JPH08340592A - ノイズを除去する勾配型マイクロホンアセンブリ - Google Patents

ノイズを除去する勾配型マイクロホンアセンブリ

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JPH08340592A
JPH08340592A JP8115948A JP11594896A JPH08340592A JP H08340592 A JPH08340592 A JP H08340592A JP 8115948 A JP8115948 A JP 8115948A JP 11594896 A JP11594896 A JP 11594896A JP H08340592 A JPH08340592 A JP H08340592A
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acoustic
port
microphone
microphone element
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JP8115948A
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Jr John Charles Baumhauer
チャールズ バウムハウアー ジョン
Larry A Marcus
アレン マーカス ラリー
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    • H04M1/03Constructional features of telephone transmitters or receivers, e.g. telephone hand-sets
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    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/32Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only
    • H04R1/34Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by using a single transducer with sound reflecting, diffracting, directing or guiding means
    • H04R1/38Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by using a single transducer with sound reflecting, diffracting, directing or guiding means in which sound waves act upon both sides of a diaphragm and incorporating acoustic phase-shifting means, e.g. pressure-gradient microphone
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マイクロホンアセンブリに関し、特にノイズ
を除去する勾配型マイクアセンブリに関する。 【解決手段】 接話ブロードサイドSOGマイクロホン
構成において、位置感度を減少させ音声感度を向上させ
る一方で背景雑音打消し効果も維持させるために、少な
くとも3つのポートが「勾配」平面に存在し、外側の隣
接する差分の2対のポートが話者の唇に向かう方向に配
置されるという、非共直線の様式で配置された3つのポ
ートを持つマイクロホンアンセンブリを採用する。この
ようにして内側のポートが話者の唇に常に近接すること
になり、外側ポートの差分のそれぞれの対が話者のもの
とものと見込める唇に向って実際配置されるため、より
高い空間勾配を発生させ、これにより高い音声感度が得
られるダイポールを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はマイクロホンアセンブリに関
し、特にノイズを除去する勾配型マイクロホンアセンブ
リに関する。
【0002】
【技術背景】電話のハンドセットはしばしば重大な音響
背景雑音のある環境で使用される。音響背景雑音信号は
電話のマイクロホンで検知された際、話者のものと見込
まれる信号と混合して、送信された話者信号の品質と明
瞭度を劣化させる。ひどく訛りのある話し手の信号は、
スピーチコーディングと圧縮が利用される新しいデジタ
ル通信システムに対して特別な問題を提供することにも
なりうる。
【0003】1次傾斜型(FOG)マイクロホンは接話
応用において、不要な音響背景雑音を分け隔てるために
使用されてきた。このようなFOGマイクロホンが音響
背景雑音を打ち消す際有効であったけれども、音響背景
雑音についてはより効果水準の高い打ち消しが望まれて
いる。
【0004】2次傾斜型(SOG)マイクロホンがFO
Gマイクロホンより効果の高い接話時の音響雑音打ち消
しが可能であることが知られている。SOGマイクロホ
ンはしばしば空間的に異なる2つのFOGエレメントを
用いており、その2つの信号は所望の2次空間差分(ま
たは「勾配」)を得るため電気的に減算される。最も先
行して知られた配置構成においては、空間的検知ポイン
トあるいは「ポート」は実質的に一直線上にある、つま
り共直線である。この時pが音圧でxが両ポートのX軸座
標とすると、音圧差は、
【数2】 として表される。このようなSOGマイクロホンの例
が、「エレクトレット変換器を使用する2次勾配型単一
指向性マイクロホン」JASA、58巻(1975年)
273−278ページという文献、及び1994年4月
21日に登録された「雑音打ち消しする差分マイクロホ
ンアセンブリ」と題する米国特許08/230,955
号でも申請され、G.M.セスラーとJ.E.ウェスト
によって発表された。あるいはもしもポートが直線上に
なく単一平面上にあるとしたら、代わりに音圧差は
【数3】 として表現できる。たとえば「単一振動板を使用した2
次勾配型雑音打ち消しマイクロホン」JASA、22巻
(1950年)592−601ページ、というW.A.
