JPH08339834A - 蓄電池の劣化度判定方法、及び劣化度判定装置 - Google Patents

蓄電池の劣化度判定方法、及び劣化度判定装置

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JPH08339834A
JPH08339834A JP7146492A JP14649295A JPH08339834A JP H08339834 A JPH08339834 A JP H08339834A JP 7146492 A JP7146492 A JP 7146492A JP 14649295 A JP14649295 A JP 14649295A JP H08339834 A JPH08339834 A JP H08339834A
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Japan
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terminal voltage
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rate
deterioration
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Nobuyoshi Moribe
信義 森部
Takayuki Yamashita
隆之 山下
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
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    • G01R31/382Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、蓄電池の製造メーカを設定する繁
雑な操作を省略しながら、同一種類の蓄電池に対して、
同一基準で劣化度判定を極めて短時間に実施でき、しか
も装置の構成が簡易ですむ蓄電池の劣化度判定方法、及
び劣化度判定装置を提供することを目的とする。 【構成】 演算判定部17は、制御部13により電子ス
イッチ11が閉止された時の蓄電池の端子電圧を取り込
み、端子電圧の上昇時の変化率を演算する。さらに、演
算判定部17は、該演算された端子電圧の上昇時の変化
率を、記憶部19から読出した回帰式に代入して当該蓄
電池の容量を演算し、該演算された当該蓄電池の容量か
ら当該蓄電池の劣化度を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば通信用電源シス
テムのバックアップ用などに用いられる蓄電池に係り、
特に、一般に浮動充電状態に維持して使用される蓄電池
の劣化度を判定する蓄電池の劣化度判定方法、及び劣化
度判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉛蓄電池をはじめとする蓄電池
は、充放電を繰り返すことで反復して使用できるため、
例えば通信用電源システムのバックアップ用、電気自動
車のエネルギ源などに広く採用されている。この蓄電池
は、負荷を接続しながら充電する浮動充電状態に維持し
て使用されることが多い。この蓄電池のうち、特に、鉛
蓄電池は、その価格及び維持管理費などの経済性、品質
の安定性、入手のしやすさなどの観点から現在最も優れ
ており、このため鉛蓄電池が今日最も広く普及してい
る。
【0003】この鉛蓄電池は、これを例えば通信用電源
システムのバックアップ用に用いるにあたっては、この
電源システムが商用電源の受電時に充電することにより
電気を蓄積する一方、商用電源の停電時には蓄積した電
気を放電する。これにより、この電源システムに接続さ
れる通信システムへ電力を瞬断することなく供給し続
け、これをもって通信システムの無停電化を実現してい
る。しかし、鉛蓄電池が劣化して電気を蓄積する能力、
すなわち容量が低下すると、商用電源の停電時に十分な
電力を通信システムへ供給できなくなる。最悪の場合に
は、電力が遮断された通信システムはその機能を停止
し、今日の情報化社会に多大な影響を与えかねない。そ
こで、鉛蓄電池の劣化度を常に把握しておき、劣化した
鉛蓄電池は速やかに新品と交換することにより、商用電
源の停電時に備えておくことが重要である。
