JPH08340132A - 面発光ダイオード - Google Patents

面発光ダイオード

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JPH08340132A
JPH08340132A JP8918396A JP8918396A JPH08340132A JP H08340132 A JPH08340132 A JP H08340132A JP 8918396 A JP8918396 A JP 8918396A JP 8918396 A JP8918396 A JP 8918396A JP H08340132 A JPH08340132 A JP H08340132A
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JP
Japan
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layer
emitting diode
type
light emitting
conductivity type
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JP8918396A
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English (en)
Inventor
Kumaaru Dotsuto Ochiyutsuto
クマール ドット オチュット
Akira Suzuki
明 鈴木
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い光出力が得られ、かつ高速化が可能な面
発光レーザを提供する。 【構成】 n形GaAs基板1にn形バッファ層2、n
形(Al0.7 Ga0.3 )InAs0.5 Pクラッド層、活
性層、n形(Al0.7 Ga0.3 )InAs0.5 Pクラッ
ド層、電流拡散層6、p形GaAsキャップ層7を15
0nm以上の誘電体層8を蒸着したのち、発光面12の
窓を形成しリフトオフ工程によりp形コンタクト電極
(リング電極)を作製する。このときリング電極の直径
を光ファイバのコアおよび開口数により最適化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバ(POF)を用いた光データリンクシステムにお
いて光源として使用する高輝度可視発光ダイオードに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】面発光型発光ダイオードは、電流注入用
の電極側より光を取り出す場合、その電極の形により外
部量子効率が決まる。光出力を高めるには、電極を小さ
くし、発光面積を広くしなければならない。
【0003】素子の中央部に方形の又は円形電極を有す
る従来型発光ダイオードは製作が容易であるという利点
はあるものの電流が最も集中し、最も輝度が高い、中心
部分の発光成分を電極自体が遮光してしまうため、外部
量子効率が低下してしまうといった欠点を有していた。
又、電極の外側からの発光成分は光ファイバへの結合効
率が低いため、光データリンクシステムに必要な光ファ
イバへの結合光パワーを得ることは困難であった。従来
例について発光ダイオードの平面および断面図を図13
に示している。図13では、n形GaAsバッファ層
2、n形(AlxGa1-x a In1-a P層3、活性層
4、p形(Alx Ga1-x 0.5 In0.5P層5、電流
拡散層6、およびp形GaAsキャップ層7がn形Ga
As基板1上に形成されている。p形GaAsキャップ
層7の上部には、これまで、方形または円形の電極金属
26を含む電極25が形成されている。また、電流拡散
層6としては、厚いAl0.7 Ga0.3 Asが用いられて
いる。図14には、この発光ダイオードの発光面27か
らの近視野光放射パターンが示されている。
【0004】上述の通り、この発光ダイオードから放射
される光の輝度29は、電極の周辺部で最大となり、電
極から離れた位置において低下しているが、このことか
ら、発光に寄与する電流の分布は主に電極直下の領域に
集中していることがわかる。
【0005】この場合、当然、光出力28を強くするこ
とはできない。
【0006】図15には、電極の直下に電流が集中する
ことを防ぐためにブロック層30を用いた例を示してい
る。この場合、2段階の結晶成長が必要であることか
ら、時間がかかるうえに、発光ダイオードの生産コスト
も上昇する。それだけでなく、素子中央部に位置する電
極によって素子中心部から光を取り出すことができない
ことから、コアの大きいファイバを用いた場合でも高い
結合効率を得ることができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】III −V半導体を用い
た可視発光ダイオード(580〜670nmの範囲内の
波長)に関して、多くの報告例がある。いずれの場合
も、電流注入のための電極として、方形または円形の電
極を素子中央部に用いている。
【0008】代表的な一例が、Japanese Jo
urnal of AppliedPhysicsの第
1部、第31巻、No.8、pp−2446−245
1、1992年に発表された菅原他の文献に見ることが
できる。この文献では、電流の注入を行うために、十字
形の電極が用いられている。それだけでなく、電極直下
への電流の集中を防ぐために、ブロック層も使用されて
いる。しかし、この十字形電極の使用によって可能にな
る光の出力は、なお光データリンクシステムに必要な水
