JPH083944B2 - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH083944B2
JPH083944B2 JP14510386A JP14510386A JPH083944B2 JP H083944 B2 JPH083944 B2 JP H083944B2 JP 14510386 A JP14510386 A JP 14510386A JP 14510386 A JP14510386 A JP 14510386A JP H083944 B2 JPH083944 B2 JP H083944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、データを記録再生する記憶領域が複数セク
タより成るトラック構造の情報記録媒体に関するもので
ある。
従来の技術 従来の情報記録媒体では、再生専用の記録媒体と、記
録再生可能な記録媒体が存在する。
前者の再生専用型情報記録媒体は、ディスク状のプラ
スチック基材に凸凹のピットの形でデータを記録した再
生専用光ディスク(以下、R/Oディスクと称す)であ
り、そのデータの再生はレーザ光を照射して行なう。こ
の再生専用型情報記録媒体へのユーザ利用時の記録は不
可能で、別の手段で予め記録することが必要である。R/
Oディスクは、その大容量性とランダムアクセス可能な
性質および大量複製が容易で低価格である点から、ワー
ドプロセッサ用辞書やフォントパターンを記録するディ
スク、あるいは、プログラムやマニュアル類を蓄えるデ
ィスクとしての利用が考案されている。
一方、後者の記録再生型情報記録媒体は、記録可能な
光ディスク(以下、W可能ディスクと称す)であり、そ
の記録再生はレーザ光を照射して行なう。W可能ディス
クも、R/Oディスクと同様、大容量性とランダムアクセ
ス可能な性質を有し、R/Oディスクでは不可能なデータ
の記録も可能であるから、ハードディスクやフロッピー
ディスクと同様、計算機の補助記憶としての利用が考え
られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のR/Oディスクは、再生専用であっ
て、かつ専用の工場で製造されるから、R/Oディスクで
供給された各種データの変更,追加をユーザが行なうこ
とは不可能である。また、計算機の対象とするデータ
は、変更の頻度が高く、その度にR/Oディスクを購入す
るのはユーザにとって負担であり、さらに、R/Oディス
ク供給側も変更の度にR/Oディスクを作成しなければな
らない。したがって、R/Oディスクは固定的かつ定常的
なデータしか扱えないため、特に計算機での使用が制限
されるという問題点を有していた。
一方、上記のW可能ディスクは、上述のR/Oディスク
のような記録ができないという問題点はないが、同一内
容の記録媒体を大量に複製する場合には多大な時間を要
するという問題点を有していた。
本発明はかかる点に鑑み、複製作成されたR/Oディス
クに対し一部ユーザがデータを変更,追加できるような
構造を持つ情報記録媒体を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、セクタ識別部と再生専用データ部と記録可
能データ部とを有する再生専用/記録可能領域混在型セ
クタと、セクタ識別部と記録可能データ部とを有する記
録可能領域単一型セクタから成る記憶媒体、または、前
記再生専用/記録可能領域混在型セクタだけから成る記
憶媒体で、前記セクタ識別部にセクタアドレス情報およ
び前記再生専用/記録可能領域混在型セクタか前記記録
可能領域単一型セクタかの識別を行なうセクタ識別フラ
グを有する情報記録媒体である。
作用 本発明は前記した構造を持つことにより、セクタ識別
部のセクタ識別フラグをもとに、セクタの種別が再生専
用/記録可能領域混在型セクタならば、指定されたアド
レスを有するセクタの再生専用データ部の再生および記
録可能データ部の記録再生を行ない、記録可能領域単一
型セクタならば、指定されたアドレスを有するセクタの
記録可能データ部の記録再生を行なうような情報記録再
生装置を用いて、複製作成されたR/Oディスクに対し一
部ユーザがデータを変更,追加できる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の光ディスクを示し、第
1図aは光ディスクの平面図、第1図bは光ディスクの
