JPH0834422A - 液体入り瓶形容器 - Google Patents
液体入り瓶形容器Info
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Abstract
続する首部10の上端開口部11には、外周に合成樹脂
製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を破断
して開口するように構成した瓶形容器において、融着部
12を破断して開封したときに内部の液体aが飛散しな
いようにした液体入り瓶形容器を提供すること。 【構成】 キャップ2の下部に前記首部10の全部又は
一部を覆う状態にスカート部21を形成する。首部10
の内部に当該首部10の流通断面を分割する状態に隔壁
板又は凸条を形成する。首部10にくびれ部や脹らみ部
を形成する。
Description
形容器に関するものである。さらに具体的には、一回な
いし数回分使用する程度の比較的少量の目薬その他の液
体を充填した合成樹脂製の容器であって、開口部(瓶
口)にキャップが融着封止され、使用時には前記キャッ
プをねじり又は容器本体の方に押し付けることによっ
て、前記融着部を破断開口するように構成された液体入
り瓶形容器に関するものである。
図20及び図21で例示するように、目薬などの液体a
を充填した合成樹脂製の本体部1の底部には一体に保持
片19が形成され、本体部1には肩部13を介して首部
10が一体に形成されており、首部10の開口部11の
外周にはキャップ2が融着されている。キャップ2の上
部には保持片20が一体に形成されており、使用時に
は、一方の手で保持片19を持つとともに他方の手でキ
ャップ2の保持片20を持ち、キャップ2をねじるかあ
るいは本体部1の方に押し付けて融着部12を破断する
ことによって開口させる。この種の瓶形容器は、液体a
を充填して一個ずつ市販されることもあるが、通常は横
方向に数個(例えば六個)並んだ状態で成形充填し、こ
れを図示しない包装フィルムで包装して市販される。
13及び首部10とを含む本体部1を成形する第1の金
型と、キャップ2を成形するとともに当該キャップ2を
開口部11の外周に融着させる第2の金型と、保持金型
からなる三組の二つ割り金型(いずれの金型も図示しな
い)を使用し、以下のようにブロー成形しかつ液体aを
充填する。
た状態にセットし、左右の金型の間に溶融した熱可塑性
合成樹脂を筒状(パリソン)にして押し出し、パリソン
が適当な長さ押し出された状態で第1の金型のみを合体
させ、パリソンの上端を押出ノズル(図示しない)から
切り離す。このとき、パリソンの下端を第1の金型によ
って封じるとともに、そのパリソンの上端を適切な左右
間隔を保つように接近した最上部の保持金型によって保
持させ、この状態で各金型を所定の位置に移動させ、パ
リソン内に濾過された圧縮空気を送り込んで当該パリソ
ンを押し広げることによって保持片19,肩部13及び
首部10を含む本体部1を成形する。この状態で圧縮空
気を排出した後、図示しない充填ノズルにより本体部1
内に液体aを充填する。この状態では、パリソンの上方
部分は半溶解状態に保たれている。そして、中間位置の
第2の金型を合体させることにより、キャップ2を成形
すると同時に、キャップ2の下端内周と開口部11の外
周とを融着封止する。
れ、かつ液体aが充填される瓶形容器は、本体部1の内
部が圧縮空気による加圧によりやや高圧になっているた
め、本体部1内に充填されている液体aの一部がキャッ
プ2内側部に上昇し、キャップ2を前述のように開封し
たとき、上昇している前記液体aの一部が周囲に飛散す
ることがしばしばあった。
して開封したときに内部の液体aが飛散しないように構
成した液体入り瓶形容器を提供することにある。
第1の瓶形容器は、前述の目的を達成するため、液体が
充填された合成樹脂製の本体部1と連続する首部10の
上端開口部11には、外周に合成樹脂製のキャップ2が
融着封止され、当該融着部12を破断して開口するよう
に構成した瓶形容器において、前記キャップ2の下部に
は前記首部10の全部又は一部を覆う状態にスカート部
21を形成している。
口部11との融着部12を破断して開口したとき、キャ
ップ2の内側に上昇して溜まっている液体は前記スカー
ト部21に遮られるため飛散しない。前記融着部12の
軌跡が波状ないしジグザグ状であれば、当該融着部12
は一気に破断せずに徐々に破断するため、キャップ2の
内側に溜まっている液体の飛散はさらによく防止され
る。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外周
に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部
12を破断して開口するように構成した瓶形容器におい
て、前記首部10には、前記本体部1内の液体が前記開
口部11の方向へ上昇しない程度に流通断面が狭くなる
状態に少なくとも一つのくびれ部14を形成している。
4によって首部10の流通断面が狭くなっているため、
