JPH08339417A - 欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法 - Google Patents
欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法Info
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- JPH08339417A JPH08339417A JP7143259A JP14325995A JPH08339417A JP H08339417 A JPH08339417 A JP H08339417A JP 7143259 A JP7143259 A JP 7143259A JP 14325995 A JP14325995 A JP 14325995A JP H08339417 A JPH08339417 A JP H08339417A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 認識領域の指定が容易で短時間ででき操作性
に優れるとともに認識領域の指定が正確で文字認識の精
度を高くできる欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法
を提供することを目的とする。 【構成】 認識領域を示す座標及び認識の形式を入力す
る認識情報入力部15を有し、かつ、制御部13が、認
識情報入力部15から入力された座標及び認識の形式に
基づいて認識領域を検出する認識領域検出手段9を有す
る構成からなる。
に優れるとともに認識領域の指定が正確で文字認識の精
度を高くできる欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法
を提供することを目的とする。 【構成】 認識領域を示す座標及び認識の形式を入力す
る認識情報入力部15を有し、かつ、制御部13が、認
識情報入力部15から入力された座標及び認識の形式に
基づいて認識領域を検出する認識領域検出手段9を有す
る構成からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は欧米文字の文字認識を行
う欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法に関し、特
に、欧米文字の認識を行う認識領域を的確に指定できる
欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法に関するもので
ある。
う欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法に関し、特
に、欧米文字の認識を行う認識領域を的確に指定できる
欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、欧米文字をコンピュータ等の情報
処理装置で処理するケースが増加している。その際用紙
に印字してある欧米文字を画像データとして情報処理装
置に入力しこの画像データをアスキーコード等の文字コ
ードに変換する欧米文字認識装置が重要な役割を果た
す。マイクロプロセッサを始めとするハードウェアの性
能向上及び低価格化、ならびに文字認識技術の向上に伴
い欧米文字認識装置の性能も改善されている。その結果
認識性能の点ばかりでなく操作性等の使用者とのインタ
ーフェースの面に対する関心が高まっている。
処理装置で処理するケースが増加している。その際用紙
に印字してある欧米文字を画像データとして情報処理装
置に入力しこの画像データをアスキーコード等の文字コ
ードに変換する欧米文字認識装置が重要な役割を果た
す。マイクロプロセッサを始めとするハードウェアの性
能向上及び低価格化、ならびに文字認識技術の向上に伴
い欧米文字認識装置の性能も改善されている。その結果
認識性能の点ばかりでなく操作性等の使用者とのインタ
ーフェースの面に対する関心が高まっている。
【0003】以下に従来の欧米文字認識装置について説
明する。図8は従来の欧米文字認識装置の機能ブロック
図である。図8において、1は用紙等に印刷或いは書き
込まれた欧米文字を含む画像を2値画像データとして欧
米文字認識装置に取り込む画像入力部、2は画像入力部
1から入力された画像データを格納し保存する画像格納
部、3は画像格納部2に格納された画像データ中から後
述する認識領域格納部に格納された認識領域に相当する
画像データを取り出しこの画像データの文字に外接する
矩形を求めこの矩形を基に文字領域を切り出す文字切り
出し手段、4は文字切り出し手段3で切り出された文字
領域を格納する文字領域格納部、5は文字領域格納部4
に格納された文字領域の垂直方向の分布から行領域を切
り出す行切り出し手段、6は行切り出し手段5により切
り出された行領域を格納する行領域格納部、7は行領域
格納部6に格納された行領域の水平方向の分布から単語
領域を切り出す単語切り出し手段、8は単語切り出し手
段により切り出された単語領域を格納する単語領域格納
部、11は画像格納部2に格納された画像データ及び文
字領域格納部4に格納された文字領域から画像データの
黒画素の分布を図形特徴として抽出しこの図形特徴と予
め格納された欧米文字の基準となる図形特徴とを比較し
類似する特徴を有する文字を認識結果とする文字認識手
段、12は文字認識手段11で認識された文字コード、
行領域格納部6に格納された行領域、及び、単語領域格
納部8に格納された単語領域を格納する認識結果格納
部、13は文字切り出し手段3、行切り出し手段5、単
語切り出し手段7、及び、文字認識手段11の構成を有
する制御部、14は画像格納部2、認識領域格納部、文
字領域格納部4、行領域格納部6、単語領域格納部8、
及び、認識結果格納部12の構成を有する情報格納部、
16は画像格納部2に格納された画像データ、認識領域
格納部に格納された認識領域、及び、認識結果格納部1
2に格納された認識結果を表示する表示部、17は認識
結果格納部12に格納された認識結果を出力する認識結
果出力部、18は使用者がペン入力或いはマウス等で欧
米文字認識を行わせたい認識領域を指定する認識領域入
力部、19は認識領域入力部18で入力された認識領域
を格納する認識領域格納部である。
明する。図8は従来の欧米文字認識装置の機能ブロック
図である。図8において、1は用紙等に印刷或いは書き
込まれた欧米文字を含む画像を2値画像データとして欧
米文字認識装置に取り込む画像入力部、2は画像入力部
1から入力された画像データを格納し保存する画像格納
部、3は画像格納部2に格納された画像データ中から後
述する認識領域格納部に格納された認識領域に相当する
画像データを取り出しこの画像データの文字に外接する
矩形を求めこの矩形を基に文字領域を切り出す文字切り
出し手段、4は文字切り出し手段3で切り出された文字
領域を格納する文字領域格納部、5は文字領域格納部4
に格納された文字領域の垂直方向の分布から行領域を切
り出す行切り出し手段、6は行切り出し手段5により切