セクタS1部の部分拡大図、第1図cは光ディスクのセク
タS11部の部分拡大図、第1図dは第1図b,cのA−
A′,B−B′の断面図、第1図eは第1図b,cのC−
C′の断面図である。第1図において、20は光ディス
ク、21はディスクモータに光ディスクを装着するための
センタ穴、S1,S2,……,Sn,S11,S12,……,S1nはセクタ、
ID1,ID2,……,IDn,ID11,ID12,……,ID1nはそれぞれセク
タS1,S2,……,Sn,S11,S12,……,S1nのアドレス情報およ
びセクタ識別フラグを記録したセクタ識別部、22は再生
専用データ部、23は記録可能データ部、24はポリカーボ
ネート樹脂などのディスク基材、25はディスク基材24に
溝状に形成したトラック、25aは再生専用データ領域、2
5bは記録可能データ領域、26はレーザ光で信号が書き込
まれる光感応性記録部材、27は光感応性記録部材26を保
護するための保護層である。セクタS1,S2,……,Snは、
前記再生専用/記録可能領域混在型セクタ、セクタS11,
S12,……,S1nは、記録可能領域単一型セクタである。こ
こで、前記再生専用/記録可能領域混在型セクタと記録
可能領域単一型セクタは、それぞれ隣接している必要は
なく、また、それぞれが同一トラック上にある必要もな
い。
光ディスク20は、アドレス情報およびセクタ識別フラ
グから成るセクタ識別部IDと再生専用データ部22および
記録可能データ部23から成るデータ部から構成された複
数のセクタSに分割された溝状のトラック25がディスク
基材24に形成され、その上に光感応性記録部材26が光デ
ィスク全面に渡って一様に蒸着されている。
再生専用データ部22およびセクタ識別部IDにおいて、
光感応性記録部材26は弱い強度の読み取りレーザ光を反
射する反射膜として働く。
記録可能データ部23の光感応性記録部材26は、強い強
度の記録レーザ光の照射によって反射率変化や穴形成の
形で信号が記録される。光感応性記録部材26が光磁気材
料の場合は、記録信号は磁区を反転し、ファラディ効果
による反射光の偏光波面の回転で読み出せる。記録につ
いては、追記型記録,消去可能型記録の両方共可能であ
る。
以上のように本実施例の光ディスクによれば、再生専
用データ部22と記録可能データ部23とに同一の光感応性
記録部材26を形成することにより、再生専用領域と記録
可能領域を1セクタ内にもつ光ディスクの製造を容易に
する。
第2図は、前記実施例における光ディスクのセクタ識
別部IDのセクタ識別フラグFLGの説明図である。第2図
aは、再生専用/記録可能領域混在型セクタのセクタフ
ォーマット、第2図bは、記録可能領域単一型セクタの
セクタフォーマット、第2図cは、再生専用/記録可能
領域混在型セクタのアドレスADR、セクタ識別フラグFLG
1、エラー検出符号CRCの具体的な一実施例、第2図d
は、記録可能領域単一型セクタのアドレスADR、セクタ
識別フラグFLG2、エラー検出符号CRCの具体的な一実施
例である。
セクタ識別部IDにおいて、PRはクロック再生用のプリ
アンプル、AMはアドレス情報の始まりを示すアドレスマ
ーク、ADRはアドレス、FLG1は再生専用/記録可能領域
混在型セクタであることを示すセクタ識別フラグ、FLG2
は記録可能領域単一型セクタであることを示すセクタ識
別フラグ、CRCは巡回符号などのエラー検出符号、POは
ポストアンブル、G1,G2,G3は光ディスクの回転変動を吸
収するための情報の記録されていないギャップである。
再生専用/記録可能領域混在型セクタの再生専用デー
タ部において、SYNCはクロック同期信号、DMはデータの
始まりを示すデータマーク、DATAはデータ、ECCはエラ
ー検出訂正符号である。
ADRは、トラックアドレス情報2バイト(トラックア
ドレス(ハイバイト)TA・H,トラックアドレス(ローバ
イト)TA・L)とセクタアドレス情報SAから成ってい
る。
第3図は、前記実施例の光ディスクのトラックの拡大
断面図である。第3図aは、再生専用/記録可能領域混
在型セクタのセクタ識別部ID、ギャップG1、再生専用デ
ータ部、ギャップG2、記録可能データ部の部分拡大図を
示し、第3図bは、記録可能領域単一型セクタのセクタ
識別部ID、ギャップG1、記録可能データ部の部分拡大図
である。
第3図において、再生専用/記録可能領域混在型セク
タと記録可能領域単一型セクタは共に、光感応性記録部
