JPH0836529A - 記憶情報解析防止方式 - Google Patents

記憶情報解析防止方式

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JPH0836529A
JPH0836529A JP6174065A JP17406594A JPH0836529A JP H0836529 A JPH0836529 A JP H0836529A JP 6174065 A JP6174065 A JP 6174065A JP 17406594 A JP17406594 A JP 17406594A JP H0836529 A JPH0836529 A JP H0836529A
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rom
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JP6174065A
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English (en)
Inventor
Narihide Yamada
成英 山田
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ROMに記憶した記憶情報を不正に解析する
ことを防止し、そのROMの不正使用を防止する。 【構成】 書き込み時にROM14を特定するパスワー
ドPWを設定してパスワード保持部21に記憶し、パス
ワードPWに基づいてアドレス線及びデータ線変更部2
3及び24で設定された変更規則に基づき信号線の接続
先変更を行いこの状態でROM14への書き込みを行
い、意味不明の情報としてROM14に記憶し、読み出
し時にはオペレータが予め設定された特定コードをキー
入力しこれにより有効信号発生部22が有効信号ONと
して出力することによりアドレス線及びデータ線変更部
23及び24でパスワード保持部21のパスワードPW
に基づき変更規則にしたがって信号線の接続先の変更を
行い、この状態でROM14の記憶情報を読み出すこと
により記憶情報を正常情報として取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ROM等に記憶された
プログラム、データ等を不正に解読したり、その内容を
不正に改造、利用することを防止することの可能な記憶
情報解析防止方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ROMカード等のROM
(読み出し専用メモリ)に記憶されたプログラムに基づ
いて情報処理部で処理を行うような情報処理装置におい
ては、ROMに記憶したプログラムを不正に解読した
り、その内容を不正に改造、又は利用することを防止す
るために、例えば、ソフトウェアで対応する場合には、
ROMに記憶するプログラムを予め暗号化し、この暗号
化したプログラムをROMに記憶し、このプログラムを
実行するときには、情報処理部でROMに記憶された暗
号化されたプログラムを読み出し、この暗号化されたプ
ログラムを情報処理部で解読した後これを実行するよう
になされている。
【0003】或いは、プログラムをワンチップコンピュ
ータ内のROMに書き込み、プログラムが外部からモニ
タできないようにする等の方法も行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、例えば、予め暗号化したプログラムをROMに
書き込む方法では、情報処理部でROMから読み出した
プログラムをそのまま実行することができないので、情
報処理部において、暗号化されたプログラムを解読して
通常のプログラムに変更する必要があり、情報処理部で
の処理実行時間が長くなってしまい、情報処理装置の処
理効率が低下するという未解決の課題がある。
【0005】また、プログラムをワンチップコンピュー
タ等のROMに書き込む方法の場合には、ROMの容量
に制限があるため、プログラムの拡張性が失われてしま
うという未解決の課題がある。そこで、この発明は、上
記従来の未解決の課題に着目してなされたものであり、
プログラム処理時間が増加することなく、また、プログ
ラムの拡張性を損なうことなく、プログラムの解析を防