準を下回るものであった。注入電極の外部への電流拡散
を高めるためには、抵抗率の低い厚みのあるウィンドゥ
層が必要である。しかし、このような層を使用しても、
注入電極外部への電流拡散はなお不十分であった。
【0009】POFを用いたデータリンクシステムなど
に、方形、円形、または十字形電極を用いた従来型発光
ダイオードを用いた場合、POFへの結合効率が低いた
め、データリンクシステムに必要な結合光パワーが得ら
れなかった。すなわちPOFを用いたデータリンクシス
テムに用いる場合、高輝度であるだけでなく、結合効率
も高い発光ダイオードを設計することが重要である。
【0010】キムの特開平2−174272号公報に
は、高輝度発光ダイオードが開示されている。電極直下
にn−p−n−p構造を用いることによって、電極直下
に集中した電流を発光面に拡散できるため、発光ダイオ
ードの輝度は上昇する。しかし、この発明の欠点は、電
極を形成する前に、電流経路の作成のため活性領域まで
のメサ構造を再成長前に作成することにあり、さらに、
再成長中にドーパントの亜鉛(Zn)が活性層へ拡散さ
れるという点である。
【0011】活性領域までのメサの形成とZnの放散
は、活性層の発光効率に影響する。又、素子の作製に複
雑な工程が必要なことから、発光ダイオードの製造コス
トも高くなる。
【0012】また、田尻の特開平3−190287号公
報には、高輝度発光ダイオード配列が開示されている。
ここでは、ワイヤボンディングの容易化を図るため、メ
サ形成後に上層に電極コンタクトを形成している。この
ケースでは、光の出力を高めるために電極コンタクトの
形を変えている。この発明は、発光ダイオード配列とあ
らゆる点で関連性があり、電極の形成前にメサ構造を要
することから、厚みのある電極コンタクト領域を形成し
ないかぎり、電極の形成には様々な困難を伴う。そけだ
けでなく、発光ダイオードの組み立てコストが増大し、
単一の発光ダイオードを作成するうえで完全に非実用的
なものとなる。
【0013】加藤の特開平4−174567号公報で
は、プリンタに用いる高輝度発光ダイオード配列が開示
されている。この発明は、基板から戻った光を反射する
下部分布ブラッグ反射鏡(DBR)である。このケース
では、面発光型レーザの作成と同じ考え方が実行されて
いる。このDBRでは、基板に向かって放射する880
nmの波長を持つ光を反射するために、領域のGaAs
/AlAsの組み合わせが使用されている。
【0014】このDBRに適用される種類と組み合わせ
の数は、出力される光の波長によって異なり、このタイ
プのDBRは、波長600〜650nmの波長が認識さ
れる可視発光ダイオードに使用することはできない。
【0015】このタイプの発光ダイオード配列は、プリ
ンタでの使用であれば可能かもしれないが、データリン
クシステムなどへの使用は不可能である。それは、上部
電極の形が上記の従来型発光ダイオードのものと同じで
あり、ファイバとの結合効率が極めて低いためである。
【0016】ニッタ他の特開平4−259263号公報
には、InAlGaPベースの可視発光ダイオードが開
示されている。この発明では、活性領域へのZnの拡散
を防止するために、活性領域で使用される層よりもバン
ドギャップの大きいInGaPの追加層が使用されてい
る。また、電流拡散のための追加層は全く使用されてい
ない。上述の理由により、中央に円形の電極があるこの
タイプの可視発光ダイオードは、短距離データリンクシ
ステムでは使用できない。
【0017】以上説明した通り、従来の発光ダイオード
の構造は、特にPOFを用いたデータシステムでの使用
には不十分な光の出力と結合効率しか得られないという
欠点を有していた。したがって、POFへの結合効率が
高い高輝度発光ダイオードの実現が期待されている。さ
らに、システムコストを低く抑えるために、発光ダイオ
ードを低コストで生産することも重要である。
【0018】上記問題点は、POFを用いた短距離デー
タリンクシステムの光源として発光ダイオードを使用す
るために解決しなければならない問題である。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の面発光ダイオー
ドは、第1導電型基板上に第1導電型バッファ層、第1
導電型クラッド層、活性層、第2導電型クラッド層、第
2導電型電流拡散層、第2導電型キャップ層を有する面
発光ダイオードにおいて、前記第2導電型キャップ層上
にリング電極が形成されていることを特徴とする。
【0020】この構造により、発光面に電流をより均一
に分配することができ上記の課題を軽減することができ
る。
【0021】また前記リング電極が2重以上形成されて
いることを特徴とする。さらに前記電流拡散層と第2導
電型クラッド層との間に第1導電型電流ブロック層を有
し、前記電流ブロック層は前記リング電極の下方に形成
されていることを特徴とする。
【0022】また前記第1バッファ層と前記第1導電型
クラッド層の間にDBR層が形成されていることを特徴
とする。さらに前記電流拡散層にイオン注入により高抵
抗層が形成されていることを特徴とする。
【0023】また前記第2導電型キャップ層上に層厚が
n・λ/4 (λは発振波長、n=2m+1 (mは整
数))の絶縁体層が形成され、前記絶縁体層上の金属層
の被覆により発光面が規定され、前記第2導電型キャッ
プ層上の前記発光面にリング電極が設けられていること
を特徴とする。さらに前記電流拡散層と前記第2導電型
キャップ層の間にノンドープ又は低濃度のGaInPエ
ッチングストッパー層を設けることを特徴とする。
【0024】また上記の面発光ダイオードがリードフレ
ーム上に装着され、前記リードフレーム上屈折率が1.
