JPH0835739A - 吸収式冷凍機用伝熱管 - Google Patents

吸収式冷凍機用伝熱管

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JPH0835739A
JPH0835739A JP6175176A JP17517694A JPH0835739A JP H0835739 A JPH0835739 A JP H0835739A JP 6175176 A JP6175176 A JP 6175176A JP 17517694 A JP17517694 A JP 17517694A JP H0835739 A JPH0835739 A JP H0835739A
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tube
pipe
transfer tube
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直栄 佐々木
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内を冷媒乃至は吸収液が流下せしめられる
蒸発器乃至は空冷式吸収器に用いられる吸収式冷凍機用
伝熱管において、有効伝熱面積を拡大せしめて伝熱性能
を向上させること。 【構成】 伝熱管10の内周面に、不連続部を有しない
連続面からなる断面形状をもった凹部および凸部を、管
周方向において交互に位置するように、それぞれ5〜5
0°のリード角(α)で螺旋状に形成すると共に、かか
る凹部および凸部の管周方向でのピッチを0.3〜5.
0mmとし、且つ該凸部の凹部に対する突出高さを0.3
〜0.6mmとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、吸収式冷凍機(吸収式ヒートポ
ンプを含む。以下、同じ)に用いられる伝熱管であっ
て、特に、冷媒が管内に導かれる一方、該外面に複数の
フィンが装着されて冷却空気や被冷却流体が接触せしめ
られる、吸収器や蒸発器に用いられる吸収式冷凍機用伝
熱管に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、吸収式冷凍機における蒸発器と
しては、一般に、伝熱管内に冷媒を流通せしめる一方、
該伝熱管の外面に複数のフィンを装着して空気やブライ
ン等の被冷却流体を接触せしめるようにした構造のもの
が採用されており、また、吸収式冷凍機における吸収器
としても、伝熱管外表面を流下せしめられる吸収液を管
内に流通せしめられる冷却水で冷却するようにした従来
の水冷式のものに代えて、近年、吸収液を伝熱管内に流
通せしめる一方、該伝熱管の外面に複数のフィンを装着
して冷却空気を接触せしめるようにした空冷式のものが
検討されており、空冷式にすることによって小型化が可
能であることから、家庭用の小型冷房機等への適用も考
えられている。
【0003】ところで、このような蒸発器や空冷式の吸
収器における伝熱管の如く、伝熱管内に冷媒や吸収液を
流通せしめるに際しては、かかる冷媒等の流通性や熱交
換効率を有利に確保するために、複数本の伝熱管を鉛直
方向にまたは所定角度傾斜して配管し、それら伝熱管の
内面に沿って冷媒や吸収液を流下させることが望まし
い。
【0004】ところが、このように鉛直配管または傾斜
配管される伝熱管として、従来から水平配管される吸収
器用伝熱管等として一般に用いられている内外面が平滑
な円形断面を有する平滑管を採用すると、冷媒や吸収液
が直線的に流下してしまって液膜が充分に広がらず、液
膜の滞留時間も短くなるために充分な伝熱性能や熱交換
効率を得ることが難しいという問題があった。なお、こ
のような問題に対処するために、特開平4−15147
3号公報に開示されているように平滑管の内表面を切削
工具等で切り起こして局部的な突起を形成したり、管内
表面に濡れ性向上のための表面処理を施したりすること
も提案されているが、未だ、管周方向への広がりを充分
に得ることが出来ず、冷媒や吸収液の滞留時間や管内表
面の濡れ面積を確保することも難しいために、満足でき
る伝熱性能を得ることが困難であった。
【0005】また、平滑管の内表面を切削工具で切り起
こして管長手方向に連続して螺旋状に延びる突起を形成
することにより、管内表面に螺旋状に延びる溝部を形成
