JPH0842457A - マイクロポンプ - Google Patents
マイクロポンプInfo
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- JPH0842457A JPH0842457A JP6175811A JP17581194A JPH0842457A JP H0842457 A JPH0842457 A JP H0842457A JP 6175811 A JP6175811 A JP 6175811A JP 17581194 A JP17581194 A JP 17581194A JP H0842457 A JPH0842457 A JP H0842457A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B43/00—Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
- F04B43/02—Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having plate-like flexible members, e.g. diaphragms
- F04B43/04—Pumps having electric drive
- F04B43/043—Micropumps
- F04B43/046—Micropumps with piezoelectric drive
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力圧の変動による送出流速の変動の抑止。
停止中の流出の抑止。小型とし,組立てを容易にし,製
品のばらつきを小さくする。 【構成】入力ポ−ト(25),出力ポ−ト(27),入力ポ−ト
(25)と出力ポ−ト(27)の間の流体通流空間(22),流体通
流空間(22)と入力ポ−ト(25)の間を開閉するための第1
振動部材(30,72,70),流体通流空間(22)と出力ポ−ト(2
7)の間を開閉するための第2振動部材(30,82,80)、およ
び、流体通流空間(22)を縮小/拡大するための少くとも
1つの第3振動部材(10,92,90)を備えるマイクロポンプ
において、前記流体通流空間(22)の外の、第1振動部材
(30,72,70)が振動する空間(41)に入力ポ−ト(25)の流体
圧と実質上同圧の圧力を与える圧力補正手段(50,61,68)
を備えることを特徴とする。
停止中の流出の抑止。小型とし,組立てを容易にし,製
品のばらつきを小さくする。 【構成】入力ポ−ト(25),出力ポ−ト(27),入力ポ−ト
(25)と出力ポ−ト(27)の間の流体通流空間(22),流体通
流空間(22)と入力ポ−ト(25)の間を開閉するための第1
振動部材(30,72,70),流体通流空間(22)と出力ポ−ト(2
7)の間を開閉するための第2振動部材(30,82,80)、およ
び、流体通流空間(22)を縮小/拡大するための少くとも
1つの第3振動部材(10,92,90)を備えるマイクロポンプ
において、前記流体通流空間(22)の外の、第1振動部材
(30,72,70)が振動する空間(41)に入力ポ−ト(25)の流体
圧と実質上同圧の圧力を与える圧力補正手段(50,61,68)
を備えることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吐出流量が極く少い、
いわゆるマイクロポンプに関し、特に、これに限定する
意図ではないが、バイモルフ圧電振動子など小型薄振動
子を吐出駆動に用いるマイクロポンプに関する。
いわゆるマイクロポンプに関し、特に、これに限定する
意図ではないが、バイモルフ圧電振動子など小型薄振動
子を吐出駆動に用いるマイクロポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のマイクロポンプの1つに、入力
ポ−トと出力ポ−トの間に流体通流空間を設け、入力ポ
−トから出力ポ−トに至る流体通流路に沿って、3個以
上の振動子を配設し、これらの振動子を順次に位相がず
れた関係で振動駆動するものがある。入力ポ−トに近い
位置の第1振動子と出力ポ−トに近い位置の第2振動子
の間に、流体通流空間を縮小/拡大する1以上の第3組
の振動子を配設し、第2振動子で出力ポ−トを閉じかつ
第1振動子を入力ポ−ト開に駆動し、第3組の振動子を
吸入駆動し、そして第2組の振動子を出力ポ−トを開く
方向に駆動すると共に第1振動子を入力ポ−トを閉じる
方向に駆動し、そして第3組の振動子を吐出駆動し、次
に第2組の振動子で出力ポ−トを閉じ、これを繰返すよ
うに、第1組の振動子,第3組の振動子および第2組の
振動子を順次に所定の位相差をもって駆動することによ
り、入力ポ−トから出力ポ−トへの流体駆動を行なうこ
とができる。この種のマイクロポンプの1つが特開平2
−149778号公報に提示されている。
ポ−トと出力ポ−トの間に流体通流空間を設け、入力ポ
−トから出力ポ−トに至る流体通流路に沿って、3個以
上の振動子を配設し、これらの振動子を順次に位相がず
れた関係で振動駆動するものがある。入力ポ−トに近い
位置の第1振動子と出力ポ−トに近い位置の第2振動子
の間に、流体通流空間を縮小/拡大する1以上の第3組
の振動子を配設し、第2振動子で出力ポ−トを閉じかつ
第1振動子を入力ポ−ト開に駆動し、第3組の振動子を
吸入駆動し、そして第2組の振動子を出力ポ−トを開く
方向に駆動すると共に第1振動子を入力ポ−トを閉じる
方向に駆動し、そして第3組の振動子を吐出駆動し、次
に第2組の振動子で出力ポ−トを閉じ、これを繰返すよ
うに、第1組の振動子,第3組の振動子および第2組の
振動子を順次に所定の位相差をもって駆動することによ
り、入力ポ−トから出力ポ−トへの流体駆動を行なうこ
とができる。この種のマイクロポンプの1つが特開平2
−149778号公報に提示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のマイクロポンプ
では、第1振動子が、入力ポ−トと流体通流空間との間
を開閉するように振動するが、入力ポ−トと流体通流空
間との間を閉じるための振動子の力は弱く、入力ポ−ト
に高圧が加わると、この圧力で振動子が開方向に押され
て閉鎖不全となり、入力ポ−トの高圧が出力ポ−トに伝
播する。例えば、入力ポ−トの圧力(入力圧)が変動す
ると、それが高い区間に高圧が出力ポ−トに現われ、出
力ポ−ト圧が変動する。マイクロポンプは、微小流量
(流出量/時間、すなわち微小流速)ではあるが、定流
量(定流速)であることが必要とされる用途が多く、入
力ポ−トの圧力変動にもかかわらず、定流速を維持する
ことが望まれる。例えば、連続的な化学反応又は分析の
ために試薬を定速で連続的に供給する場合,微量を計量
するため、ポンピング時間により供給量を管理する場
合、あるいは病人にコンスタントに微量薬液を注入する
場合など、厳密な供給流量管理が必要である。また、マ
