JPH0841391A - インクジェットプリンタ用ホットメルトインク - Google Patents
インクジェットプリンタ用ホットメルトインクInfo
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- JPH0841391A JPH0841391A JP6174333A JP17433394A JPH0841391A JP H0841391 A JPH0841391 A JP H0841391A JP 6174333 A JP6174333 A JP 6174333A JP 17433394 A JP17433394 A JP 17433394A JP H0841391 A JPH0841391 A JP H0841391A
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- ink
- hot melt
- antioxidant
- melt ink
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/34—Hot-melt inks
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラ−インクジェットプリンタ用のマゼンタ
色インクとして良好な印字品質と鮮やかな発色が得ら
れ、長期にわたる加熱保持によってもキサンテン染料特
有の鮮やかな発色が阻害されることがない加熱保存性良
好なホットメルトインクを提供する。 【構成】 ジステアリルケトン2(91重量部)と、α
−オレフィン無水マレイン酸共重合体4(6重量部)
と、1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-6-methylphen
yl)butane 6(1重量部)とを、130℃の加熱下で混
合し、混合物8を得る。そして、前記混合物8に、 C.
I.SOLVENT RED 49 10(2重量部)を加えて、図示し
ない攪拌装置によって十分に攪拌し、前記 C.I.SOLVENT
RED 49 10を溶解させ、着色混合物12を得る。
色インクとして良好な印字品質と鮮やかな発色が得ら
れ、長期にわたる加熱保持によってもキサンテン染料特
有の鮮やかな発色が阻害されることがない加熱保存性良
好なホットメルトインクを提供する。 【構成】 ジステアリルケトン2(91重量部)と、α
−オレフィン無水マレイン酸共重合体4(6重量部)
と、1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-6-methylphen
yl)butane 6(1重量部)とを、130℃の加熱下で混
合し、混合物8を得る。そして、前記混合物8に、 C.
I.SOLVENT RED 49 10(2重量部)を加えて、図示し
ない攪拌装置によって十分に攪拌し、前記 C.I.SOLVENT
RED 49 10を溶解させ、着色混合物12を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タ用ホットメルトインクに関するものであり、さらに詳
細には、常温では固体として存在し、プリンティングを
行なう際に常温よりも高い温度で加熱溶融してから使用
するインクジェットプリンタ用ホットメルトインクに関
するものである。
タ用ホットメルトインクに関するものであり、さらに詳
細には、常温では固体として存在し、プリンティングを
行なう際に常温よりも高い温度で加熱溶融してから使用
するインクジェットプリンタ用ホットメルトインクに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタは、印刷
技術において、無騒音,高速,高品位,およびカラー化
が可能等の多くの利点を有しているが、ノズルから噴出
されるインク液滴を直接記録紙上に付着させて記録を行
なっているため、記録紙の種類によって印字品質や印刷
乾燥時間に影響が生じ、質の悪い紙に対して記録を行な
うと著しく印字品質が低下することがあった。
技術において、無騒音,高速,高品位,およびカラー化
が可能等の多くの利点を有しているが、ノズルから噴出
されるインク液滴を直接記録紙上に付着させて記録を行
なっているため、記録紙の種類によって印字品質や印刷
乾燥時間に影響が生じ、質の悪い紙に対して記録を行な
うと著しく印字品質が低下することがあった。
【0003】そこで、このような欠点を解決する手段と
して、室温より高い温度に融点を持つホットメルトタイ
プのインクを使用することにより、記録紙の種類にかか
わらず、均一なドット径にて印刷を行なうことができる
ものが知られている。また、これに用いられるインク組
成物としては、米国特許第4390369号明細書およ
び特開昭58ー108271号公報に開示される天然ワ
ックスを含有するインク、特開昭59−22973号公
報に開示されるステアリン酸を含有するインク、特開昭
61−83268号公報に開示されるC20〜C24の酸ま
たはアルコールとC14〜C19の酸またはアルコールとを
含み、更にこれらと融点が相対的に高いケトンを含有す
るインク等の、色材として染料を用いたものが提案され
ている。更に、米国特許第4659383号明細書およ
び特公平2−18710号公報には、65℃より高い融
点を有するワックスまたはC18〜C24の脂肪酸、もしく
はアルコールに固体顔料を分散させたホットメルトイン
クが提案されている。
して、室温より高い温度に融点を持つホットメルトタイ
プのインクを使用することにより、記録紙の種類にかか
わらず、均一なドット径にて印刷を行なうことができる
ものが知られている。また、これに用いられるインク組
成物としては、米国特許第4390369号明細書およ
び特開昭58ー108271号公報に開示される天然ワ
ックスを含有するインク、特開昭59−22973号公
報に開示されるステアリン酸を含有するインク、特開昭
61−83268号公報に開示されるC20〜C24の酸ま
たはアルコールとC14〜C19の酸またはアルコールとを
含み、更にこれらと融点が相対的に高いケトンを含有す
るインク等の、色材として染料を用いたものが提案され
ている。更に、米国特許第4659383号明細書およ
び特公平2−18710号公報には、65℃より高い融
点を有するワックスまたはC18〜C24の脂肪酸、もしく
はアルコールに固体顔料を分散させたホットメルトイン
クが提案されている。
【0004】また、特開平5−125316号公報で
は、融点80℃以上のパラフィンワックスと、常温にお
ける針入度が2以下の天然ワックスと、融点が80℃以
上の染料溶解剤と、染料とからなり、熱、圧力によるイ
ンク定着時のインク再溶融によるにじみや加圧ロ−ラ−
の付着によるオフセット等の印字品質の劣化を防止し、
印字耐擦性を向上させたホットメルトインク組成物が開
示されている。
は、融点80℃以上のパラフィンワックスと、常温にお
ける針入度が2以下の天然ワックスと、融点が80℃以
上の染料溶解剤と、染料とからなり、熱、圧力によるイ
ンク定着時のインク再溶融によるにじみや加圧ロ−ラ−
の付着によるオフセット等の印字品質の劣化を防止し、
印字耐擦性を向上させたホットメルトインク組成物が開
