JPH0833962B2 - サンプリング管による火災検出装置 - Google Patents

サンプリング管による火災検出装置

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JPH0833962B2
JPH0833962B2 JP5003286A JP5003286A JPH0833962B2 JP H0833962 B2 JPH0833962 B2 JP H0833962B2 JP 5003286 A JP5003286 A JP 5003286A JP 5003286 A JP5003286 A JP 5003286A JP H0833962 B2 JPH0833962 B2 JP H0833962B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、警戒地区の空気をサンプリング管を通じ
て吸引し、空気中の煙やガス等を検出して火災の発生を
通知する火災検出装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、管体を使用する火災検出装置としては、両端が
開放されたパイプの一端部に送風装置を装着し、パイプ
内に煙感知器を設け、パイプの他端部を室内の上部に配
置したものが知られている(実開昭52−103090号)。ま
た、室内の天井に設けたダクトの末端を閉鎖するととも
に、長手方向へ多数の吸込み穴を配列し、吸い込みファ
ンにより室内の空気を吸引して煙感知器へと導入する火
災警報装置も知られている(実公昭57−3871号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 前述した実開昭52−103090号公報記載の火災警報装置
は空気の吸入穴が一箇所のため、広い室内に於ては吸入
穴から遠隔の場所で発生する煙等の検出性能に限界があ
る。また、実公昭57−3871号公報記載の火災警報装置は
多数の吸込み穴を設けているのでより広い地区を監視す
ることができるが、吸込みダクトの末端が閉鎖されてい
るため、各吸込み穴の吸入流量が一定せず、吸込みファ
ンに近い吸込み穴からの吸込み流量が多く、ダクトの末
端に近づくにつれて吸込み穴からの吸込み流量が減少す
る。従って、吸込み穴からの吸気が煙感知器に到達する
時間は、吸込み穴の配設位置によって著しく異なるの
で、火災の発生場所によっては火災検出までの時間が遅
延するという問題がある。
そこで、広い地区を監視することができ、且つ警戒地
区内の全域における災害発生検出時間を可及的に迅速化
した火災検出装置を提供するために解決すべき技術的課
題が生じており、この発明は上記課題を解決することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記課題を解決するために提案するもの
であり、長手方向に沿って複数の吸引小孔が設けられた
サンプリング管により、警戒地区の空気を吸引し、サン
プリング管の基端部に設けた火災検出部にて火災を検出
するように構成したサンプリング管による火災検出装置
において、サンプリング管の長手方向に並設した複数の
吸引小孔は、その開口面積の合計がサンプリング管の断
面積に対し約15乃至約50%に設定し、且つ、サンプリン
グ管の先端部に一つまたは複数個の吸引用開口部を設
け、前記吸引用開口部の総開口面積を前記サンプリング
管の断面積に対し約2%乃至約50%に設定したことを特
徴とするサンプリング管による火災検出装置、及び、上
記サンプリング管の長手方向に並設した複数の吸引小孔
の開口面積の合計と、サンプリング管の先端部に設けた
一つまたは複数個の吸引用開口部の総開口面積との和が
前記サンプリング管の断面積の約17%乃至約55%である
ことを特徴とするサンプリング管による火災検出装置を
提案するものである。
[作用] サンプリング管に開設した吸引小孔を通じてサンプリ
ング管内に吸入された煙等は、サンプリング管の末端に
設けた吸込用開口部から流入する空気によって加速され
て火災検出部へ到達する。サンプリング管の断面積に対
する吸引小孔や吸込用開口部の開口面積の比率は、吸引
小孔の位置による吸引流量のばらつきを可及的に抑制す
