JPH0843206A - 光束の色度検出装置 - Google Patents

光束の色度検出装置

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JPH0843206A
JPH0843206A JP11750495A JP11750495A JPH0843206A JP H0843206 A JPH0843206 A JP H0843206A JP 11750495 A JP11750495 A JP 11750495A JP 11750495 A JP11750495 A JP 11750495A JP H0843206 A JPH0843206 A JP H0843206A
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JP
Japan
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chromaticity
detection device
luminous flux
interference filter
refractive index
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JP11750495A
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Ufinger Joseph
ユフィンガー ヨゼフ
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SHIYABURONENTEKUNIIKU KUFUSUTAIN AG
Schablonentechnik Kufstein GmbH
Original Assignee
SHIYABURONENTEKUNIIKU KUFUSUTAIN AG
Schablonentechnik Kufstein GmbH
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4471Terminating devices ; Cable clamps
    • G02B6/4476Terminating devices ; Cable clamps with heat-shrinkable elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/013Sealing means for cable inlets

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速度で移動する表面を走査する際に、高強
度の光を用いてスポット(点)ごとに色度を検出する。 【構成】 屈折率勾配干渉フィルタ23では、1つの勾
配方向に沿って線形に屈折率が変化する。光束を供給す
る光ファイバ19の光出口端は前記勾配方向に延びる列
ごとに互いに隣接配置される。光出口端からの円錐状の
光は円筒レンズ22で1方向に集束され、前記干渉フィ
ルタ23に導かれる。干渉フィルタ23を通過した線形
勾配を有する波長の光はPINフォトダイオードアレイ
25で受光され、個々のフォトダイオードが色信号を生
成する。この色信号を用いて色度を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光束の色度検出装置に
関し、特に、線形に屈折率が変化する1つの勾配方向を
持った屈折率勾配干渉フィルタと、この屈折率勾配干渉
フィルタの勾配方向に沿って互いに隣接配置され、屈折
率勾配干渉フィルタから光束が照射される複数のフォト
ダイオードと、屈折率勾配干渉フィルタの前方に配置さ
れ、フォトダイオードに向けて光束を集束させる集束光
学系とを備え、複数のフォトダイオードの測定信号に基
づいて色度を算出する色度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、照射光の色度を測定する際に
は、その照射光から3本の部分光束を分散させる。それ
らの部分光束は、3つの色フィルタによってフォトダイ
オードまたはフォトトランジスタに導かれ、対応する3
つの電気信号に変換される。その他、光束全体から色度
を測定したい場合には、光束を光格子またはプリズムに
よってスペクトル成分に分光し、例えば256個や51
2個のダイオードからなるダイオードアレイに投射する
