JPH0837642A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0837642A
JPH0837642A JP6169708A JP16970894A JPH0837642A JP H0837642 A JPH0837642 A JP H0837642A JP 6169708 A JP6169708 A JP 6169708A JP 16970894 A JP16970894 A JP 16970894A JP H0837642 A JPH0837642 A JP H0837642A
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signal
block
digital image
screen
image signal
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JP6169708A
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Inventor
Tomoji Miyazawa
智司 宮澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 第2及び第3の画面単位のブロック化デジタ
ル画像信号(BDIS)、の第1のBDISの各ブロッ
ク信号(BS)に対しそれぞれ高相関性の各BSの各画
素データの平均値の差分の絶対値の所定値との大小を判
定し、所定値より大の時と、第2,3の画面単位の第1
のBDISの各BSに対しそれぞれ高相関性の各BSの
差分の分散を、第1のBDISのそれぞれ対応する各B
Sを構成する画素データの分散で割り算し、その商の所
定値との大小を判定し、大の時は画面単位のBDISの
BSの代わりに、第1の画面単位のBDISのBSを出
力、切換え手段11を制御する判定手段18を設ける。 【効果】 記録媒体の記録信号の一部が編集記録済の場
合を考慮し、記録媒体上の記録信号の再生信号から、歪
みの少ないデジタル画像信号を復元可能の画像記録装置
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ記録又は/及
び再生装置、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク等のディスク記録又は/及び再生装置に適用して好適
な画像記録装置及び画像圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、図4を参照して、従来のデジタ
ルVTRの画像圧縮符号化装置(画像圧縮予測符号化装
置)を備えた記録系を説明する。アナログ画像信号をA
/D変換して、時間軸上に順次配された複数の離散的画
素データからなるデジタル画像信号を得る。このデジタ
ル画像信号を、時系列変換して、画面の水平方向及び垂
直方向に所定個数ずつ、例えば、8×8個ずつマトリク
ス状に配された画像データからなる複数のブロック信号
に細分化する如く時系列変換して、ブロック化デジタル
画像信号を得る。
【0003】このブロック化デジタル画像信号、即ち、
入力ブロック化デジタル画像信号が入力端子1から、動
きベクトル検出器6及び動き補償器7に供給されると共
に、フレームメモリ4に供給されて、1フレーム時間だ
け遅延される。フレームメモリ4よりのブロック化デジ
タル画像信号は、動きベクトル検出器6、減算器10及
び切換えスイッチ11に供給されると共に、フレームメ
モリ5に供給されて更に1フレーム時間だけ遅延され
る。フレームメモリ5よりのブロック化デジタル画像信
号は、動きベクトル検出器6及び動き補償器8に供給さ
れる。
【0004】入力端子1に供給された入力ブロック化デ
ジタル画像信号のフレーム信号をN -1、その入力ブロッ
ク化デジタル画像信号のフレーム信号N-1がフレームメ
モリ4によって1フレーム時間だけ遅延されたブロック
化デジタル画像信号のフレーム信号をN0 、その1フレ
ーム時間だけ遅延されたブロック化デジタル画像信号の
フレーム信号N0 がフレームメモリ5によって更に1フ
レーム時間遅延されたブロック化デジタル画像信号のフ
レーム信号をN+1とする。即ち、フレーム信号N+1、N
-1は、それぞれフレーム信号N0 に対し、1フレーム前
方及び後方のフレーム信号である。動きベクトル検出器
6は、ブロック化デジタル画像信号のフレーム信号N0
のあるブロック信号に対し、ブロック化デジタル画像信
号のフレーム信号N-1、N+1のそれぞれ対応するブロッ
ク信号を中心とした16×16個のマトリクス状に配さ
れた画素データのうち、各画素データの差分の絶対値の
総和の最も小さいブロック信号、即ち、最も相関性の高
いブロック信号を検出して、動き補償器7、8から出力
させるように、動き補償器7、8を制御する。
【0005】動き補償器7、8よりの動き補償された各
ブロック信号は加算器8に供給されて加算されると共
に、その加算器8に内蔵する1/2乗算器によってその
レベルが1/2にされて、両ブロック信号の対応する各
画素データの平均のレベルの画素データからなる予測ブ
ロック信号から構成されるブロック化デジタル画像信号
の予測フレーム信号NE が出力される。そして、減算器
10において、ブロック化デジタル画像信号の予測フレ
ーム信号NE と、フレームメモリ4からのブロック化デ
ジタル画像信号のフレーム信号N0 とが、対応するブロ
ック信号同志の対応する各画素データ同志の減算が行わ
れて、ブロック化デジタル画像信号の差分フレーム信号
B が出力される。
【0006】尚、動き補償器7、8に供給されるブロッ
ク化デジタル画像信号のフレーム信号N-1、N+1のいず
れか一方が欠落したときは、加算器9による1/2の乗
算は行わないものとし、そのときに減算器10より出力
されるブロック化デジタル画像信号の差分フレーム信号
はNP と表すものとする。但し、説明の煩雑さを避ける
ために、特に、区別の必要のない場合は、差分フレーム
信号NP は差分フレーム信号NB に含まれるものとす
る。
