JPH0841073A - 1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キノリン誘導体 - Google Patents

1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キノリン誘導体

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JPH0841073A
JPH0841073A JP7148380A JP14838095A JPH0841073A JP H0841073 A JPH0841073 A JP H0841073A JP 7148380 A JP7148380 A JP 7148380A JP 14838095 A JP14838095 A JP 14838095A JP H0841073 A JPH0841073 A JP H0841073A
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トマス・イエチユ
Werner Hallenbach
ベルナー・ハレンバツハ
Thomas Himmler
トマス・ヒムラー
Burkhard Mielke
ブルクハルト・ミールケ
Klaus Dieter Dr Bremm
クラウス・デイーター・ブレム
Rainer Endermann
ライナー・エンダーマン
Franz Pirro
フランツ・ピロ
Michael Stegemann
ミヒヤエル・シユテゲマン
Heinz-Georg Wetzstein
ハインツ−ゲオルク・ベツシユタイン
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は一般式(I) 【化1】 [式中、R1は水素、場合によりヒドロキシル−、メト
キシ−、アミノ−、メチルアミノ−又はジメチルアミノ
−置換されていてもよい炭素数が1〜4のアルキル、あ
るいは(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソー
ル−4−イル)−メチルを示し、Xは直鎖状もしくは分
枝鎖状C1−C3−アルキル又はシクロプロピルを示し、
Zは構造 【化2】 の基を示す]の1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キ
ノリン誘導体、それらの製造法及び殺バクテリア性組成
物におけるそれらの利用に関する。 【効果】 人の医学及び獣医学においてバクテリアの抑
制に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は1,9−架橋チアゾロ−[3,2
−a]キノリン誘導体、それらの製造法及びこれらの誘
導体を含む殺バクテリア性組成物に関する。
【0002】チアゾロキノリンカルボン酸が殺バクテリ
ア的に活性であることはすでに開示されている。その例
はEP−O 286 089、EP−O 387 87
7、EP−O 472 826及びJournal o
f Medicinal Chemistry 36
2621(1993)に見いだすことができる。
【0003】今回、一般式(I)
【0004】
【化6】
【0005】[式中、R1は水素、場合によりヒドロキ
シル−、メトキシ−、アミノ−、メチルアミノ−又はジ
メチルアミノ−置換されていてもよい炭素数が1〜4の
アルキル、あるいは(5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソール−4−イル)−メチルを示し、Xは直鎖
状もしくは分枝鎖状C1−C3−アルキル又はシクロプロ
ピルを示し、Zは構造
【0006】
【化7】
【0007】の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキ
シル、−NR78、ヒドロキシメチル、−CH2−NR7
8、カルボキシル、メトキシカルボニル又はエトキシ
カルボニルを示し、ここでR7は水素、場合によりヒド
ロキシル−置換されていてもよいC1−C3−アルキル、
アルコキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニ
ル又はC1−C3−アシルを示し、R8は水素又はメチル
を示し、R5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3
−アルキル又はシクロプロピルを示し、R6は水素又は
メチルを示し、R3は水素又はメチルを示し、R2は水
素、メチル又は構造−CH=CH−COOR2’、−C
2−CH2−COOR2’、−CH2−CO−CH3、−
CH2−CH2−CNの基を示し、R2’はメチル又はエ
チルを示し、Bは−CH2−、O又は直接結合を示す]
の化合物が見いだされた。
【0008】式(I)の化合物はラセミ体の形態で、又
はエナンチオマー的純粋化合物として、ならびに又製薬
学的に有用な水和物及び酸付加塩の形態で、ならびにそ
れらのアルカリ金属、アルカリ土類金属、銀又はグアニ
ジニウム塩の形態で存在することができる。
【0009】式(I)の化合物は式(II)
【0010】
【化8】
【0011】[式中、R1及びXは上記に示す意味を有
し、Yはフッ素又は塩素を示す]の化合物を式(II
I) Z−H (III) [式中、Zは上記に示す意味を有する]の化合物と、必
要なら酸掃去剤(acid scavengers)の
存在中で反応させることにより得られる。
【0012】この型の構造の既知の代表的例と比較し、
本発明の化合物は特にグラム−陽性領域においてより高
い殺バクテリア作用を有する。従ってこれらは人の医学
及び獣医学のための活性化合物として適している。
【0013】式(I)の好ましい化合物は、R1が水
素、場合によりヒドロキシル−、メトキシ−、アミノ
−、メチルアミノ−又はジメチルアミノ−置換されてい
てもよい炭素数が1〜4のアルキルあるいは(5−メチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)−
メチルを示し、Xがメチル、エチル又はシクロプロピル
を示し、Zが構造
【0014】
【化9】
【0015】の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキ
シル、−NR78、ヒドロキシル−メチル、−CH2
NR78を示し、ここでR7は水素、場合によりヒドロ
キシル−置換されていてもよいC1−C2−アルキル、ア
ルコキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニル
又はC1−C3−アシルを示し、R8は水素又はメチルを
示し、R5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3
アルキル又はシクロプロピルを示し、R6は水素又はメ
チルを示し、R3は水素を示し、R2は水素又はメチルを
示し、Bは−CH2−、O又は直接結合を示す化合物な
らびにそれらの製薬学的に有用な水和物及び酸付加塩、
ならびにそれらが基づいているカルボン酸のアルカリ金
属、アルカリ土類金属、銀及びグアニジニウム塩であ
る。
【0016】式(I)の特に好ましい化合物は、R1
水素、メチル又はエチルを示し、Xがメチル又はエチル
を示し、Zが構造
【0017】
【化10】
【0018】の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキ
シル、−NR78、ヒドロキシル−メチル、−CH2
NR78を示し、ここでR7は水素、メチル、アルコキ
シ部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニル又はC
1−C3−アシルを示し、R8は水素又はメチルを示し、
5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3−アルキ
ル又はシクロプロピルを示し、R6は水素又はメチルを
示し、R3は水素を示し、R2は水素又はメチルを示し、
Bは−CH2−、O又は直接結合を示す化合物ならびに
それらの製薬学的に有用な水和物及び酸付加塩、ならび
にそれらが基づいているカルボン酸のアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、銀及びグアニジニウム塩である。
【0019】以下の式(I)の化合物を下記に挙げる:
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】
【表7】
【0027】
【表8】
【0028】
【表9】
【0029】
【表10】
【0030】
【表11】
【0031】
【表12】
【0032】例えば式(I)の化合物の製造に7,8−
ジフルオロ−5−オキソ−9,1−([N−メチル−イ
ミノ)メタン]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリ
ン−4−カルボン酸及び2,8−ジアザビシクロ[4.
