JPH08339572A - 異なるタイプの光ディスクを再生する光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法並びに光ディスク記録再生装置 - Google Patents

異なるタイプの光ディスクを再生する光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法並びに光ディスク記録再生装置

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JPH08339572A
JPH08339572A JP8069504A JP6950496A JPH08339572A JP H08339572 A JPH08339572 A JP H08339572A JP 8069504 A JP8069504 A JP 8069504A JP 6950496 A JP6950496 A JP 6950496A JP H08339572 A JPH08339572 A JP H08339572A
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light beam
recording
opening
optical
numerical aperture
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JP8069504A
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Yuji Sato
裕治 佐藤
Hisashi Yamada
尚志 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる基盤厚さの光ディスクであっても情報
の再生ができ、また同一の基盤厚さで記録密度の異なる
光ディスクであっても情報の再生が可能な光ディスク再
生装置を提供するにある。 【解決手段】 光ディスク装置においては、半導体レー
ザ50からのレーザビームがコリメートされてハーフプ
リズム53を介して光ディスク10の反射層16に向け
てレーザビームを集束する対物レンズ34に向けられ
る。ハーフプリズム53と対物レンズ34との間には、
選択可能な開口54、59が設けられ、光ディスク10
の透明基盤14の厚さ、或いは、反射層16上での記録
マークの記録密度に応じて開口54、59が選択され、
対物レンズ34に向けられる光ビームの径が必要に応じ
て制限される。従って、光ディスク10の透明基盤14
の厚さ、或いは、反射層16上での記録マークの記録密
度に応じて反射層16上には、常に最適な大きさのビー
ムスポットが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異なるタイプの
光ディスクを再生する光ディスク再生装置及び光ディス
ク再生方法並びに光ディスクの記録再生装置に係り、特
に、光ディスクの物理的特性に応じて最適な再生が可能
な光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法並びに光
ディスクの物理的特性に応じて最適な記録再生が可能な
光ディスクの記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク再生装置(以下、単
に光ディスク装置と称する。)では、再生時には、光ヘ
ッドの集光レンズで集光された一定強度の光ビームが光
ディスクに向けられ、この光ディスクから反射された光
ビームが検出されて情報が再生される。また、同様の再
生機能の他にデータを記録することができる記録機能を
有する光ディスク記録再生装置(以下、同様に単に光デ
ィスク装置と称する。)においては、記録時には、記録
すべき情報で変調された光ビームが光ヘッドから光ディ
スクに向けられ、この変調された光ビームで光ディスク
に物理的変化が与えられてピット等の情報記録部が形成
され、情報が光ディスクに記録される。
【0003】光ディスクは、光ディスク装置のタイプに
応じて再生専用及び記録可能なものがあるが、再生専用
の光ディスクにあっては、透明基盤上に予めスパイラル
状に記録情報としてのピット列が刻印され、この刻印さ
れた面に反射層、即ち、記録面(以下、単に総称して反
射面と称する。)が形成されている。また、記録可能な
光ディスクあっては、透明基盤上に形成された記録層に
情報を記録すべき領域としてのトラックが予め設けら
れ、このトラックに沿って情報が記録され、このトラッ
クに形成された情報記録部から情報が再生される。
【0004】このような光ディスク装置では、記録又は
再生時に、情報記録再生用光ヘッドが目的とするトラッ
ク或いはピット列(以下、単にトラックと称する。)ま
で光ディスクの半径方向に沿って移動され、光ヘッドか
ら出射する光ビームが透明な光ディスク基盤を介して反
射面に光ビームが集光されて光ビームスポットが形成さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、光ヘッドの集光
レンズは、厚さが一定の基盤に入射した際に、微少なス
ポットを生じるように設計されている。従って、ある所
定の厚さの基盤を有する光ディスクに用いることを前提
とする集光レンズにより、その所定の厚さとは異なる厚
さの基盤を有する光ディスクに光ビームが集光される場
合には、基盤を光ビームが通過する際に大きな収差が与
えられ、微少なスポットを反射面上に形成させることは
困難である問題がある。特に、集光レンズが基盤に対し
て僅かに傾いたような状態では、集光レンズの設計対象
とされた基盤とは、異なる厚さを有する基盤を通過する
際に大きな収差が光ビームに与えられる虞がある。例え
ば、波長650nmのレーザビームが開口数0.6で基盤
の厚さ0.6mm用に設計された集光レンズによってコン
パクトディスク(いわゆるCDと称する。)等の基盤厚
さ1.2mm有する基盤を介してその反射面に集光され、
ここから情報が再生され場合には、反射面の光スポット
の中心光強度が小さくなってサイドローブが大きくな
り、結果として、情報の再生が困難となる問題がある。
【0006】また、基盤厚さが同一であっても情報の記
録密度が異なる光ディスクに情報の記録再生がなされる