り出された行領域を格納する行領域格納部、7は行領域
格納部6に格納された行領域の水平方向の分布から単語
領域を切り出す単語切り出し手段、8は単語切り出し手
段により切り出された単語領域を格納する単語領域格納
部、11は画像格納部2に格納された画像データ及び文
字領域格納部4に格納された文字領域から画像データの
黒画素の分布を図形特徴として抽出しこの図形特徴と予
め格納された欧米文字の基準となる図形特徴とを比較し
類似する特徴を有する文字を認識結果とする文字認識手
段、12は文字認識手段11で認識された文字コード、
行領域格納部6に格納された行領域、及び、単語領域格
納部8に格納された単語領域を格納する認識結果格納
部、13は文字切り出し手段3、行切り出し手段5、単
語切り出し手段7、及び、文字認識手段11の構成を有
する制御部、14は画像格納部2、認識領域格納部、文
字領域格納部4、行領域格納部6、単語領域格納部8、
及び、認識結果格納部12の構成を有する情報格納部、
16は画像格納部2に格納された画像データ、認識領域
格納部に格納された認識領域、及び、認識結果格納部1
2に格納された認識結果を表示する表示部、17は認識
結果格納部12に格納された認識結果を出力する認識結
果出力部、18は使用者がペン入力或いはマウス等で欧
米文字認識を行わせたい認識領域を指定する認識領域入
力部、19は認識領域入力部18で入力された認識領域
を格納する認識領域格納部である。
【0004】以上のように構成された欧米文字認識装置
について、以下図面を用いてその動作を説明する。図9
(a)は従来の欧米文字認識装置における画像データの
模式図であり、図9(b)は従来の欧米文字認識装置に
おける画像データの認識領域を指定する模式図であり、
図9(c)は従来の欧米文字認識装置における画像デー
タの認識領域を表示する模式図である。まず、図9
(a)に示すように欧米文字を含む画像をイメージスキ
ャナー等で画像データに読取り画像格納部2に格納する
と同時にCRTや液晶ディスプレー等からなる表示部1
6に表示する。次に、図9(b)に示すようにペン或い
はマウス等のポインティングデバイスからなる認識領域
入力部18を用いて画像データの認識領域を使用者が指
定する。この際、作業者はクリック・アンド・ドラッ
グ、或いはタップ操作により表示部16に表示された認
識領域の外枠部を指定しこの外枠部の内部が認識領域で
あることを指示する。図9(c)には指示された認識領
域が斜線で表示(反転表示)されている。次に、画像格
納部2に格納されている画像データの内認識領域に含ま
れる画像データに対して文字に外接する矩形を基に文字
領域を設定し文字領域格納部4に格納する。次に、文字
領域の画像データを水平方向の黒画素の累計を計算しそ
の垂直方向の分布を比較し黒画素の多い領域を行領域と
して切り出し行領域格納部6に格納する。次に、おのお
の行領域について垂直方向の黒画素の累計を計算しその
水平方向の分布からそれぞれの単語に切り出し単語領域
を決定し単語領域格納部8に格納する。次に、画像デー
タの黒画素の分布状態と記憶されている基準となる文字
特徴とをマッチングさせ類似する画像データを文字記号
に変換し文字認識を行い認識結果格納部12に格納す
る。認識結果格納部12には行領域及び単語領域も格納
される。次に、文字認識の結果を表示部16に表示し動
作を完了する。
について、以下図面を用いてその動作を説明する。図9
(a)は従来の欧米文字認識装置における画像データの
模式図であり、図9(b)は従来の欧米文字認識装置に
おける画像データの認識領域を指定する模式図であり、
図9(c)は従来の欧米文字認識装置における画像デー
タの認識領域を表示する模式図である。まず、図9
(a)に示すように欧米文字を含む画像をイメージスキ
ャナー等で画像データに読取り画像格納部2に格納する
と同時にCRTや液晶ディスプレー等からなる表示部1
6に表示する。次に、図9(b)に示すようにペン或い
はマウス等のポインティングデバイスからなる認識領域
入力部18を用いて画像データの認識領域を使用者が指
定する。この際、作業者はクリック・アンド・ドラッ
グ、或いはタップ操作により表示部16に表示された認
識領域の外枠部を指定しこの外枠部の内部が認識領域で
あることを指示する。図9(c)には指示された認識領
域が斜線で表示(反転表示)されている。次に、画像格
納部2に格納されている画像データの内認識領域に含ま
れる画像データに対して文字に外接する矩形を基に文字
領域を設定し文字領域格納部4に格納する。次に、文字
領域の画像データを水平方向の黒画素の累計を計算しそ
の垂直方向の分布を比較し黒画素の多い領域を行領域と
して切り出し行領域格納部6に格納する。次に、おのお
の行領域について垂直方向の黒画素の累計を計算しその
水平方向の分布からそれぞれの単語に切り出し単語領域
を決定し単語領域格納部8に格納する。次に、画像デー
タの黒画素の分布状態と記憶されている基準となる文字
特徴とをマッチングさせ類似する画像データを文字記号
に変換し文字認識を行い認識結果格納部12に格納す
る。認識結果格納部12には行領域及び単語領域も格納
される。次に、文字認識の結果を表示部16に表示し動
作を完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の欧米文字認識装置では、作業者が表示画面上に認識領
域を直接指示するので認識領域となる文字を完全に指示
できず部分的に外れる箇所が生じ正確な文字認識が行わ
れず文字認識精度に劣るという問題点を有していた。特
に、表示画面が小さく欧米文字の間隔が狭い場合はこの
ことが顕著であるという問題点を有していた。作業者は
クリップ或いはタップを複数回操作せねばならずまた広
い認識領域に渡ってポインティングやペン等を移動させ
ねばならず操作時間が長く操作性に劣るという問題点を
有していた。
の欧米文字認識装置では、作業者が表示画面上に認識領
域を直接指示するので認識領域となる文字を完全に指示
できず部分的に外れる箇所が生じ正確な文字認識が行わ
れず文字認識精度に劣るという問題点を有していた。特
に、表示画面が小さく欧米文字の間隔が狭い場合はこの
ことが顕著であるという問題点を有していた。作業者は
クリップ或いはタップを複数回操作せねばならずまた広
い認識領域に渡ってポインティングやペン等を移動させ
ねばならず操作時間が長く操作性に劣るという問題点を
有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、認識領域の指定が容易で短時間ででき操作性に優れ
るとともに認識領域の指定が正確で文字認識の精度を高
くできる欧米文字認識装置及び操作性が高く文字認識精
度を向上できる欧米文字認識方法を提供することを目的
とする。
で、認識領域の指定が容易で短時間ででき操作性に優れ
るとともに認識領域の指定が正確で文字認識の精度を高
くできる欧米文字認識装置及び操作性が高く文字認識精
度を向上できる欧米文字認識方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の欧米文字認識装置は、欧米
