JPH084329B2 - 音声多重復調回路 - Google Patents

音声多重復調回路

Info

Publication number
JPH084329B2
JPH084329B2 JP62123330A JP12333087A JPH084329B2 JP H084329 B2 JPH084329 B2 JP H084329B2 JP 62123330 A JP62123330 A JP 62123330A JP 12333087 A JP12333087 A JP 12333087A JP H084329 B2 JPH084329 B2 JP H084329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
sub
white level
stereo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62123330A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63287274A (ja
Inventor
勉 石川
英雄 今泉
章 椛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP62123330A priority Critical patent/JPH084329B2/ja
Priority to KR1019880004343A priority patent/KR960003036B1/ko
Publication of JPS63287274A publication Critical patent/JPS63287274A/ja
Priority to US07/472,459 priority patent/US4953021A/en
Publication of JPH084329B2 publication Critical patent/JPH084329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Receiver Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、音声多重復調回路に関するもので、特にサ
ブチャンネル復調回路からノイズが発生するのを防止し
た音声多重復調回路に関する。
(ロ)従来の技術 現在、米国で放送されているTV(テレビジョン)音声
多重信号は、メインチャンネル信号、ステレオパイロッ
ト信号、サブチャンネル信号、第2音声信号等を周波数
多重してなるもので、例えばステレオ放送の場合、メイ
ンチャンネル信号はステレオ和信号(L+R)で構成さ
れ、サブチャンネル信号は副搬送波周波数(31・468KH
z、2fHに相当)をステレオ差信号(L−R)でAMDSB変
調したもので構成されている。そして、TV放送信号の音
声搬送波にFM変調された前記米国TV音声多重信号は、TV
受像機のIF検波回路から取り出すことができる。前記米
国TV音声多重信号中のステレオパイロット信号の周波数
はfHであり、該fHのステレオパイロット信号がPLL回路
に印加され、周波数2fHの副搬送波が再生される。そし
て、前記副搬送波を用いてステレオ差信号(L−R)の
復調が行なわれ、該ステレオ差信号(L−R)とステレ
オ和信号(L+R)とがマトリクスされて、左右ステレ
オ信号、L及びRが復調される。
尚、米国TV音声多重信号の復調回路は、例えば「NEC
技報」VOl.39No.3/1986、第4頁乃至第7頁に記載され
ている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 ところで、TV受像機においては4.5MHzのSIF信号を取
り出し、これをFM検波することで音声信号を得ている
が、前記SIF信号の取り出し方には映像検波回路を兼用
して取り出す方法(インターキャリア方式)と、映像信
号と音声信号とを分離してから検波する方法(スプリッ
トキャリア方式)とがある。スプリットキャリア方式で
は、映像と音声とを分離してから検波しているので、映
像信号から音声信号への妨害は少ないが、インターキャ
リア方式ではSIF信号が映像検波回路から検出される
為、映像信号が音声信号に混入し、SIF信号は映像信号
による異常な変調を受ける。特に米国音声多重放送方式
ではステレオパイロット信号が周波数fHに、又副搬送波
周波数が2fHに選ばれているので、前記水平同期信号と
ステレオパイロット信号、前記水平同期信号の第2高調
波(31.5KHz)と前記副搬送波との間に各々同一チャン
ネル混信が生じ、バズが生じてしまう。PLL回路を用い
て副搬送波を再生し、ステレオ差信号(L−R)を復調
するような音声多重復調回路では、ステレオパイロット
信号が前記バズの影響を受けると、PLL回路において位
相ずれが生じ、位相のずれた2fHの副搬送波がサブチャ
