JPH08339870A - カバースライド式コネクタ - Google Patents

カバースライド式コネクタ

Info

Publication number
JPH08339870A
JPH08339870A JP14578495A JP14578495A JPH08339870A JP H08339870 A JPH08339870 A JP H08339870A JP 14578495 A JP14578495 A JP 14578495A JP 14578495 A JP14578495 A JP 14578495A JP H08339870 A JPH08339870 A JP H08339870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
terminal
projection
protrusion
connector housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14578495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Yamamoto
真也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP14578495A priority Critical patent/JPH08339870A/ja
Publication of JPH08339870A publication Critical patent/JPH08339870A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 係止用スペーサを廃止してカバーのみで端子
の不完全挿入防止と二重係止とを行わせる。 【構成】 コネクタハウジング5に、カバー10に対す
るスライド溝7が形成され、カバー10に、スライド溝
7に係合する係合突部24,25と、端子2の高さ方向
突部26,27に対する押し込み突部8と係止突部9と
が設けられる。カバー10のスライド方向に押し込み突
部8と係止突部9とが並んで設けられ、スライド溝7
が、端子の高さ方向突部26,27と係止突部9との干
渉を防止するための山型部16,18を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子係止用のスペーサ
を廃止して、スライド式のカバーで端子の不完全挿入防
止と二重係止とを行わせたカバースライド式コネクタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14〜15は特公平5−828号公報
に記載された従来のカバースライド式コネクタを示すも
のである。このコネクタ35は、合成樹脂製のコネクタ
ハウジング36と、該コネクタハウジング36に後方か
ら挿入される端子保護カバー37及び端子係止スペーサ
38とで構成される。
【0003】該コネクタハウジング36は端子収容室3
9の前半部すなわち端子40の接触ばね片41を収容す
る部分が開口され、この開口42に図15の如く端子保
護カバー37が位置する。該端子保護カバー37は前後
にスライド自在であり、カバー37が後退して端子収容
室39が開口した状態で、端子40の接触ばね片41に
図示しない自動車メータ等の相手側コネクタの端子部が
接続する。
【0004】また、前記端子係止スペーサ38は該カバ
ー37の後端突部43に押されて連動して前進し、端子
40の後端の高さ方向突部44に当接して、コネクタハ
ウジング36の係止ランス45と共に端子40を係止す
る。該端子係止スペーサ38は、端子40が半挿入であ
る場合に端子の後端部44をスペーサ先端部で押して完
全挿入させることもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカバースライド式コネクタ35にあっては、コネク
タハウジング36と端子保護カバー37と端子係止スペ
ーサ38という三部品を要するためにコスト高になると
いう問題があった。本発明は、上記した点に鑑み、端子
の不完全挿入防止と二重係止というスペーサの働きを損
なうことなく、部品点数を減らしてコスト低減を可能と
するカバースライド式コネクタを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、端子露出用の開口を有するコネクタハウ
ジングと、該コネクタハウジング内に挿入され、接触部
を該開口から露出させる端子と、該コネクタハウジング
にスライド式に装着され、該接触部を被覆可能なカバー
とを備えるカバースライド式コネクタにおいて、該コネ
クタハウジングに、該カバーに対するスライド溝が形成
され、該カバーに、該スライド溝に係合する係合突部
と、前記端子の高さ方向突部に対する押し込み突部と係
止突部とが設けられた構造を基本とする。そして、前記
カバーのスライド方向に前記係止突部と押し込み突部と