【0004】ここで、鉛蓄電池の劣化度を判定するため
の原理について述べると、一般的に鉛蓄電池は浮動充電
により長時間にわたり過充電状態となっている。この状
態が続くと、蓄電池内部の正格子に腐食が起きるが、こ
の腐食が電解液の減少、濃度の増加などによりさらに促
進されると、活物質と集電体との密着の悪化及び活物質
の脱落などが発生する。これらの原因により、有効活物
質が減少するため、蓄電池の容量は減少し、劣化が進む
と考えられている。従って、蓄電池の容量を測定するこ
とにより、鉛蓄電池の劣化度を判定することができる。
【0005】この原理に基づく鉛蓄電池の劣化度判定法
としては、従来、主として2つの試験法が採用されてい
る。すなわち、鉛蓄電池を10時間率の定電流で終止電
圧に至るまで放電させ、この放電時の電流と放電に要し
た時間から鉛蓄電池の容量を算出し、この容量から鉛蓄
電池の劣化度を判定する容量試験法と、鉛蓄電池のイン
ピーダンスを測定し、このインピーダンスから鉛蓄電池
の内部抵抗値を求め、この内部抵抗値から鉛蓄電池の劣
化度を判定するインピーダンス測定法とが採用されてい
る。
【0006】しかし、これらの試験法は、容量試験法に
あっては、試験の終了までに長時間を要して保守者を長
時間拘束する一方、インピーダンス測定法では、測定の
ために鉛蓄電池から負荷を取り外す作業が必要であるな
ど、保守者の工数、及び肉体的負担が大きく、これら保
守者への負担の軽減が大きな課題となっていた。
【0007】この課題を解決するために、例えば尾形氏
らは、電子情報通信学会論文誌 B−I Vol.J7
6−B−I No.10 pp.719−726 19
93年10月の論文『パルス充放電特性測定による鉛蓄
電池の劣化判定法』において、鉛蓄電池の劣化度を短時
間で簡便に判定できる鉛蓄電池の劣化判定法を提案して
いる。
【0008】この鉛蓄電池の劣化判定法は、負荷に接続
された浮動充電状態の鉛蓄電池を、約500μsの短時
間放電させた場合の放電特性のうち、数10μsから5
00μs以内の時間において放電電圧及び電流が安定す
ることに着目し、この安定部分における鉛蓄電池の電圧
降下ΔV及びパルス放電電流Iから求めた内部抵抗(Δ
V/I)が、鉛蓄電池の容量と相関することを実験等に
よって明らかにし、この原理に基づいて当該鉛蓄電池の
劣化を判定する。すなわち、同一種類の鉛蓄電池につい
て、あらかじめ従来の容量試験で確認した鉛蓄電池の容
量と、当該鉛蓄電池を本劣化判定法によりパルス放電し
て求めた内部抵抗との相関図または回帰式をあらかじめ
用意しておく。そして、本劣化判定法により鉛蓄電池の
内部抵抗を求め、この内部抵抗と、前記した相関図また
は回帰式とを参照して鉛蓄電池の容量を推定し、この推
定した容量から当該鉛蓄電池の劣化度を判定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
内部抵抗から鉛蓄電池の劣化度を判定する『パルス充放
電特性測定による鉛蓄電池の劣化判定法』は、確かに鉛
蓄電池の劣化度を短時間で簡便に判定できるものの、下
記に示す課題を内在している。
【0010】すなわち、鉛蓄電池の内部抵抗は同一種類
間でも製造メーカ毎に異なるため、鉛蓄電池の容量の相
関図または回帰式をもとに容量を推定するにあたり、製
造メーカ毎に異なる複数のパラメータを考慮する必要が
ある。したがって、多種多様な鉛蓄電池に対応する劣化
度判定装置を製作する場合、鉛蓄電池の内部抵抗を容量
に換算するための回帰式、またはテーブルを複数用意し
なければならない。このため、複数のテーブルを記憶し
ておくメモリの必要容量が増大するとともに、内部抵抗
を容量に換算する際の演算処理が複雑になり、処理速度
が遅くなるという課題があった。しかも、鉛蓄電池の劣
化度を判定する毎に、判定対象である鉛蓄電池の製造メ
ーカを装置に設定することにより、製造メーカ毎に異な
る複数のパラメータのなかから、該当する製造メーカの
パラメータを選択しなければならず、この鉛蓄電池の製
造メーカを設定する操作は煩雑であった。
【0011】さらに、この劣化度判定装置は、電流、及
び電圧の2種類の測定チャンネル及び測定機構を設けな
ければならないため、装置の構成が複雑になるととも
に、装置の製造コストもかさむという課題があった。
【0012】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、一般に、浮動充電状態にある蓄電
