JPH0835733A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH0835733A JPH0835733A JP6171414A JP17141494A JPH0835733A JP H0835733 A JPH0835733 A JP H0835733A JP 6171414 A JP6171414 A JP 6171414A JP 17141494 A JP17141494 A JP 17141494A JP H0835733 A JPH0835733 A JP H0835733A
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- heat exchanger
- refrigerant
- side heat
- temperature
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の熱交換器間における冷媒圧力の調節が
簡単にでき且つ構成が簡単な空気調和機を提供する。 【構成】 熱交換器の間の冷媒流路5aには、形状記憶
合金で作られ、冷媒の温度により形状が変化して前記冷
媒流路5aの開度を変える開度制御手段42,44を備
える構成であるから、電子制御弁等を必要とせず形状記
憶合金が冷媒の温度で変化して、熱交換器が蒸発器とし
て働く際には蒸発器の冷媒の流路の開度を狭め、簡単な
構成とできる。
簡単にでき且つ構成が簡単な空気調和機を提供する。 【構成】 熱交換器の間の冷媒流路5aには、形状記憶
合金で作られ、冷媒の温度により形状が変化して前記冷
媒流路5aの開度を変える開度制御手段42,44を備
える構成であるから、電子制御弁等を必要とせず形状記
憶合金が冷媒の温度で変化して、熱交換器が蒸発器とし
て働く際には蒸発器の冷媒の流路の開度を狭め、簡単な
構成とできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸発器を備え、高沸点
冷媒と低沸点冷媒とからなる非共沸混合冷媒を用いる空
気調和機に関するものである。
冷媒と低沸点冷媒とからなる非共沸混合冷媒を用いる空
気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒートポンプ式の空気調和機の
冷媒回路は、圧縮機、利用側熱交換器、減圧装置、熱源
側熱交換器、四方弁から構成されていて、暖房運転時に
は、この順序で冷媒が循環されて利用側熱交換器が凝縮
機として作用し、冷房運転時には、暖房運転時とは逆方
向に冷媒が循環されて、利用側熱交換器が蒸発器として
作用する。
冷媒回路は、圧縮機、利用側熱交換器、減圧装置、熱源
側熱交換器、四方弁から構成されていて、暖房運転時に
は、この順序で冷媒が循環されて利用側熱交換器が凝縮
機として作用し、冷房運転時には、暖房運転時とは逆方
向に冷媒が循環されて、利用側熱交換器が蒸発器として
作用する。
【0003】このような運転の切り換えにより、1つの
冷媒回路により暖房運転と冷房運転が行える。
冷媒回路により暖房運転と冷房運転が行える。
【0004】一方、図11に示すように、かかるヒート
ポンプ式の熱交換器では冷媒として単一冷媒(例えば、
R−22)が使用される場合には、冷媒の蒸発温度が単
一であり、蒸発器全体の温度がほぼ同じになるため、蒸
発器の入口側から出口側へ向けての温度勾配が小さくな
り、入口温度と出口温度とを等しくすることが可能であ
った。
ポンプ式の熱交換器では冷媒として単一冷媒(例えば、
R−22)が使用される場合には、冷媒の蒸発温度が単
一であり、蒸発器全体の温度がほぼ同じになるため、蒸
発器の入口側から出口側へ向けての温度勾配が小さくな
り、入口温度と出口温度とを等しくすることが可能であ
った。
【0005】しかし、冷媒として、高沸点冷媒と低沸点
冷媒とからなる非共沸混合冷媒を用いると、沸点の高い
冷媒が先に蒸発するので、蒸発器では図11に示す熱交
換器の入口側100と出口側120とで圧力差が生じ、
入口側100の温度が低くなる。このような非共沸混合
冷媒を用いる冷媒回路では、図9及び図10に示すよう
に、蒸発器では等温線に傾斜が生じ、図10の実線で示
