JPH0834678B2 - 瞬時電圧低下補償装置 - Google Patents

瞬時電圧低下補償装置

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JPH0834678B2
JPH0834678B2 JP61196216A JP19621686A JPH0834678B2 JP H0834678 B2 JPH0834678 B2 JP H0834678B2 JP 61196216 A JP61196216 A JP 61196216A JP 19621686 A JP19621686 A JP 19621686A JP H0834678 B2 JPH0834678 B2 JP H0834678B2
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voltage
power supply
signal
switch element
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茂 陰野
耕市 佐野
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Nissin Electric Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、送電線等への落雷等による商用電源の電
源電圧の瞬時的な低下が負荷へ悪影響を及ぼすのを防止
するための瞬時電圧低下補償装置に関するものである。
〔従来の技術〕
送電線等への落雷等による商用電源の電源電圧の瞬時
的低下の対策として、従来いわゆる無停電装置(バッテ
リとインバータ回路の組合せによる定周波定電圧装置CV
CF)が用いられている。
この定周波定電圧装置は、商用電源の電源電圧を直流
電圧に変換し、この直流電圧をインバータ回路によって
交流電圧に変換して負荷に加え、故障時にはバッテリか
らインバータ回路を介して負荷へ交流電圧を加えるよう
にしている。
この定周波定電圧装置は、きわめてまれにしか生じな
い事故に対し、インバータ回路を常時運転しつづけるこ
とになり、一般に定格容量の15〜20%もの電力損失を余
儀なくされ、運転コストがかさむのが欠点であった。
このような問題を解決し、運転コストがかさむことな
く商用電源の電源電圧の瞬時低下に対する補償を行うこ
とができる瞬時電圧低下補償装置が提案されている。
この瞬時電圧低下補償装置は、第5図に示すように、
商用電源1と負荷2の間に自己消弧能力をもたないサイ
リスタ3A,3Bの逆並列回路からなるスイッチ要素3を介
挿し、スイッチ要素3の両端に補償用電源4の出力端を
接続している。
そして、スイッチ要素3と補償用電源4とを制御する
ために、ゲート信号発生回路5,補償用電源制御回路6,基
準正弦波発生回路7,減算回路8,電圧低下検出回路9,マス
ク回路10,切換制御回路11を設けている。
ゲート信号発生回路5は、スイッチ要素3を導通させ
るためのゲート信号を発生してスイッチ要素3に与え
る。
補償用電源制御回路6は、補償用電源4を入力信号に
応じて制御し、補償用電源4から入力信号に相似な電圧
VHを発生させる。
基準正弦波発生回路7は、位相同期回路12からの同期
信号をもとにして商用電源1の正常時電源電圧に相当す
る基準正弦波電圧VSを発生する。
減算回路8は、基準正弦波電圧VSと商用電源1の電源
電圧Vとの差電圧VRを発生して補償用電源制御回路6へ
入力信号として与える。
電圧低下検出回路9は、商用電源1の電源電圧Vの低
下を検出する。
マスク回路10は、減算回路8と補償用電源制御回路6
との間に設けられて減算回路8の出力信号をマスクして
電圧VR′を出力する。
切換制御回路11は、電圧低下検出回路9の電圧低下検