場合にも、記録再生に最適な光ビーム径が異なるため、
記録再生ができない問題が生ずる。
【0007】従って、複数の基盤厚さの光ディスクを再
生するためには、複数の集光レンズを使用する必要があ
る。また、複数の記録密度のディスクを再生するために
は、複数の集光レンズを使用しなければならない問題も
ある。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑みなされた
ものであって、その目的は、異なる基盤厚さの光ディス
クであっても情報の再生ができ、また同一の基盤厚さで
記録密度の異なる光ディスクであっても情報の再生が可
能な光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法を提供
するにある。
【0009】また、この発明の目的は、異なる基盤厚さ
の光ディスクであっても情報の記録再生ができ、また同
一の基盤厚さで記録密度の異なる光ディスクであっても
情報の記録再生が可能な光ディスク情報記録再生装置を
提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、光ビ
ームを発生して前記光ディスクの一方の面に向ける光学
系と、光ビームを前記光ディスクの透明基盤を介して前
記反射層上に集束する集束手段と、前記光ディスクの物
理的特性に応じて、第1及び第2の開口の一方を選択し
て前記反射層に向けられる集束性光ビームの開口数を制
限する制限手段と、前記反射層で反射されると共にこの
反射の際に強度変調された反射光ビームを検出する検出
手段と、から構成される一方の面及びこれに対向する情
報が刻印された他方の面を有する透明基盤及びこの透明
基板の他方の面に形成された反射層とを有する光ディス
クから光学的に情報を再生する装置が提供される。
【0011】また、この発明によれば、透明基盤及びこ
の透明基盤上に形成された記録層とを有する光ディスク
に情報を光学的に記録し、光学的に情報を再生する記録
再生装置において、光ビームを前記光ディスクに向ける
光学系と、前記光ディスクに向けられた光ビームを前記
光ディスクの透明基盤を介して記録層に集束する集束手
段と、及び光ディスクの物理的特性に応じてこの集束手
段から前記記録層に向けられる光ビームに第1及び第2
の開口の一方を選択的に与えて光ビームの径を調整する
手段と、を具備することを特徴とする記録再生装置が提
供される。
【0012】更に、この発明によれば、第1の厚さ及び
第1の厚さよりも大きな第2の厚さのいずれかを有する
透明基盤及びこの透明基盤上に形成された記録層とを有
する光ディスク に情報を光学的に記録し、この光ディ
スクから光学的に情報を再生する記録再生装置におい
て、光ビームを前記光ディスクに向ける光学系と、前記
光ディスクに向けられた光ビームを前記光ディスクの透
明基盤を介して記録層に集束する集束手段と、及び前記
透明基盤の厚さに応じて選択的にこの集束手段から前記
記録層に向けられる光ビームの径を調整する手段と、を
ぐびすることを特徴とする記録再生装置が提供される。
【0013】また、更に、この発明によれば、透明基盤
及びこの透明基盤上に形成され、第1の記録密度及び第
1の記録密度よりも低密度の第2の記録密度のいずれか
で情報を記録する為の記録層とを有する光ディスク に
情報を光学的に記録し、この光ディスクから光学的に情
報を再生する記録再生装置において、光ビームを前記光
ディスクに向ける光学系と、前記光ディスクに向けられ
た光ビームを前記光ディスクの透明基盤を介して記録層
に集束する集束手段と、及び前記記録層の記録密度に応
じて選択的にこの集束手段から前記記録層に向けられる
光ビームの径を調整する手段と、を具備することを特徴
とする記録再生装置が提供される。
【0014】更にまた、この発明によれば、透明基盤上
に記録層が形成された構造を有し、互いに異なる第1及
び第2の物理特性のいずれかを備える光ディスクの物理
特性に従って第1の開口数及び第1の開口数よりも小さ
い第2の開口数を有する第1及び第2の集束性光ビーム
のいずれかを選択し、この選択された開口数を有する集
束性光ビームを集束させて記録層上に光ビームスポット
を形成して記録層から情報を再生する工程から成る光デ
スクの再生方法が提供される。
【0015】この発明の光ディスク光ディスク情報記録
再生装置においては、光ディスクが有する物理的特性に
応じて開口が選択され、常にその物理的特性に最適な大
きさを有するビームスポットが光ディスクの記録層上に
形成される。即ち、光ディスクの透明基盤が比較的薄い
場合には、大きな開口数を有する集光性の光ビームが投
射されるように開口が選択され、光ディスクの透明基盤
が比較的厚い場合には、小さな開口数を有する集光性光
ビームが投射されるように開口が選択され、透明基盤を
通過する際に光ビームに与えられる収差が低減される。
また、高い記録密度の光ディスクを記録再生する場合に
は、大きな開口数を有する集光性光ビームが投射される
ように開口が選択され、低い記録密度の光ディスクを記
録再生する場合には、小さな開口数を有する集光性光ビ
ームが投射されるように開口が選択され、記録再生に最
適なサイズのビームスポットが記録層に形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法並びに光デ
ィスク記録再生装置の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スク再生装置及び光ディスク記録再生装置(以下、単に
光ディスク装置と称する。)の全体のシステムを示し、
図2及び図3は、図1に示された光ディスク装置に組み
込まれた光ヘッドの光学系を示している。
【0018】図1に示す光ディスク装置においては、光
ディスク10がモータ駆動回路11によって駆動される
スピンドルモータ12上に載置され、このスピンドルモ
ータ12によって回転されている。既に知られるように
光ディスク10は、種々の構造があるが、図3に示すよ
うに、例えば、厚さ0.6mm程の透明基盤14上に光
反射層、即ち、記録層16(以下、単に反射層と称す
る。 )が形成された構造体18が一対用意され、この
一対の構造体18が反射層16がその内部に封じ込まれ
るように接着層20を介して張り合わされる高記録密度