6以下のレンズ一体型モールドを有することを特徴とす
る。さらに面発光ダイオードが1次元又は2次元配列と
なっていることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、添
付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】図1は、第1実施形態による面発光ダイオ
ードの構造を示す説明図である。n形GaAsバッファ
層2、n形(Al0.7 Ga0.3 0.5 In0.5 Pクラッ
ド層3、活性層4、p形(Al0.7 Ga0.3 0.5 In
0.5 Pクラッド層5、電流拡散層6、およびドーピング
濃度の高いp形GaAsキャップ層7が基板n形GaA
s1上に形成される。活性層4として、所望の波長を有
する(Alx Ga1-x0.5 In0.5 Pベースの材料が
使用可能である。電流拡散層6としては、活性層として
使用されるものよりもバンドギャップが大きく、かつそ
の下にあるp形クラッド層と同じ形の格子定数を有する
ドーピング濃度の高いp形 III−V族の半導体を使用で
きる。
【0027】ここで注意しなければならないのは、エピ
タキシャル成長が行われる間、厚い電流拡散層6とキャ
ップ層7に濃度の高いドーピングを行う必要があること
から、活性層へのドーパント拡散によって発光ダイオー
ドの発光効率が悪化する可能性があることである。ドー
パントが活性層に拡散するのを防ぐため、電流拡散層6
およびキャップ層7の厚さによってその厚さが決まるド
ーピング濃度の低いスペーサ層5aが、活性層4の形成
後に用いられる。
【0028】エピタキシャル成長後に、150nm以上
の厚さの窒化ケイ素または酸化ケイ素などの誘電体層が
300℃未満の温度で蒸着される。
【0029】その後、発光面12用に誘導体層8にウィ
ンドゥを開ける。次に、リフトオフ工程によりp形コン
タクト電極9が形成される。p形コンタクト領域の形成
後、ワインボンディングの容易化を図るため、Au電極
10がp形コンタクト領域上またはワイヤボンディング
が行われる箇所に部分的に形成される。
【0030】その次に、バッシベーション層14によっ
て発光面12が被覆される。バッシベーション層14に
は、アルミナ(Al2 3 )、酸化ケイ素(Si
2 )、または窒化ケイ素(SiNx )が使用可能であ
り、室温または200℃未満の温度で蒸着する。このバ
ッシベーション層14は、発光面12が大気から水の分
子や酸素を吸収するのを防ぎ、長時間の動作に対する素
子の信頼性を高める働きをする。
【0031】バッシベーション層14の形成後、基板の
裏側を約100μmまで研磨し、n形コンタクト領域1
1が形成される。n形コンタクト領域11には、Au:
Ge/Ni/Auが使用可能である。研磨した基板の裏
側にn形コンタクト領域を形成した後、パッケージング
のため、各発光ダイオードのマーキングが行われる。提
示された発光ダイオードのリング形電極を使用すると、
光出力や結合効率が向上するだけでなく、面発光ダイオ
ードの製造コストを低く抑えることができる。
【0032】本発明で採用されている電極形状の平面図
が図2に示されている。この発光ダイオードでは、電流
濃度がレーザダイオードなどの他の光素子に比べて高い
ことから、p形電極のコンタクト抵抗を、1Ω(オー
ム)以下にする必要がある。そのために、p形電極とし
て、GaAsキャップ層におけるスパイクの形成を回避
するうえでより信頼性の高い金属被覆法の選択が必要で
ある。p形電極には、Au:ZnまたはTi/Pt/A
uが使用可能であり、これによってCr:Auなどの従
来型の金属被覆法に比べて信頼性が高くなる。
【0033】データリンクシステムに発光ダイオードを
使用する場合、ファイバとの光結合効率が重要になる。
このため、ファイバに多くの光を結合できるように発光
面を設計しなければならない。
【0034】この結合効率は、主に、ファイバの種類と
使用される面発光ダイオードの発光面等の要因によって
決まる。面発光ダイオードの場合、外側よりも中央の領
域に光が多く集まるように発光面を設計しなければなら
ず、これは、上部電極の形状によるところが大きい。結
合効率は、上部電極の形状を最適化することによって最
適化が可能である。
【0035】前述の通り、中央部に電極が位置する従来
型の場合、光出力は、発光ダイオードの外側に拡がり、