が並んで設けられ、前記スライド溝が、前記端子の高さ
方向突部と該係止突部との干渉を防止するための山型部
を有する構造も可能である。
【0007】
【作用】カバーはコネクタハウジングのスライド溝に係
合突部を係合させてスライド溝形状に沿って進退可能で
ある。カバーの押し込み突部はカバー閉止の際に半挿入
状態の端子の高さ方向突部を前方に押して完全挿入させ
る。またカバーの係止突部はカバー開扉の際に端子の突
部の後方に対向して位置し、端子の抜けを防止する。こ
こでカバーの係合突部がスライド溝の山型部を乗り越え
る際に、カバーが上昇し、係止突部と端子の突部との係
止が解除され、係止突部が端子の突部の上を通過する。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係るカバースライド式コネク
タの一実施例を示すものである。該カバースライド式コ
ネクタ1は、端子2(図6参照)の接触ばね片3を露出
可能な上部開口4を有する合成樹脂製のコネクタハウジ
ング5と、該コネクタハウジング5の両側壁6に形成さ
れた複雑な蛇行形状のスライド溝7に沿って移動可能
で、該端子2に対する半挿入防止用の押し込み突部8と
抜け防止用(二重係止用)の係止突部9とを有する合成
樹脂製のカバー10とで構成される。
【0009】該コネクタハウジング5の前半部には両側
壁6aがハウジング後半の両側壁6bよりも上方に突出
して一段高く位置している。そして、ハウジング後半の
両側壁6bから前半の両側壁6aにかけて前記蛇行形状
のスライド溝7が二段式に略階段形状に上昇する如く形
成されている。また前半の両側壁6aの間においてハウ
ジング後半部の上壁11よりも一段低い位置に前記上部
開口4が開口し、該開口4は該上壁11まで続いて、端
子挿入用の後部開口12(図6)を有する端子収容室1
3に連通している。
【0010】前記スライド溝7は図2にも示す如く、ハ
ウジング後半の両側壁6bの中央寄りに位置する始端部
14と、ハウジング前端方に延びる終端部15とを有す
る。さらに該スライド溝7は始端部14に続いて山型に
立ち上がったカバー係止部としての第一山型部16を有
する。この第一山型部16の前方にはやや低い第一水平
部17が前半の両側壁6aとの境部近傍まで続き、ほぼ
この境部において大きな第二山型部18と谷部19とが
順に略S字状に続いている。該谷部19は前半の両側壁
6a側に位置し、前半の両側壁6aにおいて斜め前上が
りの傾斜部20を経て一段高い第二水平部21に続いて
いる。該第二水平部21は前記終端部15まで続いてい
る。
【0011】図1の如く前記カバー10は下向き略コの
字状に形成され、ハウジング上壁11ないし端子2の接
触ばね片3に対向する天壁22の両側に、ハウジング両
側壁6と平行な両側壁23を有する。カバー両側壁23
の内側には、前記スライド溝7に対する前後各一対の短
円柱状の係合突部24,25が突出形成されている。前
方の係合突部25はカバー前端方に位置し、後方の係合
突部24は前方の係合突部25とほぼ同じ高さでカバー
10のほぼ中央部に位置する。
【0012】また図3〜4にも示す如く、該カバー10
の天壁22の内側には、前寄りに前記端子係止突部(リ
ブ)9が垂下形成され、後端には端子半挿入防止用の押
し込み突部(リブ)8が該端子係止突部9よりもやや長
めに垂下形成されている。両突部8,9は上部開口4か
らハウジング5内へ進入可能である。両突部8,9は端
子2の数に対応して櫛歯状に形成される。該カバー10
の前後方向長さはコネクタハウジング5の全長のほぼ半
分程度に設定されている。
【0013】図5〜6はコネクタハウジング5に対する
カバー10の仮係止状態を示すものである。すなわちカ
バー10の両側壁23を手で外側に拡げて、中央の第一
係合突部24をコネクタハウジング5のスライド溝7の
第一山型部16の頂点に位置させると共に、前方の第二
係合突部25を同じくスライド溝7の第一水平部17に
位置させて、カバー10を後上がりの状態で仮係止させ
る。この状態で後述する図13におけるカバー10と端
子2の係止が解除される。このカバー仮係止状態で図6
の如く端子2をコネクタハウジング5の後部開口12か
ら端子収容室13内に挿入する。
【0014】該端子2には長手方向中間位置すなわち接
触ばね片3の後方にほぼ該接触ばね片3と同程度の高さ
の突部(第二突部)27が形成され、さらに該第二突部
27の後方に溝部28をはさんで該第二突部27よりも
低い第一突部26が形成されている。
【0015】そして図7〜8の如くカバー10をスライ
ド溝7に沿って前進させる。図7〜8は端子2の半挿入
状態を示し、カバー前側の第二係合突部25が傾斜部2
0に沿って上昇し、中央の第一係合突部24が第二山型
部18の裾部に位置して、カバー前方の端子係止突部9
が端子2の第二突部27と干渉しないように上方に逃げ
て第二突部27よりも前方に位置し、カバー10が前上
がりに傾斜した状態で前進し、それに伴ってカバー後側
