JPH0834699A - 生体高分子結晶化装置 - Google Patents

生体高分子結晶化装置

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JPH0834699A
JPH0834699A JP6172436A JP17243694A JPH0834699A JP H0834699 A JPH0834699 A JP H0834699A JP 6172436 A JP6172436 A JP 6172436A JP 17243694 A JP17243694 A JP 17243694A JP H0834699 A JPH0834699 A JP H0834699A
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crystallizing
lid
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Takaharu Asano
高治 浅野
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Fujitsu Ltd
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    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B7/00Single-crystal growth from solutions using solvents which are liquid at normal temperature, e.g. aqueous solutions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/54Organic compounds
    • C30B29/58Macromolecular compounds
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛋白質を結晶化する生体高分子結晶化装置に
関し、実験容器内の圧力が待機中及び実験中で変化せ
ず、試料溶液が飛散することがなく、個々の容器の密閉
性が高く、複数の実験を同時に行える、信頼性の高い生
体高分子結晶化装置を提供する。 【構成】 板状の土台10と、土台10に形成され、蛋
白質と中性塩からなる生体高分子溶液Aを入れる円筒状
の溝14と、円筒状の溝14を囲むように土台10に形
成され、高濃度に中性塩を含む結晶化剤溶液Bを入れる
堀状の溝16と、土台10を覆い、円筒状の溝14と堀
状の溝16の上方に生体高分子を結晶化する実験槽を形
成するための凹部が形成された蓋12と、蓋12に形成
された凹部に設けられ、円筒状の溝14を覆うように押
圧することにより円筒状の溝14と堀状の溝16とを隔
離する栓18と、蓋12に形成された凹部に設けられ、
実験槽の内部圧力を外部の圧力と等しくするためのバル
ブ28からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙などの微小重力環
境下における実験技術に係わり、特に、蛋白質を結晶化
する生体高分子結晶化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種結晶成長や、半導体、合金、
バイオマテリアル等の新材料の製造の場として、宇宙環
境を使用する試みが盛んになりつつある。蛋白質の結晶
化実験は、近年宇宙実験への期待が高まっているものの
一つであるが、通常再現性が悪いことが多く、同じ組
成、同じ条件の実験を複数行う必要がある。
【0003】しかし、宇宙において行う実験は、宇宙へ
の輸送コストがかさむことはもちろんのこと、機会も限
られている。更に、無人人工衛星に搭載して実験を行う
場合には装置が全て自動化されている必要があり、有人
実験の場合でも搭乗者が実験に投入できる時間と手間が
極めて限られている。このため、複数の実験を同時に行
えるとともに、高い信頼性を保証できる実験装置が必要
とされている。
【0004】従来の生体高分子結晶化装置としては、米
国Payload Systems Inc.(PSI)の考案した、蒸気拡
散法により結晶を成長する実験装置がある(図4)。P
SIの生体高分子結晶化装置は、水や高分子材料と反応
しないポリメチルペンテンにより形成された板状の土台
10と、ブロック状の蓋12とにより構成されている。
土台10には、円筒状の溝14と、円筒状の溝14の周
辺を囲むように、堀状の溝16が設けられている。蓋1
2には、実験の待機中等に生体高分子溶液Aを結晶化剤
溶液Bから遮断するためのねじ込み式の栓18が設けら
れている。また、栓18の端部には、円筒状の溝14を
密閉するためのゴム20が設けられている。更に、装置
内部を外部から密閉するために、土台10と蓋12との
間、及び栓18にはOリング22が設けられている(図
4)。
【0005】このような実験槽が土台10に複数個一体
成形されており、条件の異なる実験を同時に行うことが
できる。実験を行う際には、円筒状の溝14に蛋白質と
中性塩からなる生体高分子溶液Aを入れ、堀状の溝16
