JPH08340317A - 通信装置および通信方法 - Google Patents
通信装置および通信方法Info
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- JPH08340317A JPH08340317A JP7144897A JP14489795A JPH08340317A JP H08340317 A JPH08340317 A JP H08340317A JP 7144897 A JP7144897 A JP 7144897A JP 14489795 A JP14489795 A JP 14489795A JP H08340317 A JPH08340317 A JP H08340317A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 他システムからデータを読まれる虞がなく、
かつ安定した送受信ができ、しかもデータ送信に関し送
信待ちの発生しない通信装置および通信方法を提供す
る。 【構成】 予め送信機100側に複数の送信用符号列
(1〜4)を記憶しておき、データ送信するときは、ま
ずこの記憶された符号列(1〜4)を順次受信機200
側に送信する。一方、受信機側は、送信機側から送信さ
れた各符号列のエラーレートをエラーレート測定部23
で測定し、この測定されたエラーレートに基づいて送信
機100側に記憶された複数の符号列(1〜4)のうち
の1つを通信用符号列として選択する。
かつ安定した送受信ができ、しかもデータ送信に関し送
信待ちの発生しない通信装置および通信方法を提供す
る。 【構成】 予め送信機100側に複数の送信用符号列
(1〜4)を記憶しておき、データ送信するときは、ま
ずこの記憶された符号列(1〜4)を順次受信機200
側に送信する。一方、受信機側は、送信機側から送信さ
れた各符号列のエラーレートをエラーレート測定部23
で測定し、この測定されたエラーレートに基づいて送信
機100側に記憶された複数の符号列(1〜4)のうち
の1つを通信用符号列として選択する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スペクトラム拡散通
信方式を利用した通信装置および通信方法に関し、特
に、安定したデータ通信ができるようにした通信装置お
よび通信方法に関する。
信方式を利用した通信装置および通信方法に関し、特
に、安定したデータ通信ができるようにした通信装置お
よび通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式は、伝送した
い信号の周波数帯域幅に比べて、ずっと広い帯域幅に搬
送波を広げて通信する変調方式で、送信データをPN符
号(pseudo noise、疑似雑音符号)に変調
して送信する。
い信号の周波数帯域幅に比べて、ずっと広い帯域幅に搬
送波を広げて通信する変調方式で、送信データをPN符
号(pseudo noise、疑似雑音符号)に変調
して送信する。
【0003】ここで、従来のスペクトラム拡散通信方式
を図7乃至図11を参照しながら説明する。
を図7乃至図11を参照しながら説明する。
【0004】図7は送信側でPN符号が生成され、電波
として送出されるまでの様子を示す概略構成図で、送信
したい情報データ51はPN発生器52でPN符号にス
ペクトラム拡散変調されてPN符号53とされ、さらに
ミキサー54で搬送波生成器55で生成された搬送波5
6とミキシングし、電波57として拡散符号を送出す
る。
として送出されるまでの様子を示す概略構成図で、送信
したい情報データ51はPN発生器52でPN符号にス
ペクトラム拡散変調されてPN符号53とされ、さらに
ミキサー54で搬送波生成器55で生成された搬送波5
6とミキシングし、電波57として拡散符号を送出す
る。
【0005】また、図8は、受信側で拡散符号が復号化
されるまでの様子を示す概略構成図で、受信した電波5
7は増幅器61で増幅されて相関器62で逆スペクトラ
ム拡散変調され、さらに検波器63で検波されて相関パ
ルス64が得られ、複号化部65で複号される。
されるまでの様子を示す概略構成図で、受信した電波5
7は増幅器61で増幅されて相関器62で逆スペクトラ
ム拡散変調され、さらに検波器63で検波されて相関パ
ルス64が得られ、複号化部65で複号される。
【0006】次に、図9は図7に示した送信側で情報デ
ータ51がPN発生器52でPN符号53にスペクトラ
ム拡散変調される場合の様子を示すタイムチャートであ
る。これは図11に示したPN発生器52(LFSR、
リニアフィールドバックシフトレジスタ)を使用して、
特定の生成多項式を使用して生成される。
ータ51がPN発生器52でPN符号53にスペクトラ
ム拡散変調される場合の様子を示すタイムチャートであ
る。これは図11に示したPN発生器52(LFSR、
リニアフィールドバックシフトレジスタ)を使用して、
特定の生成多項式を使用して生成される。
【0007】例えば、図11に示したように6段のシフ
トレジスタ(70−1、70−2、70−3、70−
4、70−5、70−6、70−7)を有する場合、 (1)X6+X5+X2+X+1、 (2)X6+X+1、 (3)X6+X5+X2+X+1、 の3種の生成多項式を使用して生成される。
トレジスタ(70−1、70−2、70−3、70−
4、70−5、70−6、70−7)を有する場合、 (1)X6+X5+X2+X+1、 (2)X6+X+1、 (3)X6+X5+X2+X+1、 の3種の生成多項式を使用して生成される。
【0008】例えば、データ1を生成多項式X6+X5
+X2+X+1(以下、この生成多項式を生成多項式
(6.5.2.1)と略記する場合がある)で符号化
し、データ0を生成多項式X6+X+1(以下、この生
成多項式を生成多項式(6.1)と略記する場合があ
る)で符号化するとする。
+X2+X+1(以下、この生成多項式を生成多項式
(6.5.2.1)と略記する場合がある)で符号化
し、データ0を生成多項式X6+X+1(以下、この生
成多項式を生成多項式(6.1)と略記する場合があ
る)で符号化するとする。
【0009】すると、図9に示すごとく、情報データ5
1のデータのうち最初のデータ51aは「0」データな
ので生成多項式(6.1)で符号化されてPN符号53
aに変調され、2番目のデータ51bは「1」データな
ので生成多項式(6.5.2.1)で符号化されてPN
符号53bに変調される。以下も同様である。
1のデータのうち最初のデータ51aは「0」データな
ので生成多項式(6.1)で符号化されてPN符号53
aに変調され、2番目のデータ51bは「1」データな
ので生成多項式(6.5.2.1)で符号化されてPN
符号53bに変調される。以下も同様である。
【0010】次に、図10は図8に示した受信側で、受
信したPN符号を相関パルスに変調するまでの様子を示
すタイムチャートである。ところで、受信側での復調
は、受信したPN符号パターンと同一のパターンのみを
検出する相関器62によって行われる。
信したPN符号を相関パルスに変調するまでの様子を示
すタイムチャートである。ところで、受信側での復調
は、受信したPN符号パターンと同一のパターンのみを
検出する相関器62によって行われる。
【0011】例えば、図9では生成多項式(6.5.
2.1)と生成多項式(6.1)を使用して符号化した
ので、生成多項式(6.5.2.1)のパターンを検出
する相関器と生成多項式(6.1)のパターンを検出す
る相関器の2種の相関器を使用して検出される。なお、
図8の説明では、説明の便宜上相関器62で上記のごと
き複数の相関器を代表している。
2.1)と生成多項式(6.1)を使用して符号化した
ので、生成多項式(6.5.2.1)のパターンを検出
する相関器と生成多項式(6.1)のパターンを検出す
る相関器の2種の相関器を使用して検出される。なお、
図8の説明では、説明の便宜上相関器62で上記のごと
き複数の相関器を代表している。
【0012】従って、図10に示すごとく、受信したP
N符号53のうち、生成多項式(6.1)で符号化され
たPN符号53aは生成多項式(6.1)のパターンを
検出する相関パルス(6.1)62Aで相関パルス62
aとして検出され、生成多項式(6.5.2.1)で符
号化されたPN符号53bは生成多項式(6.5.2.