止することの可能な記憶情報解析防止方式を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる記憶情報解析防止方式は、図1の基
本構成図に示すように、バス接続された情報処理部によ
り情報の書き込みが行われた記憶部の記憶情報の不正使
用を防止する記憶情報解析防止方式において、前記情報
処理部が特定の記憶部に対する書き込み時にパスワード
を設定し当該パスワードを保持するパスワード設定手段
と、前記情報処理部が前記特定の記憶部に対する読み書
き時に有効信号を発生可能な有効信号発生手段と、前記
情報処理部と前記特定の記憶部との間に介挿され、前記
有効信号発生手段で有効信号を発生したとき前記パスワ
ード設定手段で設定したパスワードに対応して任意に設
定された変更規則にしたがって前記情報処理部側及び前
記特定の記憶部側間のバス信号線の接続先を変更する変
更手段とを備え、前記記憶部への情報書き込み時には、
前記パスワード設定手段で設定したパスワードを前記変
更手段に送信し、前記有効信号発生手段で有効信号を発
生した後前記情報処理部から書き込みを行い、前記特定
の記憶部から情報読み出し時には、前記パスワード設定
手段で保持しているパスワードを前記変更手段に送信
し、前記有効信号発生手段が有効信号を発生した後前記
情報処理部が読み出しを行うことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、記憶部への情報書き込み時
にパスワード設定手段によってこの記憶部を特定するた
めのパスワードを設定し、これを保持すると共に変更手
段に送信し、有効信号発生手段で有効信号を発生したと
き、変更手段がパスワード設定手段によって設定された
パスワードをもとに、予めパスワードに対応して設定さ
れた変更規則にしたがって情報処理部側と記憶部側との
間のバス信号線の接続先を変更し、この状態で情報処理
部から記憶部へ情報を書き込むことにより、記憶部には
正常な記憶情報ではない意味不明な情報が書き込まれ、
この記憶部から記憶情報を読み出す場合には、パスワー
ド設定手段で保持しているパスワードを変更手段に送信
し、有効信号発生手段で有効信号を発生したとき変更手
段ででバス信号線の接続先を変更を行い、その後、記憶
部の記憶情報を読み出すことにより、書き込み時とは反
対に、記憶部の記憶情報を変更手段を介することにより
正常な記憶情報として読み出すことができ、このとき、
読み出し時には、記憶部に記憶情報を記憶したときと同
一のバス信号線の接続状態で読み出さない限り正常な記
憶情報を得ることはできないので、不正に記憶部の記憶
情報の解析を行うことはできない。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図2
は、本発明による情報処理装置の構成を示すブロック図
である。この情報処理装置10は、例えば、マイクロプ
ロセッサ等の情報処理部11と、キーボード12等の入
出力装置とのインタフェース処理を行う入出力インタフ
ェース部13と、情報処理部11での演算や制御に必要
なプログラムやデータを記憶するROMカード等の記憶
部としてのROM(読み出し専用メモリ)14及びRA
M(読み出し書き込みメモリ)15と、ROM14の記
憶情報の解析防止を行う解析防止回路16と、解析防止
回路16を介してROM14、RAM15等の外部メモ
リとのインタフェース処理を行う入出力インタフェース
部18とから構成され、情報処理部11と入出力インタ
フェース部13、18とが内部バス17によりバス接続
されており、情報処理部11とキーボード12とが入出
力インタフェース部13を介して接続され、また、RO
M14及びRAM15は入出力インタフェース部18を
介して情報処理部11と接続され、このとき、入出力イ
ンタフェース部18とROM14及びRAM15との間
には、解析防止回路16が介挿されている。
【0009】そして、情報処理部11は、キーボード1
2からの指令に基づいて、プログラム、或いは、プログ
ラム実行時に必要とするデータ等を生成し、これをRO
M14に記憶すると共に、ROM14に記憶したプログ
ラム等を読み出してこれを実行し、演算結果等のデータ
をRAM15に記憶する。そして、ROM14にプログ
ラム等特定情報を記憶する場合には、予め設定された所
定のパスワードの中から任意のパスワードを選択し、R
OM14に対するパスワードとしてこれを解析防止回路