イクロポンプは、当然のことながら、小型,組立てが容
易,製品のばらつきが小さい等が要望される。
では、第1振動子が、入力ポ−トと流体通流空間との間
を開閉するように振動するが、入力ポ−トと流体通流空
間との間を閉じるための振動子の力は弱く、入力ポ−ト
に高圧が加わると、この圧力で振動子が開方向に押され
て閉鎖不全となり、入力ポ−トの高圧が出力ポ−トに伝
播する。例えば、入力ポ−トの圧力(入力圧)が変動す
ると、それが高い区間に高圧が出力ポ−トに現われ、出
力ポ−ト圧が変動する。マイクロポンプは、微小流量
(流出量/時間、すなわち微小流速)ではあるが、定流
量(定流速)であることが必要とされる用途が多く、入
力ポ−トの圧力変動にもかかわらず、定流速を維持する
ことが望まれる。例えば、連続的な化学反応又は分析の
ために試薬を定速で連続的に供給する場合,微量を計量
するため、ポンピング時間により供給量を管理する場
合、あるいは病人にコンスタントに微量薬液を注入する
場合など、厳密な供給流量管理が必要である。また、マ
イクロポンプは、当然のことながら、小型,組立てが容
易,製品のばらつきが小さい等が要望される。
【0004】本発明は、入力圧の変動による送出流速の
変動が小さいマイクロポンプを提供することを第1の目
的とし、加えて、小型,組立てが容易,製品のばらつき
が小さい等のマイクロポンプを提供することを第2の目
的とする。
変動が小さいマイクロポンプを提供することを第1の目
的とし、加えて、小型,組立てが容易,製品のばらつき
が小さい等のマイクロポンプを提供することを第2の目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力ポ−ト(2
5),出力ポ−ト(27),入力ポ−ト(25)と出力ポ−ト(27)
の間の流体通流空間(22),流体通流空間(22)と入力ポ−
ト(25)の間を開閉するための第1振動部材(30,72,70),
流体通流空間(22)と出力ポ−ト(27)の間を開閉するため
の第2振動部材(30,82,80)、および、流体通流空間(22)
を縮小/拡大するための少くとも1つの第3振動部材(1
0,92,90)を備えるマイクロポンプにおいて、前記流体通
流空間(22)の外の、第1振動部材(30,72,70)が振動する
空間(41)に入力ポ−ト(25)の流体圧と実質上同圧の圧力
を与える圧力補正手段(50,61,68)を備えることを特徴と
する。
5),出力ポ−ト(27),入力ポ−ト(25)と出力ポ−ト(27)
の間の流体通流空間(22),流体通流空間(22)と入力ポ−
ト(25)の間を開閉するための第1振動部材(30,72,70),
流体通流空間(22)と出力ポ−ト(27)の間を開閉するため
の第2振動部材(30,82,80)、および、流体通流空間(22)
を縮小/拡大するための少くとも1つの第3振動部材(1
0,92,90)を備えるマイクロポンプにおいて、前記流体通
流空間(22)の外の、第1振動部材(30,72,70)が振動する
空間(41)に入力ポ−ト(25)の流体圧と実質上同圧の圧力
を与える圧力補正手段(50,61,68)を備えることを特徴と
する。
【0006】本発明の好ましい実施例は、板厚方向に貫
通する入力ポ−ト(25)と出力ポ−ト(27)を相対的に離し
て形成し、入力ポ−ト(25)の近くに板厚方向に貫通する
吸入通流口(24)およびその開口を包囲する吸入弁座(23)
を形成し、出力ポ−ト(27)の近くに板厚方向に貫通する
吐出通流口(29)およびその開口を包囲する吐出弁座(28)
を形成した中間板(20);中間板(20)の、吸入弁座(23)が
突出する側の空間にあって、入力ポ−ト(25)および吸入
弁座(23)に対向する薄板(30)、および、該薄板(30)が固
着された振動子(70)を含む第1振動部材(30,72,70);中
間板(20)の、吐出弁座(28)が突出する側の空間にあっ
て、出力ポ−ト(27)および吐出弁座(28)に対向する薄板
(30)、および、該薄板(30)が固着された振動子(80)を含
む第2振動部材(30,82,80);中間板(20)に関して第1振
動部材(30,72,70)の反対側の面に対向し中間板(20)
と共に、吸入通流口(24)および吐出通流口(29)に連
通する流体通流空間(22)を区画する薄板(10)、および、
該薄板(10)が固着された振動子(90)を含む第3振動部材
(10,92,90);第1振動部材(30,72,70)の薄板(30)に関し
て中間板(20)とは反対側に第1振動部材(30,72,70)が振
動する空間(41)を形成したカバ−部材(40);および、第
1振動部材(30,72,70)が振動する空間(41)に入力ポ−ト
(25)の流体圧と実質上同圧の圧力を与える圧力補正手段
(50,61,68);を備える。加えて、吸入通流口(24)の、第
1振動部材(30,72,70)の薄板(30)に対向する開口面積
は、該薄板(30)の、第1振動部材が振動する空間(41)に
接する面積より小さい。更には、第3振動部材(10,92,9
0)の、流体通流空間(22)を拡げる方向の移動を制限する
ストッパ手段(3)を備える。
通する入力ポ−ト(25)と出力ポ−ト(27)を相対的に離し
て形成し、入力ポ−ト(25)の近くに板厚方向に貫通する
吸入通流口(24)およびその開口を包囲する吸入弁座(23)
を形成し、出力ポ−ト(27)の近くに板厚方向に貫通する
吐出通流口(29)およびその開口を包囲する吐出弁座(28)
を形成した中間板(20);中間板(20)の、吸入弁座(23)が
突出する側の空間にあって、入力ポ−ト(25)および吸入
弁座(23)に対向する薄板(30)、および、該薄板(30)が固
着された振動子(70)を含む第1振動部材(30,72,70);中
間板(20)の、吐出弁座(28)が突出する側の空間にあっ
て、出力ポ−ト(27)および吐出弁座(28)に対向する薄板
(30)、および、該薄板(30)が固着された振動子(80)を含
む第2振動部材(30,82,80);中間板(20)に関して第1振
動部材(30,72,70)の反対側の面に対向し中間板(20)
と共に、吸入通流口(24)および吐出通流口(29)に連
通する流体通流空間(22)を区画する薄板(10)、および、
該薄板(10)が固着された振動子(90)を含む第3振動部材
(10,92,90);第1振動部材(30,72,70)の薄板(30)に関し
て中間板(20)とは反対側に第1振動部材(30,72,70)が振
動する空間(41)を形成したカバ−部材(40);および、第
1振動部材(30,72,70)が振動する空間(41)に入力ポ−ト
(25)の流体圧と実質上同圧の圧力を与える圧力補正手段
(50,61,68);を備える。加えて、吸入通流口(24)の、第
1振動部材(30,72,70)の薄板(30)に対向する開口面積
は、該薄板(30)の、第1振動部材が振動する空間(41)に
接する面積より小さい。更には、第3振動部材(10,92,9
