JPH0834786A - トリフルオロメチルピロロインドール誘導体及びその製造方法 - Google Patents

トリフルオロメチルピロロインドール誘導体及びその製造方法

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JPH0834786A
JPH0834786A JP6174472A JP17447294A JPH0834786A JP H0834786 A JPH0834786 A JP H0834786A JP 6174472 A JP6174472 A JP 6174472A JP 17447294 A JP17447294 A JP 17447294A JP H0834786 A JPH0834786 A JP H0834786A
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Japan
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Application number
JP6174472A
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English (en)
Inventor
Atsuro Terajima
孜郎 寺島
Yasumichi Fukuda
保路 福田
Yasuo Omori
康男 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Sagami Chemical Research Institute
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Publication date
Application filed by Kyorin Pharmaceutical Co Ltd, Sagami Chemical Research Institute filed Critical Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 癌細胞に対して選択性が高く、固形腫瘍に対
しても有効でしかも低毒性な抗腫瘍剤を提供する。 【構成】 下記式(1)又は(2) 〔式中、Rはα−アミノ酸残基、下記式の基など、 、X、Xは水素原子、OHなど、nは0〜2、
は水素原子、水酸基の保護基など、Yはハロゲン原
子、アレンスルホニルオキシ基などを示す〕で表わされ
るトリフルオロメチルピロロインドール誘導体、それら
の光学活性体、並びに薬理学上許容される塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌、抗腫瘍活性を有す
る新規8−トリフルオロメチル−1,2,3,6−テト
ラヒドロピロロ〔3,2−e〕インドール誘導体及び7
−トリフルオロメチル−1,2,8,8a−テトラヒド
ロシクロプロパ〔c〕ピロロ〔3,2−e〕インドール
−4(5H)−オン誘導体、その光学活性体並びにそれ
らの薬理学上許容される塩に関する。
【0002】
【従来技術】抗菌活性、抗腫瘍活性を有する抗生物質と
してCC−1065が「ジャーナルオブ アンチバイオ
ティックス(J.Antibiotics)」31巻,1211頁(1
978)、同34巻,1119頁(1981)、USP
4169888号に、また類似の構造を有するデュオカ
ルマイシンA及びその類縁体がWO87/06265
号,EP0318056号、「ジャーナル オブ アン
チバイオティックス」42巻,1229頁(1989
年)、特開平4−99774号に開示されている。
【0003】さらにCC−1065の誘導体が特開昭6
0−193989号、特表平2−502005号に、ま
たデュオカルマイシン類の誘導体が特開平3−7287
号、特開平3−128379号、EP0354583
号、EP0406749号に開示されている。これらは
いずれも天然物の基本骨格をそのまま利用しているか、
天然物からの化学修飾から誘導されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】癌の治療法として外科
的切除法、X線による放射線療法、及び化学療法剤によ
る薬物療法等が臨床で用いられている。これらのうちで
化学療法剤による薬物療法は、体の各部位に広がった癌
や末期癌に対して唯一の治療法である。本来、患者の負
担が最も少ないと思われるこの薬物療法が実際は強い副
作用のため、患者に対してひどい苦痛を与えている。ま
た、化学療法剤のうちで細胞増殖の速い白血病に対して
は有効性を示すものの、増殖の遅い固形腫瘍に対して有
効性が低いものが多い。このような理由で化学療法剤に
よる癌治療は必ずしも第一選択的に行なわれてはいな
い。
【0005】本発明者らはこのような化学療法剤の現状
を踏まえ、癌細胞に対して選択性が高く固形腫瘍に対し
