JPH08340640A - 遠隔制御装置およびそれに用いる遠隔制御用送信機 - Google Patents

遠隔制御装置およびそれに用いる遠隔制御用送信機

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JPH08340640A
JPH08340640A JP7144951A JP14495195A JPH08340640A JP H08340640 A JPH08340640 A JP H08340640A JP 7144951 A JP7144951 A JP 7144951A JP 14495195 A JP14495195 A JP 14495195A JP H08340640 A JPH08340640 A JP H08340640A
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JP
Japan
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remote control
coil
control transmitter
secondary battery
core
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Application number
JP7144951A
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English (en)
Inventor
Akihito Ikuta
昭仁 生田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔制御装置に用いる遠隔制御用送信機を短
時間で容易に充電する。 【構成】 テレビジョン受信機21のハウジング23の
上面23aに、遠隔制御用送信機25の設置場所24が
設けられる。設置場所24の下方には、磁界形成手段6
2によって励磁される第1および第2コイルL21,L
22が配置され、このコイルに挿入されるコア46はハ
ウジング23から突出して設けられる。遠隔制御用送信
機25からの赤外線は受信素子27によって受信され、
これによってテレビジョン受信機21の動作は制御され
る。遠隔制御用送信機25には、第1および第2コイル
L21,L22に磁気結合して誘導起電力を発生する空
心コイルL1が内蔵され、このコイルからの交流電力に
よって2次電池26が充電される。このように、設置場
所24に設置された状態において充電が行われるので、
電池の消耗によって使用不可能になってしまうという事
態が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響装置または映像装
置などの被制御機器を、光および電波などの電磁波また
は超音波などの空間を伝播する信号を用いて、リモコン
と呼ばれる遠隔制御する装置に関し、またその遠隔制御
装置のための遠隔制御用送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、音響装置または映像装置など
の被制御機器を、たとえば赤外線などの信号を用いて遠
隔制御する遠隔制御用送信機は、充電をしないで使用す
る1次電池であるマンガン乾電池またはアルカリ・マン
ガン電池を搭載し、これらを電源として駆動している。
【0003】上述の第1の先行技術の遠隔制御用送信機
は、充電をしないで使用する1次電池を電源としている
ため、やがては電池を交換しなければならず、また交換
前の或る期間の電池は電圧が弱くなるので、赤外線の到
達距離が短くなるという問題が生じる。
【0004】また、図7は上述の1次電池に代えて太陽
電池2を搭載した第2の先行技術の遠隔制御用送信機1
を示す斜視図である。遠隔制御用送信機1の一表面には
太陽電池2と操作ボタン10とが設けられ、一端部には
赤外線を発生する信号発生素子8が設けられる。
【0005】図8は、図7に示される第2の先行技術の
遠隔制御用送信機1の内部の回路3の電気的構成を示す
ブロック図である。蛍光灯などの光が太陽電池2に照射
されると、太陽電池2は電力を励起し、この電力によっ
て太陽電池2に接続される、たとえばリチウム電池など