【0007】そして、B/Iセレクト信号によって制御
される切換えスイッチ11によって、減算器10よりの
ブロック化デジタル画像信号の差分フレーム信号N
B と、フレームメモリ4よりのブロック化デジタル画像
信号のフレーム信号N0 とがフレーム毎に交互に切り換
えられた後、2次元離散コサイン変換器13に供給され
て変換される。コサイン変換器13よりの変換係数は量
子化器14に供給されて量子化される。
【0008】量子化された変換係数は可変長符号化器1
5に供給されて可変長符号化された後、記録符号器16
に供給されて、B/Iセレクト信号及び動きベクトル検
出器6よりの動きベクトル(ブロック化デジタル画像信
号のフレーム信号N0 のあるブロック信号の識別情報、
これに対し、ブロック化デジタル画像信号のフレーム信
号N-1、N+1のそれぞれ対応するブロック信号を中心と
した16×16個のマトリクス状に配された画素データ
のうち、各画素データの差分の絶対値の総和の最も小さ
いブロック信号、即ち、最も相関性の高いブロック信号
の各識別情報)並びに、誤り訂正符号及びブロック化デ
ジタル画像信号のフレーム信号中の所定個数のブロック
信号が含まれるシンクの識別情報等の付加が行われると
共に、記録のためのチャンネルコーディング等の記録符
号化が行われる。そして、この記録符号化器16の出力
は記録増幅器及び記録用回転磁気ヘッドからなる記録ユ
ニット17に供給されて、磁気テープに傾斜トラックが
形成されるように記録される。
【0009】さて、ブロック化デジタル画像信号のフレ
ーム信号N0 及び差分フレーム信号NB 、NP の画像圧
縮符号化信号をそれぞれIピクチャフレーム信号(イン
トラ符号化画像フレーム信号)I、Bピクチャフレーム
信号(両方向予測符号化画像フレーム信号)B及びPピ
クチャフレーム信号(前方予測符号化画像フレーム信
号)Pとする。
【0010】そして、図5に示すように、磁気テープ上
のM本(ここでは4本)の隣接する傾斜トラックに、N
フレーム(ここでは、2フレーム)分のピクチャフレー
ム信号(但し、少なくとも1フレーム分のIピクチャフ
レーム信号Iを含むものとし、ここではB又はPピクチ
ャフレーム信号B、PとIピクチャフレーム信号I)を
記録するようにする。図5では、P及びIピクチャフレ
ーム信号P、Iと、B及びIピクチャフフレーム信号
B、Iと、B及びIピクチャフレーム信号B、Iと、B
及びIピクチャフレーム信号B、Iと、…………とが順
次4本ずつの傾斜トラックに記録されている。
【0011】以下に、図6を参照して、従来のデジタル
VTRの画像圧縮復号化装置(画像圧縮予測復号化装
置)を設けた再生系を説明する。磁気テープ上に傾斜ト
ラックを形成する如く記録された記録信号、即ち、P及
びIピクチャフレーム信号P、Iと、B及びIピクチャ
フレーム信号B、Iと、B及びI、ピクチャフレーム信
号B、Iと、…………とは、再生用回転磁気ヘッド及び
再生増幅器からなる再生ユニット21によって再生され
た後、再生復号化器22に供給されて、チャンネルデコ
ーディング等の再生復号化及び誤り訂正が行われると共
に、B/Iセレクト信号及び動きベクトル(ブロック化
デジタル画像信号のフレーム信号N0 のあるブロック信
号の識別情報、これに対し、ブロック化デジタル画像信
号のフレーム信号N-1、N+1のそれぞれ対応するブロッ
ク信号を中心とした16×16個のマトリクス状に配さ
れた画素データのうち、各画素データの差分の絶対値の
総和の最も小さいブロック信号、即ち、最も相関性の高
いブロック信号の各識別情報)、ブロック化デジタル画
像信号のフレーム信号中の所定個数のブロック信号が含
まれるシンクの識別情報等が分離される。
【0012】再生復号化器22よりの可変長符号化さ
れ、量子化された変換符号は、可変長復号化器23に供
給されて復号化される。可変長復号化器23より得られ
た量子化された変換符号は、逆量子化器24に供給され
て逆量子化され、その得られた変換符号は2次元離散コ
サイン逆変換器25に供給されて逆変換されて、上述の
ブロック化デジタル画像信号の差分フレーム信号及びフ
レーム信号NP 、N0 、NB 、N0 、NB 、N0
B 、N0 、…………が出力される。
【0013】これらの差分フレーム信号及びフレーム信
号NP 、N0 、NB 、N0 、NB 、N0 、NB 、N0
…………のうち、フレーム信号N0 は、コサイン逆変換
器25の次段に設けられたフレームメモリ27によって
1フレーム時間だけ遅延された後、再生復号化器22よ
り分離されたB/Iセレクト信号によって制御される切
換えスイッチ35によって切換えられて、出力端子37
にそのまま出力される。
【0014】差分フレーム信号NB に対しては、その1
フレーム後方のフレーム信号N-1であるコサイン逆変換
器25よりの出力と、その1フレーム前方のフレーム信
号N +1、即ち、フレームメモリ27の次段のフレームメ
モリ28の出力とをそれぞれ動き補償回路30、31に
供給して、再生復号化器22よりの分離された動きベク
トルに基づいて、差分フレーム信号NB に対応するフレ
ーム信号N0 の各ブロック信号と相関性の最も高いブロ
ック信号を出力させる。動き補償器7、8よりの各対応
するブロック信号は加算器33に供給されて、その各画
素データ毎に加算された後、その加算器33に内蔵され
ている1/2乗算器で1/2にし(差分フレーム信号N
P の場合は、動き補償器30又は32よりのブロック信
号をそのまま出力する)て、予測フレーム信号NE を得
る。この予測フレーム信号NE と、フレームメモリ27
よりの差分フレーム信号NB とを加算器34に供給し
て、ブロック信号及び画素データ毎に加算して、フレー
ム信号を得て、再生復号化器22よりの分離されたB/
Iセレクト信号によって制御される切換えスイッチ35
によって切換えられて、出力端子37に出力される。か
くして、出力端子37に出力ブロック化デジタル画像信
号が出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】次に、図7を参照し
て、上述した従来技術のデジタルVTRを用いて行う電
