JPH0833939A - 打撃装置 - Google Patents

打撃装置

Info

Publication number
JPH0833939A
JPH0833939A JP6189927A JP18992794A JPH0833939A JP H0833939 A JPH0833939 A JP H0833939A JP 6189927 A JP6189927 A JP 6189927A JP 18992794 A JP18992794 A JP 18992794A JP H0833939 A JPH0833939 A JP H0833939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
claw
slide head
hammer
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6189927A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Asada
純郎 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6189927A priority Critical patent/JPH0833939A/ja
Publication of JPH0833939A publication Critical patent/JPH0833939A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 餅搗き機、鍛圧機械、廃棄物の圧潰装置など
に利用する打撃装置に関し、拘束式の打撃動作と自由落
下式の打撃動作との両動作を可能にする。 【構成】 上下動するすべりこ1を備えたすべりこクラ
ンク機構50と、そのすべりこ1と並行にガイドされた
自由落下可能なスライドヘッド2と、すべりこ1とスラ
イドヘッド2との間に設けられて、スライドヘッド2の
上向きの面と係合する第1の爪3と、スライドヘッド2
の下向きの面と係合する第2の爪4と、第1の爪3をす
べりこ1のストローク下端部において退避させる第1の
出没機構5と、第2の爪4をすべりこ1の下降ストロー
クの途中で一時的に退避させる第2の出没機構6とを備
えている。少なくとも第2の出没機構6は第2の爪4と
係合する位置と係合しない位置とに変位可能で、第2の
出没機構6が非係合位置にあるときに、第2の爪4を進
出状態で保持する保持手段25を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、餅搗き機、鍛圧機
械、廃棄物の圧潰装置などに利用することができる打撃
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】打撃装置にはハンマや杵を拘束状態で動
作させるものと自由落下状態で動作させるものとがあ
る。餅搗き機を例にして述べると、杵を拘束状態で動作
させるものは、すべりこクランク機構(ピストンクラン
ク機構)のすべりこに杵を固定し、クランクの回転によ
って杵を上下させる。杵はその下動端に達したときもす
べりこによって拘束されており、杵は減速しながら下死
点に達する。従って下死点近くでは杵から受ける打撃力
は小さい。一方自由落下式のものは、杵をすべりこクラ
ンク機構やベルト等で持ち上げ、上昇端で杵の拘束を解
放する。杵はその上昇端から重力により加速しながら落
下し、対象物にぶつかって大きな衝撃力を作用させる。
【0003】餅つきの最初の段階では、自由落下式の餅
搗き機で搗くと、杵の衝撃力によって米が臼の中心から
周りに飛散し、杵はほんの少しの米しか潰さず、大きな
騒音が発生するばかりである。餅搗きの最初の段階で
は、拘束式の餅搗き機を用い、杵をゆっくりと上下させ
て米粒を押し潰すように搗くのがよい。一方餅搗きの最
後の段階では、潰されて一塊となった餅に強い衝撃力を
加えることにより、餅に粘りと腰が出てくる。餅独特の
風味と口当たりを出すためには、自由落下式の餅搗き機
で搗くのがよいのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の餅搗き機は、杵
を拘束して上下させるものか、自由落下式のものかのい
ずれかであったから、ユーザはそのいずれかを選択する
か、あるいは2種類の餅搗き機を準備して、餅搗きの初
期の段階では拘束式の餅搗き機を用い、後半の段階で自
由落下式の餅搗き機に移し替えるというような操作を行