池から充電器及び負荷を切り離すことなく、短時間のパ
ルス放電試験を実施し、この放電電圧の立上がり特性の
変化率から蓄電池の容量を演算し、この容量から蓄電池
の劣化度を判定することにより、蓄電池の製造メーカを
設定する繁雑な操作を省略しながら、同一種類の蓄電池
に対して、同一基準で劣化度判定を極めて短時間に実施
でき、しかも装置の構成が簡易ですむ蓄電池の劣化度判
定方法、及び劣化度判定装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、同一種類間における蓄電池の
放電試験から求めた蓄電池の端子電圧の上昇時の変化率
と、該試験体とされた蓄電池の容量との相関関係を記憶
しておき、判定対象である蓄電池に対して、該蓄電池と
の間で並列回路を構成する定電流負荷を着脱可能に接続
し、該並列回路を開閉するスイッチを所定時間閉止さ
せ、該スイッチが所定時間閉止された時の前記蓄電池の
端子電圧を取り込むとともに、該端子電圧の上昇時の変
化率を演算し、該演算された端子電圧の上昇時の変化率
と、前記相関関係とに基づいて当該蓄電池の容量を演算
し、該演算された当該蓄電池の容量から当該蓄電池の劣
化度を判定することを特徴とする蓄電池の劣化度判定方
法である。
【0014】また、請求項2の発明は、前記蓄電池の端
子電圧の上昇時の変化率は、該端子電圧が上昇を開始し
てから約10μsまでの時間における変化率であること
を特徴とする請求項1に記載の蓄電池の劣化度判定方法
である。
【0015】さらに、請求項3の発明は、判定対象であ
る蓄電池との間で並列回路を構成する定電流負荷と、該
並列回路を開閉するスイッチと、該スイッチを所定時間
閉止する制御を行う制御手段と、同一種類間における蓄
電池の放電試験から求めた蓄電池の端子電圧の上昇時の
変化率と、該試験体とされた蓄電池の容量との相関関係
を記憶する記憶手段と、前記制御手段により前記スイッ
チが所定時間閉止された時の前記蓄電池の端子電圧を取
り込むとともに、該端子電圧の上昇時の変化率を演算す
る一方、該演算された端子電圧の上昇時の変化率と、前
記記憶手段から読出した前記相関関係とに基づいて当該
蓄電池の容量を演算し、該演算された当該蓄電池の容量
から当該蓄電池の劣化度を判定する演算判定手段と、を
備えることを特徴とする蓄電池の劣化度判定装置であ
る。
【0016】そして、請求項4の発明は、前記蓄電池の
端子電圧の上昇時の変化率は、該端子電圧が上昇を開始
してから約10μsまでの時間における変化率であるこ
とを特徴とする請求項3に記載の蓄電池の劣化度判定装
置である。
【0017】
【作用】請求項1の発明によれば、まず、同一種類間に
おける蓄電池の放電試験から求めた蓄電池の端子電圧の
上昇時の変化率と、該試験体とされた蓄電池の容量との
相関関係を記憶しておく。次に、判定対象である蓄電池
に対して、該蓄電池との間で並列回路を構成する定電流
負荷を着脱可能に接続し、該並列回路を開閉するスイッ
チを所定時間閉止させる。そして、この時の蓄電池の端
子電圧を取り込むとともに、該端子電圧の上昇時の変化
率を演算し、該演算された端子電圧の上昇時の変化率
と、前記相関関係とに基づいて当該蓄電池の容量を演算
し、該演算された当該蓄電池の容量から当該蓄電池の劣
化度を判定する。
【0018】ここで、同一種類間における蓄電池の放電
試験から求めた蓄電池の端子電圧の上昇時の変化率と、
該試験体とされた蓄電池の容量との相関関係にあって
は、蓄電池の製造メーカの相違にかかわらず、同一種類
の蓄電池を同一基準で劣化度の判定ができることが実験
により確認されている。
【0019】したがって、蓄電池の製造メーカを設定す
る繁雑な操作を省略しながら、同一種類の蓄電池に対し
て、同一基準で劣化度判定を極めて短時間に実施でき
る。
【0020】また、請求項2の発明によれば、蓄電池の
端子電圧の上昇時の変化率を、端子電圧が上昇を開始し
てから約10μsまでの時間における変化率としてい
る。つまり、端子電圧が上昇を開始してから約10μs
までという極めて短い時間だけ蓄電池の端子電圧を取り
込むことにより、蓄電池の劣化度を判定している。
【0021】したがって、蓄電池の劣化度判定を極めて
短時間に実施できる。
【0022】さらに、請求項3の発明によれば、演算判
定手段は、制御手段によりスイッチが所定時間閉止され