(いわゆるSD(Super Density Disk)と称する。 )の
タイプが出現している。このような構造の光ディスク1
0では、その中心にスピンドルモータ12のスピンドル
が挿入される中心孔22が設けられ、その中心孔22の
周囲には、この光ディスク10をその回転時に押さえる
為のクランピング領域24が設けられている。
【0019】このクランピング領域24から光ディスク
10の外周端までが光ディスク10に情報を記録するこ
とができる情報記録領域25に定められている。図3に
示す光ディスクでは、その両面に情報領域25を有する
こととなる。各情報記録領域25は、その外周領域が通
常は情報が記録されないリードアウト領域26に、ま
た、クランピング領域24に接するその内周領域周が同
様に、通常は情報が記録されないリードイン領域27に
定められ、更に、このリードアウト領域26とリードイ
ン領域27の間がデータ記録領域28に定められてい
る。情報記録領域25の記録層16には、通常、データ
が記録される領域としてトラックがスパイラル状に連続
して形成され、その連続するトラックは、複数のセクタ
に分割され、このセクタを基準にデータが記録されてい
る。情報記録領域25のデータ記録領域28は、実際の
データ記録領域であって、管理データ、主画像データ、
副画像データ及び音声データが同様にピット等の物理的
状態変化として記録されている。
【0020】読み出し専用の光ディスク10では、透明
基板14にピット列が予めスタンパーで形成され、この
ピット列が形成された透明基板14の面に反射層が蒸着
により形成され、その反射層が記録層14として形成さ
れることとなる。また、この読み出し専用の光ディスク
10では、通常、トラックとしてのグルーブが特に設け
られず、ピット列がトラック(以下、ピット列もトラッ
クと称する。)として定められている。
【0021】図1に示されるSDタイプの光ディスク1
0以外に既に従来から音楽用、リードオンリーメモリ(R
OM) 用及びランダムアクセスメモリ(RAM) 用としてのコ
ンパクトディスク(CD) と称せられる光ディスクが知ら
れている。このCDタイプの光ディスクは、厚さ1.2m
m程の透明基盤上に光反射層、即ち、記録層を形成し、
この記録層上に保護層が形成されている単純な構造を有
している。通常、この保護層は、レーベル等が印刷され
ている。このような構造のCDタイプの光ディスクでは、
片面のみから光ビームを用いて情報が検索される。
【0022】図1に示す光ディスク装置においては、光
ディスク10の下方にこの光ディスク10に光ビーム、
即ち、レーザビームを集光する光ヘッド30が設けられ
ている。この光学ヘッド30は、データ記録領域28及
び必要に応じてリードアウト領域26を検索する為にそ
の光ディスク10の半径方向に移動可能にガイド機構
(図示せず。)に載置され、駆動回路37からの駆動信
号によって駆動されるフィードモータ32で光ディスク
10の半径方向に移動される。光学ヘッド30では、対
物レンズ34がその光軸に沿って移動可能に保持され、
フォ―カス駆動回路36からの駆動信号に応答してその
光軸方向に移動され、常にフォ―カス状態に対物レンズ
34が維持され、微小ビームスポットが反射層16上に
形成される。また、この対物レンズ34は、光ディスク
10の半径方向に沿って微動可能に保持され、トラック
駆動回路38からの駆動信号に応答して微動され、常に
トラッキング状態に維持されて光ディスク10の反射層
16上のトラックが光ビームで追跡される。
【0023】また、光学ヘッド30では、図1に示すよ
うにその内に設けらられた後に説明する開口54、59
を選択するアパーチャー選択機構55が設けられ、この
アパーチャー選択機構55は、CPU56を介してキー
操作表示部61及びディスクのタイプを判別するセンサ
ーとしての光ディスク10の表面にレーベルが設けられ
ているかを確認するレーベル判別センサ63に接続され
ている。キー操作及び操作部61でユーザがこれから再
生する光ディスクのタイプ、即ちSDタイプの光ディス
ク或いはCDタイプの光ディスクかを入力すると、その
入力に応じたアパーチャー切換信号がアパーチャ切換機
構55に与えられ、アパーチャ切換機構55が動作して
入力に応じた開口54、59が選択される。CDタイプ
の光ディスクは、通常、その裏面には、レーベルが設け
られ、その面の反射率の平均が光ビームの検索の対象と
される表面に比べて低い。これに対して、SDタイプの
光ディスク10は、両面が検索の対象とされる為に両面
ともほぼ等しい比較的大きな平均反射率を有している。
この平均反射率は、レーベル判別センサ63で検出さ
れ、その反射率に応じて装置に装填された光ディスクが
このレーベル判別センサ63で検出される。光ディスク
10のタイプに応じたタイプ判別信号がCPU56に与
えられ、キー操作及び操作部61からの入力が特にない
場合に、このCPU56は、光ディスク10のタイプに
応じたタイプ判別信号に応じてアパーチャー切換信号を
発生する。従って、タイプ判別信号に応じてアパーチャ
切換機構55が動作して入力に応じた開口54、59が
選択される。
【0024】光ヘッド30では、光ディスク10から反
射された光ビームが検出され、検出されたこの検出信号
は、光ディスク30からヘッドアンプ40を介してデー
タ処理回路42及びサーボ処理回路44に供給されてい
る。データ処理回路44では、この検出信号から検索デ
ータ、例えば、音声データ、主映像データ及び副映像デ
ータを再現している。また、サーボ処理回路44では、
検出信号からフォ―カス信号、トラッキング信号及びモ
ータ制御信号を生成し、これらの信号を夫々駆動回路3
6、38、11に供給している。従って、対物レンズ3
4がフォ―カス状態及びトラッキング状態に維持され、
また、スピンドルモータ12が所定の回転数で回転さ
れ、光ビームによって反射層16上のトラックが光ビー
ムで、例えば、線速一定で追跡される。
【0025】外部からアクセス信号がサーボ処理回路4
4に供給されると、サーボ処理回路44から移動信号が
駆動回路37に供給され、光ヘッド30が光ディスク1
0の半径方向に沿って移動され、反射層16の所定のセ
クタがアクセスされる。
【0026】データの記録時には、外部から記録データ
がデータ処理回路42に供給され、データ処理回路42