子編集(インサート編集)の問題点について述べる。図
7(a)は、図4で説明した画像圧縮符号化装置(記録
系)によって、通常の如く、磁気テープ上に傾斜トラッ
クを形成する如く順次記録されたP、I、B、I、B、
I、…………ピクチャフレーム信号P、I、B、I、
B、I、………を示す。図7におけるIピクチャフレー
ム信号Iからこれと隣接するPピクチャフレーム信号P
への山形の矢印は、Pピクチャフレーム信号Pの圧縮符
号化前の差分フレーム信号NB が、そのフレーム信号N
0 及びこれと隣接するIピクチャフレーム信号の圧縮符
号化前の1フレーム時間前方のフレーム信号N+1との差
分フレーム信号であることを意味する。又、前後のIピ
クチャフレームI信号からこれらと隣接する如く挟まれ
たBピクチャフレームB信号への2本の山形の矢印は、
Bピクチャフレーム信号Bの圧縮符号化前の差分フレー
ム信号NB が、その差分フレーム信号NB に対応するフ
レーム信号N0 と、これと隣接する前後のIピクチャフ
レーム信号Iの圧縮符号化前の1フレーム時間後方及び
前方のフレーム信号N-1、N+1の平均のフレーム信号で
ある予測フレーム信号NE との差分フレーム信号である
ことを意味する。
【0016】次に、図7(a)の如く磁気テープ上に順
次記録された旧いP、I、B、I、B、I、…………ピ
クチャフレーム信号P、I、B、I、B、I、………の
うち、図7(b)に示すようにインサート制御信号が
“1”となっている部分の旧いB、I、B、Iピクチャ
フレーム信号B、I、B、Iの代わりに、図7(c)に
示すように新たなP、I、B、Iピクチャフレーム信号
P、I、B、I(網目化部分)を編集記録するインサー
ト編集を行った場合を考える。そして、この図7(c)
に示す如く各ピクチャフレーム信号の記録された磁気テ
ープからその記録信号を再生する場合、図7(b)のイ
ンサート制御信号が“1”から“0”になった直後の古
いBピクチャフレーム信号Bに対応する圧縮符号化前の
フレーム信号を得るために、そのBピクチャフレーム信
号B並びに、その前後の隣接する古いIピクチャフレー
ム信号及び新たなIピクチャフレーム信号を、それぞれ
圧縮復号化してから上述のように信号処理して得るた
め、ノイズ信号となってしまう。
【0017】次に、図7(a)の如く磁気テープ上に順
次記録された旧いP、I、B、I、B、I、…………ピ
クチャフレーム信号P、I、B、I、B、I、………の
うち、図7(d)に示すようにインサート制御信号が
“1”となっている部分の旧いI、B、I、Bピクチャ
フレーム信号I、B、I、Bの代わりに、図7(e)に
示すように新たなI、B、I、Pピクチャフレーム信号
I、B、I、Pを編集記録するインサート編集を行った
場合を考える。そして、この図7(e)に示す如くピク
チャフレーム信号の記録された磁気テープからその記録
信号を再生する場合、図7(d)のインサート制御信号
が“0”から“1”になる直前の古いBピクチャフレー
ム信号Bに対応する圧縮符号化前のフレーム信号を得る
ために、そのBピクチャフレーム信号B並びに、その隣
接する古いIピクチャフレーム信号I及び新たなIピク
チャフレーム信号Iをそれぞれ圧縮復号化してから上述
のように信号処理して得るため、やはりノイズ信号とな
ってしまう。
【0018】かかる編集記録において、先行再生回転磁
気ヘッドで磁気テープ上の古いピクチャフレーム信号を
再生しながら、記録回転磁気ヘッドで新たなピクチャフ
レーム信号を記録するようにすれば、ピクチャフレーム
信号の一部がノイズ信号となる虞はなくなる。高品質記
録を重視する放送局用、業務用のVTRでは、記録同時
再生回転磁気ヘッドを備え、これによって記録状態を監
視するようにしているが、その他に電子編集用の先行再
生回転磁気ヘッドをも具備させると、VTRがかなり高
価となってしまう。因みに、オーディオ信号のクロスフ
ェードの可能な高価なVTRでは、記録同時再生回転磁
気ヘッド及び先行再生回転磁気ヘッドを備えており、磁
気テープ上の古いオーディオ信号を先行再生回転磁気ヘ
ッドで再生し、その古いオーディオ信号信号の一部を新
しいオーディオ信号に書き換えると共に、その継ぎ目付
近では、新旧のオーディオ信号をクロスフェードしたも
ので書き換えるようにし、その記録状態を記録同時再生
回転磁気ヘッドで監視するようにしている。
【0019】又、最近の傾向として、編集におけるダビ
ングの高速化要求されているが、圧縮符号化された画像
信号のままでの高速ダビングでは、先行再生回転磁気ヘ
ッドによる先行再生は殆ど実現不可能である。
【0020】かかる点に鑑み、本発明は、所定の順序で
配列された、画面の水平及び垂直方向に所定個数ずつマ
トリクス状に配された画素データからなる複数のブロッ
ク信号に細分化された第1の画面単位のブロック化デジ
タル画像信号の画像圧縮化信号と、第1の画面単位のブ
ロック化デジタル画像信号並びにその第1の画面単位の
ブロック化デジタル画像信号に対し、1画面前方及び後
方で、第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号の
各ブロック信号に対しそれぞれ高い相関性を有する各ブ
ロック信号からなる第2及び第3の画面単位のブロック
化デジタル画像信号の平均値と第1の画面単位のブロッ
ク化デジタル画像信号との差からなる画面単位のブロッ
ク化デジタル差分画像信号の画像圧縮化信号とを、記録
媒体の所定本数ずつの記録トラックに、所定の順序でそ
れぞれ記録するようにした画像記録装置において、その
記録媒体の記録信号の一部が編集記録されたものである
場合を考慮し、記録媒体に記録されている記録信号の再
生信号から、歪みの少ないデジタル画像信号を復元する
ことのできる画像記録装置を提案しようとするものであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、画面の水平及
び垂直方向に所定個数ずつマトリクス状に配された画素
データからなる複数のブロック信号に細分化されたブロ
ック化デジタル画像信号を供給して、第1の画面単位の
ブロック化デジタル画像信号並びにその第1の画面単位