1)のパターンを検出する相関パルス(6.5.2.
1)62Bによって相関パルス62bとして検出され
る。以下も同様である。
N符号53のうち、生成多項式(6.1)で符号化され
たPN符号53aは生成多項式(6.1)のパターンを
検出する相関パルス(6.1)62Aで相関パルス62
aとして検出され、生成多項式(6.5.2.1)で符
号化されたPN符号53bは生成多項式(6.5.2.
1)のパターンを検出する相関パルス(6.5.2.
1)62Bによって相関パルス62bとして検出され
る。以下も同様である。
【0013】図11は、図7に示したPN発生器52の
一例を示す詳細構成図であるが、PN発生器52はLF
SR(リニアフィールドバックシフトレジスタ)で構成
され、6つのシフトレジスタ70−1、70−2、70
−3、70−4、70−5、70−6、70−7と、3
つの排他的論理和回路(Ex−OR)71、72、73
より構成される。
一例を示す詳細構成図であるが、PN発生器52はLF
SR(リニアフィールドバックシフトレジスタ)で構成
され、6つのシフトレジスタ70−1、70−2、70
−3、70−4、70−5、70−6、70−7と、3
つの排他的論理和回路(Ex−OR)71、72、73
より構成される。
【0014】なお、一般に使用される、いわゆるM系列
のPN符号は、6段の生成多項式では3種、5段は3
種、4段と3段は1種が知られている。
のPN符号は、6段の生成多項式では3種、5段は3
種、4段と3段は1種が知られている。
【0015】ところで、スペクトラム拡散通信方式は、
上記のごとく、伝送したい信号の周波数帯域幅に比べ
て、ずっと広い帯域幅に搬送波を広げて通信する変調方
式で、例えば伝送速度1Mビット/秒程度の情報を伝送
するのに、20MHz程度の周波数帯域幅に広げて伝送
する。従って、一部の周波数帯域に妨害波が入っても他
の帯域の信号を基に情報を再生できる。
上記のごとく、伝送したい信号の周波数帯域幅に比べ
て、ずっと広い帯域幅に搬送波を広げて通信する変調方
式で、例えば伝送速度1Mビット/秒程度の情報を伝送
するのに、20MHz程度の周波数帯域幅に広げて伝送
する。従って、一部の周波数帯域に妨害波が入っても他
の帯域の信号を基に情報を再生できる。
【0016】このため、(1)雑音の影響を受けにく
く、(2)ほかの通信システムに妨害を与えにくい、
(3)山やビルなどの反射波によるマルチパスに強い、
などの特性があり、近年LSI化されて、さまざまな分
野に普及している。
く、(2)ほかの通信システムに妨害を与えにくい、
(3)山やビルなどの反射波によるマルチパスに強い、
などの特性があり、近年LSI化されて、さまざまな分
野に普及している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごとき
従来のスペクトラム拡散通信方式では、以下の不具合が
あった。 (1)同一周波数帯域内で異なるPN符号を用いれば通
常の通信が可能だが、他システムと同一のPN符号を使
用した場合、データを読まれることがある。 (2)自システムと他システムとが同じPN符号を使用
している場合、自システムからの受信と他システムから
の受信で混信し、受信が安定しない。 (3)上記(2)の不具合を回避するために、他システ
ムから受信中は送信許可をしないようにすると、送信す
るのに時間がかかる。
従来のスペクトラム拡散通信方式では、以下の不具合が
あった。 (1)同一周波数帯域内で異なるPN符号を用いれば通
常の通信が可能だが、他システムと同一のPN符号を使
用した場合、データを読まれることがある。 (2)自システムと他システムとが同じPN符号を使用
している場合、自システムからの受信と他システムから
の受信で混信し、受信が安定しない。 (3)上記(2)の不具合を回避するために、他システ
ムから受信中は送信許可をしないようにすると、送信す
るのに時間がかかる。
【0018】そこで、この発明は、他システムからデー
タを読まれる虞がなく、かつ安定した送受信ができ、し
かもデータ送信に関し送信待ちの発生しない通信装置お
よび通信方法を提供することを目的とする。
タを読まれる虞がなく、かつ安定した送受信ができ、し
かもデータ送信に関し送信待ちの発生しない通信装置お
よび通信方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、送信機側から送信する所定の符
号列を受信機側で受信することによって送信機と受信機
間でスペクトラム拡散通信を行う通信装置において、上
記送信機は、複数の符号列を記憶する符号列記憶手段
と、上記符号列記憶手段に記憶された符号列のうちの1
つを送信する符号列送信手段と、を有し、上記受信機
は、上記送信機側から送信された符号列のエラーレート
を測定するエラーレート測定手段と、上記エラーレート
測定手段で測定されたエラーレートに基づいて上記符号
列記憶手段に記憶された複数の符号列のうちの1つを通
信用符号列として選択する符号列選択手段と、を有する
ことを特徴とする。
に、請求項1の発明は、送信機側から送信する所定の符
号列を受信機側で受信することによって送信機と受信機
間でスペクトラム拡散通信を行う通信装置において、上
記送信機は、複数の符号列を記憶する符号列記憶手段
と、上記符号列記憶手段に記憶された符号列のうちの1
つを送信する符号列送信手段と、を有し、上記受信機
は、上記送信機側から送信された符号列のエラーレート
を測定するエラーレート測定手段と、上記エラーレート
測定手段で測定されたエラーレートに基づいて上記符号
列記憶手段に記憶された複数の符号列のうちの1つを通
信用符号列として選択する符号列選択手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0020】請求項2の発明は、送信機側から送信する
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信方法にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶するステップ
と、上記記憶された符号列のうちの1つを送信するステ
ップと、を有し、上記受信機は、上記送信機側から送信
された符号列のエラーレートを測定するステップと、上
記測定されたエラーレートに基づいて送信機側に記憶さ
れた複数の符号列のうちの1つを通信用符号列として選
択するステップと、を有することを特徴とする。
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信方法にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶するステップ
と、上記記憶された符号列のうちの1つを送信するステ
ップと、を有し、上記受信機は、上記送信機側から送信
された符号列のエラーレートを測定するステップと、上
記測定されたエラーレートに基づいて送信機側に記憶さ
れた複数の符号列のうちの1つを通信用符号列として選
択するステップと、を有することを特徴とする。
【0021】請求項3の発明は、送信機側から送信する
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信装置にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶する符号列記
憶手段と、符号列に、該符号列の識別符号を付して送信
する符号列送信手段と、を有し、上記受信機は、上記符
号列送信手段で送信された符号列を受信する符号列受信
手段と、上記符号列受信手段で受信された符号列のエラ
ーレートを測定するエラーレート測定手段と、上記エラ
ーレート測定手段で測定されたエラーレートに基づいて
送信された符号列の通信状態を判定する通信状態判定手
段と、上記通信状態判定手段の判定結果、送信された符
号列の通信状態に基づいて該符号列を通信用符号列とし
て選択する符号列選択手段と、上記符号列選択手段で選