ビバースンとA.M.ウィギンスによる文献を参照のこ
と。
【0005】一般的に上記SOGマイクロホンは、より
進歩した接話音響背景雑音打ち消しを実現する。しかし
FOGおよび無指向性マイクロホンと比較すると一般的
にSOGマイクロホンは、様々のポートからの信号が完
全に減算する低周波数において特に、低い音声感度を持
つことが知られる。このことは、貧弱な電気的SN比の
話者送信信号をもたらすことになる。そのうえに、上に
記した米国特許申請08/230,955号で公開され
た構成で使われる2つのFOGエレメントの感度と周波
数応答のバランスを保つことが必要とされてきた。SO
Gマイクロホンは、話者のものと見込まれる唇すなわち
唇からの距離Rに関するハンドセットマイクロホンの位
置について特に敏感であることも知られている。この問
題の1つの解法がエルコ及びその他のものにより米国特
許5,303,307で1994年4月12日に公表さ
れている。さらに最近では、上に記した米国特許08/
230,955号で記述され共直線のポートを採用した
SOG(またはより特定すると「ブロードサイドSO
G」)マイクロホンアセンブリはこうした性能面で進歩
を遂げた。しかしながら、接話ブロードサイドマイクロ
ホンの性能をしっかり保証するためのさらなる進歩が望
まれている。FOGエレメントの感度と周波数応答のバ
ランス問題を解消する単一FOGエレメントを使用した
ブロードサイドSOGマイクロホン構成が、「単一振動
板2次差分マイクロホンアセンブリ」というタイトルで
1994年5月4日申請の米国特許08/237,79
8号で公開されている。別のブロードサイドSOGマイ
クロホン構成が、「バッフルドマイクロホンアセンブ
リ」というタイトルで1994年11月3日申請の米国
特許08/333,671号で公開されている。これら
公開された構成で、ポートは直線に沿って実質的に配置
されており共直線であり、重要な音圧差は
【数4】 で表される。それにもかかわらず、外側の(隣接した)
差分ポート(または「ダイポール」)と関連したポート
は、音声波をバッフル背面にある内側2つまたは外側2
つのポートから「遮蔽する」という目的のため堅いバッ
フルで分離されている。このような構成により、音声波
が4つ全てのポートへ遮蔽されることなくバッフル経由
で直接到達することのないことを実現している。このこ
とによってこれらマイクロホン設計応用における問題点
が提供されている。
【0006】
【発明の要旨】先行技術として知られる接話ブロードサ
イドSOGマイクロホン構成において、位置感度を減少
させ音声感度を向上させる一方で所望の背景雑音打ち消
し効果もしっかり維持できるさらなる進歩については、
少なくとも3つのポートが「勾配」平面に定義され存在
しそして外側の隣接する差分の2対のポートが話者のも
のと見込める唇に向かう方向に実際に配置するという、
非共直線の様式で配置された少なくとも3つのポートを
持つマイクロホンアセンブリを採用することによって実
現される。このようにして内側のポートが話者のものと
見込める唇に常に近接することになる。外側ポートの差
分のそれぞれの対が話者のものと見込める唇に向かって
実際配置されるため、より高い空間勾配を発生させ、こ
れによってより高い音声感度が得られるダイポールを形
成する。ここで重要なことは、話者のものと見込める唇
のマイクロホンアセンブリに対する相対位置が変化する
にしても、外側のポートの各差分の対のこの配置によっ
てダイポール感度が最小の変化になり、それゆえブロー
ドサイドSOGマイクロホン位置感度も最低になるとい
う結果となろう。この構成の他の良い点は、話者のもの
と見込める唇の方向によって、話者の唇の名目上の位置
からの角度偏移があってもやはり同様に位置感度を顕著
に減少させていることである。
【0007】より好ましい具体例においては、非共直線
の様式で配置された4つの異なったポートからの音響伝
送線の4つの異なった音響信号を受け入れる単一FOG
マイクロホンエレメントが採用される。4つのポートが
定義され、これらは話者のものと見込まれる唇方向に実
際に配置され、外側のポートの隣接差分をなす2つの対
を含む「勾配」平面内に存在する。こうして内側のポー
トは常に話者のものと見込まれる唇に近接する。外側の
ポートの差分をなす対それぞれは、話者のものと見込ま
れる唇に向かう方向に実際位置するため、高い空間勾配
を生みそのためより高度の音声感度をも得られるダイポ
ールを形成する。FOGエレメント振動板のそれぞれの
側に関して外側のポートはプラス(+)ポートで内側の
ポートはマイナス(−)ポートである。または逆の場合
も同じである。
【0008】
【詳細な説明】図1は本発明を具体化しているマイクロ
ホンアセンブリを含むたとえばセルラハンドセット(ハ
ウジング)100の透視図である。図示されるように、
ハンドセット100の表面には音響エネルギーすなわち
音の進入が許される2つの外側ポート102と103及
び2つの内側ポート104と105がある。以下に詳し
く説明するように、内側ポート104と105が非外側
ポート102と103と関連して共直線ポートのマイク
ロホンアセンブリに配置されていることを忘れないよう
に。付け加えると内側ポート104と105はそれぞれ
外側ポート102と103と組んで、ハンドセット10
0の表面101に沿って106から離れる方向に位置す
るダイポールを形成し、この方向は事実上話し手のもの
と見込める唇に向かう方向なのである。図1に示すよう
に、外側ポート102と103はプラス(+)とレッテ
ルが貼られ、内側ポートはマイナス(−)とレッテルが