で所定のフォーマットに変換されてヘッドアンプ40に
変調信号として供給される。この変調信号に従って光ヘ
ッド30で発生される光ビームが変調されることによっ
て光ディスク10の反射層16に物理的変化が与えら
れ、データが反射層16のトラックに記録される。光デ
ィスク10の反射層14に記録されたデータを消去する
場合には、外部から消去指令に基づいてデータ処理回路
42から消去信号がヘッドアンプ40に与えられる。従
って、光ヘッド30からは、消去レベルに維持された光
ビームが光ディスク10の反射層16に向けられ、反射
層16上の物理的な変化が本来の状態に復帰される。
【0027】図1に示された光学ヘッド30の光学系
は、図3及び図4に示すように構成されている。即ち、
図3及び図4に示す光ヘッドの光学系では、半導体レー
ザ50から、例えば、650nmの波長を有する発散性の
レーザビームが発生される。通常、情報の再生時には、
半導体レーザ50からは、略一定強度の再生用レーザビ
ームが発生され、また、情報の記録時には、光強度が記
録データに従って強度変調された比較的大きな光強度を
有する記録用レーザビームが発生される。また、消去時
には、再生時よりも光強度が大きい略一定強度の消去用
レーザビームが発生される。この半導体レーザ50から
発散されたレーザビームは、コリメータレンズ52でコ
リメートされてコリメートレーザビームとしてハーフプ
リズム53に入射される。ハーフプリズム53内のハー
フミラー53Aを介して直進し、その射出面から後に詳
述するように開口選択機構55によって選択された第1
又は第2の開口54又は59を介して対物レンズ34に
向けられる。
【0028】この第1及び第2の開口54、59は、後
に詳述するように光ディスク10の透明基盤14の厚さ
に応じて選択され、光ディスク10に向けられる光ビー
ムの径が透明基盤14の厚さに応じて選択される。第1
又は第2の開口54又は59を通過して対物レンズ34
で集光されたレーザビームは、光ディスク10に向けら
れ、光ディスク10の透明基盤14で屈折されてこの透
明基盤14上に形成された反射層16に集光され、この
反射層16上にビームスポットが形成される。ここで、
対物レンズ34がフォーカシンング状態に維持されてい
る際にレーザビームのビームウエストに相当する最小ビ
ームスポットが反射層16に形成される。既に説明した
ように、通常、この光ディスク10の反射層16には、
同心円状、或いは、スパイラル状に情報記録領域として
のトラックが形成され、このトラックにピット等の物理
的な記録部が形成されている。通常、既に説明したよう
にトラックサーボ機構が作動して対物レンズ34、或い
は、光ヘッドが微動されてレーザビームでトラックが追
跡されるトラッキング状態に維持されている。
【0029】情報の再生時には、反射層16に形成され
たトラックの記録部で再生用レーザビームが変調され、
変調されたレーザビームが反射層16から反射される。
また、情報の記録時には、変調された記録用レーザビー
ムでトラック内の反射層に物理的変化が与えられて記録
部が形成される。更に、消去時には、消去用レーザビー
ムの記録部への照射によって記録部に与えられた物理的
変化が復帰される。
【0030】反射層16から反射されたレーザビーム
は、再び対物レンズ34によって集められ、同様に第1
又は第2の開口54又は59を介してハーフプリズム5
3に戻される。ハーフプリズム53内のハーフミラー5
3Aで戻されたレーザビームは、反射され、投射レンズ
57に向けられ、この投射レンズ57よって光検出器5
8に集光される。再生時には、記録部で変調された再生
用レーザビームが検出器58によって検出信号に変換さ
れ、この検出信号から図示しない信号処理回路によって
再生信号、フォ―カス信号及びトラッキング信号が生成
される。記録用、或いは、消去時には、記録用、或い
は、消去用レーザビームが検出器58によって検出さ
れ、その検出信号から信号処理回路によってフォ―カス
信号及びトラッキング信号が発生される。
【0031】上述した光ヘッドの光学系において、第1
及び第2の開口54、59は、光ディスク10の構造、
即ち、光ディスク10の透明基盤14の厚さに応じて図
3又は図4に示すように選択され、対物レンズ34に向
けられるレーザビームを制限している。例えば、図3及
び図4に示す光学系において、半導体レーザ50から波
長650nmの波長のレーザビームが発生されている場
合、図3に示すように透明な基盤10の厚さが0.6mm
の高密度記録された光ディスクでは、図4に示す開口5
9を通過する光ビームに比べて大きな開口数0.6を有
する集光性光ビームが投射されるように開口54が開口
選択機構55によって選択される。この開口54を通過
したレーザビームは、対物レンズ34によって集光され
て0.6mmの厚さを有する透明基盤14を介して反射層
16上に照射され、この反射層16上に0.9μm の最
小ビームスポットを形成する。
【0032】これに対して、図3に示す光ディスク10
とは、異なり、図4に示すように透明基盤14の厚さが
1.2mmと比較的大きな光ディスクでは、開口54を通
過する光ビームに比べて小さな開口数0.36を有する
集光性光ビームが投射されるように開口59が開口選択
機構55によって選択される。通常、このような透明基
盤14の厚さが1.2mmと比較的大きな光ディスクは、
コンパクトディスク(CD)と称せられ、音楽用、リー
ドオンリーメモリ(ROM)用、或いは、書き換え可能
なランダムアクセスメモリ(RAM)用として既に一般
に流通している。
【0033】開口数0.36の開口59が選択された図
4に示す光学系では、図1に示す開口54を選択した光
学系に比べて開口59を通過するレーザビームは、開口
54に比べてより大きくその通過が制限される。この開
口59を通過してビーム径が狭められたレーザビーム
は、対物レンズ34によって集光されて1.2mmの厚さ
を有する透明基盤14を介して反射層14上に照射さ
れ、この反射層14上に十分小さな1.6μm の最小ビ
ームスポットを形成する。
【0034】もし、図3に示す光学系において、開口5
4を変更せずに、厚さが1.2mmと比較的大きな透明基
盤56を有する光ディスクから情報が再生される場合に
は、透明基盤14をレーザビームが通過する際にレーザ