16に登録する。
【0010】解析防止回路16は、図3に示すように、
情報処理部11から入力したパスワードを記憶する例え
ば、書換え可能な不揮発性のメモリ等で形成されたパス
ワード保持部21と、キーボード12から入力されたR
OM14のメモリデータの読み出しを可能とする特定コ
ードが予め設定された特定コードであるか否かを判定
し、予め設定された特定コードが予め設定されたコード
であるとき有効信号をONとし、キーボード12から入
力された特定コードでないとき有効信号をOFFとして
出力する有効信号発生部22と、有効信号発生部22か
らの有効信号と情報処理部11からのパスワードに基づ
き、予め設定された情報処理装置10固有のアドレス線
変更規則に基づいて情報処理部11側とROM14側と
の間のアドレス線の接続先を変更するアドレス線変更部
23と、アドレス線変更部23と同様に、有効信号発生
部22からの有効信号と情報処理部11からのパスワー
ドに基づき、予め設定された情報処理装置10固有のデ
ータ線変更規則に基づいて情報処理部11側とROM1
4側との間のデータ線の接続先を変更するデータ線変更
部24とから構成されている。
【0011】ここで、有効信号発生部22が本発明の有
効信号発生手段に対応し、アドレス線変更部23及びデ
ータ線変更部24が本発明の変更手段に対応している。
そして、アドレス線変更部23は、例えば、マルチプレ
クサ等で構成され、予め、パスワードPW1の場合のア
ドレス線の接続先の変更方式、パスワードPW2の場合
のアドレス線の接続先の変更方式、というように、パス
ワードPWに対するアドレス線の接続先の変更規則が設
定され、このアドレス線変更規則に基づく接続先の変更
を実現するように構成されており、有効信号発生部22
からの有効信号がONのとき、情報処理部11からのパ
スワードに基づき接続先の変更を行うようになされ、有
効信号がOFFのとき接続先の変更を解除するようにな
されている。
【0012】また、データ線変更部24もアドレス線変
更部23と同様に、例えば、マルチプレクサ等で構成さ
れ、予め、パスワードPWに対するデータ線の接続先の
変更規則が設定され、このデータ線変更規則に基づく接
続先の変更を実現するように構成されており、有効信号
発生部22からの有効信号がONであるとき、情報処理
部11からのパスワードに基づき、対応するデータ線変
更規則にしたがってデータ線の接続先の変更を行うよう
になされ、有効信号がOFFのときデータ線変更規則に
基づく信号線接続先の変更を解除して、通常の接続に変
更するようになされている。
【0013】そして、情報処理部11からのアドレス信
号は入出力インタフェース部18、アドレス線変更部2
3を介してROM14に出力され、同様に、情報処理部
11からのデータ信号は入出力インタフェース部18、
データ線変更部24を介してROM14に出力され、情
報処理部11からのコントロール線は入出力インタフェ
ース部18を介し、解析防止回路16を介してそのまま
ROM14に出力されるようになされている。
【0014】図4は、ROM14にプログラム情報等の
特定情報を書き込む場合の、情報処理部11の処理手順
を示したものである。まず、オペレータはまず、予め設
定された特定コードをキーボード12等から入力し、さ
らに、予めアドレス線変更部23及びデータ線変更部2
4での変更規則に対応して設定された所定のパスワード
の中からROM14を特定するためのパスワードPWを
任意に選択してこれをキー入力する。
【0015】これによって、情報処理部11では、ステ
ップS1において、特定コードを読み込んで有効信号発
生部22に送信し、次いでステップS2でパスワードP
Wを読み込む。そして、ステップS3で、読み込んだパ
スワードPWを、パスワード保持部21に記憶し、ステ
ップS4でこのパスワードPWをアドレス線変更部23
及びデータ線変更部24に送信する。
【0016】そして、ステップS5でROM14とのア
クセス要求を行い、ステップS6で書き込みデータを送
信し所定の書き込み処理を行って処理を終了する。図5
は、ROM14に記憶した特定情報を読み出す場合の、
情報処理部11の処理手順を示したものである。このと
き、オペレータはまず、キーボード12から、予め設定
された特定コードをキー入力する。
【0017】そして、情報処理部11は、ステップS1
1で入力された特定コードを読み込んでこれを有効信号