結合効率が低くなる。ところが、図2に示すようなリン
グ形電極を使用した場合、光を中央部から取り出すこと
ができ、従来型発光ダイオードを使用した場合に比べて
結合効率が高くなる。
【0036】リングの直径が、結合効率を決める。一般
に、ファイバを用いて最大の結合効率(≧50%)を得
るためには、発光面に対するファイバコアの直径の比率
が5を上回るようにリングの直径を設計しなければなら
ない。例えばコアのサイズが0.98mmで開口数(N
A)が0.5のステップインデックス形(SI)POF
ファイバを使用した場合、70%を上回る結合効率を得
るためにはリングの直径を100μm程度にすればよ
い。
【0037】発光面に電流をより均一に分配することに
よって軽減することができ、これは、電極の形状を適正
に設計することにより実現可能である。発光面に関して
最適化された直径を有するリング形状電極を用いると、
電流は、発光面上をより均一に分配可能である。発光面
が広い場合、均一な電流拡散を維持するには、リングを
2つ以上使用すればよい。その速度と光出力は、リング
数とリング間のキャップによって決まる。リング間のキ
ャップを最適化することにより、光の出力を最大にし、
かつ高速化が可能になる。
【0038】又、光出力を大きくするために、リングの
幅をできるだけ狭くしなければならない。コンタクト抵
抗がコンタクト面積に左右されることから、図2 (b)
(c)のように2重または3重のリングを使用して、コ
ンタクト抵抗の低減を図ることも可能である。
【0039】図3 (a)にリング電極を2重にした面発
光ダイオードの概略図を示す。
【0040】n型GaAs基板上1にn型GaAs層
2、n型(AlX Ga1-X 0.5 In0.5 Pクラッド層
3、活性層4、p型(Alx Ga1-x 0.5 In0.5
クラッド層5、高濃度p型AlGaAs電流拡散層6、
高濃度p型GaAsキャップ層7のエピタキシャル成長
する。活性層4は(Alx Ga1-x 0.5 In0.5 Pの
ダブルヘテロ構造で波長が650nmとなるようにAl
の組成を規定している。
【0041】エピタキシャル成長の後、キャップ層7を
エッチングしウィンドゥを形成し、p型電極としてCr
/Au、Au/Znをアロイする。n電極としてはGe
−Ni−Auを用いている。
【0042】電極層、直径及びリングの数は発光ダイオ
ードから出射される光に影響を与える。図3 (b)はリ
ング電極間のスペースの違いによる光取り出し効率への
影響を示す図である。図中、縦軸に光取り出し効率
(%)、横軸にリング電極間のスペース(μm)とし、
電極幅6.0μmにおける2重のリング電極及び3重の
リング電極のリング電極間スペースの変化による発光効
率の変化を表している。また同一リング電極における電
流拡散層の層厚との関係も表している。電流拡散層の層
厚は2.0μmと7.0μmとした。
【0043】図中、スペースが0での値は中央に電極が
置かれた従来の発光ダイオードを示す。図からわかるよ
うに、中央に電極が置かれた従来の発光ダイオードは、
リング電極を採用した発光ダイオードよりも発光効率が
低くなっている。
【0044】リング電極間スペースを大きくすることに
より、リング電極を用いた発光ダイオードの光取り出し
効率は増加するが、スペースを大きくさせ過ぎると光取
り出し効率は逆に減少してくる。したがって電極のリン
グの数によって電極間のスペースを定めることにより発
光効率を最大にすることができる。
【0045】図4は第2実施形態による面発光ダイオー
ドの構造を示す説明図であり、同図において同類の部品
は第1実施形態における同類の参照数字によって示され
ているため、ここでは説明の繰り返しは省略されてい
る。
【0046】第2実施形態では、発光ダイオードの作成
に、2段階のエピタキシャル成長を必要とする。p形ク
ラッド層5の成長後、ブロック層15の生成が行われ、
その次に、パターンの形成が行われる。ブロック層15
は、電極領域下への電流の集中を防止し、クラッド層3
に使用されているのと同じn形材料が使用できる。ブロ
ック層15のパターンが作成された後、電流拡散層6と
p形コンタクト領域に対するGaAs7のドーピング濃
度の高いキャップ層の生成が行われる。
【0047】他の工程は、第1実施形態においてすでに
説明していることから、説明は省略する。ただし、ここ
では、ブロック層のパターンの真下に当たる位置にp形