う必要があった。なお餅搗き機には家庭用の撹拌式のも
のがあるが、撹拌式のものは搗き上がった餅に腰や粘り
がないため、業務用としてはほとんど利用されていな
い。
【0005】また鍛圧機械においても、加工の初期には
ワークに大きな打撃力を与えて材料を鍛え、仕上げ工程
ではゆっくりとした大きな力を作用させて望みの型に仕
上げたいということがある。また廃棄物の圧潰装置など
においても、通常はハンマに拘束運動をさせて騒音の発
生を防止し、拘束動作では破壊しないものをハンマを一
時的に自由落下状態にして大きな打撃力を加えて破壊す
るというような操作を行いたいことがある。しかし鍛圧
機械や圧潰装置においても、従来はハンマを拘束状態と
自由落下状態に切り換えて使用することができるような
ものがなく、従って上記のような場合には、いずれか一
方の操作を人力によって行うか、拘束式の装置と自由落
下式の装置とを両方準備して使い分ける必要があった。
【0006】この発明は、上記のような問題に鑑みてな
されたもので、1台の装置で拘束式の打撃動作と自由落
下式の打撃動作との両動作を行うことができ、かつその
両動作の切り換えを容易に行うことができる打撃装置を
得ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の打撃装置は、上
下動するすべりこ1を備えたすべりこクランク機構50
と、そのすべりこ1と並行にガイドされた自由落下可能
なスライドヘッド2と、すべりこ1とスライドヘッド2
との間に設けられ、スライドヘッド2の上向きの面と係
合する第1の爪3と、すべりこ1とスライドヘッド2と
の間に設けられ、スライドヘッド2の下向きの面と係合
する第2の爪4と、第1の爪3をすべりこ1のストロー
ク下端部において退避させる第1の出没機構5と、第2
の爪4をすべりこ1の下降ストロークの途中で一時的に
退避させる第2の出没機構6とを備えている。そして少
なくとも第2の出没機構6は第2の爪4と係合する位置
と係合しない位置とに変位可能で、第2の出没機構6が
非係合位置にあるときに、第2の爪4を進出状態で保持
する保持手段25を備えている。
【0008】出没機構5、6は、すべりこ1の移動路に
沿って設けた出没ガイドや板カム、すべりこ1のストロ
ーク動作と同期する電源のオンオフ接点を備えたソレノ
イドなどが採用可能である。また第2の出没機構6が非
係合位置にあるときに第2の爪4を進出状態に保持する
保持手段25としては、バネや上記ソレノイドの常時通
電接点などを採用できる。
【0009】また、すべりこ1の下死点位置を、ワーク
テーブル42との関係において、相対昇降させる手段1
2を設けるのがよい。すべりこ1の下死点位置を相対昇
降させる手段としては、すべりこクランク機構50のク
ランクロッドの傾斜機構、すべりこクランク機構50ま
たはワークテーブル42の昇降機構、すべりこクランク
機構50のクランク16またはクランクロッド17の伸
縮機構(たとえばターンバックルなど)などが採用可能
である。
【0010】
【作用】餅搗き機の杵39や鍛圧機械ないし圧潰装置の
ハンマは、スライドヘッド2に固定される。すべりこ1
は、クランク軸13の回転により、昇降動作を行う。第
1の爪3と第2の爪4とがともに進出位置にあるとき
は、スライドヘッド2の上向きの面と下向きの面とがそ
れぞれ第1の爪3と第2の爪4とで拘束され、従ってス
ライドヘッド2はすべりこ1と一体となって昇降し、こ
れに固定された杵やハンマは拘束状態で上下動する。杵
やハンマの昇降速度はクランク軸13の回転速度に比例
する。
【0011】上記拘束動作は第2の出没機構6を非係合
位置に位置させることにより実現できる。厳密な意味で
の拘束動作を行わせるためには、第1の出没機構5も非
係合位置に退避させる必要があるが、すべりこ1の下動
端付近ではスライドヘッド2の慣性力を受けてその動き
を規制しているのは、第2の爪4であることから、第1
の出没機構5が第1の爪3と係合する位置に保持されて
いたとしても(すなわち第1の爪3がすべりこ1の下動
端で退避動作を行っても)ほとんど問題は生じない。か
えって杵やハンマがそのストロークの下降端付近で強制
的に停止させられた場合など、スライドヘッド2がすべ
りこ1から上方に逃げ得る状態となっている方が都合が
よいこともある。
【0012】第1の出没機構5と第2の出没機構6が第
1の爪3および第2の爪4とそれぞれ係合する位置にあ
るときには、次のような動作を行う。まずすべりこ1が
