JPH0839538A - 掘削カッター - Google Patents

掘削カッター

Info

Publication number
JPH0839538A
JPH0839538A JP19584794A JP19584794A JPH0839538A JP H0839538 A JPH0839538 A JP H0839538A JP 19584794 A JP19584794 A JP 19584794A JP 19584794 A JP19584794 A JP 19584794A JP H0839538 A JPH0839538 A JP H0839538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excavation
rod
cutter
shaped
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19584794A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Ito
勝浩 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Tungaloy Co Ltd filed Critical Toshiba Tungaloy Co Ltd
Priority to JP19584794A priority Critical patent/JPH0839538A/ja
Publication of JPH0839538A publication Critical patent/JPH0839538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Road Repair (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスファルト路面などの掘削において、棒状
チップの自生刃作用により、掘削能率及び寿命をを向上
させる。 【構成】 掘削カッタ−1は、銅系合金のカッタ−本体
3及びこのカッタ−本体3の掘削外周面4に埋め込まれ
る硬質材料からなる棒状チップ5によって構成される。
棒状チップは、超硬合金、サ−メット、セラミックスか
らなり、0.2〜55mm2の横断面積を有する円柱、
多角柱が適用される。カッタ−本体3に埋め込む場合に
は、掘削外周面における見掛上の回転面幅面積に対し
て、3〜35%の範囲内で埋め込み面積が設定される。
掘削は、乾式の高速回転で行われるため、汚水の発生が
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円板状の掘削カッタ−
に関し、特に、アスファルト路面、石材、コンクリ−ト
などの掘削に好適するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の掘削カッタ−としては、
鋼材などからなるマトリックス中にダイヤモンド粒を固
結したものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た掘削カッタ−は、掘削中にマトリックスの損耗によっ
てダイヤモンド粒が剥離していくため、短寿命となる問
題点があった。また、ダイヤモンド粒は、高温に弱いこ
とから、掘削時には、水冷する必要性があり、このため
汚水による環境問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みなされたもので、多数個からなる硬質材料の棒状チッ
プを埋め込んだ円板状のカッタ−本体は、銅系合金から
構成されるものである。そして、硬質棒状チップは、そ
の横断面積が0.2〜55mm2で、前記掘削外周面に
おける回転面幅面積に対する横断面積の埋め込み比率が
3〜35%の範囲に設定されているものである。
【0005】
【作用】本発明の掘削カッタ−は、掘削にあたっては、
銅系合金からなるカッタ−本体の掘削外周面が摩耗し
て、硬質材料からなる棒状チップの自生刃作用が行なわ
れるものである。
【0006】すなわち、カッタ−本体が摩耗して、硬質
材料からなる棒状チップの突出し量が大きくなれば、掘
削抵抗により折損するため、常時鋭利な刃面が自生され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明掘削カッタ−の一実施例につい
て、図を参照しながら説明する。
【0008】図1及び図2において、1は、円板状をな
す掘削カッタ−であり、中心取付け穴2を備えたカッタ
−本体3は、銅系合金例えば高力黄銅からなるものであ
る。そして、このカッタ本体3の掘削外周面4には、一
部を突出させた硬質材料からなる棒状チップ5が埋め込
まれている。この場合、棒状チップ5は、超硬合金、サ
−メット又はセラミックスからなる円柱状、多角柱状を
呈しており、図3(a)(b)(c)で明示されている
ように、カッタ−本体3から約0.2〜2mm突出し
て、その突き出し部分で鋭利な刃面を構成する。図示の
場合、カッタ−本体3は、その外径がφ120mm、中
央円周面4a及び両側の傾斜側面4b,4cからなる掘
削外周面4における見掛上の回転面幅Wが9mmであ
り、一方、棒状チップ5は、合計72個が埋め込まれて
いるものである。そして、棒状チップ5は、基本的には
2mm×2mm×8mmの4角柱状を呈している。基本
的としたのは、最外周の棒状チップ5については、図4
で明示されているように、カッタ−本体3の側面に合わ
せて同一面となるようにカットされているからである。
【0009】このようにして構成された前記カッタ−本
体3は、掘削に伴って掘削外周面が摩耗して、棒状チッ
プ5の突き出し量が大きくなるが、アスファルト路面、
石材などの被削材の抵抗によって折損する自生刃作用に
より常時掘削性を維持する。なお、カッタ−本体3が鉄
系材料で形成された場合には、摩耗が少なく、突き出だ
しが良くない。また、この突き出し部分の初期形状につ
いては、自生刃作用を引き起こしやすいように、平面よ
りは先を細くしたり、面取りをしたりする方がよい。
【0010】そして、前記棒状チップ5は、一般的に
は、埋め込み部分の横断面積が0.2〜55mm2で、
前記掘削外周面の見掛上の回転幅面積に対する埋め込み
比率が3〜35%好ましくは6〜20%の範囲に設定さ
れるものである。これは、棒状チップ5が0.2mm2
よりも小さいとチップ強度が弱くなって掘削が不具合に
なるからであり、55mm2を越えるとチップ強度が大
きくなって自生刃作用が行なわれ難くなるためである。
また、埋め込み比率が3%未満であると、棒状チップ5
が少なくなって、掘削能率を悪くし、35%を越えると
自生刃作用が不具合になるからである。なお、図1及び
図2の場合では、棒状チップ5の回転面幅面積に対する
埋め込み比率は、図4で示されるようなカット分を含め
ると約8.3%になっているものである。
【0011】また、図5及び図6では、カッタ−本体3
の掘削外周面4の傾斜側面4b,4cが形状的に異なっ
ているものであり、φ120mmを有するカッタ−本体
3には、合計120個の棒状チップ5が埋め込まれてい
る。そして、カッタ−本体3の掘削外周面4における見
掛上の回転面幅Wは、20mmに設定されている。した
がって、棒状チップ5の見掛上の埋め込み比率は、2m
mの4角柱であれば6.4%、φ4mmの丸棒であれば
20.0%、φ5mmの丸棒であれば31.3%に設定
される。なお、図示の場合、板状チップは、埋込み部分
を円柱状とし、突き出し部分を4角柱状に形成している
ものである。また、本実施例では、棒状チップ5の埋め
込み方向がカッター本体3の径方向になっているが、例
えば傾斜側面4b,4cに直交する方向でもよい。
【0012】さらに、図7は、棒状チップ5の一辺の長
さ、横断面積と埋め込み比率との関係を示したものであ
り、4角柱状の棒状チップ5を適用した場合が例示され
ている。なお、これらの横断面積は、円柱の場合には、
約φ5〜φ8.4mm、正4角柱の場合は、その一辺が
約0.45〜7.4mmである。また、図8は、掘進速
度と埋め込み比率の関係を示したものである。図7で
は、φ3mmの棒状チップを適用し、アスファルト路面
を12mm幅×15mm深さで水冷なしの乾式で掘削し
たものである。この結果、埋め込み比率は3〜35%の
範囲が好適であった。そして、掘削カッタ−1の回転速
度は、40m/分以上、好ましくは80m/分以上、ま
た、被削材の中に鉄鋼材料が含まれているときには、1
00m/分以上が望ましいことが判った。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、掘削カ
ッタ−1は、カッタ−本体3の摩耗及び棒状チップ5の
自生刃作用によって掘削が行われることから、高能率な
掘削が行われるものである。また、高速回転による乾式
掘削であるため、水冷による汚水の発生がなく環境上好
ましいという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明掘削カッタ−の一実施例を示す概念的な
正面図、
【図2】側面図、
【図3】棒状チップの埋め込み状態の要部を示す図で、
(a)〜(c)はいずれも一部拡大断面図、
【図4】一部をカットした棒状チップの埋め込み状態を
示す説明図、
【図5】本発明掘削カッタ−の他の実施例を示す概念的
な一部を切欠した正面図、
【図6】側面図、
【図7】棒状チップを4角柱としたときに、その一辺の
長さ、横断面積と埋め込み比率との関係を示した特性
図、
【図8】掘削カッタ−の掘進速度と埋め込み比率の関係
を示した特性図。
【符号の説明】
1 掘削カッタ− 3 カッタ−本体 4 掘削外周面 5 棒状チップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状をなすカッタ−本体3の掘削外周
    面4には、多数個からなる硬質材料の棒状チップ5が一
    部突出するように埋め込まれている掘削カッタ−におい
    て、 前記カッタ−本体3は、銅系合金からなり、 前記棒状チップ5は、その横断面積が0.2〜55mm
    2で、前記掘削外周面4の見掛上の回転面幅面積に対す
    る横断面積の埋め込み比率が3〜35%の範囲に設定さ
    れていることを特徴とする掘削カッタ−。
JP19584794A 1994-07-28 1994-07-28 掘削カッター Pending JPH0839538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19584794A JPH0839538A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 掘削カッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19584794A JPH0839538A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 掘削カッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0839538A true JPH0839538A (ja) 1996-02-13

