JPH0841844A - ダムの施工方法 - Google Patents

ダムの施工方法

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JPH0841844A
JPH0841844A JP17732894A JP17732894A JPH0841844A JP H0841844 A JPH0841844 A JP H0841844A JP 17732894 A JP17732894 A JP 17732894A JP 17732894 A JP17732894 A JP 17732894A JP H0841844 A JPH0841844 A JP H0841844A
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JP
Japan
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concrete
block
dam
concrete block
large number
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JP17732894A
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English (en)
Inventor
Hideaki Otsuka
英明 大塚
Takayasu Ishida
能康 石田
Hirotaka Otake
弘孝 大竹
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 更なる工期の短縮を図ることが出来るダムの
施工方法を提供する。 【構成】 ダム施工地61の底部に基礎コンクリート1
10を形成し、基礎コンクリート110に、多数のコン
クリートブロック1をケーブルクレーン90により仮置
きし、そのコンクリートブロック1を、フォークリフト
111により基礎コンクリート110に敷設し、敷設さ
れたコンクリートブロック1上に、上記同様にコンクリ
ートブロック1を敷設するようにして堤体50を築造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川や渓谷を横断して
形成され、上流部に河水或いは流出土砂を貯留するダム
の施工方法に係わり、特に、短い工期でコンクリートに
より構成されるダムの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダムには、構造及び材料の観点から大別
して、コンクリート重力ダム、アーチダム、ロックフィ
ルダム、アースダム等様々の種類のものがある。コンク
リート重力ダムは、その中で最も一般的に用いられてい
るもので、堤体が、主にコンクリートにより構成され、
自重により水圧、地震力などの外力に対向するものであ
る。また、アーチダムも、コンクリートにより構成され
るダムであり、水平方向のアーチ作用により、水圧を両
端の岩盤に伝えることにより、コンクリート重力ダムに
比して、コンクリートの量を少なくすることを可能とし
たものである。これらの主にコンクリートにより構成さ
れるダムをコンクリートダムという。また、ロックフィ
ルダムは、岩石を積み上げ、その自重により外力に対向
するもので、アースダムは、土を積み上げ、その自重に
より外力に対向するものである。
【0003】それらのダムのうちコンクリートダムは、
上述のように主にコンクリートにより構成されるが、そ
の施工においては、従来は、コンクリートを約15メー
トル幅のブロック毎にちどり状に打ち上げていくように
してなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コンクリート
をブロック毎に打ち上げていく、従来のコンクリートダ
ムでは、先に打設したコンクリートが硬化しないうち
は、次なるコンクリートを打ち上げることが出来ないの
で、一ブロック分のコンクリートを打設した後にそのコ
ンクリートが硬化するまでの間、作業を中断せざるを得
ない。また、コンクリートを打設する場合には、雨天、
寒中、猛暑などの気候に応じて特別の配慮をしなければ
コンクリートの品質を保つことが出来ない。よって、作
業が煩雑である。以上の理由から、従来のコンクリート
ダムでは、更なる工期の短縮の要望に応えることが難し
いという問題を有している。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、更なる工期の
短縮を図ることが出来るダムの施工方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のダムの施
工方法は、ダム施工地の底部にブロック敷設部を形成す
る第一工程と、前記ブロック敷設部に、多数のコンクリ