択された符号列の識別符号を上記送信機に返信する第1
の識別符号返信手段と、を有することを特徴とする。
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信装置にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶する符号列記
憶手段と、符号列に、該符号列の識別符号を付して送信
する符号列送信手段と、を有し、上記受信機は、上記符
号列送信手段で送信された符号列を受信する符号列受信
手段と、上記符号列受信手段で受信された符号列のエラ
ーレートを測定するエラーレート測定手段と、上記エラ
ーレート測定手段で測定されたエラーレートに基づいて
送信された符号列の通信状態を判定する通信状態判定手
段と、上記通信状態判定手段の判定結果、送信された符
号列の通信状態に基づいて該符号列を通信用符号列とし
て選択する符号列選択手段と、上記符号列選択手段で選
択された符号列の識別符号を上記送信機に返信する第1
の識別符号返信手段と、を有することを特徴とする。
【0022】請求項4の発明は、請求項3記載の通信装
置であって、上記符号列受信手段は、上記送信機の符号
列記憶手段に記憶された符号列の種類に対応して受信す
る符号列受信手段を具備していることを特徴とする。
置であって、上記符号列受信手段は、上記送信機の符号
列記憶手段に記憶された符号列の種類に対応して受信す
る符号列受信手段を具備していることを特徴とする。
【0023】請求項5の発明は、請求項3記載の通信装
置であって、上記送信機は、上記第1の識別符号返信手
段によって通信状態が良好な符号列の識別符号の返信を
受け取ると、以後該符号列によって受信機側との通信を
行うことを特徴とする。
置であって、上記送信機は、上記第1の識別符号返信手
段によって通信状態が良好な符号列の識別符号の返信を
受け取ると、以後該符号列によって受信機側との通信を
行うことを特徴とする。
【0024】請求項6の発明は、送信機側から送信する
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信装置にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶する符号列記
憶手段と、符号列に、該符号列の識別符号を付して送信
する符号列送信手段と、を有し、上記受信機は、上記符
号列送信手段で送信された符号列を受信する符号列受信
手段と、上記符号列受信手段で受信された符号列のエラ
ーレートを測定するエラーレート測定手段と、上記エラ
ーレート測定手段で測定されたエラーレートに基づいて
送信された符号列の通信状態を判定する通信状態判定手
段と、上記通信状態判定手段の判定の結果、送信された
符号列の通信状態が不良なら該符号列の判定結果を符号
列の識別符号とともに上記送信機に返信する第2の識別
符号返信手段と、を有することを特徴とする。
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信装置にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶する符号列記
憶手段と、符号列に、該符号列の識別符号を付して送信
する符号列送信手段と、を有し、上記受信機は、上記符
号列送信手段で送信された符号列を受信する符号列受信
手段と、上記符号列受信手段で受信された符号列のエラ
ーレートを測定するエラーレート測定手段と、上記エラ
ーレート測定手段で測定されたエラーレートに基づいて
送信された符号列の通信状態を判定する通信状態判定手
段と、上記通信状態判定手段の判定の結果、送信された
符号列の通信状態が不良なら該符号列の判定結果を符号
列の識別符号とともに上記送信機に返信する第2の識別
符号返信手段と、を有することを特徴とする。
【0025】請求項7の発明は、請求項6記載の通信装
置であって、上記送信機は、上記第2の識別符号返信手
段によって送信機側から送信した符号列の通信状態が不
良との返信を受け取ると、異なる符号列を送信すること
を特徴とする。
置であって、上記送信機は、上記第2の識別符号返信手
段によって送信機側から送信した符号列の通信状態が不
良との返信を受け取ると、異なる符号列を送信すること
を特徴とする。
【0026】請求項8の発明は、送信機側から送信する
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信方法にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶するステップ
と、上記記憶された符号列を呼び出すステップと、上記
呼び出された符号列に、該符号列の識別符号を付して送
信するステップと、を有し、上記受信機は、上記送信さ
れた符号列を受信するステップと、上記受信された符号
列のエラーレートを測定するステップと、上記測定され
たエラーレートに基づいて送信された符号列の通信状態
を判定するステップと、上記判定の結果、送信された符
号列の通信状態が良好なら該符号列を通信用符号列とし
て選択するステップと、上記選択された符号列の識別符
号を上記送信機に返信する第1の返信ステップと、上記
判定の結果、送信された符号列の通信状態が不良なら該
符号列の判定結果を符号列の識別符号とともに上記送信
機に返信する第2の返信ステップと、を有することを特
徴とする。
所定の符号列を受信機側で受信することによって送信機
と受信機間でスペクトラム拡散通信を行う通信方法にお
いて、上記送信機は、複数の符号列を記憶するステップ
と、上記記憶された符号列を呼び出すステップと、上記
呼び出された符号列に、該符号列の識別符号を付して送
信するステップと、を有し、上記受信機は、上記送信さ
れた符号列を受信するステップと、上記受信された符号
列のエラーレートを測定するステップと、上記測定され
たエラーレートに基づいて送信された符号列の通信状態
を判定するステップと、上記判定の結果、送信された符
号列の通信状態が良好なら該符号列を通信用符号列とし
て選択するステップと、上記選択された符号列の識別符
号を上記送信機に返信する第1の返信ステップと、上記
判定の結果、送信された符号列の通信状態が不良なら該
符号列の判定結果を符号列の識別符号とともに上記送信
機に返信する第2の返信ステップと、を有することを特
徴とする。
【0027】請求項9の発明は、請求項8記載の通信方
法であって、上記符号列を受信するステップは、上記送
信機の符号列を記憶するステップに記憶された符号列の
種類に対応して符号列を受信するステップを具備してい
ることを特徴とする。
法であって、上記符号列を受信するステップは、上記送
信機の符号列を記憶するステップに記憶された符号列の
種類に対応して符号列を受信するステップを具備してい
ることを特徴とする。
【0028】請求項10の発明は、請求項8記載の通信
方法であって、上記送信機は、上記第1の返信ステップ
によって通信状態が良好な符号列の識別符号の返信を受
け取ると、以後該符号列によって受信機側との通信を行
うことを特徴とする。
方法であって、上記送信機は、上記第1の返信ステップ
によって通信状態が良好な符号列の識別符号の返信を受
け取ると、以後該符号列によって受信機側との通信を行
うことを特徴とする。
【0029】請求項11の発明は、請求項8記載の通信
方法であって、上記送信機は、上記第2の返信ステップ
によって送信機側から送信した符号列の通信状態が不良
との返信を受け取ると、異なる符号列を送信することを
特徴とする。
方法であって、上記送信機は、上記第2の返信ステップ
によって送信機側から送信した符号列の通信状態が不良
との返信を受け取ると、異なる符号列を送信することを
特徴とする。
【0030】請求項12の発明は、請求項1、請求項
3、請求項6または請求項8に記載の通信装置または通
信方法であって、上記符号列は、任意のPN符号列であ
ることを特徴とする。
3、請求項6または請求項8に記載の通信装置または通
信方法であって、上記符号列は、任意のPN符号列であ