貼られている。外側ポートがマイナス(−)、内側ポー
トがプラス(+)とレッテルを貼ろうとすれば貼れるこ
とは明らかである。付け加えると、表面101はハンド
セット100の表面106と垂直である必要は必ずしも
ないし、ある応用例では、曲面をなしている。その上、
話者音声の音場はポート102から105全てに自由に
遠慮なく近づく事ができることが明記されるべきであ
る。すなわち音場は、ポート102から105のどれか
にはいらないようにバッフルのようなもので遮蔽されて
はいない。こうして各ダイポールを形成する(+)と
(−)ポートを結ぶ線は実質的に音場(音響エネルギ
ー)に接近する上で何の障害物もない、すなわち自由空
間にあるということが分かる。
【0009】図2は図1で示したマイクロホンアセンブ
リの部分断面の分解透視図である。図1で示したものと
同一視できる図2で示すエレメントは同じように数字が
付けられている。特に、外側ポート102と103及び
内側ポート104と105は面101上に示されてい
る。内側ポート105に進入する音は音響伝送線経由
で、つまり管や導管のようなもの201を通り、マイク
ロホンエレメント202の第1側面へ伝送される。同様
に内側ポート104(破線で示している)に進入する音
は、マイクロホンエレメント202の第1側面へ、伝送
線201と同様であるがそれに関して鏡像を成すところ
の(やはり破線で示す)音響伝送線201’を通り伝送
される。マイクロホンエレメント202はなるべくなら
双指向性FOGマイクロホンエレメントが好ましく、た
とえばよく知られた技術としてはエレクトレット変換器
である。外側のポート102と103に進入した音はそ
れぞれマイクロホンエレメント202の第2側面へ、等
しい長さの音響伝送線203と203’を経由して伝送
される。この具体例において内側ポート104と105
に関する音響伝送線の寸法が互いに等しく、しかも外側
ポート102と103に進入した音をマイクロホンエレ
メント202へ伝送する音響伝送線にも実質的に等しい
ことを銘記すること。外側ポート102と103及び内
側ポート104と105の寸法関係は再度、図10に関
係して以下でより詳しく記述されるだろう。各音響伝送
線とそれに関連したポートが3600Hz以上の「基
本」音響共振周波数をもたらし、3600Hz以下には
ないことは銘記すべきである。音響周波数応答の中のこ
の比較的高い「Q」ピークは、関心のある帯域、とりわ
け電話で使用される200−3300Hzの中にある
か、または近接しているならフィルタにかけられる必要
がある。付け加えると、マイクロホンの勾配面にある2
つの外側ポートはお互いに連結され、実質的に直線であ
る音響伝送線でマイクロホンエレメントの一方の側面に
伝達される。音響伝送線とそれに関連したポートの共振
周波数を3600Hz以上に保つことによって上位帯域
が伝送線長で決まる(?)ことはさらに銘記すべき事で
ある。このことによって電話機内の複雑なフィルタリン
グの必要性及び同様の帯域幅の応用が不要となる。こう
して、規定した寸法d1とd2及びこれで決まる性能を
求めて、管の長さが極小化されるに違いない。これはオ
フセット「αd2」により最も効果的な方法で我々の発
明したマイクロホンで実現した。その結果として共振周
波数は3700−4000Hzで得られた。一方知られ
ている先行技術はこれに反して3500Hzの共振周波
数を持っている。ポートと管は長方形である必要はない
ことを銘記しておこう。等しい物理的長さの管が最適な
性能実現するためには十分ではあるが、主な要件は単純
に、管と関連した基本音響共振周波数とその関連ポート
とが適合することである。
【0010】図3は図1で示した本発明のマイクロホン
アセンブリを使用しているハンドセットの1部分の別の
透視図である。図1で示したものと同一視できる図3の
エレメントが同様に番号付けされており、それ故に再度
詳細記述することはしていない。唯一の違いは、図3で
示したオプションのフリップリッド108を含んでいる
ことである。フリップリッド108は、しかしながら本
発明のマイクロホンアセンブリ本来の機能のためには必
要としていない。付け加えるとフリップリッド108
は、マイクロホンアセンブリポートあるいは伝送線つま
り管のどれも含んでいないし、しかもリッドの開閉を楽
にするための隙間がフリップリッドと面106の間にあ
る。
【0011】図4は本発明を具体化している第2のマイ
クロホンアセンブリの具体例を使用するハンドセットの
1部分の透視図である。この具体例で示しているよう
に、内側ポート404と405がハンドセットの表面4
01上にある一方で外側ポート402(見えない)と4
03はそれぞれハンドセットの右、左の側面にある。こ
のように見て分かるように内側ポート404と405及
び外側ポート402と403は実際互いに垂直な面に位
置しており、したがって同一面上には存在していない。
付け加えると、内側ポートと外側ポートが存在する面は
互いに平行である必要はない。402から405のポー
トは、図1の102、103、104及び105のポー
トと同一の寸法関係を実現するようにこの具体例で配置
されている。401から404までのポートから音響エ
ネルギーをマイクロホンエレメントへ供給している音響
伝送線すなわち管は、図2で示しているものとはいくら
か異なって構成されているだろうことは専門技術者には
明白である。ポートの寸法関係の重要性についてはまた
図10に関連し、以下でより詳細に記述されるだろう。
【0012】図5は本発明を具体化している第3のマイ
クロホンアセンブリの具体例を使用するハンドセットの