3.0]ノナンを用い、反応の経路は以下の式により再
現することができる:
【0033】
【化11】
【0034】出発化合物として用いられる式(II)の
化合物は既知である、及び/又は既知の方法により製造
することができる。必要ならそれらはラセミ体、エナン
チオマー又は純粋なジアステレオマーとして用いること
ができる。
【0035】挙げることができる例は:7,8−ジフル
オロ−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メ
タノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−
カルボン酸、7,8−ジフルオロ−5−オキソ−9,1
−[(N−エチルイミノ)メタノ]−5H−チアゾロ
[3,2−a]キノリン−4−カルボン酸、7,8−ジ
フルオロ−5−オキソ−9,1−[(N−シクロプロピ
ルイミノ)メタノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キ
ノリン−4−カルボン酸、7,8−ジフルオロ−5−オ
キソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メタノ]−5H
−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カルボン酸エ
チル、7,8−ジフルオロ−5−オキソ−9,1−
[(N−エチルイミノ)メタノ]−5H−チアゾロ
[3,2−a]キノリン−4−カルボン酸エチルであ
る。
【0036】出発化合物として用いられる式(III)
のアミンは既知である。キラルアミンをラセミ体として
のみでなく、エナンチオマー的純粋な、又はジアステレ
オマー的純粋な化合物として用いることができる。
【0037】挙げることができる例は:2,7−ジアザ
ビシクロ[3.3.0]オクタン、2−メチル−2,7
−ジアザビシクロ[3.3.0]オクタン、2,8−ジ
アザビシクロ[4.3.0]ノナン、2−メチル−2,
8−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナン、2−オキサ
−5,8−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナン、5−
メチル−2−オキサ−5,8−ジアザビシクロ[4.
3.0]ノナン、2−アミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]−3−ノネン、2−メチルアミノ−8−アザビ
シクロ[4.3.0]−3−ノネン、4−メチル−2−
メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]−3−
ノネン、5−メチル−2−メチルアミノ−8−アザビシ
クロ[4.3.0]−3−ノネン、2−ジメチルアミノ
−8−アザビシクロ[4.3.0]−3−ノネン、2−
エチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]−3−
ノネン、2−メチルアミノメチル−8−アザビシクロ
[4.3.0]−3−ノネン、2−ヒドロキシ−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]−3−ノネン、5−イソプロ
ピル−2−メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.
0]−3−ノネン、2−アミノ−5−イソプロピル−8
−アザビシクロ[4.3.0]−3−ノネン、2−アミ
ノ−5−メチル−8−アザビシクロ[4.3.0]−3
−ノネン、2−ヒドロキシメチル−8−アザビシクロ
[4.3.0]−3−ノネン、2−アミノ−5−シクロ
プロピル−8−アザビシクロ[4.3.0]−3−ノネ
ン、8−アザビシクロ[4.3.0]−2−ノネン、8
−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン−2−カル
ボン酸エチル、2−ヒドロキシメチル−8−アザビシク
ロ[4.3.0]−4−ノネン、2−アミノ−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]−4−ノネン、2−エチルオキ
シカルボニルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]
−4−ノネン、2−tert−ブチルオキシカルボニル
アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネ
ン、2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−8−アザビ
シクロ[4.3.0]−4−ノネン、2−アリルオキシ
カルボニルアミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]−4−ノネン、2−アミノメチル−8−アザビシク
ロ[4.3.0]−4−ノネン、2−エチルオキシカル
ボニルアミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]
−4−ノネン、2−tert−ブチルオキシカルボニル
アミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−
ノネン、2−メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]−4−ノネン、2−エチルアミノ−8−アザビ
シクロ[4.3.0]−4−ノネン、2−シクロプロピ
ルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネ
ン、2−ジメチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.
0]−4−ノネン、2−[(2−ヒドロキシエチル)−
アミノ]−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネ
ン、2−アミノ−1−メチル−8−アザビシクロ[4.
3.0]−4−ノネン、2−アミノ−2−メチル−8−
アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン、2−アミノ
−3−メチル−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−
ノネン、2−エチルオキシカルボニルアミノ−3−メチ
ル−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン、2
−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−3−メチ
ル−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン、2
−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メチル−8−
アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン、2−アリル
オキシカルボニルアミノメチル−3−メチル−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]−4−ノネン、2−アミノ−4
−メチル−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネ
ン、2−アミノ−5−メチル−8−アザビシクロ[4.