こともできる。
【0003】光束全体から3本の部分光束を分散させる
方法は、光のRGB測定法と呼ばれる。この測定方法で
は、赤、緑および青といった3つの色領域で測定が行わ
れることが多いからである。各色フィルタは、互いに異
なる波長域の光束を取り出し、フィルタの下流に接続さ
れたフォトダイオードへ送り込む。フォトダイオード
は、負荷の強度すなわち光の強度や、ダイオード自体の
感度に比例した電流を生成する。この電流が測定信号と
して用いられる。こうして得られたカラー情報は十分な
ものとはいえないことが多い。赤、緑および青といった
3原色が混ざった中間色のスペクトル成分はフィルタ係
数によって縮減された形で検出されるからである。しか
も、RGB測定法に使用される色フィルタは、通常、1
00nm程度の広い帯域透過幅を有し、その下流に接続
されたダイオードが測定するのは、透過帯域全体にわた
った光強度の平均値でしかない。
【0004】一般に、カラーサークルやその他の色相配
列表上では、色成分間の距離が互いに離れるほど、互い
に混合された色の値は白や灰色に近づく。赤、緑および
青といった色成分に対してのみ測定を行うと、これら3
原色の色度のみが後続する合成処理で使用されることと
なる。その結果、そういった色度から合成された色は、
明るい色調のときには乳白色に見え、暗い色調のときに
は灰色がかった色に見える。反対に、純粋なスペクトル
色や、近接したスペクトル色同士の混色は、鮮明なもの
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】鮮明な色の再現に寄与
する色度測定法を実現するには、測定したい光束のスペ
クトル分解を行う。このスペクトル分解には、前述した
ように、光格子やプリズムが用いられる。しかしなが
ら、どちらを用いても光がかなり失われてしまう。例え
ば、光格子を用いた場合には、他の階層の回析もが光を
受光することから光の損失が生じる。プリズムを用いた
場合には、特に光学系の総延長が短いと、プリズムを多
重配置することが必要となる。この多重配置では、光の
反射が強い上、光の吸収によって損失が生じる。しか
も、この多重配置を用いると、収容する空間からみて
も、測定用電子機器のコンパクト化といった要求に完全
に反する結果となる。その上、生成されるスペクトルは
ほぼ短波長のものだけであって、短波長専用のダイオー
ドアレイが使用される。その結果、光の強度をゆっくり
としか読み取ることができない。また、きめ細かなスペ
クトル解像を得るには、ギャップが狭く、低照度である
ことが望ましい。こうすれば、異なる波長域間でギャッ
プ像が重なり合って光格子やプリズムによって達成され
た解像度を悪化させることもない。ただ、これによって
読み出しの速度が著しく遅くなる。
【0006】光束の色度を検出する装置は、例えば、O
CLI社(アメリカ合衆国 カリフォルニア州 San
ta Rosa, Northpoint Parkw
ay2789)のパンフレットに紹介されている。この
既知の装置は線形屈折率勾配干渉フィルタ(linea
r graded interference fil
ter)を備える。この屈折率勾配干渉フィルタでは、
1つの勾配方向に沿って屈折率が変化し、この屈折率勾
配干渉フィルタを通じて光束が多数のフォトダイオード
上に投射される。フォトダイオードは、屈折率勾配干渉
フィルタの勾配方向に互いに隣接して配置され、これら
のフォトダイオードを用いて測定信号を供給する。この
測定信号に基づいて色度が計算されるのである。フォト
ダイオードは、256個のアレイ形に配置され、測定信
号の評価回路に接続される。屈折率勾配干渉フィルタの
前方には集束光学系が配置される。この集束光学系は、
ハロゲンランプから照射されてサンプルから反射してく
る光束をフォトダイオード上に集束させる。
【0007】本発明は、前述された一般の色度検出装置
を改良し、高速度で移動する表面を走査する際に、高強
度の光を用いてスポット(点)ごとに色度を検出するこ
とができるものを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明によれば、線形に屈折率が変化す
る1つの勾配方向を持つ屈折率勾配干渉フィルタと、こ
の屈折率勾配干渉フィルタの勾配方向に沿って互いに隣
接配置され、屈折率勾配干渉フィルタから光束が照射さ
れる複数のフォトダイオードと、屈折率勾配干渉フィル