た時の蓄電池の端子電圧を取り込むとともに、端子電圧
の上昇時の変化率を演算する。さらに、演算判定手段
は、該演算された端子電圧の上昇時の変化率と、記憶手
段から読出した相関関係とに基づいて、当該蓄電池の容
量を演算し、該演算された当該蓄電池の容量から当該蓄
電池の劣化度を判定する。
【0023】ここで、同一種類間における蓄電池の放電
試験から求めた蓄電池の端子電圧の上昇時の変化率と、
該試験体とされた蓄電池の容量との相関関係にあって
は、蓄電池の製造メーカの相違にかかわらず、同一種類
の蓄電池を同一基準で劣化度の判定ができることが実験
により確認されている。
【0024】したがって、蓄電池の端子電圧を取り込む
という比較的簡易な装置構成により、蓄電池の製造メー
カを設定する繁雑な操作を省略しながら、同一種類の蓄
電池に対して、同一基準で劣化度判定を極めて短時間に
実施できる。
【0025】そして、請求項4の発明によれば、蓄電池
の端子電圧の上昇時の変化率を、端子電圧が上昇を開始
してから約10μsまでの時間における変化率としてい
る。つまり、端子電圧が上昇を開始してから約10μs
までという極めて短い時間だけ蓄電池の端子電圧を演算
判定手段に取り込むことにより、蓄電池の劣化度を判定
している。
【0026】したがって、蓄電池の劣化度判定を極めて
短時間に実施できる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明に係る蓄電池の劣化度判定方
法、及び劣化度判定装置について、図を参照して詳細に
説明する。
【0028】図1は、本発明に係る蓄電池の劣化度判定
装置の使用状態を示すブロック構成図、図2は、本発明
に係る蓄電池の劣化度判定装置により測定した端子電圧
の過渡特性を示す図、図3は、製造メーカ、及び製造ロ
ットの異なる同一種類の鉛蓄電池について、当該鉛蓄電
池を本発明によりパルス放電したときの電圧の変化率
と、当該鉛蓄電池に対して従来の容量試験を実施するこ
とで確認した鉛蓄電池の容量との関係を示す図である。
なお、本発明に係る蓄電池の劣化度判定装置の一実施例
について、蓄電池として鉛蓄電池を例示して説明する。
【0029】図1に示すように、本発明に係る蓄電池の
劣化度判定装置10は、鉛蓄電池1の両端1a,1b
に、この鉛蓄電池1と並列に、充電器3、及び、例えば
通信機器などの負荷5を接続して構成される通常使用状
態の通信システムの鉛蓄電池1に対して適用される。
【0030】この通信システムにおける鉛蓄電池1の劣
化度を判定する劣化度判定装置10は、下記の部材を備
えている。すなわち、鉛蓄電池1の両端1a,1bに、
この鉛蓄電池1と並列にブースターケーブルなどの電線
8を介して定電流負荷7を接続し、これをもって並列回
路9を構成する。この定電流負荷7は、鉛蓄電池1の定
格容量の15%放電電流が流れるような抵抗負荷とす
る。また、並列回路9には、この回路9を開閉するトラ
ンジスタなどの電子スイッチ11を接続する。この電子
スイッチ11は、これをオン/オフ制御することで並列
回路9を開閉する制御を行う制御部13を接続してお
り、制御部13における電子スイッチ11のオン/オフ
タイミングに関する信号は、後述する演算判定部17に
送られる。制御部13は、劣化度判定装置10に設けら
れる図示しない判定開始スイッチがオンされると、これ
を受けて電子スイッチ11を約100μsの期間オン動
作させて並列回路9を閉止する。なお、鉛蓄電池1の両
端1a,1bに接続されるブースターケーブルなどの電
線8は、その先端にプローブを設け、このプローブを鉛
蓄電池1の両端1a,1bに接触させる形態の電線を使
用できる。この際、プローブを鉛蓄電池1の両端1a,
1bに接触させると判定を開始するように構成すれば、
劣化度判定装置10に設けられる判定開始スイッチを省
略できる。
【0031】また、定電流負荷7の両端7a,7bに
は、定電流負荷7のアナログ信号である端子電圧をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器15が接続される。
このA/D変換器15には、演算判定部17が接続され
ており、この演算判定部17において、A/D変換器1
5よりの信号、及び前述した制御部13よりの電子スイ
ッチ11のオン/オフタイミングに関する信号を入力
し、電子スイッチ11のオン時におけるA/D変換器1
5よりの信号に基づいて、後に詳述する鉛蓄電池1の端