すように、蒸発器の出入口の温度差が約5℃にまで開
く。このため冷凍仕様の適切な設定がしにくく、暖房運
転時などでは蒸発器の入口側100が先に凍結して着霜
し、熱交換能力が低下するという問題があった。かかる
問題に対して、実公平3ー38592号公報には、蒸発
器を複数の熱交換器に分割し、それらの熱交換器の間に
圧力を調節する圧力調節弁を設け、蒸発器の入口温度と
出口温度とを略等しくする技術が開示されている。
冷媒とからなる非共沸混合冷媒を用いると、沸点の高い
冷媒が先に蒸発するので、蒸発器では図11に示す熱交
換器の入口側100と出口側120とで圧力差が生じ、
入口側100の温度が低くなる。このような非共沸混合
冷媒を用いる冷媒回路では、図9及び図10に示すよう
に、蒸発器では等温線に傾斜が生じ、図10の実線で示
すように、蒸発器の出入口の温度差が約5℃にまで開
く。このため冷凍仕様の適切な設定がしにくく、暖房運
転時などでは蒸発器の入口側100が先に凍結して着霜
し、熱交換能力が低下するという問題があった。かかる
問題に対して、実公平3ー38592号公報には、蒸発
器を複数の熱交換器に分割し、それらの熱交換器の間に
圧力を調節する圧力調節弁を設け、蒸発器の入口温度と
出口温度とを略等しくする技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱交換器の間
に圧力調節弁を設ける構成にあっては、熱交換器が蒸発
器として作用する場合には、流量弁を所定量開いてその
開度を制御する必要があるため、制御のための配線や機
構、温度センサ等が必要となり、構成が複雑になるとい
う問題点がある。
に圧力調節弁を設ける構成にあっては、熱交換器が蒸発
器として作用する場合には、流量弁を所定量開いてその
開度を制御する必要があるため、制御のための配線や機
構、温度センサ等が必要となり、構成が複雑になるとい
う問題点がある。
【0007】そこで、本発明は、複数の熱交換器間にお
ける冷媒圧力の調節が簡単にでき且つ構成が簡単な空気
調和機を提供することを目的とする。
ける冷媒圧力の調節が簡単にでき且つ構成が簡単な空気
調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、圧縮機、
四方切換弁、利用側熱交換器、減圧装置、熱源側熱交換
器を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁の切換え
で利用側熱交換器による冷暖房運転を可能にした空気調
和機において、すくなくとも熱源側熱交換器内の冷媒流
路中にこの熱交換器を流れる冷媒の温度が低い時に流路
を絞り、冷媒の温度が高い時に流路を開くように流路の
一部を形状記憶合金で構成した開度制御手段を備えたも
のである。
四方切換弁、利用側熱交換器、減圧装置、熱源側熱交換
器を用いて冷凍サイクルを構成し、四方切換弁の切換え
で利用側熱交換器による冷暖房運転を可能にした空気調
和機において、すくなくとも熱源側熱交換器内の冷媒流
路中にこの熱交換器を流れる冷媒の温度が低い時に流路
を絞り、冷媒の温度が高い時に流路を開くように流路の
一部を形状記憶合金で構成した開度制御手段を備えたも
のである。
【0009】尚、本明細書において、「熱交換器」とは
熱交換器全体の他、熱交換器を複数の部分に分割した部
分をも含むものとする。
熱交換器全体の他、熱交換器を複数の部分に分割した部
分をも含むものとする。
【0010】第2の発明は、圧縮機、四方切換弁、利用
側熱交換器、減圧装置、熱源側熱交換器を用いて冷凍サ
イクルを構成し、四方切換弁の切換えで利用側熱交換器
による冷暖房運転を可能にした空気調和機において、熱
源側熱交換器を流れる冷媒の温度に応じて伸縮する駆動
体を該冷媒の温度を検知できるように配置すると共に、
熱源側熱交換器内の冷媒流路中に前記駆動体で動作する
開度制御手段を備えたものである。
側熱交換器、減圧装置、熱源側熱交換器を用いて冷凍サ
イクルを構成し、四方切換弁の切換えで利用側熱交換器
による冷暖房運転を可能にした空気調和機において、熱
源側熱交換器を流れる冷媒の温度に応じて伸縮する駆動
体を該冷媒の温度を検知できるように配置すると共に、
熱源側熱交換器内の冷媒流路中に前記駆動体で動作する