出出力に応答してゲート信号発生回路5の作動を停止さ
せるとともに補償用電源制御回路6を作動させ、かつマ
スク解除信号Mを発生してマスク回路10へ与える。
なお、14は送電線、15はロジック回路、16は変圧器で
ある。
この瞬時電圧低下補償装置は、商用電源1の電源電圧
Vの正常時には、ゲート信号発生回路5が作動してスイ
ッチ要素3を導通させ、補償用電源制御回路6が作動せ
ず補償用電源4から電圧は発生せず、商用電源1の電源
電圧Vがスイッチ要素3を介して負荷2に印加される。
商用電源1の電源電圧Vが何らかの原因で瞬時低下し
た時に、電圧低下検出回路9がこれを検出し、切換制御
回路11がゲート信号発生回路5の作動を停止させるとと
もに補償用電源制御回路6を作動させ、かつマスク解除
信号Mを発生する。これによって、基準正弦波電圧VS
商用電源1の電源電圧Vの差電圧VR(商用電源1の電源
電圧Vの低下分に相当する)がマスク回路10を通して補
償用電源制御回路6に入力され、補償用電源4から電圧
VHが発生してスイッチ要素3の両端に印加され、スイッ
チ要素3が遮断して負荷2には商用電源1の電源電圧V
と補償用電源4の出力電圧VHとを加算したものが印加さ
れることになり、商用電源1の電源電圧Vの低下が補償
されて負荷電圧VLの低下が防止される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の瞬時電圧低下補償装置は、負荷2が
純抵抗負荷であって商用電源1の電源電圧Vと負荷2に
流れる電流、すなわちスイッチ要素3に流れる電流Iと
が同位相である場合は、電源電圧Vと同位相で発生する
補償用電源4の出力電圧VHが導通しているスイッチ要素
3に対して常に逆バイアスとしてスイッチ要素3の両端
に印加されてスイッチ要素3が消弧して補償動作が行わ
れるが、負荷2が誘導性負荷または容量性負荷であって
商用電源1の電源電圧Vとスイッチ要素3に流れる電流
Iの位相がずれているつぎに述べるような問題点があっ
た。この問題について負荷2が誘導性である場合を例に
とって説明する。
負荷2が誘導性である場合、第6図に示すように、電
源電圧Vに対し電流Iが遅れ位相となる。したがって、
電源電圧Vと電流Iの関係において、電源電圧Vが正で
電流Iが正のモードIと、電源電圧Vが負で電流Iが正
のモードIIと、電源電圧Vが負で電流Iが負のモードII
Iと、電源電圧Vが正で電流Iが負のモードIVとの4種
のモードの期間が存在する。
モードIの状態とは、第7図(A)に示すように、商
用電源1の電源電圧Vが図示の極性でサイリスタ3Aが導
通して電流Iがサイリスタ3Aを通して図示の方向に流れ
ている状態である。モードIIの状態とは、第7図(B)
に示すように、商用電源1の電源電圧Vが図示の極性
(第7図(A)と逆)でサイリスタ3Aが導通して電流I
がサイリスタ3Aを通して図示の方向(第7図(A)と同
じ)に流れている状態である。モードIIIの状態とは、
第7図(C)に示すように、電源電圧Vが図示の極性
(第7図(A)と逆)でサイリスタ3Bが導通して電流I
がサイリスタ3Bを通して図示の方向(第7図(A)と
逆)に流れている状態である。モードIVの状態とは、電
源電圧Vが図示の極性(第7図(A)と同じ)でサイリ
スタ3Bが導通して電流Iがサイリスタ3Bを通して図示の
方向(第7図(A)と逆)に流れている状態である。
この従来例においては、各モードI〜IVにおいて、瞬
時電圧低下が発生したときに、第8図の左欄のような波
形の電圧VHが補償用電源4から発生してスイッチ要素3
の両端に加えられることになる。
モードIの期間またはモードIIIの期間において、す
なわち電源電圧Vと電流Iとが同極性の期間において、
瞬時電圧低下が発生した場合、電源電圧Vと同極性の電
圧VHが第7図(A),(C)のように補償用電源4から