のブロック化デジタル画像信号に対し、1画面前方及び
後方で、第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号
の各ブロック信号に対しそれぞれ高い相関性を有する各
ブロック信号からなる第2及び第3の画面単位のブロッ
ク化デジタル画像信号の平均値と、第1の画面単位のブ
ロック化デジタル画像信号との差からなる画面単位のブ
ロック化デジタル差分画像信号を得る信号処理手段4〜
10と、第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号
及び画面単位のブロック化デジタル差分画像信号を所定
の順序で切り換えて出力する切換え手段11と、第2及
び第3の画面単位のブロック化デジタル画像信号の第1
のブロック化デジタル画像信号の各ブロック信号に対し
それぞれ高い相関性を有する各ブロック信号の各画素デ
ータの平均値の差分の絶対値が所定値より大きいか否か
を判定し、その所定値より大きいときは、画面単位のブ
ロック化デジタル差分画像信号のブロック信号の代わり
に、第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号のブ
ロック信号を出力させるように切換え手段11を制御す
る第1の判定手段18a、18dと、第2及び第3の画
面単位のブロック化デジタル画像信号の第1のブロック
化デジタル画像信号の各ブロック信号に対しそれぞれ高
い相関性を有する各ブロック信号の差分の分散(又は差
分絶対値和)を、第1のブロック化デジタル画像信号の
それぞれ対応する各ブロック信号を構成する画素データ
の分散(又は差分絶対値和)で割り算し、その商が所定
値より大きいか否かを判定し、その所定値より大きいと
きは、画面単位のブロック化デジタル差分画像信号のブ
ロック信号の代わりに、第1の画面単位のブロック化デ
ジタル画像信号のブロック信号を出力させるように切換
え手段11を制御する第2の判定手段18c、18d
と、切換え手段11よりの画面単位のブロック化デジタ
ル画像信号及び画面単位のブロック化デジタル差分画像
信号をブロック信号毎に供給して画像圧縮符号化する画
像圧縮符号化手段13、14、15と、その画像圧縮符
号化手段よりの画面単位のブロック化デジタル画像信号
の画像圧縮符号化信号及び画面単位のブロック化デジタ
ル差分画像信号の画像圧縮符号化信号を画面単位で所定
本数ずつの記録トラックを形成する如く記録媒体上に記
録する記録手段とを有することを特徴とする画像記録装
置である。
【0022】
【作用】かかる本発明によれば、画面の水平及び垂直方
向に所定個数ずつマトリクス状に配された画素データか
らなる複数のブロック信号に細分化されたブロック化デ
ジタル画像信号を信号処理手段4〜10に供給して、第
1の画面単位のブロック化デジタル画像信号並びにその
第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号に対し、
1画面前方及び後方で、第1の画面単位のブロック化デ
ジタル画像信号の各ブロック信号に対しそれぞれ高い相
関性を有する各ブロック信号からなる第2及び第3の画
面単位のブロック化デジタル画像信号の平均値と、第1
の画面単位のブロック化デジタル画像信号との差からな
る画面単位のブロック化デジタル差分画像信号を得る。
この信号処理手段4〜10よりの第1の画面単位のブロ
ック化デジタル画像信号及び画面単位のブロック化デジ
タル差分画像信号を、切換え手段11によって所定の順
序で切り換えて出力する。
【0023】第1の判定手段18a、18dによって、
第2及び第3の画面単位のブロック化デジタル画像信号
の第1のブロック化デジタル画像信号の各ブロック信号
に対しそれぞれ高い相関性を有する各ブロック信号の各
画素データの平均値の差分の絶対値が所定値より大きい
か否かを判定し、その所定値より大きいときは、画面単
位のブロック化デジタル差分画像信号のブロック信号の
代わりに、第1の画面単位のブロック化デジタル画像信
号のブロック信号を出力させるように切換え手段11を
制御する。
【0024】第2の判定手段18c、18dによって、
第2及び第3の画面単位のブロック化デジタル画像信号
の第1のブロック化デジタル画像信号の各ブロック信号
に対しそれぞれ高い相関性を有する各ブロック信号の差
分の分散(又は差分絶対値和)を、第1のブロック化デ
ジタル画像信号のそれぞれ対応する各ブロック信号を構
成する画素データの分散(又は差分絶対値和)で割り算
し、その商が所定値より大きいか否かを判定し、その所
定値より大きいは、画面単位のブロック化デジタル差分
画像信号のブロック信号の代わりに、第1の画面単位の
ブロック化デジタル画像信号のブロック信号を出力させ
るように切換え手段11を制御する。
【0025】切換え手段11よりの画面単位のブロック
化デジタル画像信号及び画面単位のブロック化デジタル
差分画像信号をブロック信号毎に、画像圧縮符号化する
画像圧縮符号化手段13、14、15に供給する。その
画像圧縮符号化手段よりの画面単位のブロック化デジタ
ル画像信号の画像圧縮符号化信号及び画面単位のブロッ
ク化デジタル差分画像信号の画像圧縮符号化信号を、記
録手段によって、画面単位で所定本数ずつの記録トラッ
クを形成する如く記録媒体上に記録する。
【0026】
【実施例】以下に、図1を参照して、実施例の画像記録
装置を説明する。図示を省略するも、アナログ画像信号
をA/D変換して、時間軸上に順次配された複数の離散
的画素データからなるデジタル画像信号を得る。このデ
ジタル画像信号を、時系列変換して、画面の水平方向及
び垂直方向に所定個数m×nずつ、例えば、16×16
個ずつのマトリクス状に配された画像データからなる複
数のブロック信号に細分化する如く時系列変換して、ブ
ロック化デジタル画像信号を得る。このブロックをマク
ロブロックと呼ぶが、以下の説明では、単にブロックと
呼ぶことにする。
【0027】このブロック化デジタル画像信号、即ち、
入力ブロック化デジタル画像信号が入力端子1から、動
きベクトル検出器6及び動き補償器7に供給されると共