することも考えられるが、このような構造のものにあっ
ては、冷媒や吸収液が螺旋状の溝部に沿って管周方向に
案内されて広げられるものの、切起しによって形成され
た突起が鋭角的な頂角を有する略三角の断面形状となる
ために、突起表面に膜切れが生じ易いことに加えて、螺
旋状溝部と突起との境界部分に存在する不連続な屈曲点
に液膜が偏るために、溝部中央の平坦部分に膜切れが生
じ易く、冷媒や吸収液の液膜の厚さに大きな偏りが生じ
て液膜の広がりが充分でなくなり、その結果、螺旋状の
突起の形成によって管内表面積が増大されるにも拘わら
ず、全体としての伝熱性能の向上は余り望めなかったの
である。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、鉛直配管乃至は傾斜配管した場合でも、管
内を流通せしめられる冷媒や吸収液が管内表面において
有利に広げられて、液膜の著しい偏りを生ずることなく
濡れ面積を有利に得ることが出来ると共に、液膜の滞留
時間が有利に確保されて伝熱性能の向上が達成され得る
吸収式冷凍器用伝熱管を提供することにある。
【0007】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、冷媒が管内に導かれる一
方、管外面に複数のフィンが装着される吸収式冷凍機用
伝熱管において、5〜50°のリード角で管内面を管長
手方向に向かって螺旋状に延びる凹部と凸部を、管周方
向で交互に位置するように、それぞれ管周方向で0.3
〜5.0mmのピッチで形成すると共に、該凸部の該凹部
に対する突出高さを0.3〜0.6mmとする一方、かか
る管周方向で交互に位置する凹部および凸部の断面形状
を実質的な不連続部を有しない連続面としたことにあ
る。
【0008】また、本発明は、管内に導かれる冷媒を溶
解する吸収液が管内周面に沿って流下せしめられる一
方、管外面に複数のフィンが装着されて冷却空気が接触
せしめられる吸収器に用いられる吸収式冷凍機用伝熱管
において、5〜50°のリード角で管内面を管長手方向
に向かって螺旋状に延びる凹部と凸部を、管周方向で交
互に位置するように、それぞれ管周方向で1.0〜5.
0mmのピッチで形成すると共に、該凸部の該凹部に対す
る突出高さを0.3〜0.6mmとする一方、かかる管周
方向で交互に位置する凹部および凸部の断面形状を実質
的な不連続部を有しない連続面としたことも、特徴とす
る。
【0009】更にまた、本発明は、冷媒が管内周面に沿
って流下せしめられる一方、管外面に複数のフィンが装
着されて被冷却流体が接触せしめられる蒸発器に用いら
れる吸収式冷凍機用伝熱管において、5〜50°のリー
ド角で管内面を管長手方向に向かって螺旋状に延びる凹
部と凸部を、管周方向で交互に位置するように、それぞ
れ管周方向で0.3〜0.6mmのピッチで形成すると共
に、該凸部の該凹部に対する突出高さを0.3〜0.6
mmとする一方、かかる管周方向で交互に位置する凹部お
よび凸部の断面形状を実質的な不連続部を有しない連続
面としたことをも、特徴とする。
【0010】そこにおいて、本発明に従う構造とされた
吸収式冷凍機用伝熱管における凹部および凸部の断面形
状は、実質的な不連続部を有しない連続面である限り、
具体的に限定されるものでなく、直線部分を含むもので
あっても良いが、好ましくは、円や楕円,放物線等の湾
曲面形状とされる。なお、断面形状が実質的な不連続部
を有しない連続面であるとは、断面上の何れの点におい
ても接線が複数となる屈曲点や、曲率半径が極めて小さ
い曲部の如く実質的に屈曲点と見なし得る点を実質的に
持たない面であることをいう。
【0011】また、本発明に従う構造とされた吸収式冷
凍機用伝熱管においては、凸部を管軸方向一方の側に傾
斜して設けるようにしても良い。
【0012】更にまた、本発明に従う構造とされた吸収
式冷凍機用伝熱管においては、凹部および凸部のリード
角よりも小さなリード角を有するコイル部材を管内に挿
入し、該コイル部材を管内周面に密接させて配設するこ
とも可能である。
【0013】
【発明の具体的構成】先ず、図1〜3には、本発明に従
う構造とされた吸収式冷凍機用伝熱管の一具体例が示さ
れている。かかる伝熱管10は、全体として円形断面の
直管形状を有しており、例えば図4に示されているよう
に、適当な長さに切断した複数本を互いに並列的に配管
し、それらの外周面に多数枚のプレートフィン12を装