0)の、流体通流空間(22)を拡げる方向の移動を制限する
ストッパ手段(3)を備える。
【0007】なお、カッコ内には、理解を容易にするた
めに、図面に示し後述する実施例の対応要素に付した記
号を、参考までに記入した。
めに、図面に示し後述する実施例の対応要素に付した記
号を、参考までに記入した。
【0008】
【作用】本発明のマイクロポンプによれば、第2振動部
材(30,82,80)で出力ポ−ト(27)と流体通流空間(22)の間
を閉じかつ第1振動部材(30,72,70)を入力ポ−ト(25)と
流体通流空間(22)の間を開に駆動し、第3振動部材(10,
92,90)を吸入(流体通流空間22の拡大)駆動し、そして第
2振動部材(30,82,80)を(27)と流体通流空間(22)の間を
開く方向に駆動すると共に第1振動部材(30,72,70)を入
力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)の間を閉じる方向に駆
動し、そして第3振動部材(10,92,90)を吐出(流体通流
空間22の縮小)駆動し、次に第2振動部材(30,82,80)で
出力ポ−ト(27)と流体通流空間(22)の間を閉じ、これを
繰返すように、第1振動部材(30,72,70),第3振動部材
(10,92,90)および第2振動部材(30,82,80)を順次に所定
の位相差をもって駆動することにより、入力ポ−ト(25)
から出力ポ−ト(27)へ流体を駆動する。
材(30,82,80)で出力ポ−ト(27)と流体通流空間(22)の間
を閉じかつ第1振動部材(30,72,70)を入力ポ−ト(25)と
流体通流空間(22)の間を開に駆動し、第3振動部材(10,
92,90)を吸入(流体通流空間22の拡大)駆動し、そして第
2振動部材(30,82,80)を(27)と流体通流空間(22)の間を
開く方向に駆動すると共に第1振動部材(30,72,70)を入
力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)の間を閉じる方向に駆
動し、そして第3振動部材(10,92,90)を吐出(流体通流
空間22の縮小)駆動し、次に第2振動部材(30,82,80)で
出力ポ−ト(27)と流体通流空間(22)の間を閉じ、これを
繰返すように、第1振動部材(30,72,70),第3振動部材
(10,92,90)および第2振動部材(30,82,80)を順次に所定
の位相差をもって駆動することにより、入力ポ−ト(25)
から出力ポ−ト(27)へ流体を駆動する。
【0009】ところで、圧力補正手段(50,61,68)が、流
体通流空間(22)の外の、第1振動部材(30,72,70)が振動
する空間(41)に入力ポ−ト(25)の流体圧と実質上同圧の
圧力(以下単に入力ポ−ト圧と称す)を与えるので、第
1振動部材(30,72,70)の空間(41)に接する部位には常時
入力ポ−ト圧が加わっており、第1振動部材(30,72,70)
が入力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)の間を閉に駆動し
ているとき、第1振動部材(30,72,70)には閉駆動力に加
えて入力ポ−ト圧が閉方向の力として加わっており、入
力ポ−ト(25)の圧力が変動して高圧が開方向に第1振動
部材(30,72,70)に加わっても、これが相殺され、第1振
動部材(30,72,70)は入力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)
の間を開かない。すなわち、入力ポ−ト圧の変動による
出力ポ−ト圧の変動(出力流量の変動)を生じない。
体通流空間(22)の外の、第1振動部材(30,72,70)が振動
する空間(41)に入力ポ−ト(25)の流体圧と実質上同圧の
圧力(以下単に入力ポ−ト圧と称す)を与えるので、第
1振動部材(30,72,70)の空間(41)に接する部位には常時
入力ポ−ト圧が加わっており、第1振動部材(30,72,70)
が入力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)の間を閉に駆動し
ているとき、第1振動部材(30,72,70)には閉駆動力に加
えて入力ポ−ト圧が閉方向の力として加わっており、入
力ポ−ト(25)の圧力が変動して高圧が開方向に第1振動
部材(30,72,70)に加わっても、これが相殺され、第1振
動部材(30,72,70)は入力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)
の間を開かない。すなわち、入力ポ−ト圧の変動による
出力ポ−ト圧の変動(出力流量の変動)を生じない。
【0010】本発明の好ましい実施例では、吸入通流口
(24)の、第1振動部材(30,72,70)の薄板(30)に対向する
開口面積は、該薄板(30)の、第1振動部材が振動する空
間(41)に接する面積より小さいので、吐出動作によって
流体通流空間(22)の圧力が上昇しても、この圧力によっ
て第1振動部材(30,72,70)の薄板(30)が吸入通流口(24)
から離れる方向に駆動されることはなく、流体通流空間
(22)から流体が吸入通流口(24)を経て入力ポ−ト(25)に
逆流することがない。
(24)の、第1振動部材(30,72,70)の薄板(30)に対向する
開口面積は、該薄板(30)の、第1振動部材が振動する空
間(41)に接する面積より小さいので、吐出動作によって
流体通流空間(22)の圧力が上昇しても、この圧力によっ
て第1振動部材(30,72,70)の薄板(30)が吸入通流口(24)
から離れる方向に駆動されることはなく、流体通流空間
(22)から流体が吸入通流口(24)を経て入力ポ−ト(25)に
逆流することがない。
【0011】更に、第3振動部材(10,92,90)の、流体通
流空間(22)を拡げる方向の移動を制限するストッパ手段
(3)を備えるので、第3振動部材(10,92,90)の吸入スト
ロ−クがこのストッパ手段(3)で規定される。これによ
りポンプの吐出量がより正確に一定となる。
流空間(22)を拡げる方向の移動を制限するストッパ手段
(3)を備えるので、第3振動部材(10,92,90)の吸入スト
ロ−クがこのストッパ手段(3)で規定される。これによ
りポンプの吐出量がより正確に一定となる。
【0012】更に、入力ポ−ト(25),吸入通流口(24),
吸入弁座(23),出力ポ−ト(27),吐出通流口(29)および
吐出弁座(28)を形成した中間板(20)の表および裏に第1
振動部材(30,72,70)の薄板(30)および第3振動部材(10,
92,90)の薄板(10)を配置しており、中間板(20)は、例え
ばSi板などの微細加工ができるものとしてフォトエッ
チング等の加工で形成できるので、全体として小型のポ
ンプを得ることができ、しかも組立てが容易で、ポンピ
ング特性のばらつきが小さいポンプを得ることができ
る。
吸入弁座(23),出力ポ−ト(27),吐出通流口(29)および