1部分の透視図である。この具体例で示しているよう
に、内側ポート504と505がハンドセットの表面5
01上にある一方で外側ポート502(十分示していな
い)と503はハンドセットの表面501から窪んだ面
に位置している。しかしながら、502から504のポ
ートは、図1の102、103、104及び105のポ
ートと同一の寸法関係を実現するように配置されてい
る。ポートの寸法関係の重要性についてはまた図10に
関連し、以下でより詳細に記述されるだろう。
【0013】図6は本発明を具体化している第4のマイ
クロホンアセンブリの具体例を使用するハンドセットの
1部分の透視図である。この具体例で示しているよう
に、内側ポート604と605がハンドセットの表面6
01上にある一方で外側ポート602と603はハンド
セットの表面601から窪んでいる。602から605
のポートは、図1の102、103、104及び105
のポートと同一の寸法関係を実現するようにこの具体例
で配置されている。ポートの寸法関係の重要性について
はまた図10に関連し、以下でより詳細に記述されるだ
ろう。
【0014】図7は本発明を具体化している第5のマイ
クロホンアセンブリの具体例を使用するハンドセットの
1部分の透視図である。この具体例で示しているよう
に、外側ポート702と703がハンドセットの表面7
01上にある一方で内側ポート704と705はハンド
セットの盛り上がった表面706上にある。702から
705のポートは、図1の102、103、104及び
105のポートと同一の寸法関係を実現するようにこの
具体例で配置されている。ポートの寸法関係の重要性に
ついてはまた図10に関連し、以下でより詳細に記述さ
れるだろう。
【0015】図4から7で示した具体例について、
(+)と(−)のポート両者を含む一平面は必ずしもハ
ンドセットの表面106に垂直である必要がないことに
注意。さらに内側マイナス(−)の2ポートと外側プラ
ス(+)の2ポートを含む複数の表面は必ずしも平行で
ある必要もなく、互いにある相対角度を持つことがで
き、その角度の重要性は2次的である。
【0016】図8は共直線形式で構成されたポートを持
つマイクロホンアセンブリの先行技術の説明図であり、
外側のポート対に対する話者の相対位置の変化を示す。
示すようにポート801、802、803及び804は
共直線形式で配置されている。外側の2対のポート、特
定すると801と802及び903と804が、マイク
ロホンアセンブリ全体に寄与するFOGダイポールを形
成する。各ダイポールと関連した極性指向性パターンは
本質的に破線で示したような「8の字」パターンであ
り、プラスからマイナスの方向、つまり水平軸に沿って
配置されている。同様な極性指向性パターンがポート8
03と804に関してあるが、明快な説明のため図示し
ていないことに注意されたい。名目的な話者唇の位置T
からハンドセットに近ずく音声波は角δで各ダイポール
に近ずくように見え、示されるように角δは比較的に9
0°に近い。示している例では、角δは大体73度であ
る。話者位置Tに関す角δが極性指向性パターンのピー
クδ=0からほど遠いため、ダイポールの出力感度つま
りブロードサイドSOGマイクロホンの出力感度は高く
なりようがない。名目的な話者位置Tは垂直軸上で図示
する話者の居る範囲内で変化するにつれて、角度デルタ
が変化するように見える。この変化は比較的90度に近
いところで、ダイポールの8の字形の指向性パターンの
ゼロを引き起こすため、ブロードサイドSOGマイクロ
ホンの出力に比較的大きな変化が起きる。この先行技術
構成の寸法d1とd2が図9と10で示されるように本
発明のマイクロホンアセンブリと同一寸法であるように
選択されたとしたら、先行技術の構成と本発明の望まし
い具体例との比較が成立する。
【0017】図9は図1及び3から7で示される非共直
線形式で構成されたポートを持つ本発明マイクロホンア
センブリ具体例の説明図であり、外側のポート対に対す
る話者の相対位置の変化を示す。102と104及び1
03と105の各外側のポート対はダイポールを形成し
ている。各ダイポールの軸はポートの中心を通る。示す
ようにポート102、104、105及び103は非共
直線様式で配置している。外側ポートの2対、特定する
と102と104及び105と103はマイクロホンア
センブリ全体に寄与するFOGダイポールを形成する。
各ダイポールと関連した極性指向性パターンは8の字パ
ターンであり、破線で示すようにプラスからマイナス方
向に配列している。極性指向性パターン1つだけが明快
な説明のために示されていることに再び注意のこと。名
目上の話者唇位置Tから各ダイポールに到達する音声
は、図示するようにこの例では約28度の角度δで各ダ
イポールに入射するように見える。名目上話者位置Tか
らの名目角δがこの具体例で28度であり、相対的にδ
=0に近いところで8の字極性の指向性パターンのピー
クになることから、ダイポールの従ってブロードサイド
SOGマイクロホンの出力感度が最適出力感度に近いと
ころにある。名目上の話者唇位置Tが垂直軸上に示され
る話者範囲内で変化するにつれて、角δは変化するよう
に見える。この変化は、相対的にδ=0に近いところで
極性指向性パターンのピークになる角度δに関して起き
るかのようであるために、それは、ダイポールのあるい
は結果としてのブロードサイドSOGマイクロホンの出
力感度に大きな変化を起こす原因にはならない。これは
結局ブロードサイドSOGマイクロホンの低感度に帰着
する。電気的高SN比に帰着する。図9のスケールは明
解な解説のため実際の2倍であることに注意のこと。