の蓄電池である2次電池5に電流が流れ込み、2次電池
5が充電される。太陽電池2と2次電池5との間には充
電制御回路4が介在され、2次電池5が一定電圧以上に
なると太陽電池2からの充電電流が2次電池5に流れる
ことがないように構成され、2次電池5の過充電を防止
する。
【0006】2次電池5には、送信制御回路6、信号駆
動回路7および信号発生素子8が接続され、操作ボタン
10を有する入力操作手段9から送信制御回路6に入力
された信号は、駆動回路7を介して信号発生素子8から
赤外線の信号として被制御装置へ送信される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の第2の先行技術
である遠隔制御用送信機1の場合は、1次電池を使用し
ないので第1の先行技術の問題は解消されるが、太陽電
池2からの充電電流が赤外線信号の送信時の消費電流に
比べて非常に小さいため、連続して使用した後では元の
状態まで充電するのに長時間を要する。たとえば、一般
的な参考データとして、照度150lux,動作電圧3
Vで交流充電電流30μA流すことができる大きさの太
陽電池を、出力電圧が3Vから2Vになるまでの公称容
量30mAhの2次電池に接続して2Vから3Vまで充
電する場合、約1000時間(約42日間)を要するこ
とになる。さらに夜間かつ消灯時は周囲の照度が低いた
め全く充電されないという問題が生じる。
【0008】したがって本発明の目的は、使用中の使い
勝手を向上し、上述の先行技術の問題を解決した遠隔制
御装置およびそれに用いる遠隔制御用送信機を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)遠隔制
御用送信機であって、2次電池と、入力操作手段と、電
磁波または超音波の信号を発生する信号発生素子と、前
記入力操作手段の出力に応答し、前記信号発生素子を前
記2次電池の電力によって駆動する駆動制御手段と、コ
イルと、前記コイルからの交流電力を制御して前記2次
電池を充電する充電手段とを含む遠隔制御用送信機と、
(b)遠隔制御用送信機の設置場所を有し、この設置場
所で前記コイルに誘導起電力を発生するための磁界を形
成する磁界形成手段とを含むことを特徴とする遠隔制御
装置である。また本発明は、前記コイルは、前記遠隔制
御用送信機が設置場所に設置された状態における上下に
延びる軸線を有し、中空である空心コイルであり、前記
磁界形成手段は、前記設置場所に突出して形成され、強
磁性材料から成り、前記空心コイルの孔に挿脱可能であ
るコアと、前記コアを外囲して設けられる励磁用コイル
と、前記励磁用コイルを駆動する交流電源とを含むこと
を特徴とする。また本発明は、前記磁界形成手段は、設
置場所に遠隔制御用送信機が設置されたことを検出する
検出手段を備え、前記交流電源は、前記検出手段の出力
に応答し、遠隔制御用送信機が設置場所に設置されたと
きのみ前記励磁用コイルを駆動することを特徴とする。
また本発明は、前記設置場所は、被制御機器に形成さ
れ、この被制御機器は、前記遠隔制御用送信機の信号発
生素子からの電磁波また超音波を受信する受信素子と、
受信素子の出力に応答して動作が制御される電気回路と
を含み、前記コアは、上下に延びる軸線を有し上下に変
位自在に設けられ、前記検出手段は、固定位置に設けら
れる固定接点と、前記コアに連動し、固定接点に当接、
離反変位する移動接点と、前記移動接点を前記固定接点
から離反する方向にばね力を与えるばねとを含み、前記
コアが、遠隔制御用送信機の自重で前記ばねのばね力に
抗して押下げられたとき、固定接点と移動接点とが当接
し、これによって前に交流電源の電力が励磁用コイルに
与えられることを特徴とする。また本発明は、2次電池
と、入力操作手段と、電磁波または超音波の信号を発生
する信号発生素子と、前記入力操作手段の出力に応答
し、前記信号発生素子を前記2次電池の電力によって駆
動する駆動制御手段と、外部磁界による誘導起電力を発
生させるためのコイルと、前記コイルからの交流電力を
制御して前記2次電池を充電する充電手段とを含むこと
を特徴とする遠隔制御用送信機である。
【0010】
【作用】本発明に従えば、遠隔制御装置の遠隔制御用送