着せしめて一体的に組み付けることにより、吸収器乃至
は蒸発器を構成するようになっている。そして、各伝熱
管10の中心軸が鉛直方向乃至は鉛直方向に対して所定
角度だけ傾斜した方向に延びる状態で吸収器または蒸発
器内に配設されることとなり、吸収器においては、管内
面に沿って吸収液14が流下されて管内に導かれた冷媒
が該吸収液14に吸収されると共に、管外面に冷却空気
が接触せしめられて溶解熱乃至は希釈熱や潜熱による吸
収液の温度上昇が抑えられる一方、蒸発器においては、
管内に導かれて管内面に沿って流下せしめられる液状の
冷媒14が蒸発することにより、冷媒の蒸発による冷凍
作用によって、管外面に接触せしめられる空気等の被冷
却流体が冷却されることとなる。
【0014】ここにおいて、伝熱管10の材質は、管内
に導かれる冷媒や吸収液に対する耐蝕性の他、伝熱性や
加工性等を考慮して選定されることとなり、例えば、水
を冷媒とし、臭化リチウムを吸収剤とする場合には、銅
管が好適に採用され得る。また、この伝熱管10は、図
1中のA部の拡大図および横断面拡大図が図2および図
3に示されているように、外周面16が平滑面とされて
いる一方、内周面に対して、それぞれ管長手方向に螺旋
状に延びる複数条の凹部18と凸部20が、管周方向で
交互に位置して、互いに略平行に形成されている。
【0015】これら凹部18と凸部20は、管周方向に
おけるピッチ:p(図3参照)、換言すれば管軸に直角
な断面において周方向で隣接位置する凹部18と凹部1
8および凸部20と凸部20の間隔が、何れも0.3〜
5.0mmとなるように設定される。具体的には、例え
ば、φ19.05mmの銅管であれば、凹部18および凸
部20の数が、それぞれ、一周当たり12〜150条と
なるように設定することが望ましい。
【0016】けだし、かかるピッチ:pが、0.3mmよ
り小さいと、凹部18の幅が小さくなり過ぎて、凹部1
8内に冷媒や吸収液が充分に流れ込みにくくなり、凹部
18に沿った管周方向への液膜の広がりが充分に期待で
きなくなるからであり、一方、ピッチ:pが、5.0mm
より大きいと、管内面に形成される凹凸が少なくなって
有効な伝熱面積の増加が実現され難くなるからである。
即ち、凹部18および凸部20の管周方向におけるピッ
チ:pを、0.3〜5.0mmとすることにより、それら
凹部18および凸部20の形成による管内面の伝熱面積
の増加と、凹部18や凸部20の案内作用による管周方
向への液膜の広がりの促進とが、共に有利に達成され
て、有効伝熱面積の拡大が効果的に図られ得るのであ
る。
【0017】また、特に、吸収器用伝熱管として用いる
場合には、上記ピッチ:pを、1.0〜5.0mmとする
ことが望ましい。けだし、吸収器用伝熱管では、一般
に、臭化リチウム水溶液等の粘性の高い吸収液が管内面
を流下せしめられるために、ピッチ:pを1.0mmより
も小さくすると、吸収液が凹部18内に充分に流れ込み
にくくなるからである。一方、蒸発器用伝熱管として用
いる場合には、上記ピッチ:pを、0.3〜0.6mmと
することが望ましい。けだし、蒸発器用伝熱管では、一
般に、管内に導かれる冷媒の粘性がそれ程大きくないこ
とから、ピッチ:pを0.6mm以下とすることによっ
て、伝熱面積の増加が極めて有利に達成され得るからで
ある。
【0018】また、これら凹部18と凸部20は、伝熱
管10の全長に亘って一定のリード角で形成されていて
も、或いは部分的にリード角が変化させられていても良
いが、かかるリード角:αが、何れの部位においても5
〜50°の範囲内となるように、好ましくは5〜30°
の範囲内となるように設定される。なお、リード角と
は、図1に示されているように、凹部12または凸部1
4の接線(巻き方向の直線)と、管軸に直角な平面とが
なす角度をいう。
【0019】けだし、リード角:αが50°より大きい
と、伝熱管10を吸収器または蒸発器に組み付けた際
に、凹部18に沿う冷媒や吸収液の流下速度が大きくな
って、管内面における液膜の滞留時間を充分に確保する
ことが難しく、凹部18および凸部20による伝熱面積
の増大効果が有効に発揮され難くなるからであり、一
方、リード角:αが5°より小さいと、伝熱管10の内
周面における凹部12および凸部14の形成が困難とな
るからである。即ち、凹部18および凸部20のリード
角:αを、5〜50°とすることにより、好ましくは5