タの前方に配置され、フォトダイオードに向けて光束を
集束させる集束光学系とを備え、複数のフォトダイオー
ドの測定信号に基づいて色度を算出する光束の色度検出
装置において、前記屈折率勾配干渉フィルタの勾配方向
に延びる1以上の列ごとに互いに隣接配置される光出口
端を有し、前記光束を供給する複数の光ファイバと、前
記集束光学系に設けられ、前記勾配方向に沿った軸線を
有する円筒レンズとを備え、前記フォトダイオードをP
INダイオードで構成したことを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、移動面上の色度をき
わめて迅速に読み取ることが可能になる。特に、光ファ
イバの配列と円筒レンズの使用とによって、最大レベル
の光束をフォトダイオード上に導くことができる。しか
も、ダイオードアレイに個別のPINフォトダイオード
を用いることによって、ダイオードキャパシタンスを最
小に抑えることができる。その結果、照射がかなり弱い
場合でも、対応するダイオード電流を迅速に生成するこ
とができる。
【0010】例えば、所定のパターンが張り付けられた
シリンダ外周面を前記移動面としてとらえた場合、パタ
ーンの色は点(ポイント)単位でスキャンされる。この
ために、外周面に横たわるパターンとともに長手軸周り
でシリンダを回転させる。このとき、シリンダは中実で
あっても中空円筒であってもよい。回転するパターンは
点単位で照射され、この照射点に、光ファイバの全ての
光入り口端が向けられる。これらの入り口端は、パター
ンから反射してくる光(反射光または散乱光)を検知す
る。シリンダ外周面に平行にシリンダの長手方向に1つ
のガイドが延び、このガイドに沿って照射装置と光検出
装置とが一様に移動すると仮定すれば、シリンダの回転
中に連続的に測定される色点は、互いに密に隣接し合っ
て、シリンダ外周面に螺旋経路を描く。
【0011】また、本発明の改良によれば、集束光学系
および屈折率勾配干渉フィルタとフォトダイオードとは
互いに屈折率勾配干渉フィルタの勾配方向に相対移動す
る。これによって、これら構成要素間の相対位置をきめ
細かく調整することが可能となる。このような構成で
は、集束光学系および屈折率勾配干渉フィルタを共通フ
レームで把持してもよい。この場合、共通フレームは屈
折率勾配干渉フィルタの勾配方向に変位可能に支持され
る。こうして共通フレームを用いれば、集束光学系と干
渉フィルタとの間の相対移動を回避し、その結果、位置
調整が著しく簡易化される。
【0012】さらに、本発明の改良によれば、共通フレ
ームは中間挟持体に支持され、この中間挟持体は、フォ
トダイオードを支持する基礎体に固定される。かかる構
成では、複数のフォトダイオードはアレイとして構成さ
れ、このアレイは、基礎体に固着された基板上に配設さ
れる。中間挟持体には、基礎体と反対側の側面に、光フ
ァイバの光出口端を強固に保持する前方挟持体が固定さ
れる。これらの基礎体、中間挟持体および前方挟持体は
互いに固定されてもよい。その固定は、例えば、ピン結
合によってなされる。この構成では、アレイとして構成
される構成要素やこの構成要素を支持する基板に挟持力
は作用しない。基板が、基礎体の別体として基礎体に固
定され、中間挟持体による機械的負荷を受けないからで
ある。
【0013】原則として、帯域透過特性が適切であれ
ば、いかなる線形屈折率勾配干渉フィルタを用いること
もできる。適切な帯域透過特性とは、例えば、20nm
幅のものである。また、検出値を用いて鮮明な混合色を
合成するにしても、256個の基準点よりも少ない基準
点、例えば、10個の基準点を可視スペクトルの異なる
領域に設けるだけで、パターン原本から反射する光束中
の異なる色成分を十分に検出することができることが分
かっている。基準点が少なくて済むことから、比較的大
きな広がりを持った個別のPINフォトダイオードを用
いることができる。これによって、特に、測定したい光
束が比較的弱い場合でも比較的迅速な読み取りが可能と
なる。前述したように、PINフォトダイオードのダイ
オードキャパシタンスは小さく、良好な応答特性を有す
る。
【0014】さらにまた、本発明の改良によれば、フォ
トダイオードは、各々、プリアンプを介して、3つの抵
抗器からなる並列回路に接続される。各並列回路の3つ
の抵抗器の出力は、3つの出力アンプに入力される。3
つの出力アンプからは、色信号X、Y、Zが供給され、
この色信号を用いて混合色が合成される。使用されたフ
