JPH084202Y2 - ダイカストマシン鋳造圧力検出モニター装置 - Google Patents

ダイカストマシン鋳造圧力検出モニター装置

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JPH084202Y2
JPH084202Y2 JP12435088U JP12435088U JPH084202Y2 JP H084202 Y2 JPH084202 Y2 JP H084202Y2 JP 12435088 U JP12435088 U JP 12435088U JP 12435088 U JP12435088 U JP 12435088U JP H084202 Y2 JPH084202 Y2 JP H084202Y2
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pressure
molten metal
casting
pressing force
casting molten
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JP12435088U
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典裕 岩本
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はダイカストマシン鋳造圧力検出モニター装
置に関する。
[従来の技術] 射出プランジャで加圧鋳造する際、射出シリンダに取
り付けた圧力変換器でシリンダ圧力を検出し、射出力あ
るいは鋳造溶湯の圧力に換算してこの値と増圧回路作動
前の、溶湯がダイカスト金型 のキャビティに充填完了した時の鋳造溶湯の圧力P1およ
びキャビティ充填後の溶湯をさらに押圧する増圧油圧回
路の作動後の鋳造溶湯の圧力P2を比較し、前記算出値が
夫々両圧力P1およびP2の各圧力がこの各設定値を超えた
ときの時間差、即ち溶湯の増圧時間と、あらかじめ求め
て設定してある当該ダイカストマシンの最適鋳造条件の
場合の設定増圧時間と比較して、鋳造圧力を検出モニタ
ーしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、油圧シリンダの油圧を検出する装置に
おいては、油圧回路の入り口側で油圧制御を行うメータ
イン回路においてもピストンの背圧の影響があり、又油
圧回路の出口側で油圧制御を行うメータアウト回路では
油圧シリンダのピストンの両側の差圧を計測しなければ
ならない。正確に射出圧力を検出するには充分ではなか
った。又、射出プランジャのチップ直径を変えた場合、
その都度、このチップ直径と油圧とにより計算して鋳造
溶湯の圧力を求めなければならかった。又、異なったダ
イカストマシン相互の間での圧力比較及び管理が出来な
かった。したがってメータイン、メータアウトのいづれ
の場合も不充分で面倒であった。
本考案は、以上の課題に鑑み、正確にかつ直接、鋳造
溶湯の圧力を検出し、当該ダイカストマシンの最適鋳造
条件から設定した設定値と比較して正常か異常かを知ら
せるモニター装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 以上の目的を達成するために本考案は、ダイカストマ
シンの射出プランジャの押圧力を検出するダイカストマ
シン鋳造圧力検出モニター装置において、プランジャロ
ッドに取り付けられた押圧力を検出するロードメータ
と、このロードメータの検出した押圧力を後述の制御部
に入力する入力装置と、該押圧力の入力を受け、鋳造溶
湯の圧力を算出し、最適鋳造条件のもとで鋳造溶湯を金
型キャビティに充填し、その充填が完了したときの鋳造
溶湯の圧力と増圧回路作動後の圧力と前記鋳造溶湯の圧
力および増圧回路作動後の圧力の両圧力間の増圧時間と
をモーターリングの基準のための各設定値してあらかじ
め入力しておき、前記の算出した鋳造溶湯の圧力が、こ
の鋳造溶湯が金型のキャビティに充填完了した時の鋳造
溶湯の圧力設定値と前記の増圧回路作動後の圧力設定値
を超える瞬間を検出して、その両圧力間の実増圧時間を
計測し、この実増圧時間と前記増圧時間の設定値と比較