ートブロックを仮置きする第二工程と、前記ブロック敷
設部に仮置きされた多数のコンクリートブロックを、前
記ブロック敷設部上の所定位置に一段又は複数段に敷設
する第三工程と、敷設された前記コンクリートブロック
上に、多数の前記コンクリートブロックを仮置きする第
四工程と、前記敷設されたコンクリートブロック上に仮
置きされた多数のコンクリートブロックを、前記コンク
リートブロック上に一段又は複数段に敷設する第五工程
とを有し、前記第四工程と前記第五工程とを繰り返すこ
とにより前記コンクリートブロックを積み上げるように
して堤体を築造することを特徴とする。
【0007】請求項2記載のダムの施工方法は、請求項
1記載のダムの施工方法であって、前記ダム施工地の周
辺に設けられたコンクリートブロック製造プラントで前
記コンクリートブロックを製造し、前記コンクリートブ
ロック製造プラントにより製造された前記コンクリート
ブロックをクレーンにより前記コンクリート敷設部又は
敷設された前記コンクリートブロック上に移動させて仮
置きすることを特徴とする。
【0008】請求項3記載のダムの施工方法は、請求項
1又は2記載のダムの施工方法であって、前記クレーン
は、前記ブロック敷設部上に立設された複数の支柱と、
該支柱の上部に架設されたレールと、該レール上を走行
自在な走行部と、該走行部に設けられた吊上部よりな
り、前記支柱を上方に延長して、前記吊上部を上方に移
動しつつ、前記第四工程及び第五工程を繰り返すことを
特徴とする。
【0009】請求項4記載のダムの施工方法は、請求項
1又は2又は3記載のダムの施工方法であって、前記第
二工程では、前記ブロック敷設部に、多数のコンクリー
トブロック及び多数の捨て型枠をクレーンにより仮置き
し、前記第三工程では、前記捨て型枠を、前記堤体の前
面及び背面にあたる位置に連設配置すると共に、前記ブ
ロック敷設部に仮置きされた多数のコンクリートブロッ
クを、前記堤体の前面及び背面にあたる位置に連設配置
された捨て型枠の間に走行自在な積上機により前記ブロ
ック敷設部に一段又は複数段に敷設し、且つ、敷設され
た前記コンクリートブロックと前記堤体の前面及び背面
にあたる位置に連設配置された捨て型枠との間隙にコン
クリートを打設し、前記第四工程では、敷設された前記
コンクリートブロック上に、前記積上機を移動すると共
に多数の前記コンクリートブロック及び多数の捨て型枠
をクレーンにより仮置きし、前記第五工程では、敷設さ
れた前記コンクリートブロック上に仮置きされた捨て型
枠を、前記第三工程において堤体の前面及び背面にあた
る位置に連設配置された捨て型枠に接合するようにして
前記堤体の前面及び背面にあたる位置に連設配置すると
共に、敷設された前記コンクリートブロック上に仮置き
された多数のコンクリートブロックを、前記堤体の前面
及び背面にあたる位置に連設配置された捨て型枠の間に
走行自在な積上機により前記ブロック敷設部に一段又は
複数段に敷設し、且つ、敷設された前記コンクリートブ
ロックと前記堤体の前面及び背面にあたる位置に連設配
置された捨て型枠との間隙にコンクリートを打設するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5記載のダムの施工方法は、請求項
1又は2又は3又は4記載のダムの施工方法であって、
前記コンクリートブロックに、上下方向及び水平方向に
それぞれ形成される鋼棒挿入孔と、上下方向に貫通する
ように設けられるグラウト注入孔と、該コンクリートブ
ロックの下面に水平方向に形成され、前記グラウト注入
孔の下端に連通するグラウト流入溝とを予め設けてお
き、前記第三工程及び第五工程のコンクリートブロック
の敷設に際して、上下方向に隣接するコンクリートブロ
ックの鋼棒挿入孔に、鋼棒を、一方の鋼棒挿入孔から他
方の鋼棒挿入孔に渡って挿入し、水平方向に隣接するコ
ンクリートブロックの鋼棒挿入孔に、鋼棒を、一方の鋼
棒挿入孔から他方の鋼棒挿入孔に渡って挿入し、前記グ
ラウト注入孔からグラウト剤を注入して、該グラウト注
入孔及び前記グラウト流入溝及び隣接する前記コンクリ
ートブロックの間隙にグラウト剤を充填するようにする
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載のダムの施工方法によれば、多数
のコンリートブロックを積み上げて堤体を築造するの
で、従来のように、一ブロック分のコンクリートを打設
した後にそのコンクリートが硬化するまでの待ち時間を
要しない。また、気候に左右されずに、作業を行なうこ
とが出来る。
【0012】請求項2記載のダムの施工方法によれば、
ダム施工地の周辺に設けられたコンクリートブロック製
造プラントでコンクリートブロックを製造し、コンクリ
ートブロック製造プラントにより製造されたコンクリー
トブロックをクレーンによりコンクリート敷設部又は敷