材40が形成されており、各セクタ識別部IDは共に凸凹の
ピット41でセクタのアドレス情報が形成されており、加
えて再生専用/記録可能領域混在型セクタの再生専用デ
ータ部ROMはセクタ識別部IDと同様に凸凹のピット41で
データが記録されている。再生専用/記録可能領域混在
型セクタの記録可能データ部RAM1と記録可能領域単一型
セクタの記録可能データ部RAM2は共に、一様な深さの溝
で、ユーザが記録したデータは濃淡変化、磁区の反転あ
いは穴形成などのドット42として光感応性記録部材40に
記録される。
再生専用データ部ROMと記録可能データ部RAM1には同
じ光感応性記録部材40を形成するため、従来のように再
生専用データ領域にアルミニュームなどの反射層を、記
録可能データ領域に光感応性記録部材を別々に形成する
といった必要性がないため再生専用データ部ROMと記録
可能データ部RAM1との境界にデータを記録しない緩衝部
を特別に設ける必要がない。
第1図,第2図に示す実施例の光ディスクについて、
再生,記録を行う情報記録装置(第4図)と関連させ
て、以下その動作を説明する。
まず、再生手段104によって、光ディスク(情報記憶
媒体108)上の各セクタ(再生専用/記録可能領域混在
型セクタ109、記録可能領域単一型セクタ110)のセクタ
識別部IDがレーザ光で読み取られ、そのセクタ識別部再
生信号112をアドレス読取り手段100により解析し、再生
アドレス信号113をアドレス比較手段102へ出力する。ア
ドレス比較手段102は、外部入力である目的アドレス信
号112と再生アドレス信号113とを比較し、一致していれ
ばアドレス一致信号114を制御手段103へ出力する。ま
た、セクタ識別フラグ検出手段101は、セクタ識別部再
生信号112を解析し、第2図c,第2図dに示すように、
セクタ識別フラグFLGをFLG1=1またはFLG2=0として
検出し、その検出結果をセクタ識別フラグ信号115とし
て制御手段103へ出力する。これらアドレス一致信号114
およびセクタ識別フラグ信号115と、外部からの要求指
示信号である書き込み信号116と読み込み指示信号117を
もとに制御手段103は、情報記憶媒体108の記録再生を行
なう。
以下に、再生の場合の制御手段103の動作について説
明する。制御手段103は、セクタ識別フラグ検出手段101
により検出された目的セクタのセクタ識別フラグをもと
に、FLGが値1を持つ再生専用/記録可能領域混在型セ
クタ109の場合、セクタ中の再生専用データ部ROMの再
生、またはセクタ中の記録可能データ部RAM1の再生およ
び解析を行ない、FLGが値0を持つ記録可能領域単一型
セクタ110の場合、セクタ中の記録可能データ部RAM2の
再生および解析を行なう。目的セクタの再生処理では、
制御手段103から再生手段104へ再生を要求する再生要求
信号118を出力する。次に、記録時の制御手段103の動作
は、目的セクタのセクタ識別フラグFLGが値1を持つ再
生専用/記録可能領域混在型セクタ109の場合、セクタ
中の記録可能データ部RAM1への記録を行ない、FLGが値
0を持つ記録可能領域単一型セクタ110の場合、セクタ
中の記録可能データ部RAM2への記録を行なう。目的セク
タの記録処理では、制御手段103から記録手段105へ記録
を要求する記録要求信号119を出力する。
再生手段104は、上記制御手段103からの再生要求信号
118を受けて、レーザドライブ106へデータ再生の指示を
行ない再生結果を再生データ信号120として外部へ出力
する。また、レーザドライブ106へ各セクタのセクタ識
別部の再生指示を行ない、セクタ識別部再生信号112を
出力する。記録手段105も、上記制御手段103からの記録
要求信号119によりレーザドライブ106へ外部からの入力
データである記録データ信号112の記録の指示を行な
う。レーザドライブ106は、上記の再生手段104と記録手
段105からのデータ再生,記録指示により、再生パワー
出力または記録パワー出力で半導体レーザ107を駆動す
る。この半導体レーザ107により、レーザ光が照射され
た情報記憶媒体108の、再生専用/記録可能領域混在型
セクタ109中の再生専用データ部ROMと記録可能データ部
RAM1の部分、および記録可能領域単一型セクタ110の記
録可能データ部RAM2の部分の再生が行なわれ、また、再
生専用/記録可能領域混在型セクタ109中の記録可能デ