本体部1内に充填されている液体の一部が開口部11の
方へ上昇しようとするとき、その液体が表面張力によっ
て前記くびれ部14を塞いで液体の上昇を阻止する。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外周
に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部
12を破断して開口するように構成した瓶形容器におい
て、前記首部10は、前記本体部1内の液体が前記開口
部11の方向へ上昇しない程度に流通断面を狭く形成し
ている。
填されている液体の一部が開口部11の方へ上昇しよう
とするとき、首部10の流通断面が狭くなっているため
に液体が表面張力によってその首部10を塞いで液体の
上昇を阻止する。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外周
に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部
12を破断して開口するように構成した瓶形容器におい
て、前記首部10の内部には、当該首部10の流通断面
を分割する状態に隔壁板15を形成している。
填されている液体の一部が開口部11の方へ上昇しよう
とするとき、前記首部10の隔壁板15がある部分が狭
くなっているために、液体が表面張力によってその首部
10を塞いで液体の上昇を阻止する。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外周
に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部
12を破断して開口するように構成した瓶形容器におい
て、前記首部10の内壁部の全長又はその長さ方向の一
部には当該首部10の長さ方向に沿う凸条16を形成し
ている。
填されている液体の一部が開口部11の方へ上昇しよう
とするとき、前記首部10の凸条16がある部分が狭く
なっているために、液体が表面張力によってその首部1
0を塞いで液体の上昇を阻止する。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外周
に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部
12を破断して開口するように構成した瓶形容器におい
て、前記首部10の流通断面は前記本体部1の内部断面
積と大差がないことを特徴とする、液体入り瓶形容器。
断面が本体1の内部断面積と大差がなく、その容器を立
てた状態で上下方向に振るか、あるいはその容器を立て
た状態でその容器の底部を床や机などの固い平面に打ち
つけることにより、キャップ2の内側に上昇して溜まっ
ている液体は本体部1内へ容易に下降するので、キャッ
プ2の内側に溜まっている液体を前述のように本体部1
内へ下降させた状態でキャップ2を開けることにより、
開封時の液の飛散を防止することができる。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する肩部13には上端に開口部11が形成
され、当該開口部11には外周に合成樹脂製のキャップ
2の内周が融着封止され、当該融着部12を破断して開
口するように構成している。
13の上端に開口部11が形成されているため、その容
器を立てた状態で上下方向に振るか、あるいはその容器
を立てた状態でその容器の底部を床や机などの固い平面
に打ちつけることにより、キャップ2の内側に上昇して
溜まっている液体は本体部1内へ容易に下降するので、
キャップ2の内側に溜まっている液体を前述のように本
体部1内へ下降させた状態でキャップ2を開けることに
より、開封時の液の飛散を防止することができる。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外周
に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部
12を破断して開口するように構成した瓶形容器におい
て、前記首部10を前記本体部1内の液体が前記開口部
11の方向へ上昇しない程度に長く形成している。第8
の瓶形容器によれば、首部10が長くなっていることに
より、本体部1内の液体が上昇しにくくなっておいるた
め、開封時の液の飛散が防止される。
目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の本
体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外周
に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部
12を破断して開口するように構成した瓶形容器におい
て、前記首部10を曲げた状態で成形している。第9の
瓶形容器によれば、首部10が曲がっていて本体部1内
の液体が上昇しにくくなっているために、開封時の液の
飛散が防止される。