発生し、この電圧VHは導通している方のサイリスタ3Aま
たは3Bに対し逆バイアスを与えることになり、サイリス
タ3Aまたは3Bが瞬時に消弧し、負荷2に電源電圧Vに電
圧VHを加算した電圧VLが加えられ、負荷2に加えられる
電圧VLは一定に保たれる。
ところが、モードIIまたはIVの期間において、すなわ
ち電源電圧Vと電流Iとが異極性の期間において、瞬時
電圧低下が発生した場合、第7図(B),(D)のよう
に電圧Vと同極性に発生する電圧VHが導通している方の
サイリスタ3Aまたは3Bに対し順方向に加えられることに
なり、補償用電源4の出力端がサイリスタ3Aまたは3Bに
よつて短絡され、過大な短絡電流が流れ、この短絡電流
が零点を迎えるまでサイリスタ3Aまたは3Bが消弧せず、
この期間の過大な短絡電流によって補償用電源4が破壊
するおそれがあった。また、電圧VHが負荷2に加えられ
ないため、負荷2の電圧VLは低下したままで補償動作が
行われなかった。
この発明の目的は、瞬時電圧低下発生時に自己消弧能
力を持たないスイッチ要素を確実に消弧させることがで
き、補償用電源に短絡電流が流れるのを防止できるとと
もに瞬時電圧低下補償を確実に行うことができる瞬時電
圧低下補償装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の瞬時電圧低下補償装置は、商用電源と負荷
の間に介挿した自己消弧能力をもたないスイッチ要素
と、 前記スイッチ要素の両端に出力端を接続した補償用電
源と、 前記商用電源の正常時電源電圧に相当する基準正弦波
電圧を発生する基準正弦波発生回路と、 前記スイッチ要素を導通させるためのゲート信号を前
記スイッチ要素に与えるゲート信号発生回路と、 前記補償用電源を入力信号に応じて制御し前記補償用
電源から入力信号に相似な電圧を発生させる補償用電源
制御回路と、 前記基準正弦波電圧と前記商用電源の電圧との差電圧
を発生する減算回路と、 前記商用電源の電源電圧の低下を検出する電圧低下検
出回路と、 前記スイッチ要素に流れる電流の極性を判別する極性
判別回路と、 前記減算回路の出力側に設けたマスク回路と、 前記電圧低下検出回路の電圧低下検出出力に応答して
逆バイアス発生指令信号を発生し、前記ゲート信号発生
回路の作動を停止させるとともに前記補償用電源制御回
路を作動させ、マスク解除信号を発生して前記マスク回
路へ与える切換制御回路と、 前記逆バイアス発生指令信号に応答して前記極性判別
回路の判別結果に基づき前記スイッチ要素に対し逆バイ
アスとなるパルス電圧を前記補償用電源から発生させる
ための逆バイアス信号を発生する逆バイアス信号発生回
路と、 前記マスク回路の出力信号と前記逆バイアス信号とを
加算して前記補償用電源制御回路へ入力信号として与え
る加算回路とを備えている。
〔作用〕
この発明の構成によれば、スイッチ要素に流れる電流
の極性を判別し、この判別結果に基づき商用電源の電圧
低下発生開始時にスイッチ要素に逆バイアスとなるパル
ス電圧をスイッチ要素の両端に加えるため、商用電源の
電源電圧とスイッチ要素に流れる電流の位相がずれてい
る場合において、電源電圧の極性とスイッチ要素に流れ
る電流の極性とがどのような組合せのモードで電圧低下
が発生しても、上記パルス電圧によりスイッチ要素を必
ず消弧させることができ、補償用電源に短絡電流が流れ
るのを防止できるとともに瞬時電圧低下補償を確実に行
うことができる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて
説明する。この瞬時電圧低下補償装置は、第1図に示す
ように、商用電源1と負荷2の間に自己消弧能力をもた
ないサイリスタ3A,3Bの逆並列回路からなるスイッチ要
素3を介挿し、スイッチ要素3の両端に補償用電源4の