ビームの収差が大きくなり、微小なビームスポットを反
射層16上に形成することができない。即ち、光ディス
ク10の透明基盤14の厚さが大きくなると、透明基盤
14の屈折率が空気中よりも大きいことから、対物レン
ズ34をフォ―カス状態に維持する為に対物レンズ34
が光ディスク10からより離間されることとなる。この
ことは、対物レンズ34のフォ―カス許容誤差が小さく
なったことを意味し、僅かに対物レンズ34が微動して
も、また、僅かに対物レンズ34が傾いてもビームスポ
ットの大きさが大きく変動し、また、サイドローブに相
当するハローがビームスポットの周辺に生じることとな
る。
【0035】これに対して、図4に示す光学系に示すよ
うに、開口54よりも小さな開口数を有する開口59が
選択されると、比較的大きな厚さの透明基盤56を有す
る光ディスクから情報が再生、又は、記録される場合に
あっても、対物レンズ34から狭い範囲で透明基盤14
にレーザビームが入射され、レーザビームに与えられる
収差が小さく、微小なビームスポットを反射層16上に
形成することができる。即ち、その径が制限されている
光ビームが対物レンズ34で集束されることから、合焦
点に対する焦点深度が大きくなり、換言すれば、フォ―
カス許容誤差が大きくなり、僅かに対物レンズ34が微
動しても、また、僅かに対物レンズ34が傾いてもビー
ムスポットの大きさが大きく変動し、また、ハローがビ
ームスポットの周辺に生じることがなく、反射層16上
のビームスポットを比較的容易に最小ビームスポットに
維持することができる。
【0036】図5(a)及び図5(b)には、開口5
4、59を選択する構造の例が示されている。図5
(a)には、平板プレート60に開口数が異なる開口5
4、59が直線上に配列された構造が示されている。こ
の構造では、平板プレート60を矢印で示すように直線
的に移動させて開口54、59が選択されることとな
る。図5(b)には、円弧状プレート62に開口数が異
なる開口54、59がその円弧に沿って配列された構造
が示されている。この構造では、円弧状プレート62が
矢印で示すように所定角回転されることによってて開口
54、59が選択されることとなる。開口54、59の
選択は、図5(a)及び図5(b)に示す構造に限ら
ず、カメラのレンズシャターのように複数枚の可動板で
開口を制限する構造が採用されても良い。
【0037】上述した実施例において、透明基盤の厚さ
が0.6mmの光ディスクが光ディスク装置に装填された
際には、開口数0.6を有する集光性光ビームを投射す
るように開口54が選択され、透明基盤の厚さが1.2
mmの光ディスクでは、開口数0.36を有する集光性光
ビームを投射するように開口59が選択されているが、
透明基盤の厚さとして0.4〜0.8mmの範囲内の厚さ
を光ディスクが有する際には、開口数0.5〜0.65
の範囲から選定された開口数を有する集光性光ビームを
投射するように開口54が選定されることが好ましく、
また、透明基盤の厚さとして0.9〜1.3mmの範囲内
の厚さを光ディスクが有する際には、開口数0.3〜
0.5の範囲から選定された開口数を有する集光性光ビ
ームが投射されるように開口59が選定されることが好
ましい。
【0038】この発明は、図3及び図4を参照して説明
したように異なる厚さを有する光ディスク10に限ら
ず、記録密度が異なる光ディスク10からのデータの再
生及び記録にも適用することができる。
【0039】即ち、図6に示すように画像及び音声等の
大きなデータを記録する為に提案されているデータが高
密度で記録された光ディスク10、例えば、高密度記録
されたマークのトラックピッチが0.9μm 、また、最
小マークピッチが1.0μmでデータが高密度記録され
た光ディスク10に対しては、比較的大きな開口数0.
6を有する開口54が選択されて光ビームが対物レンズ
34によって集光され、光ディスク10の反射層16上
に直径0.9μm 程の高密度記録再生用のビームスポッ
トが形成される。従って、トラックピッチが0.9μm
、また、最小マークピッチが1.0μm の高密度記録
されたマークから確実にデータを再生することができ、
また、このような大きさを有するマークを記録部として
反射層14上に形成することができる。
【0040】これに対して、図7に示すように通常のC
DROM或いは音楽用CDのようにデータが低い密度で
記録された光ディスク10、例えば、低い密度記録され
たマークのトラックピッチが1.5μm 、また、最小マ
ークピッチが1.6μm でデータが低い密度で記録され
た光ディスク10に対しては、開口54を通過する光ビ
ームよりも小さな開口数0.36を有する光ビームの通
過を許す開口59が選択されて光ビームが対物レンズ3
4によって集束され、光ディスク10の反射層16上に
直径1.6μm 程の記録再生用のビームスポットが形成
される。光ビームが制限されてビームスポットの径が大
きくなることから、必要に応じて光ビームの強度を大き
くする等光ビームに適切なパワーを与えることによっ
て、トラックピッチが1.5μm 、また、最小マークピ
ッチが1.6μm で低密度記録されたマークから確実に
データを再生することができ、また、適切な大きさのマ
ークを反射層16上に形成することができる。尚、図6
及び図7に示された光ディスク10は、いずれも等しい
厚さ0.6mmの透明基盤14を備えている。
【0041】上述した実施例においては、開口54、5
9は、対物レンズ34とハーフプリズム53との間に配
置された実施例について説明したが、図8及び図9に示
されるようにハーフプリズム53とコリメータレンズ5
2との間に配置されても良い。図8に示される光学系で
は、図3或いは図6で示される光学系と同様に開口54
が選択されて光ビームが対物レンズ34によって集光さ
れて光ディスク10の反射層16上に直径0.9μm 程
の高密度記録再生用のビームスポットが形成される。ま
た、図9に示す光学系においては、図4或いは図7で示
される光学系と同様に開口59が選択されて光ビームが
対物レンズ34によって集束されて光ディスク10の反
射層16上に直径1.6μm 程の記録再生用のビームス
ポットが形成される。
【0042】通常、対物レンズ34は、光ビームを高密
度記録再生用のより小さなビームスポットを形成するよ