の目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の
本体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外
周に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着
部12を破断して開口するように構成した瓶形容器にお
いて、前記首部10には、流通断面が広くなる状態に少
なくとも一つの脹らみ部18が形成されていることを特
徴としている。すなわち、首部10に脹らみ部18が形
成されていることにより、本体部1内の液体の一部が上
昇するとき、この脹らみ部18内にその液が止まり、液
は脹らみ部18から上方には上昇しなくなる。
瓶形容器においては、首部10の外周へ当該首部10の
長さ方向に沿って前記本体部1の肩部13に連続する状
態に一つ又は数個の板状の補強リブ17を形成するのが
好ましい。補強リブ17を形成することにより、首部1
0が脆弱になるのを防止することができるからである。
の目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の
本体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外
周に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着
部12を破断して開口するように構成した瓶形容器にお
いて、前記キャップの内側には前記首部10内に突入す
る流通障害片22が形成されていることを特徴としてい
る。すなわち、キャップ2の封止状態で前記流通障害片
22が首部10内に突入していると、首部10の流通断
面が狭くなり、本体部1内の液体がキャップ2の内側ま
で上昇しない。したがって、開封時の液体の飛散を防止
することができる。
の目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の
本体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外
周に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着
部12を破断して開口するように構成した瓶形容器にお
いて、前記キャップの内側には前記首部10内に突入す
る中栓23が形成されていることを特徴とする、液体入
り瓶形容器。第12の瓶形容器によれば、中栓23によ
って容器の開口部11が塞がっているため、本体部1内
に充填されている液体の上昇が妨げられる。したがっ
て、開封時の液体の飛散を防止することができる。
の目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の
本体部1と連続する首部10の上端開口部11には、外
周に合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着
部12を破断して開口するように構成した瓶形容器にお
いて、前記首部10内には連続気孔多孔片3が詰められ
ていることを特徴としている。第13の瓶形容器によれ
ば、本体部1内の液体の上昇は首部10に詰められてい
る連続気孔多孔片3によって妨げられ、したがって開封
時に液は飛散しない。また、容器の本体部1から液体を
押し出すときその液体は連続気孔多孔片3を通過する。
の目的を達成するため、液体が充填された合成樹脂製の
本体部1と連続する首部10の上端開口部11には、内
部に合成樹脂製の中栓状のキャップ2が融着封止されて
いることを特徴としている。第14の瓶形容器は、容器
の開口部11へ内部に中栓状のキャップ2が融着封止さ
れているので、本体部1内の液体は中栓状のキャップ2
によって上昇を阻止される。
充填された液体が目薬その他の医薬品である場合に最適
である。
る液体入り瓶形容器の好ましい実施例を説明する。図1
はこの発明による瓶形容器の一例を示す部分断面図、図
2は他の実施例の瓶形容器を示す部分断面図、図3はさ
らに他の実施例の瓶形容器の部分断面図、図4はさらに
他の実施例の瓶形容器の部分断面図、図5は図4の瓶形
容器における本体部の平面図、図6はさらに他の実施例
の瓶形容器における本体部の平面図、図7はさらに他の
実施例の瓶形容器における本体部の平面図、図8はさら
に他の実施例の瓶形容器の一部破断図、図9はさらに他
の実施例の瓶形容器の部分断面図、図10はさらに他の
実施例の瓶形容器の部分断面図、図11はさらに他の実
施例の瓶形容器の部分断面図、図12は図1の実施例の
瓶形容器の変形例を示す部分断面図、図13はさらに他
の実施例の瓶形容器の部分断面図、図14はさらに他の
実施例の瓶形容器の部分断面図、図15はさらに他の実
施例の瓶形容器の部分断面図、図16はさらに他の実施
例の瓶形容器の部分断面図、図17はさらに他の実施例
の瓶形容器の部分断面図、図18はさらに他の実施例の
瓶形容器の部分断面図、図19はさらに他の実施例の瓶
形容器の部分断面図である。
す図1の瓶形容器によれば、目薬などの液体aを充填し