信機は、2次電池、入力操作手段、信号発生素子、駆動
制御手段、コイルおよび充電手段を有する。入力操作手
段からの出力に応答して駆動制御手段は信号発生素子を
制御し、信号発生素子は赤外線などの光もしくは電波な
どの電磁波または超音波の信号を発生する。信号発生素
子と駆動制御手段とは2次電池の電力によって駆動され
る。
【0011】遠隔制御用送信機の設置場所に設けられる
磁界形成手段は、磁界を形成し前記コイルに誘導起電力
を発生させ、この誘導起電力によってコイルには交流電
力が発生し、この交流電力は、充電手段によって制御さ
れて2次電池を充電する。
【0012】したがって遠隔制御用送信機は、設置場所
に設置されている時間に2次電池が充電されるので、1
次電池を用いる第1の先行技術の遠隔制御用送信機の場
合のように電池を交換する必要が、本発明では生じな
い。また、コイルからの交流電力によって充電するの
で、第2の先行技術における太陽電池を利用する遠隔制
御用送信機に比べて短時間で充電することができる。さ
らに、磁界形成手段にコイルを近づけることによって2
次電池が充電されるので、遠隔制御用送信機を磁気結合
するだけで充電することができる。
【0013】また本発明に従えば、遠隔制御用送信機の
コイルは中空の空心コイルに形成される。設置場所に設
けられる磁界形成手段は、強磁性材料から成り、設置場
所から突出して形成されるコアと、励磁用コイルを駆動
する交流電源とから構成される。空心コイルの孔にコア
を挿入するように遠隔制御用送信機を設置場所に設置す
ることによって、空心コイルは励磁用コイルによって励
磁され、遠隔制御用送信機は充電される。したがって、
遠隔制御用送信機の空心コイルを設置場所に設置するだ
けで容易に充電することができる。また、遠隔制御用送
信機は設置場所に挿脱可能に設けられているので、遠隔
制御用送信機を使用する際には設置場所から外して使用
することができる。
【0014】さらに本発明に従えば、磁界形成手段に備
えられる検出手段は、遠隔制御用送信機が設置されたこ
とを検出して出力し、交流電源は検出手段の出力に応答
して励磁用コイルを駆動する。したがって、遠隔制御用
送信機が設置場所に設置されているときに交流電源を駆
動し、遠隔制御用送信機が設置されていないときには交
流電源は駆動されないので交流電源の不所望な浪費が防
がれる。
【0015】さらにまた本発明に従えば、設置場所には
受信素子と電気回路とを有する被制御機器が設けられ、
検出手段は固定接点と移動接点とばねとを有する。移動
接点は上下に延び、変位自在のコアに連動して設けら
れ、ばねによって固定接点から離反する方向にばね力が
与えられる。遠隔制御用送信機が設置場所に設置される
と、遠隔制御用送信機の自重によってコアはばね力に抗
して押下げられ、固定接点は移動接点に当接し、これに
よって交流電源の電力が励磁用コイルに与えられる。ま
た、信号発生素子からの電磁波または超音波は受信素子
によって受信され、被制御機器は受信素子の出力に応答
して電気回路の動作を制御する。
【0016】したがって検出手段は簡単な構成で確実に
遠隔制御用送信機が設置されたことを検出し、これに応
じて交流電源の電力を励磁用コイルに与えることができ
る。また、被制御機器は信号発生手段からの電磁波また
は超音波信号を受信して電気回路を制御するので、遠隔
制御用送信機を被制御機器から離れた所から被制御機器
を制御することができる。
【0017】さらにまた本発明に従えば、遠隔制御用送
信機は、2次電池、入力操作手段、信号発生手段、駆動
制御手段、コイルおよび充電手段を有する。入力制御手
段からの出力に応答して駆動制御手段は信号発生素子を
制御し、信号発生素子は電磁波または超音波の信号を発
生する。信号発生素子と駆動制御手段とは2次電池の電
力によって駆動される。
【0018】したがって、遠隔制御用送信機は入力操作
手段に入力された信号を、信号発生手段から電磁波また
は超音波の信号として発信し、たとえば音響装置または
映像装置などの被制御機器を離れた所からを制御するこ
とができる。またこのコイルに、外部磁界を作用させる
ことによって誘導起電力を発生させ、2次電池を充電さ
せることができるので、遠隔制御用送信機を電気的に接