設されたコンクリートブロック上に移動させて仮置きす
るので、工場等で製造したコンクリートブロックをダム
施工地に運搬する手間を省くことが出来る。
【0013】請求項3記載のダムの施工方法によれば、
クレーンは、ブロック敷設部上に立設された複数の支柱
と、該支柱の上部に架設されたレールと、該レール上を
走行自在な走行部と、該走行部に設けられた吊上部より
なり、支柱を上方に延長して、吊上部を上方に移動しつ
つ、前記第四工程及び第五工程を繰り返すようにするこ
とにより、主として山中に設けられるダム施工地の周辺
を更に切開いてクレーンを設ける手間を省くことが出来
る。
【0014】請求項4記載のダムの施工方法によれば、
堤体の前面及び背面には、多数の捨て型枠が、前面及び
背面を被覆するように設けられ、前面及び背面と、捨て
型枠との間には、コンクリートが打設されているので、
堤体の前面及び背面のコンクリートブロックの間隙から
の水の浸透を防止することが出来る。また、捨て型枠
は、コンクリートブロックの敷設と共に、順次、上方に
継ぎ足すように設けられるので、捨て型枠を、堤体の前
面及び背面に容易且つ迅速に施工することが出来る。
【0015】請求項5記載のダムの施工方法によれば、
上下方向に隣接するコンクリートブロックの鋼棒挿入孔
に、鋼棒を、一方の鋼棒挿入孔から他方の鋼棒挿入孔に
渡って挿入することにより、隣接するコンクリートブロ
ックどうしの水平方向のずれを容易且つ確実に防止する
ことが出来、水平方向に隣接するコンクリートブロック
の鋼棒挿入孔に、鋼棒を、一方の鋼棒挿入孔から他方の
鋼棒挿入孔に渡って挿入することにより、隣接するコン
クリートブロックどうしの上下方向のずれを容易且つ確
実に防止することが出来る。また、コンクリートブロッ
クのグラウト注入孔からグラウト剤を注入すると、その
グラウト剤は、グラウト注入孔からグラウト流入溝を通
じて隣接するコンクリートブロックとの間隙に流入する
ので、敷設されたコンクリートブロックの一体化を容易
に図ることが出来る。また、これにより、施工中のコン
リートブロックの崩落を確実に防止することが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明のダムの施工方法の一実施例を
図面に基づき説明する。図1に示すように、河川(又は
渓谷)60のダム施工地61の左岸(図1右端)には、
コンクリートブロック1を製造するコンクリートブロッ
ク製造プラント70が設けられている。
【0017】コンクリートブロック製造プラント70
は、図3に示すように、その内部に、型枠搬送用コンベ
ア71を有しており、型枠搬送用コンベア71上には、
コンクリートブロック1を形成するために用いられるブ
ロック用型枠72が多数載置されている。型枠搬送用コ
ンベア71の中央部には、コンクリートバッチャー73
が、型枠搬送用コンベア71上のブロック用型枠72内
にコンクリートを充填するように設けられている。
【0018】よって、型枠搬送用コンベア71にブロッ
ク用型枠72を載置すると、そのブロック用型枠72に
はコンクリートバッチャー73より順次コンクリートが
充填されるので、多数のブロック用型枠72へのコンク
リートの充填を容易且つ迅速に行なうことが出来る。
【0019】コンクリートを充填されたブロック用型枠
72は、フォークリフト74により型枠搬送用コンベア
71から降ろされ、型枠搬送用コンベア71に隣接して
設けられた養生場所75に積載されて、所定の養生期間
に渡って保管される。
【0020】また、コンクリートブロック製造プラント
70には、養生場所75に隣接して、空型枠搬送用エプ
ロンフィーダー式コンベア76が設けられており、養生
期間が経過して、内部に充填されたコンクリートが固化
してコンクリートブロック1となったブロック用型枠7
2は、フォークリフト77により空型枠搬送用エプロン
フィーダー式コンベア76に載置される。そして、この
コンベア76上でブロック用型枠72は解体され、コン
クリートブロック1は脱型される。
【0021】また、コンクリートブロック製造プラント
70には、天井クレーン78が設けられている。よっ
て、天井クレーン78により、空型枠搬送用エプロンフ
ィーダー式コンベア76上で脱型されたコンクリートブ
ロック1を、コンクリートブロック製造プラント70の
搬出口より屋外に容易且つ迅速に搬出することが出来
る。また、ブロック用型枠72は、空型枠搬送用エプロ
ンフィーダー式コンベア76により搬送されていく過程
でケレン・清掃され、再び、組み立てられる。そして、
フォークリフト79によりコンベア76から降ろされ
る。
【0022】コンクリートブロック製造プラント70に
は、図4に示すように、空型枠搬送用エプロンフィーダ
ー式コンベア76の両脇に、型枠搬送用コンベア71の
両脇に至る型枠リターンコンベア80が設けられてい