ータ部RAM1の部分、および記録可能領域単一型セクタ11
0の記録可能データ部RAM2の部分への記録が行なわれ
る。さらに、各セクタのセクタ識別部IDも半導体レーザ
107を用いて読み取られ、そのセクタ識別部再生信号112
が出力される。
第5図は、第2の実施例の光ディスクのセクタフォー
マットである。第5図は、第2図に示した第1の実施例
の光ディスクのセクタフォーマットのうち、特に、記録
可能領域RAM1,RAM2の部分のフォーマットを中心に示し
てある。
再生専用/記録可能領域混在型セクタの記録可能領域
RAM1は、第5図aに示したように、代替フラグA−FLG
と代替セクタアドレスA−ADRとに分かれている。代替
フラグA−FLGは、そのセクタの自データ領域をデータ
とするか、代替のセクタをデータとするかを指示するフ
ラグであり、代替セクタアドレスA−ADRは、ROM領域の
データの代わりのセクタのアドレスを示す。この代替フ
ラグA−FLGと代替セクタアドレスA−ADRとをまとめ
て、前記したセクタデータ情報部SEC−INFOと呼ぶ。一
方、記録可能領域単一型セクタの記録可能領域RAM2は、
第5図b−1に示したように、全てのRAM領域をデータ
として用いるか、または、第5図b−2に示したように
代替フラグA−FLGと代替セクタアドレスA−ADRとから
成るセクタデータ情報部SEC−INFOとデータ領域SEC−DA
TAとに分けて用いる。代替フラグA−FLGは、前記と同
じ意味を持つ。
第5図(第5図はセクタフォーマットで、第1図が光
ディスクの概観)に示す実施例の光ディスクについて、
再生,記録を行う情報記録再生装置(第6図)と関連さ
せて、以下その動作を説明する。
以下に、再生の場合の制御手段103の動作について説
明する。制御手段103は、セクタ識別フラグ検出手段101
により検出された目的セクタのセクタ識別フラグをもと
に、FLGが値1を持つ再生専用/記録可能領域混在型セ
クタ109の場合、セクタ中の記録可能データ部RAM1の代
替フラグA−FLGと代替セクタアドレスA−ADRとから成
るセクタデータ情報部SEC−INFO(第5図a)を再生
し、セクタデータ情報部処理機能501を用いて、代替フ
ラグA−FLGがそのセクタの自データ領域をデータとす
ることを示していたら、セクタ中の再生専用データ部RO
Mの再生を行ない、代替フラグA−FLGがそのセクタの代
替のセクタをデータとすることを示していたら、代替セ
クタ処理機能502を用いて、代替セクタアドレスA−ADR
の指すセクタの再生処理を行なう。一方、FLGが値0を
持つ記録可能領域単一型セクタ110の場合、セクタ中の
記録可能データ部RAM2の再生および解析を行なう。この
とき、第5図b−1に示したRAM2を全てデータとする場
合には、RAM2の再生を行ない、第5図b−2に示したRA
M2をセクタデータ情報部SEC−INFOとデータ領域SEC−DA
TAとする場合には、セクタデータ情報部SEC−INFOを再
生し、セクタデータ情報部処理機能501を用いて、代替
フラグA−FLGがそのセクタ中のデータ領域SEC−DATAを
データとすることを示していたら、セクタ中のデータSE
C−DATAの再生を行ない、代替フラグA−FLGがそのセク
タの代替のセクタをデータとすることを示していたら、
代替セクタ処理機能502を用いて、代替セクタアドレス
A−ADRの指すセクタの再生処理を行なう。目的セクタ
の再生処理では、制御手段103から再生手段104へ再生を
要求する再生要求信号118を出力し、逆に、再生手段104
から指定再生セクタのセクタデータ情報部SEC−INFOお
よびセクタのデータを再生セクタ信号122の形で入力す
る。
次に、記録時の制御手段103の動作は、目的セクタの
セクタ識別フラグFLGが値1を持つ再生専用/記録可能
領域混在型セクタ109では、そのセクタのROM領域をデー
タとする場合、セクタデータ情報部処理機能501を用い
て、セクタデータ情報部SEC−INFO中の代替フラグA−F
LGを自セクタの領域をデータとするようにフラグ設定す
る。また、代替のセクタをデータとする場合、セクタデ
ータ情報部処理機能501、代替セクタ処理機能502を用い
て、セクタデータ情報部SEC−INFO中の代替フラグA−F
LGを代替のセクタをデータとするようにフラグ設定し、
代替セクタアドレスA−ADRに代替とするセクタのアド
