JPH0842893A - 全熱交換換気装置 - Google Patents

全熱交換換気装置

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Publication number
JPH0842893A
JPH0842893A JP6178986A JP17898694A JPH0842893A JP H0842893 A JPH0842893 A JP H0842893A JP 6178986 A JP6178986 A JP 6178986A JP 17898694 A JP17898694 A JP 17898694A JP H0842893 A JPH0842893 A JP H0842893A
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JP
Japan
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total heat
outdoor
electric motor
exchangers
indoor
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Application number
JP6178986A
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English (en)
Inventor
Megumi Matsuura
恵 松浦
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロ−タリ−式全熱交換器を用いながら、ケーシ
ングの奥行き寸法(横形での高さ寸法)のみならず高さ
寸法(横形での幅寸法)も小さくでき、等価風量での小
形化が有効にできる。 【構成】複数のロ−タリ−式全熱交換器21,22を用
い、これら全熱交換器21,22をその径方向に並設し
て、相隣接する二つの全熱交換器21,22の径方向中
間部位に一つの電動機23を設け、この電動機23に前
記各全熱交換器21,21を連動させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全熱交換換気装置、詳
しくは室外から取入れる室外空気と室内から排出する室
内空気とを熱交換させるロータリー式全熱交換器を備え
た全熱交換換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリー式全熱交換器を備えた
全熱交換換気装置は、例えば特開平4ー366339号
公報に示されているように知られている。
【0003】この全熱交換換気装置は、図11に示した
ように、室外供給口101と室外排気口102及び室内
供給口103と室内排気口104とを備えたケーシング
100に、室外空気を室内に取込む室外ファン105と
室内空気を室外に排出する室内ファン106とを組込む
と共に、前記室外供給口101から室内供給口103を
介して室内に取入れる室外空気と、前記室内排気口10
4から室外排気口102を介して室外に排出する室内空
気とを熱交換させる2つのロータリー式全熱交換器20
1,202を同一平面内に並列状に組込んだもので、前
記ロータリー式全熱交換器201,202を複数として
同一平面内に並列状に組込むことにより、厚みを薄くし
ながら大風量が得られるようにし、天井に埋込んで設置
する場合有利となるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】ところが、以上のよう
に構成する従来例において、前記各ロータリー式全熱交
換器201,202は、熱交換ロータ206と、このロ
ータ206を回転させる電動機203とから成り、古く
から一般的に用いられる公知のロータリー式全熱交換器
を用い、これら全熱交換器を単に同一平面内に並設した
だけであるから、前記各全熱交換器201,202ごと
に、その熱交換ロータ206,206を回転させるため
の電動機203,203が必要となり、このため、コス
ト高になるだけでなく、前記ケーシング100には、前
記各熱交換ロータ206,206を組込むスペースの
他、これら熱交換ロータ206,206に付設される前
記各電動機203,203の組込スペースも必要とな
り、一つのロータリー式全熱交換器を用いる場合に比較
して、横形の場合にはその高さ寸法、縦形の場合には、
その奥行き寸法を小さくでき、全体として薄形にできる
としても、横形の場合には幅寸法、縦形の場合にはその
高さ寸法が嵩み、全体として小形化に限界があった。
【0005】特に前記ケーシング100に冷凍装置の冷
媒熱交換器などの空調コイルを組込む場合、小形化が充
分に行えない不具合がある。
【0006】本発明の目的は、電動機によるロータリー
式全熱交換器の駆動系を工夫することにより、奥行き寸
法(横形では高さ寸法)のみならず、高さ寸法(横形で
は幅寸法)も小さくでき、等価風量での小形化が有効に
行えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
前記目的を達成するため室外供給口11と室外排気口1
2及び室内供給口13と室内排気口14とを備えたケー
シング10に、室外ファン15と室内ファン16及び前
記室外供給口11から取入れる室外空気と、前記室内排
気口14から排出される室内空気とを熱交換させるロー
タリー式全熱交換器とを組込んでいる全熱交換換気装置
において、前記ロータリー式全熱交換器を複数として、
これら各全熱交換器21,22をその径方向に並設する
と共に、相隣接する二つの全熱交換器21,22の中間
部位に一つの電動機23を設けて、この電動機23に前
記各熱交換器21,22を連動させたのである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記全熱交
換器21,22を、円形外周面をもった熱交換エレメン
ト26とこの熱交換エレメント26を回転自由に支持す
るフレームとにより形成して、前記熱交換エレメント2
6の外周面に伝動ベルト51,52を巻掛けて電動機2
3に連動させたのであり、また、請求項3記載の発明
は、複数の全熱交換器21,22のうち、一つの全熱交
換器21を電動機23に連動させ、この駆動側全熱交換
器21に他の全熱交換器22を連動させたのである。
【0009】更に、請求項4記載の発明は、前記室外供
給口11から室内供給口13に至る室外空気供給通路1
7の途中で、全熱交換器21,22の二次側に、空調コ
イル18を組込んだのである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、複数設ける前記各全
熱交換器21,22を、その径方向に並設すると共に、
相隣接する二つの全熱交換器21,22の中間部位に一
つの電動機23を設けて、この電動機23に前記各全熱
交換器21,22を連動させたから、前記電動機23の
使用数を、前記熱交換器21,22の使用数に対し半減
でき、それだけコスト安にできると共に、前記電動機2
3は、前記全熱交換器21,22間のデッドスペースを
利用して配置でき、従って、横形の場合の高さ寸法又は
縦形の場合の奥行寸法を小さくできるだけでなく、長さ
寸法も小さくでき、その上、横形の場合の幅寸法又は、
縦形の場合の高さ寸法をも小さくでき、全体として小形
化を有効に行えるのである。
【0011】また、請求項2記載の発明では、前記フレ
ームに回転自由に支持する前記熱交換エレメント26の
円形外周面に、伝動ベルト51,52を巻掛けて電動機
23に連動させたから、前記熱交換エレメント26を回
転自由に支持する支軸を、前記フレームから突出させる
ことなく前記フレームに支持することができ、従って、
前記熱交換エレメント26を支持するフレームに仕切り
を直接接合させられるのであって、その構成を簡単化で
き、また、前記仕切りを前記熱交換エレメント26の回
転中心部位に設けられるから、室外空気と室内空気との
熱交換を有効にできる利点も得られる。
【0012】更に請求項3記載の発明では、一つの全熱
交換器21を電動機23に連動させ、他の全熱交換器2
2を、駆動側全熱交換器21に連動させたから、電動機
23に対する連動構造を簡単にできると共に、前記全熱
交換器21,22を2台より多い多数とする場合でも、
一つの電動機23に簡単に連動させられるのであって、
電動機23の使用を最小にできる有利さがある。
【0013】また、請求項4記載の発明は、前記室外空
気供給通路17で全熱交換器21,22の二次側に、例
えば冷媒熱交換器から成る空調コイル18を組込んだか
ら、室外から取込む室外空気の空調も同時にでき、それ
でいて前記空調コイル18を組込みながら、長さ方向寸
法を小さくできるから、全体として小形化が可能とな
る。
【0014】
【実施例】図面に示した実施例は、室外供給口11と室
外排気口12及び室内供給口13と室内排気口14とを
備えた縦型ケーシング10に、室外ファン15と室内フ
ァン16とを内装すると共に、前記室外供給口11から
室内供給口13を介して室内に取り入れる室外空気と、
前記室内排気口14から室外排気口12を介して室外に
排出される室内空気とを熱交換させるロータリー式全熱
交換器を内装し、更に、前記室外供給口11から室内供
給口13に至る室外空気供給通路17の途中で、前記全
熱交換器の2次側に、例えば、冷凍装置の冷媒熱交換器
や、冷温水コイルなどの空調コイル18を組み込んだ構
成を基礎とし、前記ロータリー式全熱交換器を2台用
い、これら各全熱交換器21,22を前記ケーシング1
0の上下方向に並設して、相隣接する2つの全熱交換器
21,22の径方向中間部位、つまり、前記ケーシング
10の上下方向一側中間位置で、前記各全熱交換器2
1,22の間に形成されるデッドスペ−スに、一つの電
動機23を設けてこの電動機23に前記各熱交換器2
1,22を連動させたものである。
【0015】前記ケーシング10は、図4,5に示した