上昇するときは、第2の爪4がスライドヘッド2を押し
上げ、杵39やハンマを上昇させる。すべりこが下降動
作に入ると、スライドヘッド2も拘束状態(第1の爪3
と第2の爪4とで上下に挟まれた状態)で下降動作に入
る。このときすべりこ1の加速度が重力加速度より小さ
ければ(クランク軸13の回転が低いとき)、スライド
ヘッド2は第2の爪4に支えられた状態で下降する。ま
たすべりこ1の加速度が重力加速度より大きければ、ス
ライドヘッド2は第1の爪3で上から押されて加速され
ながら下降する。
【0013】この下降動作の途中で第2の爪4は第2の
出没機構6により退避させられる。この退避位置はすべ
りこ1の速度が最も大きくなるストロークの中間位置で
ある。第2の爪4の退避によりスライドヘッド2は自由
落下状態となり、減速工程に入るすべりこ1から離れ
て、重力により加速を続けた後、対象物に衝突する。第
1の爪3をすべりこ1の下降端付近において退避させて
いるのは、対象物に衝突して停止したスライドヘッドに
第1の爪3が衝突するのを避けるためである。
【0014】すべりこ1が下降端位置に達すると、進出
位置に復帰した第2の爪4が再びスライドヘッド2と係
合し、これに続く上動動作に伴ってスライドヘッド2を
持ち上げる。第1の爪3はスライドヘッド2が第2の爪
4で支えられて上動動作を開始したあと進出する。この
第1の爪3の進出タイミングは、すべりこ1が最大速度
に達するストロークの中間地点より前のタイミングであ
る。もっとも、すべりこ1を重力加速度より速い加速度
で動作させないときは、第1の爪3を常時退避状態とし
ておいてもよい。
【0015】この発明の装置では、すべりこ1を重力加
速度より大きな加速度で上下動させれば、スライドヘッ
ド2に固定された杵39やハンマは、下降動作の前半部
で重力加速度より大きな加速度で加速された後、自由落
下して打撃動作を行うことになる。従ってストロークの
上昇端で杵39やハンマを解放して自由落下させるもの
より、小さなストロークで高い打撃速度を得ることがで
きる。
【0016】すべりこ1の下死点位置を相対昇降させる
手段12は、スライドヘッド2を自由落下状態で動作さ
せたとき、杵39やハンマの対象物との衝突地点がすべ
りこ1の下死点位置より下方になってスライドヘッド2
と第2の爪4とを再係合させることができなくなること
を避けるために設けられる。一般に自由落下による打撃
動作は、拘束動作の場合よりすべりこ1の下死点位置を
下げた状態で行われる。
【0017】
【実施例】次にこの発明を餅搗き機に利用した図1ない
し図5について説明する。この実施例では、すべりこ1
とスライドヘッド2とを後上方および前下方に配置し、
爪3、4はすべりこ1およびスライドヘッド2の側方
で、前後に移動して出没するようになっている。爪3、
4の出没機構5、6としては、溝カム形式の出没ガイド
が用いられており、この出没ガイド5、6を鉛直軸7、
8まわりに揺動して、爪3、4と出没機構5、6との係
合位置と非係合位置が設定されるようにしている。
【0018】図1において、フレーム9の下端の前後方
向(前後左右上下の方向は装置の前面から見た方向で示
す)の軸11まわりに揺動可能なコ字形の軸フレーム1
2が設けられており、この軸フレーム12の上端にクラ
ンク軸13が前後方向に軸架されている。クランク軸1
3は図示しない電動機14および回転伝達機構15を介
して回転駆動される。クランク軸13の前端(手前端)
にはクランク16が固着されており、このクランク16
の先端とその上方に位置するすべりこ1とがクランクロ
ッド17で連結されている。
【0019】すべりこ1は側面からみて逆L字形で、前
後に並べて平行に立設した2本のガイドポスト18、1
9にガイドされている。またガイドポスト18、19に
は、すべりこ1の下方の位置に、L字形のスライドヘッ
ド2が摺動自在にガイドされている。側面逆L字形のす
べりこ1の立下り部1aと側面L字形のスライドヘッド
2の立上り部2aとは、両者を接近させたときに互いに
前後方向に重なり合う形状となっている。
【0020】すべりこの立下り部1aの両側面には、ガ
イドブロック21、22が固定され、このガイドブロッ
クに前後方向に摺動自在に第1の爪3と第2の爪4とが
嵌装されている。爪3、4はガイドブロック21、22
の外側に突出するカムフォロワ23、24を一体に備え
ており、後述する出没ガイドのカム溝とこれらのカムフ
ォロワ23、24とが係合することにより、爪3、4を