し、実増圧時間が設定値より小さいか等しければ正常、
大きければ異常と判定する制御部と、この制御部の正常
又は異常の出力を受けて正常信号又は異常信号を表示す
る表示部とで構成してなることを特徴とするダイカスト
マシン鋳造圧力検出モニター装置とした。
[作用] 本考案によれば、射出プランジャの押圧力を直接ロー
ドメータで検出し、鋳造溶湯の圧力を算出することによ
り溶湯が金型のキャビティに充填完了した時の鋳造溶湯
の圧力P1から、増圧完了時の鋳造溶湯の圧力P2になるま
での時間Tsと実測値の時間Tと比較して、正常か異常か
を判断して信号を出力するので、鋳造状態を正確にモニ
ターすることが出来る。
[実施例] 以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明する。第
1図においては射出プランジャ1はプランジャチップ2
をその先端に取着して射出スリーブに挿入され、油圧シ
リンダ7により進退し、給油装置5から給湯された溶湯
4を押圧してキャビティ6に加圧鋳造するダイカストマ
シンを示したものである。
前記油圧シリンダ7は、油圧回路8で駆動制御され、
増圧ピストン9は大径ピストン9aと小径ピストン9bの面
積比で増圧され、一般に増圧比は2〜3倍である。
ロードメータ10は射出プランジャ1の押圧力を検知す
るもので、前記射出プランジャ1の外周には互いに対称
位置となるよう2枚のストレンゲージ11、11aが貼付さ
れ、防水、耐熱のテープを巻き付けて保護されている。
前記2枚のストレンゲージ11、11aにより曲げ歪をキ
ャンセルし、圧縮歪成分だけを取り出してロードを検出
するようにしている。
該ストレンゲージ11、11aのリード線14はシールドワ
イヤ付保護管で保護され、冷却水ホース15に沿わせて支
持され移動自在にしている。このリード線14は第2図に
示した入力装置16に結合され、定電圧電源20により一定
の電圧が負荷されたブリッジ回路17を介し、A/D変換器1
8を経て、後述するマイクロコンピュータ(CPU)21を有
する制御装置19に接続されている。前記制御装置19はロ
ードメータ10より入力を受けて処理するマイクロコンピ
ュータ21と入力器22より成る制御部19Aと制御出力の表
示部25で構成されている。
前記入力器22は、前記鋳造溶湯がキャビティに充填さ
せた時の鋳造溶湯の圧力P1及び増圧回路作動後の鋳造溶
湯の圧力P2と前記増圧時間Tsの各設定値を入力するとき
の設定値モードと前記の各設定値に対する実測値を入力
するときの計測モードとの切替えを行うためのモード切
替えスイッチ23と、表示部25の中の3桁7セグメントLE
D表示部28の圧力及び時間帯の表示内容を切替える押釦
スイッチ24と、設定モードの時、P1,P2,Tsの設定値を入
力する押釦スイッチ26と、前記設定値入力の際に数値を
1桁毎に設定するための桁移動の押釦スイッチ27を主要
な構成としている。
前記表示部25は前記3桁7セグメントLEDの表示器28
と、前記切替え押釦スイッチ24と連動して前記第3桁7
セグメントLEDに表示される数字の単位Kg/cm2又はmsec
を示すLED29と、前記押釦スイッチ26と連動してP1,P2又
はTを示すLED30と、鋳造溶湯圧力の実測値Pが前記の
設定値圧力P1とP2を超える瞬間を検出して、その間の実
増圧時間Tを計測し、この実増圧時間Tが前記増圧時間
の設定値Tsより小さいか又は等しければ正常信号でGOOD
を表示する緑色のLED31、および前記実増圧時間Tが前
記増圧時間の設置値Tsより大きければ異常信号でNGを表
示する赤色のLED32で構成されている。又前記制御装置1
9は上述の様に異常信号で赤色LED32を点灯すると同時に
異常警報出力33を出力するようになっている。一般的
に、ダイカストマシンの鋳造時における射出プランジャ
の押圧力Fの時間的経過は第4図のグラフで表され、A
域は低速射出域、B域は高速射出域、C域は増圧域、D
域は加圧凝固域である。
金型のキャビティ充填完了時の鋳造溶湯の圧力の設定
値入力P1は前記B域の最終点における鋳造溶湯圧力で、
P1=F1/(1/4・π・d2)であり、F2はB域の最終点の射
出プランジャの押圧力、dはプランジャチップの直径で
ある。また設定値入力P2は前記C域最終点の鋳造溶湯の