ることを特徴とする。
【0031】
【作用】この発明に係る通信装置および通信方法では、
予め送信機側に複数の送信用符号列を記憶しておき、デ
ータ送信するときは、まずこの記憶された符号列を受信
機側に送信する。一方、受信機側は、送信機側から送信
された各符号列のエラーレートを測定し、この測定され
たエラーレートに基づいて送信機側に記憶された複数の
符号列のうちの1つを通信用符号列として選択する。
予め送信機側に複数の送信用符号列を記憶しておき、デ
ータ送信するときは、まずこの記憶された符号列を受信
機側に送信する。一方、受信機側は、送信機側から送信
された各符号列のエラーレートを測定し、この測定され
たエラーレートに基づいて送信機側に記憶された複数の
符号列のうちの1つを通信用符号列として選択する。
【0032】
【実施例】以下、この発明に係わる通信装置および通信
方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0033】図1は、スペクトラム拡散通信方式を適用
したこの発明に係わる通信装置および通信方法の一実施
例の概略構成を示す図である。
したこの発明に係わる通信装置および通信方法の一実施
例の概略構成を示す図である。
【0034】この図1に示す通信システムは、無線機1
00と無線機200との間でスペクトラム拡散通信方式
による通信を行うもので、無線機100と無線機200
は同一構成を有しているが、説明の便宜上、無線機10
0から無線機200に送信する場合に付いて説明するの
で、無線機100については送信側無線機としての構成
を中心に図示し、無線機200については受信側無線機
としての構成を中心に図示する。
00と無線機200との間でスペクトラム拡散通信方式
による通信を行うもので、無線機100と無線機200
は同一構成を有しているが、説明の便宜上、無線機10
0から無線機200に送信する場合に付いて説明するの
で、無線機100については送信側無線機としての構成
を中心に図示し、無線機200については受信側無線機
としての構成を中心に図示する。
【0035】まず、構成を説明すると、送信側無線機1
00は、送信部(10−1)、受信部(20−1)、P
N符号列格納部18、メモリ19、符号列切り替え部1
7、ミキサー14、切り替えスイッチ(15−1)、ア
ンテナ(16−1)より構成されている。
00は、送信部(10−1)、受信部(20−1)、P
N符号列格納部18、メモリ19、符号列切り替え部1
7、ミキサー14、切り替えスイッチ(15−1)、ア
ンテナ(16−1)より構成されている。
【0036】ここで、送信部(10−1)はシフトレジ
スタ11を有し、PN符号列格納部18に格納された複
数の符号列中から所定の符号列を選択してシフトレジス
タ11にセットし、このシフトレジスタ11にセットさ
れた符号列に基づいてPN符号12を発生するものであ
る。
スタ11を有し、PN符号列格納部18に格納された複
数の符号列中から所定の符号列を選択してシフトレジス
タ11にセットし、このシフトレジスタ11にセットさ
れた符号列に基づいてPN符号12を発生するものであ
る。
【0037】受信部(20−1)は、受信側無線機20
0からの受信データを受信するもので、後述する受信側
無線機200で測定されるエラーレートの判定情報等が
受信される。
0からの受信データを受信するもので、後述する受信側
無線機200で測定されるエラーレートの判定情報等が
受信される。
【0038】PN符号列格納部18は、受信側無線機2
00で測定されるエラーレート測定用の複数のPN符号
列(1〜4)が格納されるもので、後述するように、通
信状態の良好なPN符号列が選択されるまで、このPN
符号列格納部18に格納された複数のPN符号列を、順
次送信部(10−1)のシフトレジスタ11にセットす
る。なお、PN符号列格納部18には、従来例の説明で
述べたようなM系列のPN符号にとらわれることなく、
任意のPN符号列が格納される。
00で測定されるエラーレート測定用の複数のPN符号
列(1〜4)が格納されるもので、後述するように、通
信状態の良好なPN符号列が選択されるまで、このPN
符号列格納部18に格納された複数のPN符号列を、順
次送信部(10−1)のシフトレジスタ11にセットす
る。なお、PN符号列格納部18には、従来例の説明で
述べたようなM系列のPN符号にとらわれることなく、
任意のPN符号列が格納される。
【0039】また、メモリ19は、上記PN符号列格納
部18に格納された複数のPN符号列(1〜4)の各識
別符号やエラーレート測定用のPN符号列が送信される
際のデータフォーマット等が格納されるもので、送信部
(10−1)から上記PN符号列格納部18に格納され
たPN符号列(1〜4)が受信側無線機200に送信さ
れる際には、図3の(a)、(c)に示すごときフォー
マットで、送信されるPN符号列に対応した識別符号が
付されて送信される。
部18に格納された複数のPN符号列(1〜4)の各識
別符号やエラーレート測定用のPN符号列が送信される
際のデータフォーマット等が格納されるもので、送信部
(10−1)から上記PN符号列格納部18に格納され
たPN符号列(1〜4)が受信側無線機200に送信さ
れる際には、図3の(a)、(c)に示すごときフォー
マットで、送信されるPN符号列に対応した識別符号が
付されて送信される。
【0040】符号列切り替え部17は、送信部(10−
1)のシフトレジスタ11にセットされる符号列を切り
替えるもので、受信側無線機200で測定されるエラー
レートが所定値以下の場合、所定値以上のエラーレート
が得られるまで、PN符号列格納部18に格納されたP
N符号列を順次切り替えてシフトレジスタ11にセット
する。
1)のシフトレジスタ11にセットされる符号列を切り
替えるもので、受信側無線機200で測定されるエラー
レートが所定値以下の場合、所定値以上のエラーレート
が得られるまで、PN符号列格納部18に格納されたP
N符号列を順次切り替えてシフトレジスタ11にセット
する。
【0041】ミキサー14は、送信部(10−1)から
送出されるPN符号12と搬送波13をミキシングする
ものである。
送出されるPN符号12と搬送波13をミキシングする
ものである。
【0042】切り替えスイッチ(15−1)は、受信側
無線機200とデータの送受信を行う場合、送信部(1
0−1)側または受信部(20−1)側へ切り替え接続
を行うものである。
無線機200とデータの送受信を行う場合、送信部(1
0−1)側または受信部(20−1)側へ切り替え接続
を行うものである。
【0043】アンテナ(16−1)は、電波の送受信を
行うものである。
行うものである。
【0044】次に、受信側無線機200は、複数の相関
器(1〜4)を有する相関器部21と復号化部22より
構成される受信部(20−2)、エラーレート測定部2
3、通信状態判定部24、送信部(10−2)、メモリ
29、アンテナ(16−2)、切り替えスイッチ(15
−2)より構成されている。
器(1〜4)を有する相関器部21と復号化部22より
構成される受信部(20−2)、エラーレート測定部2
3、通信状態判定部24、送信部(10−2)、メモリ
29、アンテナ(16−2)、切り替えスイッチ(15
−2)より構成されている。
【0045】ここで、相関器部21を構成する各相関器
(1,2,3,4)は、それぞれ受信したPN符号パタ
ーンと同一のパターンのみを検出して相関パルスを出力
(逆スペクトラル拡散変調)するもので、送信側無線機
100のPN符号列格納部18に格納されたPN符号列
(1〜4)に対応して設けられ、PN符号列格納部18
に格納されたPN符号列の数だけ(本実施例では4つ)
ある。
(1,2,3,4)は、それぞれ受信したPN符号パタ
ーンと同一のパターンのみを検出して相関パルスを出力
(逆スペクトラル拡散変調)するもので、送信側無線機
100のPN符号列格納部18に格納されたPN符号列
(1〜4)に対応して設けられ、PN符号列格納部18