るとともに火災検出部への到達時間を可及的に短縮する
ように設定されており、応答の迅速化並びに検出感度の
安定化が達成される。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図に従って詳述する。第
1図に於て符号1は警戒地区であり、半導体等の製品を
製造する製造装置2を収容しているクリーンルームであ
って、警戒地区1内の空気を換気装置3によって吸引
し、空気調和を行ってフィルタ4から警戒地区1に吐出
するように構成されている。
長管にて形成され、先端部に吸込用開口部5を設ける
とともに、長手方向に沿って複数の吸引小孔6,6,…を設
けたサンプリング管7が、警戒地区1の天井近傍に配設
されている。サンプリング管7の基端部に設けた火災検
出部8は、吸引ファン9により吸引小孔6,6,…を通じて
吸入された空気中の煙等を検出する。吸込用開口部5
は、サンプリング管7に流入した煙などを加速して迅速
に火災検出部8へ送るために設けたものである。
図2は、吸引小孔6,6,…の直径及び個数と、煙等がサ
ンプリング管7の最先端の吸引小孔6から火災検出部8
へ到達する時間との実験結果を示すグラフである。実験
の条件は、サンプリング管7の管径を25mm、長さ104mと
し、孔径は2mmと4mmの2種類とした。同図に示すよう
に、サンプリング管7の先端部に吸込用開口部5を設け
た場合は、孔径2mm並びに4mmの双方とも吸引小孔数が減
少するのに伴い到達時間が短縮される傾向を示してい
る。
また、先端部に吸込用開口部5を設けないものについ
て実験したところ、同グラフ中2点鎖線で示すように、
吸込用開口部5を設けたものの数倍の時間がかかる結果
となった。
次に、同じサンプリング管7について吸引小孔6,6,…
の数量と吸引流量の偏差の関係を調べる実験を行った。
吸引小孔6,6,…のそれぞれの吸引流量は均等ではなく、
サンプリング管7の末端へ近づくに連れて吸引流量が減
少する傾向がある。図3は最少吸引流量を示す吸引小孔
6の吸引流量を示し、孔径2mmの吸引小孔6,6,…の数が
約45個のとき、最大値を示している。
図4は、サンプリング管7の吸引小孔数を種々変えて
それぞれの場合の平均吸引流量に対する最大吸引流量と
最小吸引流量の比率を求めた実験の結果を示すグラフで
ある。同図に示すように、吸引小孔6,6,…の数量が或程
度以下になると最大吸引流量と最少吸引流量との偏差が
著しく増大する。
ここで、或程度の最少吸引流量を確保し、且つ、最大
吸引流量と最少吸引流量との偏差が或範囲に収まる条件
を図3及び図4から設定するものとし、最少吸引流量を
図3に示す最大値Mの65%以上とすると、この条件を満
足する孔径2mmの吸引小孔6,6,…の数量は約24個乃至約7
0個となる。これを図4のグラフに適用してみると、同
図に示すように最大吸引流量と最少吸引流量との偏差が
小さく、上記の条件であれば、それぞれの吸引小孔6,6,
…の吸引空気をむらなく火災検出部8へ送ることができ
る。上記条件における吸引小孔6,6,…の総開口面積は、
例えば24個で75.4mm2、70個で219.8mm2であり、管径25m
mのサンプリング管7の断面積490.9mm2に対する割合は2
4個で約15%、70個で50%弱となる。
吸込用開口部5は、吸引小孔6,6,…が吸い込んだ空気
を加速して火災検出部8へ送るものであり、吸込用開口
部5の開口面積が到達時間に及ぼす影響について吸引小
孔6,6,…を設けていないサンプリング管を用いて調べ、
その結果を第5図の下部に示した。吸込用開口部5の孔
径が2mmであって孔数を変えたものを実線で、また、孔
数は1個で孔径を変えたものを点線で夫々示し、孔数が
多いものまたは孔径の大きいもの、即ち、吸込用開口部
5の開口面積が或程度以上に広いものは、到達時間が十
分に短くなって火災検出の応答性に優れていることが判
った。
第5図の上部には、孔径が2mmであって孔数を変えた
ものの吸引流量(リットル/分)を実線で、また、孔数
が1個で孔径をかえたものを点線で夫々示したとおり、
吸込用開口部5の開口面積が或程度以上に広いものは、
吸引流量も大きくなっていて、開口面積の広いものは到
達時間が短くなるという、第5図下部の傾向を裏付ける