た柔らかく透明な合成樹脂(例えばポリエチレン)製の
本体部1は、底部へ一体に保持片19を有するととも
に、上部へ肩部13を介して首部10を一体に有してい
る。本体部1と同じ材質のキャップ2の上部には保持片
20が一体に成形されており、このキャップ2は首部1
0の開口部11(例えば内径1.5〜2mm)の外周に融
着され、その下部には首部10を囲む状態にスカート部
21が一体に成形されている。この実施例の瓶形容器
は、前述の従来の容器と同様にブロー成形によって成形
されるとともに、液体aも同様に充填される。
の手で保持片19を持つとともに他方の手でキャップ2
の保持片20を持ち、キャップ2をねじるかあるいは本
体部1の方に押し付けて融着部12を破断することによ
って開口させ、逆さ状に容器を傾けて開口部11を眼に
近づけ、本体部1をつまんで内部の液体aを押し出す要
領で使用する。
口部11との融着部12を前述のように破断して開口し
たとき、キャップ2の内側に液体aの一部が上昇して溜
まっていても、その液体は前記スカート部21に遮られ
るため飛散しない。
が波状ないしジグザグ状になるように封止されている場
合には、当該融着部12は一気に破断せずに徐々に破断
されるため、キャップ2の内側に溜まっている液体の飛
散はさらによく防止されることになる。
器は、首部10に本体部1内の液体aが開口部11の方
向へ上昇しない程度に流通断面が狭くななったくびれ部
14を形成している。首部10の外周へ本体部1の肩部
13と連続するように縦方向に沿う板状の補強リブ17
を形成することにより、首部10を補強している。例え
ば液体aが目薬である場合には、前記くびれ部14の内
径w1は1mm以下であるのが好ましい。
4によって首部10の流通断面が狭くなっているため、
本体部1内に充填されている液体aの一部が開口部11
の方へ上昇しようとするとき、その液体aが表面張力に
よって前記くびれ部14を塞いで液体の上昇を阻止す
る。したがって、液体aの飛散が防止される。図2の実
施例の瓶形容器の他の構成や作用は、図1の実施例の瓶
形容器と同様であるのでそれらの説明は省略する。
器は、本体部1内の液体aが開口部11の方向へ上昇し
ない程度に流通断面が狭くなるように、首部10の断面
内径を小さく形成するとともに、当該首部10の外周へ
本体部1の肩部13と連続するように縦方向に沿う板状
の補強リブ17を形成し、首部10を補強している。例
えば液体aが目薬である場合には、前記首部10の内径
w2は1mm以下であるのが好ましい。
填されている液体aの一部が開口部11の方へ上昇しよ
うとするとき、首部10の流通断面が狭くなっているた
めに、液体が表面張力によってその首部10を塞いでそ
の上昇を阻止する。したがって、開封時に容器内部の液
体は飛散しない。図3の実施例の瓶形容器の他の構成や
作用は、図1の実施例の瓶形容器と同様であるのでそれ
らの説明は省略する。
の瓶形容器は、首部10の内部に、当該首部10の流通
断面を分割する状態に隔壁板15が形成されている。こ
の瓶形容器によれば、本体部1内に充填されている液体
aの一部が開口部11の方へ上昇しようとするとき、前
記首部10の隔壁板15がある部分の流通断面が狭くな
っているために、液体aが表面張力によってその首部1
0を塞いで液体aの上昇を阻止する。したがって、開封
時に液体aは飛散しない。図4及び図5の実施例の瓶形
容器の他の構成や作用は、図1の実施例の瓶形容器と同
様であるのでそれらの説明は省略する。
に平面十字状ないし放射状に形成することができる。
器は、首部10の内周部にその長さ方向に沿って凸条1
6を形成している。この実施例の瓶形容器によれば、本
体部1内に充填されている液体の一部が開口部11の方
へ上昇しようとするとき、前記首部10の凸条16があ
る部分が狭くなっているために、液体が表面張力によっ
てその首部10を塞いで液体の上昇を阻止する。したが
って、開封時に液体は飛散しない。図7の実施例の瓶形
容器の他の構成や作用は、図1の実施例の瓶形容器と同
様であるのでそれらの説明は省略する。
器は、首部10の流通断面が本体部1の内部断面積と大
差がないように形成している。この実施例の瓶形容器に
よれば、首部10の流通断面が本体1の内部断面積と大
差がなく、その容器を立てた状態で上下方向に振るか、
あるいはその容器を立てた状態でその容器の底部を床や
机などの固い平面に打ちつけることにより、キャップ2
の内側に上昇して溜まっている液体は本体部1内へ容易
に落下するので、キャップ2の内側に溜まっている液体
を前述のように本体部1内へ落下させた状態でキャップ
2を開けることにより、開封時の液の飛散を防止するこ
とができる。図8の実施例の瓶形容器の他の構成や作用
は、図1の実施例の瓶形容器と同様であるのでそれらの
説明は省略する。
器は、液体aが充填された本体部1と連続する肩部13
には上端に開口部11が形成され、当該開口部11には
外周に合成樹脂製のキャップ2の内周が融着封止され、
当該融着部12を破断して開口するように構成してい
る。この実施例の瓶形容器によれば、首部がなく肩部1