〜30°とすることにより、製作性の著しい低下を伴う
ことなく、管内面を流下せしめられる液膜が凹部18に
沿って管周方向に導かれて液膜の流下速度が効果的に抑
えられると共に、流体距離が実質的に増大されて、冷媒
や吸収液の滞留時間を有利に確保することができるので
ある。
【0020】なお、蒸発器や吸収器において、伝熱管1
0が傾斜配管される場合には、その傾斜角度をも考慮し
て、凹部18および凸部20のリード角:αを決定する
ことが望ましく、具体的には、リード角:αを、鉛直方
向に対する伝熱管の配管傾斜角度以上に設定することが
望ましい。それによって、伝熱管10の配管時にも、伝
熱管の軸方向下方に向かって螺旋条に延びる凹部18お
よび凸部20の傾斜が部分的に上方に向かうことが防止
されて、凹部18および凸部20に沿った冷媒や吸収液
の下方に向かう流れが有利に生ぜしめられる得ることと
なる。
【0021】さらに、伝熱管10の内周面に形成された
凹部18および凸部20は、それらの断面の全体に亘っ
て実質的な不連続部を有しない連続面とされている。な
お、実質的な不連続部を有しない連続面とは、接線が複
数となる屈曲点や、曲率半径が極めて小さい曲部の如く
実質的に屈曲点と見なし得る点を持たない面であること
をいう。
【0022】すなわち、このように凹部18および凸部
20を、それらの断面の全体に亘って実質的な不連続部
を有しない連続面をもって形成すれば、谷状の屈曲点
(不連続部)への液膜の集中や、峰状の屈曲点における
液膜の切れが何れも有利に防止され得て、凹部18にお
ける局部的な液膜厚さの偏りが軽減されると共に、凸部
20の表面にも液膜が有利に広げられることとなり、そ
の結果、凹部18の平坦部や凸部20の頂部及び下面等
で生じ易かった液切れ(渇き面の発生)が効果的に防止
され得て、液膜による濡れ面積の増大が図られ、有効伝
熱面積、延いては伝熱性能が有利に向上され得るのであ
る。
【0023】なお、凹部18および凸部20の具体的な
断面形状は、何等限定されるものでなく、半円形状や半
楕円形状,放物線形状などの湾曲断面形状の他、一部に
直線部分を有する断面形状も採用され得る。具体的に
は、図1〜3に示された形状の他、図5に示されている
ように両側面が略平行とされた形状の凸部20を形成し
たり、図6に示されているように凹部18の両側から覆
いかぶさるように張り出した先太形状の凸部20を形成
したり、或いは図7のように配管時に上方となる管軸方
向一方の側に傾斜した凸部20を形成することも出来、
それによって、管内面に沿って流下せしめられる冷媒や
吸収液を凸部20によって受ける形となることから、液
膜が凹部18内に有利に保持されて、凹部18に沿った
液膜の管周方向への広がりや滞留時間の延長が、一層効
果的に達成され得ることとなる。
【0024】また、好適には、凹部18および凸部20
は、何れも湾曲断面形状をもって形成される。なお、湾
曲断面形状とは、単一の若しくは連接された複数の湾曲
面によって形成された断面形状をいい、直線的な断面部
分を含まない形状をいう。即ち、このような湾曲断面形
状をもって形成すれば、冷媒や吸収液の凸部20の表面
上への広がりも一層スムーズとなり、凹部18および凸
部20の表面における液膜厚さの均一化が、表面張力の
作用によって一層有利に図られ得るのであり、液膜厚さ
の大きな偏りによる部分的な熱伝導の低下が防止され
て、有効伝熱面積の増加による伝熱性能向上効果が一層
効果的に達成され得るのである。尤も、本発明において
は、凹部18および凸部20が、実質的な不連続部を有
しない断面形状をもって形成されることから、凹部18
の底部中央を略平坦面としても、凹部18の幅方向両側
への液膜の著しい偏りが防止されて、かかる平坦面にお
ける液切れ等の発生が防止され得、有効な伝熱性能が発
揮され得ることとなる。
【0025】さらに、凸部20は、凹部18の底面から
の突出高さが0.3〜0.6mmとなるように形成され
る。けだし、凸部20の突出高さが0.3mmより低い
と、冷媒や特に比重が大きい臭化リチウム溶液等の吸収
液を凹部18内に有効に保持することが難しく、結果的
に、凹部18に沿った液膜の管周方向への広がり効果が
低下してしまうからであり、一方、凸部20の突出高さ
が0.6mmより高いと、伝熱管10の内周面における凹
部18および凸部20の形成が困難となるからである。