出力端を接続している。
そして、スイッチ要素3と補償用電源4とを制御する
ために、ゲート信号発生回路5,補償用電源制御回路6,基
準正弦波発生回路7,減算回路8,電圧低下検出回路9,マス
ク回路10,切換制御回路11,極性判別回路17,逆バイアス
信号発生回路18,加算回路19を設けている。
ゲート信号発生回路5は、スイッチ要素3を導通させ
るためのゲート信号を発生してスイッチ要素3に与え
る。
補償用電源制御回路6は、補償用電源4を入力信号に
応じて制御し、補償用電源4から入力信号に相似な電圧
VHを発生させる。
基準正弦波発生回路7は、位相同期回路12からの同期
信号をもとにして商用電源1の正常時電源電圧に相当す
る基準正弦波電圧VSを発生する。
減算回路8は、基準正弦波電圧VSと商用電源1の電源
電圧Vとの差電圧VRを発生して補償用電源制御回路6へ
入力信号として与える。
電圧低下検出回路9は、商用電源1の電源電圧Vの低
下を検出する。
極性判別回路17は、スイッチ要素3に流れる電流Iの
極性を変流器20を介して判別する。
マスク回路10は、減算回路8の出力側に設けられて減
算回路8の出力信号をマスクする。
切換制御回路11は、電圧低下検出回路9の電圧低下検
出出力に応答して逆バイアス発生指令信号Pを発生し、
ゲート信号発生回路5の作動を停止させるとともに補償
用電源制御回路6を作動させ、かつマスク解除信号Mを
発生してマスク回路10へ与える。
逆バイアス信号発生回路18は、逆バイアス発生指令信
号Pに応答して極性判別回路17の判別結果に基づきスイ
ッチ要素3に対し逆バイアスとなるパルス電圧を補償用
電源4から発生させるための逆バイアス信号S1を発生す
る。
加算回路19は、マスク回路10の出力信号VR′と逆バイ
アス信号S1とを加算して補償用電源制御回路6へ入力信
号として与える。
補償用電源4は、予め充電されたコンデンサ21と、こ
のコンデンサ21より給電されるパルス幅変調型のインバ
ータ回路22と、このインバータ回路22の出力端に1次巻
線を接続し2次巻線をスイッチ要素3の両端に高調波除
去用のCRフィルタ23とともに接続した直列変圧器24とで
構成され、コンデンサ21を電源として商用電源1の電源
電圧Vと同位相の電圧VHを発生する。インバータ回路22
は、4個のスイッチトランジスタと4個のダイオードと
で構成されている。
補償用電源制御回路6は、加算回路19の出力電圧VX
キャリア信号VCAとを比較する比較器6Aと、この比較器6
Aの出力に応じてインバータ回路22のスイッチングトラ
ンジスタを制御するベースドライブ回路6Bとで構成され
ている。
電圧低下検出回路9は、基準正弦波電圧VSを全波整流
する整流器9Aと、商用電源1の電源電圧Vを変圧器16を
介して全波整流する整流器9Bと、整流器9A,9Bの出力電
圧の差電圧を発生する減算回路9Cと、減算回路9Cの出力
電圧を積分する積分回路9Dと、積分回路9Dの出力電圧Δ
Vを基準電圧VCと比較する比較回路9Eとで構成され、前
記積分回路9Dが電源電圧Vの各半サイクルのピーク点で
ロジック回路15から与えられるリセット信号RSによって
リセットされる。
位相同期回路12は、商用電源1の電源電圧Vを変圧器
16を介して取り込み、それに同期した同期信号を発生
し、この同期信号を基準正弦波発生回路7およびロジッ
ク回路15へ与え、基準正弦波電圧VSおよびリセット信号
RSの作成のためのタイミング信号としている。なお、ロ
ジック回路15からは切換制御回路11を介してゲート信号
発生回路5へもタイミング信号が送られている。
上記した切換制御回路11は、図示はしていないが、比
較回路9Eの出力に応答して起動するタイマ(設定時間は
2秒程度),ワンショットマルチバイブレータ,ゲート
回路等が内蔵され、タイマによりベースドライブ回路6B