開度制御手段を備えたものである。
【0011】第3の発明は、前記開度制御手段は熱源側
熱交換器と利用側熱交換器との両方に備えられものであ
る。
熱交換器と利用側熱交換器との両方に備えられものであ
る。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、形状記憶合金が冷媒の温
度で変化して、熱交換器が蒸発器として働く際には蒸発
器の冷媒の流路の開度を狭め、熱交換器が凝縮器として
働く際には蒸発器の冷媒の流路を開ける。これにより、
熱交換器が蒸発器として作用する場合のみ熱交換器にお
ける蒸発温度を下げて着霜温度に近ずけることができ、
蒸発器の能力を大きくできる。
度で変化して、熱交換器が蒸発器として働く際には蒸発
器の冷媒の流路の開度を狭め、熱交換器が凝縮器として
働く際には蒸発器の冷媒の流路を開ける。これにより、
熱交換器が蒸発器として作用する場合のみ熱交換器にお
ける蒸発温度を下げて着霜温度に近ずけることができ、
蒸発器の能力を大きくできる。
【0013】また、第2の発明によれば、冷媒の温度に
対応して伸縮する駆動体が変形し、制御手段を冷媒の流
路に進退する。即ち、熱交換器が蒸発器として働く際に
は制御手段が蒸発器の冷媒の流路に進出して流路の開度
を制御する。これにより、熱交換器における蒸発温度を
下げて着霜温度に近ずけることができ、蒸発器の能力を
大きくできる。
対応して伸縮する駆動体が変形し、制御手段を冷媒の流
路に進退する。即ち、熱交換器が蒸発器として働く際に
は制御手段が蒸発器の冷媒の流路に進出して流路の開度
を制御する。これにより、熱交換器における蒸発温度を
下げて着霜温度に近ずけることができ、蒸発器の能力を
大きくできる。
【0014】熱交換器が凝縮器として働く際には制御手
段が蒸発器の冷媒の流路から退出して蒸発器の冷媒の流
路を開ける。
段が蒸発器の冷媒の流路から退出して蒸発器の冷媒の流
路を開ける。
【0015】尚、かかる駆動体としては例えば形状記憶
合金のほか、湿度に応じて体積が変化する気体、液体を
利用したものがある。
合金のほか、湿度に応じて体積が変化する気体、液体を
利用したものがある。
【0016】第3の発明によれば、制御手段が熱源側熱
交換器と利用側熱交換器の両方に設けられるので、両方
で上述の制御が行われる。
交換器と利用側熱交換器の両方に設けられるので、両方
で上述の制御が行われる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0018】図3は、本発明の実施例にかかる空気調和
機の熱交換器を示し、図4は、その熱交換器を熱源側熱
交換器として用いたところの本発明の実施例にかかる空
気調和機の回路図である。
機の熱交換器を示し、図4は、その熱交換器を熱源側熱
交換器として用いたところの本発明の実施例にかかる空
気調和機の回路図である。
【0019】この図4の冷媒回路において、圧縮機20
はマフラ21を介して四方弁22に接続されている。こ
の四方弁22は熱源側熱交換器25に接続され、しかも
マフラ23、調整弁24などを介して利用側熱交換器2
6に接続されている。
はマフラ21を介して四方弁22に接続されている。こ
の四方弁22は熱源側熱交換器25に接続され、しかも
マフラ23、調整弁24などを介して利用側熱交換器2
6に接続されている。
【0020】熱源側熱交換器25は、キャピラリチュー
ブ27、ストレーナ28、減圧弁29などを介して利用
側熱交換器26に接続されている。
ブ27、ストレーナ28、減圧弁29などを介して利用
側熱交換器26に接続されている。
【0021】電磁弁30は、四方弁22とマフラ21の
間と、熱源側熱交換器25とキャピラリチューブ27の
間に配置されている。アキュムレータ31は圧縮機20
と四方弁22の間に配置されている。
間と、熱源側熱交換器25とキャピラリチューブ27の
間に配置されている。アキュムレータ31は圧縮機20
と四方弁22の間に配置されている。
【0022】熱源側熱交換器25と利用側熱交換器26
は、それぞれファン(図示せず)を備えており、室外空
気または室内空気と熱交換されている。
は、それぞれファン(図示せず)を備えており、室外空
気または室内空気と熱交換されている。