発生部22に通知し、次いでステップS12でパスワー
ド保持部21に記憶したパスワードを読み出してアドレ
ス線変更部23及びデータ線変更部24に出力する。そ
して、ステップS13に移行してROM14とのアクセ
ス要求を行い、ステップS14で、データを読み出して
所定の読み出し処理を行い、処理を終了する。
【0018】ここで、ステップS1〜3及びステップS
12が本発明のパスワード設定手段に対応している。次
に、上記実施例の動作を説明する。今、ROM14に処
理プログラム等の特定情報を書き込むものとする。オペ
レータはまず、予め設定された特定コードをキー入力
し、また、予めアドレス線変更部23及びデータ線変更
部24での変更規則で設定されている所定のパスワード
の中から任意のパスワード、例えば、PW1を選択し、
これをROM14に対するパスワードとしてキーボード
12からキー入力する。これによって、情報処理部11
が入力された特定コードを有効信号発生部22に通知す
ると共に、入力されたパスワードPW1をパスワード保
持部21に記憶し、アドレス線変更部23及びデータ線
変更部24にパスワードPW1を送信する。
【0019】これに伴い、有効信号発生部22では、通
知されたコードを特定コードとして保持すると共に、有
効信号をONとしてアドレス線変更部23及びデータ線
変更部24に送信する。アドレス線変更部23及びデー
タ線変更部24では、予めパスワードPW1に対応する
変更として設定されたアドレス線変更規則及びデータ線
変更規則にしたがって、情報処理部11の各アドレスビ
ット及びデータビットに対応する信号線の出力先を変更
する。
【0020】そして例えば、アドレス線変更部23で
は、本来ならば、情報処理部11側のアドレスビットA
C 0〜AC 7の出力信号がROM14側のアドレスビッ
トAR0〜AR 7にそれぞれ入力されるように接続する
べき信号線を、図6に示すように、情報処理部11側の
アドレスビットAC 0とROM14側のアドレスビット
R 1、AC 1とAR 2、AC 2とAR 7、AC 3とA
R 0、AC 4とAR 3、AC 5とAR 6、AC 6とAR
5、AC 7とAR 4とが対応するように信号線の接続先
の変更を行う。
【0021】同様に、データ線変更部23でも、本来な
らば、情報処理部11側のデータビットDC 0〜DC
の出力信号がROM14側のデータビットDR 0〜DR
7にそれぞれ入力されるように接続するべき信号線を、
例えば、図7に示すように、情報処理部11側のデータ
ビットDC 0とROM14側のデータビットDR 0、D
C 1とDR 4、DC 2とDR 1、DC 3とDR 6、DC
4とDR 7、DC 5とDR 5、DC 6とDR 3、DC
とDR 2とが対応するように信号線の接続先の変更を行
う。
【0022】したがって、図8に示すように、ROM1
4側のアドレスビットAR 0と情報処理部11側のアド
レスビットAC 3とが接続され、同様に、AR 1とAC
0、AR 2とAC 1、……、AR 6とAC 5、AR 7と
C 2、また、ROM14側のデータビットDR 0と情
報処理部11側のDC 0とが接続され、同様に、DR
とDC 0、DR 1とDC 2、……、DR 6とDC 3、D
R 7とDC 4とが接続されたことになる。
【0023】このとき、例えば、パスワードをPW2と
して設定した場合には、アドレス線変更部23では、図
9に示すように、予めパスワードPW2に対して設定さ
れたアドレス線変更規則にしたがって、情報処理部11
のアドレスビットの0ビット目と1ビット目を交代し、
アドレスビットAC 0とROM14のアドレスビットA
R 1、AC 1とAR 0とを接続し、同様に、2ビット目
と3ビット目、4ビット目と5ビット目、6ビット目と
7ビット目をそれぞれ交代して接続させる。
【0024】同様に、データ線変更部24では、図10
に示すように、予めパスワードPW2に対する信号線の
接続先変更方式として設定されたデータ線変更規則にし
たがって、例えば、データビットDC 0とDR 0、DC
1とDR 4、……、DC 7とDR 1というように接続す
る。そして、情報処理部11では、ROM14とのアク
セス要求を行ってアドレス信号、データ信号及びコント
ロール信号を出力し、これによって、情報処理部11の
アドレスビットAC 0の出力信号はアドレス変更部23