即ち、凸部20の突出高さを、0.3〜0.6mm、好ま
しくは0.5〜0.6mmとすることにより、良好なる製
作性を確保しつつ、凹部18に沿った管周方向への液膜
の広がりの促進による有効伝熱面積の拡大が効果的に図
られ得るのである。
【0026】また、図面上に明示はされていないが、上
述の如き凹部18と凸部20が形成された伝熱管10に
対して、凹部18および凸部20のリード角:αよりも
小さなリード角を有する螺旋条のコイル部材を挿入し、
凹部20に密接させて配設することも可能である。この
ようなコイル部材を配設することにより、伝熱面積の更
なる増大が図られ得ると共に、冷媒や吸収液の一部がコ
イル部材に沿って管周方向に導かれることにより、液膜
の滞留時間の更なる増大が図られ得ることとなる。
【0027】なお、コイル部材は、伝熱管10と同様、
冷媒や吸収液に対する耐蝕性等を考慮して材質が選定さ
れることとなり、例えば、凹部18および凸部20を形
成された伝熱管10内に挿入せしめた後、拡管プラグ等
を挿入して、コイル部材を伝熱管10の内周面に圧接固
定すること等によって、伝熱管10に組み付けられる。
【0028】ところで、上述の如き、本発明に従う構造
とされた伝熱管10は、例えば目的とする凹部18およ
び凸部20に対応した螺旋状の凹凸が外周面に付された
プラグを用い、引抜加工を施すこと等によっても製造す
ることが可能であるが、特に、転造加工によって有利に
製造され得る。
【0029】具体的には、例えば、図8〜10に示され
ているように、内外周面が平滑な素管24の内部に、目
的とする凹部18および凸部20に対応した螺旋状の凹
凸が外周面に付されたプラグ25を挿入配置すると共
に、素管24の外部に3つのロール26を配設せしめ
て、それらロール26によって素管24の外周面に圧力
を加え、素管24を回転させながら軸方向に移動させて
管内周面に凹凸加工を施すことにより、目的とする伝熱
管10が、有利に製造されることとなる。
【0030】なお、ロール26としては、例えば、外周
面が平滑な異径のディスク28の複数枚を軸方向に重ね
合わせてロッド30に装着したものが好適に用いられ、
一般的な転造加工と同様、ロッド30の軸が管軸に対し
て所定角度:βだけ傾斜した状態で配設される。このよ
うなロール26を採用すれば、各種サイズの伝熱管の転
造加工に、容易に対応することができるのである。
【0031】すなわち、上述の如き構造の伝熱管10に
あっては、転造加工等によって容易に製造することがで
きるのであり、それ故、従来の切起し突起を設けた伝熱
管に比べて、製造性およびコスト性が大幅に向上される
といった利点も有しているのである。なお、図6に示さ
れている如き、先端部が膨らんだ断面形状の凸部20
は、例えば、先端部が膨らんでいない断面形状の凸部を
形成した後、管内に拡管プラグを挿入して凸部の先端部
を押し潰すこと等によって、製作することが可能であ
る。
【0032】そして、このようにして製作された伝熱管
10は、図4に示されているように、アルミニウム合金
等で形成された多数枚のプレートフィン12の装着孔に
挿通固定されることにより、それらのプレートフィン1
2が伝熱管10の外周面に装着されると共に、複数本が
並列的に配置された状態でプレートフィン12によって
一体的に組み付けられることとなる。なお、かかるプレ
ートフィン12の装着は、例えば、伝熱管10に多数枚
のプレートフィン12を挿通せしめた後、伝熱管10内
に拡管プラグを挿入して拡径し、プレートフィン12の
装着孔に嵌着せしめること等によって、行われることと
なる。
【0033】以上、本発明の構成について、図面を参照
しつつ詳細に説明したが、本発明は、図示された具体例
や上述の具体的構成例、或いは以下の実施例の記載によ
って限定的に解釈されるものではなく、当業者の知識に
基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様にお
いて実施され得るものであり、また、そのような実施態
様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明
の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない
ところである。
【0034】
【実施例】JIS H3300の銅管(外径:φ19.