子電圧の変化率(ΔV/ΔT)を算出するとともに、こ
の変化率(ΔV/ΔT)から鉛蓄電池1の容量を演算
し、この演算された容量から鉛蓄電池1の劣化度が判定
される。この演算判定部17には、後に詳述する実験、
すなわち、同一種類の鉛蓄電池1について、従来の容量
試験と本発明のパルス放電試験とを行うことにより、あ
らかじめ算出された鉛蓄電池1の端子電圧の変化率(Δ
V/ΔT)と鉛蓄電池1の容量との相関関係を表す回帰
式を記憶する記憶部19が接続されている。なお、記憶
部19は、A/D変換器15より演算判定部17へ送ら
れる電圧信号のうち、後述するある特定の期間における
電圧信号を一時格納する。
【0032】したがって、演算判定部17は、算出した
鉛蓄電池1の端子電圧の変化率(ΔV/ΔT)を、変化
率(ΔV/ΔT)と鉛蓄電池1の容量との相関関係を表
す回帰式に代入することにより、鉛蓄電池1の容量を演
算し、この演算された容量から鉛蓄電池1の劣化度を判
定する。
【0033】演算判定部17は、ここで判定された鉛蓄
電池1の劣化度を表示する表示部21を接続しており、
さらに、この表示部21は、鉛蓄電池1の劣化度を紙面
上に印字するプリンタ23を接続している。
【0034】ここで、本発明に係る蓄電池の劣化度判定
方法、及び劣化度判定装置を想到するに至った経緯につ
いて説明する。
【0035】そもそも本発明は、本発明者らが、負荷5
が接続された浮動充電状態の同一種類の鉛蓄電池1につ
いて、製造メーカ、及び製造ロットをパラメータとした
時のパルス放電特性の傾向をみる実験を繰り返し行った
結果、このパルス放電特性のうち、特に数10μs以下
の時間における鉛蓄電池1の放電特性において、異なる
製造メーカ、及び製造ロット間でほぼ共通の傾向を示す
部分が存在することを見出だしたことがきっかけであ
る。
【0036】これについて、図2に示す鉛蓄電池1の放
電特性を参照しながら説明すれば、鉛蓄電池1の端子電
圧は、放電開始直後瞬時に低下するが(領域I)、その
後指数関数カーブを描いて急速に回復する(領域II,II
I ,IV)。過渡電圧がほぼ一定の電圧にまで落ち着く時
間は、製造メーカ、及び製造ロットの相違に拘らずほぼ
一定である(領域IV)。また、放電開始から一定時間を
越えると、過渡電圧の変化率(ΔV/ΔT)は、どの鉛
蓄電池1もほぼ等しい傾向を示す(領域III )。
【0037】しかしながら、領域IVにおける過渡電圧が
ほぼ一定の電圧にまで落ち着く時間、及び、領域III に
おける過渡電圧の変化率(ΔV/ΔT)からは、当該鉛
蓄電池1の容量との相関関係は見出だせなかった。
【0038】ところが、領域IIの電圧の変化率(ΔV/
ΔT)にあっては、当該鉛蓄電池1の容量と相関関係が
成立することが見出だされた。したがって、領域IIの電
圧の立上がり特性に着目し、この電圧の立上がり特性か
ら当該鉛蓄電池1の容量を推定すれば、劣化度を判定す
ることができることが判った。
【0039】次に、上述した原理をふまえて、本発明に
係る蓄電池の劣化度判定装置10の記憶部19に記憶さ
れる回帰式を求める手順について詳述する。
【0040】上述したように、鉛蓄電池1のパルス放電
特性のうち、数10μs以下の過渡電圧特性が鉛蓄電池
1の容量に相関することを実験により確認したのを受け
て、下記2種類の実験を行った。
【0041】すなわち、第1の実験は、従来の容量試験
法により、試験体としての鉛蓄電池1を0.1C(定格
容量の10%)の放電電流により終止電圧まで放電さ
せ、この時の放電時間と放電電流から鉛蓄電池1の容量
を算出した。
【0042】第1の実験の終了後に、この鉛蓄電池1を
フル充電して元の容量に復帰させ、次述する第2の実験
を行った。つまり、当該鉛蓄電池1を本発明によりパル
ス放電させ、その立ち上がり電圧を1μsのサンプリン
グタイムで測定し、10μsまでの電圧の変化率を測定
した。
【0043】これら第1,第2の実験を、製造メーカ、
及び製造ロットの異なる複数の同一種類の鉛蓄電池1に
ついて実施し、これら実験により得られた電圧の変化率
(ΔV/ΔT)と鉛蓄電池1の容量との関係について相
関性と回帰式の検討を行った。
【0044】図3に、製造メーカ、及び製造ロットの異
なる同一種類の鉛蓄電池について、当該鉛蓄電池を本発
明によりパルス放電したときの領域IIの電圧の変化率
(ΔV/ΔT)と、当該鉛蓄電池に対して従来の容量試