ように、3っの分割縦形ケーシング10A,10B,1
0Cを密接状に並設して構成しており、これら並設側の
側壁1,2及び3,4に、後記する連通孔5,6及び
7,8を設けている。
【0016】そして、並設方向一側に位置する第1ケー
シング10Aには、このケーシング10Aを奥行き方向
に仕切る横仕切り31を設けて、室外供給室41と室外
排気室42とを形成し、前記室外供給室41の上面に
は、前記室外供給口11を開口させ、また、前記室外排
気室42の上面には、前記室外排気口12を開口させ、
かつ、この室外排気口12の内側に前記室外ファン15
を内装し、さらに、前記第1ケーシング10Aにおける
第2ケーシング10Bの並設側に、前記横仕切り31を
貫通して前記室外供給室41と前記室外排気室42とに
対面する前記二つのロータリー式全熱交換器21,22
を、上下に配置し、前記連通孔5,6に臨ませている。
【0017】また、前記第1ケーシング10Aに隣接す
る第2ケーシング10Bには、前記横仕切り31に連続
してこの第2ケーシング10Bを奥行き方向に仕切る横
仕切り32と、この横仕切り32に連続して奥行き方向
一方向に延び、前記横仕切り32で仕切る室の一方の上
面を閉鎖する水平仕切り33とを設けて、室内排気室4
3と前記室外供給室41に連続する連通室44とを形成
し、前記室内排気室43の上面に前記室内排気口14を
開口させている。
【0018】さらに、並設方向他側に位置し、前記第2
ケーシング10Bに隣接する第3ケーシング10Cに
は、前記連通孔7,8を介して前記連通室44と連通す
る室内供給室45を設けて、この室内供給室45に前記
冷媒熱交換器から成る空調コイル18を内装し、この空
調コイル18を前記連通孔7,8に臨ませると共に前記
室内供給室45の上面に前記室内供給口13を開口さ
せ、この室内供給口13の内側に前記室内ファン16を
内装している。
【0019】従って、前記室外ファン15を駆動するこ
とにより、前記室外供給口11から室外供給室41に室
外空気が取り入れられ、この室外空気が前記全熱交換器
21,22を通り、前記冷媒熱交換器からなる空調コイ
ル18をその途中に介装した前記連通室44から前記室
内供給室45に至る室外空気供給通路17を経て前記室
内供給口13から室内に供給されるのであり、また、前
記室内ファン16を駆動することにより、前記室内排気
口14から室内排気室43に室内空気が取り入れられ、
この室内空気が前記全熱交換器21,22を通り、前記
室内排気室43から室外排気室42に至る室内空気排気
通路19を経て前記室外排気口12から室外に排出され
るのであって、前記室外供給口11から室内供給口13
を介して室内に取り入れられる室外空気と前記室内排気
口14から室外排気口12を介して室外に排出される室
内空気とが、前記全熱交換器21,22において熱交換
されることになる。
【0020】前記各全熱交換器21,22は、図8,9
に示したように、前面と後面とに円形の開口部24を備
えたハウジング25と、このハウジング25に内装する
円形外周面をもった熱交換エレメント26と、この熱交
換エレメント26を回転自由に支持するフレ−ムとから
構成するもので、前記各ハウジング25,25を上下に
積み重ねて、これら各ハウジング25,25の前記開口
部24を前記第1、2ケーシング10A,10Bの側壁
1,2に設ける前記連通孔5,6にそれぞれ対向させて
取り付けるのであって、前記各開口部24の右半分、つ
まり、前記ケーシング10A,10Bにおける奥行き方
向一側が前記室外供給室41と連通室44とに臨み、ま
た、左半分、つまり、前記奥行き方向他側が前記室外排
気室42と室内排気室43とに臨むのである。
【0021】従って、前記室外供給口11から取り入れ
られた室外空気は、前記開口部24の右半分から前記熱
交換エレメント26,26に入り、この熱交換器エレメ
ント26,26から吸熱したり、放熱したりして前記連
通室44に移動するのであり、また、前記室内排気口1
4から取り入れられる室内空気は、前記開口部24の左
半分から前記熱交換エレメント26,26に入り、この
熱交換器エレメント26,26に放熱したり、吸熱した
りして前記室外排気室42に移動するのである。
【0022】更に詳記すると、前記熱交換器エレメント
26は、酸化アルミ、セラミックペーパー等の平板と波
板とを結合し、吸湿性と吸熱性とをもつた長尺シ−ト
を、前記平板を外側にして円形状に巻装して形成するの
であって、中心部には支軸27を設け、この支軸27を
前記ハウジング25に、前記開口部24を横切って架設
され、前記フレ−ムを構成するシ−リングプレ−ト28
に軸受29を介して回転自由に支持するのであり、ま
た、前記シ−リングプレ−ト28には、前記熱交換器エ
レメント26の回転方向に略三角形状に延びる補助プレ
−ト30を連設して、前記開口部24の内周縁部と前記
シ−リングプレ−ト28及び補助プレ−ト30の側縁部
とにゴム製等から成るシ−ル50をそれぞれ取付けるの
である。