る。よって、フォークリフト79により空型枠搬送用エ
プロンフィーダー式コンベア76から降ろされたブロッ
ク用型枠72を、型枠リターンコンベア80に載置する
ことにより、ブロック用型枠72を、型枠リターンコン
ベア80により容易且つ迅速に型枠搬送用コンベア71
まで搬送することが出来る。そして、ブロック用型枠7
2は、再び、型枠搬送用コンベア71に載置される。
【0023】よって、コンクリートブロック製造プラン
ト70によれば、コンクリートブロック1を容易且つ迅
速に製造することが出来る。また、ダム施工地61の周
辺にコンクリートブロック製造プラント70を設けたの
で、工場等で製造したコンクリートブロック1をダム施
工地61に運搬する手間を省くことが出来る。よって、
工期の短縮を図ることが出来る。
【0024】図2に示すように、コンクリートブロック
製造プラント70で製造されたコンクリートブロック1
は、コンクリートブロック製造プラント70の搬出口に
隣接して設けられた荷取りステージ81に積載される。
また、荷取りステージ81には、ダム100の底体50
の背面50a及び前面50bを形作る多数の捨て型枠1
0も運んでおく。
【0025】また、河川(又は渓谷)60のダム施工地
61の左岸(図2右端)から右岸(図2左端)に掛け
て、ケーブルクレーン90が掛け渡されている。ケーブ
ルクレーン90は、左岸の荷取りステージ81附近に鉛
直軸を中心として回転自在に設けられた第一機械塔91
と、右岸に敷設された走行レール92上に走行自在に設
けられた第二機械塔93と、第一機械塔91と第二機械
塔93との間に張り渡されたトラックケーブル94上を
走行自在に設けられたキャリア95と、図1に示すよう
に巻上げ索96により昇降自在にキャリア95に吊支さ
れたローディングブロック97とにより構成されてい
る。そして、ケーブルクレーン90は、ローディングブ
ロック97を、ダム施工地61の上方を水平方向に移動
自在、且つ、ダム施工地61の底部まで降下させ得るよ
うに設けられている。
【0026】そこで、まず、河川(又は渓谷)60のダ
ム施工地61の底部に、ブロック敷設部となる基礎コン
クリート110を、階段状に打設形成する。これによ
り、ダム施工地61へのコンクリートブロック1の設置
及び積み上げを容易にすることが出来る。
【0027】次に、ケーブルクレーン90により、図2
に示す荷取りステージ81の捨て型枠10を、図1に示
す基礎コンクリート110上に仮置きする。ケーブルク
レーン90は、ローディングブロック97を、ダム施工
地61の上方を水平方向に移動自在、且つ、ダム施工地
61の底部まで降下させ得るように設けられているの
で、コンクリートブロック1を捨て型枠10を基礎コン
クリート110上の任意の位置に仮置きすることが出来
る。
【0028】基礎コンクリート110上には、図5に示
すようにフォークリフト111が設けられており、この
フォークリフト111により、基礎コンクリート110
上に仮置きされた捨て型枠10を、堤体50の前面50
b及び背面50aにあたる位置に連設配置することが出
来る。尚、隣接する捨て型枠10、10は、整合する凹
凸面により嵌合され、図8に示すジョイント金具10a
により連結される。また、基礎コンクリート110と捨
て型枠10とはアンカー10bにより連結される。
【0029】次に、ケーブルクレーン90により、図2
に示す荷取りステージ81のコンクリートブロック1
を、図1に示す基礎コンクリート110上に仮置きす
る。ケーブルクレーン90は、ローディングブロック9
7を、ダム施工地61の上方を水平方向に移動自在、且
つ、ダム施工地61の底部まで降下させ得るように設け
られているので、コンクリートブロック1を基礎コンク
リート110上の任意の位置に仮置きすることが出来
る。
【0030】基礎コンクリート110上に仮置きされた
多数のコンクリートブロック1は、図6に示すように、
堤体50の前面50b及び背面50aにあたる位置に連
設配置された捨て型枠10の間に、フォークリフト11
1により二段に敷設される。尚、必ずしも、二段である
必要はなく、一段であっても、三段以上であってもよ
い。
【0031】また、各コンクリートブロック1には、図
7に示すように、左右方向に二本のフォークリフト用貫
通孔23が形成されているので、フォークリフト111
による搬送を簡便にすることが出来る。
【0032】また、各コンクリートブロック1は、直方
形に形成されており、コンクリートブロック1には、上
下に貫通したPC鋼棒挿入用縦孔2が、コンクリートブ
ロック1の長手方向の両端部にそれぞれ設けられてい
る。コンクリートブロック1には、その長手方向に平行
な一方の側面の上部にPC鋼棒挿入用横孔5が設けられ
ている。
【0033】また、コンクリートブロック1の中央部に
は、上下方向に貫通するように設けられたグラウト注入