験を実施することで確認した鉛蓄電池の容量との関係を
グラフ化したものを示す。
【0045】図3において、実線は、回帰分析により求
めた回帰式を満足する傾き及び切片を呈する線図であ
り、点線は、回帰式を満足する実線図に対する±10%
の誤差範囲を示す。さらに、黒点は、製造メーカ、及び
製造ロットの異なる同一種類の鉛蓄電池について、当該
鉛蓄電池を本発明によりパルス放電したときの領域IIの
電圧の変化率(ΔV/ΔT)と、当該鉛蓄電池に対して
従来の容量試験を実施することで確認した鉛蓄電池の容
量との関係をプロットしたものである。この図3のグラ
フに示すプロットデータに対して回帰分析を行い、これ
により求めた回帰式を、劣化度判定装置10に使用すれ
ば、±10%の精度で鉛蓄電池1の劣化度を判定するこ
とができる。
【0046】なお、この回帰式に代えて、従来の容量試
験で確認した鉛蓄電池の容量と、当該鉛蓄電池を本発明
によりパルス放電したときの領域IIの電圧の変化率(Δ
V/ΔT)との関係を表すルックアップテーブルを用意
し、このテーブルを参照しながら電圧の変化率(ΔV/
ΔT)から鉛蓄電池の容量を演算することもできる。次
に、本発明に係る蓄電池の劣化度判定装置10の動作に
ついて説明する。
【0047】劣化度判定装置10に設けられる判定開始
スイッチがオンされると、これを受けて制御部13は、
電子スイッチ11を約100μsの期間オン動作させ
る。すると、この期間において、並列回路9は閉止され
て、定電流負荷7の両端7a,7bに鉛蓄電池1の電圧
が印加される。この電圧は、図2のような過渡電圧特性
を示す。これと同時に、A/D変換器15は、入力電圧
を順次ディジタル信号に変換し、変換後の信号を演算判
定部17に送る。
【0048】演算判定部17は、電子スイッチ11の約
100μsの期間のオンに同期してA/D変換器15よ
り電圧信号を入力し、この電圧信号のうち、図2に示す
領域IIの電圧信号を記憶部19に送る。これを受けて記
憶部19は、領域IIの電圧信号について、領域IIの時間
(ΔT)に関するデータ、及び電圧値に関するデータ
(V)を所定のアドレスに格納する。さらに、演算判定
部17は、記憶部19より、領域IIの時間(ΔT)に関
するデータ、及び電圧値に関するデータ(V)を読出し
て、後者のデータ(V)より領域IIにおける電圧の変化
(ΔV)を演算し、さらに、電圧の変化率(ΔV/Δ
T)を算出する。次に、演算判定部17は、算出した鉛
蓄電池1の端子電圧の変化率(ΔV/ΔT)を、記憶部
19より読出した当該鉛蓄電池1に対応する回帰式に代
入することにより、鉛蓄電池1の容量を演算する。そし
て、演算判定部17は、この演算された容量を定格容量
に対する割合に換算し、その結果を劣化度として表示部
21及びプリンタ23に出力する。
【0049】以上述べたように、蓄電池の劣化度判定方
法として、パルス放電時の電圧降下を内部抵抗に換算
し、この内部抵抗より蓄電池の劣化度を判定するものは
提案されているが、本発明のように、蓄電池をパルス放
電した時の過渡電圧の立ち上がり特性を利用したものは
例がない。
【0050】本発明に係る蓄電池の劣化度判定装置は、
パルス放電時間が数10μsと極めて短いため、充電器
のAVR特性の追従を考慮する必要がなく、したがっ
て、充電器を接続したままパルス放電試験が可能であ
る。また、パルス放電時間が非常に短かく、放電電流
0.15CA(定格容量の15%放電電流)で負荷への
影響も心配ないなどの利点を有する。
【0051】また、鉛蓄電池の劣化度判定を極めて短時
間に実施できるため、蓄電池の保守負担の大幅な軽減を
図れるなど経済的側面における効果も大きい。
【0052】さらに、蓄電池の製造メーカの相違に依る
ところなく、同一種類の鉛蓄電池は同一基準で劣化判定
が可能である。
【0053】最後に、本実施例中、蓄電池として鉛蓄電
池を例示して説明したが、蓄電池は鉛蓄電池に限定され
ず、本発明に係る蓄電池の劣化度判定装置は、例えばニ
ッケル−カドミウム電池の劣化度判定にも適用できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、蓄電池の製造
メーカを設定する繁雑な操作を省略しながら、同一種類
の蓄電池に対して、同一基準で劣化度判定を極めて短時
間に実施できる。
【0055】また、請求項2の発明によれば、端子電圧
