構を構成し、引き
出し体20及び扉体30の開閉初期操作の操作性を低下
させることなく、付勢機構による自動開閉動作をゆっく
りと行うようにし、内容物への衝撃緩和、引き出し体2
0及び扉体30の閉まり音の防止機能を付加することも
できる。
【0048】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の付勢機構は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更して差
し支えない。例えば、上記メールボックスにおいては、
引込ローラ2と駆動ギア7とを連動ギア3を介して連結
し、駆動ギア7の1回転に対して引込ローラ2が複数回
転するように構成されているが、ローラ等の回転体を1
回転させるだけでよい場合には、駆動体をローラ等の回
転体と一体に設けてもよく、更にこの場合駆動体をアー
ム状に形成することもでき、更に付勢手段を上記引き出
し体20や扉体30と同様に、コイルバネを用いて簡易
に構成することもできる。また、上記実施例ではいずれ
も付勢手段として、駆動体の周縁端部を引っ張るように
付勢したが、駆動体の周縁端部を押圧するように構成す
ることもできる。また更に、本発明の付勢機構は、上記
メールボックスの投函物引込機構、引き出し体及び扉体
の開閉機構の他にも種々の用途に応用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の付勢機構
によれば、被動作体の初期動作を手動等により強制的に
行うことにより、以後の動作を自動的に行うことがで
き、しかも駆動源としてモータ等の電動器を用いること
なく、バネ等の弾発部材を駆動源として安価に構成する
ことができる。また、電動器による駆動音等の騒音を生
じることなく、しかも故障の発生しにくい比較的簡易な
構成とすることができる上、電気代等のランニングコス
トを生じることもない。更に、ダンパ等を用いて被動作
体の動作をゆっくりと行うように構成し、投函物の落下
音を抑えることもできる。
【0050】従って、本発明の付勢機構を組み込んだメ
ールボックスは、投函物を投函口に所定量挿入すること
により、投函物を自動的に投函口内に引き込むことがで
き、しかも駆動源としてモータ等の電動器を用いること
なく、バネ等の弾発部材を駆動源として安価に構成する
ことができる上、駆動音等の騒音を生じることなく、か
つ故障の発生しにくい比較的簡易な構成とすることがで
きる上、電気代等のランニングコストを生じることもな
い。更に、投函物をゆっくりと引き込むように構成し、
投函物の落下音を抑えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる付勢機構を用いたメ
ールボックスの投函物引込機構を示す正面図である。
【図2】同メールボックスの投函物引込機構を示す側面
図である。
【図3】同メールボックスの投函物引込機構を示す図1
のA−A線に沿った断面図である。
【図4】同メールボックスの投函物引込機構を示す図1
のA−A線に沿った断面図であり、投函物を挿入した状
態を示すものである。
【図5】同メールボックスの投函物引込機構を示す側面
図であり、投函物を挿入した状態を示すものである。
【図6】同メールボックスの投函物引込機構を示す側面
図であり、投函物を所定量押し込んだ状態を示すもので
ある。
【図7】同メールボックスの投函物引込機構を示す側面
図であり、投函物を自動的に引き込んだ状態を示すもの
である。
【図8】本発明の他の実施例にかかる付勢機構を用いた
引き出し体(直線移動体)の開閉機構を示す分解斜視図
である。
【図9】同引き出し体の開閉機構を示す一部を透視図と
した断面図である。
【図10】同引き出し体の開閉機構を示す一部を透視図
とした断面図であり、引き出し体を所定量引き出した状
態を示すものである。
【図11】同引き出し体の開閉機構を示す一部を透視図
とした断面図であり、引き出し体が自動的に動作してい
る状態を示すものである。
【図12】同引き出し体の開閉機構を示す一部を透視図
とした断面図であり、引き出し体を完全に引き出した状
態を示すものである。
【図13】本発明の別の実施例にかかる付勢機構を用い
た扉体(回動体)の開閉機構を示す部分断面図であり、
扉体を閉じた状態を示すものである。
【図14】同扉体の開閉機構を示す部分断面図であり、
扉体を所定量回動させた状態を示すものである。
【図15】同扉体の開閉機構を示す部分断面図であり、
扉体を全開した状態を示すものである。
【符号の説明】
1a 側板(支持体) 2 引込ローラ(被動作体) 3 連動ギア(連動歯車) 4 アーム体 5 押圧ローラ 7 駆動ギア(駆動体) 8 巻き取りドラム 9 バネ支持ドラム 10 ワイヤ(コード部材) 11 コンストンバネ 12 減速ギア 13 ダンパ 14 ダンパギア 15 ワンウェイクラッチ 20 引き出し体(被動作体) 21 ケース体 22 ラックギア 23 コイルバネ(付勢手段) 30 扉体 31 基体 32 連動ギア 33 支持体 34 コイルバネ(付勢手段) c 投函物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被動作体を所定の動作方向に付勢する付
    勢機構であって、回転可能に支持され、上記被動作体と
    直接又は中間部材を介して連結された駆動体と、一端部