3.0]−4−ノネン、2−アミノ−6−メチル−8−
アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン、2−アミノ
−7−メチル−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−
ノネン、2−アミノ−9−メチル−8−アザビシクロ
[4.3.0]−4−ノネンである。
【0038】(II)及び(III)の反応では化合物
(III)をそれらの塩、例えば塩酸塩の形態で用いる
こともでき、反応はジメチルスルホキシド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ヘキサメ
チル−リン酸トリスアミド、スルホラン、アセトニトリ
ル、水、アルコール、例えばメタノール、エタノール、
n−プロパノール、イソプロパノール、グリコールモノ
メチルエーテル又はピリジンなどの希釈剤中で行うのが
好ましい。これらの希釈剤の混合物も用いることができ
る。
【0039】酸結合剤としてすべての通常の無機及び有
機酸結合剤を用いることができる。これらには好ましく
はアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、有機ア
ミン及びアミジンが含まれる。特に適している特定の化
合物は:トリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DB
U)、又は過剰のアミン(III)である。
【0040】反応温度は比較的広範囲内で変えることが
できる。一般に反応は約20〜200℃、好ましくは8
0〜180℃で行われる。
【0041】反応は大気圧又は高圧において行うことが
できる。一般に反応は1バール〜100バール、好まし
くは1〜10バールの圧力で行われる。
【0042】本発明の方法を行う場合、1モルの化合物
(II)当たり1〜15モル、好ましくは1〜6モルの
化合物(III)を用いる。
【0043】遊離のアミノ基は適したアミノ保護基によ
り、例えばtert−ブトキシカルボニル基により反応
の間保護し、反応の完了時に塩酸又は三フッ化酢酸など
の適した酸で処理することにより再度遊離させることが
できる(Houben−Weyl,Methoden
der Organischen Chemie(Me
thods of Organic Chemistr
y),VolumeE4,page 144(198
3);J.F.W.McOmie,Protectiv
e Groups in Organic Chemi
stry(1973),page43を参照)。
【0044】本発明のエステルはジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジ
メチルスルホキシド又はテトラメチルウレアなどの溶媒
中で、約0〜100℃、好ましくは0〜50℃の温度に
おいて、必要ならtert−ブトキシカルボニル基など
の保護基によりN原子において保護されていることがで
きる本発明の化合物が基づくカルボン酸のアルカリ金属
塩と適したハロゲノアルキル誘導体を反応させることに
より得ることができる。
【0045】本発明の化合物の酸付加塩は通常の方法
で、例えばベタインを十分な量の酸水溶液に溶解し、メ
タノール、エタノール、アセトン又はアセトニトリルな
どの水−混和性有機溶媒を用いて塩を沈澱させることに
より製造することができる。当量のベタイン及び酸を水
又はグリコールモノメチルエーテルなどのアルコール中
で加熱し、次いで混合物を蒸発乾固させるか、又は沈澱
する塩を吸引濾過することもできる。製薬学的に有用な
塩とは、例えば塩酸、硫酸、酢酸、グリコール酸、乳
酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、
4−トルエンスルホン酸、ガラクツロン酸、グルコン
酸、エンボン酸(embonic acid)、グルタ
ミン酸又はアスパラギン酸の塩として理解されるべきで
ある。さらに本発明の化合物は酸性又は塩基性イオン交
換剤にも結合することができる。
【0046】本発明のカルボン酸のアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属塩は、例えばベタインを当量より少量の
アルカリ金属又はアルカリ土類金属水酸化物溶液に溶解
し、未溶解のベタインを濾過して除去し、濾液を蒸発乾
固させることにより得られる。製薬学的に適した塩はナ
トリウム、カリウム又はカルシウム塩である。対応する
銀塩は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩と硝酸銀
などの適した銀塩との反応により得られる。
【0047】本発明の化合物は強力な抗生物質作用を有
し、低い毒性と、特に種々の抗生物質、例えばペニシリ
ン、セファロスポリン、アミノグリコシド、スルホンア
ミド及びテトラサイクリンに対して耐性のものを含むグ
ラム−陽性及びグラム−陰性微生物に対する広範囲の殺
バクテリア性が合わさっている。
【0048】これらの有用な性質により本発明の化合物
を、人の医学及び獣医学における化学療法活性化合物と
して、ならびに無機及び有機材料の、特にすべての種類
の有機材料、例えばポリマー、潤滑剤、染料、繊維、皮
革、紙及び木材、食品及び水の保存のための物質として
用いることが可能になる。
【0049】本発明の化合物は広範囲の微生物に対して
活性である。それらを用いてグラム−陰性及びグラム−
陽性バクテリア、ならびにバクテリア様微生物を抑制す
ることができ、これらの病原菌により起こされる疾患を
予防、軽減及び/又は治癒させることができる。
【0050】本発明の化合物は潜伏及び耐性微生物への
増幅された効果において傑出している。潜伏バクテリ
ア、すなわち検出可能な成長を示さないバクテリアの場
合、化合物は類似物質の濃度より低い濃度で活性であ
る。これは用いられる量のみでなく破壊の速度(rat
e)にも関する。この種の結果をグラム−陽性及び−陰
性バクテリア、特にスタフィロコックス・アウレウス
(Staphylococcus aureus)、ミ
クロコックス・ルテウス(Micrococcuslu
teus)及びエンテロコックス・ファエカリス(En
terococcus faecalis)において観
察することができた。
【0051】本発明の化合物は、同等の物質に関して感
受性が低いと分類されるバクテリア、特に耐性スタフィ
ロコックス・アウレウス及びエンテロコックス・ファエ
カリスに対する活性において驚く程の向上も示す。
【0052】本発明の化合物はバクテリア及びバクテリ
ア様微生物に対して特に活性である。従ってそれらは人
の医学及び獣医学においてこれらの病原菌により起こさ
れる局所的及び全身的感染の予防及び化学療法に特別に
適している。
【0053】化合物はさらに原虫感染症及び蠕虫症の抑
制に適している。
【0054】本発明の化合物は種々の製剤として用いる
ことができる。挙げることができる好ましい製剤は錠
剤、被覆錠剤、カプセル、丸薬、粒剤、座薬、注射用溶
液及び経口的に投与できる溶液、懸濁剤及び乳剤、なら
びに又、ペースト、軟膏、ジェル、クリーム、ローショ
ン、散剤及びスプレーである。