示されている。
【0005】さらに、特開平2−167373号公報、
特開平2−206661号公報及び特開平5−1948
99号公報には酸化防止剤を添加したホットメルトイン
クが開示されている。
特開平2−206661号公報及び特開平5−1948
99号公報には酸化防止剤を添加したホットメルトイン
クが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のインクジェットプリンタ用ホットメルト
インクにおいて、色材として顔料を用いたものは、顔料
自体の耐熱安定性は良好であるが、分散安定性が必ずし
も十分でなく、オリフィスでの目詰まり、ジェット曲が
り等の問題が発生しやすく、さらに、染料で得られるよ
うな色の鮮明性に欠けるという欠点を有している。
たような従来のインクジェットプリンタ用ホットメルト
インクにおいて、色材として顔料を用いたものは、顔料
自体の耐熱安定性は良好であるが、分散安定性が必ずし
も十分でなく、オリフィスでの目詰まり、ジェット曲が
り等の問題が発生しやすく、さらに、染料で得られるよ
うな色の鮮明性に欠けるという欠点を有している。
【0007】また、色材として染料を用いたものは、染
料自体がインク中に溶解しているため、オリフィス目詰
まり、ジェット曲がりといった問題は生じにくく、適当
な染料溶解発色剤と染料を組み合わせることによって鮮
明な印字が可能である。しかしながら、長期にわたる加
熱溶融保持により染料自体、もしくは染料溶解発色剤の
熱劣化が起こり、変退色や染料析出といった問題が生じ
てくる。
料自体がインク中に溶解しているため、オリフィス目詰
まり、ジェット曲がりといった問題は生じにくく、適当
な染料溶解発色剤と染料を組み合わせることによって鮮
明な印字が可能である。しかしながら、長期にわたる加
熱溶融保持により染料自体、もしくは染料溶解発色剤の
熱劣化が起こり、変退色や染料析出といった問題が生じ
てくる。
【0008】特に、染料としてキサンテン染料を用いた
場合、染料溶解発色剤の熱劣化により発色が阻害され、
結果として許容しがたい退色が起こるという大きな問題
が生じる。しかしながら、色材としてのキサンテン染料
は、適当な染料溶解発色剤と併用することによって、印
刷3原色であるシアン、マゼンタ、イエロ−のうち、マ
ゼンタ色として他の染料では到底得られない傑出した鮮
明性を得ることが可能である。
場合、染料溶解発色剤の熱劣化により発色が阻害され、
結果として許容しがたい退色が起こるという大きな問題
が生じる。しかしながら、色材としてのキサンテン染料
は、適当な染料溶解発色剤と併用することによって、印
刷3原色であるシアン、マゼンタ、イエロ−のうち、マ
ゼンタ色として他の染料では到底得られない傑出した鮮
明性を得ることが可能である。
【0009】このように、キサンテン染料はホットメル
トインク用色材として非常に有用なものであるが、熱に
よる退色という問題も同時にかかえている。
トインク用色材として非常に有用なものであるが、熱に
よる退色という問題も同時にかかえている。
【0010】特開平2−167373号公報、特開平2
−206661号公報及び特開平5−194899号公
報では、酸化防止剤の使用により、インクの熱による粘
度増加対策や、耐光性の改良を行っているが、キサンテ
ン染料使用時の熱退色に対して工夫されている例は見ら
れない。
−206661号公報及び特開平5−194899号公
報では、酸化防止剤の使用により、インクの熱による粘
度増加対策や、耐光性の改良を行っているが、キサンテ
ン染料使用時の熱退色に対して工夫されている例は見ら
れない。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、キサンテン染料を用いても、熱
による退色が起こらないインクジェットプリンタ用ホッ
トメルトインクを提供することを目的としている。
になされたものであり、キサンテン染料を用いても、熱
による退色が起こらないインクジェットプリンタ用ホッ
トメルトインクを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインクジェットプリンタ用ホットメルトイン
クは、キサンテン染料と、分子中にカルボキシル基もし
くはアミド基を有する染料溶解発色剤と、酸化防止剤
と、を含むことを特徴としている。
に本発明のインクジェットプリンタ用ホットメルトイン
クは、キサンテン染料と、分子中にカルボキシル基もし
くはアミド基を有する染料溶解発色剤と、酸化防止剤
と、を含むことを特徴としている。
【0013】また、本発明のインクジェットプリンタ用
ホットメルトインクは、前記キサンテン染料が、カラ−
インデックス ソルベント レッド 49 であることを特徴
としている。
ホットメルトインクは、前記キサンテン染料が、カラ−
インデックス ソルベント レッド 49 であることを特徴
としている。
【0014】さらに、本発明のインクジェットプリンタ
用ホットメルトインクは、前記染料溶解発色剤が、脂肪
酸、脂肪性アミド、α−オレフィン無水マレイン酸共重
合体のいずれかもしくはその2種類以上を混合したもの
であることを特徴としている。
用ホットメルトインクは、前記染料溶解発色剤が、脂肪
酸、脂肪性アミド、α−オレフィン無水マレイン酸共重
合体のいずれかもしくはその2種類以上を混合したもの
であることを特徴としている。
【0015】さらに、本発明のインクジェットプリンタ
用ホットメルトインクは、前記酸化防止剤が、フェノ−
ル系酸化防止剤であることを特徴としている。
用ホットメルトインクは、前記酸化防止剤が、フェノ−
ル系酸化防止剤であることを特徴としている。
【0016】さらに、本発明のインクジェットプリンタ
用ホットメルトインクは、前記キサンテン染料がカラ−
インデックス ソルベント レッド 49 であり、また、前
記染料溶解発色剤がα−オレフィン無水マレイン酸共重
合体であり、さらに、前記酸化防止剤がフェノ−ル系酸
化防止剤であることを特徴としている。
用ホットメルトインクは、前記キサンテン染料がカラ−
インデックス ソルベント レッド 49 であり、また、前
記染料溶解発色剤がα−オレフィン無水マレイン酸共重
合体であり、さらに、前記酸化防止剤がフェノ−ル系酸
化防止剤であることを特徴としている。
【0017】さらに、本発明のインクジェットプリンタ
用ホットメルトインクは、前記酸化防止剤が、化学式1
に示す構造の 1,1,3-トリス(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-
6-メチルフェニル)ブタンであることを特徴としてい
る。
用ホットメルトインクは、前記酸化防止剤が、化学式1
に示す構造の 1,1,3-トリス(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-
6-メチルフェニル)ブタンであることを特徴としてい
る。
【0018】
【作用】上記の構成からなる本発明のインクジェットプ
リンタ用ホットメルトインクにおいて、前記キサンテン
染料は、着色剤であり、適当な染料溶解発色剤と併用す
ることにより、鮮やかなマゼンタ色を呈する。また、前
記染料溶解発色剤は、前記キサンテン染料をインク組成
中へ充分に溶解せしめると同時に、染料を鮮やかなマゼ