コンタクト電極を作成しなければならない。p形コンタ
クト領域に上部リング形電極のあるブロック層を用いる
ことにより、光出力が向上する。
【0048】図5は、第3実施形態による面発光ダイオ
ードを示す説明図であり、同図において同類の部品は第
1実施形態における同類の参照数字によって示されてい
るため、ここでは説明の繰り返しを省略している。
【0049】第3実施形態では、クラッド層3、活性層
4、および電流拡散層6を生成する前に、n形バッファ
層にn形DBR鏡16が生成される。反射鏡として使用
されるDBRは、屈折率差の大きい16 (1)および1
6 (2)による複数の対の半導体から成る。この対の半
導体の数と種類によって、DBR反射鏡から反射される
光の量も決まってくる。また、DBRとして使用される
半導体の各層は、活性領域から放射される光に関して吸
収が低くなければならない。
【0050】図6は、近似の反射特性と共にDBR層を
示した説明図である。前記の通り、各対において使用さ
れる半導体の種類だけでなく対の数も、出力される光の
波長によって決まる。面発光ダイオードを初めとする光
素子では、放出スペクトルが広い波長域を含むことか
ら、広い波長域において最大の反射率が得られるよう
に、DBRに使用する半導体の種類を選択しなければな
らない。図6 (b)に示すように、光の最大反射率を得
るためには、λ1 からλ2 までの範囲内の波長を持たな
ければならない。例えば、650nmの発光ダイオード
を設計する場合、15対のAlAs/(Al0.5 Ga
0.5 0.5 In0.5 Pを使用すると、波長が590〜7
10nmの範囲内にある光を100%反射できる。表1
は、面発光ダイオードの設計に使用可能なDBRの対の
種類と反射特性をまとめたものである。
【0051】
【表1】 DBRの設計において、抵抗を最小限に抑えるためパラ
ボリックあるいはグレーデッド接合の形成も、その反射
特性と同様に重要である。DBR接合をグレード化する
には、表1に示す対に適合するスーパーラティスまたは
グレーデッド接合の利用が可能である。DBR16の形
成後、n形クラッド層3、活性層4、p形クラッド層
5、電流拡散層6、およびp形GaAsキャップ層7な
どの他の層が、単一の室内に生成される。この後の工程
については、第1実施形態に説明したものと同じである
ことから、説明の繰り返しはここでは省略する。
【0052】図7は、第4実施形態による面発光ダイオ
ードの提示された構造を示す説明図であり、同図におい
て同類の部品は第1、第2、および第3実施形態におけ
る同類の参照数字によって示されているため、ここで
は、説明の繰り返しを省略している。
【0053】ここでは、DBR16の形成後、n形クラ
ッド層3、活性層4、p形クラッド層5、およびブロッ
ク層15が生成される。p形コンタクトの位置に、ブロ
ック層パターン15 (1)も作成される。この後の工程
は、第2実施形態においてすでに説明されていることか
ら、ここでは説明の繰り返しを省略する。
【0054】図8は、第5実施形態による面発光ダイオ
ードの提示された構造を示す説明図であり、同図におい
て同様の部品は第1実施形態における同類の参照数字に
よって示されているため、ここでは説明の繰り返しを省
略している。
【0055】第5実施形態では、酸化ケイ素または窒化
ケイ素などの誘電体層8の蒸着前に、発光面12を厚い
絶縁塗料で被膜した後、イオン注入領域17が形成され
る。このイオン注入は、ワイヤボンディング領域18下
の電流拡散を回避するために、18の箇所に抵抗率の高
い領域を形成する目的で行われる。厚い拡散層6を用い
た場合、電流は、領域18まで分散し、外部効率はあま
り上昇しない。ブロック層にイオン注入を行うと、外部
量子効率の改善に効果的である。この後の工程は、第1
実施形態においてすでに説明してあるため、ここでは説
明の繰り返しを省略している。
【0056】図9は第6実施形態による面発光ダイオー
ドの構造を示す説明図である。
【0057】図中、1はGaAs基板、2はn型バッフ
ァ層、3はn型クラッド層、4は活性層、5はp型クラ
ッド層、5aはスペーサ層、6は電流拡散層、7はp型
キャップ層、8は誘電体層、9 (1)はp型コンタクト
Cr/Au電極、9 (2)はp型コンタクトAu/Zn
電極、10はAu電極を示す。
【0058】第6実施形態の構造をさらに詳しく説明す