文字を含んだ画像データを入力する画像入力部と、デー
タの演算を行う制御部と、画像入力部で入力された画像
データ及び制御部で演算されたデータを格納する情報格
納部と、情報格納部に格納された認識結果を出力する認
識結果出力部と、情報格納部に格納された画像データ及
び認識結果等を表示する表示部と、を備えた欧米文字認
識装置であって、認識領域を示す座標及び認識の形式を
入力する認識情報入力部を有し、かつ、制御部が、認識
情報入力部から入力された座標及び認識の形式に基づい
て認識領域を検出する認識領域検出手段を有する構成か
らなる。
に本発明の請求項1に記載の欧米文字認識装置は、欧米
文字を含んだ画像データを入力する画像入力部と、デー
タの演算を行う制御部と、画像入力部で入力された画像
データ及び制御部で演算されたデータを格納する情報格
納部と、情報格納部に格納された認識結果を出力する認
識結果出力部と、情報格納部に格納された画像データ及
び認識結果等を表示する表示部と、を備えた欧米文字認
識装置であって、認識領域を示す座標及び認識の形式を
入力する認識情報入力部を有し、かつ、制御部が、認識
情報入力部から入力された座標及び認識の形式に基づい
て認識領域を検出する認識領域検出手段を有する構成か
らなる。
【0008】本発明の請求項2に記載の欧米文字認識装
置は、請求項1において、認識領域検出手段が、認識情
報入力部から入力された認識の形式から単語単位或いは
行単位のいずれの認識を行うかを判定し、認識の形式が
単語単位である場合は認識情報入力部から入力された座
標を内包する単語領域を認識領域とし認識の形式が行単
位である場合は座標を内包する行領域を認識領域として
検出する構成を有する。
置は、請求項1において、認識領域検出手段が、認識情
報入力部から入力された認識の形式から単語単位或いは
行単位のいずれの認識を行うかを判定し、認識の形式が
単語単位である場合は認識情報入力部から入力された座
標を内包する単語領域を認識領域とし認識の形式が行単
位である場合は座標を内包する行領域を認識領域として
検出する構成を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の欧米文字認識装
置は、請求項1において、認識領域検出手段が、認識情
報入力部から入力された始点座標及び終点座標の間にあ
る全ての単語領域を認識領域として検出する構成を有す
る。
置は、請求項1において、認識領域検出手段が、認識情
報入力部から入力された始点座標及び終点座標の間にあ
る全ての単語領域を認識領域として検出する構成を有す
る。
【0010】本発明の請求項4に記載の欧米文字認識装
置は、請求項1乃至3の内いずれか1において、制御部
が、文字領域の垂直方向の分布に基づいて行領域を切り
出す行切り出し手段、及び/又は、行切り出し手段によ
り切り出された行領域の水平方向の分布に基づいて単語
領域を切り出す単語切り出し手段を有する構成からな
る。
置は、請求項1乃至3の内いずれか1において、制御部
が、文字領域の垂直方向の分布に基づいて行領域を切り
出す行切り出し手段、及び/又は、行切り出し手段によ
り切り出された行領域の水平方向の分布に基づいて単語
領域を切り出す単語切り出し手段を有する構成からな
る。
【0011】本発明の請求項5に記載の欧米文字認識方
法は、認識の座標及び形式を入力する認識情報入力工程
と、画像データから文字領域を切り出す文字切り出し工
程と、文字切り出し工程で切り出された文字領域から垂
直方向の分布に基づいて行領域を切り出す行切り出し工
程と、行切り出し工程で切り出された行領域の水平方向
の分布に基づいて単語領域を切り出す単語切り出し工程
と、認識情報入力工程で入力された認識の座標及び形式
に基づいて認識領域を検出する認識領域検出工程と、認
識領域検出工程で検出された認識領域の文字認識を行う
文字認識工程と、を有する構成からなる。
法は、認識の座標及び形式を入力する認識情報入力工程
と、画像データから文字領域を切り出す文字切り出し工
程と、文字切り出し工程で切り出された文字領域から垂
直方向の分布に基づいて行領域を切り出す行切り出し工
程と、行切り出し工程で切り出された行領域の水平方向
の分布に基づいて単語領域を切り出す単語切り出し工程
と、認識情報入力工程で入力された認識の座標及び形式
に基づいて認識領域を検出する認識領域検出工程と、認
識領域検出工程で検出された認識領域の文字認識を行う
文字認識工程と、を有する構成からなる。
【0012】本発明の請求項6に記載の欧米文字認識方
法は、請求項5において、認識領域検出工程が、認識情
報入力工程で入力された認識の形式から単語単位或いは
行単位のいずれの認識を行うかを判定し、認識の形式が
単語単位である場合は座標情報入力工程で入力された座
標を内包する単語領域を認識領域とし認識の形式が行単
位である場合は座標を内包する行領域を認識領域とする
工程である構成を有する。
法は、請求項5において、認識領域検出工程が、認識情
報入力工程で入力された認識の形式から単語単位或いは
行単位のいずれの認識を行うかを判定し、認識の形式が
単語単位である場合は座標情報入力工程で入力された座
標を内包する単語領域を認識領域とし認識の形式が行単
位である場合は座標を内包する行領域を認識領域とする
工程である構成を有する。
【0013】本発明の請求項7に記載の欧米文字認識方
法は、請求項5において、認識領域検出工程が、認識情
報入力工程で入力された始点座標及び終点座標の間にあ
る全ての単語領域を認識領域とする工程である構成を有
する。
法は、請求項5において、認識領域検出工程が、認識情
報入力工程で入力された始点座標及び終点座標の間にあ
る全ての単語領域を認識領域とする工程である構成を有
する。
【0014】ここで、認識情報入力部の入力手段として
は、ペン入力、マウスやトラックボール或いはキーボー
ドからのポインティングデバイス等が挙げられる。認識
の形式は1つの単語単位、複数の単語単位、1つの行単
位、複数の行単位、始点座標と終点座標、始点座標と所
定の距離、1ページ、複数のページ、等認識領域を示す
ものが用いられる。あるいはこれらの組み合わせで所定
の入力装置でその切り換えが行われるものでも良い。
は、ペン入力、マウスやトラックボール或いはキーボー
ドからのポインティングデバイス等が挙げられる。認識
の形式は1つの単語単位、複数の単語単位、1つの行単
位、複数の行単位、始点座標と終点座標、始点座標と所
定の距離、1ページ、複数のページ、等認識領域を示す
ものが用いられる。あるいはこれらの組み合わせで所定
の入力装置でその切り換えが行われるものでも良い。
【0015】
【作用】この構成によって、認識情報入力部が認識領域
に内包された座標と認識領域を単語単位或いは行単位等
のいずれで行うかを指示する認識の形式を単純なピック
或いはタップ等の操作で操作性良く決定できる。認識領
域検出手段が1点の座標指定と認識の形式を単語単位で
行うか行単位で行うかを指示することにより単語単位で