吐出弁座(28)を形成した中間板(20)の表および裏に第1
振動部材(30,72,70)の薄板(30)および第3振動部材(10,
92,90)の薄板(10)を配置しており、中間板(20)は、例え
ばSi板などの微細加工ができるものとしてフォトエッ
チング等の加工で形成できるので、全体として小型のポ
ンプを得ることができ、しかも組立てが容易で、ポンピ
ング特性のばらつきが小さいポンプを得ることができ
る。
【0013】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0014】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の外観を示す。こ
の実施例は、幅(x方向)が30mm、長さ(y方向)
が26mm、厚み(z方向)が6.4mmの方形であ
り、この方形より、吸入管8,吐出管9および補正圧力
管68が突出している。
の実施例は、幅(x方向)が30mm、長さ(y方向)
が26mm、厚み(z方向)が6.4mmの方形であ
り、この方形より、吸入管8,吐出管9および補正圧力
管68が突出している。
【0015】図2に、図1の2A−2A線断面(図1中
に2点鎖線で示す断面)を示す。なお、厚み(z方向)
が極く小さいシ−ト状の構成要素が多く、それらの厚み
を図面上で表現しにくいので、図2においては、z方向
を、x,y方向の10/3倍に拡大して示す。後に触れ
る図5〜図7および図12〜図15においても、このよ
うに、z方向の寸法を、x,y方向の10/3倍に拡大
して示している。
に2点鎖線で示す断面)を示す。なお、厚み(z方向)
が極く小さいシ−ト状の構成要素が多く、それらの厚み
を図面上で表現しにくいので、図2においては、z方向
を、x,y方向の10/3倍に拡大して示す。後に触れ
る図5〜図7および図12〜図15においても、このよ
うに、z方向の寸法を、x,y方向の10/3倍に拡大
して示している。
【0016】図1および図2を参照すると、下面にガラ
ス薄板10が接合され上面にガラス薄板30が接合され
た、中間板であるSi薄板20が、合成樹脂製の下板1
の上面に形成されている4角形の残底穴に挿入されて、
ガラス薄板10が下板1の該残底穴の底面に接合されて
いる。下板1の上面とガラス薄板30の上面に、合成樹
脂製の上板40の下面が接合され、これにより、下板
1,ガラス薄板10,Si薄板20,ガラス薄板30お
よび上板40が一体となっている。
ス薄板10が接合され上面にガラス薄板30が接合され
た、中間板であるSi薄板20が、合成樹脂製の下板1
の上面に形成されている4角形の残底穴に挿入されて、
ガラス薄板10が下板1の該残底穴の底面に接合されて
いる。下板1の上面とガラス薄板30の上面に、合成樹
脂製の上板40の下面が接合され、これにより、下板
1,ガラス薄板10,Si薄板20,ガラス薄板30お
よび上板40が一体となっている。
【0017】図3には図2の3A−3A線断面を、図4
には図2の4A−4A線断面を、図5には図2の5A−
5A線断面を、図6には図2の6A−6A線断面を、図
7には図2の7A−7A線断面を示す。
には図2の4A−4A線断面を、図5には図2の5A−
5A線断面を、図6には図2の6A−6A線断面を、図
7には図2の7A−7A線断面を示す。
【0018】下板1には、図2,図4および図6に示す
ように、その上面の4角形の残底穴に連続する小開口の
4角形の有底穴2があり、この穴2の底面よりストッパ
3が突出している。この有底穴2にバイモルフ圧電振動
子90が収納され、その一端が接着剤91(図4,図
6)でガラス薄板10の下面に固着されている。振動子
90の他端すなわち自由端は、スペ−サ92(図4,図
6)を介してガラス薄板10の下面に固着されている。
ストッパ3とスペ−サ92は、x,y座標面上で同一位
置にあり、z方向には離れている。下板1には、y方向
に延びるパイプ通し穴4および6ならびにそれらに連続
する入力ポ−ト通路5および出力ポ−ト通路7(図2,
図4)が開けられており、パイプ通し穴4および6に、
それぞれ吸入管8および吐出管9が圧入されている。吸
入管8は入力ポ−ト通路5に、吐出管9は出力ポ−ト通
路7に連通している。
ように、その上面の4角形の残底穴に連続する小開口の
4角形の有底穴2があり、この穴2の底面よりストッパ
3が突出している。この有底穴2にバイモルフ圧電振動
子90が収納され、その一端が接着剤91(図4,図
6)でガラス薄板10の下面に固着されている。振動子
90の他端すなわち自由端は、スペ−サ92(図4,図
6)を介してガラス薄板10の下面に固着されている。
ストッパ3とスペ−サ92は、x,y座標面上で同一位
置にあり、z方向には離れている。下板1には、y方向
に延びるパイプ通し穴4および6ならびにそれらに連続
する入力ポ−ト通路5および出力ポ−ト通路7(図2,
図4)が開けられており、パイプ通し穴4および6に、
それぞれ吸入管8および吐出管9が圧入されている。吸
入管8は入力ポ−ト通路5に、吐出管9は出力ポ−ト通
路7に連通している。
【0019】下側のガラス薄板10の下面を図11に示
す。このガラス薄板10には、入力ポ−ト通路5および
出力ポ−ト通路7に整合する貫通穴15および17が開
けられている。
す。このガラス薄板10には、入力ポ−ト通路5および
出力ポ−ト通路7に整合する貫通穴15および17が開
けられている。
【0020】Si薄板20の下面を図9に示す。Si薄
板20の下面には、流体通流空間用の、中心の正方形か
らx方向に突出する矩形突出部を有する有底穴22が形
成されており、そのx,y座標上での中心位置は、スペ
−サ92(図4,図6)の中心位置に合致する。Si薄
板20には、それを厚み方向に貫通する極小形の入力ポ
−ト(穴)25および出力ポ−ト(穴)27が開けられ
ており、入力ポ−ト25は、ガラス薄板10の穴15に
整合し、出力ポ−ト27はガラス薄板10の穴17に整
合する。すなわち入力ポ−ト25は吸入管8に連通し、
出力ポ−ト27は吐出管9に連通する。Si薄板20に
は更に、有底穴22の矩形突出部の端に位置する、厚み
方向に貫通する吸入通流口24および吐出通流口29が
開けられている。
板20の下面には、流体通流空間用の、中心の正方形か
らx方向に突出する矩形突出部を有する有底穴22が形
成されており、そのx,y座標上での中心位置は、スペ
−サ92(図4,図6)の中心位置に合致する。Si薄
板20には、それを厚み方向に貫通する極小形の入力ポ
−ト(穴)25および出力ポ−ト(穴)27が開けられ
ており、入力ポ−ト25は、ガラス薄板10の穴15に
整合し、出力ポ−ト27はガラス薄板10の穴17に整
合する。すなわち入力ポ−ト25は吸入管8に連通し、
出力ポ−ト27は吐出管9に連通する。Si薄板20に
は更に、有底穴22の矩形突出部の端に位置する、厚み
方向に貫通する吸入通流口24および吐出通流口29が
開けられている。
【0021】Si薄板20の上面を図8に示す。Si薄