孔7が設けられており、コンクリートブロック1の下面
には、グラウト注入孔7の下端に連通したグラウト流入
溝8が長手方向に形成されている。
【0034】よって、図8に示すように、上下に隣接す
るコンクリートブロック1、1のPC鋼棒挿入用縦孔
2、2に、縦孔用PC鋼棒3を、一方のPC鋼棒挿入用
縦孔2から他方のPC鋼棒挿入用縦孔2に渡って挿入す
ることにより、隣接するコンクリートブロック1、1ど
うしの水平方向のずれを容易且つ確実に防止することが
出来る。また、左右に隣接するコンクリートブロック
1、1のPC鋼棒挿入用横孔5、5に、横孔用PC鋼棒
6を、一方のPC鋼棒挿入用横孔5から他方のPC鋼棒
挿入用横孔5に渡って挿入することにより、隣接するコ
ンクリートブロック1、1どうしの上下方向のずれを容
易且つ確実に防止することが出来る。よって、隣接する
コンクリートブロック1、1どうしの水平方向のずれ及
び上下方向のずれを容易且つ確実に防止することが出来
るので、堤体50の強度を高めることが出来る。尚、P
C鋼棒挿入用横孔5は、PC鋼棒挿入用縦孔2同様に、
コンクリートブロック1を水平方向に貫通形成し、その
PC鋼棒挿入用横孔5には、縦孔用PC鋼棒3同様のP
C鋼棒を挿入するようにしてもよい。
【0035】また、コンクリートブロック1のグラウト
注入孔7からグラウト剤9を注入すると、そのグラウト
剤9は、グラウト注入孔7からグラウト流入溝8を通じ
て隣接するコンクリートブロック1との間隙に流入する
ので、容易にコンクリートブロック1の一体化を図るこ
とが出来る。よって、更に堤体50の強度を高めること
が出来ると共に堤体50の止水効果を高めることが出来
る。また、グラウト剤9には、そのグラウト剤9内の、
水酸化カルシウムや未水和セメント、低位セメントゲル
を用いてセメント結晶群を増殖してゆくことによって、
止水効果を高める無機質セメント結晶増殖材が含まれて
いる。また、この無気質セメント結晶増殖材は、その加
えられた水圧を必要な反応量の情報として感知し、その
水圧に応じた必要十分な結晶増殖量を保持する性質があ
るので、堤体50への水の浸透に対して高い止水効果を
発揮することが出来る。
【0036】そして、図9に示すように、敷設されたコ
ンクリートブロック1と堤体50の前面50b及び背面
50aにあたる位置に連設配置された捨て型枠10との
間隙にケーブルクレーン90に吊支されたバケット11
2から、HPC等の流動性がよく止水効果の高いコンク
リート11を図10に示すように打設する。すると、図
9に示す堤体50の前面50b及び背面50aには、多
数の捨て型枠10が、その前面50b及び背面50aを
被覆するように設けられ、前面50b及び背面50a
と、捨て型枠10との間には、コンクリート11が打設
されているので、堤体50の前面50b及び背面50a
のコンクリートブロック1の間隙からの水の浸透を防止
することが出来る。よって、堤体50の止水効果を高め
ることが出来る。また、敷設されたコンクリートブロッ
ク1の捨て型枠10側の面には、図8に示すように予
め、止水板11aがその面を被覆するように配置され
る。尚、このとき、図6に示すフォークリフト111
は、ケーブルクレーン90により、予め、敷設されたコ
ンクリートブロック1上に移動されている。
【0037】次に、敷設されたコンクリートブロック1
上に、再び、図5に示すように、まず、捨て型枠10を
ケーブルクレーン90により仮置きし、敷設されたコン
クリートブロック1上に仮置きされた捨て型枠10を、
フォークリフト111により、堤体50の前面50a及
び背面50bにあたる位置に連設配置し、既に堤体50
の前面50a及び背面50bにあたる位置に連設配置さ
れた捨て型枠10を延長するようにジョイント金具10
a等により接合する。また、隣接する捨て型枠10、1
0は、整合する凹凸面により嵌合され、捨て型枠10と
コンクリートブロック1はアンカー10bにより接合さ
れる。次に、図6に示すように、コンクリートブロック
1をケーブルクレーン90により仮置きし、敷設された
コンクリートブロック1上に仮置きされた多数のコンク
リートブロック1を、フォークリフト111により、堤
体50の前面50a及び背面50bにあたる位置に連設
配置された捨て型枠10の間に一段又は複数段以上に敷
設する。この際も、前記同様に、図8に示すように、上
下に隣接するコンクリートブロック1、1のPC鋼棒挿
入用縦孔2、2に、縦孔用PC鋼棒3を、一方のPC鋼
棒挿入用縦孔2から他方のPC鋼棒挿入用縦孔2に渡っ
て挿入し、左右に隣接するコンクリートブロック1、1
のPC鋼棒挿入用横孔5、5に、横孔用PC鋼棒6を、
一方のPC鋼棒挿入用横孔5から他方のPC鋼棒挿入用
横孔5に渡って挿入し、コンクリートブロック1のグラ
ウト注入孔7からグラウト剤9を注入する。また、敷設