認識する場合は単語切り出し手段で切り出された単語領
域の内指定された座標を内包する単語領域を認識領域と
し行領域で認識する場合は行切り出し手段で切り出され
た行領域の内指定された座標を内包する行領域を認識領
域とでき単純な操作で正確に認識領域を指定できる。
に内包された座標と認識領域を単語単位或いは行単位等
のいずれで行うかを指示する認識の形式を単純なピック
或いはタップ等の操作で操作性良く決定できる。認識領
域検出手段が1点の座標指定と認識の形式を単語単位で
行うか行単位で行うかを指示することにより単語単位で
認識する場合は単語切り出し手段で切り出された単語領
域の内指定された座標を内包する単語領域を認識領域と
し行領域で認識する場合は行切り出し手段で切り出され
た行領域の内指定された座標を内包する行領域を認識領
域とでき単純な操作で正確に認識領域を指定できる。
【0016】また、認識領域検出手段が、指定された始
点座標と終点座標の間の単語領域切り出し手段で切り出
された単語領域を認識領域と指定でき2つ座標の指定に
より認識領域を操作性良く正確に指定できる。
点座標と終点座標の間の単語領域切り出し手段で切り出
された単語領域を認識領域と指定でき2つ座標の指定に
より認識領域を操作性良く正確に指定できる。
【0017】
(実施例1)以下本発明の第1実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施例にお
ける欧米文字認識装置の機能ブロック図であり、図2は
本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の装置ブ
ロック図である。図1において、1は画像入力部、2は
画像格納部、3は文字切り出し手段、4は文字領域格納
部、5は行切り出し手段、6は行領域格納部、7は単語
切り出し手段、8は単語領域格納部、11は文字認識手
段、12は認識結果格納部、17は認識結果出力部、1
6は表示部、13は制御部、14は情報格納部である。
これらの構成は従来例と同様のものであり同一の符号を
付けて説明を省略する。
参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施例にお
ける欧米文字認識装置の機能ブロック図であり、図2は
本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の装置ブ
ロック図である。図1において、1は画像入力部、2は
画像格納部、3は文字切り出し手段、4は文字領域格納
部、5は行切り出し手段、6は行領域格納部、7は単語
切り出し手段、8は単語領域格納部、11は文字認識手
段、12は認識結果格納部、17は認識結果出力部、1
6は表示部、13は制御部、14は情報格納部である。
これらの構成は従来例と同様のものであり同一の符号を
付けて説明を省略する。
【0018】15はマウスあるいはペン等のポインティ
ングデバイスを用いてクリックやタップ等のジェスチャ
ーにより指定したい認識領域に内包される座標及び認識
領域を単語単位或いは行単位のいずれで指定するかを決
定する認識の形式を入力する認識情報入力部、9は認識
情報入力部15で入力された認識の形式に従って認識の
形式が単語単位である場合は単語切り出し手段7で切り
出された単語領域の内指定した座標を内包する単語領域
を認識領域とし認識の形式が行単位である場合は行切り
出し手段5で切り出された行領域の内指定された座標を
内包する行領域を認識領域とする認識領域検出手段、1
0は認識領域検出手段9で入力された認識領域を格納し
保存する認識領域格納部である。
ングデバイスを用いてクリックやタップ等のジェスチャ
ーにより指定したい認識領域に内包される座標及び認識
領域を単語単位或いは行単位のいずれで指定するかを決
定する認識の形式を入力する認識情報入力部、9は認識
情報入力部15で入力された認識の形式に従って認識の
形式が単語単位である場合は単語切り出し手段7で切り
出された単語領域の内指定した座標を内包する単語領域
を認識領域とし認識の形式が行単位である場合は行切り
出し手段5で切り出された行領域の内指定された座標を
内包する行領域を認識領域とする認識領域検出手段、1
0は認識領域検出手段9で入力された認識領域を格納し
保存する認識領域格納部である。
【0019】図2において、20は認識対象となる欧米
文字を含む情報を2値画像として読み込むイメージスキ
ャナー等からなる画像入力装置、21は認識の座標や形
式を指定するペン入力やマウス等のポインティングデバ
イス等からなる認識情報入力装置、22は画像データや
認識領域或いは認識結果等を表示し認識情報入力装置2
1の操作面あるいは表示面となるCRTや液晶ディスプ
レイ等からなる表示装置、23は各装置の制御やデータ
の演算や加工を行うCPUやその周辺回路等からなる中
央演算装置、24は中央演算装置23で行う制御や演算
の手順を格納する制御プログラム、25は制御プログラ
ム24が格納され読取専用のリード・オンリ・メモリ、
26は画像入力部1により入力された画像データ、27
は文字切り出し手段3で切り出された文字領域データ、
28は行切り出し手段5で切り出された行領域データ、
29は単語切り出し手段7で切り出された単語領域デー
タ、30は認識領域検出手段9で検出された認識領域デ
ータ、31は文字認識手段11で認識された認識結果デ
ータ、32は各データを格納する書き込み自在のランダ
ム・アクセス・メモリ、33は認識結果データ31を出
力するプリンタ、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装
置、34は各装置を結合しデータや制御信号の搬送をす
る内部バスである。
文字を含む情報を2値画像として読み込むイメージスキ
ャナー等からなる画像入力装置、21は認識の座標や形
式を指定するペン入力やマウス等のポインティングデバ
イス等からなる認識情報入力装置、22は画像データや
認識領域或いは認識結果等を表示し認識情報入力装置2
1の操作面あるいは表示面となるCRTや液晶ディスプ
レイ等からなる表示装置、23は各装置の制御やデータ
の演算や加工を行うCPUやその周辺回路等からなる中
央演算装置、24は中央演算装置23で行う制御や演算
の手順を格納する制御プログラム、25は制御プログラ
ム24が格納され読取専用のリード・オンリ・メモリ、
26は画像入力部1により入力された画像データ、27
は文字切り出し手段3で切り出された文字領域データ、
28は行切り出し手段5で切り出された行領域データ、
29は単語切り出し手段7で切り出された単語領域デー
タ、30は認識領域検出手段9で検出された認識領域デ
ータ、31は文字認識手段11で認識された認識結果デ
ータ、32は各データを格納する書き込み自在のランダ
ム・アクセス・メモリ、33は認識結果データ31を出
力するプリンタ、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装
置、34は各装置を結合しデータや制御信号の搬送をす
る内部バスである。
【0020】以上のように構成された欧米文字認識装置