触することなく充電することができる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である遠隔制御装
置20の一部の斜視図である。被制御機器であるテレビ
ジョン受信機21の表示画面22を囲むハウジング23
の上部の水平な上面23aには、設置場所24が設けら
れ、この設置場所24に遠隔制御用送信機25が設置さ
れる。この遠隔制御用送信機25が設置場所24に設置
された状態において、遠隔制御用送信機25に内蔵され
る蓄電池である2次電池26の充電が行われる。したが
って、遠隔制御用送信機25が電池の消耗によって使用
不可能になってしまうという事態が回避される。
【0020】遠隔制御用送信機25からの電磁波または
超音波は、たとえばハウジング23の表示画面22近傍
に設けられる受信素子27によって受信され、これによ
って表示画面22に画像を表示するための電気回路であ
るカラーテレビジョン受信回路に電力付勢され、あるい
はまたその動作が休止され、さらに受信チャネル、音量
調整などの動作を遠隔制御用送信機25の操作によって
行うことができる。テレビジョン受信機21のハウジン
グ23の、少なくとも設置場所24付近は非磁性材料、
たとえば合成樹脂またはゴムなどから成る。
【0021】図2は、遠隔制御用送信機25の簡略化し
た斜視図である。ケーシング28の上面に入力操作手段
29の押ボタンスイッチ33が設けられ、ケーシング2
8の前端部には、電磁波の一種である赤外線を発生する
信号発生素子30が設けられ、この信号発生素子30か
らの赤外線はテレビジョン受信機の受信素子27によっ
て受信され、前述の制御が行われる。信号発生素子30
は、たとえば赤外線を発生する発光ダイオード(略称L
ED)によって実現される。
【0022】図3は、図2の切断面線III−IIIか
ら見た断面図の一部を簡略化して示す図である。ケーシ
ング28は上蓋31と下蓋32とから成る。上蓋31に
は上方に露出して操作手段29が設けられる。下蓋32
の平坦な底面37の一部には、下方に臨んで凹所34が
形成され、この凹所34は、遠隔制御用送信機25の内
方に向けて設けられ底面37に連なる略円筒状の筒部3
6と、筒部36から連なる底部35とから一体的に形成
される。ケーシング28内において、筒部36にはボビ
ン39に巻回された空心コイルL1が嵌め込まれる。上
蓋31、下蓋32およびボビン39は非絶縁性かつ非磁
性材料、たとえば合成樹脂またはゴムなどの材料から成
る。
【0023】図4は、遠隔制御用送信機25の内部の電
気的構成を示すブロック図である。空心コイルL1の一
方の端子は、充電手段である充電制御回路45に接続さ
れ、他方の端子はライン44を介して充電制御回路45
へ接続される。2次電池26の一方の端子は充電制御回
路45に接続され、他方の端子はライン44に接続され
る。駆動制御回路40は、互いに接続される送信制御回
路41と信号発生素子駆動回路42とを含み、送信制御
回路41は集積回路から成り、入力操作手段29が接続
される。送信制御回路41は、2次電池26に接続さ
れ、駆動回路42は信号発生素子43を経て2次電池2
6に接続される。空心コイルL1には、後述する磁界形
成手段62による誘導起電力が発生し、2次電池26を
充電する。充電制御回路45は、2次電池の過充電防止
のために設けられ、2次電池26が一定電圧以上になる
と空心コイルL1からの充電電流は2次電池26には流
れずに、ライン44へバイパスされ、浮動充電される。
【0024】たとえば、操作者によって押ボタンスイッ
チ33が押され、入力操作手段29を経て送信制御回路
41が出力し、この出力に応答して駆動回路42は信号
発生素子43を駆動し、電磁波の一種である赤外線を信
号として発生する。
【0025】図5は、設置場所24に設けられるコア4
6およびスイッチ47の断面図であり、図5(1)は遠
隔制御用送信機25が設置場所24に設置されていない
状態を示し、図5(2)は遠隔制御用送信機25が設置
場所24に設置された状態を示す。設置場所24には挿
通孔48が形成され、この挿通孔48には、ハウジング
23の上面23aに垂直な軸線Aを有し、略円柱状に形
成され強磁性材料から成る、たとえば鉄製のコア46が
軸線A方向に変位可能に設けられる。ハウジング23の