ンタ色に発色させる働きをする。また、前記酸化防止剤
は、前記キサンテン染料、前記染料溶解発色剤、さらに
その他のインク成分についても、熱による酸化劣化を防
止する働きをする。特に染料溶解発色剤の熱劣化に対し
て優れた効果を有する。
リンタ用ホットメルトインクにおいて、前記キサンテン
染料は、着色剤であり、適当な染料溶解発色剤と併用す
ることにより、鮮やかなマゼンタ色を呈する。また、前
記染料溶解発色剤は、前記キサンテン染料をインク組成
中へ充分に溶解せしめると同時に、染料を鮮やかなマゼ
ンタ色に発色させる働きをする。また、前記酸化防止剤
は、前記キサンテン染料、前記染料溶解発色剤、さらに
その他のインク成分についても、熱による酸化劣化を防
止する働きをする。特に染料溶解発色剤の熱劣化に対し
て優れた効果を有する。
【0019】
【実施例】以下、本発明のインクジェットプリンタ用ホ
ットメルトインクを具体化した実施例について説明す
る。
ットメルトインクを具体化した実施例について説明す
る。
【0020】すなわち、本実施例のインクジェットプリ
ンタ用ホットメルトインクは、キサンテン染料と、分子
中にカルボキシル基もしくはアミド基を有する染料溶解
発色剤と、酸化防止剤とを含むことを特徴としている。
ンタ用ホットメルトインクは、キサンテン染料と、分子
中にカルボキシル基もしくはアミド基を有する染料溶解
発色剤と、酸化防止剤とを含むことを特徴としている。
【0021】〈実施例1〉実施例1におけるインクジェ
ットプリンタ用ホットメルトインクは、本発明のキサン
テン染料として、カラーインデックス ソルベント レッ
ド (= C.I.SOLVENT RED 49)を含み、本発明の染料溶
解発色剤として、α−オレフィン無水マレイン1酸共重
合体を含み、本発明の酸化防止剤として、フェノ−ル系
酸化防止剤の1,1,3-トリス(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-6
-メチルフェニル)ブタン(= 1,1,3-Tris(3-tert-butyl
-4-hydroxy-6-methylphenyl)butane)を含んでいる。
ットプリンタ用ホットメルトインクは、本発明のキサン
テン染料として、カラーインデックス ソルベント レッ
ド (= C.I.SOLVENT RED 49)を含み、本発明の染料溶
解発色剤として、α−オレフィン無水マレイン1酸共重
合体を含み、本発明の酸化防止剤として、フェノ−ル系
酸化防止剤の1,1,3-トリス(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-6
-メチルフェニル)ブタン(= 1,1,3-Tris(3-tert-butyl
-4-hydroxy-6-methylphenyl)butane)を含んでいる。
【0022】具体的に、C.I.SOLVENT RED 49は、BAS
F社製NEPTUNE RED BASE 543であり、α−オレフィン無
水マレイン酸共重合体は、日本石油社製POWAX H
−10 であり、1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-6
-methylphenyl)butane は、旭電化社製 アデカスタブAO
-30である。
F社製NEPTUNE RED BASE 543であり、α−オレフィン無
水マレイン酸共重合体は、日本石油社製POWAX H
−10 であり、1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-6
-methylphenyl)butane は、旭電化社製 アデカスタブAO
-30である。
【0023】また、実施例1のホットメルトインクは、
熱溶融主成分として、ジステアリルケトン(花王社製カ
オ−ワックスT−1)を含んでいる。
熱溶融主成分として、ジステアリルケトン(花王社製カ
オ−ワックスT−1)を含んでいる。
【0024】実施例1に用いたインクの組成は以下に示
すとおりである。
すとおりである。
【0025】 カオ−ワックスT−1 (ジステアリルケトン) 91重量% POWAX H−10 (α−オレフィン 無水マレイン酸共重合体) 6重量% アデカスタブAO-30(1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy -6-methylphenyl)butane) 1重量% NEPTUNE RED BASE 543(C.I.SOLVENT RED 49) 2重量%。
【0026】ここで、上記インクは、図1に示すような
手順で製造することができる。
手順で製造することができる。
【0027】まず始めに、ジステアリルケトン2(91
重量部)と、α−オレフィン無水マレイン酸共重合体4
(6重量部)と、1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-
6-methylphenyl)butane 6(1重量部)とを、130℃
の加熱下で混合し、混合物8を得る。そして、前記混合
物8に、 C.I.SOLVENT RED 49 10(2重量部)を加え
て、図示しない攪拌装置によって十分に攪拌し、前記
C.I.SOLVENT RED 49 10を溶解させ、着色混合物12
を得る。
重量部)と、α−オレフィン無水マレイン酸共重合体4
(6重量部)と、1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-
6-methylphenyl)butane 6(1重量部)とを、130℃
の加熱下で混合し、混合物8を得る。そして、前記混合
物8に、 C.I.SOLVENT RED 49 10(2重量部)を加え
て、図示しない攪拌装置によって十分に攪拌し、前記
C.I.SOLVENT RED 49 10を溶解させ、着色混合物12
を得る。
【0028】調製された着色混合物12を120℃に熱
したスライドグラス上に2〜3滴のせて溶融させ、その
上にカバ−グラスをおいて軽く押え、これをニコン社製
顕微鏡“XF−UNR”にて透過光による観察を行なっ
た結果、ほとんど粒子は確認できず、従って、染料であ
る C.I.SOLVENT RED 49 10は、十分溶解していること
が確認された。
したスライドグラス上に2〜3滴のせて溶融させ、その
上にカバ−グラスをおいて軽く押え、これをニコン社製
顕微鏡“XF−UNR”にて透過光による観察を行なっ
た結果、ほとんど粒子は確認できず、従って、染料であ
る C.I.SOLVENT RED 49 10は、十分溶解していること
が確認された。
【0029】次に、前記着色混合物12を東洋濾紙社製
の加熱濾過装置にて2μmのメッシュフィルタ−9を使
用して濾過を行ない、最終的なホットメルトインク20
を得た。
の加熱濾過装置にて2μmのメッシュフィルタ−9を使
用して濾過を行ない、最終的なホットメルトインク20
を得た。
【0030】以上のようにして得られた実施例1のイン
ク20は、インクジェットプリンタ用ホットメルトイン
クとして好適に使用可能である。すなわち、前記ホット
メルトインク20は、インク吐出温度が100〜140
℃となるように加熱溶融した状態でインク吐出を行なっ