うなレンズパワーを有するように設計される。このよう
な設計では、高密度記録再生用よりも大きなビームスポ
ットを形成させる為に開口59が選択される場合には、
光ビームに収差が与えられ、ビームスポットが歪んだ
り、ビームスポットにハローが生じる虞がある。このよ
うな光ビームに与えられる収差を補正するには、図10
に示すように開口59に補正レンズ、例えば、凹レンズ
60が装着されることが好ましい。このような光学系に
おいては、開口59が選択されて補正レンズ59と対物
レンズ34とによって合成レンズ系、即ち、対物レンズ
よりもレンズパワーが小さなCD用としての対物合成レン
ズが形成され、CD再生時に生じる虞があるレンズ系の収
差が除去される。
【0043】更に、上述した実施例においては、SDの再
生或いは、記録時には、開口数が大きな開口53が選択
され、CDの再生或いは記録時には、開口数が小さな開口
59或いは開口59と補正レンズ60の組み合わせが選
択され、選択された開口が光路中に配置される。このよ
うな開口54、59の選択に代えて単にSD再生或いは記
録時には、対物レンズ34のみで光ビームが集光され、
CD再生或いは記録時には、図10に示すような対物レン
ズ34と補正レンズ60を組み合わせた合成レンズ系で
光ビームが集光されても良い。即ち、CDの再生或いは
記録時にのみ補正レンズ60が光路中に挿入配置されて
も良い。
【0044】尚、上述した実施例において、高密度記録
された光ディスク10にあっては、開口数0.6を有す
る集光性光ビームが投射されるように開口54が選定さ
れ、また、低密度記録された光ディスク10にあって
は、開口数0.36を有する集光性光ビームが投射され
るように開口59が選定される場合について記載されて
いるが、各開口54、59を通過する光ビームは、この
開口数に限られるものではなく、開口54は、開口数
0.5〜0.65の範囲から選定された開口数を有する
集光性光ビームを投射する開口径を備えれば良く、ま
た、開口59は、開口数0.3〜0.5の範囲から選定
された開口数を有する集光性光ビームを投射する開口径
を備えれば良い。
【0045】
【発明の効果】この発明では、集光レンズに入射する光
ビームの径を小さくすることによって、複数の基盤厚さ
の光ディスクであっても情報の記録再生が可能となる。
また、同一の基盤厚さであっても情報の記録密度の異な
る光ディスクに対して情報の記録再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置を概
略的に示すブロック図である。
【図2】図1に示す光ディスク装置に装填される光ディ
スクを概略的に示す斜視図である。
【図3】図1に示す光ディスク装置に比較的薄い透明基
盤を備えた光ヘッドを装填した際のその光学ヘッドの光
学系を示す概略図である。
【図4】図1に示す光ディスク装置に比較的厚い透明基
盤を備えた光ヘッドを装填した際のその光学ヘッドの光
学系を示す概略図である。
【図5】(a)及び(b)は、図1に示す光ディスク装
置の光学ヘッドに採用可能な選択可能な開口を有する開
口構造体s を夫々示す平面図である。
【図6】図1に示す光ディスク装置に高密度記録された
光ヘッドを装填した際のその光学ヘッドの光学系を示す
概略図である。
【図7】図1に示す光ディスク装置に比較的低い密度で
記録された光ヘッドを装填した際のその光学ヘッドの光
学系を示す概略図である。
【図8】図1に示す光ディスク装置に比較的薄い透明基
盤を備えた光ヘッドを装填した際のその光学ヘッドの光
学系の変形例を示す概略図である。
【図9】図1に示す光ディスク装置に比較的厚い透明基
盤を備えた光ヘッドを装填した際のその光学ヘッドの光
学系の変形例を示す概略図である。
【図10】この発明の光学ヘッドの光学系の更に他の変
形例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 … 光ディスク 14 … 透明基盤 16 … 反射層 30 … 光学ヘッド 34 … 対物レンズ 50 … 半導体レーザ 52 … コリメータレンズ 53 … ハーフプリズム 54、59 … 開口 58 … 検出器 60 … 平板プレート 62 … 円弧状プレート

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面及びこれに対向する情報が刻印さ
    れた他方の面を有する透明基盤及びこの透明基板の他方
    の面に形成された反射層とを有する光ディスクから光学
    的に情報を再生する装置において、 光ビームを発生して前記光ディスクの一方の面に向ける
    光学系と、 光ビームを前記光ディスクの透明基盤を介して前記反射
    層上に集束する集束手段と、 前記光ディスクの物理的特性に応じて、第1及び第2の
    開口の一方を選択して前記反射層に向けられる集束性光
    ビームの開口数を制限する制限手段と、 前記反射層で反射されると共にこの反射の際に強度変調
    された反射光ビームを検出する検出手段と、 を具備することを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】前記光学系は、 光ビームを発生する発生手段と、 この光ビームをコリメートして前記制限手段に入射させ
    るコリメートレンズ系とを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の再生装置。
  3. 【請求項3】前記光ディスクの物理的特性は、前記透明
    基盤の厚さ及び前記透明基盤の他方に形成される情報の
    刻印密度のいずれか一方を少なくとも含むことを特徴と
    する請求項1に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】前記制限手段は、光ビームの通過を許す第
    1開口及び第2の開口を有し、第1の開口からは、開口
    数0.5〜0.65の範囲から選定された第1の開口数
    を有する集束性光ビームが射出され、第2の開口から
    は、第1の開口数よりも小さな開口数0.3〜0.5の
    範囲から選定された第2の開口数を有する集束性光ビー
    ムが射出され、前記透明基盤の厚さとして0.4〜0.