ォトダイオードの測定信号ごとの全ての成分が各色信号
X、Y、Zの生成に使用される。ただし、各信号成分に
は、スペクトルにおけるフォトダイオードの位置関数に
従って異なる重み付けがなされる。位置関数と重み付け
との関係は、測色(比色分析)の分野で周知であり、こ
こでの説明は省略する。
【0015】
【実施例】図1は、スペクトルに存在しない仮想色X、
Y、Zを示すための標準的な色度表を示す。この色度表
を用いて混合色の原理を説明する。この色度表上に仮想
色X、Y、Zを用いて色を表示する際の利点は、正側の
目盛り軸で形成される領域に全ての色をプロットするこ
とができることである。例えば、図1に示すように、第
1カラー1は、縦軸色度「1」にプロットされ、仮想色
Yに相当する。横軸の色度「1」には第2カラー2がプ
ロットされ、仮想色Xを示している。全ての純粋なスペ
クトル色は太線で描かれた曲線(スペクトル軌跡)4上
に存在する。このスペクトル軌跡4の一端、すなわち、
点9付近に青色が存在する。スペクトル軌跡4の他端、
すなわち、点18付近に赤色が存在する。これらの2点
9、18を結ぶ直線、すなわち、スペクトル軌跡4の両
端を結ぶ純紫軌跡3上には紫シェードがプロットされ
る。この紫シェードは赤と青との混色である。すべての
混合色は、スペクトル軌跡4と純紫軌跡3とで囲まれた
領域5の内部に存在する。色度座標が領域5からはみ出
た場合にはその色は自然界に存在しないこととなる。
【0016】2つのスペクトル色を混ぜ合わせた場合、
その混合色は、2つのスペクトル色の色度座標を結ぶ直
線上に位置する。例えば、いま、領域5の内部で2つの
混合色が選ばれたとすると、これらを混合した色の色度
座標は必ずこれら2つの混合色の色度座標を結ぶ直線上
に示される。また、3つの混合色を混ぜ合わせる場合に
は、その結果得られる混合色は、それら3つの混合色の
色度座標を3頂点とする三角形の内部に示されることと
なる。
【0017】RGBフィルタリングによって決定される
色もまた同様に混合色であってスペクトル色ではない。
帯域透過域がある範囲に限定されるフィルタを通じて色
度が得られるからである。仮にRGBフィルタリングで
得られた色を前述の色度図にプロットするならば、緑色
としての第3カラー6、青色としての第4カラー7、赤
色としての第5カラー8は領域5の内部には位置するも
ののスペクトル軌跡4上には位置しない。これらの3つ
のプロットを結ぶRGBの三角形はまさしくこれら3色
で表現される色領域を規定する。したがって、ここで表
現される色領域は、図1から明らかなように、スペクト
ル色によって表現可能なスペクトル軌跡4内部の領域5
よりもかなり狭い。
【0018】本発明に係る装置によれば、線形屈折率勾
配干渉フィルタを用いて色情報が与えられる。この屈折
率勾配干渉フィルタは、可視波長域の全範囲において2
0nm幅の非常に狭い帯域透過特性を有する。すなわ
ち、フィルタの各透過ポイントでは、20nm幅の波長
域だけが本質的に減衰されずにフィルタを通過する。屈
折率勾配干渉フィルタの勾配方向に沿った平均波長は、
その勾配方向の座標に対して線形に変化する。本発明に
係る装置の場合、例えば、10個のフォトダイオード
(PINフォトダイオード)を用い、個々のフォトダイ
オードで測定された色度を図1の色度図上にプロットす
ると、基準点9〜18を頂点とする多角形領域が得られ
る。この多角形領域は、点6、7、8によって画成され
たRGB三角形と同様にスペクトル軌跡4の内側に位置
するとはいえ、RGB三角形よりもずっとスペクトル軌
跡4の輪郭に近い。このことから言えることは、本発明
に係るカラースキャナ構造によってRGBフィルタリン
グよりもかなり広い範囲の色を検出できることである。
しかも、注目すべき点は、基準点9〜18とスペクトル
軌跡4とのずれは、個々のダイオードへ入射した波長域
の値を積分することによって検出されることである。こ
の距離検出に貢献する帯域透過特性の構成要素は実質的
に小さい。
【0019】図2〜図4は本発明の色度検出装置の機構
構造を示す。図示しない光学スキャナユニットから光フ
ァイバ19が2部材型受け部に導かれる。本実施例では
光ファイバ19は15本設けられる。2部材型受け部
は、2つの受け部材20、21を備え、これらの受け部
材20、21間に光ファイバ19を把持する。光ファイ
バ19は横長の細い長方形を形作るように押さえ付けら
れる。本実施例では、8本の光ファイバ19の光出口端
