JPH08387U - 水耕栽培装置 - Google Patents

水耕栽培装置

Info

Publication number
JPH08387U
JPH08387U JP039384U JP3938493U JPH08387U JP H08387 U JPH08387 U JP H08387U JP 039384 U JP039384 U JP 039384U JP 3938493 U JP3938493 U JP 3938493U JP H08387 U JPH08387 U JP H08387U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cultivation
chain
nutrient solution
tray
multiple stages
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP039384U
Other languages
English (en)
Inventor
修二 田村
Original Assignee
修二 田村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 修二 田村 filed Critical 修二 田村
Priority to JP039384U priority Critical patent/JPH08387U/ja
Publication of JPH08387U publication Critical patent/JPH08387U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02P60/216

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水耕栽培の栽培床を上下方向に多段に配置
し、循環させながら自動的に養分・熱・光を与えること
により、タテ型空間を利用した省力化と省エネ化を目的
とした装置である。 【構成】 植物を植え込んだ栽培トレー1を多段に配置
し、リング状に形設したチェーン7に連結する。駆動用
の減速機付モータ10によりチェーン7に動力を伝え循
環させ、また、温度調整した養液をタンク14からポン
プ16にて給水管6より自動的に供給するることを特徴
としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、上下方向のタテ型空間を利用し自動化された装置で、一般家庭用 から大型農業用、また水の少ない砂漠地帯の農業に利用可能な水耕栽培装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の水耕栽培装置は、植物を植え込んだ栽培床を平面的に並べて配置し、栽 培床が地面に固定されている方式の装置である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
平面空間を利用した水耕栽培は、広い敷地面積が必要がある。また、栽培床が 地面に固定して設置されているため、植物の管理や収穫作業は、人間が平面的に 移動しながら行わなけなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
各々独立した栽培床を多段に配置し、リング状に形設したチェーンに連結する 。このチェーンを駆動させることにより栽培床は、上下方向に循環する。
【0005】 根に与える養液の供給は、タンクからポンプで汲み揚げ各栽培床に自動的に一 定量供給し、また自動的に一定量排水させる。
【0006】
【作用】
植物を植え込んだ栽培床は、チェーン駆動により上下方向に循環するため常に 万遍なく光を受けることができ、また、養液の供給が受けられる。
【0007】 栽培床が循環するため、播種から収穫まで一つの場所で作業が可能となる。そ のため、移動時間及び運搬時間ロスがなく効率のいい農作業が可能となる。また 、作業姿勢としての作業高さも自由に選択でき、さらに循環速度を変えることに より作業速度を調節することができる。
【0008】 閉塞型の断熱された栽培床の養液の温度を調節することにより、室温にあまり 影響されずに植物を生育することができ、室内の冷暖房コストを押さえることが 可能となる。
【0009】
【実施例】
図1は、この考案の実施例の水耕栽培装置正面図を示し、図2は、左側面図、 また図3は、右側面図を示す。栽培トレー1は、丸型をした閉塞断面で、樹脂に より断熱効果のあるトレーである。この栽培トレー1の部分拡大縦断面図と横断 面図は、図4と図5に示す。栽培トレー1上部に植物支持体18を差し込み植物 を植え込む。根21は、栽培トレー1内の養液20に浸す。養液20は、栽培ト レー1右部端給水口3と左部端排水調節管2において給水と排水され循環させる 。
【0010】 栽培トレー1は、両端に取り付けたトレー吊具5をチェーン7の吊ピン12に より吊り下げる。吊りピン12とトレー吊具5とは、自由に回転できものとする 。チェーン7は、フレーム13に固定されたスポルケット8のガイドにより回転 できる。回転させる駆動用の減速機付モータ10は、フレーム13の頂部に固定 し駆動スポルケット24と駆動チェーンA22と駆動チェーンB23により駆動 力を左右に駆動軸9によって伝達する。駆動軸9の両端部にセットした駆動スポ ルケット24により左右チェーン7に同調させ伝達される。
【0011】 養液20の循環は、左下部に設置したタンク14からポンプ16により給水管 6を通して、最上部の栽培トレー1の給水口3より給水する。給水開始と終了は 、頂部に取り付けた位置スイッチ17が、通過する栽培トレー1を感知して作動 する。位置スイッチ17の設定により、自由に開始時間や給水時間が選択でき、 給水量が決められる。排水は、排水調整管2をパッキン19部で上下させること により排水量を調節することができる。排水時は、栽培トレー1の左右の高低差 によりタンク14に排水する。高低差は、右部チェーン7の最下部にガイド金具 25を取付け、左部より高く案内することにより行う。
【0012】 タンク14内の養液は、温度調節器15により適温に維持される。室内が寒く なり養液温度が下がると加温する。また、逆に暖かくなると冷却する。タンクは 、室温の影響の受けないよう閉塞型で断熱している。
【0013】
【考案の効果】
この考案では、上下方向に多段に植物を栽培しているため、単位面積当たりの 収穫量が平面的な栽培方法に比較して数倍多く収穫できる。また、植物の管理や 収穫作業は、1つの場所で作業者が移動することなく作業できるため省力化が図 れる。
【0014】 養液は、断熱され閉塞型の栽培トレー1やタンク14を循環しているため蒸発 も少なく節水効果が高い。また、一定温度に調節されているため根の養分吸収も 効率的で、さらに室温の変化に対して植物への影響が少なく、室内の加温及び冷 房のコストが削減できる。養液は、自動的に給排水し循環するため養液の補給の みで長期間管理が省ける。特に、水の貴重な砂漠地帯などの農業に適する。
【0015】 太陽エネルギーなどの自然エネルギーをポンプや駆動モータと組合せて、スタ ンドアロンにこの装置を利用すると、砂漠や宇宙などの極地で貴重な植物が栽培 できる。
【0016】 果菜類などの花の花粉が、上下方向の循環と同時に空中に浮遊し自粉する効果 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、この考案の実施例の水耕栽培装置正
面図を示す。
【図2】この図は、この考案の実施例の水耕栽培装置左
側面図を示す。
【図3】この図は、この考案の実施例の水耕栽培装置右
側面図を示す。
【図4】この図は、この考案の植物を植え込む栽培トレ
ーの部分拡大縦断面図を示す。
【図5】この図は、この考案の植物を植え込む栽培トレ
ーの部分拡大横断面図を示す。
【符号の説明】 1 栽培トレー 2 排水調節管 3
給水口 4 植物 5 トレー吊具 6
給水管 7 チェーン 8 スポルケット 9
駆動軸 10 減速機付モータ 11 軸 1
2 吊ピン 13 フレーム 14 タンク 1
5 温度調節器 16 ポンプ 17 位置スイッチ 1
8 植物支持体 19 パッキン材 20 養液 2
1 根 22 駆動チェーンA 23 駆動チェーンB 2
4 駆動スポルケット 25 ガイド金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水耕栽培の植物を植え込んだ栽培床を、
    上下方向に多段に配置し、植物に必要な養分・熱・光を
    自動的に循環させながら与え省力化と省エネ化した特徴
    を持つ水耕栽培装置。
JP039384U 1993-06-14 1993-06-14 水耕栽培装置 Pending JPH08387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP039384U JPH08387U (ja) 1993-06-14 1993-06-14 水耕栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP039384U JPH08387U (ja) 1993-06-14 1993-06-14 水耕栽培装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08387U true JPH08387U (ja) 1996-02-27