ても有効でしかも低毒性な化合物の探索に取り組んだ。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは下記一般式
(1)または(2)
【0007】
【化79】
【0008】(式中、R1はα−アミノ酸残基または、
【0009】
【化80】
【0010】(X1、X2、X3は互に独立して水素原
子、OH、OR3(R3は直鎖または分枝状の置換されて
いてもよいC1〜C6の低級アルキル基、置換されていて
もよいアリール基)、OCOR3(R3は前記と同じ)、
CHO、NO2
【0011】
【化81】
【0012】(R3は前記と同じであり、R4及びR5
互に独立して水素原子、置換されていてもよい直鎖また
は分枝状のC1〜C6の低級アルキル基、置換されていて
もよいアリール基を示す)
【0013】
【化82】
【0014】(X4、X5、X6は互に独立して水素原
子、OR3(R3は前記と同じ)または
【0015】
【化83】
【0016】(ここでR4、R5は前記と同じ))、
【0017】
【化84】
【0018】(R4、R5は前記と同じ)、
【0019】
【化85】
【0020】(R4、R5は前記と同じ)、nは0〜2を
示す)、
【0021】
【化86】
【0022】(X1、X2及びX3は前記と同じであり、
7はO,SまたはNHを示し、X8はCHまたはNを示
す)、
【0023】
【化87】
【0024】(X1、X2、X3及びX8は前記と同じであ
り、X9及びX10は互に独立してCHまたはNを示
す)、
【0025】
【化88】
【0026】(X1、X2及びX3は前記と同じであり、
11及びX12は互に独立してCHまたはNを示す)、
【0027】
【化89】
【0028】(X1、X2、X7及びX8は前記と同じであ
り、R6は式a,b,cまたはdを示す)、
【0029】
【化90】
【0030】(X1、X2、X4、X5、X6、X7及びX8
は前記と同じであり、X13はO,SまたはNHを示し、
14はCHまたはNを示す)
【0031】
【化91】
【0032】(Wは、−(CH2m−、−(CH2m
Z−(CH2n−、または
【0033】
【化92】
【0034】を示す。ここでZはS,O,NHを示し、
m及びnは互に独立して0〜16である)を、R2は水
素原子、水酸基の保護基、または生体内で分解可能な置
換基を、Yはハロゲン原子、アレンスルホニルオキシ
基、低級アルカンスルホニルオキシ基、ハロアルカンス
ルホニルオキシ基またはアジド基を示す)で表わされる
トリフルオロメチルピロロインドール誘導体、その光学
活性体並びにそれらの薬理学上許容される塩が優れた抗
菌作用及び抗腫瘍作用を有し、しかも癌細胞に対する選
択性が高く低毒性であることを見出した。
【0035】ここで、α−アミノ酸残基としては、グリ
シン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セ
リン、スレオニン、システイン、メチオニン、アスパラ
ギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、リ
ジン、アルギニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒス
チジン、トリプトファン、プロリン、ヒドロキシプロリ
ン等の残基が挙げられる。
【0036】アミノ基の保護基とはメトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基等の炭素数2〜7の直鎖
状または分枝状低級アルコキシカルボニル基、2,2,
2−トリクロロエトキシカルボニルオキシ基、2,2,
2−トリクロロ−1,1−ジメチルエトキシカルボニル
基等のハロアルコキシカルボニル基、ベンジルオキシカ
ルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボニル基
等の置換または無置換アラルキルオキシカルボニル基を
意味する。水酸基の保護基とはメチル基、エチル基等の
1 〜C4 の低級アルキル基、ベンジル基、4−メトキ
シベンジル基、2,4−ジメトキシベンジル基、ベンツ
ヒドリル基、トリチル基等の置換または無置換のアラル
キル基等を意味する。また、生体内で分解可能な置換基
とは低級アルカノイル基、アリロイル基、低級アルコキ
シカルボニル基、置換又は無置換のアリールオキシカル
ボニル基、α−アミノ酸アシル残基、置換されていても
よいカルバモイル基、例えば、N−低級アルキルカルバ
モイル基、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル基、N
−アリールカルバモイル基、ピロリジノカルボニル基ま
たは3−(ジメチルアミノ)ピロリジノカルボニル基等
の置換されていてもよいピロリジノカルボニル基、4−
(ジメチルアミノ)ピペリジノカルボニル基または(4
−ピペリジノピペリジノ)カルボニル基等の置換されて
いてもよいピペリジノカルボニル基、(4−メチル−1