およびゲート信号発生回路5の制御を行い、ワンショッ
トマルチバイブレータにより逆バイアス発生指令信号P
を発生し、ゲート回路によってマスク解除信号Mを作る
ようになっている。
なお、14は送電線である。
つぎに、この瞬時電圧低下補償装置の動作を第2図な
いし第4図および第8図により説明する。
この瞬時電圧低下補償装置は、商用電源1の電源電圧
Vの正常時には、ゲート信号発生回路5が作動してスイ
ッチ要素3を導通させ、補償用電源制御回路6が作動せ
ず補償用電源4から電圧は発生せず、商用電源1の電源
電圧Vがスイッチ要素3を介して負荷2に印加される。
商用電源1の電源電圧Vが何らかの原因で瞬時低下し
た時に、電圧低下検出回路9がこれを検出し、切換制御
回路11がゲート信号発生回路5の作動を停止させるとと
もに補償電源制御回路6を作動させる。かつマスク解除
信号Mを発生する。これによって、逆バイアス信号発生
回路18から逆バイアス信号S1が発生して加算回路19へ加
えられるとともに、基準正弦波電圧VSと商用電源1の電
源電圧Vの差電圧VR(商用電源1の電源電圧Vの低下分
に相当する)がマスク回路10を通して加算回路19に加え
られ、加算回路19の出力電圧VXが補償用電源制御回路6
に入力され、補償用電源4からまずパルス電圧が発生し
てスイッチ要素3の両端に印加され、スイッチ要素3が
遮断し、この後電源電圧Vの低下分に相当する電圧VH
補償用電源4から発生してスイッチ要素3の両端に印加
され、負荷2には商用電源1の電源電圧Vと補償用電源
3の電圧VHとを加算したものが印加されることになり、
商用電源1の電源電圧Vの低下が補償されて負荷電圧VL
の低下が防止される。この場合において、瞬時電圧低下
がモードI〜IVで発生したときの補償用電源4の出力電
圧VHは例えば第8図の右欄のようになる。
つぎに、第2図および第3図によりモードIVで電圧低
下が発生した場合の動作を詳しく説明する。
第2図において、(A)は電源電圧Vおよび基準正弦
波電圧VSを、(B)は整流器9A,9Bの出力電圧VS′,V′
を、(C)はリセット信号RSを、(D)は積分回路9Dの
出力電圧ΔVを、(E)は比較回路9Eの出力CPを、
(F)は減算回路8の出力電圧VRおよび加算回路19の出
力電圧VXを、(G)はマスク解除信号Mを、(H)は電
圧低下信号Nを、(I)は逆バイアス発生指令信号Pを
それぞれ示している。
第3図において、(A)は積分回路9Dの出力電圧ΔV
を、(B)は比較回路9Eの出力CPを、(C)はリセット
信号RSを、(D)は電圧低下信号Nを、(E)は逆バイ
アス発生指令信号Pを、(F)はマスク解除信号Mを、
(G)は加算回路19の出力電圧VXをそれぞれ示してい
る。
商用電源1が正常であるとき(時刻t0以前)は、第2
図(A)のように電源電圧Vと基準正弦波電圧VSとが等
しいため、減算回路8の出力電圧VRは第2図(F)のよ
うにゼロであり、また整流器9A,9Bの出力電圧VS′,V′
も等しいため、減算回路9Cの出力電圧がゼロで、積分回
路9Dの出力電圧ΔVもゼロである。
時刻t0で電源電圧Vが低下すると、減算回路8の出力
電圧VRとして第2図(F)のように電源電圧Vの低下分
に相当する電圧が現われる。また、積分回路9Dの出力電
圧ΔVは、第2図(D)および第3図(A)のように徐
々に上昇していく。
時刻t1において、積分回路9Dの出力電圧ΔVが基準電
圧VCを超えると、比較回路9Eの出力電圧が第2図
(E),第3図(B)のように高レベルとなる。比較回
路9Eの出力CPが高レベルとなると、その立上がりに応答
して切換制御回路11内のタイマが起動し、第2図
(H),第3図(D)に示す電圧低下信号Nを高レベル
にする。切換制御回路11は電圧低下信号Nが立上がった
ときに、ゲート信号発生回路5の作動を停止させ,ベー