【0023】前記ハウジング25,25は、前記第1、
2ケーシング10A,10Bを結合した後、前記連通孔
5,6を設けた前記側壁1,2に前記全熱交換器21,
22のハウジング25,25をボルト止めにより結合
し、そして、前記横仕切り31の端縁部に設ける取付け
フランジ31aを前記ハウジング25,25のシ−リン
グプレ−ト28,28及び前記ハウジング25,25の
前後面に当て付け、ボルト止め又は、押しつけにより前
記横仕切り31を密封閉鎖状に固定するのである。
【0024】また、前記各熱交換器エレメント26,2
6は、その外周面に伝動ベルト51,52を巻掛けて、
これら伝動ベルト51,52を、それぞれ前記全熱交換
器21,22の径方向中間部位に配置した前記電動機2
3に連動させるのであって、この電動機23を駆動する
ことにより、前記各熱交換エレメント26,26は、同
方向に同速で回転する。
【0025】即ち、前記電動機23は、図8に示したよ
うに、上下に積み重ねる前記ハウジング25,25の一
側中間位置に配置すると共に、この電動機23の駆動軸
23aに二つの駆動プ−リ−23b,23cを設け、こ
れら各プ−リ−23b,23cと前記各熱交換器エレメ
ント26,26の外周面とに、前記ハウジング25,2
5の他側に設けるテンションプ−リ−53,54を介し
て前記伝動ベルト51,52をそれぞれ緊張状に巻掛け
るのであって、一つの前記電動機23を駆動させること
により、前記各熱交換器エレメント26,26は減速さ
れた所定の速度でそれぞれ同方向に回転させられること
になる。
【0026】以上のように、二つの全熱交換器21,2
2を上下方向に配置したから、一つの全熱交換器を用い
る場合に比較して、その熱交換能力を変えることなく、
その奥行き方向の寸法を小さくでき、薄型化が出来、そ
の上、前記電動機23を前記熱交換エレメント26,2
6の径方向一側、つまり、前記エレメント26,26間
のデッドスペ−スに配置したから、その奥行き寸法を一
層小さくでき、より一層薄型化が可能となるし、しか
も、高さ方向の寸法も小さくできて、小形化できるので
ある。
【0027】また、前記電動機23と前記熱交換器エレ
メント26,26とを、このエレメント26,26の外
周に巻掛ける伝動ベルト51,52とで連動させたか
ら、前記支軸27,27を前記シ−リングプレ−ト2
8,28から突出させることなく、前記軸受29,29
を前記ハウジング25,25の内部に配設させられ、従
って、前記横仕切り31を前記熱交換器エレメント2
6,26の中心位置に簡単に取り付けることができるの
である。
【0028】尚、以上の実施例において、前記ケーシン
グ10は3つの分割ケーシング10A,10B,10C
を組合せて形成したが、一つのケーシング10に二枚の
縦仕切りを設け、前記横仕切り31,32との組合せに
より、前記各室を形成してもよい。
【0029】また、前記全熱交換器21,22は、ハウ
ジング25を各別に設けてこれらハウジング25にそれ
ぞれ前記熱交換エレメント26を組み込んで、これらハ
ウジング25,25を上下に積層したが、一つの縦形ハ
ウジングの上下に二つの前記熱交換エレメント26,2
6を組み込んでもよいし、また、前記熱交換エレメント
は三つ以上の複数個を用いてもよい。
【0030】また、前記ハウジング25には、前記電動
機23及びテンションプ−リ−53,54の組み込み位
置側方に、メンテナンス用の開口部を設けて、この開口
部に開閉可能な蓋55を取り付けるのである。
【0031】更に、前記熱交換エレメント26,26
は、このエレメント26,26の外周面に巻掛ける一対
の伝動ベルト51,52を用い、これら伝動ベルト5
2,53を介して一つの電動機23に連動させている
が、一つの全熱交換器21における熱交換エレメント2
6のみをベルト駆動させ、この駆動側熱交換エレメント
26に他の全熱交換器22A,22Bにおける熱交換エ
レメント26を、図10に示したように、例えば前記熱
交換エレメント26,26の外周にリングギア61,6
2を嵌合により組み付けて、これら各ギア61,62の
噛み合いにより連動させてもよい。この構成によれば、
前記熱交換エレメントを三つ以上の複数個用いる場合で
も、前記電動機23への連動構造を簡単にできる。
【0032】また、以上の実施例では、前記室外空気供
給通路17に冷媒熱交換器から成る空調コイル18を組
み込んでいるが、この空調コイル18は必ずしも必要な
ものでないし、また、組み込む場合冷媒熱交換器の代わ
りに冷温水コイルを用いてもよい。
【0033】また、前記ケーシングを縦形としたが、横
形でもよい。この場合その高さ寸法及び幅寸法を小さく
出来る。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明で
は、複数設ける前記各全熱交換器21,22を、その径
方向に並設すると共に、相隣接する二つの全熱交換器2
1,22の中間部位に一つの電動機23を設けて、この
電動機23に前記各全熱交換器21,22を連動させた