    8mmの範囲内の第1の厚さを光ディスクが有する際に
    は、第1の開口が選択され、前記透明基盤の厚さとして
    0.9〜1.3mmの範囲内の第2の厚さを光ディスクが
    有する際には、第2の開口が選択される含むことを特徴
    とする請求項3に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】前記制限手段は、光ビームの通過を許す第
    1開口及び第2の開口を有し、この第1及び第2の開口
    の一方を選択的に前記集束手段に向かう光ビームの光路
    中に配置する手段を含むことを特徴とする請求項1に記
    載の再生装置。
  6. 【請求項6】前記制限手段は、前記集束手段に向かう光
    ビームの光路中に配置される第1開口及び第2の開口を
    有するシャッタを含み、このシャッタを駆動してこの第
    1及び第2の開口の一方を選択的に光ビームの光路中に
    配置する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    再生装置。
  7. 【請求項7】前記制限手段は、前記集束手段に向かう光
    ビームの光路中に選択的に配置されるレンズを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  8. 【請求項8】前記制限手段は、前記集束手段に向かう光
    ビームの光路中に配置される第1開口及び第2の開口を
    有するシャッタを含み、このシャッタを駆動してこの第
    1及び第2の開口の一方を選択的に光ビームの光路中に
    配置する手段を含み、前記レンズは、第1開口及び第2
    の開口の一方に装着されていることを特徴とする請求項
    7に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】透明基盤及びこの透明基盤上に形成された
    記録層とを有する光ディスクに情報を光学的に記録し、
    光学的に情報を再生する記録再生装置において、 光ビームを前記光ディスクに向ける光学系と、 前記光ディスクに向けられた光ビームを前記光ディスク
    の透明基盤を介して記録層に集束する集束手段と、及び
    光ディスクの物理的特性に応じてこの集束手段から前記
    記録層に向けられる光ビームに第1及び第2の開口の一
    方を選択的に与えて光ビームの径を調整する手段と、 を具備することを特徴とする記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記光学系は、 発散性の光ビームを発生する発生手段及びこの発散性光
    ビームをコリメートして対物レンズに導くコリメート手
    段(52)と、 前記調整手段は、コリメートされた光ビームを制限して
    前記集束手段に入射させる制限手段(54, 59)と、 を含むことを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  11. 【請求項11】第1の厚さ及び第1の厚さよりも大きな
    第2の厚さのいずれかを有する透明基盤及びこの透明基
    盤上に形成された記録層とを有する光ディスク に情報
    を光学的に記録し、この光ディスクから光学的に情報を
    再生する記録再生装置において、 光ビームを前記光ディスクに向ける光学系 と、 前記光ディスクに向けられた光ビームを前記光ディスク
    の透明基盤を介して記録層に集束する集束手段と、及び
    前記透明基盤の厚さに応じて選択的にこの集束手段から
    前記記録層に向けられる光ビームの径を調整する手段
    と、 をぐびすることを特徴とする記録再生装置。
  12. 【請求項12】前記光学系は、 発散性の光ビームを発生する発生手段及びこの発散性光
    ビームをコリメートして対物レンズに導くコリメート手
    段と、 前記調整手段は、コリメートされた光ビームを制限して
    前記集束手段(34)に入射させる制限手段と、 を含むことを特徴とする請求項11に記載の再生装置。
  13. 【請求項13】前記制限手段は、光ビームの通過を許す
    第1開口及び第2の開口を有し、第1の開口からは、開
    口数0.5〜0.65の範囲から選定された第1の開口
    数を有する集束性光ビームが射出され、第2の開口から
    は、第1の開口数よりも小さな開口数0.3〜0.5の
    範囲から選定された第2の開口数を有する集束性光ビー
    ムが射出され、前記透明基盤の厚さとして0.4〜0.