た結果、ジェットの曲がり、不吐出等の問題を引き起こ
すことなく、印字することが可能であった。さらに、得
られた印字物は、非常に鮮やかなマゼンタ色を呈した。
また、前記ホットメルトインク20は、別に調製したシ
アン色インク、イエロ−色インクと重ね印字することに
よって、そのマゼンタ色の鮮やかさに起因して、非常に
鮮やかな青色、赤色を再現することが可能であった。
ク20は、インクジェットプリンタ用ホットメルトイン
クとして好適に使用可能である。すなわち、前記ホット
メルトインク20は、インク吐出温度が100〜140
℃となるように加熱溶融した状態でインク吐出を行なっ
た結果、ジェットの曲がり、不吐出等の問題を引き起こ
すことなく、印字することが可能であった。さらに、得
られた印字物は、非常に鮮やかなマゼンタ色を呈した。
また、前記ホットメルトインク20は、別に調製したシ
アン色インク、イエロ−色インクと重ね印字することに
よって、そのマゼンタ色の鮮やかさに起因して、非常に
鮮やかな青色、赤色を再現することが可能であった。
【0031】次に、前記ホットメルトインク20を12
0℃の条件下で15日間の加熱保存試験を行い、この保
存インクを用いて印字を行った結果、印字物は保存前と
比べてもほとんど遜色のない鮮やかなマゼンタ色を呈し
ていた。従って、前記ホットメルトインク20は加熱条
件での長期保存によっても退色することなく、良好な印
字が可能であることが確認された。
0℃の条件下で15日間の加熱保存試験を行い、この保
存インクを用いて印字を行った結果、印字物は保存前と
比べてもほとんど遜色のない鮮やかなマゼンタ色を呈し
ていた。従って、前記ホットメルトインク20は加熱条
件での長期保存によっても退色することなく、良好な印
字が可能であることが確認された。
【0032】このように、実施例1の前記ホットメルト
インク20は、染料であるC.I.SOLVENT RED 49と、染料
溶解発色剤であるα−オレフィン無水マレイン酸共重合
体の組み合わせによって、鮮やかなマゼンタ色の発色が
達成され、さらに、酸化防止剤である1,1,3-Tris(3-ter
t-butyl-4-hydroxy-6-methylphenyl)butaneによって、
α−オレフィン無水マレイン酸共重合体の熱劣化が防止
され、結果として、長期加熱保存によっても退色するこ
とがない良好な耐熱性が達成された。
インク20は、染料であるC.I.SOLVENT RED 49と、染料
溶解発色剤であるα−オレフィン無水マレイン酸共重合
体の組み合わせによって、鮮やかなマゼンタ色の発色が
達成され、さらに、酸化防止剤である1,1,3-Tris(3-ter
t-butyl-4-hydroxy-6-methylphenyl)butaneによって、
α−オレフィン無水マレイン酸共重合体の熱劣化が防止
され、結果として、長期加熱保存によっても退色するこ
とがない良好な耐熱性が達成された。
【0033】ここで、実施例1に示した組み合わせ、す
なわち、染料溶解発色剤として、α−オレフィン無水マ
レイン酸共重合体、キサンテン染料として、C.I.SOLVEN
T RED 49、酸化防止剤としてフェノ−ル系酸化防止剤で
ある 1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-6-methylphe
nyl)butaneの組み合わせによって、最も顕著に本発明の
効果を得ることができた。
なわち、染料溶解発色剤として、α−オレフィン無水マ
レイン酸共重合体、キサンテン染料として、C.I.SOLVEN
T RED 49、酸化防止剤としてフェノ−ル系酸化防止剤で
ある 1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-6-methylphe
nyl)butaneの組み合わせによって、最も顕著に本発明の
効果を得ることができた。
【0034】さらに、以下に示す組成のインクジェット
プリンタ用ホットメルトインクを実施例1と同様の手順
で調製した。
プリンタ用ホットメルトインクを実施例1と同様の手順
で調製した。
【0035】〈実施例2〉実施例2におけるインクジェ
ットプリンタ用ホットメルトインクは、本発明のキサン
テン染料としてC.I.SOLVENT RED 49(中央合成化学社製
社製Oil Pink 330)を含み、本発明の染料溶解発色剤と
して、ステアリン酸アミド(花王社製脂肪酸アマイド
S)を含み、本発明の酸化防止剤として、フェノ−ル系
酸化防止剤の4,4'-Butylidenebis(3-methyl-6-tert-but
ylphenol)(住友化学社製Sumilizer BBM-S)を含んでい
る。さらに、熱溶融主成分として、パラフィンワックス
(日本精蝋社製HNP−10)を含んでいる。
ットプリンタ用ホットメルトインクは、本発明のキサン
テン染料としてC.I.SOLVENT RED 49(中央合成化学社製
社製Oil Pink 330)を含み、本発明の染料溶解発色剤と
して、ステアリン酸アミド(花王社製脂肪酸アマイド
S)を含み、本発明の酸化防止剤として、フェノ−ル系
酸化防止剤の4,4'-Butylidenebis(3-methyl-6-tert-but
ylphenol)(住友化学社製Sumilizer BBM-S)を含んでい
る。さらに、熱溶融主成分として、パラフィンワックス
(日本精蝋社製HNP−10)を含んでいる。
【0036】 HNP−10 78.5重量% 脂肪酸アマイドS 20重量% Sumilizer BBM-S 0.5重量% Oil Pink 330 1重量%。
【0037】〈実施例3〉実施例3におけるインクジェ
ットプリンタ用ホットメルトインクは、本発明のキサン
テン染料としてC.I.SOLVENT RED 49(BASF社製NEPT
UNE RED BASE 543)を含み、本発明の染料溶解発色剤と
して、ベヘン酸(関東化学社製試薬)を含み、本発明の
酸化防止剤として、フェノ−ル系酸化防止剤の 1,1-Bis
(4-hydroxyphenyl)cyclohexane(住友化学社製Antigene
W)を含んでいる。さらに、熱溶融主成分として、ポリ
エチレンワックス(東洋ペトロライト社製ポリワックス
500)を含んでいる。
ットプリンタ用ホットメルトインクは、本発明のキサン
テン染料としてC.I.SOLVENT RED 49(BASF社製NEPT
UNE RED BASE 543)を含み、本発明の染料溶解発色剤と
して、ベヘン酸(関東化学社製試薬)を含み、本発明の
酸化防止剤として、フェノ−ル系酸化防止剤の 1,1-Bis
(4-hydroxyphenyl)cyclohexane(住友化学社製Antigene
W)を含んでいる。さらに、熱溶融主成分として、ポリ
エチレンワックス(東洋ペトロライト社製ポリワックス
500)を含んでいる。
【0038】 ポリワックス500 68.9重量% ベヘン酸(試薬) 30重量% Antigene W 0.1重量% NEPTUNE RED BASE 543 1重量%。
【0039】上記実施例2及び3のインクは、実施例1
のインクと同様、インクジェットプリンタ用ホットメル
トインクとして好適に使用可能である。すなわち、実施
例2及び3の前記ホットメルトインクは、インク吐出温