について、以下図面を用いてその動作を説明する。図3
は本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の動作
を示すフローチャートである。まず、画像入力部1で認
識対象となる欧米文字を含んだ文字情報を2値データと
して取り込み画像格納部2に格納する(S1)。次に、
認識情報入力部15により欧米文字の文字コードへの変
換をする認識領域に属する座標と認識の範囲が単語単位
であるか行単位であるかを指示する認識の形式を指定す
る。この際ペン入力により指定を行い単語単位の場合は
タップにて行領域の場合はダブルタップにより認識の形
式を指定する(S2)。次に、画像格納部2に格納され
た画像データで黒画素が連結された集合体を1つの文字
パターンとみなしこの文字パターンに外接する矩形を文
字領域として抽出する。その際抽出した矩形の大きさが
微小矩形でありその矩形の垂直方向のすぐ近傍に矩形が
存在する場合はi、j等の分離文字とみなし2つの矩形
を統合し1つの文字領域とする。その他の場合抽出した
外接矩形を1つの文字領域とし各文字矩形ごとに左上の
角の座標及び矩形の幅、高さを文字領域格納部4に格納
する(S3)。次に、行切り出し手段5により画像デー
タの水平方向の黒画素を集計した量の垂直方向の分布か
ら行を判断し各行毎に左上の角の座標及び右下の角の座
標を行領域格納部6に格納する(S4)。次に、単語切
り出し手段7により行領域から垂直方向の黒画素を集計
し水平方向の分布を調べる。この分布が2山に分割する
しきい値を求めこの値から文字間の間隔が広い所を単語
区切りとし各単語毎に左上の角の座標及び右下の角の座
標を単語領域格納部8に格納する(S5)。次に、認識
領域検出手段9により認識情報入力部15で入力された
認識領域の座標と形式に基づいて認識領域を検出し認識
領域格納部10に格納する(S6)。次に、認識領域内
の画像データについて文字パターンと準備されている標
準となる認識辞書内の図形特徴とをマッチングさせ類似
の図形を選択し文字パターンを文字コードに変換し認識
結果格納部12に格納させる(S7)。次に、認識結果
出力部17により認識結果を出力する(S8)。
について、以下図面を用いてその動作を説明する。図3
は本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の動作
を示すフローチャートである。まず、画像入力部1で認
識対象となる欧米文字を含んだ文字情報を2値データと
して取り込み画像格納部2に格納する(S1)。次に、
認識情報入力部15により欧米文字の文字コードへの変
換をする認識領域に属する座標と認識の範囲が単語単位
であるか行単位であるかを指示する認識の形式を指定す
る。この際ペン入力により指定を行い単語単位の場合は
タップにて行領域の場合はダブルタップにより認識の形
式を指定する(S2)。次に、画像格納部2に格納され
た画像データで黒画素が連結された集合体を1つの文字
パターンとみなしこの文字パターンに外接する矩形を文
字領域として抽出する。その際抽出した矩形の大きさが
微小矩形でありその矩形の垂直方向のすぐ近傍に矩形が
存在する場合はi、j等の分離文字とみなし2つの矩形
を統合し1つの文字領域とする。その他の場合抽出した
外接矩形を1つの文字領域とし各文字矩形ごとに左上の
角の座標及び矩形の幅、高さを文字領域格納部4に格納
する(S3)。次に、行切り出し手段5により画像デー
タの水平方向の黒画素を集計した量の垂直方向の分布か
ら行を判断し各行毎に左上の角の座標及び右下の角の座
標を行領域格納部6に格納する(S4)。次に、単語切
り出し手段7により行領域から垂直方向の黒画素を集計
し水平方向の分布を調べる。この分布が2山に分割する
しきい値を求めこの値から文字間の間隔が広い所を単語
区切りとし各単語毎に左上の角の座標及び右下の角の座
標を単語領域格納部8に格納する(S5)。次に、認識
領域検出手段9により認識情報入力部15で入力された
認識領域の座標と形式に基づいて認識領域を検出し認識
領域格納部10に格納する(S6)。次に、認識領域内
の画像データについて文字パターンと準備されている標
準となる認識辞書内の図形特徴とをマッチングさせ類似
の図形を選択し文字パターンを文字コードに変換し認識
結果格納部12に格納させる(S7)。次に、認識結果
出力部17により認識結果を出力する(S8)。
【0021】次に、第1実施例における欧米文字認識装
置の認識領域検出手段について、以下図面を用いて説明
する。図4は本発明の第1実施例における欧米文字認識
装置の認識領域検出手段の手順を示すフローチャートで
ある。まず、ペンによりタップ或いはダブルタップによ
り指定された認識領域に含まれる座標を格納する(S
9)。次に、ペンにより入力されたジェスチャーここで
はタップであるかダブルタップであるかを解釈する(S
10)。次に、ステップ10の解釈により認識の形式が
単語領域であるかどうかを判定する(S11)。YES
である場合は単語切り出し手段7で切り出された単語領
域の内ステップ9で記憶された座標を含む単語領域を検
出した(S14)後にステップ15を実行する。NOで
ある場合はステップ10の解釈により認識の形式が行領
域であるかどうかを判定する(S12)。NOである場
合はペンによる再入力を行う。YESである場合は行切
り出し手段5で切り出された行領域の内ステップ9で記
憶された座標を含有する行領域を検出する(S13)。
次に、検出された単語領域又は行領域を認識領域と決定
し認識領域格納部10に格納する(S15)。次に、ス
テップ15で決定された認識領域を表示部16に表示す
る(S16)。次に、使用者が表示部16に表示された
認識領域でよいかどうかを判定する(S17)。YES
の場合は終了する。NOの場合はペン入力による認識領
域の指定を再度行う。
置の認識領域検出手段について、以下図面を用いて説明
する。図4は本発明の第1実施例における欧米文字認識
装置の認識領域検出手段の手順を示すフローチャートで
ある。まず、ペンによりタップ或いはダブルタップによ
り指定された認識領域に含まれる座標を格納する(S
9)。次に、ペンにより入力されたジェスチャーここで
はタップであるかダブルタップであるかを解釈する(S
10)。次に、ステップ10の解釈により認識の形式が
単語領域であるかどうかを判定する(S11)。YES
である場合は単語切り出し手段7で切り出された単語領
域の内ステップ9で記憶された座標を含む単語領域を検
出した(S14)後にステップ15を実行する。NOで
ある場合はステップ10の解釈により認識の形式が行領
域であるかどうかを判定する(S12)。NOである場
合はペンによる再入力を行う。YESである場合は行切
り出し手段5で切り出された行領域の内ステップ9で記
憶された座標を含有する行領域を検出する(S13)。
次に、検出された単語領域又は行領域を認識領域と決定
し認識領域格納部10に格納する(S15)。次に、ス
テップ15で決定された認識領域を表示部16に表示す