に、フレームメモリ4に供給されて1フレーム時間だけ
遅延される。フレームメモリ4よりのブロック化デジタ
ル画像信号は、動きベクトル検出器6、減算器10及び
切換えスイッチ11に供給されると共に、フレームメモ
リ5に供給されて更に1フレーム時間だけ遅延される。
フレームメモリ5よりのブロック化デジタル画像信号
は、動きベクトル検出器6及び動き補償器8に供給され
る。
【0028】入力端子1に供給された入力ブロック化デ
ジタル画像信号のフレーム信号をN -1、その入力ブロッ
ク化デジタル画像信号のフレーム信号N-1がフレームメ
モリ4によって1フレーム時間だけ遅延されたブロック
化デジタル画像信号のフレーム信号をN0 、その1フレ
ーム時間だけ遅延されたブロック化デジタル画像信号の
フレーム信号N0 がフレームメモリ5によって更に1フ
レーム時間遅延されたブロック化デジタル画像信号のフ
レーム信号をN+1とする。即ち、フレーム信号N+1、N
-1は、それぞれフレーム信号N0 に対し、1フレーム前
方及び後方のフレーム信号である。動きベクトル検出器
6に、これらのブロック化デジタル画像信号のフレーム
信号N-1、N0 、N+1が供給され、動きベクトル検出器
6は、ブロック化デジタル画像信号のフレーム信号N0
のあるブロック信号に対し、ブロック化デジタル画像信
号のフレームN-1、N+1のそれぞれ対応するブロック信
号を中心とした16×16個のマトリクス状に配された
画素データのうち、各画素データの差分の絶対値の総和
の最も小さいブロック信号、即ち、最も相関性の高いブ
ロック信号を検出して、動き補償器7、8から出力させ
るように動き補償器7、8を制御する。
【0029】動き補償器7、8よりの各ブロック信号は
加算器8に供給されて加算されると共に、その加算器8
に内蔵された1/2乗算器によってそのレベルが1/2
にされて、両ブロック信号の対応する各画素データの平
均のレベルの画素データからなる予測ブロック信号から
構成されるブロック化デジタル画像信号の予測フレーム
信号NE が出力される。そして、減算器10において、
ブロック化デジタル画像信号の予測フレーム信号N
E と、フレームメモリ4からのブロック化デジタル画像
信号のフレーム信号N0 とが、対応するブロック信号同
志で、対応する各画素データ同志の減算が行われて、ブ
ロック化デジタル画像信号の差分フレーム信号NB が出
力される。
【0030】尚、動き補償器7、8に供給されるブロッ
ク化デジタル画像信号のフレーム信号N-1、N+1のいず
れか一方が欠落したときは、加算器9による1/2の乗
算は行わないものとし、そのときに減算器10より出力
されるブロック化デジタル画像信号の差分フレーム信号
はNP と表すものとする。但し、説明の煩雑さを回避す
るために、特に、区別の必要のない場合は、差分フレー
ム信号NP は差分フレーム信号NB に含まれるものとす
る。
【0031】そして、減算器10よりのよりのブロック
化デジタル画像信号の差分フレーム信号NB と、フレー
ムメモリ4よりのフレームメモリ4よりのブロック化デ
ジタル画像信号のフレーム信号N0 とが、切換えスイッ
チ11に供給されて切換えられる。この切換えスイッチ
11は、IB判定回路18よりのIB判定信号によっ
て、その切換えが制御される。
【0032】このIB判定回路18の具体構成を、図2
を参照して説明する。このIB判定回路18は、DC比
較器18a、減算器18b、分散比較器18c及びIB
判定器18dから構成される。動き補償器7、8よりの
それぞれ動き補償されたブロック化デジタル画像信号の
各ブロック信号がDC比較器18aに供給されて、各ブ
ロック信号の画素データの平均値の差分の絶対値の演算
が行われる。その演算結果である平均値がIB判定器1
8dに供給されて、閾値DCthより大きいか否かの判定
が行われる。その大きい場合を不等式で表すと、次式の
如くなる。尚、M、Nはブロック信号の画素データの行
及び列のそれぞれの数で、ここではM=N=16であ
る。
【0033】
【数1】
【0034】動き補償器7、8よりの各ブロック信号が
減算器18bに供給されて、その対応する各画素データ
が減算され、その得られた差分ブロック信号と、フレー
ムメモリ4よりのブロック化デジタル画像信号のフレー
ム信号N0 のブロック信号とが分散比較器18cに供給
されて、それぞれ分散の演算が行われると共に、減算器
18bよりの差分ブロック信号の分散値を、フレームメ
モリ4よりのブロック化デジタル画像信号のフレーム信
号N0 のブロック信号の分散値で割り算し、その演算結
果がIB判定器18dに供給される。IB判定器18d
では、その演算結果が閾値Sthより大きいか否かの判定
が行われる。その大きい場合を不等式で表すと、次式の
如くなる。
【0035】
【数2】
【0036】尚、フレームメモリ4よりのブロック化デ
ジタル画像信号のフレーム信号N0のブロック信号の分
散を評価するのは、高域成分の多いデジタル画像信号に
おける画像レベルの変動を考慮したためである。
【0037】又、分散比較器18cにおける分散演算の
代わりに、それぞれ差分絶対値和演算でも良く、その場
合には、2乗回路が不要になるため、演算のための回路
構成が簡単になる。この場合には、分散比較器18cは
差分絶対値和比較器と名称を変えることになる。即ち、
動き補償器7、8よりの各ブロック信号が減算器18b
に供給されて、その対応する各画素データが減算され、
その得られた差分ブロック信号と、フレームメモリ4よ
りのブロック化デジタル画像信号のフレーム信号N0
ブロック信号とが差分絶対値和比較器に供給されて、そ
れぞれ差分絶対値和の演算が行われると共に、減算器1
8bよりの差分ブロック信号の差分絶対値和を、フレー
ムメモリ4よりのブロック化デジタル画像信号のフレー
ム信号N 0 のブロック信号の差分絶対値和で割り算し、
その演算結果がIB判定器18dに供給される。IB判
定器18dでは、その演算結果が閾値Sth′より大きい
か否かの判定が行われる。その大きい場合を不等式で表
すと、次式の如くなる。
【0038】
【数3】
【0039】IB判定器18dに、入力端子2よりのB