度が100〜140℃となるように加熱溶融した状態で
インク吐出を行なった結果、ジェットの曲がり、不吐出
等の問題を引き起こすことなく、印字することが可能で
あった。さらに、得られた印字物は、非常に鮮やかなマ
ゼンタ色を呈した。また、前記ホットメルトインクは、
別に調製したシアン色インク、イエロ−色インクと重ね
印字することによって、そのマゼンタ色の鮮やかさに起
因して、非常に鮮やかな青色、赤色を再現することが可
能であった。
のインクと同様、インクジェットプリンタ用ホットメル
トインクとして好適に使用可能である。すなわち、実施
例2及び3の前記ホットメルトインクは、インク吐出温
度が100〜140℃となるように加熱溶融した状態で
インク吐出を行なった結果、ジェットの曲がり、不吐出
等の問題を引き起こすことなく、印字することが可能で
あった。さらに、得られた印字物は、非常に鮮やかなマ
ゼンタ色を呈した。また、前記ホットメルトインクは、
別に調製したシアン色インク、イエロ−色インクと重ね
印字することによって、そのマゼンタ色の鮮やかさに起
因して、非常に鮮やかな青色、赤色を再現することが可
能であった。
【0040】次に、前記ホットメルトインクを120℃
の条件下で15日間の加熱保存試験を行い、この保存イ
ンクを用いて印字を行った結果、印字物は保存前と比べ
てもほとんど遜色のない鮮やかなマゼンタ色を呈してい
た。従って、前記ホットメルトインクは加熱条件での長
期保存によっても退色することなく、良好な印字が可能
であることが確認された。
の条件下で15日間の加熱保存試験を行い、この保存イ
ンクを用いて印字を行った結果、印字物は保存前と比べ
てもほとんど遜色のない鮮やかなマゼンタ色を呈してい
た。従って、前記ホットメルトインクは加熱条件での長
期保存によっても退色することなく、良好な印字が可能
であることが確認された。
【0041】このように、実施例2及び3の前記ホット
メルトインクは、染料であるC.I.SOLVENT RED 49と、染
料溶解発色剤であるステアリン酸アミドもしくはベヘン
酸の組み合わせによって、鮮やかなマゼンタ色の発色が
達成され、さらに、酸化防止剤である4,4'-Butylideneb
is(3-methyl-6-tert-butylphenol もしくは1,1-Bis(4-h
ydroxyphenyl)cyclohexaneによって、ステアリン酸アミ
ド、ベヘン酸の熱劣化が防止され、結果として、長期加
熱保存によっても退色することのない良好な耐熱性が達
成された。
メルトインクは、染料であるC.I.SOLVENT RED 49と、染
料溶解発色剤であるステアリン酸アミドもしくはベヘン
酸の組み合わせによって、鮮やかなマゼンタ色の発色が
達成され、さらに、酸化防止剤である4,4'-Butylideneb
is(3-methyl-6-tert-butylphenol もしくは1,1-Bis(4-h
ydroxyphenyl)cyclohexaneによって、ステアリン酸アミ
ド、ベヘン酸の熱劣化が防止され、結果として、長期加
熱保存によっても退色することのない良好な耐熱性が達
成された。
【0042】次に、比較例1及び2のホットメルトイン
クを実施例1と同様の手順で調製した。
クを実施例1と同様の手順で調製した。
【0043】<比較例1> カオ−ワックスT−1 (ジステアリルケトン) 97重量% アデカスタブAO-37(1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy -6-methylphenyl)butane) 1重量% NEPTUNE RED BASE 543(C.I.SOLVENT RED 49) 2重量%。
【0044】<比較例2> カオ−ワックスT−1 (ジステアリルケトン) 92重量% POWAX H−10 (α−オレフィン 無水マレイン酸共重合体) 6重量% NEPTUNE RED BASE 543(C.I.SOLVENT RED 49) 2重量%。
【0045】比較例1のホットメルトインクは、本発明
の染料溶解発色剤が含まれないために、本発明のキサン
テン染料であるC.I.SOLVENT RED 49が十分に溶解、発色
せず、多量の未溶解染料固体粒子がインク中に存在し、
東洋濾紙社製の加熱濾過装置による濾過の際には、濾過
途中でフィルタ目詰まりが頻繁に発生した。また、出来
上がったホットメルトインクは薄いピンク色を呈し、マ
ゼンタ色としては到底使うことのできないものであっ
た。
の染料溶解発色剤が含まれないために、本発明のキサン
テン染料であるC.I.SOLVENT RED 49が十分に溶解、発色
せず、多量の未溶解染料固体粒子がインク中に存在し、
東洋濾紙社製の加熱濾過装置による濾過の際には、濾過
途中でフィルタ目詰まりが頻繁に発生した。また、出来
上がったホットメルトインクは薄いピンク色を呈し、マ
ゼンタ色としては到底使うことのできないものであっ
た。
【0046】比較例2のホットメルトインクは、調製後
は実施例1と変わらず、インクジェットプリンタによる
印字で良好な印字が可能であり、鮮やかなマゼンタ色が
得られたが、本発明の酸化防止剤が含まれないために、
120℃の条件下で15日間の加熱保存試験を行った結
果、この保存インクを用いた印字物は保存前と比べて明
らかに退色が認められ、薄いピンク色を呈していた。
は実施例1と変わらず、インクジェットプリンタによる
印字で良好な印字が可能であり、鮮やかなマゼンタ色が
得られたが、本発明の酸化防止剤が含まれないために、
120℃の条件下で15日間の加熱保存試験を行った結
果、この保存インクを用いた印字物は保存前と比べて明
らかに退色が認められ、薄いピンク色を呈していた。
【0047】尚、上記に詳述された各実施例のインクジ
ェットプリンタ用ホットメルトインクにおいて、前記キ
サンテン染料は、着色剤であり、適当な染料溶解発色剤
と併用することにより、鮮やかなマゼンタ色を得ること
ができるものである。また、インク全量に対するキサン
テン染料の含有量は、上記各実施例にとらわれることな
く添加可能である。前記キサンテン染料は、インク組成
中に0.1〜5重量%含まれることが望ましく、0.1
重量%に満たない場合であると充分には色が出ず、5重
量%を超えると多少の熱変化で前記染料の析出が生じる
虞がある。尚、現インクジェットプリンタの動作環境下
で求められるインクの熱特性を考慮し、且つ、インクの
融点上昇、染料の析出等による諸問題が起こらないよう
にすると、さらに望ましくは、0.2〜3.5重量%で
ある。
ェットプリンタ用ホットメルトインクにおいて、前記キ
サンテン染料は、着色剤であり、適当な染料溶解発色剤
と併用することにより、鮮やかなマゼンタ色を得ること
ができるものである。また、インク全量に対するキサン
テン染料の含有量は、上記各実施例にとらわれることな
く添加可能である。前記キサンテン染料は、インク組成
中に0.1〜5重量%含まれることが望ましく、0.1
重量%に満たない場合であると充分には色が出ず、5重
量%を超えると多少の熱変化で前記染料の析出が生じる
虞がある。尚、現インクジェットプリンタの動作環境下
で求められるインクの熱特性を考慮し、且つ、インクの
融点上昇、染料の析出等による諸問題が起こらないよう