で出力先が変更されてROM14のアドレスビットAR
1に入力され、同様に、アドレスビットAC1の出力信
号はアドレスビットAR 2、アドレスビットAC 2の出
力信号はアドレスビットAR 7、……、アドレスビット
C 7の出力信号はアドレスビットA R 4にそれぞれ出
力され、同様に、情報処理部11のデータビットDC
の出力信号は、データ変更部24で出力先が変更されて
ROM14のアドレスビットD R 0に入力され、同様
に、データビットDC 1の出力信号はデータビットDR
4、データビットDC 2の出力信号はデータビットDR
1、……、データビットD C 7の出力信号はデータビッ
トDR 2にそれぞれ出力され、ROM14に書き込まれ
る。
【0025】よって、ROM14には、通常の信号線配
置で読み出した場合には、意味のない情報となる、例え
ば、プログラムを書き込んだ場合には実行不可能なプロ
グラムとなる情報が記憶される。そして、この状態か
ら、ROM14に書き込まれたプログラム等の特定情報
を読み出す場合には、オペレータはキーボード12から
予め設定した特定コードを入力する。これによって、有
効信号発生部22では、入力したコードが予め設定され
ている特定コードと等しいか否かを判定し、このとき、
予め設定された特定コードが入力されたものとすると、
有効信号をONとしてアドレス線変更部23及びデータ
線変更部24に出力する。
【0026】そして、情報処理部11がパスワード保持
部21に記憶されているパスワードこの場合、パスワー
ドPW1を読み出してアドレス線変更部23及びデータ
線変更部24に送信する。これによって、アドレス線変
更部23及びデータ線変更部24では、有効信号がON
であるので、入力したパスワードPW1に対応するアド
レス線変更規則及びデータ線変更規則にしたがって、ア
ドレス線及びデータ線の接続先の変更を行い、これによ
って、情報処理部11のアドレス及びデータビットとR
OM14のアドレス及びデータビットとの対応が図8に
示すように、ROM14に特定情報を書き込んだときと
同じ接続になる。
【0027】そして、この状態でROM14の記憶情報
を読み出すことによって、信号線の接続先が変更された
状態でROM14に記憶されたこのままの状態では実行
不可能な記憶情報が、アドレス線変更部23及びデータ
線変更部24で、信号線の接続先を変更することによっ
て実行可能な正常な記憶情報に変更され、よって、RO
M14に記憶した記憶情報を情報処理部11で実行可能
なプログラムとして取り出すことができる。
【0028】そして、情報処理部11がROM14から
所定の記憶情報を読み出し終えたとき、有効信号発生部
22が有効信号をOFFとして出力することにより、ア
ドレス線変更部23及びデータ線変更部24では有効信
号がOFFになったことをうけて、信号線の接続先の変
更を解除して信号線を変更前の状態、すなわち、情報処
理部11側の1ビット目とROM14側の1ビット目が
対応し、同様に、情報処理部11側の2ビット目とRO
M14側の2ビット目が対応し、……というように、各
ビットがそれぞれ同一ビットに対応するように、信号線
の接続先の変更を行う。
【0029】これによって、以降、例えば、情報処理部
11からRAM15とのアクセス要求が出力された場合
には、特定コードの設定を行わず有効信号発生部22か
ら有効信号をOFFとしてアドレス線変更部23及びデ
ータ線変更部24に出力することによって、これら変更
部23及び24では、信号線の接続先の変更を行わず、
よって、RAM15とは通常の信号線の接続状態でデー
タの授受を行うので、例えば、ROM14に対する読み
書きを行った後に、RAM15に対する読み書きを行う
場合でも何ら不具合が生じることなくRAM15に対す
る読み書きを行うことができる。
【0030】このとき、例えば、ROM14の記憶情報
を読み出すときに、オペレータが入力したコードが予め
設定された特定コードと異なる場合には、有効信号発生
部22からは有効信号がOFFとして出力されるので、
例えば、情報処理装置10を無断で使用しようとした場
合には、特定コードがわからないと、ROM14からは
正確な情報を得ることができない。
【0031】また、このとき、例えば、情報処理部11
で特定情報を書き込んだROM14を、例えば、情報処
理部11と同一機種であり、解析防止回路16と同一機