されたコンクリートブロック1と堤体50の前面50a
及び背面50bにあたる位置に連設配置された捨て型枠
10との間隙にコンクリート11を打設する。また、敷
設されたコンクリートブロック1の捨て型枠10側の面
には、予め止水板11aを配置しておく。
【0038】従って、上記手順を繰り返すことによりコ
ンクリートブロック1を積み上げるようにして図11に
示すように堤体50を築造することが出来る。よって、
本発明のダムの施工方法によれば、従来のように、一ブ
ロック分のコンクリートを打設した後にそのコンクリー
トが硬化するまでの待ち時間を要しない。また、気候に
左右されずに作業を行なうことが出来る。また、コンク
リートブロック1をクレーン90により仮置きした後
に、フォークリフトにより敷設するので、多数のコンリ
ートブロック1の積み上げを容易且つ迅速に行なうこと
が出来る。よって、更なる工期の短縮を図ることが出来
る。
【0039】尚、上記実施例では、コンクリートブロッ
ク1等の搬送に、ケーブルクレーン90を用いたが、図
12に示すように、基礎コンクリート110上にダム施
工地61を横断するように立設された複数の支柱121
と、支柱121の上部に架設されたレール122と、レ
ール122上を走行自在な走行装置123と、走行装置
123に設けられたホイスト124よりなるクレーン1
20を設け、支柱121を上方に延長して、ホイスト1
24を上方に移動しつつ、上述同様にコンクリートブロ
ック1の積み上げを行なうようにしてもよい。これによ
り、主として山中に設けられるダム施工地61の周辺を
更に切開いかなければならないケーブルクレーン90に
比して工期の短縮が可能となる。また、支柱121を積
み上げられるコンクリートブロック1に埋設することに
より、支柱121の撤去の手間を省くことが出来るの
で、更なる工期の短縮が出来る。
【0040】また、ダム施工地61に複数のクレーンを
設け、その複数のクレーンの稼働範囲が連続するように
し、その全体の稼働範囲がダム施工地61を覆うように
してもよい。
【0041】また、上記実施例では、図8に示すよう
に、上下に隣接するコンクリートブロック1、1のPC
鋼棒挿入用縦孔2、2には、縦孔用PC鋼棒3を挿入し
たが、必ずしも縦孔用PC鋼棒3である必要はなく、鉄
筋を挿入して、鉄筋とPC鋼棒挿入用縦孔2、2との間
に、モルタル等の充填材を注入してもよい。また、左右
に隣接するコンクリートブロック1、1のPC鋼棒挿入
用横孔5、5にも、横孔用PC鋼棒6でなく、鉄筋を配
筋し、モルタル等の充填材を充填するようにしてもよ
い。また、PC鋼棒挿入用横孔5を、PC鋼棒挿入用縦
孔2同様に、コンクリートブロック1を左右方向に貫通
形成した場合にも同様である。
【0042】また、コンクリートブロック1は、図8に
示すように積み重ねる必要はなく、ちどり状に積み重ね
てもよいことは勿論である。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載のダムによれば、従来のよ
うに、一ブロック分のコンクリートを打設した後にその
コンクリートが硬化するまでの待ち時間を要しない。ま
た、気候に左右されずに作業を行なうことが出来る。よ
って、更なる工期の短縮を図ることが出来る。
【0044】請求項2記載のダムによれば、請求項1記
載の効果に加えて、工場等で製造したコンクリートブロ
ックをダム施工地に運搬する手間を省くことが出来るの
で、更なる工期の短縮を図ることが出来る。
【0045】請求項3記載のダムによれば、上記効果に
加えて、ダム施工地の周辺を更に切開いてクレーンを設
ける手間を省くことが出来るので、更なる工期の短縮を
図ることが出来る。
【0046】請求項4記載のダムによれば、上記効果に
加えて、捨て型枠により、堤体の前面及び背面のコンク
リートブロックの間隙からの水の浸透を防止することが
出来るので、堤体の止水効果を更に高めることが出来
る。また、その捨て型枠は、堤体の前面及び背面に容易
且つ迅速に施工することが出来るので、工期の短縮を可
能とする。
【0047】請求項5記載のダムによれば、上記効果に
加えて、鋼棒及びグラウト剤により隣接するコンクリー
トブロックどうしの上下方向及び水平方向のずれを容易
且つ確実に防止することが出来ると共に止水効果を高め
ることが出来る。即ち、コンクリートブロックの一体化
を高め、堤体の強度を向上させることが出来る。また、
これにより、施工中のコンリートブロックの崩落を確実
に防止することが出来るので、施工の安全性を向上させ
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のダムの施工方法により施工されてい
るダムの一実施例を示す正面図である。
【図2】 図1のダムを示すふかん図である。
【図3】 図1のコンクリートブロック製造プラントの