内側には挿通孔50を有するボビン49が取付けられ、
ボビン49の挿通孔50に対してコア46は、軸線A方
向に変位可能に設けられる。ボビン49は、たとえば合
成樹脂などの電気絶縁性かつ非磁性材料から成り、第1
および第2の2つのコイルL21,L22が設けられ
る。
【0026】ボビン49のハウジング23とは反対側の
一側部には、スイッチ47が設けられ、スイッチ47
は、ケース54内に移動片53とばね55とを有する。
移動片53は移動軸56とフランジ57とから一体的に
形成され、移動軸56の一端はケース54の上方に形成
される挿通孔58から突出し、軸線A方向に変位可能に
設けられ、移動軸46の上端とコア46の下端とは当接
してコア46と移動片53とは連動して動く。フランジ
57は、ばね55によって下方からばね力が与えられ、
ケース54内に係止される。ケース54および移動片5
3は、たとえば合成樹脂などの電気絶縁性かつ非磁性材
料から成る。移動軸56の下端面には移動接点59が設
けられ、この移動接点59に対向するケース54の部位
には一対の固定接点60,61が設けられる。移動接点
59、各固定接点60,61はそれぞれ導電体、たとえ
ば銅などから成り、各固定接点60,61には、後述す
るライン66,67を介して後述する磁界形成手段62
に接続される。
【0027】遠隔制御用送信機25が設置場所24に設
置されていない状態では、スイッチ47は遮断されてい
る。遠隔制御用送信機25の凹所34にコア46が嵌ま
るように遠隔制御用送信機25が設置されると、遠隔制
御用送信機25の自重によりコア46および移動片53
はばね55のばね力に抗して押し下げられ、移動接点5
9と各固定接点60,61とが当接し、スイッチ47は
導通する。
【0028】図6は、設置場所24に設けられる磁界形
成手段62の電気的構成を示す回路図である。磁界形成
手段62は、仮想線で示すハウジング23内に設けら
れ、たとえば自励式フライバック・コンバータ回路によ
って実現される。自励式フライバック・コンバータ回路
の励磁用コイルである第1コイルL21および第2コイ
ルL22は同一極性となるようにコア46に嵌まり込む
ボビン49に巻回されている。商用コイル電源などの交
流電源63の一方の端子は、抵抗64からダイオード6
5を経て、さらにライン66からライン67を経て第1
コイルL21の一方の端子に接続される。ライン66と
ライン67との間にはスイッチ47が介在される。第1
コイルL21の他方の端子はトランジスタ68のコレク
タに接続され、エミッタは、交流電源63の他方の端子
に接続されるライン71に接続される。ダイオード65
の出力は、コンデンサ72によってノイズが除去され
る。ダイオード65と抵抗64との間には、バリスタな
どとして知られるノイズを除去するための素子73が交
流電源63に並列に設けられる。第2コイルL22の一
方の端子はダイオード74のアノードに接続され、その
カソードは抵抗77を経てトランジスタ68のベースに
接続される。トランジスタ68のベースは、抵抗79を
介してライン67に接続される。ダイオード74には、
並列にコンデンサ80が接続される。第2コイルL22
の前記一方の端子にはもう1つのダイオード81のカソ
ードが接続され、そのアノードにはライン84からコン
デンサ85に接続され、コンデンサ85はライン71に
接続される。トランジスタ68のベースにはツェナーダ
イオード87のカソードが接続され、ライン84にはそ
のアノードが接続される。
【0029】遠隔制御用送信機25が設置場所24に設
置されてスイッチ47が押圧されて導通し、直流電圧が
ライン67に与えられると、第1コイルL21に電流が
流れて第2コイルL22に誘導起電力が生じてトランジ
スタ68が導通し、発振動作がトリガされる。この発信
周波数は第1コイルL21のインダクタンスとコンデン
サ80の容量とによって定まり、たとえば70KHzで
あってもよい。第1コイルL21の巻数は第2コイルL
22の巻数よりも充分に多く、この第1コイルL21の
発振動作中による交流磁界によって遠隔制御用送信機2
5の空心コイルL1が励磁される。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、遠隔制御