る(S16)。次に、使用者が表示部16に表示された
認識領域でよいかどうかを判定する(S17)。YES
の場合は終了する。NOの場合はペン入力による認識領
域の指定を再度行う。
【0022】次に、認識領域の指定の表示の一例につい
て、図面を用いて説明する。図5(a)は本発明の第1
実施例における欧米文字認識装置の画像データの表示を
示す模式図であり、図5(b)は本発明の第1実施例に
おける欧米文字認識装置の認識領域の表示を示す模式図
であり、図5(c)は本発明の第1実施例における欧米
文字認識装置の認識領域の表示を示す模式図である。ス
テップ1で入力された画像データは表示部16に図5
(a)のように表示される。認識の形式が単語単位であ
る場合は図5(b)に示すように1つの単語を完全に認
識領域として指定できる。認識の形式が行領域である場
合は図5(c)に示すように1行を認識領域として指定
できる。
て、図面を用いて説明する。図5(a)は本発明の第1
実施例における欧米文字認識装置の画像データの表示を
示す模式図であり、図5(b)は本発明の第1実施例に
おける欧米文字認識装置の認識領域の表示を示す模式図
であり、図5(c)は本発明の第1実施例における欧米
文字認識装置の認識領域の表示を示す模式図である。ス
テップ1で入力された画像データは表示部16に図5
(a)のように表示される。認識の形式が単語単位であ
る場合は図5(b)に示すように1つの単語を完全に認
識領域として指定できる。認識の形式が行領域である場
合は図5(c)に示すように1行を認識領域として指定
できる。
【0023】以上のように本実施例によれば、認識領域
を示す座標及び認識の形式を入力する認識情報入力部を
有し、かつ、制御部が、認識情報入力部から入力された
認識の形式から単語単位或いは行単位のいずれの認識を
行うかを判定し、認識の形式が単語単位である場合は認
識情報入力部から入力された座標を内包する単語領域を
認識領域とし認識の形式が行単位である場合は座標を内
包する行領域を認識領域とする認識領域検出手段を設け
たので、認識領域内の1箇所の座標をタップ或いはダブ
ルタップするだけで認識領域を指定できる。従って、作
業性が高く短時間で容易に作業が完了し、かつ、認識領
域を正確に指定でき欧米文字の誤変換が少なく認識性能
が向上する。
を示す座標及び認識の形式を入力する認識情報入力部を
有し、かつ、制御部が、認識情報入力部から入力された
認識の形式から単語単位或いは行単位のいずれの認識を
行うかを判定し、認識の形式が単語単位である場合は認
識情報入力部から入力された座標を内包する単語領域を
認識領域とし認識の形式が行単位である場合は座標を内
包する行領域を認識領域とする認識領域検出手段を設け
たので、認識領域内の1箇所の座標をタップ或いはダブ
ルタップするだけで認識領域を指定できる。従って、作
業性が高く短時間で容易に作業が完了し、かつ、認識領
域を正確に指定でき欧米文字の誤変換が少なく認識性能
が向上する。
【0024】(実施例2)以下本発明の第2実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。本発明の第2実施
例における欧米文字認識装置の構成は第1実施例と同様
であるので説明を省略する。第2実施例が第1実施例と
異なるのは認識情報入力部及び認識領域検出手段の機能
である。第2実施例における認識情報入力部ではポイン
ティングデバイスにより認識領域の始点座標と終点座標
をクリック等により指定する。
いて、図面を参照しながら説明する。本発明の第2実施
例における欧米文字認識装置の構成は第1実施例と同様
であるので説明を省略する。第2実施例が第1実施例と
異なるのは認識情報入力部及び認識領域検出手段の機能
である。第2実施例における認識情報入力部ではポイン
ティングデバイスにより認識領域の始点座標と終点座標
をクリック等により指定する。
【0025】次に、第2実施例における欧米文字認識装
置の認識領域検出手段について、以下図面を用いて説明
する。図6は本発明の第2実施例における欧米文字認識
装置の認識領域検出手段の手順を示すフローチャートで
ある。まず、ポインティングデバイス入力によるクリッ
クにより指定された認識領域の座標を格納する(S1
8)。次に、ポインティングデバイスにより入力された
ジェスチャーここでは始点座標であるか終点座標である
かを解釈する(S19)。次に、入力された座標がステ
ップ19の解釈による始点座標であるかどうかを判定す
る(S20)。YESである場合は始点フラッグを立て
(S21)始点座標を格納した(S22)後に再入力を
行う。NOである場合は入力された座標がステップ19
の解釈による終点座標であり、かつ、始点フラッグが立
っておりすでに始点座標が取り込まれているかどうかを
判定する(S23)。NOである場合はポインティング
デバイスによる再入力を行う。YESである場合は終点
座標を格納する(S24)。次に、単語切り出し手段7
で切り出された単語領域の内始点座標を含む単語領域か
ら終点座標を含む単語領域までの全ての単語領域を認識
領域として検出する(S25)。次に、検出された単語
領域を認識領域と決定し認識領域格納部10に格納する
(S26)。次に、ステップ26で決定された認識領域
を表示部16に表示する(S27)。次に、使用者が表
示部16に表示された認識領域でよいかどうかを判定す
る(S28)。YESの場合は終了する。NOの場合は
認識領域の指定を再度行う。
置の認識領域検出手段について、以下図面を用いて説明
する。図6は本発明の第2実施例における欧米文字認識
装置の認識領域検出手段の手順を示すフローチャートで
ある。まず、ポインティングデバイス入力によるクリッ
クにより指定された認識領域の座標を格納する(S1
8)。次に、ポインティングデバイスにより入力された
ジェスチャーここでは始点座標であるか終点座標である
かを解釈する(S19)。次に、入力された座標がステ
ップ19の解釈による始点座標であるかどうかを判定す
る(S20)。YESである場合は始点フラッグを立て
(S21)始点座標を格納した(S22)後に再入力を
行う。NOである場合は入力された座標がステップ19
の解釈による終点座標であり、かつ、始点フラッグが立
っておりすでに始点座標が取り込まれているかどうかを
判定する(S23)。NOである場合はポインティング
デバイスによる再入力を行う。YESである場合は終点
座標を格納する(S24)。次に、単語切り出し手段7
で切り出された単語領域の内始点座標を含む単語領域か
ら終点座標を含む単語領域までの全ての単語領域を認識
領域として検出する(S25)。次に、検出された単語
領域を認識領域と決定し認識領域格納部10に格納する
(S26)。次に、ステップ26で決定された認識領域
を表示部16に表示する(S27)。次に、使用者が表
示部16に表示された認識領域でよいかどうかを判定す
る(S28)。YESの場合は終了する。NOの場合は
認識領域の指定を再度行う。
【0026】次に、認識領域の指定の表示の一例につい
て、図面を用いて説明する。図7(a)は本発明の第2