る。n型GaAs基板1上にn型GaAsバッファ層
2、n型(Al0.7 Ga0.3 0.5 In0.5 Pクラッド
層3、活性層4、ノンドープ(Al0.7 Ga0.3 0.5
In0.5 Pスペーサ層5a、p型(Al0.7 Ga0.3
0.5 In0.5 Pクラッド層5、電流拡散層6、およびド
ーピング濃度の高いp型GaAsキャップ層7が形成さ
れている。ここで活性層4としては、所望の波長となる
(Alx Ga1-x 0.5 In0.5 P材料を用いてバルク
あるいは多重量子井戸構造とすることができる。また、
スペーサ層は、ノンドープでなくともよくp型クラッド
層3程度の低濃度であればよい。
【0059】さらに電極とのコンタクトに用いられる高
濃度GaAsキャップ層7の厚さは、発光光の吸収を防
ぐために、100Å以下としている。エピタキシャル成
長の後、SiNx やSiO2 などの誘電体層8が200
度以下の温度で蒸着される。半導体と空気の屈折率の違
いを利用して反射効果を減らすため絶縁体層8の厚さを
n・λ/4としている。ここでは、λは発振波長、n=
2m+1(mは整数)である。
【0060】高濃度GaAsキャップ層7上の発光面は
リング電極と誘電体層により形成され、各リング電極は
発光面内の誘電体層の外のp型コンタクト電極9及びA
u電極10と電気的に接続されている。誘電体層8の発
光面となる領域の外周をリング状にエッチングし、p型
コンタクトCr/Au電極9 (1)をリフトオフにより
形成する。さらに発光面内の誘電体層にリング電極形成
のためのエッチングを行い、p型コンタクトAu/Zn
電極9 (2)を形成し、さらにワイヤボンディング形成
の容易化のためAu10がp型コンタクトAu/Zn電
極9 (2)上あるいはワイヤボンディングが形成された
一部にメッキされ、リフトオフによりリング電極が形成
される。p型コンタクト電極9としては、Au:Zn又
はTi/Pt/Au又はCr/Auなど用いることがで
きる。
【0061】上記では電極構造は3層としたが、p型コ
ンタクト電極9(1)としてTi/Pt/Au又はCr
/Auを用い、その上に厚いAuを形成することにより
2層電極とすることも可能である。さらにこの材料では
Au10メッキ工程を用いずに蒸着等を用いてCr/A
uに続き連続的に形成することも可能である。
【0062】次に基板1の裏を100μmまで研磨し、
n型コンタクト電極11を形成する。n型コンタクトに
はAu:Ge/Ni/Auが使用可能である。研磨した
基板の裏側にnコンタクトを形成した後、パッケージン
グのため各発光ダイオードのマーキングが行われる。
【0063】第6実施形態では誘電体層8がバッシベー
ション層として働き、発光面の保護膜の役割を果たすた
めバッシベーション層を形成する工程を加える必要はな
い、結果として面発光ダイオードの製造コストを下げる
ことが可能となる。
【0064】また実施の形態は第4の実施の形態に示さ
れたn型バッファ層とn型クラッド層3の間にDBR層
15を有する構造の面発光ダイオードや、第5の実施の
形態にあるような電流拡散層6に電流狭窄を有する構造
の面発光ダイオードにも適用可能である。
【0065】図11は第7実施形態による面発光ダイオ
ードの構造の説明図であり、同図において同類の部品は
第4実施形態における同類の参照数字によって示されて
いるためここでは繰り返しの説明を省略している。
【0066】ここでは、DBR16の形成後、n型クラ
ッド層3、活性層4、ノンドープあるいは低濃度スペー
サ層5a、p型クラッド層5、および電流拡散層6、ノ
ンドープ又は低濃度GaInPエッチングストッパー層
31、高濃度p型キャップ層7を形成する。第4実施形
態と異なる部分は電流拡散層6と高濃度p型キャップ層
7の間にノンドープ又は低濃度GaInPエッチングス
トッパー層31を設けた点である。ノンドープ又は低濃
度GaInPエッチングストッパー層31は200Å以
下の膜厚としている。
【0067】このエッチングストッパー層31を設ける
ことにより、第7実施形態では高濃度p型キャップ層7
のエッチングの際のエッチングストッパーの役割を果た
すとともに、ノンドープ又は低濃度のため高濃度p型キ
ャップ層7の成長の際に不純物(例えばZn)が電流拡
散層6、p型クラッド層5を通じて活性層に拡散するこ
とを防ぐことができる。
【0068】上記の実施形態では第4実施形態を用いて