【0023】尚、この実施例の空気調和機は、冷媒回路
を循環する冷媒として、高沸点冷媒と低沸点冷媒とから
なる非共沸混合冷媒が用いられている。非共沸混合冷媒
としては、例えばR134a、R125、R32の混合
冷媒が用いられる。
を循環する冷媒として、高沸点冷媒と低沸点冷媒とから
なる非共沸混合冷媒が用いられている。非共沸混合冷媒
としては、例えばR134a、R125、R32の混合
冷媒が用いられる。
【0024】熱源側熱交換器25の流路の途中には、複
数のコイル延長部3,4,5が設けられてい、各コイル
延長部3,4,5には、圧力調節部10,11,12が
設けられている。このように圧力調節部10,11,1
2を設けることにより、熱源側熱交換器25を複数の熱
交換器部分(熱交換器)に分割し、実質的に直列に配置
する構成としている。
数のコイル延長部3,4,5が設けられてい、各コイル
延長部3,4,5には、圧力調節部10,11,12が
設けられている。このように圧力調節部10,11,1
2を設けることにより、熱源側熱交換器25を複数の熱
交換器部分(熱交換器)に分割し、実質的に直列に配置
する構成としている。
【0025】熱源側熱交換器25は、冷房運転時には凝
縮器として、暖房運転時には蒸発器としてそれぞれ作用
するものであり、利用側熱交換器26は、冷房運転時に
は蒸発器として、暖房運転時には凝縮器としてそれぞれ
作用するものである。
縮器として、暖房運転時には蒸発器としてそれぞれ作用
するものであり、利用側熱交換器26は、冷房運転時に
は蒸発器として、暖房運転時には凝縮器としてそれぞれ
作用するものである。
【0026】図1と図2は、図3の室外側熱交換器1の
部分Bを拡大したものであり、コイル延長部5とその圧
力調節部10の構成を示したものである。尚、図1は暖
房運転時、図2は冷房運転時の圧力調節部12の動作状
態を示している。
部分Bを拡大したものであり、コイル延長部5とその圧
力調節部10の構成を示したものである。尚、図1は暖
房運転時、図2は冷房運転時の圧力調節部12の動作状
態を示している。
【0027】図1と図2の冷媒流路5aの圧力調節部1
0は、流路40を有する開度制御手段42と、この開度
制御手段42を矢印X方向に移動するための駆動体44
を備えている。この駆動体44は、コイル状に巻かれた
形状記憶合金で作られている。連絡路46はコイル延長
部5に並列に接続されていて、連絡路46を介して冷媒
の温度が駆動体44に伝達されるようになっている。駆
動体44がこの冷媒の温度を感じて形状を変化させるこ
とによりコイル状に巻かれていた駆動体が伸縮する。暖
房運転時には図1に示すように、駆動体44は冷媒流路
5aに開度制御手段42を進出させて、冷媒を開度制御
手段42の流路40により絞って、冷媒を多段膨張させ
るように働くようになっている。また、冷房運転時には
図2に示すように、駆動体44は冷媒流路5aから開度
制御手段42を退出させて、冷媒を抵抗なく通過させる
になっている。
0は、流路40を有する開度制御手段42と、この開度
制御手段42を矢印X方向に移動するための駆動体44
を備えている。この駆動体44は、コイル状に巻かれた
形状記憶合金で作られている。連絡路46はコイル延長
部5に並列に接続されていて、連絡路46を介して冷媒
の温度が駆動体44に伝達されるようになっている。駆
動体44がこの冷媒の温度を感じて形状を変化させるこ
とによりコイル状に巻かれていた駆動体が伸縮する。暖
房運転時には図1に示すように、駆動体44は冷媒流路
5aに開度制御手段42を進出させて、冷媒を開度制御
手段42の流路40により絞って、冷媒を多段膨張させ
るように働くようになっている。また、冷房運転時には
図2に示すように、駆動体44は冷媒流路5aから開度
制御手段42を退出させて、冷媒を抵抗なく通過させる
になっている。
【0028】なお、図4の四方弁22は、暖房運転時に
は破線で示すように冷媒を流し、冷房運転時には実線で
示すように冷媒を流すように切り換えられる。
は破線で示すように冷媒を流し、冷房運転時には実線で
示すように冷媒を流すように切り換えられる。
【0029】次に、上記実施例の作用を説明する。
【0030】暖房運転時には、図4の破線矢印で示すよ