ンネル復調回路に印加される。すると、サブチャンネル
復調回路の出力として復調レベルが前記位相ずれに応じ
て変動したステレオ差信号(L−R)が発生する。前記
PLL回路に印加される水平同期信号は、60Hz毎に垂直同
期信号期間となり該垂直同期信号期間中には水平同期信
号が存在しない為、位相シフト量が変化する。すると、
前記期間中には前記2fHの副搬送波と位相の異なる2fH
副搬送波がサブチャンネル復調回路に印加され、前記復
調レベルと異なる復調レベルでステレオ差信号(L−
R)が発生する。その様子を第2図(イ)及び(ロ)に
示す。第2図(イ)はPLL回路に印加される水平同期信
号を示し、第2図(ロ)はサブチャンネル復調回路の出
力端に発生する復調されたステレオ差信号(L−R)を
示している。第2図(イ)の水平同期信号は、垂直期間
中存在しない。その為、水平期間と垂直期間とでPLL回
路の位相ずれの量が変化し、復調レベルが変化する。第
2図(ロ)における期間Aは、垂直期間における復調出
力を示し、期間Bは水平期間における復調出力を示して
いる。ここで、第2図(ロ)に示される復調されたステ
レオ差信号(L−R)は、マトリクス回路に印加される
が、図から明らかな様に前記ステレオ差信号(L−R)
中には60Hzのノイズが混入している為に、マトリクス回
路の復調出力中にも60Hzのノイズが発生してしまう。こ
の様にしてステレオ差信号(L−R)中には映像信号の
混入を原因とする60Hzのノイズが発生してしまい、マト
リクス後の左右ステレオ信号中に60Hz及びその高調波ノ
イズが発生してしまうという問題があった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、検波され
た音声多重信号中のサブチャンネル信号をPLL回路から
の副搬送波に応じて復調するサブチャンネル復調回路
と、前記音声多重信号中のメインチャンネル信号と前記
サブチャンネル復調回路から得られるサブチャンネル信
号とをマトリクスするマトリクス回路と、映像信号のホ
ワイトレベルに応じて前記PLL回路のローパスフィルタ
の時定数を制御するホワイトレベル検出回路とから成る
ことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明に依れば、映像信号のホワイトレベルを検出し
てローパスフィルタの時定数を制御しているので、ホワ
イトレベルが高くノイズが発生し易い場合に、前記時定
数を大にすることが出来、ステレオパイロット信号が水
平同期信号の影響を受けていてもサブチャンネル復調回
路から雑音が発生するのを防止出来る。
(ヘ)実施例 第1図は、本発明の一実施例を示す回路図で、(1)
はRF信号を受信し、IF信号に変換するチューナ、(2)
はチューナ(1)からのIF信号を増幅し、検波するIF検
波回路、(3)はIF検波回路(2)からの音声多重信号
が印加されるサブチャンネル復調回路、(4)は前記音
声多重信号中の周波数fHのステレオパイロット信号が基
準信号として印加され、周波数2fHの副搬送波を再生す
るPLL回路、(5)はステレオ和信号(L+R)とサブ
チャンネル復調回路(3)からのステレオ差信号(L−
R)とをマトリクスし、左右ステレオ信号を復調するマ
トリクス回路、及び(6)はIF検波回路(2)からの映
像信号が印加され、該映像信号のホワイトレベルを検出
するホワイトレベル検出回路である。
次に動作を説明する。アンテナ(7)に受信されたRF
信号は、チューナ(1)を介してIF検波回路(2)に印
加され、検波される。そして、端子(8)には映像信号
が又、端子(9)には音声信号がそれぞれ導出される。
そして、前記音声信号すなわち、ステレオ和信号(L+
R)、ステレオ差信号(L−R)、ステレオパイロット
信号等から成る音声多重信号は、サブチャンネル復調回
路(3)に印加される。又、端子(8)からの映像信号
は、ホワイトレベル検出回路(6)に印加され、そのホ
ワイトレベル(輝度信号レベル)が検出される。前記ホ
ワイトレベル検出回路(6)は、例えば第3図の如きも
のである。第3図において、入力端子(10)には映像信
号が印加され直流阻止コンデンサ(11)を介して直流分
が除去された後、ダイオード(12)で正の信号のみが検
出されコンデンサ(13)に充電される。ここで、ホワイ
トレベルが基準ホワイトレベルに近い時には水平同期信
号の振幅が大となる為、コンデンサ(13)の端子電圧は
上昇する。又、ホワイトレベルが基準ホワイトレベルか
ら離れている時には水平同期信号の振幅が小となる為、
コンデンサ(13)の端子電圧は下降する。従って、出力
端子(14)には前記ホワイトレベルに応じた電圧が発生
する。
一方、第1図のPLL回路(4)には前記音声多重信号
中の周波数fHのステレオパイロット信号が印加され2fH
の副搬送波が再生される。ここで、前記PLL回路(4)
内のローパスフィルタの時定数は、ステレオパイロット