説明したが、これに限られるものでもなく第1、第2、
第3、第5実施形態でも適用可能である。
【0069】図11は、第8実施形態による面発光ダイ
オードのモールドパッケージ構造を示す説明図であり、
同図において同類の部品は第1、第2、第3、第4、第
5、第6および第7実施形態における同類の参照数字に
よって示されているため、ここでは説明の繰り返しを省
略している。
【0070】第8実施形態では、リードフレーム20上
に面発光ダイオード19を接着した後、POFとの結合
を容易にするため、モールド21が形成される。また、
モールド21の一部に、レンズ22が作成される。結合
効率を改善し、かつパッケージ化のコストをできるだけ
低く抑えるために、使用されるレンズ22も、成形品に
使用される材料と同じ種類のものによって作成される。
【0071】POFベースのシステムに使用する場合、
半径(R)を有するレンズ22が≦0.6mmでなけれ
ばならず、レンズ22 (c)の中心部から面発光ダイオ
ード19までの距離が0.75mm程度の短さでなけれ
ばならない。
【0072】モールドに使用される材料は、屈折率n≦
1.60であり、200℃未満の温度で形成されなけれ
ばならない。開口数(NA)が0.5でコアの直径が
0.98mmのステップインデックス形(SI)POF
に発光ダイオード19のこのモールド構造21を使用す
ると、結合効率が70%を越える程度まで上昇する。
【0073】図12は、第9実施形態による面発光ダイ
オード配列を示す説明図であり、同図において同類の部
品は第1、第2、および第3実施形態における同類の参
照数字によって示されているため、ここでは説明の繰り
返しを省略している。
【0074】第9実施形態では、所望の数による1次元
または2次元配列23または24の形態に多くの面発光
ダイオードが形成されるが、これは、大規模チャネル光
データリンクシステムに限られず、プリンタまたは表示
システムなどにも利用可能でる。単一の面発光ダイオー
ド19では、リング形の電極が使用されていることか
ら、狭い面積に非常に多くの面発光ダイオード配列が作
成可能である。
【0075】必要な工程については、第1実施形態にお
いて説明したものと同じであることから、ここでは説明
の繰り返しを省略している。
【0076】以上の実施形態により、POFを用いた光
システムに必要な面発光ダイオードについて説明した。
本発明の発光ダイオードは、あらゆる種類のPOFまた
は従来型のシリカファイバベースのシステムに光源とし
て使用することができる。さらに0.5〜1.6μmの
範囲内にある波長を有する面発光ダイオードにも適用可
能である。
【0077】本発明による以上の好適な実施形態に関す
る説明は、例示ならびに解説のためになされたものであ
り、ここに開示した厳密な形態にのみ本発明を限定する
ものではない。この説明は、本発明の原理について最善
の説明を行うために選択され記述されたものであり、多
様な実施形態に利用することができ、意図された特定の
用途に合わせた種々の変形が可能である。
【0078】
【発明の効果】リング形電極を用いた面発光ダイオード
は、従来品と比較して光出力が高い。さらに、この面発
光ダイオードは、POFによって70%を上回る結合効
率が実現可能である。発光面において1以上のリング形
電極を使用することにより、接触領域の外側に電流を均
一に拡散し、面発光ダイオードの輝度を高め、かつ従来
の面発光ダイオードよりも高い結合効率への上昇が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による面発光ダイオード
を示す説明図である。
【図2】複数のリング電極を有する面発光ダイオードを
示す平面図である。
【図3】2重リング電極を用いた面発光ダイオードの概
略図とリング電極間隔と発光効率との関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態のブロック層を有する面
発光ダイオードを示す説明図である。
【図5】本発明の第3実施形態の下部DBR層を有する
面発光ダイオードを示す説明図である。
【図6】第3および第4実施形態に用いられる反射特性
と共にDBRの構造を示す説明図である。
【図7】本発明の第4実施形態によるDBR層およびブ
ロック層を有する面発光ダイオードを示す説明図であ
る。
【図8】本発明の第5実施形態による外部量子効率の向