うに四方弁22が位置し、圧縮機20、マフラ21、四
方弁22、マフラ23、調整弁24、利用側熱交換器2
6、減圧弁29、ストレーナ28、キャピラリチューブ
27、熱源側熱交換器25、四方弁22、アキュムレー
タ31の順序で冷媒が循環される。
うに四方弁22が位置し、圧縮機20、マフラ21、四
方弁22、マフラ23、調整弁24、利用側熱交換器2
6、減圧弁29、ストレーナ28、キャピラリチューブ
27、熱源側熱交換器25、四方弁22、アキュムレー
タ31の順序で冷媒が循環される。
【0031】圧縮機20から利用側熱交換器26に導入
された冷媒は、凝縮器として働く利用側熱交換器26に
より室内外気が熱交換される。
された冷媒は、凝縮器として働く利用側熱交換器26に
より室内外気が熱交換される。
【0032】利用側熱交換器26を通過した冷媒は、続
いて減圧弁29やキャピラリチューブ27から熱源側熱
交換器25に導入され、この熱源側熱交換器25が蒸発
器として働き、冷媒は気化されて外気から熱をくみ上げ
る。
いて減圧弁29やキャピラリチューブ27から熱源側熱
交換器25に導入され、この熱源側熱交換器25が蒸発
器として働き、冷媒は気化されて外気から熱をくみ上げ
る。
【0033】図3に示したように、熱源側熱交換器25
のコイル2の途中には3つの圧力調節部10,11,1
2が設けられているので、暖房運転時には、図1に示す
ように各圧力調節部10,11,12の形状記憶合金製
の駆動体44が冷媒の温度に応じて形状を変化させ、コ
イル延長部5の冷媒流路5aを絞る。つまり、暖房運転
時には圧力調節部10,11,12がそれぞれ冷媒流路
を絞り、熱源側熱交換器25内を多段膨張させる。これ
により、図9と図10の破線部で示すようにコイル温度
が変化を示す。
のコイル2の途中には3つの圧力調節部10,11,1
2が設けられているので、暖房運転時には、図1に示す
ように各圧力調節部10,11,12の形状記憶合金製
の駆動体44が冷媒の温度に応じて形状を変化させ、コ
イル延長部5の冷媒流路5aを絞る。つまり、暖房運転
時には圧力調節部10,11,12がそれぞれ冷媒流路
を絞り、熱源側熱交換器25内を多段膨張させる。これ
により、図9と図10の破線部で示すようにコイル温度
が変化を示す。
【0034】このように、暖房運転時に熱源側熱交換器
25が蒸発器として作用する場合には、各圧力調節部1
0,11,12は簡単な構成により冷媒圧力を制御す
る。
25が蒸発器として作用する場合には、各圧力調節部1
0,11,12は簡単な構成により冷媒圧力を制御す
る。
【0035】これにより、図10の破線で示すように、
熱源側熱交換器25のコイル2の入口側と出口側の温度
差を小さくして、コイル2の冷媒の蒸発温度を実線で示
す着霜温度に近づけることができ、蒸発器としての能力
を大きくすることができる。したがって、従来の室外側
熱交換器を使用する場合に比べて、本発明の実施例の熱
源側熱交換器25は凍結せず、その蒸発温度を下げるこ
とが可能であり、熱交換器としての性能を十分に発揮す
ることができ、暖房効率が良い。
熱源側熱交換器25のコイル2の入口側と出口側の温度
差を小さくして、コイル2の冷媒の蒸発温度を実線で示
す着霜温度に近づけることができ、蒸発器としての能力
を大きくすることができる。したがって、従来の室外側
熱交換器を使用する場合に比べて、本発明の実施例の熱
源側熱交換器25は凍結せず、その蒸発温度を下げるこ
とが可能であり、熱交換器としての性能を十分に発揮す
ることができ、暖房効率が良い。
【0036】冷房運転時には、図4の実線の矢印で示す
ように四方弁22を位置し、圧縮機20、マフラ21、
熱源側熱交換器25、キャピラリチューブ27、ストレ
ーナ28、減圧弁29、利用側熱交換器26、調整弁2
4、マフラ23、四方弁22、四方弁22、アキュムレ
ータ31の順序で冷媒が循環される。
ように四方弁22を位置し、圧縮機20、マフラ21、
熱源側熱交換器25、キャピラリチューブ27、ストレ
ーナ28、減圧弁29、利用側熱交換器26、調整弁2
4、マフラ23、四方弁22、四方弁22、アキュムレ
ータ31の順序で冷媒が循環される。
【0037】圧縮機20から熱源側熱交換器25に導入