が上昇を開始してから約10μsまでという極めて短い
時間だけ蓄電池の端子電圧を取り込むことにより、蓄電
池の劣化度判定を極めて短時間に実施できる。
【0056】さらに、請求項3の発明によれば、蓄電池
の端子電圧を取り込むという比較的簡易な装置構成によ
り、蓄電池の製造メーカを設定する繁雑な操作を省略し
ながら、同一種類の蓄電池に対して、同一基準で劣化度
判定を極めて短時間に実施できる。
【0057】そして、請求項4の発明によれば、端子電
圧が上昇を開始してから約10μsまでという極めて短
い時間だけ蓄電池の端子電圧を演算判定部に取り込むこ
とにより、蓄電池の劣化度判定を極めて短時間に実施で
きるという極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る蓄電池の劣化度判定装置
の使用状態を示すブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明に係る蓄電池の劣化度判定装置
により蓄電池を放電させた時の端子電圧の過渡特性を示
す図である。
【図3】図3は、製造メーカ、及び製造ロットの異なる
同一種類の鉛蓄電池について、当該鉛蓄電池を本発明に
よりパルス放電したときの電圧の変化率と、当該鉛蓄電
池に対して従来の容量試験を実施することで確認した鉛
蓄電池の容量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 鉛蓄電池 1a 鉛蓄電池の端子 1b 鉛蓄電池の端子 3 充電器 5 負荷 7 定電流負荷 7a 定電流負荷の端子 7b 定電流負荷の端子 8 電線 9 並列回路 10 蓄電池の劣化度判定装置 11 電子スイッチ 13 制御部 15 A/D変換器 17 演算判定部 19 記憶部 21 表示部 23 プリンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一種類間における蓄電池の放電試験から
    求めた蓄電池の端子電圧の上昇時の変化率と、該試験体
    とされた蓄電池の容量との相関関係を記憶しておき、 判定対象である蓄電池に対して、該蓄電池との間で並列
    回路を構成する定電流負荷を着脱可能に接続し、 該並列回路を開閉するスイッチを所定時間閉止させ、 該スイッチが所定時間閉止された時の前記蓄電池の端子
    電圧を取り込むとともに、該端子電圧の上昇時の変化率
    を演算し、該演算された端子電圧の上昇時の変化率と、
    前記相関関係とに基づいて当該蓄電池の容量を演算し、
    該演算された当該蓄電池の容量から当該蓄電池の劣化度
    を判定することを特徴とする蓄電池の劣化度判定方法。
  2. 【請求項2】 前記蓄電池の端子電圧の上昇時の変化率
    は、該端子電圧が上昇を開始してから約10μsまでの
    時間における変化率であることを特徴とする請求項1に
    記載の蓄電池の劣化度判定方法。
  3. 【請求項3】判定対象である蓄電池との間で並列回路を
    構成する定電流負荷と、 該並列回路を開閉するスイッチと、 該スイッチを所定時間閉止する制御を行う制御手段と、 同一種類間における蓄電池の放電試験から求めた蓄電池
    の端子電圧の上昇時の変化率と、該試験体とされた蓄電
    池の容量との相関関係を記憶する記憶手段と、 前記制御手段により前記スイッチが所定時間閉止された
    時の前記蓄電池の端子電圧を取り込むとともに、該端子
    電圧の上昇時の変化率を演算する一方、該演算された端
    子電圧の上昇時の変化率と、前記記憶手段から読出した
    前記相関関係とに基づいて当該蓄電池の容量を演算し、
    該演算された当該蓄電池の容量から当該蓄電池の劣化度
    を判定する演算判定手段と、を備えることを特徴とする
    蓄電池の劣化度判定装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄電池の端子電圧の上昇時の変化率
    は、該端子電圧が上昇を開始してから約10μsまでの
    時間における変化率であることを特徴とする請求項3に
    記載の蓄電池の劣化度判定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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