【0018】図10は本発明を記述する際有効な図1及
び3から7のマイクロホンポートの寸法関係を図示して
いる。上に記したようにブロードサイドSOGマイクロ
ホンポート102、104、105及び103は図示の
ように非共直線形式で配置されている。内側ポート10
4と105は話者唇位置Tへより接近した位置にあるこ
とに注意。これら4ポートすなわち102から105は
話者唇位置Tに向かう並ぶ「傾斜平面」上にありしかも
それを定義している。この例においてX軸は内側または
マイナス(−)ポート104と105を通っているもの
として定義され、Y軸はX軸に直交しているものとして
定義されている。XとY座標の原点はポート104と1
05の中間点1001に位置している。直交Y軸は点1
001の原点から話者唇位置Tを通り伸びている。ポー
ト102と104及び103と105で形成されている
各ダイポールのX軸上の分離距離はd2として示されて
いる。距離d1は外側ポート102と内側ポート105
とのX軸上の距離である。距離d1は、ポート102と
104及びポート103と105で形成されている各ダ
イポールの重心間のX軸上での距離でもあると見ること
ができる。各ダイポールは、4ポート102と104及
び103と105が非共直線様式で配置されているため
X軸に関して角βで傾いている。プラス(+)または外
側ポート102と103はこのようにしてY=−αd2
に位置している。このようにして、各ダイポールのプラ
ス(+)とマイナス(−)のポート間のY軸上の分離距
離はαd2である。tanβ =αと見ることができる。角
度θは正のX軸に関して話者唇位置Tの方位角を測定し
てだす。この角座標θは本発明のブロードサイドSOG
マイクロホンの極性指向性マイクロホンの近傍及び遠隔
のパターン考察の際有効であろう。θ=90°は「ブロ
ードサイド」方向として定義されていると銘記のこと。
この例でY軸上に示される距離Rは、ブロードサイドS
OGマイクロホンの原点に対する話者唇位置Tからの臨
界距離を測っている。或る1例でR=2インチ、d1=
1.25インチ、d2=0.2インチ及びα=1とする
が、本発明の範囲限定と解釈しないように。図10のス
ケールは明解な説明のために実際のスケールの2倍であ
ることに注意。こらら好ましい寸法に対して、β=βp
は45度である。その他の具体例に関しては、これらの
寸法は変わり、それにつれてβp も変わるかもしれな
い。一般に好ましいβp は、
【数5】 度と定義することができる。この式から得られる好まし
いβp から外れている値を採用するその他の具体例に関
しては、βはβ=10度の最小値とβ=90度の最大値
で範囲付けれられるべきだという事を熟考する必要があ
る。これはなぜかというと、図9で議論した相対的にゼ
ロに近い角度δを持つ事の利点が得られないだろうとい
うこれら制限を越えてしまうからだ。もちろん本発明で
得られる最適な利益を得たいと思うなら、βp の好まし
い値を使用する必要がある。付け加えると、本発明の御
利益を認識するためには、ポート102から105が
(+)、(+)と(−)、(−)であるような対である
ことに注意する必要がある。上記のように内側ポート2
つとも(+)、(+)外側ポート2つとも(−)、
(−)であると良い。
【0019】図11は図1で示したブロードサイドSO
Gマイクロホンの対周波数出力感度のグラフである。感
度の単位はdBV/0.1Pa、周波数はヘルツ(H
z)である。このデータは、距離R=2インチ、θ=9
0度の話者、すなわち近接音声源及び距離R=39.4
インチ(1メートル)、θ=90度の遠隔の雑音源の両
者を示している。どちらの場合も距離Rの音源は全ての
周波数でブロードサイドSOGマイクロホンの原点にお
いて同一音圧を供給するように調整されている。各周波
数での2つのカーブの差異は「軸上」(θ=90度、あ
るいはブロードサイド))雑音打ち消しと定義される。
この軸上雑音打ち消しは、全ての接話勾配型マイクロホ
ンの特性であるところの高度な周波数依存性があるよう
に見える。雑音打ち消しの最大値は低い周波数で起きて
いるようである。幸いにも多くの背景雑音スペクトルは
低い周波数でより優勢である。特に、500Hzと20
00Hzでそれぞれ8dB、3dBである本発明ブロー
ドサイドSOGマイクロホンの軸上雑音打ち消しのデー
タを示している。4000Hzでのピークは、ポートか
らマイクロホンエレメントまでの音波の導波管における
定常波に大きく依存している。1KHz、R=2インチ
の話者感度は−65dBV/0.1Paのようである。
この感度レベルは、ここで好ましいとされたと同様の距
離d1とd2を持つ先行技術のブロードサイドSOGマ
イクロホンで得られるであろうところのレベルより10
dB以上高い。この高い出力感度、つまり電気的SN比
は、商品の中で商業的に成功して使われてきているFO
Gマイクロホンのそれに比べ約3−4dB低いだけであ
る。この高い出力感度については、本発明のブロードサ
イドSOGマイクロホンが先行ブロードサイドSOGマ
イクロホンの上をゆく主要な長所の1つである。
【0020】図12は図1で示したマイクロホンから話
者の唇までの距離Rに対するブロードサイドSOGマイ
クロホンの出力感度のグラフである。すでに言及したよ
うに、話者のものと見込める唇の距離Rとマイクロホン
に関する唇の方位角θの両者に関するブロードサイドS
OGマイクロホン出力感度における変化は、先行するブ
ロードサイドSOGマイクロホンアセンブリの限界とし
て知られる。これら2つの変化は共同でブロードサイド
SOGマイクロホンの位置感度として定義することがで
