JPH0842578A - グリース潤滑玉軸受 - Google Patents

グリース潤滑玉軸受

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JPH0842578A
JPH0842578A JP6196137A JP19613794A JPH0842578A JP H0842578 A JPH0842578 A JP H0842578A JP 6196137 A JP6196137 A JP 6196137A JP 19613794 A JP19613794 A JP 19613794A JP H0842578 A JPH0842578 A JP H0842578A
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JP
Japan
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grease
cage
bearing
diameter surface
inner ring
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JP6196137A
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Shoji Matsuoka
章二 松岡
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄道車両主電動機用軸受等に適用される。回
転により排出されたグリースが軸受内部へ循環し易く、
潤滑性が良くて、軸受の耐久性が向上し、かつ高速性の
向上も図れるものとする。 【構成】 もみ抜き型の保持器3を用いたグリース潤滑
玉軸受において、次のように構成する。互いに対面する
内輪1の外径面および保持器3の内径面の少なくとも一
方を、両面間の隙間が軸方向の外側へ広がるテーパ面1
a,3aに形成する。保持器3には内径部からポケット
5内に開通する給脂孔7を設ける。給脂孔7の代わりに
給脂切欠を内径面に設けても良い。また、テーパ面1
a,3aの代わりに、,内輪1の外径面および保持器3
の内径面にねじ溝状の螺旋溝を設けてても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速でかつ長寿命が
要求される鉄道車両主電動機用軸受等のグリース潤滑玉
軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道車両主電動機の玉軸受は、
鉄板波形保持器が使用されているが、この軸受の限界回
転数は6000〜8000r.p.m 程度である。この回転
数以上になると、保持器の摩耗が大となる。一方、最近
の鉄道車両は高速化されており、それに伴い主電動機用
軸受も、回転数が例えば12000r.p.m 程度要求され
ることがある。このような高速回転に耐える軸受とし
て、例えば図5に示すもみ抜き型の保持器54を使用し
た玉軸受がある。同図において、51は内輪、52は外
輪、53は転動体を各々示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、グリース潤滑
とする場合、もみ抜き保持器54ではグリースの保持性
が悪いため、耐久性が不十分となる。この原因として、
同図のような従来の保持器54では、(a)軸受の空間
容積が小さいために初期封入グリース量が少ないこと
や、(b)回転により排出されたグリースが再び軸受内
部に戻ることが少ないこと等が考えられる。前記(b)
の理由をもう少し詳しく説明すると、鉄道車両主電動機
用軸受は、同図に鎖線で示すように、グリース溜凹部5
5を有する蓋体56を両側に配置して使用し、グリース
溜凹部55に排出されたグリースが軸受内に戻ることを
期待している。しかし、一度グリース溜凹部55に排出
されたグリースは、保持器54と内外輪51,52との
間の隙間が小さいため、再び軸受内に戻り難い。これら
のため、もみ抜き保持器54を使用してグリース潤滑と
する場合に、耐久性を得ることが難しい。
【0004】この発明の目的は、回転により排出された
グリース等の外部のグリースが軸受内部へ循環し易く、
潤滑性が良くて、軸受の耐久性が向上し、かつ高速性の