スドライブ回路6Bを作動させる。なお、上記タイマの設
定時間は瞬時電圧低下時間より長く、例えば2秒程度に
設定される。
また、電圧低下信号Nの立上がりに応答して切換制御
回路11に内蔵されたワンショットマルチバイブレータが
トリガされ、第2図(I),第3図(E)に示すような
逆バイアス発生指令信号Pが出力され、これが逆バイア
ス信号発生回路18に加えられる。
時刻t2で逆バイアス発生指令信号Pが立下がると、切
換制御回路11に内蔵されたゲート回路から出力されるマ
スク解除信号(逆バイアス発生指令信号の反転信号と電
圧低下信号との論理積)Mが高レベルとなり、これがマ
スク回路10に加えられてマスク解除されるため、減算回
路8の出力電圧がマスク回路10を通して加算回路19に加
えられることになる。この結果、加算回路19からは第2
図(F),第3図(G)に示す電圧VXが出力され、これ
が比較回路6Aにてキャリア信号VCAでパルス幅変調され
てベースドライブ回路6Bに加えられることになり、補償
用電源4から第2図(F),第3図(G)と相似な電圧
VHが出力されてスイッチ要素3の両端に印加されること
になり、スイッチ要素3が遮断して補償動作が行われ
る。
なお、積分回路9Dは、電源電圧Vの各半サイクルのピ
ークでリセット信号RS(第2図(C))によってリセッ
トされるので、積分回路9Dは半サイクルの各ピークをス
タート点として半サイクル毎に積分動作を繰返すことに
なる。
切換制御回路11内のタイマは、電圧低下が発生して、
比較回路9Eの出力が最初に立上ったタイミングで起動さ
れ、比較回路9Eの出力CPの2回目以後の立上りは補償動
作に関係しない。
また、電圧低下信号Nが低レベルとなれば、切換制御
回路11は、ゲート信号発生回路5を再び作動させ、補償
電源制御回路6の作動を停止させる。
ここで、スイッチ要素3を流れる電流の極性と逆バイ
アス信号発生回路の関係について第4図により説明す
る。
第4図において、(A)は変流器20の出力を、(B)
は極性判別回路17の出力を、(C)は逆バイアス発生指
令信号Pを、(D)は逆バイアス発生回路18の逆バイア
ス信号S1を、(E),(F),(G),(H)は加算回
路19の出力電圧VXをそれぞれ示している。
変流器20の出力が第4図(A)の波形である場合に、
極性判別回路17の出力は第4図(B)のようになり、極
性判別信号が高レベル(電流Iが正)のときに電圧低下
が生じて逆バイアス発生指令信号Pが第4図(C)のよ
うに発生すると、逆バイアス信号発生回路18から正極性
の逆バイアス信号S1が第4図(D)のように発生する。
このとき、電源電圧Vが負であれば加算回路19の出力電
圧VXは第4図(E)のようになり、電源電圧Vが正であ
れば加算回路19の出力電圧VXは第4図(F)のようにな
る。
一方、極性判別信号が低レベル(電流Iが負)のとき
に電圧低下が発生すると、逆バイアス信号発生回路18か
ら負極性の逆バイアス信号S1が発生する。このとき、電
源電圧Vが正であれば、加算回路19の出力電圧VXは第4
図(G)のようになり、負であれば第4図(H)のよう
になる。
この実施例の瞬時電圧低下補償装置は、極性判別回路
17によってスイッチ要素3に流れる電流Iの極性を判別
し、この判別結果に基づき商用電源1の電圧低下発生開
始時にスイッチ要素3に逆バイアスとなるパルス電圧を
スイッチ要素3の両端に加えるため、商用電源1の電源
電圧Vとスイッチ要素3に流れる電流Iの位相がずれて
いる場合において、電源電圧Vの極性とスイッチ要素3
に流れる電流の極性とがどのような組合せのモードで電
圧低下が発生しても、上記パルス電圧によりスイッチ要
素3を必ず消弧させることができ、補償用電源4に短絡
電流が流れるのを防止できるとともに瞬時電圧低下補償
を確実に行うことができる。
なお、上記実施例では、逆バイアス信号発生回路18か