板20の上面には、正方形であって、吸入通流口24を
中心とし入力ポ−ト25が開いた、入力ポ−ト連通空間
用の有底穴21があり、また、同様に正方形であって、
吐出通流口29を中心とし出力ポ−ト27が開いた、出
力ポ−ト連通空間用の有底穴26がある。有底穴21
は、吸入通流口24周りの小領域を外したものであり、
該小領域部ではSi薄板20の上面がそのまま残ってい
る。この小領域部が吸入弁座23である。同様に、有底
穴26は、吐出通流口29周りの小領域を外したもので
あり、該小領域部ではSi薄板20の上面がそのまま残
っている。この小領域部が吐出弁座28である。 上述
のSi薄板20の、有底穴22,貫通穴25,27,2
4,29および有底穴21,26は、公知のマスキング
技術およびエッチング技術により形成されたものであ
る。
板20の上面には、正方形であって、吸入通流口24を
中心とし入力ポ−ト25が開いた、入力ポ−ト連通空間
用の有底穴21があり、また、同様に正方形であって、
吐出通流口29を中心とし出力ポ−ト27が開いた、出
力ポ−ト連通空間用の有底穴26がある。有底穴21
は、吸入通流口24周りの小領域を外したものであり、
該小領域部ではSi薄板20の上面がそのまま残ってい
る。この小領域部が吸入弁座23である。同様に、有底
穴26は、吐出通流口29周りの小領域を外したもので
あり、該小領域部ではSi薄板20の上面がそのまま残
っている。この小領域部が吐出弁座28である。 上述
のSi薄板20の、有底穴22,貫通穴25,27,2
4,29および有底穴21,26は、公知のマスキング
技術およびエッチング技術により形成されたものであ
る。
【0022】上側のガラス薄板30の下面は、大略で言
うとSi薄板20の上面に接合されているが、吸入弁座
23および吐出弁座28には接合していない。これによ
りガラス薄板30は、吸入弁座23および吐出弁座28
に対してz方向に移動(振動)しうる。上側のガラス薄
板30の上面を図10に示す。
うとSi薄板20の上面に接合されているが、吸入弁座
23および吐出弁座28には接合していない。これによ
りガラス薄板30は、吸入弁座23および吐出弁座28
に対してz方向に移動(振動)しうる。上側のガラス薄
板30の上面を図10に示す。
【0023】図2および図3に示すように、上板40の
下面には2個の開口41および46が開けられており、
それぞれにバイモルフ圧電振動子70および80が収納
されている。振動子70の一端は接着剤71(図3,図
5)でガラス薄板30の上面に固着されている。振動子
70の他端すなわち自由端は、スペ−サ72(図3,図
5)を介してガラス薄板30の上面に固着されている。
スペ−サ72は、x,y座標面上で吸入通流口24と同
一位置にあり、z方向には離れている。振動子80の一
端は接着剤81(図3,図7)でガラス薄板30の上面
に固着されている。振動子80の他端すなわち自由端
は、スペ−サ82(図3,図7)を介してガラス薄板3
0の上面に固着されている。スペ−サ82は、x,y座
標面上で吐出通流口29と同一位置にあり、z方向には
離れている。
下面には2個の開口41および46が開けられており、
それぞれにバイモルフ圧電振動子70および80が収納
されている。振動子70の一端は接着剤71(図3,図
5)でガラス薄板30の上面に固着されている。振動子
70の他端すなわち自由端は、スペ−サ72(図3,図
5)を介してガラス薄板30の上面に固着されている。
スペ−サ72は、x,y座標面上で吸入通流口24と同
一位置にあり、z方向には離れている。振動子80の一
端は接着剤81(図3,図7)でガラス薄板30の上面
に固着されている。振動子80の他端すなわち自由端
は、スペ−サ82(図3,図7)を介してガラス薄板3
0の上面に固着されている。スペ−サ82は、x,y座
標面上で吐出通流口29と同一位置にあり、z方向には
離れている。
【0024】上板40の開口46は図2および図7に示
すように有底開口であるが、開口41は、それより大き
い、上板40の表面まで貫通する開口49(図2)に連
続しており、開口49の底(開口41との境界部)にば
ね定数の小さいベロ−ズ50が固着され、このベロ−ズ
50が、開口41と49とを遮断している。開口49に
は、下面に有底穴61(図2,図5)を形成した合成樹
脂製の蓋体60が挿入され接着材で開口49の内壁面に
接合されている。蓋体60には、図5に示すように、y
方向に延びる通流穴62が開けられており、この通流穴
62が有底穴61に連通する。通流穴62の太径部に
は、補正圧力管68が圧入されており、補正圧力管68
は通流穴62を通して有底穴61の内空間に連通してい
る。
すように有底開口であるが、開口41は、それより大き
い、上板40の表面まで貫通する開口49(図2)に連
続しており、開口49の底(開口41との境界部)にば
ね定数の小さいベロ−ズ50が固着され、このベロ−ズ
50が、開口41と49とを遮断している。開口49に
は、下面に有底穴61(図2,図5)を形成した合成樹
脂製の蓋体60が挿入され接着材で開口49の内壁面に
接合されている。蓋体60には、図5に示すように、y
方向に延びる通流穴62が開けられており、この通流穴
62が有底穴61に連通する。通流穴62の太径部に
は、補正圧力管68が圧入されており、補正圧力管68
は通流穴62を通して有底穴61の内空間に連通してい
る。
【0025】なお、バイモルフ圧電振動子70,80,
90の電極には、接着剤71,81,91が付けられる
部位で電気リ−ド(図示せず)が接続されており、これ
らの電気リ−ドは、上板40又は下板1に開けた小穴
(図示せず)を通してポンプの外部に引き出され、該小
穴と電気リ−ドの間の空間は接着剤で気密に閉じられて
いる。これらの電気リ−ドは、ポンピング駆動電気回路
(図示せず)に、コネクタを介して接続される。ポンピ
ング駆動電気回路は、バイモルフ圧電振動子70,90
および80に、この順に順次に位相がずれたサイン波又
はパルス波電圧(以下駆動電圧)を印加する。
90の電極には、接着剤71,81,91が付けられる
部位で電気リ−ド(図示せず)が接続されており、これ
らの電気リ−ドは、上板40又は下板1に開けた小穴
(図示せず)を通してポンプの外部に引き出され、該小
穴と電気リ−ドの間の空間は接着剤で気密に閉じられて
いる。これらの電気リ−ドは、ポンピング駆動電気回路
(図示せず)に、コネクタを介して接続される。ポンピ
ング駆動電気回路は、バイモルフ圧電振動子70,90
および80に、この順に順次に位相がずれたサイン波又
はパルス波電圧(以下駆動電圧)を印加する。
【0026】次に、以上に説明した本発明の一実施例
の、薬液源(図示せず)の薬液を吸入しそして吐出する
用途での使用態様を、説明する。まず、吸入管8および
補正圧力管68を薬液源に接続する。一個の2股チュ−
ブ又は2股分岐管を用いて分岐管の1つを吸入管8に、
もう1つの分岐管を補正圧力管68に接続し、元部を薬
液源に接続するのが好ましい。図12〜図15に、ポン