に格納されたPN符号列の数だけ(本実施例では4つ)
ある。
【0046】また、復号化部22は相関器部21で相関
パルスに変換されたPN符号列を復号化してベースバン
ド信号を得るものである。
パルスに変換されたPN符号列を復号化してベースバン
ド信号を得るものである。
【0047】次に、エラーレート測定部23は、復号化
部22から送出されたベースバンド信号に基づき、受信
側無線機200で受信したPN符号のエラーレート、す
なわち受信精度を測定するものである。なお、このエラ
ーレートの測定は、各PN符号列のビットパターンを予
め記憶しておき、実際に復号化部22から送出されたベ
ースバンド信号のビットパターンとのパターン比較をす
ることにより、つまりベースバンド信号中のエラービッ
トの数を計数することにより行われる。
部22から送出されたベースバンド信号に基づき、受信
側無線機200で受信したPN符号のエラーレート、す
なわち受信精度を測定するものである。なお、このエラ
ーレートの測定は、各PN符号列のビットパターンを予
め記憶しておき、実際に復号化部22から送出されたベ
ースバンド信号のビットパターンとのパターン比較をす
ることにより、つまりベースバンド信号中のエラービッ
トの数を計数することにより行われる。
【0048】また、通信状態判定部24は、エラーレー
ト測定部23で測定されたエラーレートに基づき、受信
されたPN符号の通信状態を判定するもので、エラーレ
ートの値が所定値以上で通信状態良好と判定されると、
そのとき受信したPN符号に基づき、以後両無線機間で
データの送受信を行う。また、エラーレートの値が所定
値以下で通信状態不良と判定されると、送信側無線機1
00のPN符号列格納部18に格納された他のPN符号
列の送信を要求する。
ト測定部23で測定されたエラーレートに基づき、受信
されたPN符号の通信状態を判定するもので、エラーレ
ートの値が所定値以上で通信状態良好と判定されると、
そのとき受信したPN符号に基づき、以後両無線機間で
データの送受信を行う。また、エラーレートの値が所定
値以下で通信状態不良と判定されると、送信側無線機1
00のPN符号列格納部18に格納された他のPN符号
列の送信を要求する。
【0049】送信部(10−2)は、メモリ29に記憶
されたデータに基づいて、通信状態判定部24の判定結
果を送信側無線機100に送出するものである。
されたデータに基づいて、通信状態判定部24の判定結
果を送信側無線機100に送出するものである。
【0050】メモリ29は、上記通信状態判定部24で
の判定結果等を送信側無線機100に送信する際のデー
タフォーマット等が格納されるもので、通信状態判定部
24での判定結果等を送信側無線機100に送信する際
には、図3の(b)、(d)に示すごときフォーマット
で送信される。
の判定結果等を送信側無線機100に送信する際のデー
タフォーマット等が格納されるもので、通信状態判定部
24での判定結果等を送信側無線機100に送信する際
には、図3の(b)、(d)に示すごときフォーマット
で送信される。
【0051】切り替えスイッチ(15−2)は、送信側
無線機100とデータの送受信を行う場合、送信部(1
0−2)側または受信部(20−2)側へ切り替え接続
を行うものである。
無線機100とデータの送受信を行う場合、送信部(1
0−2)側または受信部(20−2)側へ切り替え接続
を行うものである。
【0052】アンテナ(16−2)は、電波の送受信を
行うものである。
行うものである。
【0053】以上が本実施例に係る通信装置および通信
方法の構成であるが、次にその動作を説明する。
方法の構成であるが、次にその動作を説明する。
【0054】ところで、本実施例でも、送信側無線機1
00と受信側無線機200との間ではPN符号を用いた
スペクトラム拡散通信方式による通信を行うが、そのと
き使用されるPN符号はM系列にとらわれない任意のP
N符号パターンであり、そのような任意のPN符号パタ
ーンが複数種類送信側無線機100のPN符号列格納部
18に格納されている。そして、本実施例では送信側無
線機100のPN符号列格納部18に格納されているP
N符号パターンのうち、周囲の状況等から一番通信状態
の良好なPN符号が選択されてスペクトラム拡散による
通信を行う。
00と受信側無線機200との間ではPN符号を用いた
スペクトラム拡散通信方式による通信を行うが、そのと
き使用されるPN符号はM系列にとらわれない任意のP
N符号パターンであり、そのような任意のPN符号パタ
ーンが複数種類送信側無線機100のPN符号列格納部
18に格納されている。そして、本実施例では送信側無
線機100のPN符号列格納部18に格納されているP
N符号パターンのうち、周囲の状況等から一番通信状態
の良好なPN符号が選択されてスペクトラム拡散による
通信を行う。
【0055】従って、以下周囲の状況等から1番通信状
態の良好なPN符号が選択される場合の処理手順を、図
2乃至図6を参照しながら説明する。
態の良好なPN符号が選択される場合の処理手順を、図
2乃至図6を参照しながら説明する。
【0056】図2は、無線機100を送信側無線機と
し、無線機200を受信側無線機として、一番通信状態
の良好なPN符号が選択される場合の処理手順を示すタ
イムチャートである。
し、無線機200を受信側無線機として、一番通信状態
の良好なPN符号が選択される場合の処理手順を示すタ
イムチャートである。
【0057】この処理では、まず、送信側無線機100
のPN符号列格納部18に格納されている符号列の1つ
である符号列1が送信部(10−1)のシフトレジスタ
11にセットされ、符号列要求信号31として受信側無
線機200に送信される(ステップ100)。
のPN符号列格納部18に格納されている符号列の1つ
である符号列1が送信部(10−1)のシフトレジスタ
11にセットされ、符号列要求信号31として受信側無
線機200に送信される(ステップ100)。
【0058】図3(a)は、送信側無線機100から送
出される符号列要求信号31のデータフォーマットを示
すものであるが、符号列要求信号31は、この信号が符
号列要求のためのものであることを示すパケット31
a、符号列要求のために送信する符号列が符号列1であ
ることを示すパケット31b、および符号列1の具体的
なPN符号パターンを示すパケット31cより構成され
ている。
出される符号列要求信号31のデータフォーマットを示
すものであるが、符号列要求信号31は、この信号が符
号列要求のためのものであることを示すパケット31
a、符号列要求のために送信する符号列が符号列1であ
ることを示すパケット31b、および符号列1の具体的
なPN符号パターンを示すパケット31cより構成され
ている。
【0059】図4は、符号列要求信号31を構成する各
パケットの内容をビット構成で示したものであるが、符
号列要求のためのものであることを示すパケット31a
は、同期フラグ(31a−1)が8ビット、符号列要求
フラグ(31a−2)が同じく8ビットより構成され、
符号列要求のために送信する符号列が符号列1であるこ
とを示すパケット31bは8ビット、符号列1の具体的
なPN符号パターンを示すパケット31cは511ビッ
トで構成されている。
パケットの内容をビット構成で示したものであるが、符
号列要求のためのものであることを示すパケット31a
は、同期フラグ(31a−1)が8ビット、符号列要求
フラグ(31a−2)が同じく8ビットより構成され、
符号列要求のために送信する符号列が符号列1であるこ
とを示すパケット31bは8ビット、符号列1の具体的
なPN符号パターンを示すパケット31cは511ビッ
トで構成されている。
【0060】次に、上記のごとく、送信側無線機100
から符号列要求信号31が受信側無線機200に送信さ
れると、受信側無線機200では受信部(20−2)の
相関器のうち、送信された符号列1と同一のPN符号パ
ターンを有する相関器によって相関パルスが検出され、
さらに復号化部22でベースバンド化される。