らの逆バイアス信号S1がなくなったときにマスク解除信
号Mを高レベルにして減算回路8の出力電圧VRを加算回
路19へ送るようにしているが、逆バイアス信号S1の波高
値が減算回路8の出力電圧VRに比べて十分に大きく設定
すれば、電圧低下信号Nの立上がりと同時にマスク解除
を行ってもよい。
また、実施例では、リセット信号RSは、電源電圧Vの
半サイクル毎のピークで出力しているが、このタイミン
グはどの時点であってもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、スイッチ要素に流れる電流の極性
を判別し、この判別結果に基づき商用電源の電圧低下発
生開始時にスイッチ要素に逆バイアスとなるパルス電圧
をスイッチ要素の両端に加えるため、商用電源の電源電
圧とスイッチ要素に流れる電流の位相がずれている場合
において、電源電圧の極性とスイッチ要素に流れる電流
の極性とがどのような組合せのモードで電圧低下が発生
しても、上記パルス電圧によりスイッチ要素を必ず消弧
させることができ、補償用電源に短絡電流が流れるのを
防止できるとともに瞬時電圧低下補償を確実に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の回路図、第2図ないし第
4図はその各部の波形図、第5図は従来例の回路図、第
6図は電圧,電流の位相関係を示す波形図、第7図は第
6図における各モードでの電圧,電流の極性を示す概略
図、第8図は従来例および実施例における補償用電源の
各モードでの出力電圧を示す波形図である。 1……商用電源、2……負荷、3……スイッチ要素、4
……補償用電源、5……ゲート信号発生回路、6……補
償用電源制御回路、7……基準正弦波発生回路、8……
減算回路、9……電圧低下検出回路、17……極性判別回
路、10……マスク回路、11……切換制御回路、18……逆
バイアス信号発生回路、19……加算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源と負荷の間に介挿した自己消弧能
    力をもたないスイッチ要素と、 前記スイッチ要素の両端に出力端を接続した補償用電源
    と、 前記商用電源の正常時電源電圧に相当する基準正弦波電
    圧を発生する基準正弦波発生回路と、 前記スイッチ要素を導通させるためのゲート信号を前記
    スイッチ要素に与えるゲート信号発生回路と、 前記補償用電源を入力信号に応じて制御し前記補償用電
    源から入力信号に相似な電圧を発生させる補償用電源制
    御回路と、 前記基準正弦波電圧と前記商用電源の電圧との差電圧を
    発生する減算回路と、 前記商用電源の電源電圧の低下を検出する電圧低下検出
    回路と、 前記スイッチ要素に流れる電流の極性を判別する極性判
    別回路と、 前記減算回路の出力側に設けたマスク回路と、 前記電圧低下検出回路の電圧低下検出出力に応答して逆
    バイアス発生指令信号を発生し、前記ゲート信号発生回
    路の作動を停止させるとともに前記補償用電源制御回路
    を作動させ,マスク解除信号を発生して前記マスク回路
    へ与える切換制御回路と、 前記逆バイアス発生指令信号に応答して前記極性判別回
    路の判別結果に基づき前記スイッチ要素に対し逆バイア
    スとなるパルス電圧を前記補償用電源から発生させるた
    めの逆バイアス信号を発生する逆バイアス信号発生回路
    と、 前記マスク回路の出力信号と前記逆バイアス信号とを加
    算して前記補償用電源制御回路へ入力信号として与える
    加算回路とを備えた瞬時電圧低下補償装置。
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