【0055】温血動物に対する好ましい毒性が残ってい
るが、活性化合物は好ましいことに家畜、飼育動物、動
物園動物、実験室動物、実験動物及びペットの保護及び
飼育において遭遇するバクテリア性疾患の抑制に適して
いる。これに関し、それらはすべての、又はそれぞれの
発育段階に対して、ならびに耐性の、及び正常に感受性
の株に対して活性である。バクテリア性疾患の防除によ
り本発明は疾患、死亡及び収率低下(例えば肉、ミル
ク、羊毛、皮革、卵、蜂蜜などの生産において)を減少
させるべきであり、活性化合物を使用すると動物の保護
をより経済的で簡単にすることができる。
【0056】家畜及び飼育動物には例えば牛、馬、羊、
豚、山羊、らくだ、水牛、ろば、うさぎ、黄しか、とな
かい、毛皮を有する動物類、例えばミンク、チンチラ、
あらいぐまなどの哺乳類、鳥類、例えばにわとり、がち
ょう、七面鳥、あひる、鳩及び家庭や動物園で保護する
ための鳥類の種が含まれる。それらにはさらに経済的に
有用な魚類及び鑑賞魚が含まれる。
【0057】実験室及び実験動物にはマウス、ラット、
モルモット、ゴールデンハムスター、犬及び猫が含まれ
る。
【0058】ペットには犬及び猫が含まれる。
【0059】魚には淡水及び海水に住むすべての年令の
経済的に有用な魚類、養殖魚、水族館魚及び鑑賞魚が含
まれる。経済的に有用な魚類及び養殖魚には例えば鯉、
うなぎ、にじます、ます、鮭、ブリーム(brea
m)、ローチ(roach)、ラド(rudd)、うぐ
い、したびらめ、かれい、おひょう、日本ぶり(セリオ
ラ・クインクエラディアタ(Seriola quin
queradiata))、日本うなぎ(アングイラ・
ジャポニカ(Anguilla japonic
a))、赤鯛(パグルス・メジャー(Pagurus
major))、鱸(ディセントラルクス・ラボラック
ス(Dicentrarchus labrax))、
灰青色鯔(ムギルス・セファルス(Mugilus c
ephalus))、こばんあじ、黒だい(スパルス・
アウラツス(Sparus auratus))、チラ
ピア種(Tilapia spp.)、チクリダエ種
(Chichlidae species)、例えばプ
ラジオシオン(Plagioscion)、なまずが含
まれる。本発明の試薬は稚魚、例えば体長が2〜4cm
の鯉の処置に特に適している。試薬はうなぎの飼育にも
非常に適している。
【0060】投与は予防的及び治療的に行うことができ
る。
【0061】活性化合物は直接あるいは適した製剤の形
態で腸内、非経口的、経皮的、経鼻的に投与される。
【0062】活性化合物の腸内投与は、例えば散剤、座
薬、錠剤、カプセル、ペースト、飲料、粒剤、水薬、大
型丸薬、食品剤又は飲料水剤の形態で経口的に行われ
る。経皮的投与は例えば浸漬、スプレー噴霧、入浴、洗
浄、ポアリング−オン(pouring−on)、スポ
ッティング−オン(spotting−on)ならびに
粉剤散布の形態で行われる。非経口的投与は、例えば注
射(筋肉内、皮下、静脈内又は腹腔内)あるいは体内埋
植の形態で行われる。
【0063】以下が適した製剤である:注射用溶液、経
口溶液、希釈後の経口的投与のための濃厚液、皮膚又は
体腔に用いるための溶液、ポア−オン調剤、ジェルなど
の溶液;経口的又は経皮的投与及び注射のための乳剤及
び懸濁剤;半−固体製剤;活性化合物が軟膏ベース又は
水中油型もしくは油中水型乳液ベース中に挿入されてい
る調剤;散剤、予備混合物又は濃厚物、粒剤、ペレッ
ト、錠剤、大型丸薬、カプセルなどの固体製剤;エアゾ
ール及び吸入剤、活性化合物を含む成型品。
【0064】注射用溶液は静脈内、筋肉内及び皮下に投
与される。
【0065】注射用溶液は活性化合物を適した溶剤に溶
解し、必要なら可溶化剤、酸、塩基、緩衝塩、酸化防止
剤又は防腐剤などの添加剤を加えることにより製造され
る。溶液は滅菌濾過され、容器に分配される。
【0066】溶剤として以下を挙げることができる:
水、アルコール類、例えばエタノール、ブタノール、ベ
ンジルアルコール、グリセロール、炭化水素類、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール類、N−メチ
ル−ピロリドン及びこれらの混合物などの生理学的に適
合性の溶剤。
【0067】適宜、活性化合物は注射に適した生理学的
に適合性の植物又は合成油に溶解することもできる。
【0068】可溶化剤として以下を挙げることができ
る:主溶剤中の活性化合物の溶解を促進する、又は活性
化合物の沈澱を予防する溶剤。例はポリビニルピロリド
ン、ポリエトキシル化ひまし油、ポリエトキシル化ソル
ビタンエステル類である。
【0069】以下は防腐剤である:ベンジルアルコー
ル、トリクロロブタノール、p−ヒドロキシ安息香酸エ
ステル類、n−ブタノール。
【0070】経口溶液は直接投与される。濃厚液はあら
かじめ投与濃度に希釈し、次いで経口的に投与される。
経口溶液及び濃厚液は注射用溶液の場合の上記の通りに
製造され、滅菌法は必要でない。
【0071】皮膚上で用いるための溶液は1滴づつ、展
延(smoothed on)、すりこみ、はねかけ、
噴霧において適用され、あるいは浸漬、入浴又は洗浄に
より適用される。これらの溶液は注射用溶液の場合の上
記の通りに製造される。
【0072】製造法の間に増粘剤を加えるのが有利であ
り得る。以下が増粘剤である:無機増粘剤、例えばベン
トナイト、コロイドシリカ、モノステアリン酸アルミニ
ウム、有機増粘剤、例えばセルロース誘導体、ポリビニ
ルアルコール類及びそれらのコポリマー類、アクリレー
ト類及びメタクリレート類。
【0073】ジェルは皮膚上に適用又は展延され、ある
いは体腔内に導入される。ジェルは注射用溶液の場合の
上記の通りに製造された溶液に、軟膏様の稠度を有する
透明の組成物が得られる量の増粘剤を加えることにより
製造される。用いられる増粘剤はさらに上記で示した増
粘剤である。
【0074】ポア−オン及びスポット−オン調剤は皮膚
の限られた領域に注がれるか又ははねかけられ、活性化
合物が皮膚に浸透して全身的に作用するか、あるいは体
表に分布する。
【0075】ポア−オン及びスポット−オン調剤は、活
性化合物を皮膚が耐性の適した溶剤又は溶剤混合物中に
溶解、懸濁又は乳化することにより製造される。適宜、
着色剤、吸収促進物質、酸化防止剤、光安定剤又は粘着
剤などの他の添加剤を加える。
【0076】以下を溶剤として挙げることができる:
水、アルカノール類、グリコール類、ポリエチレングリ
コール類、ポリプロピレングリコール類、グリセロー
ル、芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコール、
フェニルエタノール又はフェノキシエタノール、エステ
ル類、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル又は安息香酸ベン
ジル、エーテル類、例えばジプロピレングリコールモノ
メチルエーテルもしくはジエチレングリコールモノブチ
ルエーテルなどのアルキレングリコールアルキルエーテ
ル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケト
ン、芳香族及び/又は脂肪族炭化水素類、植物又は合成