きる。図12は、ブロードサイドすなわちθ=90度で
500と2000Hzの周波数におけるインチRに対す
る位置感度を示す。このデータにおける名目のRは2イ
ンチを選択してきていた。この名目値に関するRの変動
は使用者の好みや習慣によるのはもちろんハンドセット
の物理的設計にも依存するだろうから、我々はここで2
±1インチにわたる位置感度変化を特性付けることを選
んでいる。このデータから1から3インチまで行くと出
力感度が500Hzで15dB落ちることを見て取るこ
とができる。本発明のブロードサイドSOGで達成した
位置感度はFOGマイクロホンの典型的な感度(13−
14dB)と殆ど同じくらい低い。人の唇のような球形
音源からの音圧はおおよそ1/Rに比例して降下するこ
とから、無指向性マイクロホンでさえ全ての周波数で
9.5dBの範囲を超える出力の感度降下を持つであろ
うことは銘記されるべき事である。本発明の具体例に関
すこれら感度降下は、同様のd1とd2を持つ先行技術
のブロードサイドSOGマイクロホンに関するデータお
よびRと比較して良好である。すなわち先行技術のブロ
ードサイドSOGマイクロホンだとすると出力感度は、
1−3インチの範囲500Hzで約18dB以上の降下
がある。このようにして、我々の独創的なブロードサイ
ドSOGマイクロホンという発明のこの具体例では、話
者のものと見込める唇までの距離変動に対して低感度で
あるように見える。
【0021】図13は、R=2インチ、500と200
0Hzにおいて話者のものと見込まれる唇の方位角θに
対する図1で示したブロードサイドSOGマイクロホン
の出力感度のグラフである。このデータはこの独創的な
SOGマイクロホンのまた別の長所を例示している。す
なわち角方向感度の降下である。定数Rに関して、出力
感度が3dB降下するところの名目的話者方向θ=90
度からの角度偏移として角方向感度を定義する。すると
これは500Hzにおいては約±45度の角度偏移で起
こるように見える(90度回ったところにこの鏡像特性
があることに注意)。比較すると、我々の独創的なブロ
ードサイドSOGマイクロホン同様の寸法d1、d2及
びRを持つ図8で示したようなブロードサイドSOGマ
イクロホンアセンブリの先行技術だとしたら、500H
zで対応する3dBポイントは25度であろう。こうし
てこの比較により、我々の独創的なブロードサイドSO
Gマイクロホンの角方向感度が改善された事つまり角度
に伴う感度変化がより少なくなっていることが論証され
る。この角方向感度の改善については図12で示した相
補的半径軸方向の感度改善に照らしてこの見地から見な
ければならない。
【0022】図14は、周波数500と2000Hzに
おいて距離R=39.4インチ(1メーター)にある雑
音源の方位角θに対する図1で示したブロードサイドS
OGマイクロホンの出力感度のグラフである。図11で
早くも我々は我々の独創的ブロードサイドSOGマイク
ロホン発明の90度の軸上における雑音打ち消し改善を
見た。図14のデータは、θ=90度の遠隔音源に比較
されたこの独創的ブロードサイドSOGマイクロホンの
相対感度が色々な周波数において早くから参考になるこ
とを示している。それから明らかに、本SOGマイクロ
ホンの雑音打ち消し値全体については、ブロードサイド
SOGマイクロホンに達するランダム入射する雑音ある
いは拡散雑音を仮定すると、図11で見られたものより
以上のものがある。計測でいう指向性係数(DI)が各
周波数において図14のデータから直接得る事ができ、
これはブロードサイドSOGマイクロホンで実現され図
14で示される軸上と軸から離れた方向での付加的雑音
打ち消しを表すものである。このデータに関する指向性
係数は500と2000Hzについてそれぞれおおよそ
5dBと2dBである。こうして我々のブロードサイド
SOGマイクロホンの雑音打ち消しの全体値は500と
2000Hzにおいてそれぞれ13dBと5dBであ
る。これは、我々の独創的ブロードサイドSOGマイク
ロホンと同様のd1、d2及びRを持つ図8の先行技術
のブロードサイドSOGマイクロホンについての雑音打
ち消し全体値と比較して近いものとなっている。
【0023】図15は3ポートマイクロホンアセンブリ
を使用している本発明の他の具体例を含むたとえばセル
ラ電話ハンドセットの透視図である。それは図1で示す
ような内側ポート(−)104と105が共通に位置し
ている特別な場合である。当然、ポートとそれらに対応
する伝送線は全ての管が同一長を持っているようなもの
である必要がある。これを達成するためには、図2で示
されるような管の構造に調整が行われる必要があるだろ
う。
【0024】図16は本発明を記述する際有効な、図1
5で示したマイクロホンアセンブリの3ポートの寸法関
係を例示している。図10と比較した図16の主な違い
はd2の値とd1が存在しないことである。
【0025】本発明は単一FOGマイクロホンエレメン
トを使用して説明を行ってきたけれど、本発明の本質ま
たは範囲から離れることなく他の構成が採用されること
もある。たとえば2つのFOGマイクロホンエレメン
ト、4つの無指向性マイクロホンエレメントまたはその
ような物が本発明を実施する上で選択的に採用されるこ
とがあるかもしれない。もちろんFOGマイクロホンエ
レメントの構成であれば、たとえば図9で前述したこの
独創的ブロードサイドSOGマイクロホンの2つのダイ
ポールの代わりに単純にその2つのエレメントを使用す
るだろう。この代替構成の両者において、音響伝送線は
ブロードサイドSOGマイクロホンに使用される物より