に高濃度に中性塩を含む結晶化剤溶液Bを入れる。保
存、待機、打ち上げ時には、栓18により円筒状の溝1
4の上部を密閉し、不活性状態にすると共に、溶液がこ
ぼれるのを防止する(図4左)。実験時には、栓18を
緩め、蒸気拡散法により結晶成長できるようにする(図
4右)。
【0006】このようなPSIの装置の利点は、結晶化
容器の形状が地上の実験室で用いる形状と極めて類似し
ている点にある。すなわち、宇宙実験の前には、宇宙で
の実験条件を決定するための地上での予備実験を行う必
要があるが、結晶化容器の形状が類似していることによ
り予備実験を多く行わなくてもよいという、他の装置に
ない長所をもっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の生体高分子結晶化装置では、実験前と実験中では装
置内部の容積が大きく変化するために、隣合う実験槽に
溶液が漏れたり、外部から水分が侵入する恐れがあると
いった問題があった。また、これにより容器の内部圧力
が地上の実験室での実験と異なってしまうために、結晶
の成長速度が変化するなど実験結果に影響を与えるとい
った問題があった。
【0008】また、蒸気拡散法に用いられる装置に共通
する欠点として、自由に振動する気液界面があるため、
容器に振動が与えられると試料溶液があるべき場所から
飛び出してしまうといった問題があった。更に、上記の
生体高分子結晶化装置では複数の実験容器を一体化して
いるが、それぞれの容器の密閉系が容器ごとに独立では
ないので、異なった種類の試料、または溶液組成の試料
を搭載した場合には、他の試料溶液と混合する危険性が
あった。また、試料を仕込む場合や解析する際には、全
ての容器の蓋を同時に空ける必要があるため、不便であ
るといった問題があった。
【0009】本発明の目的は、実験容器内の圧力が待機
中及び実験中で変化せず、試料溶液が飛散することがな
く、個々の容器の密閉性が高く、複数の実験を同時に行
える、信頼性の高い生体高分子結晶化装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、板状の土台
と、前記土台に形成され、生体高分子を結晶化する第1
の試料溶液を入れる溝と、前記溝と同じ密閉空間内に前
記土台に形成され、生体高分子を結晶化する第2の試料
溶液を入れる堀状の溝と、前記土台を覆い、前記溝と前
記堀状の溝の上方に生体高分子を結晶化する実験槽を形
成するための凹部が形成された蓋と、前記実験槽を密閉
する密閉手段と、前記蓋に形成された凹部に設けられ、
前記溝を覆うように押圧することにより前記溝と前記堀
状の溝とを隔離する栓と、前記蓋に形成された凹部に設
けられ、前記実験槽の内部圧力を外部の圧力と等しくす
るためのバルブとを有することを特徴とする生体高分子
結晶化装置により達成される。
【0011】また、板状の土台と、前記土台に形成さ
れ、生体高分子を結晶化する第1の試料溶液を入れる溝
と、前記溝と同じ密閉空間内に前記土台に形成され、生
体高分子を結晶化する第2の試料溶液を入れる堀状の溝
と、前記溝を覆うように前記土台に設けられた透析膜
と、前記土台を覆い、前記溝と前記堀状の溝の上方に生
体高分子を結晶化する実験槽を形成するための凹部が形
成された蓋と、前記実験槽を密閉する密閉手段と、前記
蓋に形成された前記凹部に設けられ、前記溝を覆うよう
に押圧することにより前記溝と前記堀状の溝とを隔離す
る栓とを有することを特徴とする生体高分子結晶化装置
により達成される。
【0012】また、板状の土台と、前記土台に形成さ
れ、生体高分子を結晶化する第1の試料溶液を入れる複
数の溝と、複数の前記溝のそれぞれと同じ密閉空間内に
前記土台に形成され、生体高分子を結晶化する第2の試
料溶液を入れる複数の堀状の溝と、前記土台を覆い、前
記溝と前記堀状の溝の上方に生体高分子を結晶化する実
験槽を形成するための複数の凹部が形成された蓋と、前
記蓋に形成された複数の前記凹部にそれぞれ設けられ、
前記溝を覆うように押圧することにより前記溝と前記堀
状の溝とを隔離する複数の栓と、複数の前記実験槽をそ
れぞれ密閉する密閉手段とを有することを特徴とする生
体高分子結晶化装置により達成される。
【0013】また、上記の生体高分子結晶化装置におい
て、前記蓋に形成された前記凹部にそれぞれ設けられ、
前記実験槽の内部圧力を外部の圧力と等しくするための
複数のバルブを更に有することを特徴とする生体高分子
結晶化装置により達成される。また、上記の生体高分子
結晶化装置において、前記溝を覆うように前記土台に設
けられた透析膜を更に有することを特徴とする生体高分
子結晶化装置により達成される。
【0014】
【作用】本発明によれば、装置内部の圧力を外部の圧力
と等しくするためのバルブが設けられているので、待機
中と実験中での装置内部の容積が大きく変化した場合に
も、内部の溶液が漏れるのを抑えることができる。ま
た、装置の内部圧力を地上の実験室における実験とほぼ
等しくすることができるので、結晶成長速度の変化等、
圧力変化が実験結果に与える影響を抑えることができ
る。
【0015】また、生体高分子溶液を入れるための溝を
透析膜により覆い、溶液が振動によりこぼれにくくなっ
たので、実験を行う搭乗者が装置をハンドリングした