/Iセレクト信号が供給されて、IB判定器18dは、
原則的には切換えスイッチ11が、フレーム毎に減算器
10側及びフレームメモリ4側に交互に切り換えられる
ようなIB判定信号を出力する。切換えスイッチ11が
原則的に減算器10側に切換えたれるときに、数1又は
数2の不等式が成立するときは、切換えスイッチ11が
フレームメモリ4側に切換えて、フレームメモリ4より
のブロック化デジタル画像信号のフレーム信号N0 のブ
ロック信号(非差分ブロック信号)が出力されるよう
に、切換えスイッチ11を切り換えるIB判定信号が出
力されて、切換えスイッチ11に供給されると共に、ブ
ロック(マクロブロック)情報付加器19に供給され
て、動きベクトルの代わりに記録符号化器16に供給さ
れる。
【0040】切換えスイッチ11よりのブロック化デジ
タル画像信号のフレーム信号N0 の各ブロック信号、非
差分ブロック信号及びブロック化デジタル画像信号の差
分フレーム信号NB の各ブロック信号は、2次元離散コ
サイン変換器13に供給されて変換される。コサイン変
換器13よりのブロック信号に対応する変換係数は量子
化器14に供給されて量子化される。
【0041】量子化されたブロック信号に対応する変換
係数は可変長符号化器15に供給されて可変長符号化さ
れた後、記録符号器16に供給されて、B/Iセレクト
信号、動きベクトル検出器6(ブロック情報付加器1
9)よりの動きベクトル(ブロック化デジタル画像信号
のフレーム信号N0 のあるブロック信号の識別情報、そ
のあるブロック信号に対し、ブロック化デジタル画像信
号のフレーム信号N-1、N+1のそれぞれ対応するブロッ
ク信号を中心とした16×16個のマトリクス状に配さ
れた画素データのうち、各画素データの差分の絶対値の
総和の最も小さいブロック信号、即ち、最も相関性の高
いブロック信号の各識別情報)、IB判定回路18(ブ
ロック情報付加器19)よりのIB判定信号、ブロック
化デジタル画像信号のフレーム信号中の所定個数のブロ
ック信号が含まれるシンクの識別情報等及び編集記録時
においては、これらに加えて、新たな記録信号の記録さ
れる傾斜トラックの識別情報等の付加が行われると共
に、誤り訂正符号が付加された後、これらの全体に対し
記録のためのチャンネルコーディング等の記録符号化が
行われる。そして、この記録符号化器16の出力は記録
増幅器及び記録用回転磁気ヘッドからなる記録ユニット
17に供給されて、磁気テープに傾斜トラックが形成さ
れるように記録される。
【0042】さて、上述の従来例と同様に、ブロック化
デジタル画像信号のフレーム信号N 0 及び差分フレーム
信号NB 、NP の画像圧縮符号化された信号をそれぞれ
Iピクチャフレーム信号(イントラ符号化画像フレーム
信号)、Bピクチャフレーム信号(両方向予測符号化画
像フレーム信号)及びPピクチャフレーム信号(前方予
測符号化画像フレーム信号)と呼ぶ。
【0043】以下に、図3を参照して、実施例の画像再
生装置を説明する。磁気テープ上の記録信号は、再生用
回転磁気ヘッド及び再生増幅器からなる再生ユニット2
1によって再生された後、再生復号化器22に供給され
て、チャンネルデコーディング等の再生復号化及び誤り
訂正が行われると共に、B/Iセレクト信号及び動きベ
クトル(ブロック化デジタル画像信号のフレーム信号N
0 のあるブロック信号の識別情報、そのブロック信号の
第1及び第2のサブサンプルの別の識別情報、そのある
ブロック信号に対し、ブロック化デジタル画像信号のフ
レーム信号N-1、N+1のそれぞれ対応するブロック信号
を中心とした16×16個のマトリクス状に配された画
素データのうち、各画素データの差分の絶対値の総和の
最も小さいブロック信号、即ち、最も相関性の高いブロ
ック信号の各識別情報及びそのブロック化信号の第1及
び第2のサブサンプルの別の識別情報)、IB判定信
号、ブロック化デジタル画像信号のフレーム信号中の所
定個数のブロック信号が含まれるシンクの識別情報等及
び編集記録時においてはこれらに加えて新たな記録信号
の記録される傾斜トラックの識別情報が分離される。
又、再生復号化器22において、誤り訂正において訂正
できなかったピクチャフレーム信号の記録される傾斜ト
ラックの識別情報も記録トラック信号として、再生復号
化器22から出力されるようになされている。
【0044】再生復号化器22よりの可変長符号化さ
れ、量子化されたブロック信号に対応する変換符号は、
可変長復号化器23に供給されて復号化される。可変長
復号化器23より得られた量子化されたブロック信号に
対応する変換符号は、逆量子化器24に供給されて逆量
子化され、その得られたブロック信号に対応する変換符
号は2次元離散コサイン逆変換器25に供給されてコサ
イン逆変換されて、差分フレーム信号、非差分ブロック
信号及びフレーム信号が得られる。
【0045】2次元離散コサイン逆変換器25より得ら
れた各差分フレーム信号及び各フレーム信号のうち、フ
レーム信号及び非差分ブロック信号は、フレームメモリ
27によって1フレーム時間だけ遅延された後、再生復
号化器22より分離されたIB判定信号によって制御さ
れる切換えスイッチ35によって切換えられた後、出力
端子37に出力される。
【0046】差分フレーム信号に対しては、その1フレ
ーム後方のフレーム信号である2次元離散コサイン逆変
換器25よりの出力と、その1フレーム前方のフレーム
信号、即ち、フレームメモリ27の次段のフレームメモ
リ28の出力とは、それぞれ動き補償回路30、31に
供給されて、再生復号化器22よりの分離された動きベ
クトルに基づいて、差分フレーム信号に対応するフレー
ム信号の各ブロック信号と相関性の最も高い高いブロッ
ク信号が出力される。動き補償器7、8よりの各対応す
るブロック信号は加算器33に供給されて、その各画素
データ毎に加算された後、その加算器33に内蔵されて
いる1/2乗算器で1/2にし(前方予測差分フレーム
信号の場合は、動き補償器30又は32よりのブロック
信号をそのまま出力する)て、予測フレーム信号NE
得る。この予測フレーム信号NEと、フレームメモリ2