前後方向に進退させる。第2の爪4にはこれを進出方向
(前方)に突出させる圧縮バネ25が設けられており、
かつ第2の爪4の先端下部は斜めに切り落とされた斜面
26となっている。一方第1の爪3には、進出位置と退
避位置との両位置で係脱するデテント機構が内蔵されて
いる。このデテント機構は、バネで爪3の側面に突出し
ているボールとガイドブロックの爪案内面に設けられた
2本の凹溝とによって構成されている。爪3の進出位置
で上記ボールは一方(前側)の凹溝に入り、後退位置で
他方(後側)の凹溝に入って、爪3がそれぞれの位置で
保持される。
【0021】スライドヘッド2の両側面には、第1の爪
3および第2の爪4と係合する係合ブロック27、28
が実質上スライドヘッド2と一体に固定されている。第
1の係合ブロック27は単純な角杆状の部材で、その上
面27aと第1の爪3の先端下面とが当接することによ
り係合する。第2の係合ブロック28は逆L字形で、そ
の鉤形となった上端下面28aと第2の爪4の先端上面
とが当接することによって係合する。第2の係合ブロッ
クの鉤形となった先端上面は、斜めに切り落とされた斜
面29となっており、第2の爪4が進出状態で下降して
第2の係合ブロック28の上端に当接したとき、両者の
斜面26、29相互のカム作用により、第2の爪4がバ
ネ25の付勢力に抗して退避し、第2の爪4が第2の係
合ブロック28の鉤部の下方に移動できるようになって
いる。
【0022】上記の構造において、第1の爪3と第2の
爪4とがともに進出位置にあるときは、これらの爪3、
4と係合ブロック27、28との係合により、スライド
ヘッド2は上下に拘束され、すべりこ1と一体となって
昇降する。
【0023】すべりこ1の昇降路の両側には、出没ガイ
ド5、6が配置されている。この出没ガイド5、6は、
前縁を鉛直軸7、8まわりに揺動自在にフレームに枢支
されており、内側面に爪3、4のカムフォロワ23、2
4とそれぞれ係合するカム溝31、32が設けられてい
る。この出没ガイド5、6はともにすべりこ1のストロ
ークの中間に位置しており、カム溝31、32はともに
上端が前方(手前側)に偏倚し、下端が後側(奥側)に
偏倚した形状である。出没ガイド5、6は、バネ33、
34と図示しないストッパとで、カム溝31、32がす
べりこ1の側面に隣接する位置となるように付勢されて
位置決めされている。そして第2の爪のカムフォロワと
対向する第2の出没機構6の内側下面は、斜めに切り落
とされた斜面35となっている。
【0024】すべりこ1が下動途中において出没ガイド
5、6の間を通過するとき、第1および第2の爪のカム
フォロワ23、24は、カム溝31、32を通過し、爪
3、4はともに退避させられる。第2の爪4はバネ25
で前方に付勢されているため、カム溝32を出たところ
で再び進出する。このときスライドヘッド2はすべりこ
1から離れた位置に落下しており、進出した第2の爪4
と第2の係合ブロック28とは係合しない。一方第1の
爪3は前述したデテント機構で退避状態を保ったまま下
降する。
【0025】前述したように下降端において第2の爪4
と第2の係合ブロック28が当接したときには、斜面2
6、29の作用により、第2の爪4が退避して第2の係
合ブロック28の鉤部の下方へと移動する。このとき、
第1の爪3は退避しており、すべりこ1がスライドヘッ
ド2の停止位置を越えて下降することを妨げない。ま
た、すべりこ1とスライドヘッド2との間には、上下方
向のある程度の遊隙が設けてあり、すべりこ1がスライ
ドヘッド2の上面に当接してスライドヘッド2を押し下
げるような動作が生じないようにしている。
【0026】すべりこ1の下動端においては、第1の爪
3は退避位置にあり、第2の爪4は進出位置にある。こ
の状態においてすべりこ1が上動して出没ガイド5、6
の間を通過すると、第1の爪3は第1のカム溝31に案
内されて進出し、第1の係合ブロックの上面27aと係
合し、前記デテント機構によりその状態を保持する。一
方第2の爪4は、そのカムフォロワ24がカム溝32か
ら外れた位置で出没ガイド6に当接することとなるが、
カムフォロワ24と第2出没ガイド6の下端の斜面35
との係合により、第2出没ガイド6が外側に揺動して退
避させられ、すべりこ1がさらに上昇してカムフォロワ
24がカム溝32に嵌まり込む位置関係となったとき、
バネ34の付勢力により第2出没ガイド6が復帰する。
すなわちすべりこ1の上動時には、第1の爪3はストロ