上を目的とする陽子注入層を伴う面発光ダイオードを示
す説明図である。
【図9】本発明の第6実施形態による面発光ダイオード
を示す説明図である。
【図10】本発明の第7実施形態による面発光ダイオー
ドを示す説明図である。
【図11】本発明の第8実施形態による面発光ダイオー
ドのモールドパッケージ構造を示す説明図である。
【図12】本発明の第9実施形態によるリング電極を伴
った面発光ダイオード配列を示す説明図である。
【図13】従来の面発光ダイオードの概略図である。
【図14】従来の面発光ダイオードの近似の近視野パタ
ーンを示す説明図である。
【図15】従来の面発光ダイオードの構造を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 n形バッファ層 3 n形クラッド層 4 活性層 5 p形クラッド層 5a スペーサ層 6 電流拡散層 7 p形GaAsキャップ層 8 誘電体層 9 p形コンタクト電極 10 Au電極 11 n形電極 12 発光面 13 発光光出力 14 バッシベーション層 15 ブロック層 16 DBR層 17 イオン注入領域 18 ワイヤボンディング領域 19 面発光ダイオード 20 リードフレーム 21 成形品 22 レンズ 22 (c) レンズ中心部 23 2次元配列 24 2次元配列 25 電極 26 電極金属 27 発光面 28 光出力 29 光の輝度 30 ブロック層 31 エッチングストッパー層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型基板上に第1導電型バッファ
    層、第1導電型クラッド層、活性層、第2導電型クラッ
    ド層、第2導電型電流拡散層、第2導電型キャップ層を
    有する面発光ダイオードにおいて、前記第2導電型キャ
    ップ層上にリング電極が形成されていることを特徴とす
    る面発光ダイオード。
  2. 【請求項2】 前記リング電極が2重以上形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の面発光ダイオード。
  3. 【請求項3】 前記電流拡散層と第2導電型クラッド層
    との間に第1導電型電流ブロック層を有し、前記電流ブ
    ロック層は前記リング電極の下方に形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の面発光ダイオード。
  4. 【請求項4】 前記第1バッファ層と前記第1導電型ク
    ラッド層の間にDBR層が形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2又は3記載の面発光ダイオード。
  5. 【請求項5】 前記電流拡散層にイオン注入により高抵
    抗層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    又は3記載の面発光ダイオード。
  6. 【請求項6】 前記第2導電型キャップ層上に層厚がn
    ・λ/4 (λは発振波長、n=2m+1 (mは整数))
    の絶縁体層が形成され、前記絶縁体層上の金属層の被覆
    により発光面が規定され、前記第2導電型キャップ層上
    の前記発光面にリング電極が設けられていることを特徴
    とする請求項1又は2又は3又は4又は5記載の面発光
    ダイオード。
  7. 【請求項7】 前記電流拡散層と前記第2導電型キャッ
    プ層の間にノンドープ又は低濃度のGaInPエッチン
    グストッパー層を設けることを特徴とする請求項1又は
    2又は3又は4又は5記載の面発光ダイオード。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載の面発光ダイオード
    がリードフレーム上に装着され、前記リードフレーム上
    屈折率が1.6以下のレンズ一体型モールドを有するこ
    とを特徴とする面発光ダイオード。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8記載の面発光ダイオード
    が1次元又は2次元配列となっていることを特徴とする
    面発光ダイオード。
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