が第1直線上に配置され、残りの7本の光ファイバ19
の光出口端は、第1直線に平行な第2直線上に配置され
る。光学スキャナユニットの構造は、例えば、欧州特許
出願94107164.9号に開示される。光ファイバ
19から円錐状に拡散した放射光は、円筒レンズ22に
よって一方向に集束され、線形屈折率勾配干渉フィルタ
23を通じて個々のPINフォトダイオード24へと偏
光される。PINフォトダイオード24は1つの構成体
25としてアレイ形に結合されている。ダイオードの構
成体25は基板26上に取り付けられ、この基板26は
ネジ27によって基礎体28に固定される。
【0020】基礎体28は、前方挟持体29および中間
挟持体30に1対のネジ31によってネジ結合されると
ともにピン32によってピン結合される。
【0021】円筒レンズ22は、挟持フレーム33によ
って屈折率勾配干渉フィルタ23に結合され、互いに1
つのユニット体を構成する。このユニット体は、セット
ネジ34によって干渉フィルタの勾配方向に変位するこ
とができる。その結果、波長域を正確に調整した上で、
個々のPINフォトダイオード24に照射させることが
可能になる。
【0022】全てのフォトダイオードは1つの直線上に
互いに隣接配置される。この直線と平行に干渉フィルタ
の勾配方向が規定される。同様に、光ファイバ19の光
出口端が配列された直線や、円筒レンズ22の軸線も、
この直線と平行に配置される。
【0023】図5はPINダイオード24の出力側の接
続を示す。前述したように、フォトダイオード24は例
えば10個設けられる。ここで、これらのフォトダイオ
ード24は、図1の色度図に示された基準点9〜18上
に位置するよう屈折率勾配干渉フィルタ23に対して配
置される。図5では、それら基準点の参照符号9〜18
をフォトダイオードごとに個別に示してある。各フォト
ダイオード24の出力は個別のプリアンプ35に接続さ
れる。プリアンプ35の出力は3つの抵抗器36、3
7、38からなる並列回路に入力される。かかる構成で
は、第1抵抗器36の出力は第1出力アンプ39に接続
され、第2抵抗器37の出力は第2出力アンプ40に接
続され、第3抵抗器38の出力は第3出力アンプ41に
接続される。残りのフォトダイオードでも、同様に、並
列回路の3つの抵抗器の出力は全て対応する出力アンプ
39〜41に接続される。出力アンプ39、40、41
は、所望の色信号X、Y、Zを選りすぐって出力する。
3つの抵抗器36、37、38は互いに異なる抵抗値を
有し、その上、PINフォトダイオードの測定経路ごと
でも抵抗値は相違する。かかる抵抗値の設定によれば、
色彩計から知ることができる標準スペクトル値曲線に従
い、各フォトダイオードから各々供給される測定信号が
色信号X、Y、Zの決定にどのくらい貢献しているのか
を考察することができる。3つの出力アンプ39、4
0、41の出力信号はマイクロコンピュータに入力さ
れ、これら3つのカラー信号X、Y、Zを用いて所望の
混色を合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の背景を説明する図であって、スペク
トルに存在しない仮想色X、Y、Zを有する標準色度図
である。
【図2】 本発明に係る光束の色度検出装置の長手方向
に切断した断面図である。
【図3】 図2の色度検出装置の部分的な平面図であ
る。
【図4】 図2の色度検出装置の部分断面図であって、
光ファイバの光出口端を示す図である。
【図5】 図2の色度検出装置のフォトダイオードの出
力側の接続を示す図である。
【符号の説明】
19 光ファイバ、22 円筒レンズ、23 線形屈折
率勾配干渉フィルタ、24 PINフォトダイオード、
25 ダイオードアレイ、26 基板、28基礎体、2
9 前方挟持体、30 中間挟持体、33 共通フレー
ムとしての挟持フレーム、35 プリアンプ、36,3
7,38 抵抗器、39,40,41出力アンプ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線形に屈折率が変化する1つの勾配方向
    を持つ屈折率勾配干渉フィルタと、この屈折率勾配干渉
    フィルタの勾配方向に沿って互いに隣接配置され、屈折
    率勾配干渉フィルタから光束が照射される複数のフォト
    ダイオードと、屈折率勾配干渉フィルタの前方に配置さ
    れ、フォトダイオードに向けて光束を集束させる集束光