油、DMF、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン又は2−ジメチル−4−オキシ−メチレン−1,3
−ジオキソラン。
【0077】着色剤は動物への使用が認可され、溶解又
は懸濁させることができるすべての着色剤である。
【0078】吸収促進物質の例はDMSO、展延油、例
えばミリスチン酸イソプロピル、ジプロピレングリコー
ルペラルゴネート、シリコン油類、脂肪酸エステル類、
トリグリセリド類又は脂肪族アルコール類である。
【0079】以下は酸化防止剤である:サルファイト又
はメタビサルファイト、例えばカリウムメタビサルファ
イト、アスコルビン酸、ブチルヒドロキシトルエン、ブ
チルヒドロキシアニソール又はトコフェロール。
【0080】光安定剤の例はベンゾフェノンの種類から
の物質又はノバンチソール酸(novantisoli
c acid)である。
【0081】粘着剤は例えばセルロース誘導体、澱粉誘
導体、ポリアクリレート、天然ポリマー、例えばアルギ
ン酸塩類又はゼラチンである。
【0082】乳剤は経口的に、皮下に、又は注射として
投与することができる。
【0083】乳剤は油中水型又は水中油型の種類のいず
れかである。
【0084】それらは活性化合物を疎水性又は親水性相
のいずれかに溶解し、この相を適した乳化剤及び適宜、
他の助剤、例えば着色剤、吸収促進物質、防腐剤、酸化
防止剤、光安定剤及び増粘物質を用いて他の相の溶剤と
均一化することにより製造される。
【0085】以下を疎水性相(油)として挙げることが
できる:パラフィン油類、シリコン油類、天然植物油
類、例えばごま油、アーモンド油又はひまし油、合成ト
リグリセリド類、例えばカプリル/カプリン酸ビグリセ
リド、鎖長がC8-12の植物脂肪酸又は他の特別に選択さ
れた天然脂肪酸とのトリグリセリド混合物、ヒドロキシ
ル基も含む飽和もしくは不飽和脂肪酸の部分的グリセリ
ド混合物ならびにC8/C10脂肪酸のモノ−及びジグリ
セリド。
【0086】ステアリン酸エチル、アジピン酸ジ−n−
ブチルリル、ラウリン酸ヘキシル、ジプロピレングリコ
ールペラルゴネート、鎖長がC16-18の飽和脂肪族ア
ルコールとの中鎖長の分枝鎖状脂肪酸のエステル類、ミ
リスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、
鎖長がC12−C18の飽和脂肪族アルコールのカプリル/
カプリン酸エステル、ステアリン酸イソプロピル、オレ
イン酸オレイル、オレイン酸デシル、オレイン酸エチ
ル、乳酸エチル、ワックス状脂肪酸エステル類、例えば
フタル酸ジブチル、アジピン酸ジイソプロピル、後者及
び他の脂肪族アルコール類、例えばイソトリデシルアル
コール、2−オクチルドデカノール、セチルステアリル
アルコール又はオレイルアルコールに関連するエステル
混合物などの脂肪族エステル類。
【0087】例えばオレイン酸などの脂肪酸類、及びそ
れらの混合物。
【0088】以下を親水性相として挙げることができ
る:水、アルコール類、例えばプロピレングリコール、
グリセロール、ソルビトール及びそれらの混合物。
【0089】以下を乳化剤として挙げることができる:
非−イオン性界面活性剤、例えばポリエトキシル化ひま
し油、ポリエトキシル化ソルビタンモノオレート、ソル
ビタンモノステアレート、グリセリルモノステアレー
ト、ポリオキシエチルステアレート、アルキルフェノー
ルポリグリコールエーテル;両性界面活性剤、例えばN
−ラウリル−β−イミノジプロピオン酸ジナトリウム又
はレシチン;アニオン性界面活性剤、例えばラウリル硫
酸ナトリウム、脂肪族アルコールエーテルサルフェート
類及びモノ/ジアルキルポリグリコールエーテル オル
トリン酸エステルモノエタノールアミン塩;カチオン性
界面活性剤、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロ
リド。
【0090】以下を他の助剤として挙げることができ
る:粘度を向上させ、乳液を安定化する物質、例えばカ
ルボキシメチルセルロース、メチルセルロース及び他の
セルロースならびに澱粉誘導体、ポリアクリレート類、
アルギン酸塩類、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルビニルエー
テル/マレイン酸無水物コポリマー類、ポリエチレング
リコール類、ワックス類、コロイドシリカ又は上記の物
質の混合物。
【0091】懸濁液は経口的、経皮的に、又は注射とし
て投与することができる。それらは活性化合物を適宜、
湿潤剤、着色剤、吸収促進物質、防腐剤、酸化防止剤、
光安定剤などの他の助剤を添加して賦形液に懸濁するこ
とにより製造される。
【0092】挙げることができる賦形液はすべての均一
な溶剤及び溶剤混合物である。
【0093】挙げることができる湿潤剤(分散剤)は上
記で示した界面活性剤である。
【0094】挙げることができるさらに別の助剤は上記
で示した助剤である。
【0095】半−固体製剤は経口的又は経皮的に投与す
ることができる。それらはその高い粘度においてのみ上
記の懸濁液及び乳液と区別される。
【0096】固体の製造の場合、活性化合物を適宜、助
剤を添加して適した賦形剤と混合し、混合物を所望通り
に調製する。
【0097】挙げることができる賦形剤はすべての生理
学的に適合性の固体不活性物質である。無機及び有機物
質がこの目的に適している。無機物質は、例えば食塩、
炭酸塩類、例えば炭酸カルシウム、水素炭酸塩類、酸化
アルミニウム類、ケイ酸類、クレー類、沈降又はコロイ
ドシリカ、リン酸塩類である。
【0098】有機物質は例えば糖、セルロース、食品及
び動物飼料、例えば粉末ミルク、動物粉、穀物粉、粗い
穀物粉及び澱粉である。
【0099】助剤はすでに上記で挙げた防腐剤、酸化防
止剤及び着色剤である。
【0100】他の適した助剤は滑沢剤及び滑り剤、例え
ばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、
ベントナイト、崩壊促進物質、例えば澱粉又は架橋ポリ
ビニルピロリドン、結合剤、例えば澱粉、ゼラチン又は
直鎖状ポリビニルピロリドン、ならびに乾燥結合剤、例
えば微結晶セルロースである。
【0101】活性化合物は製剤中で相乗剤又は他の活性
化合物との混合物として存在することもできる。
【0102】調製済み製剤は10ppm〜20重量%、
好ましくは0.1〜10重量%の濃度で活性化合物を含
む。
【0103】使用前に希釈される製剤は0.5〜90重
量%、好ましくは1〜50重量%の濃度で活性化合物を
含む。
【0104】一般に有効な結果を得るために1日当たり
体重1kgにつき約0.5〜約50mg、好ましくは1
〜20mgの活性化合物を投与するのが有利であること
が証明された。
【0105】活性化合物は動物の飼料又は飲料水と一緒
に投与することもできる。
【0106】飼料及び栄養分は適した食用材料と組み合
わせて0.01〜100ppm、好ましくは0.5〜5
0ppmの活性化合物を含む。
【0107】この種の飼料及び栄養分は治療目的又は予
防目的の両方に用いることができる。
【0108】この種の飼料又は栄養分は、食用有機又は
無機賦形剤との混合物として0.5〜30%、好ましく
