JPH083783Y2 - バタフライバルブ - Google Patents

バタフライバルブ

Info

Publication number
JPH083783Y2
JPH083783Y2 JP1988114048U JP11404888U JPH083783Y2 JP H083783 Y2 JPH083783 Y2 JP H083783Y2 JP 1988114048 U JP1988114048 U JP 1988114048U JP 11404888 U JP11404888 U JP 11404888U JP H083783 Y2 JPH083783 Y2 JP H083783Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
butterfly valve
orifice
flow rate
disc
downstream side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988114048U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0236664U (ja
Inventor
知佳士 五味
和人 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
Priority to JP1988114048U priority Critical patent/JPH083783Y2/ja
Publication of JPH0236664U publication Critical patent/JPH0236664U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH083783Y2 publication Critical patent/JPH083783Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ガス、冷温水、油などの流体の配管内の流
れを開閉したり、流量調整したりするのに用いるバタフ
ライバルブに関し、特に、開度に対する流量の比例特性
を著しく向上させ、経済性と操作性に優れたバタフライ
バルブに関するものである。
【従来の技術】
従来のバタフライバルブは、90度回転操作することに
よって流路の開閉ができ、しかも、構造が簡易であって
操作性と経済性に優れるため、広く一般に用いられてい
る。このバタフライバルブは、その開度と流体の流量と
は第4図に実線で示したような関係にあり、開弁操作の
前半において急激に流量が増大し、後半においては余り
変化しない。このため、バタフライバルブは、流量特性
が重視される流量調節用としては、全く不向きであると
されていた。 この欠点を補うものとして、ボールバルブではある
が、実開昭62-183173号公報記載の考案があり、これは
バルブのボールにオリフィスを設けている。
【課題を解決するための手段】
しかし、上記実開昭62-183173号公報記載の考案の構
造では、ボールにオリフィスを設ける加工が困難で、経
済性にも欠けると共に、流体の種類、圧力、希望する流
量に適合させるために、最適のオリフィスを有するボー
ルに交換することが困難であるという課題を有する。一
方、バタフライバルブにおいては、このような欠点を解
消する技術は特にみあたらず、良策が無い状況であっ
た。 本考案は、このように一般的には流量調整に不向きな
バタフライバルブを、簡単に流量調整が可能なように構
成し、使用条件に容易に適合したリニアな流量特性を実
現するバタフライバルブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解決するため、上流側と下流
側を有するボディの内部に、直径方向に設けたステムの
回動操作で回転するジスクを設け、このジスクを略90度
回転させて開閉或は流量調整を行うバタフライバルブに
おいて、ボディの上流側或は下流側の一方又は双方にほ
ぼ扇形のオリフィスを設け、このオリフィスは、ジスク
の全開時にジスクの流路方向の外周縁がオリフィスの内
部に臨ましめる位置に近接させて設ける構成を採用し
た。 この場合、オリフィスは、ボディの内周縁を一体に突
設させて設けたり、又は、ボディに着脱自在に装着した
板状部材に設けるのが好ましい。
【作用】
バタフライバルブでは、ジスクは基本的には第4図に
実線で示したような、開度の前半において流量が急激に
増大する流量特性を持っている。しかしながら、本考案
におけるバタフライバルブでは、ジスクをジスクの流路
方向の外周縁がオリフィスの内部に臨ましめる位置に近
接させてボディの一側又は両側に一体に又は別体に設け
たので、その働きにより、第4図に破線で示したような
流量特性になる。なお、オリフィスの形状によって、第
4図で一点鎖線や二点鎖線で示したような流量特性にす
ることもできる。この場合、このオリフィスは、ジスク
より上流側に設けても、下流側に設けても、或いは、そ
の両側に設けても同様の作用をなす。 また、このオリフィスをボディに着脱自在に装着した
板状部材に形成すると、最適のオリフィスを選定してこ
れを簡単に取替えて、最適の流量特性を得ることができ
る。
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。 第1図は、本考案のバタフライバルブの一実施例を示
す縦断面図である。 第1図において、1はバルブ本体、2はボディ、3は
ボディ2内に装着し、略90度回転させて開閉するジス
ク、4はジスクの全開時にジスクの流路方向の外周縁が
内部にまで臨ましめる程に近接させて、ボディ2の一側
に形成したオリフィスである。このオリフィス4は、ボ
ディ2の両側に形成してもよい。但し、この場合、オリ
フィス4の少なくとも一方は、ジスク3をボディ2内に
装着するために、着脱可能に装着することが必要であ
る。 上記オリフィス4の形状は、流体の種類、流れの条
件、オリフィス4の数及びその形成する設置位置(上流
側2a、下流側2b、両側)に応じて、希望する開度と流量
の関係を得るのに最適の形状のものとする。 第2図は、上記したオリフィス4の一例を示す縦断面
図で、第1図のA−A断面を矢の方に見た図である。こ
のオリフィス4は、ほぼ扇形である。 第3図は、バタフライバルブにおけるオリフィス4の
他の実施例を示す部分縦断面図で、図中5はオリフィス
4を形成した板状部材であり、6はインサートであっ
て、該板状部材5は、インサート6によってボディ2に
着脱自在に装着してある。 また、第1図において、7はハンドル、8はハンドル
ナット、9はステム、10はステムパッキンである。 次に、上記実施例の作用について説明する。 本実施例のバタフライバルブでは、ジスク3に近接さ
せてボディ2の一側又は両側にオリフィス4を設けたの
で、その働きにより、第4図に破線で示したような流量
特性になる。この点、通常のバタフライバルブが、基本
的に第4図に実線で示したような、開度の前半において
流量が急激に増大する流量特性と比較すると、流量特性
の改善が著しい。また、本実施例のこの流量特性は、オ
リフィス4の形状を変えることで容易に、第4図で一点
鎖線や二点鎖線で示したような流量特性にすることがで
きる。 また、このオリフィス4は、ジスク3より上流側2aに
設けても、下流側2bに設けても、或いは、その両方に設
けても同様の作用をなす。更に、このオリフィス4をボ
ディ2に着脱自在に装着した板状部材5に形成すると、
最適のオリフィス4を選定してこれに簡単に取替え、最
適の流量特性を得ることができる。
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のバタフライ
バルブによると、操作性や経済性に優れたバタフライバ
ルブを簡易な構造で流量調整用に使用することができ、
しかも、使用条件に適合させて弁の開度と流量との関係
を最適の条件で比例的にでき、従来なし得なかった極め
てリニアな比例流量特性を得ることができるバタフライ
バルブを提供できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバタフライバルブの一実施例を示す縦
断面図、第2図は第1図におけるオリフィスの形状の一
例を示す縦断面図、第3図は本考案のバタフライバルブ
におけるオリフィスの他例を示す部分縦断面図であり、
第4図は従来のバタフライバルブの場合とオリフィスを
設けた本考案のバタフライバルブの場合との夫々の弁開
度と流量との関係を示す関係曲線図である。 1……バルブ本体、2……ボディ 2a……上流側、2b……下流側 3……ジスク、4……オリフィス 5……板状部材、9……ステム