装置は、コイルと充電手段と2次電池とを有する遠隔制
御用送信機と、磁界形成手段を備える遠隔制御用送信機
の設置場所とを含んで構成される。したがって、遠隔制
御用送信機は、設置場所に設置されている時間に2次電
池が充電されるため、1次電池を用いる第1の先行技術
の遠隔制御用送信機の場合のように電池を交換する必要
が本発明では生じず、使い勝手がよい。また、コイルか
らの交流電力によって充電するので、第2の先行技術に
おける太陽電池を利用する遠隔制御用送信機に比べて短
時間で充電することができる。さらに、磁界形成手段に
遠隔制御用送信機のコイルを近づけ、磁気結合によって
2次電池は充電されるので、遠隔制御用送信機を電気的
に結合させることなく充電することができる。したがっ
て、電気的に結合するための構成を外部に設ける必要が
本発明では生じないので、コイルなどを遠隔制御用送信
機の外部に露出させる必要がなく、内部と外部とを遮断
することができ、遠隔制御用送信機内にほこりや水など
が侵入して故障することが防がれる。
【0031】また、遠隔制御用送信機のコイルは中空の
空心コイルに形成され、磁界形成手段にはコアが設置場
所から突出して設けられる。空心コイルの孔にコアを挿
入するように遠隔制御用送信機を設置場所に設置するこ
とによって、空心コイルは励磁用コイルによって励磁さ
れ、遠隔制御用送信機は充電される。したがって、遠隔
制御用送信機を設置場所に設置するだけで容易に充電す
ることができる。また、遠隔制御用送信機は設置場所に
挿脱可能に設けられているので、遠隔制御用送信機を使
用する際には、設置場所から簡単に外して使用すること
ができる。
【0032】さらにまた、磁界形成手段には検出手段が
設けられる。したがって、遠隔制御用送信機が設置場所
に設置されているときには交流電源は駆動し、遠隔制御
用送信機が設置されていないときには交流電源は駆動さ
れないので、交流電源の不所望な浪費が防がれる。
【0033】さらにまた、設置場所には受信素子と電気
回路を制御する被制御機器とが設けられ、検出手段は固
定接点と、ばね力が与えられコアに連動して設けられる
移動接点とを有する。したがって、検出手段は簡単な構
成で確実に遠隔制御用送信機が設置されたことを検出
し、これに応じて交流電源の電力を励磁用コイルに与え
ることができる。また、被制御機器は信号発生手段から
の電磁波または超音波を受信して電気回路を制御するの
で、遠隔制御用送信機は被制御機器から離れた所から被
制御機器を制御することができる。
【0034】さらにまた、遠隔制御用送信機はコイルと
充電手段と2次電池と信号発生手段とを有する。したが
って、遠隔制御用送信機は入力操作手段に入力された信
号を信号発生手段から電磁波または超音波の信号として
発信し、たとえば音響装置または映像装置などの被制御
機器を離れた所から制御することができる。また、コイ
ルに外部磁界によって誘導起電力が発生し、この誘導起
電力が充電手段に与えられて2次電池は充電されるの
で、たとえば第2の先行技術における太陽電池による充
電に比べて短時間で充電することができ、使い勝手がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遠隔制御装置20の一
部を示す斜視図である。
【図2】遠隔制御用送信機25の簡略化した斜視図であ
る。
【図3】図2の遠隔制御用送信機25の切断面線III
−IIIから見た断面図である。
【図4】遠隔制御用送信機25の内部の電気的構成を示
すブロック図である。
【図5】設置場所24付近を示す断面図であり、図5
(1)は遠隔制御用送信機25が設置されていない状態
を示し、図5(2)は遠隔制御用送信機25が設置され
た状態を示す。
【図6】磁界形成手段62の電気的構成を示す回路図で
ある。
【図7】第2の先行技術の遠隔制御用送信機1を示す簡
略化した斜視図である。