から、前記電動機23の使用数を、前記熱交換器21,
22の使用数に対し半減でき、それだけコスト安にでき
ると共に、前記電動機23は、前記全熱交換器21,2
2間のデッドスペースを利用して配置でき、従って、横
形の場合の高さ寸法又は縦形の場合の奥行寸法を小さく
できるだけでなく、長さ寸法も小さくでき、その上、横
形の場合の幅寸法又は、縦形の場合の高さ寸法をも小さ
くでき、全体として小形化を有効に行えるのである。
【0035】また、請求項2記載の発明では、前記フレ
ームに回転自由に支持する前記熱交換エレメント26の
円形外周面に、伝動ベルト51,52を巻掛けて電動機
23に連動させたから、前記熱交換エレメント26を回
転自由に支持する支軸を、前記フレームから突出させる
ことなく前記フレームに支持することができ、従って、
前記熱交換エレメント26を支持するフレームに仕切り
を直接接合させられるのであって、その構成を簡単化で
き、また、前記仕切りを前記熱交換エレメント26の回
転中心部位に設けられるから、室外空気と室内空気との
熱交換を有効にできる利点も得られる。
【0036】更に請求項3記載の発明では、一つの全熱
交換器21を電動機23に連動させ、他の全熱交換器2
2を、駆動側全熱交換器21に連動させたから、電動機
23に対する連動構造を簡単にできると共に、前記全熱
交換器21,22を2台より多い多数とする場合でも、
一つの電動機23に簡単に連動させられるのであって、
電動機23の使用を最小にできる有利さがある。
【0037】また、請求項4記載の発明は、前記室外空
気供給通路17で全熱交換器21,22の二次側に、例
えば冷媒熱交換器から成る空調コイル18を組込んだか
ら、室外から取込む室外空気の空調も同時にでき、それ
でいて前記空調コイル18を組込みながら、長さ方向寸
法を小さくできるから、全体として小形化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例を示す平面図
【図2】 同じく側面図
【図3】 同じく正面図
【図4】 図3のB−B線における断面図
【図5】 図3のC−C線における断面図
【図6】 図1のD−D線における断面図
【図7】 図1のE−E線における断面図
【図8】 全熱交換器のみの正面図
【図9】 図8のF−F線における拡大断面図
【図10】 別の実施例を示す概略説明図
【図11】 従来例を示す説明図
【符号の説明】
11 室外供給口 12 室
外排気口 13 室内供給口 14 室
内排気口 15 室外ファン 16 室
内ファン 17 室外空気供給通路 18 空
調コイル 21,22 全熱交換器 23 電
動機 26 熱交換器エレメント 51,52 伝
動ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外供給口(11)と室外排気口(12)
    及び室内供給口(13)と室内排気口(14)とを備え
    たケーシング(10)に、室外ファン(15)と室内フ
    ァン(16)及び前記室外供給口(11)から取入れる
    室外空気と、前記室内排気口(14)から排出される室
    内空気とを熱交換させるロータリー式全熱交換器とを組
    込んでいる全熱交換換気装置において、 前記ロータリー式全熱交換器を複数として、これら各全
    熱交換器(21)(22)をその径方向に並設すると共
    に、相隣接する二つの全熱交換器(21)(22)の中
    間部位に一つの電動機(23)を設けて、この電動機
    (23)に前記各熱交換器(21)(22)を連動させ
    ていることを特徴とする全熱交換換気装置。
  2. 【請求項2】 全熱交換器(21)(22)は、円形外
    周面をもった熱交換エレメント(26)とこの熱交換エ
    レメント(26)を回転自由に支持するフレームとを備
    え、前記熱交換エレメント(26)の外周面に伝動ベル
    ト(51)(52)を巻掛けて電動機(23)に連動さ
    せている請求項1記載の全熱交換換気装置。
  3. 【請求項3】 複数の全熱交換器(21)(22)のう
    ち、一つの全熱交換器(21)を電動機(23)に連動
    させ、この駆動側全熱交換器(21)に他の全熱交換器
    (22)を連動させている請求項1記載の全熱交換換気
    装置。
  4. 【請求項4】 室外供給口(11)から室内供給口(1
    3)に至る室外空気供給通路(17)の途中で、全熱交
    換器(21)(22)の二次側に、空調コイル(18)
    を組込んでいる請求項1記載の全熱交換換気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019058517A1 (ja) 2017-09-22 2019-03-28 三菱電機株式会社 熱交換型換気システム

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