向上も図れるグリース潤滑玉軸受を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のグリース潤滑
玉軸受は、いずれも中実型の保持器、例えばもみ抜き型
の保持器を用いたグリース潤滑玉軸受であり、次のよう
に構成する。請求項1の発明の軸受は、互いに対面する
内輪の外径面および保持器の内径面の少なくとも一方
を、両面間の隙間が軸方向の外側へ広がるテーパ面に形
成したものである。この軸受において、前記保持器に、
内径部から転動体保持用のポケット内に開通する給脂孔
または給脂切欠を設けても良い。請求項3の軸受は、前
記保持器の内径面および外径面の少なくとも一方にねじ
溝状の螺旋溝を形成し、かつ内輪の外径面を、保持器と
の間の隙間が軸方向の外側へ広がるテーパ面に形成した
ものである。請求項3の構成において、内輪の外径面を
テーパ面とする代わりに、内輪の外径面にねじ溝状の螺
旋溝を形成しても良い。
【0006】
【作用】請求項1の構成によると、内輪外径面と保持器
内径面の少なくとも一方をテーパ面として両面間の隙間
が軸方向の外側へ広がるようにしたので、外部のグリー
ス、例えば軸受内から一旦排出されて軸箱のグリース溜
凹部に収容されたグリース等が、軸受内部へ再び循環し
易くなる。そのため潤滑性が良くなり、軸受の耐久性が
向上する。また、内輪と保持器の間の隙間がテーパ状に
広がった分だけ、グリースの初期封入量も増やすことが
できる。さらに、中実形の保持器を使用するため、高速
回転でも摩耗が少なく、高速化が可能となる。上記のよ
うに給脂孔または給脂切欠を設けた場合は、これら給脂
孔または給脂切欠を通って外部のグリース溜凹部等のグ
リースが保持器のポケット内に進入でき、よりグリース
の循環性が良くなる。保持器の内径面および外径面の少
なくとも一方にねじ溝状の螺旋溝を形成した場合は、軸
の回転に伴う保持器の回転で、保持器内径面または外径
面の幅面付近のグリースが、螺旋溝内を強制的に中心側
へ送られる。そのため、軸受外へ一旦排出されたグリー
スが軸受内へ循環し易くなる。請求項3の発明では、こ
の螺旋溝と、内輪の外面のテーパ面とを併用したので、
一層グリースの循環性が向上する。また、請求項4の発
明では、内輪の外径面に螺旋溝を設けたので、軸の回転
に伴う内輪の回転で、内輪の螺旋溝に沿ってグリースが
中心側へ強制的に送られる。そのため、保持器の螺旋溝
によるグリースの送りとあいまって、一層グリースの循
環性が向上する。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。この実施例は、鉄道車両主電動機用軸受に適用した
例であり、内輪1と外輪2の間に、保持器3に保持され
た鋼球等からなる転動体4が介在させてある。保持器3
は、ソリッド型すなわち中実型のリング状のものであ
り、詳しくは銅等の金属材料からなるもみ抜き型のもの
としてある。なお保持器3は樹脂製としても良い。保持
器3の周方向複数箇所に設けられる各ポケット5は、保
持器3の外径面側が円筒面状に、内径面側が内径側へ窄
まる円錐面状とされている。
【0008】この基本構成の軸受において、互いに対面
する内輪1の外径面および保持器3の内径面を、両面間
の隙間が軸方向の外側へ広がるテーパ面1a,3aに各
々形成してある。これらテーパ面1a,3aの形成範囲
は、各々内輪1の外径面における側縁付近、および保持
器3の内径面における側縁付近としてある。これらテー
パ面1a,3aは、各々ポケット5あるいは内輪軌道面
の際まで設けても良い。また、保持器3には、前記テー
パ面3aから各ポケット5内に開通する給脂孔7を斜め
上向きに形成してある。
【0009】図1(B)は、この軸受Aを使用した鉄道
車両主電動機の軸受周辺の構造を示す。この軸受Aの外
輪2は、軸箱9の円筒状内径面部に嵌め込まれて、一対
の蓋体10,10で両側から挟まれている。蓋体10
は、軸箱9にボルト11で締め付け固定される。軸受A
の内輪1は、軸12の外径面に嵌合して取付けられ、両
側の間座13,13間に挟まれている。前記の各蓋体1
0には、軸受Aの内外輪1,2間の隙間に沿って開口す
る環状のグリース溜凹部14が形成されている。これら
グリース溜凹部14は、外周側の内壁面14aが、開口