−ピペラジニル)カルボニル基、[4−[2−(ジメチ
ルアミノ)エチル]−1−ピペラジニル]カルボニル
基、[4−(2−(ヒドロキシエチル)−1−ピペラジ
ニル]カルボニル基、または[4−[2−[2−(ジメ
チルアミノ)エトキシ]エチル]−1−ピペラジニル]
カルボニル基等の置換されていてもよい1−ピペラジニ
ルカルボニル基または置換されていてもよい1−モルホ
リノカルボニル基、アリールまたはアルキルで置換され
たシリル基等を意味し、生体内で分解して水酸基を与え
る置換基を示す。
【0037】本発明によれば、上記一般式(1)または
(2)で表わされる化合物は、例えば以下に述べる方法
によって製造することができる。
【0038】即ち、下記一般式(3a)
【0039】
【化93】
【0040】(式中、Yは前記と同じであり、R8は水
素原子または水酸基の保護基を、R9はアミノ基の保護
基を示す)で表わされる化合物を脱保護して下記一般式
(3b)
【0041】
【化94】
【0042】(式中、Yは前記と同じ)またはその塩に
変換する。この脱保護反応は従来の方法例えば「プロテ
クティブグループス イン オーガニック シンセシス
(Protective Groups in OrganicSynthesis)」第2版,
145〜162頁及び315〜348頁(1990年)
に記載の方法で実施することができる。
【0043】例えば、R9がt−ブトキシカルボニル基
でR8がベンジル基の場合、三臭化ホウ素を含む塩化メ
チレン溶液中−78℃から30℃で10分から2時間反
応させた後、溶媒を留去するだけで一般式(3b)で表
わされる化合物が塩として得られる。
【0044】次いで上記一般式(3b)で表わされる化
合物またはその塩と、下記一般式(5a) R1−V (5a) (式中、R1は前記と同じであり、Vはハロゲン原子、
1−イミダゾリル基、4−ニトロフェノキシ基、コハク
酸イミドイルオキシ基等の反応性残基またはOR1を示
す)で表わされるカルボン酸のハライド、カルボン酸の
イミダゾリド、カルボン酸の活性エステル、カルボン酸
の混合または対称酸無水物とを反応させるか、下記一般
式(5b) R1−OH (5b) (R1は前記と同じ)で表わされるカルボン酸とをジシ
クロヘキシルカルボジイミド(DCC)あるいは3−エ
チル−1−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド塩酸塩(EDCI)等の縮合剤を用いて縮合させる
ことにより、下記一般式(1a)
【0045】
【化95】
【0046】(式中、R1及びYは前記と同じ)で表わ
される化合物を製造することができる。この縮合反応は
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリ
ジン、ジメチルアミノピリジン等の有機塩基、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基の存在下または
非存在下で塩化メチレン、トルエン、アセトニトリル、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、テトラヒドロフラン等の溶媒中であるいはそれらの
混合溶媒中で−20〜50℃で30分から48時間処理
することにより容易に実施することができる。
【0047】また、上記一般式(1a)で表わされた化
合物は低級アルカノイルクロライド、アリロイルクロラ
イド、低級アルコキシカルボニルクロライド、アリール
オキシカルボニルクロライド、α−アミノ酸の酸クロラ
イド、置換されていても良いカルバモイルクロライド、
あるいはそれらの活性エステルと処理することにより下
記一般式(1b)
【0048】
【化96】
【0049】(R1及びYは前記と同じであり、式中、
10は生体内で分解可能な置換基を示す)で表わされる
プロドラッグに導くことができる。この反応は、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、
ジメチルアミノピリジン等の有機塩基、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カリウム等の無機塩基の存在下または非存在
下で不活性溶媒中、−20〜100℃、好ましくは0〜
50℃で実施される。
【0050】さらに、下記一般式(1a)
【0051】
【化97】
【0052】(式中、R1及びYは前記と同じ)で表わ
される化合物を塩基存在下で閉環すると、下記一般式
(2)
【0053】
【化98】
【0054】(式中、R1は前記と同じ)で表わされる
化合物に導くことができる。この反応は、上記一般式
(1a)の化合物を1〜10当量モル、好ましくは1〜
5当量モルのジアザビシクロ塩基、トリエチルアミン等
の有機塩基、あるいは水酸化ナトリウム、水素化ナトリ
ウム、炭酸カリウム等の無機塩基存在下で、ジメチルホ
ルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、塩
化メチレン等の不活性溶媒中あるいはそれらの混合溶媒
中、−78〜100℃、好ましくは0〜50℃で10分
から24時間、好ましくは20分から5時間作用させる
ことにより実施できる。また、上記一般式(2)で表わ
される化合物を酸で処理することにより、上記一般式
(1a)で表わされる化合物に変換することができる。
上記酸としては、塩化水素、臭化水素、塩酸、臭化水素
酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタン
スルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、アジ化水
素酸等を挙げることができる。この反応は酢酸エチル、
塩化メチレン、アルコール、アセトニトリル、ジメチル
ホルムアミド等の不活性溶媒中、−20℃から溶媒の沸
点までの温度、好ましくは0〜50℃の温度で好適に進
行する。この反応には過剰の酸を用いることが反応時間
の短縮の点で望ましい。
【0055】本発明の出発物質となる下記一般式
(3)、及び(4)
【0056】
【化99】
【0057】(式中、Yは前記と同じであり、R7は水
素原子またはアミノ基の保護基を、R8は水素原子また
は水酸基の保護基を示す)で表わされる化合物も、本発
明の重要中間体であり、以下の方法で製造される。
【0058】
【化100】
【0059】(式中、Yは前記と同じであり、R11は水
酸基の保護基を、R12はアミノ基の保護基を、R13は水
素原子または水酸基の保護基を、R14は水素原子または
−Si(R153(R15は同一もしくは異なるC1〜C4
の低級アルキル基またはフェニル基)を示す) 上記一般式(5)で表わされる化合物の光学活性体を用
いれば、一般式(1)または(2)で表わされる化合物
の光学活性体が製造される。ここで一般式(5)で表さ
れる化合物の光学活性体は、例えばバイオオーガニック
・アンド・メディシナル・ケミストリー・レターズ、2
巻、755ページ、1992年記載の方法に準じ、ジア
ステレオマーとしてから光学分割することで製造するこ
とができる。また上記一般式(8)で表わされるアルコ
ール誘導体を光学活性カルボン酸とのジアステレオエス
テルとしたのち、分割して光学活性体製造の中間体とし
て利用することもできる。一般式(1)または(2)で
表される化合物は、単独でまたは1種以上の製剤上許容
される補助剤とともに抗菌、抗腫瘍組成物として用いる
ことができる。
【0060】例えば一般式(1)または(2)で表され
る化合物、もしくはその塩を生理食塩水やグルコース、
マンニトール、ラクトース等の水溶液に溶解して注射剤
とし、適当な医薬組成物とする。または一般式(1)ま
たは(2)で表される化合物の塩を常法により凍結乾燥
し、これに塩化ナトリウム等を加えることによって粉末
注射剤とする。本医薬組成物は必要に応じ製剤分野で周
知の添加剤、例えば製剤上許容される塩等を含有するこ
とができる。望まれる場合、これらは動脈内投与、腹腔
内投与、胸腔内投与等も可能である。
【0061】また、経口剤として錠剤、カプセル剤、粉
末剤、顆粒剤、アンプル剤等とすることも可能であり、
これらは製剤分野で周知の医薬補助剤を用いて製造でき
る。投与量は患者の年齢、症状等により異なるが人を含
む哺乳動物に対して0.00001〜100mg/kg
/日である。投与は例えば1日1回または数回に分け
て、または間欠的に1週間に1〜4回、2〜4週間に1
回投与する。
【0062】
【実施例】以下に実施例をもって本発明を詳細に説明す
るが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0063】[実施例1]
【0064】
【化101】
【0065】1−アセトキシメチル−5−ベンジルオキ
シ−3−t−ブトキシカルボニル−1,2,3,6−テ
トラヒドロピロロ[3,2−e]インドール−7,8−
ジオン116.6mg(0.25mmol)をテトラヒ
ドロフラン2.0mlに溶解し、氷冷下でトリメチルシ
リルトリフルオロメタン130.8mg(0.9mmo
l)を加え、次いでテトラブチルアンモニウムフルオラ
イドのテトラヒドロフラン溶液250μl(0.25m
mol)を加え、3.5時間撹拌した。10%クエン酸
水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を留去して得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン:酢酸エチル
=5:1)で精製すると淡赤色ガムの1−アセトキシメ
チル−5−ベンジルオキシ−3−t−ブトキシカルボニ
ル−8−ヒドロキシ−8−トリフルオロメチル−1,
2,3,6−テトラヒドロピロロ[3,2−e]インド
ール−7−オンが95.2mg(71%)得られた。こ
のものは1 H−NMRより異性体A:異性体B=2.