05mm,肉厚:0.7mm)を素管として用い、図8〜1
0に示されている如き転造加工を施して、管内面にそれ
ぞれ曲率半径が略一定の円弧状断面を有する凹部および
凸部を形成することにより、それぞれ、図1〜3に示さ
れている如き形状とされた蒸発器用伝熱管および吸収器
用伝熱管を得た。それら蒸発器用伝熱管および吸収器用
伝熱管の諸元を、下記表1に示す。また、蒸発器用伝熱
管の比較例として、図11に示されているように、凹部
32の底面が平坦面とされて該凹部32の幅方向両側端
部に実質的な屈曲部34,34が形成されてなる断面形
状を有する伝熱管を製造すると共に、吸収器用伝熱管の
比較例として、図12に示されているように、螺旋状に
連続して延びる凸部としての切起し突起36が管内周面
に形成されて該凸部の頂点と凹部の幅方向両側端部にそ
れぞれ実質的な屈曲部38が形成されてなる断面形状を
有する伝熱管を製造した。これら比較例としての蒸発器
用伝熱管および吸収器用伝熱管の諸元も、下記表1に併
せ示す。
【0035】
【表1】
【0036】そして、これら実施例および比較例として
の蒸発器用伝熱管および吸収器用伝熱管を各1本用い
て、それぞれ、管外周面にアルミニウムフィンを装着せ
しめて鉛直方向に配管し、蒸発器用伝熱管および吸収器
用伝熱管の各々について、下記表2に示す条件下に冷房
能力および冷媒吸収能力を測定した。その結果を、下記
表3に示す。なお、かかる測定に際しては、冷媒として
水を用いると共に、吸収液として臭化リチウム水溶液を
用いた。また、冷媒吸収能力の評価は、冷房能力が2.
2kW時の発生蒸気を完全に吸収した場合の吸収能力に
対する比率で行った。
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】かかる比較実験結果からも、本発明に従う
構造とされた伝熱管が、優れた伝熱性能を有しており、
吸収式冷凍機における蒸発器に用いることによって優れ
た冷房能力が発揮され得ると共に、空冷式吸収器に用い
ることによって優れた水蒸気の吸収能力が発揮され得る
ことが、明らかである。
【0040】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた吸収式冷凍機用伝熱管においては、
管長手方向に螺旋状に延びる凹部と凸部が管内周面に形
成されており、鉛直配管乃至は傾斜配管された際、管内
面を流下せしめられる冷媒や吸収液が凹部に沿って導か
れることにより、液膜が管周方向に広げられて流下距離
が長くされると共に、流下速度が抑えられて滞留時間が
有利に確保され得、しかも、それら凹部と凸部の断面形
状が連続面とされていることから、凹部における局部的
な液膜の偏りが防止されると共に、凸部の表面にも液膜
が有利に広げられて、全体として略均一な液膜が広い面
積で形成されて有効伝熱面積が効果的に確保され得るの
であり、それによって、優れた伝熱性能が発揮され得る
のである。
【0041】そして、特に、本発明に従う構造とされた
吸収器用の伝熱管においては、優れた水蒸気の吸収能力
が発揮され得るのであり、また一方、本発明に従う構造
とされた蒸発器用の伝熱管においては、優れた冷却能力
が発揮され得るのである。
【0042】また、凸部を管軸方向の一方の側に傾斜さ
せれば、配管時に、管内面に沿って流下せしめられる冷
媒や吸収液を、かかる凸部によって受ける形とすること
ができ、それによって、液膜が凹部内に一層有利に保持
され得て、液膜の管周方向への広がりや滞留時間の延長
が、より効果的に図られ得る。
【0043】更にまた、伝熱管の内部にコイル部材を密
接配置すれば、伝熱面積の更なる増大が図られると共
に、吸収液の滞留時間の更なる延長も図られ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う構造とされた伝熱管の具体例を示
す一部切欠正面図である。
【図2】図1におけるA部を拡大して示す断面説明図で
ある。
【図3】図1に示された伝熱管の横断面を拡大して示す
説明図である。
【図4】図1に示された伝熱管に対するプレートフィン
の組付状態を示す説明図である。
【図5】本発明に従う構造とされた伝熱管の別の具体例
を示す、図2に対応する断面説明図である。