    が該駆動体に偏心して回転可能に連結されていると共
    に、他端部が駆動体の外側で支持された線状又は棒状の
    部材を有し、該部材の一端部を、他端部に向けて引き込
    む方向又は他端部から離間するように押し出す方向に付
    勢した付勢手段とを具備してなり、被動作体を一方向に
    動作させることにより、上記駆動体が上記付勢手段の付
    勢力に抗して一回転方向に回転し、該駆動体が1/2回
    転を越えると、上記付勢手段の付勢力により駆動体が順
    回転方向に回転し、該駆動体と連動して上記被動作体が
    順方向に自動的に動作するように構成したことを特徴と
    する付勢機構。
  2. 【請求項2】 被動作体が、直接又は連動歯車を介して
    駆動体と連結された回転体又は回動体である請求項1記
    載の付勢機構。
  3. 【請求項3】 被動作体が、ラックギアを介して駆動体
    と連結された直線移動体である請求項1記載の付勢機
    構。
  4. 【請求項4】 巻き取りドラムを回転可能に支持すると
    共に、これを一回転方向に付勢し、該巻き取りドラムに
    コード部材を巻回すると共に、このコード部材の先端部
    を駆動体に偏心して回転可能に連結し、巻き取りドラム
    が付勢力により回転してコード部材を巻き取ることによ
    り駆動体を付勢するように付勢手段を構成し、かつ、上
    記巻き取りドラムの回転軸にワンウェイクラッチを介し
    て減速ギアを取り付けると共に、該減速ギアに所定の回
    転抵抗を有するダンパギアを歯合させて、上記巻き取り
    ドラムがコード部材を繰り出す方向に回転する際には、
    上記ワンウェイクラッチが空回りして減速ギアが回転せ
    ず、巻き取りドラムがコード部材を巻き取る方向に回転
    する際には減速ギアが巻き取りドラムと共に回転し、上
    記ダンパギアにより巻き取りドラムの回転が減速される
    ように構成した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    付勢機構。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の付勢機構を組み込んだメ
    ールボックスであって、被動作体として引込ローラを投
    函口の一内縁部に沿って回転可能に配設すると共に、該
    引込ローラの一端部に連動歯車を設け、かつ投函口の一
    側方に存して支持体を設けると共に、該支持体に歯車状
    に形成した駆動体及び付勢手段を配設し、上記駆動体と
    上記連動歯車とを歯合させて付勢機構を構成し、更に投
    函口の内側に上記引込ローラと対向して押圧ローラを揺
    動可能に配設すると共に、該押圧ローラを上記引込ロー
    ラに向けて付勢し、投函口に挿入された投函物を上記押
    圧ローラと引込ローラとで挟持し、投函物を押し込むこ
    とにより引込ローラが回転すると共に該引込ローラに設
    けられた上記連動歯車が上記駆動体を一回転方向に回転
    させ、投函物が所定量押し込まれた時点で駆動体の回転
    量が1/2回転を越え、以後上記付勢手段により駆動体
    が順回転方向に回転し、該駆動体が連動歯車を回転させ
    て引込ローラが順回転方向に回転し、投函物を自動的に
    投函口内に引き込むように構成したことを特徴とするメ
    ールボックス。
  6. 【請求項6】 支持体に巻き取りドラムを回転可能に支
    持すると共に、これを一回転方向に付勢し、該巻き取り
    ドラムにコード部材を巻回すると共に、このコード部材
    の先端部を歯車状に形成した駆動体に偏心して回転可能
    に連結し、巻き取りドラムが付勢力により回転してコー
    ド部材を巻き取ることにより駆動体を付勢するように付
    勢手段を構成し、かつ、上記巻き取りドラムの回転軸に
    ワンウェイクラッチを介して減速ギアを取り付けると共
    に、該減速ギアに所定の回転抵抗を有するダンパギアを
    歯合させて、上記巻き取りドラムがコード部材を繰り出
    す方向に回転する際には、上記ワンウェイクラッチが空
    回りして減速ギアが回転せず、巻き取りドラムがコード
    部材を巻き取る方向に回転する際には減速ギアが巻き取
    りドラムと共に回転し、上記ダンパギアにより巻き取り
    ドラムの回転が減速されるように構成した請求項5記載
    のメールボックス。
JP15670894A 1994-06-15 1994-06-15 付勢機構及び該付勢機構を組み込んだメールボックス Pending JPH08440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4946646A (en) * 1987-05-15 1990-08-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Alloy for hydrogen storage electrodes
GB2402968A (en) * 2003-06-19 2004-12-22 Steven Green Letterbox mechanism

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