圧力で増圧油圧回路作動後の最高圧力F3の80%の点Hの
射出プランジャ押圧力F2に基づくもので、P2=F2/(1/4
・π・d2)である。増圧時間の設定値入力Tsは前記C域
における時間である。当該ダイカストマシン固有の最適
鋳造条件から前記設定値入力P1,P2,Tsを決め、それらを
入力し、実測値Tと比較して、TがTsより小さいか又は
等しければ正常、TがTsより大きければ異常の信号をだ
すようにしている。図の点線のようになっているとTは
Tsより大きいから異常信号をだすようになっている。即
ち点線は増圧時間が遅いことを示している。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように、プランジャロッドに
ロードメータを取り付けて押圧力を検出することにより
鋳造溶湯の圧力を表示するとともに溶湯充填後と増圧回
路作動後の溶湯の圧力により正常又は異常を判定しモニ
ターするために、鋳造溶湯の圧力、増圧時間と正常又は
異常の表示、設定値入力、演算処理を一体にする装置
で、射出プランジャの押圧シリンダがメータイン回路で
も、メータアウト回路でも関係なく、射出プランジャの
押圧力を直接計測しているので高精度であり、ダイカス
トマシンを変えた場合でも、射出プランジャチップの直
径を入力して鋳造溶湯の圧力を直 接デジタル表示で計測することができる。
また、最適の鋳造条件の下で、金型のキャビティに充
填完了した時の鋳造溶湯の圧力P1から、増圧完了時の鋳
造溶湯の圧力P2になるまでの時間Tsの各データを設定値
入力とし、それと実測値を比較して正常か、異常かを判
断して信号を出し、つねに最適鋳造条件内で鋳造作業を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成図、第2図は第1図に
おける入力装置16の部分詳細ブロック線図、第3図は第
1図における制御装置19の部分詳細ブロック線図、第4
図はダイカストマシンの鋳造時における射出プランジャ
の押圧力Fの圧力変化図。 10……ロードメータ、11,11a……ストレンゲージ、14…
…リード線、16……入力装置、19……制御装置、19A…
…制御部、25……表示部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイカストマシンの射出プランジャの押圧
    力を検出するダイカストマシン鋳造圧力検出モニター装
    置において、プランジャロッドに取り付けられた押圧力
    を検出するロードメータと、 このロードメータの検出した押圧力を後述の制御部に入
    力する入力装置と、 該押圧力の入力を受け、鋳造溶湯の圧力を算出し、最適
    鋳造条件のもとで鋳造溶湯を金型のキャビティに充填
    し、その充填が完了したときの鋳造溶湯の圧力と増圧回
    路作動後の圧力と前記鋳造溶湯の圧力および増圧回路作
    動後の圧力の両圧力間の増圧時間とをモニターリングの
    基準のための各設定値としてあらかじめ入力しておき、
    前記の算出した鋳造溶湯の圧力が、この鋳造溶湯が金型
    のキャビティに充填完了した時の鋳造溶湯の圧力設定値
    と前記の増圧回路作動後の圧力設定値を超える瞬間を検
    出して、 その両圧力間の実増圧時間を計測し、この実増圧時間と
    前記増圧時間の設定値と比較し、実増圧時間が設定値よ
    り小さいか等しければ正常、大きければ異常と判定する
    制御部と、 この制御部の正常又は異常の出力を受けて正常信号又は
    異常信号を表示する表示部とで構成してなることを特徴
    とするダイカストマシン鋳造圧力検出モニター装置。
JP12435088U 1988-09-22 1988-09-22 ダイカストマシン鋳造圧力検出モニター装置 Expired - Lifetime JPH084202Y2 (ja)

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JPH0248262U JPH0248262U (ja) 1990-04-03
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