もずっと短くでき、しかも電気的減算が使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】4ポートマイクロホンアセンブリを使用してい
る本発明の具体例を含むたとえばセルラ電話ハンドセッ
トの透視図である。
【図2】底面101の分解透視図であり、図1で示した
マイクロホンアセンブリの詳細を例示する図である。
【図3】図1で示したマイクロホンアセンブリを使用し
ているハンドセットの別の部分透視図である。
【図4】本発明を具体化しているマイクロホンアセンブ
リの第2の具体例を使用しているハンドセットの部分透
視図である。
【図5】本発明を具体化しているマイクロホンアセンブ
リの第3の具体例を使用しているハンドセットの部分透
視図である。
【図6】本発明を具体化しているマイクロホンアセンブ
リの第4の具体例を使用しているハンドセットの部分透
視図である。
【図7】本発明を具体化しているマイクロホンアセンブ
リの第5の具体例を使用しているハンドセットの部分透
視図である。
【図8】共直線の様式で配置されたポートを持つ先行技
術であるブロードサイドSOGマイクロホンあせんぶり
の説明図であり、外側ポートの差分対の方向性つまりダ
イポールが、マイクロホンにおける感度と話者のものと
見込める唇の位置による変化を持つということを例示す
る図である。
【図9】非共直線の様式で配置されたポートを持つ本発
明のマイクロホンアセンブリ具体例の説明図であり、外
側ポートの差分対の方向性つまりダイポールが、マイク
ロホンにおける感度と話者のものと見込める唇の位置に
よる変化を持つということを例示する図である。
【図10】本発明を記述する際有効な、図1及び図3か
ら7で示したマイクロホンポートの寸法関係を例示する
図である。
【図11】図1で示したブロードサイドSOGマイクロ
ホンの近接音声と雑音の対周波数出力感度のグラフを表
わす図である。
【図12】図1で示したマイクロホンから話者の唇まで
の距離Rに対するブロードサイドSOGマイクロホンの
出力感度のグラフを表わす図である。
【図13】図1で示したマイクロホンから距離R=2イ
ンチにある話者のものと見込まれる唇の方位角θに対す
るブロードサイドSOGマイクロホンの出力感度のグラ
フを表わす図である。
【図14】図1で示したマイクロホンから距離R=3
9.4インチ(1メーター)にある雑音源の方位角θに
対するブロードサイドSOGマイクロホンの出力感度の
グラフを表わす図である。
【図15】3ポートマイクロホンアセンブリを使用して
いる本発明の他の具体例を含むたとえばセルラ電話ハン
ドセットの透視図である。
【図16】本発明を記述する際有効な、図15で示した
マイクロホンアセンブリの3ポートの寸法関係を例示す
る図である。
【符号の説明】
100 セルラハンドセット 101 底面 102 外側ポート 103 外側ポート 104 内側ポート 105 内側ポート 106 表面 108 フリップリッド 201 管あるいは導管のような物 202 マイクロホンエレメント 203 音響伝送線 706 盛り上がった表面 1001 原点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリー アレン マーカス アメリカ合衆国 47038 インディアナ, フィッシャーズ,ウィローブルック ドラ イヴ 718

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの外側ポートと少なくと
    も1つの内側ポートが、該少なくとも1つの内側ポート
    が話者のものと見込める唇に該少なくとも2つの外側ポ
    ートよりも近接する位置に存在するように、非共直線の
    様式で配置されているところの、音響エネルギーの進入
    が許される該少なくとも2つの外側ポートと該少なくと
    も1つの内側ポートを持つハウジングからなる装置にお
    いて、該装置が:該ハウジングに収容された少なくとも
    1つのマイクロホンエレメント;該少なくとも2つの外
    側ポートの一方に進入した音響エネルギを該少なくとも
    1つのマイクロホンエレメント上の第1の位置へ伝送す
    るための第1の音響伝送線;該少なくとも2つの外側ポ
    ートの他方に進入した音響エネルギを該少なくとも1つ
    のマイクロホンエレメント上の第1の位置へ伝送するた
    めの第2の音響伝送線;及び該少なくとも1つの内側ポ
    ートに進入した音響エネルギを該少なくとも1つのマイ
    クロホンエレメント上の第2の位置へ伝送するための第
    3の音響伝送線を含むことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、該少な
    くとも1つのマイクロホンエレメントが音響エネルギが
    供給される該第1と第2の位置を持つ1次勾配型マイク
    ロホンエレメントであることを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、該音響
    伝送線それぞれが音響エネルギを伝送する時関連したポ
    ートから該マイクロホンエレメントの該位置まで等しい
    長さを持つことを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、該音響
    伝送線と関連したポートのそれぞれが3600Hz以上
    の基本音響共振周波数を持つように構成設計され、36
    00Hz以下に基本音響共振周波数を持たない構成とし