レスを入れる。フラグの設定および代替とするセクタの
アドレスを入れる際には、セクタ中の記録可能データ部
RAM1への記録を行なう。FLGが値0を持つ記録可能領域
単一型セクタ110では、第5図b−1に示したRAM2を全
てデータとする場合には、RAM2へのデータ記録を行な
い、第5図b−2に示したRAM2をセクタデータ情報部SE
C−INFOとデータ領域SEC−DATAとする場合には、そのセ
クタ中のデータ領域SEC−DATAをデータとするなら、セ
クタデータ情報部処理機能501を用いてセクタデータ情
報部SEC−INFO中の代替フラグA−FLGを自セクタの領域
をデータとするようにフラグ設定し、データ記録を行な
う。また代替のセクタをデータとするなら、セクタデー
タ情報部処理機能501、代替セクタ処理機能502を用い
て、セクタデータ情報部SEC−INFO中の代替フラグA−F
LGを代替のセクタをデータとするようにフラグ設定し、
代替セクタアドレスA−ADRに代替とするセクタのアド
レスを入れる。フラグの設定,代替とするセクタのアド
レスおよびデータを入れる際には、セクタ中の記録可能
データ部RAM2への記録を行なう。目的セクタの記録処理
では、制御手段103から記録手段105へセクタデータ情報
部SEC−INFO中の代替フラグA−FLGおよび代替セクタア
ドレスA−ADRの情報を含んだ記録要求信号119を出力す
る。
第7図は、第3の実施例の光ディスクのセクタフォー
マットである。第7図は、第2図に示した第1の実施例
の光ディスクのセクタフォーマットのうち、特に、記録
可能領域RAM1,RAM2の部分のフォーマットを中心に示し
てある。再生専用/記録可能領域混在型セクタの記録可
能領域RAM1は、第7図aに示したように、有効フラグV
−FLGから構成されている。有効フラグV−FLGは、その
セクタの自データ領域を有効データとするか無効データ
とするかを指示するフラグである。一方、記録可能領域
単一型セクタの記録可能領域RAM2は、第7図b−1に示
したように、全てのRAM領域をデータとして用いるか、
または、第7図b−2に示したように有効フラグV−FL
Gとデータ領域SEC−DATAとに分けて用いる。有効フラグ
V−FLGは、前記と同じ意味を持つ。
第7図(第7図はセクタフォーマットで、第1図が光
ディスクの概観)に示す実施例の光ディスクについて、
再生,記録を行う情報記録再生装置(第8図)と関連さ
せて、以下その動作を説明する。
以下に、再生の場合の制御手段103の動作について説
明する。制御手段103は、セクタ識別フラグ検出手段101
により検出された目的セクタのセクタ識別フラグをもと
に、FLGが値1を持つ再生専用/記録可能領域混在型セ
クタ109の場合、セクタ中の記録可能データ部RAM1の有
効フラグV−FLG(第7図a)を再生し、有効セクタ処
理機能701を用いて、有効フラグV−FLGがそのセクタの
データが有効であることを示していたら、セクタ中の再
生専用データ部ROMの再生を行ない、無効であることを
示していたならば、再生しない。一方、FLGが値0を持
つ記録可能領域単一型セクタ110の場合、セクタ中の記
録可能データ部RAM2の再生および解析を行なう。このと
き、第7図b−1に示したRAM2を全てデータとする場合
には、RAM2の再生を行ない、第7図b−2に示したRAM2
を有効フラグV−FLGとデータ領域SEC−DATAとする場合
には、有効セクタ処理機能701を用いて、有効フラグV
−FLGがそのセクタが有効であることを示していたら、
セクタ中のデータSEC−DATAの再生を行ない、無効であ
ることを示していたならば、再生しない。目的セクタの
再生処理では、制御手段103から再生手段104へ再生を要
求する再生要求信号118を出力し、逆に、再生手段104か
ら指定再生セクタの有効フラグV−FLGの有効,無効を
再生セクタ信号122の形で入力する。
次に、記録時の制御手段103の動作は、目的セクタの
セクタ識別フラグFLGが値1を持つ再生専用/記録可能
領域混在型セクタ109では、そのセクタのROM領域をデー
タとする場合、有効セクタ処理機能701を用いて、セク
タ中の記録可能領域RAM1の有効フラグV−FLGを自セク
タの領域の有効を示すようにフラグ設定し、ROM領域を
データとしない場合、無効を示すフラグを設定する。FL
Gが値0を持つ記録可能領域単一型セクタ110では、第7