から符号列要求信号31が受信側無線機200に送信さ
れると、受信側無線機200では受信部(20−2)の
相関器のうち、送信された符号列1と同一のPN符号パ
ターンを有する相関器によって相関パルスが検出され、
さらに復号化部22でベースバンド化される。
【0061】そして、このベースバンド信号は、エラー
レート測定部23でその通信精度が測定される(ステッ
プ110)。
レート測定部23でその通信精度が測定される(ステッ
プ110)。
【0062】次に、通信状態判定部24では、エラーレ
ート測定部23で測定された通信精度に基づき、送信さ
れた符号列1のPN符号で通信すべきか否かが判定され
る(ステップ120)。
ート測定部23で測定された通信精度に基づき、送信さ
れた符号列1のPN符号で通信すべきか否かが判定され
る(ステップ120)。
【0063】そして、その判定結果は符号列応答信号と
して、送信側無線機100に返信されるが、ここで、例
えば、符号列1が通信に適していないと判定されると、
送信部(10−2)からは符号列応答信号32が送信側
無線機100に返信される(ステップ140)。
して、送信側無線機100に返信されるが、ここで、例
えば、符号列1が通信に適していないと判定されると、
送信部(10−2)からは符号列応答信号32が送信側
無線機100に返信される(ステップ140)。
【0064】図3(b)は、送信側無線機100に返信
される符号列応答信号32のデータフォーマットを示す
ものであるが、符号列応答信号32は、この信号が符号
列応答のためのものであることを示すパケット32a、
符号列応答のために返信する符号列が符号列1であるこ
とを示すパケット32b、応答の内容がNGであること
を示すパケット32c、および符号列1に替えて符号列
2を送信するように要求するパケット31dより構成さ
れている。
される符号列応答信号32のデータフォーマットを示す
ものであるが、符号列応答信号32は、この信号が符号
列応答のためのものであることを示すパケット32a、
符号列応答のために返信する符号列が符号列1であるこ
とを示すパケット32b、応答の内容がNGであること
を示すパケット32c、および符号列1に替えて符号列
2を送信するように要求するパケット31dより構成さ
れている。
【0065】なお、この場合の符号列応答信号32を構
成する各パケットの内容は、図4に示した構成と類似の
ものなので、その具体的内容は省略する。
成する各パケットの内容は、図4に示した構成と類似の
ものなので、その具体的内容は省略する。
【0066】送信側無線機100の受信部(20−1)
はこの符号列応答信号32を受信すると、次に符号列2
のPN符号パターンを受信側無線機200に送信する
(ステップ100)。
はこの符号列応答信号32を受信すると、次に符号列2
のPN符号パターンを受信側無線機200に送信する
(ステップ100)。
【0067】これは、符号列切り替え部17の指令によ
り符号列格納部18中から符号列2を選択し、送信部
(10−1)のシフトレジスタ11に符号列2をセット
することにより行われる。
り符号列格納部18中から符号列2を選択し、送信部
(10−1)のシフトレジスタ11に符号列2をセット
することにより行われる。
【0068】そして、送信側無線機100の送信部(1
0−1)からは、符号列要求信号31を送信した場合と
同様、符号列要求信号33が受信側無線機200に送信
される。図3(c)に、その場合のデータフォーマット
を示す。
0−1)からは、符号列要求信号31を送信した場合と
同様、符号列要求信号33が受信側無線機200に送信
される。図3(c)に、その場合のデータフォーマット
を示す。
【0069】そして、受信側無線機200では、再び送
信されてきたPN符号に基づいてその通信精度が判定さ
れる(ステップ110)。
信されてきたPN符号に基づいてその通信精度が判定さ
れる(ステップ110)。
【0070】ここで、その判定結果が通信許可を示すも
のであった場合には(ステップ120でYES)、通信
許可を示す符号列応答信号34が送信側無線機100に
返信される(ステップ130)。図3(d)はその場合
のデータフォーマットであるが、符号列応答信号34
は、この信号が符号列応答のためのものであることを示
すパケット34a、符号列応答のために返信する符号列
が符号列2であることを示すパケット34b、応答の内
容がOKであることを示すパケット34cより構成され
ている。
のであった場合には(ステップ120でYES)、通信
許可を示す符号列応答信号34が送信側無線機100に
返信される(ステップ130)。図3(d)はその場合
のデータフォーマットであるが、符号列応答信号34
は、この信号が符号列応答のためのものであることを示
すパケット34a、符号列応答のために返信する符号列
が符号列2であることを示すパケット34b、応答の内
容がOKであることを示すパケット34cより構成され
ている。
【0071】こうして、送信側無線機100からは符号
列格納部18に格納された符号列データのうち、そのと
きの通信状態に適したPN符号が選択され、以後はその
選択された符号列に基づいてデータの送信が行われるこ
とになる。
列格納部18に格納された符号列データのうち、そのと
きの通信状態に適したPN符号が選択され、以後はその
選択された符号列に基づいてデータの送信が行われるこ
とになる。
【0072】図5は、送信側無線機100から符号列格
納部18に格納された符号列データが受信側無線機20
0に送信されて、PN符号のエラーレートを判定する場
合の受信側無線機200での処理手順を示すフローチャ
ートであるが、以下、このフローチャートを参照しなが
らこの場合の処理手順を説明する。
納部18に格納された符号列データが受信側無線機20
0に送信されて、PN符号のエラーレートを判定する場
合の受信側無線機200での処理手順を示すフローチャ
ートであるが、以下、このフローチャートを参照しなが
らこの場合の処理手順を説明する。
【0073】この処理では、まず送信側無線機100か
ら送信されるPN符号データをエラーレート測定部23
で収集し(ステップ200)、所定の測定時間に達した
か否かが調べられる(ステップ210)。
ら送信されるPN符号データをエラーレート測定部23
で収集し(ステップ200)、所定の測定時間に達した
か否かが調べられる(ステップ210)。
【0074】そして、測定時間に達したら(ステップ2
10肯定)、エラーレートの測定結果を出力する(ステ
ップ220)。
10肯定)、エラーレートの測定結果を出力する(ステ
ップ220)。
【0075】なお、このエラーレートの測定は、各PN
符号列のビットパターンを予め記憶しておき、実際に復
号化部22から送出されたベースバンド信号のビットパ
ターンとのパターン比較をすることにより、つまりベー
スバンド信号中のエラービットの数を計数することによ
り行われる。
符号列のビットパターンを予め記憶しておき、実際に復
号化部22から送出されたベースバンド信号のビットパ
ターンとのパターン比較をすることにより、つまりベー
スバンド信号中のエラービットの数を計数することによ
り行われる。
【0076】次に、この測定結果は通信状態判定部24
に入力され、通信状態の判定が行われる(ステップ23
0)。
に入力され、通信状態の判定が行われる(ステップ23
0)。
【0077】そして、この判定結果が、例えば所定の基
準値と比較して良好なら(ステップ230肯定)、送信
側無線機100にOKを出力し(ステップ240)、そ
うでない場合は(ステップ230否定)、送信側無線機
100にNGを出力し(ステップ250)、再びステッ
プ200以下の処理を行う。
準値と比較して良好なら(ステップ230肯定)、送信
側無線機100にOKを出力し(ステップ240)、そ
うでない場合は(ステップ230否定)、送信側無線機
100にNGを出力し(ステップ250)、再びステッ
プ200以下の処理を行う。
【0078】以上説明したように、本実施例ではM系列
にとらわれない任意のPN符号列をPN符号列格納部1