    たことを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、更に音
    響エネルギの進入を許す少なくとも1つの追加内側ポー
    トを含み、しかも該少なくとも2つの外側ポートと該少
    なくとも1つの他方の内側ポートについて、2つの内側
    ポートが該話者のものと見込める唇に対し該少なくとも
    2つの外側ポートより近接して位置するように、非共直
    線の様式で構成され;及び更に少なくとも第4の音響伝
    送線を含み、 該第3の音響伝送線と少なくとも第4の伝送線の一方
    が、該少なくとも1つの追加ポートから音響エネルギを
    該少なくとも1つのマイクロホンエレメントの該第2の
    位置へ伝送し;及び該第3の音響伝送線と少なくとも第
    4の伝送線の他方が、該少なくとも1つの内側ポートか
    ら音響エネルギを該少なくとも1つのマイクロホンエレ
    メントの該第2の位置へ伝送するような構成としたこと
    を特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、該少な
    くとも1つのマイクロホンエレメントが、該音響エネル
    ギが供給される該第1と第2の位置を持つ1次勾配型マ
    イクロホンエレメントであることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の装置において、該音響
    伝送線それぞれが関連したポートから、音響エネルギを
    伝送する該少なくとも1つのマイクロホンエレメントの
    位置まで等しい長さを持つことを特徴とする、音響エネ
    ルギーの進入が許される該少なくとも2つの外側ポート
    と該少なくとも1つの内側ポートを持つハウジングから
    なる装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の装置において、該音響
    伝送線と関連したポートのそれぞれが3600Hz以上
    の基本音響共振周波数を持つように構成設計され、36
    00Hz以下に基本音響共振周波数を持たない構成とし
    たことを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の装置において、2つの
    内側ポートと2つの外側ポートを含み、実質的に該話者
    のものと見込める唇に向かって位置する勾配平面を形成
    する4つのポートが存在することを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、該勾
    配平面上の該2つの外側ポートが、該少なくとも1つの
    マイクロホンエレメントの該第2の位置へ音響エネルギ
    を伝送する直線伝送路を形成する上記第1と第2の音響
    伝送線によって接続されていることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の装置において、該2
    つの内側ポートを通るとして定義された該X軸と該X軸
    と直交するものとして定義された該Y軸からなる該勾配
    平面から構成されることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置において、第
    1の外側ポートと関連した第1の内側ポートが第1のダ
    イポールを形成、第2の外側ポートと関連した第2の内
    側ポートが第2のダイポールを形成、及び該ダイポール
    それぞれが該ダイポールを形成する該ポートの中心を通
    るダイポール軸を持つ構成を特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の装置において、該
    X軸と該各ダイポール軸となす角度がゼロ(0)度より
    大きいことを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の装置において、該
    X軸と該各ダイポール軸となす角度が10から90度の
    範囲内にあることを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載の装置において、R
    を該X軸の原点から該Y軸に沿って該話者のものと見込
    める唇までの臨界距離とすると、該X軸と該各ダイポー
    ル軸となす角度が望ましくは、 【数1】 度であることことを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の装置において、該
    少なくとも1つのマイクロホンエレメントが該音響エネ
    ルギの供給される該第1と第2の位置を持つ1次勾配型
    マイクロホンエレメントであることを特徴とする装置。
JP8115948A 1995-05-11 1996-05-10 ノイズを除去する勾配型マイクロホンアセンブリ Withdrawn JPH08340592A (ja)

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US08/438,826 US5651074A (en) 1995-05-11 1995-05-11 Noise canceling gradient microphone assembly
US08/438826 1995-05-11

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