3の上端に開口部11が形成されているため、その容器
を立てた状態で上下方向に振るか、あるいはその容器を
立てた状態でその容器の底部を床や机などの固い平面に
打ちつけることにより、キャップ2の内側に上昇して溜
まっている液体は本体部1内へ容易に落下するので、キ
ャップ2の内側に溜まっている液体を前述のように本体
部1内へ落下させた状態でキャップ2を開けることによ
り、開封時の液の飛散を防止することができる。図9の
実施例の瓶形容器の他の構成や作用は、図1の実施例の
瓶形容器と同様であるのでそれらの説明は省略する。
容器は、首部10を本体部1内の液体が前記開口部11
の方向へ上昇しない程度に長く形成し、首部10の外周
に図3の実施例と同様な補強リブ17を形成してその首
部10を補強している。この実施例の瓶形容器は、首部
10が長くなっていることにより、本体部1内の液体が
上昇しにくくなっておいるため、開封時の液の飛散が防
止される。この実施例の瓶形容器の他の構成や作用は、
図1の実施例の瓶形容器と同様であるのでそれらの説明
は省略する。
形容器は、首部10の内径を小さくするとともにその首
部10を曲げた状態に成形し、首部10の外周に図3に
おけると同様な補強リブ17を形成して首部10を補強
している。この実施例の瓶形容器によれば、首部10が
曲がっていて本体部1内の液体aが上昇しにくくなって
いるために、開封時の液の飛散が防止される。この実施
例の瓶形容器の他の構成や作用は、図1の実施例の瓶形
容器と同様であるのでそれらの説明は省略する。
形容器は、前記首部10に流通断面が広くなる状態に脹
らみ部18を形成している。この実施例の瓶形容器は、
首部10に脹らみ部18が形成されていることにより、
本体部1内の液体aの一部が上昇するとき、前記脹らみ
部18内にその液が止まり、液は脹らみ部18から上方
には上昇しなくなる。したがって、開封時に内部の液体
は飛散しない。この実施例の瓶形容器の他の構成や作用
は、図1の実施例の瓶形容器と同様であるのでそれらの
説明は省略する。
において、図14及び図15のように首部10の脹らみ
部18以外の部分の径を小さく形成する場合には、首部
10に補強リブ17を形成して当該首部10を補強する
のが好ましい。脹らみ18は、例えば図15のように複
数形成すると、内部の液体の上昇をさらによく防止でき
る。
形容器は、キャップ2の内側に首部10内に突入する流
通障害片22を形成している。この実施例の瓶形容器
は、キャップ2の封止状態で流通障害片22が首部10
内に突入しているので首部10の流通断面が狭くなり、
本体部1内の液体がキャップ2の内側まで上昇せず、し
たがって、開封時に液体aは飛散しない。できる。この
実施例の瓶形容器の他の構成や作用は、図1の実施例の
瓶形容器と同様であるのでそれらの説明は省略する。
形容器は、キャップ2の内側に首部10内に突入する中
栓23を形成している。この実施例の瓶形容器によれ
ば、中栓23によって容器の開口部11が塞がっている
ため、本体部1内に充填されている液体の上昇が妨げら
れ、開封時に液体は飛散しない。この実施例の瓶形容器
の他の構成や作用は、図1の実施例の瓶形容器と同様で
あるのでそれらの説明は省略する。
形容器は、首部10内にスポンジのような連続気孔多孔
片3が詰められている。この瓶形容器によれば、本体部
1内の液体の上昇は首部10に詰められている連続気孔
多孔片3によって妨げられ、したがって開封時に液は飛
散しない。また、容器の本体部1から液体を押し出すと
きその液体は連続気孔多孔片3を通過する。この実施例
の瓶形容器の他の構成や作用は、図1の実施例の瓶形容
器と同様であるのでそれらの説明は省略する。
形容器は、本体部1と連続する首部10の上端開口部1
1の内部に、合成樹脂製の中栓状のキャップ2が融着封
止されている。この実施例の瓶形容器は、容器の開口部
11へ内部に中栓状のキャップ2が融着封止されている
ので、本体部1内の液体は中栓状のキャップ2によって
上昇を阻止され、したがって開封時に液体は飛散しな
い。
器によれば、キャップと開口部との融着部を破断して開
口したとき、キャップの内側に液体の一部が上昇して溜
まっていても、その液体はスカート部に遮られるため飛
散しない。請求項2に記載の瓶形容器によれば、開口部
とキャップとの融着部の軌跡が波形状ないしジグザグ状
になっているので、開封時の中着部の破断が徐々に進行
して液の飛散をさらによく防止する。
れ部によって首部の流通断面が狭くなっているため、本
体部内に充填されている液体の一部が開口部の方へ上昇
しようとするとき、その液体が表面張力によって前記く
びれ部を塞いで液体の上昇を阻止する。したがって、液
体aの飛散が防止される。
部内に充填されている液体の一部が開口部の方へ上昇し
ようとするとき、首部の流通断面が狭くなっているため
に、液体が表面張力によってその首部塞いでその上昇を
阻止する。したがって、開封時に容器内部の液体は飛散
しない。
部内に充填されている液体の一部が開口部の方へ上昇し
ようとするとき、前記首部の隔壁板がある部分の流通断
面が狭くなっているために、液体が表面張力によってそ