Family

ID=12551521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP039384U Pending JPH08387U (ja) 1993-06-14 1993-06-14 水耕栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08387U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019187357A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 国立研究開発法人産業技術総合研究所 水耕栽培容器、水耕栽培方法及び植物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019187357A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 国立研究開発法人産業技術総合研究所 水耕栽培容器、水耕栽培方法及び植物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210045302A1 (en) Automated hydroponic greenhouse factory
EP3393233B1 (en) Plant cultivation apparatus
JP2017507654A (ja) 回転可能なラックシステム
KR101740578B1 (ko) 수경재배장치
JP6462867B2 (ja) 人工水耕栽培装置
KR20160136923A (ko) 이동식 청사료 및 식물 수경재배 시스템
CN204540248U (zh) 管式水培系统
KR102450423B1 (ko) 식물 재배장치
KR101582867B1 (ko) 이동식 과수나무 지지장치를 이용한 과수의 수경재배 방법 및 그 방법에 사용되는 수경재배 자동화 시스템(2)
JPH03127919A (ja) トラフ移動型水耕栽培施設
KR20130006595U (ko) 다단 고정회전식 수경재배장치
KR101317974B1 (ko) 식물 재배장치
KR101653600B1 (ko) 회전식 식물재배장치
JPS63126440A (ja) 水耕栽培装置
CN206078442U (zh) 新型多排多层吊挂升降式栽培系统
JPH08387U (ja) 水耕栽培装置
JPH01235524A (ja) 完全制御型植物工場
CN206481662U (zh) 一种架式草莓栽培装置
CN109168780A (zh) 一种基于人工智能的大棚植物恒温培育装置
JPH01235525A (ja) 水耕栽培方法およびその方法で使用する栽培ベッドおよび栽培ポット
US20160227721A1 (en) Hydroponics system
JP2003265057A (ja) 養液栽培装置、養液栽培方法、及び養液栽培プラント
JPH10174521A (ja) 植物の栽培方法及び植物栽培装置
KR102210334B1 (ko) 국부 환경 제어가 가능한 재배시스템
WO2005081889A2 (en) Improved greenhouse system and method