【図6】本発明に従う構造とされた伝熱管の更に別の具
体例を示す、図2に対応する断面説明図である。
【図7】本発明に従う構造とされた伝熱管の更に別の具
体例を示す、図2に対応する断面説明図である。
【図8】図1に示された伝熱管の製造装置の一例を説明
するための縦断面説明図である。
【図9】図8に示された伝熱管の製造装置の正面説明図
であって、図8におけるIX−IX断面に相当する図であ
る。
【図10】図8に示された伝熱管の製造装置におけるロ
ールの配設状態を示す説明図である。
【図11】伝熱性能の実験において比較例として用いた
蒸発器用伝熱管を示す、図2に対応する断面説明図であ
る。
【図12】伝熱性能の実験において比較例として用いた
吸収器用伝熱管を示す、図2に対応する断面説明図であ
る。
【符号の説明】
10 伝熱管 18 凹部 20 凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒が管内に導かれる一方、管外面に複
    数のフィンが装着される吸収式冷凍機用伝熱管であっ
    て、 5〜50°のリード角で管内面を管長手方向に向かって
    螺旋状に延びる凹部と凸部を、管周方向で交互に位置す
    るように、それぞれ管周方向で0.3〜5.0mmのピッ
    チで形成すると共に、該凸部の該凹部に対する突出高さ
    を0.3〜0.6mmとする一方、かかる管周方向で交互
    に位置する凹部および凸部の断面形状を実質的な不連続
    部を有しない連続面としたことを特徴とする吸収式冷凍
    機用伝熱管。
  2. 【請求項2】 管内に導かれる冷媒を溶解する吸収液が
    管内周面に沿って流下せしめられる一方、管外面に複数
    のフィンが装着されて冷却空気が接触せしめられる吸収
    器に用いられる吸収式冷凍機用伝熱管であって、 5〜50°のリード角で管内面を管長手方向に向かって
    螺旋状に延びる凹部と凸部を、管周方向で交互に位置す
    るように、それぞれ管周方向で1.0〜5.0mmのピッ
    チで形成すると共に、該凸部の該凹部に対する突出高さ
    を0.3〜0.6mmとする一方、かかる管周方向で交互
    に位置する凹部および凸部の断面形状を実質的な不連続
    部を有しない連続面としたことを特徴とする吸収式冷凍
    機用伝熱管。
  3. 【請求項3】 冷媒が管内周面に沿って流下せしめられ
    る一方、管外面に複数のフィンが装着されて被冷却流体
    が接触せしめられる蒸発器に用いられる吸収式冷凍機用
    伝熱管であって、 5〜50°のリード角で管内面を管長手方向に向かって
    螺旋状に延びる凹部と凸部を、管周方向で交互に位置す
    るように、それぞれ管周方向で0.3〜0.6mmのピッ
    チで形成すると共に、該凸部の該凹部に対する突出高さ
    を0.3〜0.6mmとする一方、かかる管周方向で交互
    に位置する凹部および凸部の断面形状を実質的な不連続
    部を有しない連続面としたことを特徴とする吸収式冷凍
    機用伝熱管。
  4. 【請求項4】 前記凹部および凸部の断面形状が、それ
    ぞれ湾曲面とされている請求項1乃至3の何れかに記載
    の吸収式冷凍機用伝熱管。
  5. 【請求項5】 前記凸部が、管軸方向一方の側に傾斜し
    て設けられている請求項1乃至4の何れかに記載の吸収
    式冷凍機用伝熱管。
  6. 【請求項6】 前記凹部および凸部のリード角よりも小
    さなリード角を有するコイル部材が、管内に挿入されて
    管内周面に密接されている請求項1乃至5の何れかに記
    載の吸収式冷凍機用伝熱管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11294899A (ja) * 1998-04-08 1999-10-29 Kobe Steel Ltd 吸収式熱交換器の吸収器用伝熱管
CN105698442A (zh) * 2016-01-29 2016-06-22 山东奇威特太阳能科技有限公司 螺纹管式吸收器及其制造方法和制造设备

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