にすると、さらに望ましくは、0.2〜3.5重量%で
ある。
【0048】また、上記染料溶解発色剤は、前記キサン
テン染料をインク組成中に溶解せしめると同時に、染料
を鮮やかなマゼンタ色に発色させる働きをする。尚、イ
ンク全量に対する染料溶解発色剤の含有量は、上記各実
施例にとらわれることなく、様々な範囲で添加可能であ
る。尚、インクとして機能性を求めるならば望ましく
は、0.5〜50重量%であるのが好ましい。さらに、
染料溶解発色剤は、前記キサンテン染料に対して重量比
で同量以上であることが望ましく、さらに望ましくは2
倍以上であるのがよい。もし、染料溶解発色剤の量が前
記キサンテン染料の量よりも少ないと、染料はインク組
成中に十分溶解しなかったり、十分な発色が得られなか
ったりする。
テン染料をインク組成中に溶解せしめると同時に、染料
を鮮やかなマゼンタ色に発色させる働きをする。尚、イ
ンク全量に対する染料溶解発色剤の含有量は、上記各実
施例にとらわれることなく、様々な範囲で添加可能であ
る。尚、インクとして機能性を求めるならば望ましく
は、0.5〜50重量%であるのが好ましい。さらに、
染料溶解発色剤は、前記キサンテン染料に対して重量比
で同量以上であることが望ましく、さらに望ましくは2
倍以上であるのがよい。もし、染料溶解発色剤の量が前
記キサンテン染料の量よりも少ないと、染料はインク組
成中に十分溶解しなかったり、十分な発色が得られなか
ったりする。
【0049】尚、上記各実施例のインクに含まれる染料
溶解発色剤は、実施例にとらわれることなく、分子中に
カルボキシル基もしくはアミド基を有する有機物を使用
することが可能である。具体的に、前記染料溶解発色剤
としては、以下のようなものが好ましい。
溶解発色剤は、実施例にとらわれることなく、分子中に
カルボキシル基もしくはアミド基を有する有機物を使用
することが可能である。具体的に、前記染料溶解発色剤
としては、以下のようなものが好ましい。
【0050】分子中にカルボキシル基を有するものとし
ては、脂肪酸(望ましくは、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
12−ヒドロキシステアリン酸)や、マレイン酸系共重
合体(望ましくは、α−オレフィン無水マレイン酸共重
合体)等が挙げられる。
ては、脂肪酸(望ましくは、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
12−ヒドロキシステアリン酸)や、マレイン酸系共重
合体(望ましくは、α−オレフィン無水マレイン酸共重
合体)等が挙げられる。
【0051】ここで、α−オレフィン無水マレイン酸共
重合体としては、図2に示すように、マレイン酸部分が
閉環構造をとってもよいし、開環構造をとってもよい
し、さらに閉環構造、開環構造が構造中に任意の割合で
存在してもよい(図中のRおよびR’はアルキル基であ
ることを示す)。更に、アルケニル無水コハク酸や、1
−アルケンのような重合反応副生成物を任意の割合で含
むことも可能である。
重合体としては、図2に示すように、マレイン酸部分が
閉環構造をとってもよいし、開環構造をとってもよい
し、さらに閉環構造、開環構造が構造中に任意の割合で
存在してもよい(図中のRおよびR’はアルキル基であ
ることを示す)。更に、アルケニル無水コハク酸や、1
−アルケンのような重合反応副生成物を任意の割合で含
むことも可能である。
【0052】また、分子中にアミド基を有するものとし
ては、飽和脂肪酸モノアミド(望ましくはラウリン酸ア
ミド、パルミチン酸アミド、ベヘン酸アミド、12−ヒ
ドロキシステアリン酸アミド)や、不飽和脂肪酸モノア
ミド(望ましくはオレイン酸アミド、エルカ酸アミド、
リシノ−ル酸アミド)や、N−置換脂肪酸アミド(望ま
しくはN−ステアリルステアリン酸アミド、N−ベヘニ
ルベヘン酸アミド、N−ステアリルベヘン酸アミド、N
−ベヘニルステアリン酸アミド、N−オレイルオレイン
酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−ステ
アリルオレイン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミ
ド、N−オレイルパルミチン酸アミド、その他の組み合
わされたN−置換脂肪酸アミド)や、メチロ−ルアミド
(望ましくはメチロ−ルステアリン酸アミド、メチロ−
ルベヘン酸アミド)や、飽和脂肪酸ビスアミド(望まし
くはメチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスス
テアリン酸アミド、エチレンビスイソステアリン酸アミ
ド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、エチ
レンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリ
ン酸アミド、ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド、ヘキ
サメチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、N,
N’−ジステアリルアジピン酸アミド、N,N’−ジス
テアリルセバシン酸アミド)や、不飽和脂肪酸ビスアミ
ド(望ましくはエチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサ
メチレンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイル
アジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸ア
ミド)や、その他、飽和または不飽和脂肪酸テトラアミ
ド等が挙げられる。
ては、飽和脂肪酸モノアミド(望ましくはラウリン酸ア
ミド、パルミチン酸アミド、ベヘン酸アミド、12−ヒ
ドロキシステアリン酸アミド)や、不飽和脂肪酸モノア
ミド(望ましくはオレイン酸アミド、エルカ酸アミド、
リシノ−ル酸アミド)や、N−置換脂肪酸アミド(望ま
しくはN−ステアリルステアリン酸アミド、N−ベヘニ
ルベヘン酸アミド、N−ステアリルベヘン酸アミド、N
−ベヘニルステアリン酸アミド、N−オレイルオレイン
酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−ステ
アリルオレイン酸アミド、N−ステアリルエルカ酸アミ
ド、N−オレイルパルミチン酸アミド、その他の組み合
わされたN−置換脂肪酸アミド)や、メチロ−ルアミド
(望ましくはメチロ−ルステアリン酸アミド、メチロ−
ルベヘン酸アミド)や、飽和脂肪酸ビスアミド(望まし
くはメチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスス
テアリン酸アミド、エチレンビスイソステアリン酸アミ
ド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、エチ
レンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリ
ン酸アミド、ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド、ヘキ
サメチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、N,
N’−ジステアリルアジピン酸アミド、N,N’−ジス
テアリルセバシン酸アミド)や、不飽和脂肪酸ビスアミ
ド(望ましくはエチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサ
メチレンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイル
アジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸ア
ミド)や、その他、飽和または不飽和脂肪酸テトラアミ
ド等が挙げられる。
【0053】ここで、以上に示した染料溶解発色剤のう
ち、最も好適なものはα−オレフィン無水マレイン酸共
重合体である。
ち、最も好適なものはα−オレフィン無水マレイン酸共
重合体である。
【0054】以上に示した前記染料溶解発色剤は、それ
ぞれ単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよ
い。また、これらの染料溶解発色剤は、それ自体が常温
以上の温度に融点を持ち、融点以上の温度において溶融
液体化するものであれば、インクの熱溶融主成分として
の機能も同時に得ることも可能である。即ち、それ自体
がホットメルトインクの熱溶融主成分となり得るもので
あれば、別個に熱溶融主成分を添加しなくてもよい。
ぞれ単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよ
い。また、これらの染料溶解発色剤は、それ自体が常温
以上の温度に融点を持ち、融点以上の温度において溶融
液体化するものであれば、インクの熱溶融主成分として
の機能も同時に得ることも可能である。即ち、それ自体
がホットメルトインクの熱溶融主成分となり得るもので
あれば、別個に熱溶融主成分を添加しなくてもよい。
【0055】また、上記各実施例のインクに含まれる酸
化防止剤は、前記キサンテン染料、前記染料溶解発色
剤、さらにその他のインク成分についても、熱による酸
化劣化を防止する働きをする。特に染料溶解発色剤の熱
劣化に対して優れた効果を有する。
化防止剤は、前記キサンテン染料、前記染料溶解発色
剤、さらにその他のインク成分についても、熱による酸
化劣化を防止する働きをする。特に染料溶解発色剤の熱
劣化に対して優れた効果を有する。
【0056】尚、インク全量に対する酸化防止剤の含有
量は、上記各実施例にとらわれることなく添加可能であ
る。前記酸化防止剤は、インク組成中に0.01〜10
重量%含まれることが望ましく、0.01重量%に満た
ない場合であると充分にはその効果を発揮できず、10
重量%を超えると多少の熱変化で前記酸化防止剤の析出
が生じる虞がある。また、現インクジェットプリンタの
動作環境下で求められるインクの熱特性を考慮し、且
つ、インクの融点上昇、酸化防止剤の析出等による諸問
題が起こらないようにすると、さらに望ましくは、0.
05〜5重量%である。
量は、上記各実施例にとらわれることなく添加可能であ
る。前記酸化防止剤は、インク組成中に0.01〜10
重量%含まれることが望ましく、0.01重量%に満た
ない場合であると充分にはその効果を発揮できず、10
重量%を超えると多少の熱変化で前記酸化防止剤の析出
が生じる虞がある。また、現インクジェットプリンタの
動作環境下で求められるインクの熱特性を考慮し、且
つ、インクの融点上昇、酸化防止剤の析出等による諸問
題が起こらないようにすると、さらに望ましくは、0.
05〜5重量%である。
【0057】また、上記各実施例のインクに含まれる酸
化防止剤は、実施例にとらわれることなく、種々の物質
を使用することが可能である。
化防止剤は、実施例にとらわれることなく、種々の物質
を使用することが可能である。
【0058】具体的に、前記酸化防止剤としてはその効
果の高さからフェノ−ル系酸化防止剤が好ましい。前記
フェノ−ル系酸化防止剤としては、2,6-Di-tert-butyl-
4-methylphenol、Styrenated phenol、n-Octadecyl-3-
(3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl)propionate、2,
2'-Methylenebis(4-methyl-6-tert-butyl phenol)、2-t
ert-Butyl-6-(3-tert-butyl-2-hydroxy-5-methylbenzy
l)-4-methylphenyl acrylate、4,4'-Thiobis(3-methyl-
6-tert-butylphenol)、Tetrakis[methylene 3-(3,5-di-
tert-butyl-4-hydroxyphenyl)propionate]methane、3,9
-Bis{2-[3-(3-tert-butyl-4-hydroxy-5-methylphenyl)-
propionyloxy]-1,1-dimethyethyl}-2,4,8,10-tetraoxas
piro[5・5]undecane、Styrenated phenol、Butyl hydrox
y anisole、2,6-Di-tert-butyl-4-ethylphenol、2,2'-M
ethylenebis(4-ethyl-6-tert-butyl-phenol)、1,3,5-Tr
imethyl-2,4,6-tris(3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenz
yl)benzene、Bis-[3,3'-bis-(4'-hydroxy-3'-tert-buty
l-phenyl)-butyric-acid]glycol ester、1,3,5-Tris
(3',5'-di-tert-butyl-4'-hydroxybenzyl)-S-triazine-
2,4,6-(1H,3H,5H)trione等が挙げられる。
果の高さからフェノ−ル系酸化防止剤が好ましい。前記
フェノ−ル系酸化防止剤としては、2,6-Di-tert-butyl-
4-methylphenol、Styrenated phenol、n-Octadecyl-3-
(3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl)propionate、2,
2'-Methylenebis(4-methyl-6-tert-butyl phenol)、2-t
ert-Butyl-6-(3-tert-butyl-2-hydroxy-5-methylbenzy
l)-4-methylphenyl acrylate、4,4'-Thiobis(3-methyl-
6-tert-butylphenol)、Tetrakis[methylene 3-(3,5-di-
tert-butyl-4-hydroxyphenyl)propionate]methane、3,9
-Bis{2-[3-(3-tert-butyl-4-hydroxy-5-methylphenyl)-