の首部を塞いで液体の上昇を阻止する。したがって、開
封時に液体aは飛散しない。
部内に充填されている液体の一部が開口部の方へ上昇し
ようとするとき、前記首部の凸条がある部分が狭くなっ
ているために、液体が表面張力によってその首部を塞い
で液体の上昇を阻止する。したがって、開封時に液体は
飛散しない。
の流通断面が本体の内部断面積と大差がなく、その容器
を立てた状態で上下方向に振るか、あるいはその容器を
立てた状態でその容器の底部を床や机などの固い平面に
打ちつけることにより、キャップの内側に上昇して溜ま
っている液体は本体部内へ容易に落下するので、キャッ
プの内側に溜まっている液体を前述のように本体部内へ
落下させた状態でキャップを開けることにより、開封時
の液の飛散を防止することができる。
がなく肩部の上端に開口部が形成されているため、その
容器を立てた状態で上下方向に振るか、あるいはその容
器を立てた状態でその容器の底部を床や机などの固い平
面に打ちつけることにより、キャップの内側に上昇して
溜まっている液体は本体部内へ容易に落下するので、キ
ャップの内側に溜まっている液体を前述のように本体部
内へ落下させた状態でキャップを開けることにより、開
封時の液の飛散を防止することができる。
が長くなっていることにより、本体部内の液体が上昇し
にくくなっておいるため、開封時の液の飛散が防止され
る。
部が曲がっていて本体部内の液体が上昇しにくくなって
いるために、開封時の液の飛散が防止される。
部に脹らみ部が形成されていることにより、本体部内の
液体の一部が上昇するとき、前記脹らみ部内にその液が
止まり、液は脹らみ部から上方には上昇しなくなる。し
たがって、開封時に内部の液体は飛散しない。
強リブによって首部の脆弱性がカバーできる。
ャップの封止状態で流通障害片が首部に突入しているの
で首部の流通断面が狭くなり、本体部内の液体がキャッ
プの内側まで上昇せず、したがって、開封時に液体は飛
散しない。できる。
栓によって容器の開口部が塞がっているため、本体部内
に充填されている液体の上昇が妨げられ、開封時に液体
は飛散しない。
体部内の液体の上昇は首部に詰められている連続気孔多
孔片によって妨げられので、開封時に液は飛散しない。
また、容器の本体部から液体を押し出すときその液体は
連続気孔多孔片を通過する。
器の開口部へ内部に中栓状のキャップが融着封止されて
いるので、本体部内の液体は中栓状のキャップによって
上昇を阻止され、したがって開封時に液体は飛散しな
い。
図である。
る。
る。
る。
る。
平面図である。
平面図である。
る。
る。
ある。
ある。
断面図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
Claims (17)
- 【請求項1】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合成
樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を
破断して開口するように構成した瓶形容器において、前
記キャップ2の下部には前記首部10の全部又は一部を
覆う状態にスカート部21が形成されていることを特徴
とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項2】 前記融着部12の軌跡が波状ないしジグ
ザグ状である、請求項1に記載の液体入り瓶形容器。 - 【請求項3】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合成
樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を
破断して開口するように構成した瓶形容器において、前
記首部10には、前記本体部1内の液体が前記開口部1
1の方向へ上昇しない程度に流通断面が狭くなる状態に
少なくとも一つのくびれ部14が形成されていることを
特徴とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項4】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合成
樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を
破断して開口するように構成した瓶形容器において、前
記首部10は、前記本体部1内の液体が前記開口部11
の方向へ上昇しない程度に流通断面が狭く形成されてい
ることを特徴とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項5】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合成
樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を
破断して開口するように構成した瓶形容器において、前
記首部10の内部には、当該首部10の流通断面を分割