図b−1に示したRAM2を全てデータとする場合には、RA
M2へのデータ記録を行ない、第7図b−2に示したRAM2
を有効フラグV−FLGとデータ領域SEC−DATAとする場合
には、有効セクタ処理機能701を用いて、そのセクタ中
のデータ領域SEC−DATAをデータとするなら、セクタ中
の記録可能領域RAM2の有効フラグV−FLGを自セクタの
領域の有効を示すようにフラグ設定し、データ領域SEC
−DATAをデータとしない場合、無効を示すフラグを設定
する。目的セクタの記録処理では、制御手段103から記
録手段105へ有効または無効を示す有効フラグV−FLGの
情報を含んだ記録要求信号119を出力する。
以上のように本実施例によれば、第1の実施例に示し
たように、一般的に、セクタ中に再生専用データ(ROM
データ)と記録可能データ部(RAMデータ)を有するの
で、ROMのもつ長所もRAMのもつ長所も利用できる。特
に、第2の実施例に示したように、セクタ中にROM/RAM
が共存するので、ROMデータの代替を他のセクタのROMデ
ータ部または他のセクタのRAMデータ部で行なうための
情報(代替フラグおよび代替セクタアドレス)を同一セ
クタ中に書くことができ、再生および記録時に簡単かつ
高速に処理できる。また、第3の実施例では、セリタ中
のデータの削除(無効なデータとする)のために同一セ
クタのRAM領域に有効,無効のフラグをもつので削除処
理が容易である。
ここで、RAM領域は、追記型でも消去型でもよい。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、予めメーカが
作成した再生専用データをもつディスク中にデータの記
録ができるので、メーカ提供データの修正や削除が可能
となり、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,c,d,eはそれぞれ本発明における一実施例の
光ディスクの平面図,部分拡大図(S1の部分),部分拡
大図(S11の部分),断面図(A−A′,B−B′),断
面図(C−C′)、第2図は第1の実施例における光デ
ィスクのセクタフォーマットの説明図、第3図は第1の
実施例の光ディスクのトラックの拡大断面図、第4図は
本発明における一実施例の光ディスクを記録,再生する
情報記録再生装置のブロック図、第5図は第2の実施例
の光ディスクのセクタフォーマットの説明図、第6図は
本発明における第2の実施例の光ディスクを記録,再生
する情報記録再生装置のブロック図、第7図は第3の実
施例の光ディスクのセクタフォーマットの説明図、第8
図は本発明における第3の実施例の光ディスクを記録,
再生する情報記録再生装置のブロック図である。 20……光ディスク、21……センタ穴、22……再生専用デ
ータ部、23……記録可能データ部、24……ディスク基
材、25……トラック、25a……再生専用データ領域、25b
……記録可能データ部、26……光感応性記録部材、27…
…保護層、S1〜Sn……再生専用/記録可能領域混在型セ
クタ、ID1〜ID1n……S1〜Snのセクタ識別部、S11〜S1n
……記録可能領域単一型セクタ、ID11〜ID1n……S11〜S
1nのセクタ識別部、PR……プリアンプル、AM……アドレ
スマーク、ADR……アドレス、FLG,FLG1,FLG2……セクタ
識別フラグ、CRC……エラー検出符号、PO……ポストア
ンブル、G1,G2,G3……ギャップ、ROM……再生専用デー
タ部、RAM1,RAM2……記録可能データ部、40……光感応
性記録部材、41……凹凸のピット、42……記録ドット、
100……アドレス読み取り手段、101……セクタ識別フラ
グ検出手段、102……アドレス比較手段、103……制御手
段、104……再生手段、105……記録手段、106……レー
ザドライブ、107……半導体レーザ、108……情報記憶媒
体、109……再生専用/記録可能領域混在型セクタ、110
……記録可能領域単一型セクタ、111……目的アドレス
信号、112……セクタID部再生信号、113……再生アドレ
ス信号、114……アドレス一致信号、115……セクタ識別
フラグ信号、116……書き込み信号、117……読み込み信
号、118……再生要求信号、119……記録要求信号、120
……再生データ信号、121……記録データ信号、122……
再生セクタ信号、A−FLG……代替フラグ、A−ADR……