内部を示す側面図である。
【図4】 図3のコンクリートブロック製造プラントの
内部を示す平面図である。
【図5】 図1のダムの堤体において捨て型枠を設置し
ている状態を示す図である。
【図6】 図1のダムの堤体においてコンクリートブロ
ックを敷設している状態を示す図である。
【図7】 図6のコンクリートブロックを示す拡大図で
ある。
【図8】 図6のコンクリートブロックの敷設を詳細に
示す図である。
【図9】 敷設されたコンクリートブロックと捨て型枠
の間に生コンクリートを打設している状態を示す図であ
る。
【図10】 敷設されたコンクリートブロックと捨て型
枠の間に生コンクリートが打設された状態を示す図であ
る。
【図11】 本発明のダムの施工方法により施工された
ダムを示す図である。
【図12】 本発明のダムの施工方法の別の実施例を示
す図である。
【符号の説明】
1…コンクリートブロック、2…PC鋼棒挿入用縦孔
(鋼棒挿入孔)、3…縦孔用PC鋼棒(鋼棒)、5…P
C鋼棒挿入用横孔(鋼棒挿入孔)、6…横孔用PC鋼棒
(鋼棒)、7…グラウト注入孔、8…グラウト流入溝、
9…グラウト剤、10…捨て型枠、11…コンクリー
ト、50…堤体、50a…背面、50b…前面、61…
ダム施工地、70…コンクリートブロック製造プラン
ト、81…荷取りステージ(荷取り場所)、90…ケー
ブルクレーン、110…基礎コンクリート(ブロック敷
設部)、111…フォークリフト(積上機)、120…
クレーン、121…支柱、122…レール、123…走
行装置(走行部)、124…ホイスト(吊上部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム施工地(61)の底部にブロック敷
    設部(110)を形成する第一工程と、前記ブロック敷
    設部(110)に、多数のコンクリートブロック(1)
    を仮置きする第二工程と、前記ブロック敷設部(11
    0)に仮置きされた多数のコンクリートブロック(1)
    を、前記ブロック敷設部(110)上の所定位置に一段
    又は複数段に敷設する第三工程と、敷設された前記コン
    クリートブロック(1)上に、多数の前記コンクリート
    ブロック(1)を仮置きする第四工程と、前記敷設され
    たコンクリートブロック(1)上に仮置きされた多数の
    コンクリートブロック(1)を、前記コンクリートブロ
    ック(1)上に一段又は複数段に敷設する第五工程とを
    有し、 前記第四工程と前記第五工程とを繰り返すことにより前
    記コンクリートブロック(1)を積み上げるようにして
    堤体(50)を築造することを特徴とするダムの施工方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダムの施工方法であっ
    て、 前記ダム施工地(61)の周辺に設けられたコンクリー
    トブロック製造プラント(70)で前記コンクリートブ
    ロック(1)を製造し、 前記コンクリートブロック製造プラント(70)により
    製造された前記コンクリートブロック(1)をクレーン
    (90、120)により前記コンクリート敷設部(11
    0)又は敷設された前記コンクリートブロック(1)上
    に移動させて仮置きすることを特徴とするダムの施工方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のダムの施工方法で
    あって、 前記クレーン(90、120)は、前記ブロック敷設部
    (110)上に立設された複数の支柱(121)と、該
    支柱(121)の上部に架設されたレール(122)
    と、該レール(122)上を走行自在な走行部(12
    3)と、該走行部(123)に設けられた吊上部(12
    4)よりなり、 前記支柱(121)を上方に延長して、前記吊上部(1
    24)を上方に移動しつつ、前記第四工程及び第五工程
    を繰り返すことを特徴とするダムの施工方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3記載のダムの施工
    方法であって、 前記第二工程では、前記ブロック敷設部(110)に、
    多数のコンクリートブロック(1)及び多数の捨て型枠
    (10)をクレーン(90、120)により仮置きし、 前記第三工程では、前記捨て型枠(10)を、前記堤体
    (50)の前面(50b)及び背面(50a)にあたる
    位置に連設配置すると共に、前記ブロック敷設部(11
    0)に仮置きされた多数のコンクリートブロック(1)
    を、前記堤体(50)の前面(50b)及び背面(50
    a)にあたる位置に連設配置された捨て型枠(10)の