9:1のジアステレオマー混合物であった。
【0066】NMR(CDCl3 )δ:1.56(9
H,s),2.00(3H,s、異性体A),2.07
(3H,s、異性体B),3.59(1H,m、異性体
B),3.69(1H,m、異性体A),3.83(1
H,m、異性体B),3.94(1H,m,異性体
A),4.01〜4.28(1H,m),4.28〜
4.40(2H,m),4.81(1H,m),5.1
2(2H,s),7.33〜7.40(5H,m),
7.89(1H,brs),8.02(1H,m)。
【0067】[実施例2]
【0068】
【化102】
【0069】1−アセトキシメチル−5−ベンジルオキ
シ−3−t−ブトキシカルボニル−8−ヒドロキシ−8
−トリフルオロメチル−1,2,3,6−テトラヒドロ
ピロロ[3,2−e]インドール−7−オン95.2m
g(0.177mmol)をテトラヒドロフラン1.0
mlに溶解し、ジボランのテトラヒドロフラン溶液1.
06ml(1.06mmol)を加え、室温で5分間撹
拌後70℃にて2時間加熱した。メタノール1.0ml
及び10%クエン酸水溶液1.0mlを順次加え、70
℃で30分間加熱後、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、10%炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ベンゼン:酢酸エチル=4:1)で精製すると
無色結晶の5−ベンジルオキシ−3−t−ブトキシカル
ボニル−1−ヒドロキシメチル−8−トリフルオロメチ
ル−1,2,3,6−テトラヒドロピロロ[3,2−
e]インドールが35.6mg(48%)得られた。
【0070】NMR(CDCl3 )δ:1.54(9
H,s),3.49〜3.62(3H,m),3.84
〜3.93(2H,m),5.06(2H,s),7.
33〜7.43(6H,m),7.79(1H,br
s)。
【0071】[実施例3]
【0072】
【化103】
【0073】5−ベンジルオキシ−3−t−ブトキシカ
ルボニル−1−ヒドロキシメチル−8−トリフルオロメ
チル−1,2,3,6−テトラヒドロピロロ[3,2−
e]インドール39.6mg(0.085mmol)と
トリフェニルホスフィン44.6mg(0.17mmo
l)をアセトニトリル0.425mlに溶解し、四塩化
炭素49.0μl(0.51mmol)を滴下し、2時
間反応させた。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
3:1)で精製すると淡黄色結晶の5−ベンジルオキシ
−3−t−ブトキシカルボニル−1−クロロメチル−8
−トリフルオロメチル−1,2,3,6−テトラヒドロ
ピロロ[3,2−e]インドールが15.6mg(38
%)得られた。
【0074】NMR(CDCl3 )δ:1.59(9
H,s),3.34(1H,t,J=10Hz),3.
76〜3.83(2H,m),4.00(1H,dd,
J=8Hz,J=11Hz),4.26(1H,m),
5.21(2H,s),7.38〜7.47(5H,
m),7.52(1H,m),7.84(1H,br
s),8.66(1H,S)。
【0075】[実施例4]
【0076】
【化104】
【0077】5−ベンジルオキシ−3−t−ブトキシカ
ルボニル−1−クロロメチル−8−トリフルオロメチル
−1,2,3,6−テトラヒドロピロロ[3,2−e]
インドール11.3mg(0.0235mmol)をジ
クロロメタン0.5mlに溶解し、−40℃で三臭化ホ
ウ素ジクロロメタン溶液70.5μl(0.0705m
molを滴下し、1.75時間反応させた。遠心分離に
より上澄を除き、乾燥後、5−(ベンゾフラン−2−イ
ルカルボニル)アミノ−1H−インドール−2−カルボ
ン酸7.5mg(0.0235mmol)と1−(3−
ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド
塩酸塩13.5mg(0.0705ml)を加え、ジメ
チルホルムアミド0.25ml中で4.5時間反応させ
た。水を加えて析出晶を濾取し、得られた結晶をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール=9:1→8:1)で精製すると淡黄色結晶の3−
[5−[(ベンゾフラン−2−イルカルボニル)アミ
ノ]−1H−インドール−2−イルカルボニル]−1−
クロロメチル−5−ヒドロキシ−8−トリフルオロメチ
ル−1,2,3,6−テトラヒドロピロロ[3,2−
e]インドールが5.9mg(42%)得られた。
【0078】NMR(DMSOd6 )δ:3.37(1
H,t,J=11Hz),3.87〜3.98(2H,
m),4.57(1H,t,J=9Hz),4.80
(1H,d,J=11Hz),7.07(1H,d,J
=2Hz),7.30〜7.36(2H,m),7.4
6(1H,d,J=7Hz),7.49〜7.55(2
H,m),7.57〜7.62(2H,m).7.73
(1H,d,J=8Hz),7.91(1H,br
s),8.22(1H,s),8.73(1H,s),