された冷媒は、3つの圧力調節部10,11,12を通
るが、図2に示すように、この際には形状記憶合金製の
駆動体44が冷媒の温度の違いに反応して収縮して冷媒
流路5aから開度制御手段42を退出するので、コイル
延長部3,4,5の冷媒流路5aは絞られない。
された冷媒は、3つの圧力調節部10,11,12を通
るが、図2に示すように、この際には形状記憶合金製の
駆動体44が冷媒の温度の違いに反応して収縮して冷媒
流路5aから開度制御手段42を退出するので、コイル
延長部3,4,5の冷媒流路5aは絞られない。
【0038】従って、冷房運転時に熱源側熱交換器25
が凝縮器として作用する場合には、3つの圧力調節部1
0,11,12は、冷媒に対して抵抗となることがな
い。
が凝縮器として作用する場合には、3つの圧力調節部1
0,11,12は、冷媒に対して抵抗となることがな
い。
【0039】次に、本発明の別の実施例を説明する。
【0040】図5と図6は、本発明の別の実施例を示し
ていて、図5は図1に対応し、図6は図2に対応する。
ていて、図5は図1に対応し、図6は図2に対応する。
【0041】図5と図6の実施例では、圧力調節部10
には、コイル延長部5の途中に大径部5bが設けられて
いて、この大径部5b内に一方の開口が広く他方の開口
が狭くなるような、ラッパ状に開いた開度制御手段41
を備えている。そして、この開度制御手段41は形状記
憶合金から形成されており、冷媒の温度に応じて形状が
変化し、冷媒流路5aの開度を変えるものである。
には、コイル延長部5の途中に大径部5bが設けられて
いて、この大径部5b内に一方の開口が広く他方の開口
が狭くなるような、ラッパ状に開いた開度制御手段41
を備えている。そして、この開度制御手段41は形状記
憶合金から形成されており、冷媒の温度に応じて形状が
変化し、冷媒流路5aの開度を変えるものである。
【0042】即ち、暖房運転時には図5に示すように、
開度制御手段41は暖房時、即ち蒸発器として作用する
場合には、その開口を狭めて流路を絞って他段膨脹させ
る。冷房運転時、即ち凝縮器として作用する場合には開
度制御手段41の開口を広げて流路を開く。
開度制御手段41は暖房時、即ち蒸発器として作用する
場合には、その開口を狭めて流路を絞って他段膨脹させ
る。冷房運転時、即ち凝縮器として作用する場合には開
度制御手段41の開口を広げて流路を開く。
【0043】この構成によれば、上述した実施例にある
駆動体44を必要とせず、形状記憶合金製の制御手段4
1のみで足りるので、更に簡単な構成にできる。
駆動体44を必要とせず、形状記憶合金製の制御手段4
1のみで足りるので、更に簡単な構成にできる。
【0044】図7と図8は、本発明のさらに別の実施例
を示していて、図7は図1に対応し、図8は図2に対応
する。
を示していて、図7は図1に対応し、図8は図2に対応
する。
【0045】図7と図8の実施例では、コイル延長部5
の途中に大径部155aが設けられていて、この大径部
155a内に温度により形状が変化して全体として伸縮
する形状記憶合金製の駆動体70とこの駆動体により支
持された開度制御手段400及び開度制御手段400を
駆動体70に対抗して付勢するスプリング500が配置
されている。暖房運転時には図7に示すように、コイル
を通る冷媒をスプリング500に抗して駆動体70が延
びて開度制御手段400が開口に近づいて抵抗となるよ
うに位置させ、多段膨張させる。冷房運転時には図8に
示すように、コイルを通る冷媒を駆動体70を収縮して
スプリング500の付勢力により開度制御手段400を
移動して開口から遠ざける。抵抗なく通過させるように
なっている。
の途中に大径部155aが設けられていて、この大径部
155a内に温度により形状が変化して全体として伸縮
する形状記憶合金製の駆動体70とこの駆動体により支
持された開度制御手段400及び開度制御手段400を
駆動体70に対抗して付勢するスプリング500が配置
されている。暖房運転時には図7に示すように、コイル
を通る冷媒をスプリング500に抗して駆動体70が延
びて開度制御手段400が開口に近づいて抵抗となるよ
うに位置させ、多段膨張させる。冷房運転時には図8に
示すように、コイルを通る冷媒を駆動体70を収縮して