信号の周波数に応じて適当な値に設定されている。従っ
て、前記ステレオパイロット信号がバズの影響を比較的
受けていない場合には、前述の如き時定数で良い。しか
しながら、ホワイトレベルが高くバズの影響が著しくな
ると、前述の如き時定数のPLL回路(4)では、その位
相ずれが激しくなり、位相のずれた副搬送波が再生され
てしまう。PLL回路(4)における位相ずれを低減させ
る為には、内蔵するローパスフィルタの時定数を充分高
く設定し、入力信号の急激な変化に対して応答しないよ
うにすれば良い。そうすれば、バズの影響を極力低下さ
せることが出来る。そこで、本発明はバズの影響が著し
くなるホワイトレベルが高い期間のみ、ローパスフィル
タの時定数を大としている。すなわち、ホワイトレベル
検出回路(6)の出力端の電圧が低い時には、PLL回路
(4)内のローパスフィルタの時定数を制御せずその値
を小とし、前記出力端の電圧が高くなると前記時定数を
大としている。
従って、PLL回路(4)で再生される2fHの副搬送波
は、バズの影響を受けなくなり、サブチャンネル復調回
路(3)では周波数2fHに変調されたステレオ差信号
(L−R)を常に一定のレベルで復調することが出来
る。
その結果、マトリクス回路(5)には前記ステレオ差
信号(L−R)とステレオ和信号(L+R)とが印加さ
れ、両信号がマトリクスされて、出力端子(15)及び
(16)に左右ステレオ信号を得ることが出来る。
第4図は、第1図のPLL回路(4)の具体回路例を示
す回路図で、入力端子(17)からの周波数fHのステレオ
パイロット信号は、VCO(電圧制御発振器)(18)の発
振出力信号を第1及び第2分周器(19)及び(20)で分
周して得られる周波数fHの発振出力信号と、位相比較回
路(21)で位相比較され、その位相差に応じた誤差電圧
が位相比較回路(21)の出力端に得られる。そして、前
記誤差電圧はローパスフィルタ(22)でその高域成分が
除去された後、VCO(18)に印加されVCO(18)の発振周
波数を制御する。その為、VCO(18)の周波数4fHの発振
出力信号は前記ステレオパイロット信号に同期したもの
となり、1/2分周を行なう第1分周器(19)からは2fH
副搬送波が得られ、該信号がサブチャンネル復調回路
(3)に印加される。ホワイトレベル検出回路(6)の
出力信号は、抵抗(23)及び(24)から成る分圧抵抗で
分圧された後、トランジスタ(25)のベースに印加され
る。ここで、ホワイトレベルが低い時に分圧電圧がVBE
(トランジスタ(25)のベース・エミッタ間電圧)以下
になるように前記抵抗(23)及び(24)の値を設定すれ
ば、トランジスタ(25)はオフとなる。その為、ローパ
スフィルタ(22)の時定数は、抵抗(26)及びコンデン
サ(27)に応じた値となる。又、ホワイトレベルが高い
時にはトランジスタ(25)がオンとなり、ローパスフィ
ルタ(22)の時定数は、抵抗(26)、コンデンサ(27)
及びコンデンサ(28)の値に応じたものとなり、その値
は大となる。従って、第4図の如き回路に依れば、ホワ
イトレベルに応じてその時定数を可変することが出来
る。第4図の具体回路例ではローパスフィルタ(22)と
並列にコンデンサ(28)を接続するか否かに応じてその
時定数を可変しているが、本発明による制御はこれに限
定されるものではなく、時定数を可変出来るものなら
ば、種々な回路が適当可能である。
(ト)発明の効果 以上述べた如く、本発明に依ればステレオ差信号(L
−R)を復調する為の副搬送波を再生するPLL回路内の
ローパスフィルタの時定数を、映像信号中のホワイトレ
ベルに応じて制御しているのでバズが増大した時に前記
時定数を大とすることが出来る。その為、復調されたス
テレオ差信号(L−R)中に生じるノイズを大幅に低減
させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す回路図、第2図はノ
イズの発生を説明する為の特性図、第3図はホワイトレ
ベル検出回路の具体例を示す回路図、及び第4図はPLL
回路の具体例を示す回路図。 (3)……サブチャンネル復調回路、(4)……PLL回
路、(5)……マトリクス回路、(6)……ホワイトレ
ベル検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検波された音声多重信号中のサブチャンネ
    ル信号をPLL回路からの副搬送波に応じて復調するサブ
    チャンネル復調回路と、前記音声多重信号中のメインチ
    ャンネル信号と前記サブチャンネル復調回路から得られ
    るサブチャンネル信号とをマトリクスするマトリクス回
    路とを備える音声多重復調回路において、検波された映
    像信号のホワイトレベルを検出するホワイトレベル検出
    回路を設け、該ホワイトレベル検出回路の出力信号に応
    じて前記PLL回路のローパスフィルタの時定数を制御