Family

ID=16348005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19584794A Pending JPH0839538A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 掘削カッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0839538A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021504615A (ja) * 2017-11-27 2021-02-15 ダイナテック システムズ,インコーポレイテッド 材料除去製造品、アセンブリ、および組み立ての方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021504615A (ja) * 2017-11-27 2021-02-15 ダイナテック システムズ,インコーポレイテッド 材料除去製造品、アセンブリ、および組み立ての方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2408970C (en) Cutting tool and method of using same
KR101037881B1 (ko) 재료 편향 레지를 갖는 회전 절삭 비트
US6341823B1 (en) Rotatable cutting tool with notched radial fins
CA2005095C (en) Bit assembly utilizing carbide insert
AU2011201710B2 (en) Core drill bit with extended matrix height
US6709065B2 (en) Rotary cutting bit with material-deflecting ledge
CN101883911B (zh) 具有烧结的碳化钨刀片和环的破碎或挖掘工具、包括这种工具的材料去除机及制造这种工具的方法
KR100329309B1 (ko) 연마절삭공구및연마절삭방법
US5647448A (en) Drill bit having a plurality of teeth
US6250295B1 (en) Tool
EP0985505A3 (en) Outer-Diameter blade, inner-diameter blade, core drill and processing machines using same ones
HUT76497A (en) Abrasive tool
KR20080069584A (ko) 후방으로 테이퍼진 몸체를 구비한 회전가능한 절삭공구
EP0291314A2 (en) Cutting structure and rotary drill bit comprising such a structure
US20020063467A1 (en) Conical bit penetrator pocket protector for earth displacement equipment
WO2011037799A1 (en) Rotatable cutting tool with hard cutting member
JPH0839538A (ja) 掘削カッター
US2306683A (en) Cutting edge
JPH08333978A (ja) カッタービット
JPH0788011B2 (ja) 穴開け用ビット
AU2001258042B2 (en) Cutting tool and method of using same
JP2002054390A (ja) 掘削機用カッタビット
JPH07550Y2 (ja) 両方向切削ビット
JPH04202994A (ja) 岩石の切削用チツプ及び切削方法
AU2001258042A1 (en) Cutting tool and method of using same

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040223