ピング動作を説明用に簡略化した断面図(図2対応)を
示す。
の、薬液源(図示せず)の薬液を吸入しそして吐出する
用途での使用態様を、説明する。まず、吸入管8および
補正圧力管68を薬液源に接続する。一個の2股チュ−
ブ又は2股分岐管を用いて分岐管の1つを吸入管8に、
もう1つの分岐管を補正圧力管68に接続し、元部を薬
液源に接続するのが好ましい。図12〜図15に、ポン
ピング動作を説明用に簡略化した断面図(図2対応)を
示す。
【0027】ポンプ停止中には、図12に示すように、
バイモルフ圧電振動子70,90および80には駆動電
圧が与えられないので、それらは原形(ポンプ製作によ
り定まる形状)を維持しており、第1のバイモルフ圧電
振動子70および第2のバイモルフ圧電振動子80は、
薄板30を弁座23および28に加圧するように押して
おり、第3のバイモルフ圧電振動子90はストッパ3を
押している。ポンピング駆動電気回路が、バイモルフ圧
電振動子70,90および80に、この順に順次に位相
がずれた駆動電圧を与えると、次の(1)〜(4)が繰返えさ
れ、薬液が吸入管8から吸入されて吐出管9に吐出され
る。
バイモルフ圧電振動子70,90および80には駆動電
圧が与えられないので、それらは原形(ポンプ製作によ
り定まる形状)を維持しており、第1のバイモルフ圧電
振動子70および第2のバイモルフ圧電振動子80は、
薄板30を弁座23および28に加圧するように押して
おり、第3のバイモルフ圧電振動子90はストッパ3を
押している。ポンピング駆動電気回路が、バイモルフ圧
電振動子70,90および80に、この順に順次に位相
がずれた駆動電圧を与えると、次の(1)〜(4)が繰返えさ
れ、薬液が吸入管8から吸入されて吐出管9に吐出され
る。
【0028】(1) ある時間区間で、第1の振動子70が
ガラス薄板30を押して吸入通流口24を閉じている状
態で、第2の振動子80が吐出通流口29を開く方向に
移動し、かつ第3の振動子90が有底穴22とガラス薄
板10で区画される空間すなわち流体通流空間(22)
を縮める方向に移動して、流体通流空間(22)の薬液
が、有底穴26と薄板30で区画される空間すなわち吐
出空間(26)に流れる(図13)。
ガラス薄板30を押して吸入通流口24を閉じている状
態で、第2の振動子80が吐出通流口29を開く方向に
移動し、かつ第3の振動子90が有底穴22とガラス薄
板10で区画される空間すなわち流体通流空間(22)
を縮める方向に移動して、流体通流空間(22)の薬液
が、有底穴26と薄板30で区画される空間すなわち吐
出空間(26)に流れる(図13)。
【0029】(2) 次の時間区間で、第3の振動子90が
流体通流空間(22)を縮めたまま、第1の振動子70
がガラス薄板30を引き上げて吸入通流口24から離
し、かつ第2の振動子80がガラス薄板30を押して吐
出通流口29を閉じる。この過程で、有底穴21と薄板
30で区画される空間すなわち吸入空間(21)に入力
ポ−ト25を通して薬液が吸入されると共に、有底穴2
6と薄板30で区画される吐出空間(26)の薬液が出
力ポ−ト27を通して吐出される。
流体通流空間(22)を縮めたまま、第1の振動子70
がガラス薄板30を引き上げて吸入通流口24から離
し、かつ第2の振動子80がガラス薄板30を押して吐
出通流口29を閉じる。この過程で、有底穴21と薄板
30で区画される空間すなわち吸入空間(21)に入力
ポ−ト25を通して薬液が吸入されると共に、有底穴2
6と薄板30で区画される吐出空間(26)の薬液が出
力ポ−ト27を通して吐出される。
【0030】(3) 次の時間区間で、第1の振動子70が
吸入通流口24を開き、第2の振動子80が吐出通流口
29を閉じた状態で、第3の振動子90が有底穴22と
ガラス薄板10で区画される流体通流空間(22)を拡
げる方向に移動する(図14)。この過程で、吸入空間
(21)の薬液が流体通流空間(22)に吸入される。 (4) 次の時間区間で、第1の振動子70が吸入通流口2
4を閉じる(図12)。薬液源あるいはそれとポンプと
を結ぶ2股チュ−ブ又は2股管において液圧変動があっ
た場合、入力ポ−ト25の液圧が変動する。ポンプの停
止中(図12)に入力ポ−ト25の液圧が高くなって吸
入空間(21)の圧力が上昇して、仮に、薄板30が上
に押されて吸入通流口が開くと、高圧が流体通流空間
(22)に伝播し、この高圧が吐出通流口29に加わっ
て吐出空間(26)に漏れて出力ポ−ト27を通して吐
出管9に漏れる。すなわち意図しない薬液の流出を生ず
る。しかし上述の実施例では、入力ポ−ト25に加わる
液圧が、補正圧力管68および通流穴62を通して、有
底穴61とベロ−ズ50で区画された補正圧空間(6
1)に加わるので、入力ポ−ト25に加わる液圧が高い
ときにはベロ−ズ50が、振動子70が収納された開口
41の内空間を縮めるように膨出しこれにより該内空間
の圧力が上昇する。該内空間の圧力は薄板30の上面
に、吸入通流口24を閉じる方向に作用し、吸入通流口
24側から薄板30の下面に作用する吸入通流口24を
開く方向の圧力と向き合い、入力圧の変動による薄板3
0の吸入通流口24を開く方向の移動を抑止する。これ
により、ポンプ停止中に吸入管8の液圧変動があって
も、吐出管9からの薬液の流出(漏れ)を生じない。ま
た上記(1)〜(4)を繰返すポンプ駆動中においても、振動
子70が吸入通流口24を閉じている時間区間において
入力圧の変動による高い圧力で吸入通流口24が開くこ
とがないので、入力圧の変動による吐出流量の変動が小
さい。
吸入通流口24を開き、第2の振動子80が吐出通流口
29を閉じた状態で、第3の振動子90が有底穴22と
ガラス薄板10で区画される流体通流空間(22)を拡
げる方向に移動する(図14)。この過程で、吸入空間
(21)の薬液が流体通流空間(22)に吸入される。 (4) 次の時間区間で、第1の振動子70が吸入通流口2
4を閉じる(図12)。薬液源あるいはそれとポンプと
を結ぶ2股チュ−ブ又は2股管において液圧変動があっ
た場合、入力ポ−ト25の液圧が変動する。ポンプの停
止中(図12)に入力ポ−ト25の液圧が高くなって吸
入空間(21)の圧力が上昇して、仮に、薄板30が上
に押されて吸入通流口が開くと、高圧が流体通流空間
(22)に伝播し、この高圧が吐出通流口29に加わっ
て吐出空間(26)に漏れて出力ポ−ト27を通して吐
出管9に漏れる。すなわち意図しない薬液の流出を生ず
る。しかし上述の実施例では、入力ポ−ト25に加わる
液圧が、補正圧力管68および通流穴62を通して、有
底穴61とベロ−ズ50で区画された補正圧空間(6
1)に加わるので、入力ポ−ト25に加わる液圧が高い
ときにはベロ−ズ50が、振動子70が収納された開口
41の内空間を縮めるように膨出しこれにより該内空間
の圧力が上昇する。該内空間の圧力は薄板30の上面
に、吸入通流口24を閉じる方向に作用し、吸入通流口
24側から薄板30の下面に作用する吸入通流口24を