7よりの差分フレーム信号又はフレーム信号とを加算器
34に供給して、ブロック信号及び画素データ毎に加算
して、フレーム信号を得て、再生復号化器22よりの分
離されたIB判定信号信号によって制御される切換えス
イッチ35によって切換えられて、出力端子37に出力
される。かくして、出力端子37に出力ブロック化デジ
タル画像信号が出力される。
【0047】上述の実施例では、「画面単位」がフレー
ムである場合を説明したが、「画面単位」はフィールド
でも良い。
【0048】上述の実施例の画像圧縮符号化装置の回路
13は離散コサイン変換回路に限られるものではなく、
直交変換回路等の変換符号化回路、予測符号化回路、ベ
クトル量子化回路、エントロピー符号化回路等の高能率
符号化回路であれば良く、それに応じて画像圧縮復号化
装置の回路25は、直交逆変換回路等の変換復号化回
路、予測復号化回路、ベクトル逆量子化回路、エントロ
ピー復号化回路等の高能率復号化回路を用いることにな
る。
【0049】本発明の画像記録装置及び画像圧縮装置
は、磁気テープ記録又は/及び再生装置の他に、磁気デ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク等のディスク記録
又は/及び再生装置等に適用し得る。
【0050】実施例の画像記録装置によれば、画面の水
平及び垂直方向に所定個数ずつマトリクス状に配された
画素データからなる複数のブロック信号に細分化された
ブロック化デジタル画像信号を供給して、第1の画面単
位のブロック化デジタル画像信号並びにその第1の画面
単位のブロック化デジタル画像信号に対し、1画面前方
及び後方で、第1の画面単位のブロック化デジタル画像
信号の各ブロック信号に対しそれぞれ高い相関性を有す
る各ブロック信号からなる第2及び第3の画面単位のブ
ロック化デジタル画像信号の平均値と、第1の画面単位
のブロック化デジタル画像信号との差からなる画面単位
のブロック化デジタル差分画像信号を得る信号処理手段
4〜10と、第1の画面単位のブロック化デジタル画像
信号及び画面単位のブロック化デジタル差分画像信号を
所定の順序で切り換えて出力する切換え手段11と、第
2及び第3の画面単位のブロック化デジタル画像信号の
第1のブロック化デジタル画像信号の各ブロック信号に
対しそれぞれ高い相関性を有する各ブロック信号の各画
素データの平均値の差分の絶対値が所定値より大きいか
否かを判定し、その所定値より大きいときは、画面単位
のブロック化デジタル差分画像信号のブロック信号の代
わりに、第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号
のブロック信号を出力させるように切換え手段11を制
御する第1の判定手段18a、18dと、第2及び第3
の画面単位のブロック化デジタル画像信号の第1のブロ
ック化デジタル画像信号の各ブロック信号に対しそれぞ
れ高い相関性を有する各ブロック信号の差分の分散(又
は差分絶対値和)を、第1のブロック化デジタル画像信
号のそれぞれ対応する各ブロック信号を構成する画素デ
ータの分散(又は差分絶対値和)で割り算し、その商が
所定値より大きいか否かを判定し、その所定値より大き
いときは、画面単位のブロック化デジタル差分画像信号
のブロック信号の代わりに、第1の画面単位のブロック
化デジタル画像信号のブロック信号を出力させるように
切換え手段を制御する第2の判定手段18c、18d
と、切換え手段11よりの画面単位のブロック化デジタ
ル画像信号及び画面単位のブロック化デジタル差分画像
信号をブロック信号毎に供給して画像圧縮符号化する画
像圧縮符号化手段13、14、15と、その画像圧縮符
号化手段よりの画面単位のブロック化デジタル画像信号
の画像圧縮符号化信号及び画面単位のブロック化デジタ
ル差分画像信号の画像圧縮符号化信号を画面単位で所定
本数ずつの記録トラック(傾斜トラック又は円形トラッ
ク)を形成する如く記録媒体(磁気テープ、光ディス
ク、光磁気ディスク又は磁気ディスク)上に記録する記
録手段とを有するので、その記録媒体の記録信号の一部
が編集記録されたものである場合を考慮し、記録媒体に
記録されている記録信号の再生信号から、歪みの少ない
デジタル画像信号を復元することのできる画像記録装置
を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、画面の水平及び垂直方
向に所定個数ずつマトリクス状に配された画素データか
らなる複数のブロック信号に細分化されたブロック化デ
ジタル画像信号を供給して、第1の画面単位のブロック
化デジタル画像信号並びにその第1の画面単位のブロッ
ク化デジタル画像信号に対し、1画面前方及び後方で、
第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号の各ブロ
ック信号に対しそれぞれ高い相関性を有する各ブロック
信号からなる第2及び第3の画面単位のブロック化デジ
タル画像信号の平均値と、第1の画面単位のブロック化
デジタル画像信号との差からなる画面単位のブロック化
デジタル差分画像信号を得る信号処理手段と、第1の画
面単位のブロック化デジタル画像信号及び画面単位のブ
ロック化デジタル差分画像信号を所定の順序で切り換え
て出力する切換え手段と、第2及び第3の画面単位のブ
ロック化デジタル画像信号の第1のブロック化デジタル
画像信号の各ブロック信号に対しそれぞれ高い相関性を
有する各ブロック信号の各画素データの平均値の差分の
絶対値が所定値より大きいか否かを判定し、その所定値
より大きいときは、画面単位のブロック化デジタル差分
画像信号のブロック信号の代わりに、第1の画面単位の
ブロック化デジタル画像信号のブロック信号を出力させ
るように切換え手段を制御する第1の判定手段と、第2
及び第3の画面単位のブロック化デジタル画像信号の第
1のブロック化デジタル画像信号の各ブロック信号に対
しそれぞれ高い相関性を有する各ブロック信号の差分の
分散(又は差分絶対値和)を、第1のブロック化デジタ
ル画像信号のそれぞれ対応する各ブロック信号を構成す