する状態に隔壁板15が形成されていることを特徴とす
る、液体入り瓶形容器。 - 【請求項6】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合成
樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を
破断して開口するように構成した瓶形容器において、前
記首部10の内壁部の全長又はその長さ方向の一部には
当該首部10の長さ方向に沿う凸条16が形成されてい
ることを特徴とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項7】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合成
樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を
破断して開口するように構成した瓶形容器において、前
記首部10の流通断面は前記本体部1の内部断面積と大
差がないことを特徴とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項8】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する肩部13には上端に開口部11が形成され、
当該開口部11には外周に合成樹脂製のキャップ2の内
周が融着封止され、当該融着部12を破断して開口する
ように構成されていることを特徴とする、液体入り瓶形
容器。 - 【請求項9】 液体が充填された合成樹脂製の本体部1
と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合成
樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12を
破断して開口するように構成した瓶形容器において、前
記首部10は前記本体部1内の液体が前記開口部11の
方向へ上昇しない程度に長く形成されていることを特徴
とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項10】 液体が充填された合成樹脂製の本体部
1と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合
成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12
を破断して開口するように構成した瓶形容器において、
前記首部10は曲がっていることを特徴とする、液体入
り瓶形容器。 - 【請求項11】 液体が充填された合成樹脂製の本体部
1と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合
成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12
を破断して開口するように構成した瓶形容器において、
前記首部10には、流通断面が広くなる状態に少なくと
も一つの脹らみ部18が形成されていることを特徴とす
る、液体入り瓶形容器。 - 【請求項12】 前記首部10の外周には、当該首部1
0の長さ方向に沿って前記本体部1の肩部13に連続す
る状態に一つ又は数個の板状の補強リブ17が形成され
ている、請求項3,4,9,10,11のいずれかに記
載の液体入り瓶形容器。 - 【請求項13】 液体が充填された合成樹脂製の本体部
1と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合
成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12
を破断して開口するように構成した瓶形容器において、
前記キャップの内側には前記首部10内に突入する流通
障害片22が形成されていることを特徴とする、液体入
り瓶形容器。 - 【請求項14】 液体が充填された合成樹脂製の本体部
1と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合
成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12
を破断して開口するように構成した瓶形容器において、
前記キャップの内側には前記首部10内に突入する中栓
23が形成されていることを特徴とする、液体入り瓶形
容器。 - 【請求項15】 液体が充填された合成樹脂製の本体部
1と連続する首部10の上端開口部11には、外周に合
成樹脂製のキャップ2が融着封止され、当該融着部12
を破断して開口するように構成した瓶形容器において、
前記首部10内には連続気孔多孔片3が詰められている
ことを特徴とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項16】 液体が充填された合成樹脂製の本体部
1と連続する首部10の上端開口部11には、内部に合
成樹脂製の中栓状のキャップ2が融着封止されているこ