側に広がるテーパ面となり、この内壁面14aの開口縁
が軸受外輪2の内径面付近に臨んでいる。
【0010】この構成の軸受Aによると、保持器3の内
径面と内輪1の外径面の間に封入されたグリースは、保
持器3に設けた給脂孔7を通り、軸受内部へポケット5
の内部まで給脂される。また、回転により軸受内部より
排出されたグリースが内輪1の外径面に設けたテーパ面
1aに付着した場合、内輪1は回転しているため、その
テーパ面1aに沿って軸受内部へ、あるいは給脂孔7を
通って軸受内部へ給脂され、潤滑に利用される。保持器
3のテーパ面3aに付着したグリースも、保持器3の回
転とテーパのため、軸受内部への給脂が行われ易くな
る。また、これら内輪1と保持器3間の隙間がテーパ面
1a,3aの形成によって大きくなるため、グリースの
初期封入量が多くなる。このように、グリースの初期封
入量が増え、また回転により排出されたグリースが軸受
内部へ循環し易くなるため、潤滑性が良くなり、軸受の
耐久性が向上する。また、保持器3として銅製のもみ抜
き型のものを使用しているため、保持器3の強度が向上
し、摩耗も少なく、高速回転の場合の耐久性が良い。
【0011】図2はこの発明の他の実施例を示す。この
例は、図1の実施例において、給脂孔7を設ける代わり
に、保持器3の内径面に、各ポケット5に各々開通する
複数の給脂溝16を軸方向に沿って設けたものである。
その他の構成は図1の実施例と同じである。このように
構成した場合も、図1の実施例と同様に、グリースの初
期封入量を増やせ、またグリースが軸受内部へ循環し易
くなり、潤滑性が良くなる。なお、前記各実施例は、内
輪1と保持器3の両方にテーパ面1a,3aを設けた
が、内輪1と保持器3のいずれか片方のみにテーパ面1
a,3aを設けても良い。
【0012】図3(A)〜(C)はこの発明のさらに他
の実施例を示す。この例は、図1の実施例において、保
持器3にテーパ面3aと給脂孔7を設ける代わりに、保
持器3の内径面と外径面の両方に、ねじ溝状の螺旋溝3
b,3cを形成したものである。螺旋溝3b,3cは、
図3(B),(C)に保持器3を外径側および内径側か
ら見た部分斜視図を示すように、各周の溝部分が密に並
ぶ三角形状断面の溝としてある。螺旋溝3b,3cの形
成範囲は、保持器3の内径面および外径面の全面として
も良く、またこれら内径面および外径面における両側部
のみとしても良い。その他の構成は図1の実施例と同じ
であり、対応部分に同一符号を付してその重複した説明
を省略する。この実施例の軸受Bも、同図(D)に示す
ように、軸箱9と蓋体10の間に設置される。これら軸
箱9および蓋体10は図1(B)の例と同じであり、蓋
体10には前記のように内壁面をテーパ面14aとした
グリース溜凹部14が設けられている。
【0013】この構成の軸受Bの作用を、グリース溜凹
部14内のグリース移動と共に説明する。図3(D)中
の矢印はグリースの流れを示す。軸受Bの回転によって
軸受外に排出されたグリースは、軸受Bの両側のグリー
ス溜凹部14に封入されたグリースを押し出そうとす
る。押し出されたグリースは、軸受内輪1に設けたテー
パ面1aに移動し、その後、保持器3の内径面に付着す
る。保持器3の内径面に付着したグリースは、保持器3
の回転により、その内径面の螺旋溝3bを伝わって、軸
受内部へポケット5内まで流入する。なお、運転中の回
転方向は、車両進行方向の上りと下りで逆になるため、
保持器3の内径面付近のグリースは左右に移動する。ま
た、蓋体10のグリース溜凹部14の断面形状を内壁面
がテーパ面14aとなる形状としたため、運転中に振動
が作用し、グリース溜凹部14内のグリースが移動し易
くなる。そのため、これによっても軸受B内への循環が
行われ易くなる。さらに、保持器3には外径面にも螺旋
溝3cが形成してあるが、そのため保持器3の外径面に
付着したグリースも、保持器3の回転に伴い軸受内部へ
螺旋溝3cを伝わって移動する。
【0014】図4はさらに他の実施例を示す。この例
は、図3の実施例において、内輪1にテーパ面1aを設
ける代わりに、内輪1の外径面にねじ溝状の螺旋溝1b
を形成したものである。螺旋溝1bは、内輪1の外径面
における軌道面部分を除く全面に、各周の溝部分が密に
並ぶように形成してある。その他の構成は図3の実施例