実施例における欧米文字認識装置の画像データの表示を
示す模式図であり、図7(b)は本発明の第2実施例に
おける欧米文字認識装置の認識領域の始点座標を示す模
式図であり、図7(c)は本発明の第2実施例における
欧米文字認識装置の認識領域の終点座標をポインターが
指し示す模式図であり、図7(d)は本発明の第2実施
例における欧米文字認識装置の認識領域の表示を示す模
式図である。ステップ1で入力された画像データは表示
部16に図7(a)のように表示される。始点座標をク
リックすると図7(b)に示すように認識領域の始めの
単語を表示する。次に、図7(c)に示すようにポイン
ターを終点座標まで移動させクリックする。認識領域が
決定されると図7(d)に示すように認識領域全体の単
語が表示される。
て、図面を用いて説明する。図7(a)は本発明の第2
実施例における欧米文字認識装置の画像データの表示を
示す模式図であり、図7(b)は本発明の第2実施例に
おける欧米文字認識装置の認識領域の始点座標を示す模
式図であり、図7(c)は本発明の第2実施例における
欧米文字認識装置の認識領域の終点座標をポインターが
指し示す模式図であり、図7(d)は本発明の第2実施
例における欧米文字認識装置の認識領域の表示を示す模
式図である。ステップ1で入力された画像データは表示
部16に図7(a)のように表示される。始点座標をク
リックすると図7(b)に示すように認識領域の始めの
単語を表示する。次に、図7(c)に示すようにポイン
ターを終点座標まで移動させクリックする。認識領域が
決定されると図7(d)に示すように認識領域全体の単
語が表示される。
【0027】以上のように本実施例によれば、認識情報
入力部から入力された始点座標及び終点座標の間にある
全ての単語領域を認識領域とする認識領域検出手段を設
けたので、第1実施例で挙げた効果の他に単語単位や行
単位に限定されず任意の間隔で認識領域を操作性良く正
確にまた欧米文字の認識性能高く認識領域を指定でき
る。
入力部から入力された始点座標及び終点座標の間にある
全ての単語領域を認識領域とする認識領域検出手段を設
けたので、第1実施例で挙げた効果の他に単語単位や行
単位に限定されず任意の間隔で認識領域を操作性良く正
確にまた欧米文字の認識性能高く認識領域を指定でき
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、認識領域を示す
座標及び認識の形式を入力する認識情報入力部を有し、
かつ、制御部が、認識情報入力部から入力された座標及
び認識の形式に基づいて認識領域を検出する認識領域検
出手段を有するので、操作工程の少ない単純な操作で認
識領域を指定でき作業時間を短く未経験者でも容易に作
業ができ作業性及び操作性が向上する。認識領域に含ま
れる欧米文字を確実かつ正確に認識でき欧米文字の文字
コードへの変換に誤動作が少なく信頼性の高い欧米文字
認識が行われる。特に、表示画面が小さく欧米文字の間
隔が狭い場合でも操作性良くかつ信頼性高く認識領域を
指定できる優れた欧米文字認識装置を実現するものであ
る。
座標及び認識の形式を入力する認識情報入力部を有し、
かつ、制御部が、認識情報入力部から入力された座標及
び認識の形式に基づいて認識領域を検出する認識領域検
出手段を有するので、操作工程の少ない単純な操作で認
識領域を指定でき作業時間を短く未経験者でも容易に作
業ができ作業性及び操作性が向上する。認識領域に含ま
れる欧米文字を確実かつ正確に認識でき欧米文字の文字
コードへの変換に誤動作が少なく信頼性の高い欧米文字
認識が行われる。特に、表示画面が小さく欧米文字の間
隔が狭い場合でも操作性良くかつ信頼性高く認識領域を
指定できる優れた欧米文字認識装置を実現するものであ
る。
【0029】また、本発明は、認識の座標及び形式を入
力する認識情報入力工程と、認識情報入力工程で入力さ
れた認識の座標及び形式に基づいて認識領域を検出する
認識領域検出工程と、を設けたので、作業性及び操作性
が高く、かつ、欧米文字認識性能が良く信頼性の高い優
れた欧米文字認識方法を実現するものである。
力する認識情報入力工程と、認識情報入力工程で入力さ
れた認識の座標及び形式に基づいて認識領域を検出する
認識領域検出工程と、を設けたので、作業性及び操作性
が高く、かつ、欧米文字認識性能が良く信頼性の高い優
れた欧米文字認識方法を実現するものである。
【図1】本発明の第1実施例における欧米文字認識装置
の機能ブロック図
の機能ブロック図
【図2】本発明の第1実施例における欧米文字認識装置
の装置ブロック図
の装置ブロック図
【図3】本発明の第1実施例における欧米文字認識装置
の動作を示すフローチャート
の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第1実施例における欧米文字認識装置
の認識領域検出手段の手順を示すフローチャート
の認識領域検出手段の手順を示すフローチャート
【図5】(a)本発明の第1実施例における欧米文字認
識装置の画像データの表示を示す模式図 (b)本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の表示を示す模式図 (c)本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の表示を示す模式図
識装置の画像データの表示を示す模式図 (b)本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の表示を示す模式図 (c)本発明の第1実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の表示を示す模式図
【図6】本発明の第2実施例における欧米文字認識装置
の認識領域検出手段の手順を示すフローチャート
の認識領域検出手段の手順を示すフローチャート
【図7】(a)本発明の第2実施例における欧米文字認
識装置の画像データの表示を示す模式図 (b)本発明の第2実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の始点座標を示す模式図 (c)本発明の第2実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の終点座標をポインターが指し示す模式図 (d)本発明の第2実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の表示を示す模式図
識装置の画像データの表示を示す模式図 (b)本発明の第2実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の始点座標を示す模式図 (c)本発明の第2実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の終点座標をポインターが指し示す模式図 (d)本発明の第2実施例における欧米文字認識装置の
認識領域の表示を示す模式図
【図8】従来の欧米文字認識装置の機能ブロック図