ークの中間位置において退避位置から進出位置に移動
し、第2の爪4は進出位置を保持する。
【0027】出没ガイドのカム溝31、32の上記動作
により、すべりこ1に設けた第1の爪3および第2の爪
4がすべりこ1のストローク動作の途中で進退し、すべ
りこ1の下降時の後半部において、スライドヘッド2が
自由落下し、かつすべりこ1の上動時にスライドヘッド
2を持ち上げる。
【0028】クランク軸13を軸架する軸フレーム12
の下端には、水平方向に延びるアーム36が設けられて
おり、このアーム36の先端と出没ガイド5、6の後端
外側とがワイヤ37、38で連結されている。軸フレー
ム12を鉛直状態にすると、アーム36の先端は下動
し、ワイヤ37、38が引かれる。このワイヤ37、3
8の下方移動により、出没ガイド5、6の後端が外側に
引かれ、出没ガイド5、6はそのカム溝31、32とカ
ムフォロワ23、24とが係合しない位置まで後退す
る。従ってこの状態で第1の爪3と第2の爪4とは進出
状態を保持し、スライドヘッド2は拘束運動を行う。そ
してこのとき軸フレーム12が鉛直方向となる関係上、
すべりこクランク機構50が上動して、すべりこ1の下
死点位置は上昇する。
【0029】一方軸フレーム12を傾動させると、アー
ム36の先端のワイヤ37、38は緩められ、出没ガイ
ド5、6が爪3、4のカムフォロワ23、24と係合す
る位置に進出し、スライドヘッド2は自由落下運動を行
う。そしてこのとき軸フレーム12の傾動により、すべ
りこクランク機構50が下動するとともにクランクロッ
ド17が傾斜するので、すべりこ1の下死点は下降す
る。
【0030】上記実施例の構造を餅搗き機として使用す
るときの杵39や、鍛圧機械等として使用するときのハ
ンマは、その上方に延びる柄40をスライドヘッド2の
前面に設けたホルダ41で固定して、スライドヘッド2
に装着される。対象物を載置するワークテーブルは、杵
39やハンマの下方に配置される。餅搗き機であるとき
のワークテーブルは臼42である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したこの発明の装置によれば、
1台の機械で装置に装着した杵やハンマに拘束打撃運動
と自由落下による打撃運動との両者を行わせることがで
き、かつその変換も容易であるから、対象物に低速での
押圧動作と高いエネルギーを持った打撃動作の両者を付
与することが望まれる餅搗き機や鍛圧機械その他の装置
にこの発明の装置を利用することにより、より経済的に
より好ましい操作を行わせることが可能になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】打撃装置を後方から見た分解斜視図
【図2】出没機構の断面平面図
【図3】スライドヘッドの平面図
【図4】すべりことスライドヘッドとの係合状態を示す
右側面図
【図5】すべりことスライドヘッドとの係合状態を示す
左側面図
【符号の説明】
1 すべりこ 2 スライドヘッド 3,4 爪 5,6 出没機構 12 軸フレーム 13 クランク軸 25 圧縮バネ 27a 係合ブロックの上面 42 臼 50 すべりこクランク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動するすべりこ(1) を備えたすべり
    こクランク機構(50)と、そのすべりこ(1) と並行にガイ
    ドされた自由落下可能なスライドヘッド(2)と、すべり
    こ(1) とスライドヘッド(2) との間に設けられ、スライ
    ドヘッド(2)の上向きの面と係合する第1の爪(3) と、
    すべりこ(1) とスライドヘッド(2) との間に設けられ、
    スライドヘッド(2) の下向きの面と係合する第2の爪
    (4) と、第1の爪(3) をすべりこ(1) のストローク下端
    部において退避させる第1の出没機構(5) と、第2の爪
    (4) をすべりこ(1) の下降ストロークの途中で一時的に
    退避させる第2の出没機構(6) とを備え、少なくとも第
    2の出没機構(6) は第2の爪(4) と係合する位置と係合
    しない位置とに変位可能で、第2の出没機構(6) が非係
    合位置にあるときに第2の爪(4) を進出状態で保持する
    保持手段(25)を備えていることを特徴とする、打撃装
    置。
  2. 【請求項2】 すべりこ(1) の下死点位置をワークテー