    間に走行自在な積上機(111)により前記ブロック敷
    設部(110)に一段又は複数段に敷設し、且つ、敷設
    された前記コンクリートブロック(1)と前記堤体(5
    0)の前面(50b)及び背面(50a)にあたる位置
    に連設配置された捨て型枠(10)との間隙にコンクリ
    ート(11)を打設し、 前記第四工程では、敷設された前記コンクリートブロッ
    ク(1)上に、前記積上機(111)を移動すると共に
    多数の前記コンクリートブロック(1)及び多数の捨て
    型枠(10)をクレーン(90、120)により仮置き
    し、 前記第五工程では、敷設された前記コンクリートブロッ
    ク(1)上に仮置きされた捨て型枠(10)を、前記第
    三工程において堤体(50)の前面(50b)及び背面
    (50a)にあたる位置に連設配置された捨て型枠(1
    0)に接合するようにして前記堤体(50)の前面(5
    0b)及び背面(50a)にあたる位置に連設配置する
    と共に、敷設された前記コンクリートブロック(1)上
    に仮置きされた多数のコンクリートブロック(1)を、
    前記堤体(50)の前面(50b)及び背面(50a)
    にあたる位置に連設配置された捨て型枠(10)の間に
    走行自在な積上機(111)により前記ブロック敷設部
    (110)に一段又は複数段に敷設し、且つ、敷設され
    た前記コンクリートブロック(1)と前記堤体(50)
    の前面(50b)及び背面(50a)にあたる位置に連
    設配置された捨て型枠(10)との間隙にコンクリート
    (11)を打設することを特徴とするダムの施工方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2又は3又は4記載のダム
    の施工方法であって、 前記コンクリートブロック(1)に、上下方向及び水平
    方向にそれぞれ形成される鋼棒挿入孔(2、5)と、上
    下方向に貫通するように設けられるグラウト注入孔
    (7)と、該コンクリートブロック(1)の下面に水平
    方向に形成され、前記グラウト注入孔(7)の下端に連
    通するグラウト流入溝(8)とを予め設けておき、 前記第三工程及び第五工程のコンクリートブロック
    (1)の敷設に際して、上下方向に隣接するコンクリー
    トブロック(1)の鋼棒挿入孔(2)に、鋼棒(3)
    を、一方の鋼棒挿入孔(1)から他方の鋼棒挿入孔
    (1)に渡って挿入し、水平方向に隣接するコンクリー
    トブロック(1)の鋼棒挿入孔(5)に、鋼棒(6)
    を、一方の鋼棒挿入孔(5)から他方の鋼棒挿入孔
    (5)に渡って挿入し、前記グラウト注入孔(7)から
    グラウト剤(9)を注入して、該グラウト注入孔(7)
    及び前記グラウト流入溝(8)及び隣接する前記コンク
    リートブロック(1)の間隙にグラウト剤(9)を充填
    するようにすることを特徴とするダムの施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001002650A1 (fr) * 1999-06-30 2001-01-11 Changquan Jiang Procede d'etalement horizontal a couche inclinee permettant de construire un barrage par compactage du beton au rouleau
ES2386607A1 (es) * 2012-05-11 2012-08-23 Universidad De Granada Sistema de cimentación modular de instalación y desinstalación rápida para la construcción de presas hidráulicas inflables y presa hidráulica que lo contiene

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WO2013167787A1 (es) * 2012-05-11 2013-11-14 Universidad De Granada Sistema de cimentación modular de instalación y desinstalación rápida para la contrucción de presas hidráulicas inflables y presa hidráulica que lo contiene

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