9.36(1H,s),10.01(1H,s),1
0.54(1H,s)。
【0079】[実験例1] P388細胞増殖阻害活性;P388細胞は2mMのグ
ルタミン、100μg/mlの硫酸カナマイシン、10
%の非働化牛胎児血清及び5μMの2−ハイドロキシエ
チルジスルフィドを含むRPMI1640培地(大日本
製薬(株)、大阪)を用いて調整した。9×103 個の
細胞を96ウェルプレートに播種し、ジメチルスルフォ
キサイドを用いて溶解し、培地で適宜希釈した被験化合
物と72時間炭酸ガス培養器中で接触させた。モスマン
らの方法(Mosmann,T.,J.Immuno
l.Meth.,65,55−63,1983)に準
じ、3−[4,5−ジメチルチアゾール−2−イル]−
2,5−ジフェニールテトラゾリウムブロマイド(MT
T)を還元する能力として、化合物処理培養後の生細胞
数を測定した。無処理細胞の生育に対する化合物処理細
胞の生育の割合と化合物濃度の関係から算出した50%
阻害濃度として細胞増殖阻害活性を表した。
【0080】[実験例2] コロン26マウス結腸癌に対する効果;1×106 個の
コロン26細胞をCDF−1 雌マウス(日本エスエルシ
ー(株)、浜松)の腋窩部の皮下に移植し、腫瘍が触指
により確認される移植6日後に1回、尾静脈から化合物
を投与した。化合物投与後1週間目に摘出した腫瘍の重
量を測定し、化合物投与群の平均腫瘍重量(T)と対照
群の平均腫瘍重量(C)の比(T/C)から得られた腫
瘍増殖抑制率(TGI%=(1−T/C)×100)を
もって抗腫瘍効果とした。
【0081】
【表1】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 または下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1はα−アミノ酸残基または、 【化3】 (X1、X2、X3は互に独立して水素原子、OH、OR3
    (R3は置換されていてもよい直鎖または分枝状のC1
    6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリール
    基)、OCOR3(R3は前記と同じ)、CHO、N
    2、 【化4】 (R3は前記と同じであり、R4及びR5は互に独立して
    水素原子、置換されていてもよい直鎖または分枝状のC
    1〜C6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリー
    ル基を示す)、 【化5】 (X4、X5、X6は互に独立して水素原子、OR3(R3
    は前記と同じ)、または 【化6】 (ここでR4、R5は前記と同じ))、 【化7】 (R4、R5は前記と同じ)、 【化8】 (R4、R5は前記と同じ)、nは0〜2を示す)、 【化9】 (X1、X2及びX3は前記と同じであり、X7はO,Sま
    たはNHを示し、X8はCHまたはNを示す)、 【化10】 (X1、X2、X3及びX8は前記と同じであり、X9及び
    10は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化11】 (X1、X2、X3及びX7は前記と同じであり、X11及び
    12は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化12】 (X1、X2、X7及びX8は前記と同じであり、R6は式
    a,b,cまたはdを示す)、 【化13】 (X1、X2、X4、X5、X6、X7及びX8は前記と同じ
    であり、X13はO,SまたはNHを示し、X14はCHま
    たはNを示す)、 【化14】 (Wは、−(CH2m−、−(CH2m−Z−(C
    2n−または 【化15】 を示す。ここでZはS,O,NHを示し、m及びnは互
    に独立して0〜16である)を、 R2は水素原子、水酸基の保護基または生体内で分解可
    能な置換基を、 Yはハロゲン原子、アレンスルホニルオキシ基、低級ア
    ルカンスルホニルオキシ基、ハロアルカンスルホニルオ
    キシ基またはアジド基を示す)で表わされるトリフルオ
    ロメチルピロロインドール誘導体、それらの光学活性
    体、並びにその薬理学上許容される塩。
  2. 【請求項2】 下記一般式(3) 【化16】 (式中、R7は水素原子またはアミノ基の保護基を、R8
    は水素原子または水酸基の保護基を、Yはハロゲン原
    子、アレンスルホニルオキシ基、低級アルカンスルホニ
    ルオキシ基、ハロアルカンスルホニルオキシ基またはア
    ジド基を示す)で表わされるトリフルオロメチルピロロ
    インドール中間体。
  3. 【請求項3】 下記一般式(4) 【化17】 (式中、R7は水素原子またはアミノ基の保護基を示
    す)で表わされるトリフルオロメチルシクロプロパピロ
    ロインドール中間体。
  4. 【請求項4】 下記一般式(3a) 【化18】 (式中、R8は水素原子または水酸基の保護基を、R9
    アミノ基の保護基を、Yはハロゲン原子、アレンスルホ