り、実験開始、終了時に装置を操作する際の取扱いが容
易になると共に、実験装置の信頼性も向上することがで
きる。また、複数の実験槽を一体化した生体高分子結晶
化装置において、それぞれの実験槽との間にOリングを
追加し、密閉性を向上したので、異なった種類の試料、
または溶液組成の試料を搭載した場合にも他の試料溶液
と混合することがなくなった。また、これにより、試料
を仕込む場合や解析する際にも、それぞれの実験槽ごと
に扱うことができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例による生体高分子結晶化装置
を図1乃至図3を用いて説明する。図1は本発明の実施
例による生体高分子結晶化装置の断面概略図及び土台の
表面図、図2及び図3は図1の蛋白質結晶化装置の部分
的な拡大詳細図である。
【0017】本実施例による生体高分子結晶化装置は、
水や高分子材料と反応しないポリカーボネートにより形
成された板状の土台10と、ブロック状の蓋12とによ
り構成されている(図1(a))。土台10には、図1
(b)に示すように、蛋白質と中性塩からなる生体高分
子溶液Aを入れるための円筒状の溝14が設けられてい
る。また、円筒状の溝14の周辺を囲むように、高濃度
に中性塩を含む結晶化剤溶液Bを入れるための堀状の溝
16が設けられている。円筒状の溝14の上部には、振
動により生体高分子溶液が飛び散るのを抑えるための透
析膜24がかぶせられ、Oリング22により溝26に固
定されている(図2)。
【0018】蓋12には、実験の待機中等に生体高分子
溶液Aを結晶化剤溶液Bから遮断するためのねじ込み式
の栓18が設けられている。栓18の端部には、円筒状
の溝14を密閉するためのゴム20が設けられている。
更に、装置内部を外部又は他の実験槽から密閉するため
に、土台10と蓋12との間、及び栓18にはOリング
34が設けられている。
【0019】更に蓋12には、待機中と実験中での装置
内部の圧力を等しくするためのバルブ28が設けられて
いる。通常、バルブ28はバネ36により付勢されて閉
じているが、バルブ28をバネ36に抗して引き、気体
の流路を形成することにより装置内部の圧力と外圧を等
しくすることができる。バルブ28の先端部には、生体
高分子と化学的に不活性なシリコンゴム30と、透水し
ない弗素系ゴム32設けられており、これにより密閉さ
れている(図3)。
【0020】次に、本実施例による生体高分子装置の動
作を説明する。まず、蓋12を空け、円筒状の溝14に
生体高分子溶液Aを、堀状の溝16に結晶化剤溶液Bを
入れ、円筒状の溝14上を透析膜24で覆い、Oリング
22により固定する(図2)。次いで、蓋12を閉じ、
栓18を閉めることにより、装置内部の生体高分子溶液
Aと結晶化剤溶液Bとを隔離する。この状態のまま、保
存、待機、打ち上げを行う(図1(a)左)。
【0021】実験にあたっては、まず栓18を開け、蒸
気拡散により結晶化できる状態にする(図1(a)
右)。このとき、栓18を開けることにより内部圧力が
減少するので、栓18を開けた直後にバルブ28をゆっ
くりと持ち上げ、内部圧力を大気圧にする。これによ
り、地上実験と同等の条件による実験を行うことができ
る。この状態で生体高分子を蒸気拡散により結晶化し、
実験終了時には栓18を閉じればよい。
【0022】実験が終了し、解析する際には、個々の実
験槽がOリング34により隔離されているので、容器を
別々に切り離して解析に供することができる。このよう
に、本実施例によれば、装置内部の圧力を外部の圧力と
等しくするためのバルブ28が設けられているので、待
機中と実験中での装置内部の容積が大きく変化した場合
にも、内部の溶液が漏れるのを抑えることができる。
【0023】また、生体高分子溶液Aを入れるための溝
を透析膜24により覆い、溶液が振動によりこぼれるの
を防止することができる。また、本実施例による生体高
分子結晶化装置は、複数の実験槽を一体化しているが、
それぞれの実験槽との間にOリングを追加し、密閉性を
向上したので、異なった種類の試料、または溶液組成の
試料を搭載した場合にも他の試料溶液と混合することが
なくなった。
【0024】本発明の上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では、土台及び蓋はポ
リカーボネートにより形成したが、水や高分子材料と反
応しない材料であればよいので、例えばガラスや、アク
リル、ポリメチルペンテンなどの透明プラスチックを用
いてもよい。なお、結晶成長時に装置内部を観察できる
ので、これらの材料には透明材料を用いることが望まし
い。
【0025】また、生体高分子溶液Aを結晶化剤溶液B
から遮断するためのゴム30等、生体高分子溶液Aと直
接接触するゴムは、生体高分子溶液Aと反応しないシリ
コンゴムであることが望ましい。
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、装置内部
の圧力を外部の圧力と等しくするためのバルブが設けら
れているので、待機中と実験中での装置内部の容積が大
きく変化した場合にも、内部の溶液が漏れるのを抑える
ことができる。また、装置の内部圧力を地上の実験室に
おける実験とほぼ等しくすることができるので、結晶成