の押し込み突部8が端子2の第二突部27を前方に押し
ていく。
【0016】そして図9の如くカバー10の前進と共に
端子2が完全挿入されていく。図9においてカバー中央
の第一係合突部24は傾斜部20の上部に位置し、前方
の第二係合突部25は第二水平部21の中間に位置す
る。
【0017】図10〜11はカバー10を完全に前進さ
せ、該カバー10で端子2の接触ばね片3を覆って保護
した状態を示す。カバー10の両係合突部24,25は
スライド溝7の第二水平部21に位置し、それによって
カバー10は水平すなわちコネクタハウジング5に平行
に保持される。カバー10の天壁22は一段高いハウジ
ング前半の両側壁6a上に近接して位置する。このカバ
ー閉止状態でコネクタ1の運搬等が行われる。端子2の
完全挿入状態において図11の如くカバー10の押し込
み突部8の下端部は端子2の第二突部27の後端面に当
接して位置する。端子2はコネクタハウジング5内の可
撓係止ランス29で一次係止され、同時に押し込み突部
8で二次係止される。
【0018】そしてコネクタ1を図示しない自動車メー
ター側の相手コネクタに接続させる場合には、図7〜9
で示したカバー状態の如くカバー10を後退させて、図
12〜13の如くカバー10をコネクタハウジング5の
後半部に位置させる。図12の如くカバー中央の第一係
合突部24はスライド溝7の第一山型部16を乗り越え
て始端部14に位置し、前方の第二係合突部25は第一
水平部17に位置して、カバー10が前後方向に移動す
ることなく本係止される。また図13の如くカバー前側
の第二係止突部9が端子2の第一突部26の後端に当接
して端子2を係止し(係止ランス29と合わせて二重係
止となる)、端子2の後抜けを防ぐ。カバー10はコネ
クタハウジング後半部の一段低い上壁11にその天壁部
22を近接して位置させる。
【0019】カバー10の後退途中においてカバー後側
の押し込み突部8は図11のカバー状態の如くカバー水
平移動時に端子2の第二突部27を離れて第一突部26
上を通過する。そして図7でカバー前側の第二係合突部
25がスライド溝7の第二山型部18を乗り越える際
に、カバー前側の係止突部9が端子の第二突部27と第
一突部26との上を通過し、該第二係合突部25が第二
山型部18を下って図13の如くカバー10がハウジン
グ後半部に位置した状態で、該係止突部9が端子2の第
一突部26の後端に対向して位置するのである。
【0020】また、この状態からカバーを前進させる場
合には、図6の如く第一係合突部24を第一山型部16
に乗り上げ、それによりカバー10を持ち上げて、すな
わちカバー10を後上がりに傾斜させつつ該第一山型部
16の半ピッチ分前進させて、係止突部9を端子2の第
一突部26から離間させて係止を解除する。その後の操
作は図7以降の説明の通りである。なお、端子2の第一
突部26を廃止して第二突部27のみとし、カバー10
の係止突部9を第一突部26ではなく第二突部27の後
端に係止させる構造とすることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、カバー
の進退操作のみで端子の半挿入防止と二重係止とを行う
ことができるから、従来のような端子係止用スペーサが
不要となり、部品コストが大幅に削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバースライド式コネクタの一実
施例を示す分解斜視図である。
【図2】コネクタハウジングのスライド溝形状を示す側
面図である。
【図3】カバーを示す図1のA−A断面図である。
【図4】同じく図1の矢視B図である。
【図5】コネクタハウジングに対してカバーを仮係止さ
せた状態の斜視図である。
【図6】同じく縦断面図である。
【図7】端子の半挿入を防止する状態を示す側面図であ
る。
【図8】同じく縦断面図である。
【図9】端子を完全挿入させる直前の状態を示す側面図
である。
【図10】カバーを閉止させた状態の斜視図である。
【図11】同じく縦断面図である。
【図12】カバーを開扉した状態の斜視図である。
【図13】同じく縦断面図である。
【図14】従来のカバースライド式コネクタを示す分解
斜視図である。
【図15】同じく組み付けた状態の縦断面図である。
【符号の説明】
2 端子 3 接触ばね片 4 上部開口 5 コネクタハウジング 7 スライド溝 8 押し込み突部 9 係止突部 10 カバー 16 第一山型部 18 第二山型部 24,25 係合突部 26,27 高さ方向突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子露出用の開口を有するコネクタハウ
    ジングと、該コネクタハウジング内に挿入され、電気接
    触部を該開口から露出させる端子と、該コネクタハウジ
    ングにスライド式に装着され、該電気接触部を被覆可能
    なカバーとを備えるカバースライド式コネクタにおい