る画素データの分散(又は差分絶対値和)で割り算し、
その商が所定値より大きいか否かを判定し、その所定値
より大きいときは、画面単位のブロック化デジタル差分
画像信号のブロック信号の代わりに、第1の画面単位の
ブロック化デジタル画像信号のブロック信号を出力させ
るように切換え手段を制御する第2の判定手段と、切換
え手段よりの画面単位のブロック化デジタル画像信号及
び画面単位のブロック化デジタル差分画像信号をブロッ
ク信号毎に供給して画像圧縮符号化する画像圧縮符号化
手段と、その画像圧縮符号化手段よりの画面単位のブロ
ック化デジタル画像信号の画像圧縮符号化信号及び画面
単位のブロック化デジタル差分画像信号の画像圧縮符号
化信号を画面単位で所定本数ずつの記録トラックを形成
する如く記録媒体上に記録する記録手段とを有するの
で、その記録媒体の記録信号の一部が編集記録されたも
のである場合を考慮し、記録媒体に記録されている記録
信号の再生信号から、歪みの少ないデジタル画像信号を
復元することのできる画像記録装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像圧縮符号化装置を備えた
画像記録装置(デジタルVTRの記録系)を示すブロッ
ク線図
【図2】実施例のIB判定回路の具体構成を示すブロッ
ク線図
【図3】本発明の実施例の画像圧縮復号化装置を備えた
画像再生装置(デジタルVTRの再生系)を示すブロッ
ク線図
【図4】従来例の画像圧縮符号化装置を備えた画像記録
装置(デジタルVTRの記録系)を示すブロック線図
【図5】フレーム構造と記録トラックの関係を示す説明
【図6】従来例の画像圧縮復号化装置を備えた画像再生
装置(デジタルVTRの再生系)を示すブロック線図
【図7】従来のインサート編集記録の説明図 (a) ピクチャフレーム信号 (b) インサート制御信号 (c) 編集記録されたピクチャフレーム信号 (d) インサート制御信号 (e) 編集記録されたピクチャフレーム信号
【符号の説明】
1 入力ブロック化デジタル画像信号の入力端子 2 B/Iセレクト信号の入力端子 4 フレームメモリ 5 フレームメモリ 6 動きベクトル検出器 7 動き補償器 8 動き補償器 9 加算器 10 減算器 11 切換えスイッチ 13 2次元離散コサイン変換器 14 量子化器 15 可変長符号化器 16 記録符号化器 17 記録ユニット 19 マクロブロック情報付加器 21 再生ユニット 22 再生復号化器 23 可変長復号化器 24 逆量子化器 25 2次元離散コサイン逆変換器 27 フレームメモリ 28 フレームメモリ 30 動き補償器 32 動き補償器 33 加算器 34 加算器 35 切換えスイッチ 37 出力ブロック化デジタル画像信号の入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 11/04 Z 9185−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面の水平及び垂直方向に所定個数ずつ
    マトリクス状に配された画素データからなる複数のブロ
    ック信号に細分化されたブロック化デジタル画像信号を
    供給して、第1の画面単位のブロック化デジタル画像信
    号並びに該第1の画面単位のブロック化デジタル画像信
    号に対し、1画面前方及び後方で、上記第1の画面単位
    のブロック化デジタル画像信号の各ブロック信号に対し
    それぞれ高い相関性を有する各ブロック信号からなる第
    2及び第3の画面単位のブロック化デジタル画像信号の
    平均値と、上記第1の画面単位のブロック化デジタル画
    像信号との差からなる画面単位のブロック化デジタル差
    分画像信号を得る信号処理手段と、 上記第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号及び
    上記画面単位のブロック化デジタル差分画像信号を所定
    の順序で切り換えて出力する切換え手段と、 上記第2及び第3の画面単位のブロック化デジタル画像
    信号の上記第1のブロック化デジタル画像信号の各ブロ
    ック信号に対しそれぞれ高い相関性を有する各ブロック
    信号の各画素データの平均値の差分の絶対値が所定値よ
    り大きいか否かを判定し、該所定値より大きいときは、
    上記画面単位のブロック化デジタル差分画像信号のブロ
    ック信号の代わりに、上記第1の画面単位のブロック化
    デジタル画像信号のブロック信号を出力させるように上
    記切換え手段を制御する第1の判定手段と、 上記第2及び第3の画面単位のブロック化デジタル画像
    信号の上記第1のブロック化デジタル画像信号の各ブロ
    ック信号に対しそれぞれ高い相関性を有する各ブロック
    信号の差分の分散(又は差分絶対値和)を、上記第1の
    ブロック化デジタル画像信号のそれぞれ対応する各ブロ
    ック信号を構成する画素データの分散(又は差分絶対値
    和)で割り算し、その商が所定値より大きいか否かを判
    定し、該所定値より大きいときは、上記画面単位のブロ
    ック化デジタル差分画像信号のブロック信号の代わり
    に、上記第1の画面単位のブロック化デジタル画像信号
    のブロック信号を出力させるように上記切換え手段を制
    御する第2の判定手段と、 上記切換え手段よりの上記画面単位のブロック化デジタ
    ル画像信号及び上記画面単位のブロック化デジタル差分
    画像信号をブロック信号毎に供給して画像圧縮符号化す
    る画像圧縮符号化手段と、 該画像圧縮符号化手段よりの上記画面単位のブロック化
    デジタル画像信号の画像圧縮符号化信号及び上記画面単
    位のブロック化デジタル差分画像信号の画像圧縮符号化
    信号を画面単位で所定本数ずつの記録トラックを形成す
    る如く記録媒体上に記録する記録手段とを有することを
    特徴とする画像記録装置。
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