    ニルオキシ基、低級アルカンスルホニルオキシ基、ハロ
    アルカンスルホニルオキシ基またはアジド基を示す)で
    表わされる化合物を脱保護して下記一般式(3b) 【化19】 (式中、Yは前記と同じ)で表わされる化合物またはそ
    の塩とし、この化合物をアシル化することを特徴とする
    下記一般式(1a) 【化20】 (式中、R1はα−アミノ酸残基または、 【化21】 (X1、X2、X3は互に独立して水素原子、OH、OR3
    (R3は置換されていてもよい直鎖または分枝状のC1
    6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリール
    基)、OCOR3(R3は前記と同じ)、CHO、N
    2、 【化22】 (R3は前記と同じであり、R4及びR5は互に独立して
    水素原子、置換されていてもよい直鎖または分枝状のC
    1〜C6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリー
    ル基を示す)、 【化23】 (X4、X5、X6は互に独立して水素原子、OR3(R3
    は前記と同じ)、または 【化24】 (ここでR4、R5は前記と同じ))、 【化25】 (R4、R5は前記と同じ)、 【化26】 (R4、R5は前記と同じ)、nは0〜2を示す)、 【化27】 (X1、X2及びX3は前記と同じであり、X7はO,Sま
    たはNHを示し、X8はCHまたはNを示す)、 【化28】 (X1、X2、X3及びX8は前記と同じであり、X9及び
    10は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化29】 (X1、X2、X3及びX7は前記と同じであり、X11及び
    12は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化30】 (X1、X2、X7及びX8は前記と同じであり、R6は式
    a,b,cまたはdを示す)、 【化31】 (X1、X2、X4、X5、X6、X7及びX8は前記と同じ
    であり、X13はO,SまたはNHを示し、X14はCHま
    たはNを示す) 【化32】 (Wは、−(CH2m−、−(CH2m−Z−(C
    2n−または 【化33】 を示す。ここでZはS,O,NHを示し、m及びnは互
    に独立して0〜16である)を、Yは前記と同じ)で表
    わされる化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 下記一般式(1a) 【化34】 (式中、R1はα−アミノ酸残基または、 【化35】 (X1、X2、X3は互に独立して水素原子、OH、OR3
    (R3は置換されていてもよい直鎖または分枝状のC1
    6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリール
    基)、OCOR3(R3は前記と同じ)、CHO、N
    2、 【化36】 (R3は前記と同じであり、R4及びR5は互に独立して
    水素原子、置換されていてもよい直鎖または分枝状のC
    1〜C6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリー
    ル基を示す)、 【化37】 (X4、X5、X6は互に独立して水素原子、OR3(R3
    は前記と同じ)、または 【化38】 (ここでR4、R5は前記と同じ))、 【化39】 (R4、R5は前記と同じ)、 【化40】 (R4、R5は前記と同じ)、nは0〜2を示す)、 【化41】 (X1、X2及びX3は前記と同じであり、X7はO,Sま
    たはNHを示し、X8はCHまたはNを示す)、 【化42】 (X1、X2、X3及びX8は前記と同じであり、X9及び
    10は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化43】 (X1、X2、X3及びX7は前記と同じであり、X11及び
    12は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化44】 (X1、X2、X7及びX8は前記と同じであり、R6は式
    a,b,cまたはdを示す)、 【化45】 (X1、X2、X4、X5、X6、X7及びX8は前記と同じ
    であり、X13はO,SまたはNHを示し、X14はCHま
    たはNを示す) 【化46】 (Wは、−(CH2m−、−(CH2m−Z−(C
    2n−または 【化47】 を示す。ここでZはS,O,NHを示し、m及びnは互
    に独立して0〜16である)を、Yはハロゲン原子、ア
    レンスルホニルオキシ基、低級アルカンスルホニルオキ
    シ基、ハロアルカンスルホニルオキシ基またはアジド基
    を示す)で表わされる化合物の水酸基を生体内で分解可
    能な置換基で保護することを特徴とする下記一般式(1
    b) 【化48】 (式中、R10は生体内で分解可能な置換基を示し、R1