能を有する解析防止回路16aを介して接続された情報
処理部11aで記憶情報を読み出そうとしたものとす
る。この場合も、上記と同様に特定コードがわからなけ
れば正常な特定情報を得ることができないが、例えば、
偶然に特定コードが一致した場合等には、有効信号発生
部22からの有効信号がONとして出力され、アドレス
線変更部23及びデータ線変更部24では、パスワード
保持部21に記憶したパスワードに基づいてアドレス線
及びデータ線変更規則にしたがって各信号線の接続先の
変更を行うが、このとき、パスワード保持部21aに記
憶しているパスワードがPW1ではない場合には、正常
な特定情報として読み出すことができない。
【0032】また、偶然に、パスワードPW1が記憶さ
れていた場合でも、情報処理装置毎に、パスワードに対
するアドレス線及びデータ線の変更規則を設定している
ので、例えば、パスワード保持部21にROM14に付
与したパスワードPW1が記憶されている場合でも、ア
ドレス及びデータ線変更部23及び24では、情報処理
部11でのパスワードPW1に対する変更規則とは異な
る、情報処理部11aでのパスワードPW1に対する変
更規則に基づいて信号線の接続の変更を行うので、RO
M14からは正常な情報を得ることができず、よって特
定情報を解析することはできない。
【0033】したがって、ある情報処理装置10で書き
込みを行ったROM14を、同一機能構成の情報処理装
置10aでアクセスした場合でも、ROM14に特定情
報を正確に取り出すことはできない。したがって、RO
M14に対して書き込みを行った情報処理装置10での
みしが、ROM14のデータを正常に読み出すことは不
可能であるので、不正にROM14のデータを使用した
り、解析することは不可能となりこれらを防止すること
ができる。
【0034】また、このとき、情報処理部11側では、
何ら影響なく、通常のROMに対する読み書き時と同様
に読み書き処理を行い、従来のように、書き込み情報を
暗号化したり、或いは、読み出した暗号化された記憶情
報を解読する必要がないので、情報処理部11の処理時
間が増加することはない。また、記憶容量の大きなメモ
リに対しても、上記と同様にアドレス線及びデータ線の
接続先の変更を行うことによって、容易に解析防止を行
うことができるので、プログラムの拡張性を損なうこと
はない。
【0035】なお、上記実施例においては、ROM14
に対して記憶情報の解析防止を行う場合について説明し
たが、これに限らず、磁気ディスク等の補助記憶装置に
適用することも可能である。また、上記実施例において
は、アドレス線変更規則及びデータ線変更規則をそれぞ
れ設定し、パスワードに応じてアドレス線及びデータ線
を両方接続先を変更する場合について説明したが、これ
に限らず、アドレス線又はデータ線の何れか一方のみの
接続先を変更するようにすることも可能であり、また、
アドレス線及びデータ線とも同一の変更規則に基づいて
変更するようにすることも可能である。
【0036】また、上記実施例においては、アドレス線
変更規則及びデータ線変更規則が予め設定されている場
合について説明したが、これに限らず、パスワード設定
時に、同時にアドレス線及びデータ線変更規則を設定す
るようにすることも可能である。また、上記実施例にお
いては、パスワード設定時に予めアドレス線及びデータ
線変更規則に対応して設定されたパスワードを設定する
ようになされているが、予めこのパスワードと任意に設
定したパスコードとの対応を表す情報処理装置固有の対
応テーブルを作成しておき、オペレータがパスコードを
キー入力することによって対応テーブルを参照して対応
するパスワードを選択し、これをアドレス線変更部及び
データ線変更部に送信するようにすることによって、よ
り確実に記憶情報の不正解析を防止することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる記
憶情報解析防止方式によれば、記憶部への情報書き込み
時にパスワード設定手段によってこの記憶部を特定する
ためのパスワードを設定し、これを保持すると共にこの
パスワードを変更手段に送信し、有効信号発生手段で有
効信号を発生することにより、変更手段がパスワード設
定手段で設定したパスワードをもとに予め設定された変
更規則にしたがって信号線の接続先を変更し、この状態
で情報処理部から記憶部に記憶情報を書き込むことによ