代替セクタアドレス、SEC−INFO……RAM2中のセクタデ
ータ情報部、SEC−DATA……RAM2中の記録可能データ
域、501……セクタデータ情報部処理機能、502……代替
セクタ処理機能、V−FLG……有効フラグ、701……有効
セクタ処理機能。
フロントページの続き (72)発明者 岩村 喜之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石田 隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全てのトラックに光感応性記録部材を形成
    し、前記トラック中に、セクタ識別部と再生専用データ
    部と記録可能データ部とを有する再生専用/記録可能領
    域混在型セクタと、セクタ識別部と記録可能データ部と
    を有する記録可能領域単一型セクタで成る記憶媒体で、
    前記セクタ識別部にセクタアドレス情報および前記再生
    専用/記録可能領域混在型セクタか前記記録可能領域単
    一型セクタかの識別を行なうセクタ識別フラグを有する
    情報記録媒体。
  2. 【請求項2】再生専用/記録可能領域混在型セクタの記
    録可能データ部が、セクタデータ識別フラグ領域と代替
    セクタアドレス領域の2つに分かれ、前記セクタデータ
    識別フラグ領域に、再生専用データ部を再生するか代替
    セクタアドレス領域に入れられたセクタアドレスの指す
    セクタから再度再生処理をするかを識別するフラグ情報
    を置き、前記代替セクタアドレス領域に再生専用データ
    部の代替となるセクタのアドレスを置く構成であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】再生専用/記録可能領域混在型セクタの記
    録可能データ部に、再生専用データ部の有効 無効を識
    別するセクタデータ識別フラグを有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】記録可能領域単一型セクタの記録可能デー
    タ部が、記録データ領域とセクタデータ識別フラグ領域
    と代替セクタアドレス領域の3つに分かれ、前記セクタ
    データ識別フラグ領域に、記録データ領域のデータを再
    生するか代替セクタアドレス領域に入れられたセクタア
    ドレスの指すセクタから再度再生処理をするかを識別す
    るフラグ情報を置き、前記代替セクタアドレス領域に記
    録データ領域の代替となるセクタのアドレスを置く構成
    であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の情
    報記録媒体。
  5. 【請求項5】記録可能領域単一型セクタの記録可能デー
    タ部が、記録データ領域と記録データ領域のデータの有
    効、無効を識別するセクタデータ識別フラグを入れるセ
    クタデータ識別フラグ領域とから構成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】全てのトラックに光感応性記録部材を形成
    し、前記トラック中に、再生専用データ部と記録可能デ
    ータ部とを有する再生専用/記録可能領域混在型セクタ
    で成る記憶媒体で、前記セクタの記録可能データ部が、
    セクタデータ識別フラグ領域と代替セクタアドレス領域
    の2つに分かれ、前記セクタデータ識別フラグ領域に、
    再生専用データ部を再生するか代替セクタアドレス領域
    に入れられたセクタアドレスの指すセクタから再度再生
    処理をするかを識別するフラグ情報を置き、前記代替セ
    クタアドレス領域に再生専用データ部の代替となるセク
    タのアドレスを置く構成であることを特徴とする情報記
    録媒体。
  7. 【請求項7】全てのトラックに光感応性記録部材を形成
    し、前記トラック中に、再生専用データ部と記録可能デ
    ータ部とを有する再生専用/記録可能領域混在型セクタ
    で成る記憶媒体で、前記セクタの記録可能データ部に、
    再生専用データ部の有効、無効を識別するセクタデータ
    識別フラグを有することを特徴とする情報記録媒体。
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