【図8】遠隔制御用送信機1の内部回路3の電気的構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 遠隔制御装置 21 テレビジョン受信機 23 ハウジング 24 設置場所 25 遠隔制御用送信機 26 2次電池 27 受信素子 28 ケーシング 29 入力操作手段 30 信号発生手段 34 凹所 40 駆動回路 41 送信制御回路 42 駆動回路 43 信号発生素子 45 充電制御回路 47 スイッチ 55 ばね 59 移動接点 60,61 固定接点 62 磁界形成手段 63 交流電源 A 軸線 L1 空心コイル L21 第1コイル L22 第2コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)遠隔制御用送信機であって、 2次電池と、 入力操作手段と、 電磁波または超音波の信号を発生する信号発生素子と、 前記入力操作手段の出力に応答し、前記信号発生素子を
    前記2次電池の電力によって駆動する駆動制御手段と、 コイルと、 前記コイルからの交流電力を制御して前記2次電池を充
    電する充電手段とを含む遠隔制御用送信機と、 (b)遠隔制御用送信機の設置場所を有し、この設置場
    所で前記コイルに誘導起電力を発生するための磁界を形
    成する磁界形成手段とを含むことを特徴とする遠隔制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルは、前記遠隔制御用送信機が
    設置場所に設置された状態における上下に延びる軸線を
    有し、中空である空心コイルであり、 前記磁界形成手段は、 前記設置場所に突出して形成され、強磁性材料から成
    り、前記空心コイルの孔に挿脱可能であるコアと、 前記コアを外囲して設けられる励磁用コイルと、 前記励磁用コイルを駆動する交流電源とを含むことを特
    徴とする請求項1記載の遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界形成手段は、 設置場所に遠隔制御用送信機が設置されたことを検出す
    る検出手段を備え、 前記交流電源は、前記検出手段の出力に応答し、遠隔制
    御用送信機が設置場所に設置されたときのみ前記励磁用
    コイルを駆動することを特徴とする請求項2記載の遠隔
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記設置場所は、被制御機器に形成さ
    れ、この被制御機器は、前記遠隔制御用送信機の信号発
    生素子からの電磁波また超音波を受信する受信素子と、 受信素子の出力に応答して動作が制御される電気回路と
    を含み、 前記コアは、上下に延びる軸線を有し上下に変位自在に
    設けられ、 前記検出手段は、 固定位置に設けられる固定接点と、 前記コアに連動し、固定接点に当接、離反変位する移動
    接点と、 前記移動接点を前記固定接点から離反する方向にばね力
    を与えるばねとを含み、 前記コアが、遠隔制御用送信機の自重で前記ばねのばね
    力に抗して押下げられたとき、固定接点と移動接点とが
    当接し、これによって前記交流電源の電力が励磁用コイ
    ルに与えられることを特徴とする請求項3記載の遠隔制
    御装置。
  5. 【請求項5】 2次電池と、 入力操作手段と、 電磁波または超音波の信号を発生する信号発生素子と、 前記入力操作手段の出力に応答し、前記信号発生素子を
    前記2次電池の電力によって駆動する駆動制御手段と、 外部磁界による誘導起電力を発生させるためのコイル
    と、 前記コイルからの交流電力を制御して前記2次電池を充
    電する充電手段とを含むことを特徴とする遠隔制御用送
    信機。
JP7144951A 1995-06-12 1995-06-12 遠隔制御装置およびそれに用いる遠隔制御用送信機 Pending JPH08340640A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2337378A (en) * 1998-05-11 1999-11-17 Simon North Rechargeable remote control unit
JPWO2015137099A1 (ja) * 2014-03-14 2017-04-06 株式会社村田製作所 充電回路およびそれを用いたモジュール

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