長速度の変化等、圧力変化が実験結果に与える影響を抑
えることができる。
【0027】また、生体高分子溶液を入れるための溝を
透析膜により覆い、溶液が振動によりこぼれにくくなっ
たので、実験を行う搭乗者が装置をハンドリングした
り、実験開始、終了時に装置を操作する際の取扱いが容
易になると共に、実験装置の信頼性も向上することがで
きる。また、複数の実験槽を一体化した生体高分子結晶
化装置において、それぞれの実験槽との間にOリングを
追加し、密閉性を向上したので、異なった種類の試料、
または溶液組成の試料を搭載した場合にも他の試料溶液
と混合することがなくなった。また、これにより、試料
を仕込む場合や解析する際にも、それぞれの実験槽ごと
に扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による生体高分子結晶化装置の
概略断面図及び平面図である。
【図2】図1の生体高分子結晶化装置における拡大詳細
図である。
【図3】図1の生体高分子結晶化装置における拡大詳細
図である。
【図4】従来の生体高分子結晶化装置の概略図である。
【符号の説明】
A…生体高分子溶液 B…結晶化剤溶液 10…土台 12…蓋 14…円筒状の溝 16…堀状の溝 18…栓 20…ゴム 22…Oリング 24…透析膜 26…溝 28…バルブ 30…シリコンゴム 32…弗素系ゴム 34…Oリング 36…バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の土台と、 前記土台に形成され、生体高分子を結晶化する第1の試
    料溶液を入れる溝と、 前記溝と同じ密閉空間内に前記土台に形成され、生体高
    分子を結晶化する第2の試料溶液を入れる堀状の溝と、 前記土台を覆い、前記溝と前記堀状の溝の上方に生体高
    分子を結晶化する実験槽を形成するための凹部が形成さ
    れた蓋と、 前記実験槽を密閉する密閉手段と、 前記蓋に形成された凹部に設けられ、前記溝を覆うよう
    に押圧することにより前記溝と前記堀状の溝とを隔離す
    る栓と、 前記蓋に形成された凹部に設けられ、前記実験槽の内部
    圧力を外部の圧力と等しくするためのバルブとを有する
    ことを特徴とする生体高分子結晶化装置。
  2. 【請求項2】 板状の土台と、 前記土台に形成され、生体高分子を結晶化する第1の試
    料溶液を入れる溝と、 前記溝と同じ密閉空間内に前記土台に形成され、生体高
    分子を結晶化する第2の試料溶液を入れる堀状の溝と、 前記溝を覆うように前記土台に設けられた透析膜と、 前記土台を覆い、前記溝と前記堀状の溝の上方に生体高
    分子を結晶化する実験槽を形成するための凹部が形成さ
    れた蓋と、 前記実験槽を密閉する密閉手段と、 前記蓋に形成された前記凹部に設けられ、前記溝を覆う
    ように押圧することにより前記溝と前記堀状の溝とを隔
    離する栓とを有することを特徴とする生体高分子結晶化
    装置。
  3. 【請求項3】 板状の土台と、 前記土台に形成され、生体高分子を結晶化する第1の試
    料溶液を入れる複数の溝と、 複数の前記溝のそれぞれと同じ密閉空間内に前記土台に
    形成され、生体高分子を結晶化する第2の試料溶液を入
    れる複数の堀状の溝と、 前記土台を覆い、前記溝と前記堀状の溝の上方に生体高
    分子を結晶化する実験槽を形成するための複数の凹部が
    形成された蓋と、 前記蓋に形成された複数の前記凹部にそれぞれ設けら
    れ、前記溝を覆うように押圧することにより前記溝と前
    記堀状の溝とを隔離する複数の栓と、 複数の前記実験槽をそれぞれ密閉する密閉手段とを有す
    ることを特徴とする生体高分子結晶化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の生体高分子結晶化装置に
    おいて、 前記蓋に形成された前記凹部にそれぞれ設けられ、前記
    実験槽の内部圧力を外部の圧力と等しくするための複数
    のバルブを更に有することを特徴とする生体高分子結晶
    化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、3、4のいずれかに記載の生
    体高分子結晶化装置において、 前記溝を覆うように前記土台に設けられた透析膜を更に
    有することを特徴とする生体高分子結晶化装置。
JP6172436A 1994-07-25 1994-07-25 生体高分子結晶化装置 Withdrawn JPH0834699A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6172436A JPH0834699A (ja) 1994-07-25 1994-07-25 生体高分子結晶化装置
US08/433,708 US5552127A (en) 1994-07-25 1995-05-02 Biological macromolecular substances crystallization apparatus

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