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上流側と下流側を有するボディの内部に、
    直径方向に設けたステムの回動操作で回転するジスクを
    設け、このジスクを略90度回転させて開閉或は流量調整
    を行うバタフライバルブにおいて、上記したボディの上
    流側或は下流側の一方又は双方にほぼ扇形のオリフィス
    を設け、このオリフィスは、上記したジスクの全開時に
    ジスクの流路方向の外周縁がオリフィスの内部に臨まし
    める位置に近接させて設けたことを特徴とするバタフラ
    イバルブ。
  2. 【請求項2】上記したオリフィスは、ボディの内周縁を
    一体に突設させて設けた請求項1記載のバタフライバル
    ブ。
  3. 【請求項3】上記したオリフィスは、ボディに着脱自在
    に装着した板状部材に設けた請求項1記載のバタフライ
    バルブ。
JP1988114048U 1988-09-01 1988-09-01 バタフライバルブ Expired - Lifetime JPH083783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988114048U JPH083783Y2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01 バタフライバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988114048U JPH083783Y2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01 バタフライバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0236664U JPH0236664U (ja) 1990-03-09
JPH083783Y2 true JPH083783Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=31354440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988114048U Expired - Lifetime JPH083783Y2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01 バタフライバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083783Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4002439B2 (ja) * 1999-11-15 2007-10-31 株式会社オ−ラテック マイクロバブル発生ノズル及びその応用装置
JP5832853B2 (ja) * 2011-10-26 2015-12-16 コスモ工機株式会社 分岐管装置
JP5775978B2 (ja) * 2013-08-02 2015-09-09 株式会社キッツ 鉄道車両用急速排気弁と鉄道車両の配管システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61256082A (ja) * 1985-05-07 1986-11-13 Hisaka Works Ltd 流体緩衝部を有するバルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0236664U (ja) 1990-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0188130B1 (en) Valve
CA2004318C (en) Method for changing the characteristic curve of a regulation valve under pressure and a regulation valve
JPWO2002068846A1 (ja) バタフライバルブ
US4223868A (en) Resilient seated gate valve
JP2803015B2 (ja) 流れ制御装置
JPH083783Y2 (ja) バタフライバルブ
US5050633A (en) Fluid valve
JPH04249679A (ja) 制御弁
US3961405A (en) Method of fabricating a butterfly valve
US3779512A (en) Stamped-disc butterfly valve
CA1096355A (en) Eccentrically rotatable valve
JP2652675B2 (ja) ボールバルブ
JPH0220541Y2 (ja)
JP3722615B2 (ja) プラスチック製バタフライ弁
JPH035724Y2 (ja)
JPH0332845Y2 (ja)
CN219413557U (zh) 一种蝶阀
JP2505936Y2 (ja) 流量調整機構付ボ―ル弁
JPH0457913B2 (ja)
JPH02286972A (ja) ボール弁
JP3655335B2 (ja) 流量調整弁
JPH07317919A (ja) テーパ面又は曲面を有する弁体を具えた制御弁
JPH0246820B2 (ja) Chosetsuben
JP2721939B2 (ja) 回転調節弁
KR960008506Y1 (ko) 버터플라이 밸브