    し、前記サブチャンネル復調回路からノイズが発生する
    のを防止したことを特徴とする音声多重復調回路。
JP62123330A 1987-04-17 1987-05-20 音声多重復調回路 Expired - Lifetime JPH084329B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62123330A JPH084329B2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 音声多重復調回路
KR1019880004343A KR960003036B1 (ko) 1987-04-17 1988-04-16 텔레비젼 음성 다중신호를 위한 복조회로
US07/472,459 US4953021A (en) 1987-04-17 1990-02-01 Demodulator circuit for television multi-channel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62123330A JPH084329B2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 音声多重復調回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63287274A JPS63287274A (ja) 1988-11-24
JPH084329B2 true JPH084329B2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=14857888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62123330A Expired - Lifetime JPH084329B2 (ja) 1987-04-17 1987-05-20 音声多重復調回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084329B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63287274A (ja) 1988-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4139866A (en) Stereophonic television sound transmission system
KR940000703B1 (ko) 위성방송 수신기
JPH0817466B2 (ja) ステレオテレビジョン音声の受信・再生装置とその方法
US4577226A (en) Noise reduction for FM stereophonic systems and particularly useful in television audio systems
US4511924A (en) Frequency translation phase-locked loop for separate or intercarrier type television sound detection
KR890000648B1 (ko) 텔레비젼 음성신호 수신기
US4953021A (en) Demodulator circuit for television multi-channel
US4644580A (en) Sound-multiplexed TV signal demodulator having electrically independent stereo and SAP demodulation means
JPH084329B2 (ja) 音声多重復調回路
JPH0747010Y2 (ja) 音声多重復調回路
JPH0797845B2 (ja) 音声多重復調回路
CA1160690A (en) Dual time constant afc filter
JPH0317486Y2 (ja)
EP0066848A2 (en) Television signal recording apparatus
JP2594740B2 (ja) 受信装置
JPS5919506Y2 (ja) テレビジヨン音声多重放送用受信機
JP2865760B2 (ja) 衛星放送受信機
KR0141122B1 (ko) 영상과 음성신호의 분리복조용 장치
JP2540837B2 (ja) Fm−am方式音声多重放送の受信装置
JPH0114751B2 (ja)
JPH0787558B2 (ja) 音声多重復調回路
JPH01229535A (ja) 音声多重復調回路
JPH0822035B2 (ja) 音声多重復調回路
JPS6137825B2 (ja)
KR20000019721A (ko) 멀티 티아이 모듈을 갖는 브이시알 시스템