    8mmの範囲内の第1の厚さを光ディスクが有する際に
    は、第1の開口が選択され、前記透明基盤の厚さとして
    0.9〜1.3mmの範囲内の第2の厚さを光ディスクが
    有する際には、第2の開口が選択されることを特徴とす
    る請求項11に記載の再生装置。
  14. 【請求項14】前記制限手段は、光ビームの通過を許す
    第1開口及び第2の開口を有し、この第1及び第2の開
    口の一方を選択的に前記集束手段に向かう光ビームの光
    路中に配置する手段を含むことを特徴とする請求項11
    に記載の再生装置。
  15. 【請求項15】前記制限手段は、前記集束手段に向かう
    光ビームの光路中に配置される第1開口及び第2の開口
    を有するシャッタを含み、このシャッタを駆動してこの
    第1及び第2の開口の一方を選択的に光ビームの光路中
    に配置する手段を含むことを特徴とする請求項11に記
    載の再生装置。
  16. 【請求項16】前記制限手段は、前記集束手段に向かう
    光ビームの光路中に選択的に配置されるレンズを含むこ
    とを特徴とする請求項11に記載の再生装置。
  17. 【請求項17】前記制限手段は、前記集束手段に向かう
    光ビームの光路中に配置される第1開口及び第2の開口
    を有するシャッタを含み、このシャッタを駆動してこの
    第1及び第2の開口の一方を選択的に光ビームの光路中
    に配置する手段を含み、前記レンズは、第1開口及び第
    2の開口の一方に装着されていることを特徴とする請求
    項16に記載の再生装置。
  18. 【請求項18】透明基盤及びこの透明基盤上に形成さ
    れ、第1の記録密度及び第1の記録密度よりも低密度の
    第2の記録密度のいずれかで情報を記録する為の記録層
    とを有する光ディスク に情報を光学的に記録し、この
    光ディスクから光学的に情報を再生する記録再生装置に
    おいて、 光ビームを前記光ディスクに向ける光学系と、 前記光ディスクに向けられた光ビームを前記光ディスク
    の透明基盤を介して記録層に集束する集束手段と、及び
    前記記録層の記録密度に応じて選択的にこの集束手段か
    ら前記記録層に向けられる光ビームの径を調整する手段
    と、 を具備することを特徴とする記録再生装置。
  19. 【請求項19】前記光学系は、 発散性の光ビームを発生する発生手段及びこの発散性光
    ビームをコリメートして対物レンズに導くコリメート手
    段と、 前記調整手段は、コリメートされた光ビームを制限して
    前記集束手段( に入射させる制限手段と、 を含むことを特徴とする請求項18に記載の記録再生装
    置。
  20. 【請求項20】前記制限手段は、光ビームの通過を許す
    第1開口及び第2の開口を有し、第1の開口からは、開
    口数0.5〜0.65の範囲から選定された第1の開口
    数を有する集束性光ビームが射出され、第2の開口から
    は、第1の開口数よりも小さな開口数0.3〜0.5の
    範囲から選定された第2の開口数を有する集束性光ビー
    ムが射出され、前記記録層の記録密度として第1の記録
    密度が選択される際には、第1の開口が選択され、前記
    記録層の記録密度として第2の記録密度が選択される際
    には、第2の開口が選択されることを特徴とする請求項
    19に記載の記録再生装置。
  21. 【請求項21】前記制限手段は、光ビームの通過を許す
    第1開口及び第2の開口を有し、この第1及び第2の開
    口の一方を選択的に前記集束手段に向かう光ビームの光
    路中に配置する手段を含むことを特徴とする請求項18
    に記載の記録再生装置。
  22. 【請求項22】前記制限手段は、前記集束手段に向かう
    光ビームの光路中に配置される第1開口及び第2の開口
    を有するシャッタを含み、このシャッタを駆動してこの
    第1及び第2の開口の一方を選択的に光ビームの光路中
    に配置する手段を含むことを特徴とする請求項18に記
    載の記録再生装置。
  23. 【請求項23】前記制限手段は、前記集束手段に向かう
    光ビームの光路中に選択的に配置されるレンズを含むこ
    とを特徴とする請求項18に記載の記録再生装置。
  24. 【請求項24】前記制限手段は、前記集束手段に向かう
    光ビームの光路中に配置される第1開口及び第2の開口
    を有するシャッタを含み、このシャッタを駆動してこの
    第1及び第2の開口の一方を選択的に光ビームの光路中
    に配置する手段を含み、前記レンズは、第1開口及び第
    2の開口の一方に装着されていることを特徴とする請求
    項23に記載の記録再生装置。
  25. 【請求項25】透明基盤上に記録層が形成された構造を
    有し、互いに異なる第1及び第2の物理特性のいずれか
    を備える光ディスクの物理特性に従って第1の開口数及
    び第1の開口数よりも小さい第2の開口数を有する第1
    及び第2の集束性光ビームのいずれかを選択し、 この選択された開口数を有する集束性光ビームを集束さ
    せて記録層上に光ビームスポットを形成して記録層から
    情報を再生する工程から成る光デスクの再生方法。
  26. 【請求項26】前記透明基盤が第1の厚さ及びこの第1
    の厚さよりも大きな第2の厚さのいずれかを有し、第1
    の物理特性として第1の厚さを有する光ディスクが選択
    された際に第1の開口を選択し、第2の物理特性として
    第2の厚さを有する光ディスクが選択された際に第2の
    開口を選択することを特徴とする請求項25に記載の光
    デスクの再生方法。
  27. 【請求項27】第1の開口からは、開口数0.5〜0.
    65の範囲から選定された第1の開口数を有する第1の
    集束性光ビームが射出され、第2の開口からは、第1の
    開口数よりも小さな開口数0.3〜0.5の範囲から選
    定された第2の開口数を有する第2の集束性光ビームが
    射出され、前記透明基盤の厚さとして0.4〜0.8mm
    の範囲内の第1の厚さを光ディスクが有する際には、第
    1の開口が選択され、前記透明基盤の厚さとして0.9
    〜1.3mmの範囲内の第2の厚さを光ディスクが有する
    際には、第2の開口が選択されことを特徴とする請求項
    27に記載の光デスクの再生方法。
  28. 【請求項28】前記記録層が第1記録密度及びこの第1
    の記録密度よりも低い記録密度の第2の記録密度のいず
    れかで記録マークが形成され、第1の物理特性として第
    1の記録密度が選択された際に第1の開口を選択し、第
    2の物理特性として第2の記録密度が選択された際に第
    2の開口を選択することを特徴とする請求項27に記載
    の光デスクの再生方法。
  29. 【請求項29】第1の開口からは、開口数0.5〜0.
    65の範囲から選定された第1の開口数を有する第1の
    集束性光ビームが射出され、第2の開口からは、第1の
    開口数よりも小さな開口数0.3〜0.5の範囲から選
    定された第2の開口数を有する第2の集束性光ビームが
    射出されることを特徴とする請求項25に記載の光デス
    クの再生方法。
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