とを特徴とする、液体入り瓶形容器。 - 【請求項17】 前記液体が医薬品である、請求項1〜
16のいずれかに記載の液体入り瓶形容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17134694A JP3482246B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 開封時飛散防止用の液体入り瓶形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17134694A JP3482246B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 開封時飛散防止用の液体入り瓶形容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834422A true JPH0834422A (ja) | 1996-02-06 |
JP3482246B2 JP3482246B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=15921511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17134694A Expired - Lifetime JP3482246B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 開封時飛散防止用の液体入り瓶形容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482246B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004093775A1 (ja) * | 2003-04-23 | 2004-11-04 | Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc. | 薬液充填プラスチックアンプルおよびその製造方法 |
WO2005085077A1 (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Kirin Brewery Company, Limited | 密封容器及びその製造方法 |
JP2009523522A (ja) * | 2006-01-19 | 2009-06-25 | ラボラトワール・アゲッタン | ストッパ・デバイスが取り付けられた予備充填式皮下注射器 |
JP2009154950A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | アンプル容器 |
JP2013230844A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 樹脂製アンプル |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17134694A patent/JP3482246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4939054B2 (ja) * | 2003-04-23 | 2012-05-23 | 株式会社大塚製薬工場 | 薬液充填プラスチックアンプルおよびその製造方法 |
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WO2005085077A1 (ja) * | 2004-03-03 | 2005-09-15 | Kirin Brewery Company, Limited | 密封容器及びその製造方法 |
JPWO2005085077A1 (ja) * | 2004-03-03 | 2007-12-06 | キリンホールディングス株式会社 | 密封容器及びその製造方法 |
JP4757793B2 (ja) * | 2004-03-03 | 2011-08-24 | 麒麟麦酒株式会社 | 密封容器及びその製造方法 |
JP2009523522A (ja) * | 2006-01-19 | 2009-06-25 | ラボラトワール・アゲッタン | ストッパ・デバイスが取り付けられた予備充填式皮下注射器 |
JP2009154950A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | アンプル容器 |
JP2013230844A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 樹脂製アンプル |
Also Published As
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---|---|
JP3482246B2 (ja) | 2003-12-22 |
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