は1〜20重量%の活性化合物を含む濃厚物又は予備混
合物を従来の飼料と混合することにより製造される。食
用賦形剤の例は好ましくは少量の食用防塵油(anti
−dust oil)、例えばとうもろこし油又は大豆
油を含むとうもろこし粉又はとうもろこしと大豆の粉又
は無機塩である。得られる予備混合物は、次いでそれを
動物に供給する前に完全飼料に加えることができる。
【0109】本発明の化合物の最小阻止濃度(MIC)
をIso−Sensitest寒天(Oxoid)上に
おける系列希釈法により決定した。各試験物質につき、
それぞれの場合に2倍希釈して濃度を減少させた活性化
合物を含む1系列の寒天プレートを調製した。寒天プレ
ートに多点接種器(Denley)を用いて接種した。
接種は、あらかじめ各接種点が約104のコロニー形成
粒子を含むように希釈された病原菌の終夜培養物を用い
て行った。接種された寒点プレートを37℃でインキュ
ベートし、約20時間後に微生物成長を読み取った。M
IC値(μg/ml)は裸眼で成長が検出されない最低
の活性化合物濃度を示す。
【0110】いくつかの本発明の化合物のMIC値を下
表に示す。
【0111】
【表13】
【0112】
【実施例】活性化合物の製造 実施例1
【0113】
【化12】
【0114】7−フルオロ−8−(1R,6S)−2−
オキサ−5,8−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナン
−8−イル)−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイ
ミノ)メタノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリ
ン−4−カルボン酸 150mg(0.0465ミリモル)の7,8−ジフル
オロ−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メ
タノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]−キノリン−4
−カルボン酸を3mlのジメチルスルホキシド中の11
9mg(0.93ミリモル)の(1R,6S)−2−オ
キサ−5,8−ジアザビシクロ−[4.3.0]ノナン
と共にアルゴン下で120〜130℃に3時間加熱す
る。混合物を高真空下で濃縮し、残留物をエタノールか
ら再結晶して乾燥する。
【0115】収量:149mg(理論値の74%) 融点:>300℃実施例2
【0116】
【化13】
【0117】8−(1S,6S)−2,8−ジアザビシ
クロ[4.3.0]ノナン−8−イル)−7−フルオロ
−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メタ
ノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カ
ルボン酸 実施例1と同様にして、(1S,6S)−2,8−ジア
ザビシクロ[4.3.0]ノナンとの反応において標題
化合物を得る。
【0118】融点:286℃(分解を伴う)実施例3
【0119】
【化14】
【0120】7−フルオロ−8−(2−メチルアミノ−
8−アザビシクロ[4.3.0]−3−ノネン−8−イ
ル)−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メ
タノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−
カルボン酸 実施例1と同様にして2−メチル−アミノ−8−アザビ
シクロ[4.3.0]−3−ノネンとの反応において標
題化合物を得る。
【0121】融点:228℃(分解を伴う)実施例4
【0122】
【化15】
【0123】8−(2−アミノ−8−アザビシクロ
[4.3.0]−3−ノネン−8−イル)−7−フルオ
ロ−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メタ
ノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カ
ルボン酸 実施例1と同様にして2−アミノ−8−アザビシクロ
[4.3.0]−3−ノネンとの反応において標題化合
物を得る。
【0124】融点:>300℃実施例5
【0125】
【化16】
【0126】8−(2−アミノ−5−メチル−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]−3−ノネン−8−イル)−7
−フルオロ−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミ
ノ)メタノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン
−4−カルボン酸 実施例1と同様にして2−アミノ−5−メチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]−3−ノネンとの反応におい
て標題化合物を得る。
【0127】融点:>300℃実施例6
【0128】
【化17】
【0129】7−フルオロ−8−(2−ヒドロキシメチ
ル−8−アザビシクロ[4.3.0]−3−ノネン−8
−イル)−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミ
ノ)メタノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン
−4−カルボン酸 実施例1と同様にして2−ヒドロキシメチル−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]−3−ノネンとの反応において
標題化合物を得る。
【0130】融点:>300℃実施例7
【0131】
【化18】
【0132】7−フルオロ−8−(2−メチルアミノメ
チル−8−アザビシクロ[4.3.0]−3−ノネン−
8−イル)−5−オキソ−9,1−[N−メチルイミ
ノ)メタノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン
−4−カルボン酸 実施例1と同様にして2−メチルアミノメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]−3−ノネンとの反応におい
て標題化合物を得る。
【0133】融点:210〜220℃(分解を伴う)実施例8
【0134】
【化19】
【0135】7−フルオロ−8−(2−ヒドロキシ−8
−アザビシクロ[4.3.0]−3−ノネン−8−イ
ル)−5−オキソ−9,1−[N−メチルイミノ)メタ
ノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カ
ルボン酸 150mg(0.465ミリモル)の7,8−ジフルオ
ロ−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メタ
ノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カ
ルボン酸を3mlのDMSO中の130mg(0.93
ミリモル)の2−ヒドロキシ−8−アザビシクロ[4.