ものである。
従って、同図に示すように、孔径2mmの吸込用開口部
5を2個から4個に増加したときに到達時間が著しく短
縮されることから、吸込用開口部5の開口面積の下限を
4個の開口面積約12.6mm2以上とする。また、第2図に
示した吸引小孔6,6,…の数量(開口面積)と到達時間と
の関係を考慮して吸込用開口部5の開口面積の上限を70
個の孔に相当する約220mm2程度とする。よって、サンプ
リング管7の断面積490.9mm2に対する比率は約2%乃至
約50%になる。
そして、第2図から明らかなように、総開口面積はよ
り小さい方が望ましく、また、第5図に示したように吸
込用開口部5が16個(φ8mmに相当し、開口面積50.3m
m2)でほぼ性能の上限に達することから、吸引小孔6,6,
…と吸込用開口部5との総開口面積の上限を、吸引小孔
6,6,…の開口面積の上限約220mm2と前述した吸込用開口
部5の十分な開口面積約50mm2との和約270mm2程度以
下、即ち、サンプリング管7の断面積約490mm2に対する
比率を約55%以下とする。
また、下限は、前述したようにサンプリング管7の断
面積に対して吸引小孔6,6,…が約2%、吸込用開口部5
が約15%であるから、和は約17%となり、両者の和が約
17%乃至約55%の範囲で十分な効果を発揮することが実
験の結果判明した。
[発明の効果] この発明は、上記一実施例において詳述したように構
成したので、サンプリング管に開設した吸引小孔を通じ
てサンプリング管内に吸入された煙等は、サンプリング
管の末端に設けた吸込用開口部から流入する空気によっ
て加速され、迅速に火災検出部へ到達する。従って、火
災発生から検出までの時間が著しく短縮される。
また、吸引小孔の吸入効率や、火災検出部への到達時
間が高水準に維持されるように、サンプリング管の断面
積に対する吸引小孔や吸込用開口部の開口面積の比率を
設定しているので、吸引小孔の位置による吸引流量のば
らつきや、火災検出部への到達時間の遅延を可及的に解
消して性能の安定化並びに応答性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す火災検出装置の側面
図、第2図は吸引小孔の孔径及び数量と吸引した空気が
火災検出部へ到達する時間との関係を示すグラフ、第3
図は吸引小孔のうちで最少吸引流量を示す吸引小孔の吸
引流量と吸引小孔の数量の関係を示すグラフ、第4図は
吸引小孔の数量と平均吸引流量に対する最少吸引流量及
び最大吸引流量の流量比を示すグラフ、第5図は吸込用
開口部の孔径及び数量と吸込流量並びに火災検出部へ到
達する時間との関係を示すグラフである。 (1)……警戒地区 (5)……吸込用開口部 (6)……吸引小孔 (7)……サンプリング管 (8)……火災検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に沿って複数の吸引小孔が設けら
    れたサンプリング管により、警戒地区の空気を吸引し、
    サンプリング管の基端部に設けた火災検出部にて火災を
    検出するように構成したサンプリング管による火災検出
    装置において、サンプリング管の長手方向に並設した複
    数の吸引小孔は、その開口面積の合計がサンプリング管
    の断面積に対し約15乃至約50%に設定し、且つ、サンプ
    リング管の先端部に一つまたは複数個の吸引用開口部を
    設け、前記吸引用開口部の総開口面積を前記サンプリン
    グ管の断面積に対し約2%乃至約50%に設定したことを
    特徴とするサンプリング管による火災検出装置。
  2. 【請求項2】上記サンプリング管の長手方向に並設した
    複数の吸引小孔の開口面積の合計と、サンプリング管の
    先端部に設けた一つまたは複数個の吸引用開口部の総開
    口面積との和が前記サンプリング管の断面積の約17%乃
    至約55%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のサンプリング管による火災検出装置。
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