    て、該コネクタハウジングに、該カバーに対するスライ
    ド溝が形成され、該カバーに、該スライド溝に係合する
    係合突部と、前記端子の高さ方向突部に対する押し込み
    突部と係止突部とが設けられたことを特徴とするカバー
    スライド式コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記カバーのスライド方向に前記押し込
    み突部と係止突部とが並んで設けられ、前記スライド溝
    が、前記端子の高さ方向突部と該係止突部との干渉を防
    止するための山型部を有することを特徴とする請求項1
    記載のカバースライド式コネクタ。
JP14578495A 1995-06-13 1995-06-13 カバースライド式コネクタ Withdrawn JPH08339870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14578495A JPH08339870A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 カバースライド式コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14578495A JPH08339870A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 カバースライド式コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08339870A true JPH08339870A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15393089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14578495A Withdrawn JPH08339870A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 カバースライド式コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08339870A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100597104B1 (ko) * 2004-06-01 2006-07-05 한국단자공업 주식회사 커넥터하우징
KR20190036188A (ko) * 2017-09-27 2019-04-04 한국단자공업 주식회사 커넥터

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100597104B1 (ko) * 2004-06-01 2006-07-05 한국단자공업 주식회사 커넥터하우징
KR20190036188A (ko) * 2017-09-27 2019-04-04 한국단자공업 주식회사 커넥터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3278051B2 (ja) カバー付きコネクタ
JP2901110B2 (ja) リヤホルダ付き電気コネクタ
JP4088189B2 (ja) コネクタ
JP2921645B2 (ja) コネクタ嵌合検知構造
JP3826799B2 (ja) コネクタ
JP3036419B2 (ja) 半嵌合検知コネクタ
JP2005166604A (ja) コネクタのロック構造
EP1521335A2 (en) Connector system
JP2000058200A (ja) コネクタ嵌合構造
JPH1050381A (ja) コネクタ
JP3765390B2 (ja) コネクタ
JP3123437B2 (ja) コネクタ
JP3806911B2 (ja) 分割コネクタ
JP3188380B2 (ja) リヤホルダー付きコネクタ
JPH0548243U (ja) 端子保護コネクタ
JP3508015B2 (ja) コネクタ
JP2567848Y2 (ja) コネクタ
JP3856768B2 (ja) コネクタ
JPH08339870A (ja) カバースライド式コネクタ
JP2825445B2 (ja) コネクタ
JP3457172B2 (ja) コネクタ嵌合構造
JP3470617B2 (ja) レバー式コネクタ
US6948953B2 (en) Connector connecting construction and a connector connecting method
JP3676585B2 (ja) 半嵌合防止コネクタ
JP4336034B2 (ja) コネクタ組立体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020903