って、記憶部に正常な記憶情報ではない情報を書き込
み、記憶部の記憶情報を読み出す場合には、パスワード
設定手段が保持しているパスワードを変更手段に送信
し、有効信号発生手段が有効信号を発生することによっ
て、変更手段でパスワード設定手段で保持していたパス
ワードに基づいて信号線の接続先を変更し、書き込み時
と反対に、記憶部からの記憶情報を変更手段を介するこ
とによって、正常な記憶情報に変更して読み出すことに
より、記憶部に記憶情報を記憶したときと同一の接続状
態で読み出さない限り正常な記憶情報を得ることはでき
ないので、第3者が不正に記憶部の記憶情報の解析を行
うことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記憶情報解析防止方式の概略構成
を示す基本構成図である。
【図2】本発明を適用した情報処理装置の構成図であ
る。
【図3】情報処理部とROMとの接続状態を示す説明図
である。
【図4】情報処理部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】情報処理部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図7】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図8】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図9】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図10】本発明の動作説明に供する説明図である。
【符号の説明】
10 情報処理装置 11 情報処理部 12 キーボード 13,18 入出力インタフェース部 14 ROM 15 RAM 16 解析防止回路 17 内部バス 19 外部バス 21 パスワード保持部 22 有効信号発生部 23 アドレス線変更部 24 データ線変更部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス接続された情報処理部により情報の
    書き込みが行われた記憶部の記憶情報の不正使用を防止
    する記憶情報解析防止方式において、前記情報処理部が
    特定の記憶部に対する書き込み時にパスワードを設定し
    当該パスワードを保持するパスワード設定手段と、前記
    情報処理部が前記特定の記憶部に対する読み書き時に有
    効信号を発生可能な有効信号発生手段と、前記情報処理
    部と前記特定の記憶部との間に介挿され、前記有効信号
    発生手段で有効信号を発生したとき前記パスワード設定
    手段で設定したパスワードに対応して任意に設定された
    変更規則にしたがって前記情報処理部側及び前記特定の
    記憶部側間のバス信号線の接続先を変更する変更手段と
    を備え、前記記憶部への情報書き込み時には、前記パス
    ワード設定手段で設定したパスワードを前記変更手段に
    送信し、前記有効信号発生手段で有効信号を発生した後
    前記情報処理部から書き込みを行い、前記特定の記憶部
    から情報読み出し時には、前記パスワード設定手段で保
    持しているパスワードを前記変更手段に送信し、前記有
    効信号発生手段が有効信号を発生した後前記情報処理部
    が読み出しを行うことを特徴とする記憶情報解析防止方
    式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252977A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Agilent Technol Inc 通信モジュールにおいて隠しアドレスを実装するシステムおよび方法

Cited By (2)

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JP2004252977A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Agilent Technol Inc 通信モジュールにおいて隠しアドレスを実装するシステムおよび方法
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