8に予め記憶しておいて、その時々の周囲の環境におい
て通信状態の良好なPN符号列を選択してデータの伝送
ができるようにした。従って、M系列の生成多項式によ
るPN符号列を使用する他システムからの相関がなくな
り、安定した受信が得られる。
にとらわれない任意のPN符号列をPN符号列格納部1
8に予め記憶しておいて、その時々の周囲の環境におい
て通信状態の良好なPN符号列を選択してデータの伝送
ができるようにした。従って、M系列の生成多項式によ
るPN符号列を使用する他システムからの相関がなくな
り、安定した受信が得られる。
【0079】また、これによって、他システムからデー
タを読まれるおそれもなくなり、秘話性が向上する。
タを読まれるおそれもなくなり、秘話性が向上する。
【0080】さらに、受信中でも、受信しているPN符
号列と異なるPN符号列で送信できるので、送信待ちの
状態は発生せず、迅速なデータ送信ができる。
号列と異なるPN符号列で送信できるので、送信待ちの
状態は発生せず、迅速なデータ送信ができる。
【0081】また、本実施例ではM系列にとらわれない
任意のPN符号列をPN符号列格納部18に予め記憶し
ておいて、その時々の周囲の環境において通信状態の良
好なPN符号列を使用してデータの伝送ができるように
したので、データの伝送速度が速くなる。
任意のPN符号列をPN符号列格納部18に予め記憶し
ておいて、その時々の周囲の環境において通信状態の良
好なPN符号列を使用してデータの伝送ができるように
したので、データの伝送速度が速くなる。
【0082】これは、汎用的なPN符号を使用してスペ
クトラム拡散通信を行うのではなく、その時々の周囲の
環境において通信状態の良好なPN符号列を使用できる
からであり、従来では、例えば図6(a)に示すごと
く、ベースバンド信号1ビット分に63チップ使用して
いたのを、本実施例では図6(b)に示すごとく、ベー
スバンド信号1ビット分に31チップ使用するだけで済
むからである。
クトラム拡散通信を行うのではなく、その時々の周囲の
環境において通信状態の良好なPN符号列を使用できる
からであり、従来では、例えば図6(a)に示すごと
く、ベースバンド信号1ビット分に63チップ使用して
いたのを、本実施例では図6(b)に示すごとく、ベー
スバンド信号1ビット分に31チップ使用するだけで済
むからである。
【0083】なお、以上の説明では、送信側無線機10
0のPN符号列格納部18に格納されるPN符号列の数
が4つの場合に付いて説明したが、PN符号列格納部1
8に格納されるPN符号列の数は、必要に応じて増加減
少できることは勿論である。
0のPN符号列格納部18に格納されるPN符号列の数
が4つの場合に付いて説明したが、PN符号列格納部1
8に格納されるPN符号列の数は、必要に応じて増加減
少できることは勿論である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る通信
装置および通信方法では、予め送信機側に複数の送信用
符号列を記憶しておき、データ送信するときは、まずこ
の記憶された符号列を順次受信機側に送信する。一方、
受信機側は、送信機側から送信された各符号列のエラー
レートを測定し、この測定されたエラーレートに基づい
て送信機側に記憶された複数の符号列のうちの1つを通
信用符号列として選択する。
装置および通信方法では、予め送信機側に複数の送信用
符号列を記憶しておき、データ送信するときは、まずこ
の記憶された符号列を順次受信機側に送信する。一方、
受信機側は、送信機側から送信された各符号列のエラー
レートを測定し、この測定されたエラーレートに基づい
て送信機側に記憶された複数の符号列のうちの1つを通
信用符号列として選択する。
【0085】このため、他システムからデータを読まれ
る虞がなく、かつ安定した送受信ができ、しかもデータ
送信に関し送信待ちの発生しない通信装置および通信方
法を提供できるという効果を奏する。
る虞がなく、かつ安定した送受信ができ、しかもデータ
送信に関し送信待ちの発生しない通信装置および通信方
法を提供できるという効果を奏する。
【図1】この発明に係わる通信装置および通信方法を適
用して構成した通信システムの一実施例の概略構成を示
す図。
用して構成した通信システムの一実施例の概略構成を示
す図。
【図2】図1に示したシステムにおいて通信状態の良好
な符号列が選択される場合の処理手順を示すタイムチャ
ート。
な符号列が選択される場合の処理手順を示すタイムチャ
ート。
【図3】図2に示したタイムチャートにおいて、送信側
から送信される符号列要求信号と受信側から送信される
符号列応答信号のデータフォーマットの説明図。
から送信される符号列要求信号と受信側から送信される
符号列応答信号のデータフォーマットの説明図。
【図4】図3に示したデータフォーマットのうち、送信
側から送信される符号列要求信号のデータ構成図。
側から送信される符号列要求信号のデータ構成図。
【図5】図1に示したシステムにおいて通信状態の良好
な符号列が選択される場合の処理手順を示すフローチャ
ート。
な符号列が選択される場合の処理手順を示すフローチャ
ート。
【図6】この発明に係わる通信装置および通信方法を適
用して構成した通信システムにおいて、データ伝送時間
が従来より短くなることを説明する作用説明図。
用して構成した通信システムにおいて、データ伝送時間
が従来より短くなることを説明する作用説明図。
【図7】従来のスペクトラム拡散通信における送信側の
概略構成図。
概略構成図。
【図8】従来のスペクトラム拡散通信における受信側の
概略構成図。
概略構成図。
【図9】図7に示した従来のスペクトラム拡散通信にお
いて、送信側で情報データがPN符号に変調される場合
の説明図。
いて、送信側で情報データがPN符号に変調される場合
の説明図。
【図10】図8に示した従来のスペクトラム拡散通信に
おいて、受信側でPN符号が情報データに変調される場
合の説明図。
おいて、受信側でPN符号が情報データに変調される場
合の説明図。
【図11】図7に示した従来のスペクトラム拡散通信に
おけるPN符号発生器の詳細回路図。
おけるPN符号発生器の詳細回路図。
10−1、10−2 送信部 11 シフトレジスタ 12 PN符号 13 搬送波 14 ミキサー 15−1、15−2 スイッチ 16−1、16−2 アンテナ 17 符号列切り替え部 18 PN符号列格納部 19 メモリ 20−1〜20−2 受信部 21 相関器部 22 復号化部 23 エラーレート測定部 24 通信状態判定部 29 メモリ 31、33 符号列要求信号 32、34 符号列応答信号 100 無線機(送信側無線機) 200 無線機(受信側無線機)
Claims (12)
- 【請求項1】 送信機側から送信する所定の符号列を受
信機側で受信することによって送信機と受信機間でスペ
クトラム拡散通信を行う通信装置において、 上記送信機は、 複数の符号列を記憶する符号列記憶手段と、 上記符号列記憶手段に記憶された符号列のうちの1つを
送信する符号列送信手段と、 を有し、 上記受信機は、 上記送信機側から送信された符号列のエラーレートを測
定するエラーレート測定手段と、 上記エラーレート測定手段で測定されたエラーレートに
基づいて上記符号列記憶手段に記憶された複数の符号列
のうちの1つを通信用符号列として選択する符号列選択
手段と、 を有することを特徴とする通信装置。 - 【請求項2】 送信機側から送信する所定の符号列を受
信機側で受信することによって送信機と受信機間でスペ
クトラム拡散通信を行う通信方法において、 上記送信機は、 複数の符号列を記憶するステップと、 上記記憶された符号列のうちの1つを送信するステップ
と、 を有し、 上記受信機は、 上記送信機側から送信された符号列のエラーレートを測
定するステップと、 上記測定されたエラーレートに基づいて送信機側に記憶
された複数の符号列のうちの1つを通信用符号列として
選択するステップと、 を有することを特徴とする通信方法。 - 【請求項3】 送信機側から送信する所定の符号列を受