スプリング500の付勢力により開度制御手段400を
移動して開口から遠ざける。抵抗なく通過させるように
なっている。
【0046】本発明は、上述した実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0047】例えば、図3に示すように熱交換器に3つ
の圧力調節部を配置しているが、これに限らず、1つ、
2つあるいは4つ以上の圧力調節部を配置してもよい。
の圧力調節部を配置しているが、これに限らず、1つ、
2つあるいは4つ以上の圧力調節部を配置してもよい。
【0048】また、駆動体は形状記憶合金に限らず、気
体を封入し、温度に応じた容積が変化することにより開
度制御手段を進退させる構成であってもよい。
体を封入し、温度に応じた容積が変化することにより開
度制御手段を進退させる構成であってもよい。
【0049】
【発明の効果】第1の発明によれば、熱交換器の間の冷
媒流路には、形状記憶合金で作られ、冷媒の温度により
形状が変化して前記冷媒流路の開度を変える開度制御手
段を備える構成であるから、電子制御弁等を必要とせず
形状記憶合金が冷媒の温度で変化して、熱交換器が蒸発
器として働く際には蒸発器の冷媒の流路の開度を狭め簡
単な構成とできる。
媒流路には、形状記憶合金で作られ、冷媒の温度により
形状が変化して前記冷媒流路の開度を変える開度制御手
段を備える構成であるから、電子制御弁等を必要とせず
形状記憶合金が冷媒の温度で変化して、熱交換器が蒸発
器として働く際には蒸発器の冷媒の流路の開度を狭め簡
単な構成とできる。
【0050】また、第2の発明によれば、冷媒流路の開
度を狭める開度制御手段と、温度により伸縮し、前記開
度制御手段を冷媒流路から進退させる駆動体とを備える
構成であるから、第1の発明と同様に簡単な構成とする
ことができる。
度を狭める開度制御手段と、温度により伸縮し、前記開
度制御手段を冷媒流路から進退させる駆動体とを備える
構成であるから、第1の発明と同様に簡単な構成とする
ことができる。
【0051】更に、第3の発明によれば、開度制御手段
が熱源側熱交換器と利用側熱交換器の両方に設けられる
ので、上述した第1、第2の発明を、両方の熱交換器で
実現することができる。
が熱源側熱交換器と利用側熱交換器の両方に設けられる
ので、上述した第1、第2の発明を、両方の熱交換器で
実現することができる。
【0052】
【図1】暖房運転時における熱交換器の開度制御手段の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図2】冷房運転時における熱交換器の開度制御手段の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図3】本発明の実施例にかかる空気調和機の熱交換器
である。
である。
【図4】本発明の実施例にかかる空気調和機の回路図で
ある。
ある。
【図5】暖房運転時における熱交換器の別の開度制御手
段の状態を示す図である。
段の状態を示す図である。
【図6】冷房運転時における熱交換器の開度制御手段の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図7】暖房運転時における熱交換器の開度制御手段の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図8】冷房運転における時熱交換器の開度制御手段の
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図9】本実施例の動作原理を示すグラフ図である。
【図10】本実施例の熱交換器における温度変化状態を
示すグラフ図である。
示すグラフ図である。
【図11】従来の熱交換器を示す図である。
5a 冷媒流路 41,42,400 開度制御手段 44,70 駆動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 41/06 V
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機、四方切換弁、利用側熱交換器、
減圧装置、熱源側熱交換器を用いて冷凍サイクルを構成
し、四方切換弁の切換えで利用側熱交換器による冷暖房