開く方向の圧力と向き合い、入力圧の変動による薄板3
0の吸入通流口24を開く方向の移動を抑止する。これ
により、ポンプ停止中に吸入管8の液圧変動があって
も、吐出管9からの薬液の流出(漏れ)を生じない。ま
た上記(1)〜(4)を繰返すポンプ駆動中においても、振動
子70が吸入通流口24を閉じている時間区間において
入力圧の変動による高い圧力で吸入通流口24が開くこ
とがないので、入力圧の変動による吐出流量の変動が小
さい。
【0031】以上に説明した実施例においては、吸入管
8とは別個の補正圧力管68を備えているが、補正圧力
管68および通流穴62を省略して、代りに、下板1,
上板40および蓋体60に、吸入管8に有底穴61を連
通とする流路を形成してもよい。また、用途によって
は、ベロ−ズ50を省略してもよい。
8とは別個の補正圧力管68を備えているが、補正圧力
管68および通流穴62を省略して、代りに、下板1,
上板40および蓋体60に、吸入管8に有底穴61を連
通とする流路を形成してもよい。また、用途によって
は、ベロ−ズ50を省略してもよい。
【0032】以上に説明した実施例においては、下板
1,上板40および蓋体60は合成樹脂であるが、これ
らはガラス,金属あるいはSiとしてもよい。中間板で
あるSi薄板20は、用途によっては合成樹脂の射出成
形物あるいは切削加工物とすることもでき、また、ガラ
ス又は金属をエッチング加工又は機械的に加工したもの
とすることもできる。ガラス薄板10および30は、合
成樹脂シ−トあるいはSi薄板あるいは金属薄板又は金
属箔とすることもできる。振動子70,80および90
は、バイメタルあるいは形状記憶材として、ヒ−タ,発
光素子あるいは光ファイバを振動駆動手段として、熱又
は光を振動子に与えるものとしてもよい。自己発熱性の
バイメタルを用いる場合には、それに電気リ−ドを接続
して通電するようにすればよい。ベロ−ズ50は、ガラ
ス,合成樹脂,金属などのダイアフラムとしてもよい。
上述の実施例では、振動子収納空間(2,41,46)
には空気が入っているが、用途によっては、それらの空
間に、他の気体又は液体(例えばシリコ−ンオイル,ハ
イドロカ−ボン,パ−フロロカ−ボン)を封入してもよ
い。
1,上板40および蓋体60は合成樹脂であるが、これ
らはガラス,金属あるいはSiとしてもよい。中間板で
あるSi薄板20は、用途によっては合成樹脂の射出成
形物あるいは切削加工物とすることもでき、また、ガラ
ス又は金属をエッチング加工又は機械的に加工したもの
とすることもできる。ガラス薄板10および30は、合
成樹脂シ−トあるいはSi薄板あるいは金属薄板又は金
属箔とすることもできる。振動子70,80および90
は、バイメタルあるいは形状記憶材として、ヒ−タ,発
光素子あるいは光ファイバを振動駆動手段として、熱又
は光を振動子に与えるものとしてもよい。自己発熱性の
バイメタルを用いる場合には、それに電気リ−ドを接続
して通電するようにすればよい。ベロ−ズ50は、ガラ
ス,合成樹脂,金属などのダイアフラムとしてもよい。
上述の実施例では、振動子収納空間(2,41,46)
には空気が入っているが、用途によっては、それらの空
間に、他の気体又は液体(例えばシリコ−ンオイル,ハ
イドロカ−ボン,パ−フロロカ−ボン)を封入してもよ
い。
【0033】
【発明の効果】圧力補正手段(50,61,68)が、流体通流空
間(22)の外の、第1振動部材(30,72,70)が振動する空間
(41)に入力ポ−ト(25)の流体圧と実質上同圧の圧力(以
下単に入力ポ−ト圧と称す)を与えるので、第1振動部
材(30,72,70)の空間(41)に接する部位には常時入力ポ−
ト圧が加わっており、第1振動部材(30,72,70)が入力ポ
−ト(25)と流体通流空間(22)の間を閉に駆動していると
き、第1振動部材(30,72,70)には閉駆動力に加えて入力
ポ−ト圧が閉方向の力として加わっており、入力ポ−ト
(25)の圧力が変動して高圧が開方向に第1振動部材(30,
72,70)に加わっても、これが相殺され、第1振動部材(3
0,72,70)は入力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)の間を開
かない。すなわち、入力ポ−ト圧の変動による出力ポ−
ト圧の変動(出力流量の変動)を生じない。
間(22)の外の、第1振動部材(30,72,70)が振動する空間
(41)に入力ポ−ト(25)の流体圧と実質上同圧の圧力(以
下単に入力ポ−ト圧と称す)を与えるので、第1振動部
材(30,72,70)の空間(41)に接する部位には常時入力ポ−
ト圧が加わっており、第1振動部材(30,72,70)が入力ポ
−ト(25)と流体通流空間(22)の間を閉に駆動していると
き、第1振動部材(30,72,70)には閉駆動力に加えて入力
ポ−ト圧が閉方向の力として加わっており、入力ポ−ト
(25)の圧力が変動して高圧が開方向に第1振動部材(30,
72,70)に加わっても、これが相殺され、第1振動部材(3
0,72,70)は入力ポ−ト(25)と流体通流空間(22)の間を開
かない。すなわち、入力ポ−ト圧の変動による出力ポ−
ト圧の変動(出力流量の変動)を生じない。
【図1】 本発明の一実施例の外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】 図1の2A−2A線断面(図1中に2点鎖線
で示す断面)を示し、z方向は、x,y方向の10/3
倍に拡大して示す。
で示す断面)を示し、z方向は、x,y方向の10/3
倍に拡大して示す。
【図3】 図2の3A−3A線断面である。
【図4】 図2の4A−4A線断面である。
【図5】 図2の5A−5A線断面であり、z方向は、
x,y方向の10/3倍に拡大して示す。
x,y方向の10/3倍に拡大して示す。
【図6】 図2の6A−6A線断面であり、z方向は、
x,y方向の10/3倍に拡大して示す。
x,y方向の10/3倍に拡大して示す。
【図7】 図2の7A−7A線断面であり、z方向は、
x,y方向の10/3倍に拡大して示す。
x,y方向の10/3倍に拡大して示す。
【図8】 図2に示すSi薄板20の上面を示す平面図
である。
である。
【図9】 図2に示すSi薄板20の下面を示す平面図
である。
である。
【図10】 図2に示すガラス薄板30の上面を示す平
面図である。
面図である。
【図11】 図2に示すガラス薄板10の下面を示す平
面図である。
面図である。
【図12】 図2に相当する概略断面図であり、ポンプ
停止中の状態を示す。
停止中の状態を示す。
【図13】 図2に相当する概略断面図であり、ポンプ
駆動中のある状態を示す。
駆動中のある状態を示す。
【図14】 図2に相当する概略断面図であり、ポンプ
駆動中の他の状態を示す。
駆動中の他の状態を示す。
