JPH0840081A - 断輻射熱乗用車用カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】乗用車の社内が日光の輻射熱で高温になること
を防止する断輻射熱自動車カバーを提供する。 【構成】表面はアルミ蒸着クロス又は同等の輻射熱の反
射効率が良く耐候性の良いシート材とする。裏面はソフ
トで耐久性のある布類とする。表面と裏面の中間に強度
部材としての布、或いは断熱効果を高める断熱クロスを
挟み込んだことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、特に夏期に輻射熱に
より乗用車の室内温度が高温となること、ハンドルやチ
ェンジレバーが過熱することを防止することを目的とし
た乗用車のカバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、防塵カバーあるいは防熱シー
トとして次のようなものが有る。 （ア）通常の防塵を目的とし、乗用車全体を覆うカバ
ー。 （イ）乗用車の室内の窓際に立てておく折りたたみ式の
防熱シート。 （ウ）乗用車の窓の内側に吸盤で取り付ける防熱シー
ト。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらは次のような欠
点があった。 （ア）防塵目的のカバーは断輻射熱の効果があまり無
い。 （イ）乗用車全体を覆うように作られているためカバー
の脱着が面倒。 （ウ）カバーを外した時、この量（体積）が大きく収納
スペースが大きくなる。 （エ）室内設置のシートはハンドル等が過熱するのは防
止できるが室内温度が高温となることに対する防止効果
はほとんど無い。

【０００４】

【課題を解決するための手段】断輻射熱を主たる目的と
するため、断輻射熱効率と耐候性の良い（例えばアルミ
蒸着クロス）シートを材料とし、乗用車の窓から上部の
みを覆うように製作することを特徴とした乗用車カバー
である。

【０００５】

【作用】断輻射熱効率の良いシートを材料として乗用車
の窓から上部のサイズに合わせて製作したカバーで乗用
車を覆う。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例を説明する。 （イ）表面はアルミ蒸着クロス又は同等の輻射熱の反射
効率が良く耐候性の良いシート材とする。裏面はソフト
で耐久性のある布類とする。表面と裏面の中間に強度部
材としての布、或いは断熱効果を高める断熱クロスを挟
み込むことも考えられる。これらを重ね合わせシート状
にキルティング加工又は接着加工した複合シートとす
る。 （ロ）この複合シートを乗用車・トラックの運転席・バ
ス等の窓から上部の形状に合わせた形状に加工する。 （ハ）ドアー部分はドアー形状に合わせて切断しファス
ナー式で開閉可能とする。 （ニ）バックミラー部分はマジックバンド式としバック
ミラーにシートを固定できるようにする。 （ホ）シートの下部の周囲には磁性を持ったゴムバーを
埋め込みこれでシートを車に固定する。 本発明は、以上の構成よりなりたっている。本発明品を
使用する時はこのシートを乗用車の上部に覆う。

【０００７】

【発明の効果】このことにより乗用車の内部が日光の輻
射熱で高温になることを防止することができる。又乗用
車全体を覆う従来のカバーに較べコンパクトなため取扱
いが容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の使用状態を示す斜視図

【符号の説明】

１ キルティング又は接着加工した複合シート ２ ドアー部開閉用ファスナー。 ３ バックミラー部固定用マジックテープ。 ４ 固定用磁性ゴム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】輻射熱の反射効率の良い防熱シートを使用
   し、乗用車の窓から上部のみを覆うための前面部
   （ａ）、後面部（ｂ）、右側面部（ｃ）、左側面部
   （ｄ）、上部（ｅ）を構成したことを特徴とする断輻射
   熱乗用車用カバー。