と同じである。この構成の場合、内輪1の外径面に付着
したグリースは、内輪1の回転に伴い、螺旋溝1bを伝
わって軸受内へ移動する。保持器3の螺旋溝3b,3c
によるグリース送り作用は、前記の実施例と同様であ
る。これらのため、この構成の場合も回転に伴って軸受
内部から排出されたグリースが再び軸受内に循環し易く
なり、潤滑性が良くなる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明のグリース潤滑玉軸受
は、互いに対面する内輪外径面および保持器内径面の少
なくとも一方を、両面間の隙間が軸方向の外側へ広がる
テーパ面に形成したため、回転により排出されたグリー
ス等のガイドのグリースが軸受内部へ循環し易く、潤滑
性が良くて、軸受の耐久性が向上する。また、中実の保
持器を使用するため、高速性の向上も図れる。前記保持
器に、内径面から転動体保持用のポケット内に開通する
給脂孔または給脂切欠を設けた場合は、グリースの循環
性が一層向上する。請求項3および請求項4の発明のグ
リース潤滑玉軸受は、保持器の内径面および外径面の少
なくとも一方にねじ溝状の螺旋溝を形成したので、軸の
回転に伴う保持器の回転で、前記螺旋溝に沿って外部か
ら中心側へグリースが送り込まれる。そのため、この構
成においても、回転により排出されたグリースが軸受内
部へ循環し易く、潤滑性が良くて、軸受の耐久性が向上
する。請求項3の発明の場合は、前記螺旋溝と、内輪の
外面のテーパ面とを併用したので、一層グリースの循環
性が向上する。また、請求項4の発明では、内輪の外径
面にも螺旋溝を設けたので、この螺旋溝においても内輪
の回転に伴ってグリースの内部への送り込みが行われ、
一層グリースの循環性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例にかかる軸受の部
分断面図、(B)はその軸受を設置した軸受箱等の断面
図である。
【図2】(A)はこの発明の他の実施例にかかる軸受の
部分断面図、(B)はその保持器の部分側面図である。
【図3】(A)はこの発明のさらに他の実施例にかかる
軸受の部分断面図、(B),(C)は各々その保持器を
互いに異なる角度で示す部分斜視図、(D)は同軸受を
設置した軸受箱等の断面図である。
【図4】(A)はこの発明のさらに他の実施例にかかる
軸受の部分断面図、(B)はその内輪の部分縮小斜視図
である。
【図5】従来例の部分断面図である。
【符号の説明】
1…内輪、1a…テーパ面、1b…螺旋溝、2…外輪、
3…保持器、3a…テーパ面、3b,3c…螺旋溝、4
…転動体、5…ポケット、7…給脂孔、9…軸箱、10
…蓋体、14…グリース溜凹部、16…給脂切欠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中実型の保持器を用いたグリース潤滑玉
    軸受であって、互いに対面する内輪の外径面および保持
    器の内径面の少なくとも一方を、両面間の隙間が軸方向
    の外側へ広がるテーパ面に形成したグリース潤滑玉軸
    受。
  2. 【請求項2】 保持器に、内径面から転動体保持用のポ
    ケット内に開通する給脂孔または給脂切欠を設けた請求
    項1記載のグリース潤滑玉軸受。
  3. 【請求項3】 中実型の保持器を用いたグリース潤滑玉
    軸受であって、前記保持器の内径面および外径面の少な
    くとも一方にねじ溝状の螺旋溝を形成し、かつ内輪の外
    径面を、保持器との間の隙間が軸方向の外側へ広がるテ
    ーパ面に形成したグリース潤滑玉軸受。
  4. 【請求項4】 中実型の保持器を用いたグリース潤滑玉
    軸受であって、前記保持器の内径面および外径面の少な
    くとも一方にねじ溝状の螺旋溝を形成し、かつ内輪の外
    径面にねじ溝状の螺旋溝を形成したグリース潤滑玉軸
    受。
JP6196137A 1994-07-27 1994-07-27 グリース潤滑玉軸受 Pending JPH0842578A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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