1:下板 2:有底穴 3:ストッパ 4:パイプ通し穴 5:入力ポ−ト通路 6:パイプ通し穴 7:出力ポ−ト通路 8:吸入管 9:吐出管 10:ガラス薄板 15:貫通穴 17:貫通穴 20:Si薄板 21:有底穴 22:有底穴 23:吸入弁座 24:吸入通流口 25:入力ポ−ト 26:有底穴 27:吐出ポ−ト 28:吐出弁座 29:吐出通流口 30:ガラス薄板 40:上板 41:開口 46:開口 50:ベロ−ズ 60:蓋体 61:有底穴 62:通流穴 68:補正圧力管 70:バイモルフ
圧電振動子 71:接着剤 72:スペ−サ 80:バイモルフ圧電振動子 81:接着剤 82:スペ−サ 90:バイモルフ
圧電振動子 91:接着剤 92:スペ−サ
圧電振動子 71:接着剤 72:スペ−サ 80:バイモルフ圧電振動子 81:接着剤 82:スペ−サ 90:バイモルフ
圧電振動子 91:接着剤 92:スペ−サ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚 原 金 二 愛知県刈谷市八軒町5丁目50番地 株式会 社アイシン・コスモス研究所内 (72)発明者 安 藤 充 宏 愛知県刈谷市八軒町5丁目50番地 株式会 社アイシン・コスモス研究所内 (72)発明者 土 本 勝 也 愛知県刈谷市八軒町5丁目50番地 株式会 社アイシン・コスモス研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】入力ポ−ト(25),出力ポ−ト(27),入力ポ
−ト(25)と出力ポ−ト(27)の間の流体通流空間(22),流
体通流空間(22)と入力ポ−ト(25)の間を開閉するための
第1振動部材(30,72,70),流体通流空間(22)と出力ポ−
ト(27)の間を開閉するための第2振動部材(30,82,80)、
および、流体通流空間(22)を縮小/拡大するための少く
とも1つの第3振動部材(10,92,90)を備えるマイクロポ
ンプにおいて、 前記流体通流空間(22)の外の、第1振動部材(30,72,70)
が振動する空間(41)に入力ポ−ト(25)の流体圧と実質上
同圧の圧力を与える圧力補正手段(50,61,68)を備えるこ
とを特徴とするマイクロポンプ。 - 【請求項2】第1振動部材(30,72,70)は、第1振動部材
が振動する空間(41)と入力ポ−ト(25)に連通する空間を
遮断する薄板(30)および第1振動部材が振動する空間(4
1)にあって該薄板(30)が固着された振動子(70)を含む、
請求項1記載のマイクロポンプ。 - 【請求項3】入力ポ−ト(25)に連通する空間と流体通流
空間(22)との間の、薄板(30)によって開閉される吸入通
流口(24)の、薄板(30)に対向する開口面積は、薄板(30)
の、第1振動部材が振動する空間(41)に接する面積より
小さい、請求項2記載のマイクロポンプ。 - 【請求項4】第3振動部材(10,92,90)の拡大方向の移動
を制限するストッパ手段(3)を更に備える、請求項1,
請求項2又は請求項3記載のマイクロポンプ。 - 【請求項5】板厚方向に貫通する入力ポ−ト(25)と出力
ポ−ト(27)を相対的に離して形成し、入力ポ−ト(25)の
近くに板厚方向に貫通する吸入通流口(24)およびその開
口を包囲する吸入弁座(23)を形成し、出力ポ−ト(27)の
近くに板厚方向に貫通する吐出通流口(29)およびその開
口を包囲する吐出弁座(28)を形成した中間板(20);中間
板(20)の、吸入弁座(23)が突出する側の空間にあって、
入力ポ−ト(25)および吸入弁座(23)に対向する薄板(3
0)、および、該薄板(30)が固着された振動子(70)を含む
第1振動部材(30,72,70);中間板(20)の、吐出弁座(28)
が突出する側の空間にあって、出力ポ−ト(27)および吐
出弁座(28)に対向する薄板(30)、および、該薄板(30)が
固着された振動子(80)を含む第2振動部材(30,82,80);
中間板(20)に関して第1振動部材(30,72,70)の反対側の
面に対向し中間板(20)と共に、吸入通流口(24)および吐
出通流口(29)に連通する流体通流空間(22)を区画する薄
板(10)、および、該薄板(10)が固着された振動子(90)を
含む第3振動部材(10,92,90);第1振動部材(30,72,70)
の薄板(30)に関して中間板(20)とは反対側に第1振動部
材(30,72,70)が振動する空間(41)を形成したカバ−部材
(40);および、 第1振動部材(30,72,70)が振動する空間(41)に入力ポ−
ト(25)の流体圧と実質上同圧の圧力を与える圧力補正手
段(50,61,68);を備えるマイクロポンプ。 - 【請求項6】吸入通流口(24)の、第1振動部材(30,72,7
0)の薄板(30)に対向する開口面積は、該薄板(30)の、第
1振動部材が振動する空間(41)に接する面積より小さ
い、請求項5記載のマイクロポンプ。 - 【請求項7】第3振動部材(10,92,90)の、流体通流空間
(22)を拡げる方向の移動を制限するストッパ手段(3)を
更に備える、請求項5又は請求項6記載のマイクロポン
プ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6175811A JPH0842457A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | マイクロポンプ |
US08/507,836 US5611676A (en) | 1994-07-27 | 1995-07-27 | Micropump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6175811A JPH0842457A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | マイクロポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0842457A true JPH0842457A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16002653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6175811A Pending JPH0842457A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | マイクロポンプ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5611676A (ja) |
JP (1) | JPH0842457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013513066A (ja) * | 2009-12-07 | 2013-04-18 | デバイオテック・ソシエテ・アノニム | マイクロポンプ用の可撓性エレメント |
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