3.0]−3−ノネンと共にアルゴン下で130℃に9
時間加熱する。混合物を高真空下で濃縮し、残留物をエ
タノールから再結晶し、乾燥する。
【0136】収量:118mg(理論値の57%) 融点:210〜240℃(分解を伴う)実施例9
【0137】
【化20】
【0138】7−フルオロ−8−((1SR,2RS,
6RS)−2−メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]−4−ノネン−8−イル)−5−オキソ−9,
1−[(N−メチルイミノ)メタノ]−5H−チアゾロ
[3,2−a]キノリン−4−カルボン酸 80mg(0.248ミリモル)の7,8−ジフルオロ
−5−オキソ−9,1−[(N−メチルイミノ)メタ
ノ]−5H−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カ
ルボン酸を3mlのDMSO中の57mg(0.375
ミリモル)の(1SR,2RS,6RS)−2−メチル
アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン
と共にアルゴン下で120℃に8時間加熱する。混合物
を高真空下で濃縮し、残留物をエタノールから再結晶
し、乾燥する。
【0139】収量:93mg(理論値の85%) 融点:281℃実施例10
【0140】
【化21】
【0141】8−((1SR,2RS,6RS)−2−
アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネン
−8−イル)−7−フルオロ−5−オキソ−9,1−
[(N−メチルイミノ)メタノ]−5H−チアゾロ
[3,2−a]キノリン−4−カルボン酸 実施例9と同様にして(1SR,2RS,6RS)−2
−アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]−4−ノネ
ンとの反応において標題化合物を得る。
【0142】融点:270〜274℃ 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0143】1.一般式(I)
【0144】
【化22】
【0145】[式中、R1は水素、場合によりヒドロキ
シル−、メトキシ−、アミノ−、メチルアミノ−又はジ
メチルアミノ−置換されていてもよい炭素数が1〜4の
アルキル、あるいは(5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソール−4−イル)−メチルを示し、Xは直鎖
状もしくは分枝鎖状C1−C3−アルキル又はシクロプロ
ピルを示し、Zは構造
【0146】
【化23】
【0147】の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキ
シル、−NR78、ヒドロキシメチル、−CH2−NR7
8、カルボキシル、メトキシカルボニル又はエトキシ
カルボニルを示し、ここでR7は水素、場合によりヒド
ロキシル−置換されていてもよいC1−C3−アルキル、
アルコキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニ
ル又はC1−C3−アシルを示し、R8は水素又はメチル
を示し、R5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3
−アルキル又はシクロプロピルを示し、R6は水素又は
メチルを示し、R3は水素又はメチルを示し、R2は水
素、メチル又は構造−CH=CH−COOR2’、−C
2−CH2−COOR2’、−CH2−CO−CH3、−
CH2−CH2−CNの基を示し、R2’はメチル又はエ
チルを示し、Bは−CH2−、O又は直接結合を示す]
の、それらのラセミ体又はエナンチオマー的純粋化合物
の形態における、及びそれらの製薬学的に有用な水和物
及び酸付加塩の形態における、ならびにそれらのアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、銀又はグアニジニウム塩の
形態における1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キノ
リン誘導体。
【0148】2.式(II)
【0149】
【化24】
【0150】[式中、R1は水素、場合によりヒドロキ
シル−、メトキシ−、アミノ−、メチルアミノ−又はジ
メチルアミノ−置換されていてもよい炭素数が1〜4の
アルキル、あるいは(5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソール−4−イル)−メチルを示し、Xは直鎖
状もしくは分枝鎖状C1−C3−アルキル又はシクロプロ
ピルを示し、Yはフッ素又は塩素を示す]の化合物を式
(III) Z−H (III) [式中、Zは構造
【0151】
【化25】
【0152】の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキ
シル、−NR78、ヒドロキシメチル、−CH2−NR7
8、カルボキシル、メトキシカルボニル又はエトキシ
カルボニルを示し、ここでR7は水素、場合によりヒド
ロキシル−置換されていてもよいC1−C3−アルキル、
アルコキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニ
ル又はC1−C3−アシルを示し、R8は水素又はメチル
を示し、R5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3
−アルキル又はシクロプロピルを示し、R6は水素又は
メチルを示し、R3は水素又はメチルを示し、R2は水
素、メチル又は構造−CH=CH−COOR2’、−C
2−CH2−COOR2’、−CH2−CO−CH3、−
CH2−CH2−CNの基を示し、R2’はメチル又はエ
チルを示し、Bは−CH2−、O又は直接結合を示す]
の化合物と、必要なら酸掃去剤の存在中で反応させるこ
とを特徴とする上記1項に記載の1,9−架橋チアゾロ
[3,2−a]キノリン誘導体
【0153】
【化26】
【0154】[式中、R1、X及びZは上記と同義であ
る]の製造法。
【0155】3.R1が水素、場合によりヒドロキシル
−、メトキシ−、アミノ−、メチルアミノ−又はジメチ
ルアミノ−置換されていてもよい炭素数が1〜4のアル
キルあるいは(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオ
キソール−4−イル)−メチルを示し、Xがメチル、エ
チル又はシクロプロピルを示し、Zが構造
【0156】
【化27】
【0157】の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキ
シル、−NR78、ヒドロキシルメチル、−CH2−N
78を示し、ここでR7は水素、場合によりヒドロキ
シル−置換されていてもよいC1−C2−アルキル、アル
コキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニル又
はC1−C3−アシルを示し、R8は水素又はメチルを示
し、R5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3−ア
ルキル又はシクロプロピルを示し、R6は水素又はメチ
ルを示し、R3は水素を示し、R2は水素又はメチルを示
し、Bは−CH2−、O又は直接結合を示す上記1項に
記載の式(I)の1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]