運転を可能にした空気調和機において、すくなくとも熱
源側熱交換器内の冷媒流路中にこの熱交換器を流れる冷
媒の温度が低い時に流路を絞り、冷媒の温度が高い時に
流路を開くように流路の一部を形状記憶合金で構成した
開度制御手段を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 圧縮機、四方切換弁、利用側熱交換器、
減圧装置、熱源側熱交換器を用いて冷凍サイクルを構成
し、四方切換弁の切換えで利用側熱交換器による冷暖房
運転を可能にした空気調和機において、熱源側熱交換器
を流れる冷媒の温度に応じて伸縮する駆動体を該冷媒の
温度を検知できるように配置すると共に、熱源側熱交換
器内の冷媒流路中に前記駆動体で動作する開度制御手段
を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項3】 前記開度制御手段は熱源側熱交換器と利
用側熱交換器との両方に備えられたことを特徴とする請
求項1又は2に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171414A JPH0835733A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171414A JPH0835733A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835733A true JPH0835733A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15922701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6171414A Pending JPH0835733A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0835733A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1722175A2 (de) * | 2005-05-12 | 2006-11-15 | Behr GmbH & Co. KG | Differenzdruckventil |
JP2009222357A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-10-01 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2010501823A (ja) * | 2006-08-18 | 2010-01-21 | フロウ・デザイン・インコーポレイテッド | 流体の流れを調整することによって流体に対する伝熱を調整するシステム及び方法 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP6171414A patent/JPH0835733A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1722175A2 (de) * | 2005-05-12 | 2006-11-15 | Behr GmbH & Co. KG | Differenzdruckventil |
EP1722175A3 (de) * | 2005-05-12 | 2007-09-19 | Behr GmbH & Co. KG | Differenzdruckventil |
JP2010501823A (ja) * | 2006-08-18 | 2010-01-21 | フロウ・デザイン・インコーポレイテッド | 流体の流れを調整することによって流体に対する伝熱を調整するシステム及び方法 |
JP2009222357A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-10-01 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
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