    ブル(42)との関係において相対昇降させる手段(12)を備
    えた、請求項1記載の打撃装置。
JP6189927A 1994-07-19 1994-07-19 打撃装置 Pending JPH0833939A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6189927A JPH0833939A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 打撃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6189927A JPH0833939A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 打撃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0833939A true JPH0833939A (ja) 1996-02-06

Family

ID=16249544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6189927A Pending JPH0833939A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 打撃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0833939A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102371258A (zh) * 2011-11-17 2012-03-14 河南龙工机械制造有限公司 敲击式清渣装置
CN111790869A (zh) * 2020-06-08 2020-10-20 肖文华 一种建筑工地撬棍制作用敲击装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102371258A (zh) * 2011-11-17 2012-03-14 河南龙工机械制造有限公司 敲击式清渣装置
CN111790869A (zh) * 2020-06-08 2020-10-20 肖文华 一种建筑工地撬棍制作用敲击装置
CN111790869B (zh) * 2020-06-08 2022-03-29 天长市振业建设工程有限公司 一种建筑工地撬棍制作用敲击装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4406416A (en) Jaw crusher
JPH0833939A (ja) 打撃装置
US7185756B2 (en) Discharge device for worked material
CN111772285B (zh) 一种服装加工用皮革打铆钉装置
CN112192514A (zh) 电动订书机
JPH02206401A (ja) 投光器の衝突防止方法及びその装置
JP2007083373A (ja) 打込み作業工具
CN112975426B (zh) 一种简便式制动盘制造成型装置
JP4260327B2 (ja) 圧縮梱包装置
JP2832419B2 (ja) ボルト頭部打抜自動成形機のケリ出し装置
JP4251366B2 (ja) 握り寿司製造装置
CN111111818B (zh) 一种废弃陶瓷碎片处理设备
JPH012878A (ja) ブレ−カ
CN211439756U (zh) 一种防打手钉扣机
CN201808038U (zh) 电动钉锤
CN111100958B (zh) 一种燃烧余渣处理装置
JPS597445A (ja) プレス加工装置
US2722252A (en) Nut cracking machine
JPH043697Y2 (ja)
US2659886A (en) Fastener inserting mechanism
US2214738A (en) Nailing machine
US3715948A (en) Mechanical power assist apparatus
JPH0719750Y2 (ja) 傾斜形食肉スライサーの肉箱のウェイト係止装置
JP3083432U (ja) 食器整理装置
US2945405A (en) Apparatus for expanding metals with curved surfaces such as pistons