キノリン誘導体ならびにそれらの製薬学的に有用な水和
物及び酸付加塩、ならびにそれらが基づいているカルボ
ン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属、銀及びグアニ
ジニウム塩。
【0158】4.R1が水素、メチル又はエチルを示
し、Xがメチル又はエチルを示し、Zが構造
【0159】
【化28】
【0160】の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキ
シル、−NR78、ヒドロキシルメチル、−CH2−N
78を示し、ここでR7は水素、メチル、アルコキシ
部分の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニル又はC1
−C3−アシルを示し、R8は水素又はメチルを示し、R
5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3−アルキル
又はシクロプロピルを示し、R6は水素又はメチルを示
し、R3は水素を示し、R2は水素又はメチルを示し、B
は−CH2−、O又は直接結合を示す上記1項に記載の
式(I)の1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キノリ
ン誘導体、ならびにそれらの製薬学的に有用な水和物及
び酸付加塩、ならびにそれらが基づいているカルボン酸
のアルカリ金属、アルカリ土類金属、銀及びグアニジニ
ウム塩。
【0161】5.上記1項に記載の式(I)の1,9−
架橋チアゾロ[3,2−a]キノリン誘導体を含む医薬
品。
【0162】6.医薬品の製造のための上記1項に記載
の式(I)の1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キノ
リン誘導体の利用。
【0163】7.殺バクテリア性組成物における上記1
項に記載の式(I)の1,9−架橋チアゾロ[3,2−
a]キノリン誘導体の利用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス・ヒムラー ドイツ51519オーデンタール・シエーネア ウスジヒト1ベー (72)発明者 ブルクハルト・ミールケ ドイツ51375レーフエルクーゼン・ハイス ターバツハシユトラーセ4 (72)発明者 クラウス・デイーター・ブレム ドイツ45661レクリングハウゼン・エベル ハルトシユトラーセ20 (72)発明者 ライナー・エンダーマン ドイツ42113ブツペルタール・インデンビ ルケン152アー (72)発明者 フランツ・ピロ ドイツ40764ランゲンフエルト・ツアシユ レンクヘツケ5 (72)発明者 ミヒヤエル・シユテゲマン ドイツ51381レーフエルクーゼン・グルン ダーミユーレンベーク29 (72)発明者 ハインツ−ゲオルク・ベツシユタイン ドイツ51377レーフエルクーゼン・シユラ イアーマツハーシユトラーセ13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1は水素、場合によりヒドロキシル−、メト
    キシ−、アミノ−、メチルアミノ−又はジメチルアミノ
    −置換されていてもよい炭素数が1〜4のアルキル、あ
    るいは(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソー
    ル−4−イル)−メチルを示し、Xは直鎖状もしくは分
    枝鎖状C1−C3−アルキル又はシクロプロピルを示し、
    Zは構造 【化2】 の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキシル、−NR7
    8、ヒドロキシメチル、−CH2−NR78、カルボキ
    シル、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルを示
    し、ここでR7は水素、場合によりヒドロキシル−置換
    されていてもよいC1−C3−アルキル、アルコキシ部分
    の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニル又はC1−C3
    −アシルを示し、 R8は水素又はメチルを示し、 R5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3−アルキ
    ル又はシクロプロピルを示し、 R6は水素又はメチルを示し、 R3は水素又はメチルを示し、 R2は水素、メチル又は構造−CH=CH−COO
    2’、−CH2−CH2−COOR2’、−CH2−CO
    −CH3、−CH2−CH2−CNの基を示し、 R2’はメチル又はエチルを示し、 Bは−CH2−、O又は直接結合を示す]の、それらの
    ラセミ体又はエナンチオマー的純粋化合物の形態におけ
    る、及びそれらの製薬学的に有用な水和物及び酸付加塩
    の形態における、ならびにそれらのアルカリ金属、アル
    カリ土類金属、銀又はグアニジニウム塩の形態における
    1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キノリン誘導体。
  2. 【請求項2】 式(II) 【化3】 [式中、R1は水素、場合によりヒドロキシル−、メト
    キシ−、アミノ−、メチルアミノ−又はジメチルアミノ
    −置換されていてもよい炭素数が1〜4のアルキル、あ
    るいは(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソー
    ル−4−イル)−メチルを示し、Xは直鎖状もしくは分
    枝鎖状C1−C3−アルキル又はシクロプロピルを示し、
    Yはフッ素又は塩素を示す]の化合物を式(III) Z−H (III) [式中、Zは構造 【化4】 の基を示し、ここでR4は水素、ヒドロキシル、−NR7
    8、ヒドロキシメチル、−CH2−NR78、カルボキ
    シル、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルを示
    し、ここでR7は水素、場合によりヒドロキシル−置換
    されていてもよいC1−C3−アルキル、アルコキシ部分
    の炭素数が1〜4のアルコキシカルボニル又はC1−C3
    −アシルを示し、 R8は水素又はメチルを示し、 R5は水素、直鎖状もしくは分枝鎖状C1−C3−アルキ
    ル又はシクロプロピルを示し、 R6は水素又はメチルを示し、 R3は水素又はメチルを示し、 R2は水素、メチル又は構造−CH=CH−COO
    2’、−CH2−CH2−COOR2’、−CH2−CO
    −CH3、−CH2−CH2−CNの基を示し、 R2’はメチル又はエチルを示し、 Bは−CH2−、O又は直接結合を示す]の化合物と、
    必要なら酸掃去剤の存在中で反応させることを特徴とす
    る請求項1に記載の1,9−架橋チアゾロ[3,2−
    a]キノリン誘導体 【化5】 [式中、R1、X及びZは上記と同義である]の製造
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の式(I)の1,9−架
    橋チアゾロ[3,2−a]キノリン誘導体を含む医薬
    品。
  4. 【請求項4】 医薬品の製造のための請求項1に記載の
    式(I)の1,9−架橋チアゾロ[3,2−a]キノリ
    ン誘導体の利用。
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