【図9】(a)従来の欧米文字認識装置における画像デ
ータの模式図 (b)従来の欧米文字認識装置における画像データの認
識領域を指定する模式図 (c)従来の欧米文字認識装置における画像データの認
識領域を表示する模式図
ータの模式図 (b)従来の欧米文字認識装置における画像データの認
識領域を指定する模式図 (c)従来の欧米文字認識装置における画像データの認
識領域を表示する模式図
1 画像入力部 2 画像格納部 3 文字切り出し手段 4 文字領域格納部 5 行切り出し手段 6 行領域格納部 7 単語切り出し手段 8 単語領域格納部 9 認識領域検出手段 10 認識領域格納部 11 文字認識手段 12 認識結果格納部 13 制御部 14 情報格納部 15 認識情報入力部 16 表示部 17 認識結果出力部 18 認識領域入力部 19 認識領域格納部 20 画像入力装置 21 認識情報入力装置 22 表示装置 23 中央演算装置 24 制御プログラム 25 リード・オンリ・メモリ 26 画像データ 27 文字領域データ 28 行領域データ 29 単語領域データ 30 認識領域データ 31 認識結果データ 32 ランダム・アクセス・メモリ 33 出力装置 34 内部バス
Claims (7)
- 【請求項1】欧米文字を含んだ画像データを入力する画
像入力部と、データの演算を行う制御部と、前記画像入
力部で入力された画像データ及び前記制御部で演算され
たデータを格納する情報格納部と、前記情報格納部に格
納された認識結果を出力する認識結果出力部と、前記情
報格納部に格納された画像データ及び認識結果等を表示
する表示部と、を備えた欧米文字認識装置であって、認
識領域を示す座標及び認識の形式を入力する認識情報入
力部を有し、かつ、前記制御部が、前記認識情報入力部
から入力された座標及び認識の形式に基づいて認識領域
を検出する認識領域検出手段を有することを特徴とする
欧米文字認識装置。 - 【請求項2】前記認識領域検出手段が、前記認識情報入
力部から入力された前記認識の形式から単語単位或いは
行単位のいずれの認識を行うかを判定し、前記認識の形
式が単語単位である場合は前記認識情報入力部から入力
された座標を内包する単語領域を認識領域とし前記認識
の形式が行単位である場合は前記座標を内包する行領域
を認識領域として検出することを特徴とする請求項1に
記載の欧米文字認識装置。 - 【請求項3】前記認識領域検出手段が、前記認識情報入
力部から入力された始点座標及び終点座標の間にある全
ての単語領域を認識領域として検出することを特徴とす
る請求項1に記載の欧米文字認識装置。 - 【請求項4】前記制御部が、文字領域の垂直方向の分布
に基づいて行領域を切り出す行切り出し手段、及び/又
は、前記行切り出し手段により切り出された行領域の水
平方向の分布に基づいて単語領域を切り出す単語切り出
し手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の内い
ずれか1に記載の欧米文字認識装置。 - 【請求項5】認識の座標及び形式を入力する認識情報入
力工程と、画像データから文字領域を切り出す文字切り
出し工程と、前記文字切り出し工程で切り出された前記
文字領域から垂直方向の分布に基づいて行領域を切り出
す行切り出し工程と、前記行切り出し工程で切り出され
た前記行領域の水平方向の分布に基づいて単語領域を切
り出す単語切り出し工程と、前記認識情報入力工程で入
力された前記認識の座標及び形式に基づいて認識領域を
検出する認識領域検出工程と、前記認識領域検出工程で
検出された前記認識領域の文字認識を行う文字認識工程
と、を有することを特徴とする欧米文字認識方法。 - 【請求項6】前記認識領域検出工程が、前記認識情報入
力工程で入力された前記認識の形式から単語単位或いは
行単位のいずれの認識を行うかを判定し、前記認識の形
式が単語単位である場合は前記座標情報入力工程で入力
された座標を内包する前記単語領域を認識領域とし前記
認識の形式が行単位である場合は前記座標を内包する行
領域を認識領域とする工程であることを特徴とする請求
項5に記載の欧米文字認識方法。 - 【請求項7】前記認識領域検出工程が、前記認識情報入
力工程で入力された始点座標及び終点座標の間にある全
ての前記単語領域を認識領域とする工程であることを特
徴とする請求項5に記載の欧米文字認識方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7143259A JPH08339417A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7143259A JPH08339417A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08339417A true JPH08339417A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15334593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7143259A Pending JPH08339417A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | 欧米文字認識装置及び欧米文字認識方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08339417A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000132690A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-12 | Xerox Corp | ト―クン化によるイメ―ジ分割を用いたイメ―ジ処理方法および装置 |
JP2001175807A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-06-29 | Xerox Corp | テキスト領域選択方法 |
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1995
- 1995-06-09 JP JP7143259A patent/JPH08339417A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000132690A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-12 | Xerox Corp | ト―クン化によるイメ―ジ分割を用いたイメ―ジ処理方法および装置 |
JP2001175807A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-06-29 | Xerox Corp | テキスト領域選択方法 |
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