    学系とを備え、複数のフォトダイオードの測定信号に基
    づいて色度を算出する光束の色度検出装置において、 前記屈折率勾配干渉フィルタの勾配方向に延びる1以上
    の列ごとに互いに隣接配置される光出口端を有し、前記
    光束を供給する複数の光ファイバと、前記集束光学系に
    設けられ、前記勾配方向に沿った軸線を有する円筒レン
    ズとを備え、前記フォトダイオードをPINダイオード
    で構成したことを特徴とする光束の色度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光束の色度検出装置に
    おいて、 前記集束光学系および屈折率勾配干渉フィルタと前記フ
    ォトダイオードとは、互いに屈折率勾配干渉フィルタの
    勾配方向に相対移動することを特徴とする光束の色度検
    出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光束の色度検出装置に
    おいて、 前記集束光学系および屈折率勾配干渉フィルタは共通フ
    レームで把持されることを特徴とする光束の色度検出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光束の色度検出装置に
    おいて、 前記共通フレームは屈折率勾配干渉フィルタの勾配方向
    に移動可能に支持されることを特徴とする光束の色度検
    出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光束の色度検出装置に
    おいて、 前記共通フレームは中間挟持体に設けられ、この中間挟
    持体は、前記フォトダイオードを支持する基礎体に固定
    されることを特徴とする光束の色度検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光束の色度検出装置に
    おいて、 前記複数のフォトダイオードはアレイとして構成され、
    このアレイは、基礎体に固着された基板上に配設される
    ことを特徴とする光束の色度検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の光束の色度検
    出装置において、 前記中間挟持体には、基礎体と反対側の側面に、前記光
    ファイバの光出口端を保持する前方挟持体が固定される
    ことを特徴とする光束の色度検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7に記載の光束の色
    度検出装置において、 前記基礎体、中間挟持体および前方挟持体は互いにピン
    結合されることを特徴とする光束の色度検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の光束の
    色度検出装置において、 前記線形勾配干渉フィルタは20nm幅の帯域通過特性
    を有することを特徴とする光束の色度検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の光束
    の色度検出装置において、 前記フォトダイオードは、各々、プリアンプを介して、
    3つの抵抗器からなる並列回路に接続され、各並列回路
    の3つの抵抗器の出力は、3つの出力アンプに入力され
    ることを特徴とする光束の色度検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の光
    束の色度検出装置において、 この色度検出装置は10個のフォトダイオードを含むこ
    とを特徴とする光束の色度検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の光
    束の色度検出装置において、 前記光ファイバの光の入り口端はすべて単一の点に向け
    られることを特徴とする光束の色度検出装置。
JP11750495A 1994-05-19 1995-05-16 光束の色度検出装置 Pending JPH0843206A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE94107788.5 1994-05-19
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