    及びYは前記と同じ)で表わされる化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 下記一般式(1a) 【化49】 (式中、R1はα−アミノ酸残基または、 【化50】 (X1、X2、X3は互に独立して水素原子、OH、OR3
    (R3は置換されていてもよい直鎖または分枝状のC1
    6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリール
    基)、OCOR3(R3は前記と同じ)、CHO、N
    2、 【化51】 (R3は前記と同じであり、R4及びR5は互に独立して
    水素原子、置換されていてもよい直鎖または分枝状のC
    1〜C6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリー
    ル基を示す)、 【化52】 (X4、X5、X6は互に独立して水素原子、OR3(R3
    は前記と同じ)、または 【化53】 (ここでR4、R5は前記と同じ))、 【化54】 (R4、R5は前記と同じ)、 【化55】 (R4、R5は前記と同じ)、nは0〜2を示す)、 【化56】 (X1、X2及びX3は前記と同じであり、X7はO,Sま
    たはNHを示し、X8はCHまたはNを示す)、 【化57】 (X1、X2、X3及びX8は前記と同じであり、X9及び
    10は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化58】 (X1、X2、X3及びX7は前記と同じであり、X11及び
    12は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化59】 (X1、X2、X7及びX8は前記と同じであり、R6は式
    a,b,cまたはdを示す)、 【化60】 (X1、X2、X4、X5、X6、X7及びX8は前記と同じ
    であり、X13はO,SまたはNHを示し、X14はCHま
    たはNを示す) 【化61】 (Wは、−(CH2m−、−(CH2m−Z−(C
    2n−または 【化62】 を示す。ここでZはS,O,NHを示し、m及びnは互
    に独立して0〜16である)を、Yはハロゲン原子、ア
    レンスルホニルオキシ基、低級アルカンスルホニルオキ
    シ基、ハロアルカンスルホニルオキシ基またはアジド基
    を示す)で表わされる化合物を塩基存在下で閉環するこ
    とを特徴とする下記一般式(2) 【化63】 (式中、R1は前記と同じ)で表わされる化合物の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 下記一般式(2) 【化64】 (式中、R1はα−アミノ酸残基または、 【化65】 (X1、X2、X3は互に独立して水素原子、OH、OR3
    (R3は置換されていてもよい直鎖または分枝状のC1
    6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリール
    基)、OCOR3(R3は前記と同じ)、CHO、N
    2、 【化66】 (R3は前記と同じであり、R4及びR5は互に独立して
    水素原子、置換されていてもよい直鎖または分枝状のC
    1〜C6の低級アルキル基、置換されていてもよいアリー
    ル基を示す)、 【化67】 (X4、X5、X6は互に独立して水素原子、OR3(R3
    は前記と同じ)、または 【化68】 (ここでR4、R5は前記と同じ))、 【化69】 (R4、R5は前記と同じ)、 【化70】 (R4、R5は前記と同じ)、nは0〜2を示す。)、 【化71】 (X1、X2及びX3は前記と同じであり、X7はO,Sま
    たはNHを示し、X8はCHまたはNを示す)、 【化72】 (X1、X2、X3及びX8は前記と同じであり、X9及び
    10は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化73】 (X1、X2、X3及びX7は前記と同じであり、X11及び
    12は互に独立してCHまたはNを示す)、 【化74】 (X1、X2、X7及びX8は前記と同じであり、R6は式
    a,b,cまたはdを示す)、 【化75】 (X1、X2、X4、X5、X6、X7及びX8は前記と同じ
    であり、X13はO,SまたはNHを示し、X14はCHま
    たはNを示す) 【化76】 (Wは、−(CH2m−、−(CH2m−Z−(C
    2n−または 【化77】 を示す。ここでZはS,O,NHを示し、m及びnは互
    に独立して0〜16である)を示す)で表される化合物
    を酸で処理することを特徴とする下記一般式(1a) 【化78】 (式中、R1は前記と同じであり、Yはハロゲン原子、
    アレンスルホニルオキシ基、低級アルカンスルホニルオ
    キシ基、ハロアルカンスルホニルオキシ基またはアジド
    基を示す)で表わされる化合物の製造方法。
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