propionyloxy]-1,1-dimethyethyl}-2,4,8,10-tetraoxas
piro[5・5]undecane、Styrenated phenol、Butyl hydrox
y anisole、2,6-Di-tert-butyl-4-ethylphenol、2,2'-M
ethylenebis(4-ethyl-6-tert-butyl-phenol)、1,3,5-Tr
imethyl-2,4,6-tris(3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenz
yl)benzene、Bis-[3,3'-bis-(4'-hydroxy-3'-tert-buty
l-phenyl)-butyric-acid]glycol ester、1,3,5-Tris
(3',5'-di-tert-butyl-4'-hydroxybenzyl)-S-triazine-
2,4,6-(1H,3H,5H)trione等が挙げられる。
【0059】ここで、酸化防止剤である 1,1,3-Tris(3-
tert-butyl-4-hydroxy-6-methylphenyl)butaneの加熱保
存退色防止効果は、上記したその他の酸化防止剤と比べ
ても特に優れており、本発明を具現化するために使用す
る酸化防止剤としては最も好適である。
tert-butyl-4-hydroxy-6-methylphenyl)butaneの加熱保
存退色防止効果は、上記したその他の酸化防止剤と比べ
ても特に優れており、本発明を具現化するために使用す
る酸化防止剤としては最も好適である。
【0060】以上に示した酸化防止剤は、それぞれ単独
で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
【0061】ここで、前記実施例において、必要に応じ
て熱溶融主成分を使用したり、樹脂等により透明性、接
着性付与を行ってもよい。前記熱溶融主成分は、融点5
0℃以上150℃以下のワックス性状を示す有機物であ
って、少なくとも加熱溶融状態で前記染料溶解発色剤と
相溶するものあれば使用可能である。また、樹脂類に関
しても、熱溶融主成分もしくは染料溶解発色剤と加熱溶
融状態で相溶性を示すものであれば使用可能である。さ
らに、粘度調整剤、紫外線吸収剤、可とう性付与剤、粘
着性付与剤、表面張力調整剤、融点調整剤等を添加する
ことも可能である。また、必要に応じてキサンテン染料
以外の染料もしくは顔料を調色剤として添加することも
可能である。
て熱溶融主成分を使用したり、樹脂等により透明性、接
着性付与を行ってもよい。前記熱溶融主成分は、融点5
0℃以上150℃以下のワックス性状を示す有機物であ
って、少なくとも加熱溶融状態で前記染料溶解発色剤と
相溶するものあれば使用可能である。また、樹脂類に関
しても、熱溶融主成分もしくは染料溶解発色剤と加熱溶
融状態で相溶性を示すものであれば使用可能である。さ
らに、粘度調整剤、紫外線吸収剤、可とう性付与剤、粘
着性付与剤、表面張力調整剤、融点調整剤等を添加する
ことも可能である。また、必要に応じてキサンテン染料
以外の染料もしくは顔料を調色剤として添加することも
可能である。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したことから明かなように、本
発明のインクジェットプリンタ用ホットメルトインクに
よれば、キサンテン染料と、分子中にカルボキシル基も
しくはアミド基を有する染料溶解発色剤を含んでいるの
で、カラ−インクジェットプリンタ用のマゼンタ色イン
クとして良好な印字品質と鮮やかな発色が得られ、さら
に酸化防止剤を含んでいるので、長期にわたる加熱保持
によってもキサンテン染料特有の鮮やかな発色が阻害さ
れることがない加熱保存性良好なインクを得ることがで
きる。
発明のインクジェットプリンタ用ホットメルトインクに
よれば、キサンテン染料と、分子中にカルボキシル基も
しくはアミド基を有する染料溶解発色剤を含んでいるの
で、カラ−インクジェットプリンタ用のマゼンタ色イン
クとして良好な印字品質と鮮やかな発色が得られ、さら
に酸化防止剤を含んでいるので、長期にわたる加熱保持
によってもキサンテン染料特有の鮮やかな発色が阻害さ
れることがない加熱保存性良好なインクを得ることがで
きる。
【図1】本発明の実施例1における製造方法を示す説明
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例におけるα−オレフィン無水マ
レイン酸共重合体の構造説明図である。
レイン酸共重合体の構造説明図である。
4 α−オレフィン無水マレイン酸共重合体 6 1,1,3-Tris(3-tert-butyl-4-hydroxy-6-methylph
enyl)butane 10 C.I.SOLVENT RED 49
enyl)butane 10 C.I.SOLVENT RED 49
Claims (6)
- 【請求項1】 常温では固体として存在し、加熱溶融し
て使用するインクジェットプリンタ用ホットメルトイン
クにおいて、 キサンテン染料と、分子中にカルボキシル基もしくはア
ミド基を有する染料溶解発色剤と、酸化防止剤と、を含
むことを特徴とするインクジェットプリンタ用ホットメ
ルトインク。 - 【請求項2】 前記キサンテン染料が、カラ−インデッ
クス ソルベント レッド 49 であることを特徴とする請
求項1に記載のインクジェットプリンタ用ホットメルト
インク。 - 【請求項3】 前記染料溶解発色剤が、脂肪酸、脂肪性
アミド、α−オレフィン無水マレイン酸共重合体のいず
れかもしくはその2種類以上を混合したものであること
を特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ
用ホットメルトインク。 - 【請求項4】 前記酸化防止剤が、フェノ−ル系酸化防
止剤であることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
ェットプリンタ用ホットメルトインク。 - 【請求項5】 前記キサンテン染料がカラ−インデック
ス ソルベント レッド 49 であり、また、前記染料溶解
発色剤がα−オレフィン無水マレイン酸共重合体であ
り、さらに、前記酸化防止剤がフェノ−ル系酸化防止剤
であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
トプリンタ用ホットメルトインク。 - 【請求項6】 前記酸化防止剤が、化学式1に示す構造
の1,1,3-トリス(3-t-ブチル-4-ヒドロキシ-6-メチルフ
ェニル)ブタンであることを特徴とする請求項4または
5に記載のインクジェットプリンタ用ホットメルトイン
ク。 【化学式1】
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JP6174333A JPH0841391A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | インクジェットプリンタ用ホットメルトインク |
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