信機側で受信することによって送信機と受信機間でスペ
クトラム拡散通信を行う通信装置において、 上記送信機は、 複数の符号列を記憶する符号列記憶手段と、 符号列に、該符号列の識別符号を付して送信する符号列
送信手段と、 を有し、 上記受信機は、 上記符号列送信手段で送信された符号列を受信する符号
列受信手段と、 上記符号列受信手段で受信された符号列のエラーレート
を測定するエラーレート測定手段と、 上記エラーレート測定手段で測定されたエラーレートに
基づいて送信された符号列の通信状態を判定する通信状
態判定手段と、 上記通信状態判定手段の判定結果、送信された符号列の
通信状態に基づいて該符号列を通信用符号列として選択
する符号列選択手段と、 上記符号列選択手段で選択された符号列の識別符号を上
記送信機に返信する第1の識別符号返信手段と、 を有することを特徴とする通信装置。 - 【請求項4】 上記符号列受信手段は、 上記送信機の符号列記憶手段に記憶された符号列の種類
に対応して受信する符号列受信手段を具備していること
を特徴とする請求項3記載の通信装置。 - 【請求項5】 上記送信機は、 上記第1の識別符号返信手段によって通信状態が良好な
符号列の識別符号の返信を受け取ると、以後該符号列に
よって受信機側との通信を行うことを特徴とする請求項
3記載の通信装置。 - 【請求項6】 送信機側から送信する所定の符号列を受
信機側で受信することによって送信機と受信機間でスペ
クトラム拡散通信を行う通信装置において、 上記送信機は、 複数の符号列を記憶する符号列記憶手段と、 符号列に、該符号列の識別符号を付して送信する符号列
送信手段と、 を有し、 上記受信機は、 上記符号列送信手段で送信された符号列を受信する符号
列受信手段と、 上記符号列受信手段で受信された符号列のエラーレート
を測定するエラーレート測定手段と、 上記エラーレート測定手段で測定されたエラーレートに
基づいて送信された符号列の通信状態を判定する通信状
態判定手段と、 上記通信状態判定手段の判定の結果、送信された符号列
の通信状態が不良なら該符号列の判定結果を符号列の識
別符号とともに上記送信機に返信する第2の識別符号返
信手段と、 を有することを特徴とする通信装置。 - 【請求項7】 上記送信機は、 上記第2の識別符号返信手段によって送信機側から送信
した符号列の通信状態が不良との返信を受け取ると、異
なる符号列を送信することを特徴とする請求項6記載の
通信装置。 - 【請求項8】 送信機側から送信する所定の符号列を受
信機側で受信することによって送信機と受信機間でスペ
クトラム拡散通信を行う通信方法において、 上記送信機は、 複数の符号列を記憶するステップと、 上記記憶された符号列を呼び出すステップと、 上記呼び出された符号列に、該符号列の識別符号を付し
て送信するステップと、 を有し、 上記受信機は、 上記送信された符号列を受信するステップと、 上記受信された符号列のエラーレートを測定するステッ
プと、 上記測定されたエラーレートに基づいて送信された符号
列の通信状態を判定するステップと、 上記判定の結果、送信された符号列の通信状態が良好な
ら該符号列を通信用符号列として選択するステップと、 上記選択された符号列の識別符号を上記送信機に返信す
る第1の返信ステップと、 上記判定の結果、送信された符号列の通信状態が不良な
ら該符号列の判定結果を符号列の識別符号とともに上記
送信機に返信する第2の返信ステップと、 を有することを特徴とする通信方法。 - 【請求項9】 上記符号列を受信するステップは、 上記送信機の符号列を記憶するステップに記憶された符
号列の種類に対応して符号列を受信するステップを具備
していることを特徴とする請求項8記載の通信方法。 - 【請求項10】 上記送信機は、 上記第1の返信ステップによって通信状態が良好な符号
列の識別符号の返信を受け取ると、以後該符号列によっ
て受信機側との通信を行うことを特徴とする請求項8記
載の通信方法。 - 【請求項11】 上記送信機は、 上記第2の返信ステップによって送信機側から送信した
符号列の通信状態が不良との返信を受け取ると、異なる
符号列を送信することを特徴とする請求項8記載の通信
方法。 - 【請求項12】 上記符号列は、 任意のPN符号列であることを特徴とする請求項1、請
求項3、請求項6または請求項8に記載の通信装置また
は通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144897A JPH08340317A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 通信装置および通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144897A JPH08340317A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 通信装置および通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08340317A true JPH08340317A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15372878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7144897A Withdrawn JPH08340317A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 通信装置および通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08340317A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009096719A3 (en) * | 2008-02-01 | 2010-11-25 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method for selecting adaptive frequency baseband of walsh codes, adaptive frequency-selective spreader using the same and transmitting and receiving apparatus using the adaptive frequency-selective spreader |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP7144897A patent/JPH08340317A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009096719A3 (en) * | 2008-02-01 | 2010-11-25 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method for selecting adaptive frequency baseband of walsh codes, adaptive frequency-selective spreader using the same and transmitting and receiving apparatus using the adaptive frequency-selective spreader |
CN102017474A (zh) * | 2008-02-01 | 2011-04-13 | 韩国电子通信研究院 | 选择沃尔什码的自适应频率基带的方法、使用该方法的自适应频率选择性扩展器和使用该自适应频率选择性扩展器的发送和接收设备 |
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