JPH08339294A - マルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置および乱数発生方法 - Google Patents

マルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置および乱数発生方法

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JPH08339294A
JPH08339294A JP8083416A JP8341696A JPH08339294A JP H08339294 A JPH08339294 A JP H08339294A JP 8083416 A JP8083416 A JP 8083416A JP 8341696 A JP8341696 A JP 8341696A JP H08339294 A JPH08339294 A JP H08339294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチプロセッサシステムにおいて、乱数発生
中に乱数を発生させるプロセッサの数を変更することが
できるようにする。 【解決手段】所定の計算式によってプロセッサ毎の初期
値を設定し、これらの初期値から発生する乱数が直列に
一連の乱数列になるように、乗算合同法による乱数計算
式を定め、該計算式によって乱数を発生する。また、乱
数発生途中に、プロセッサを追加する場合、既設のプロ
セッサの乱数発生数を同一にし、それまで発生した乱数
の合計数に基づいて、初期値をプロセッサ毎に設定し、
プロセッサ追加前の乱数の系列に従った乱数を生成し、
所定の乱数生成総数まで発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチプロセッサ
システムを構成する各プロセッサに乱数を発生させるマ
ルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置および乱
数発生方法に関する。
【0001】
【従来の技術】「Lehmer D.H., Proceedings of a Secon
d Symposium on Large-Scale DigitalCalculating Mach
inery, Ann. Comput. Lab. Harvard U. 26 (1951), pp.
141-146」には、乱数発生法の一つである合同法が記載さ
れている。
【0002】合同法は、合同式を用いた漸化式 Xi+1 = aXi+c (mod m) すなわち、ある数Xiにある定数aを乗算してある数c
を加算したものを、ある数mで除算した余りをXi+1
するという整数演算を行う漸化式によって、周期的に反
復する乱数の数列{Xi}を求める方法である。
【0003】この漸化式においてc=0の場合、漸化式 Xi+1 = aXi (mod m) の右辺が乗算だけになるので、特に乗算合同法と呼び、
c≠0の場合には混合合同法と呼ぶ。
【0004】特開昭60−136876号公報には、合
同法のアルゴリズムに基づいて、並列に乱数を発生させ
る方法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで汎用的に利用
されるマルチプロセッサシステムにおいて乱数を発生す
る場合には、該乱数を発生するプログラム、発生された
乱数を使用する汎用プログラム、さらにこれらとは全く
関係のない他のプログラム群がマルチプロセッサシステ
ムを構成するプロセッサ群を共有して利用する。このよ
うな場合、乱数を発生するプログラムが利用することが
できるプロセッサの数は動的に変化する。
【0006】特開昭60−136876号公報において
は、乱数発生開始後に乱数を発生させるプロセッサの数
を変更することについては、示唆されておらず、このよ
うな汎用的に利用されるマルチプロセッサシステムにお
いては、効率良く乱数を発生することができないという
問題点がある。
【0007】本発明の目的は、マルチプロセッサシステ
ムにおいて、容易に乱数を発生することができるように
することにある。
【0008】本発明の他の目的は、マルチプロセッサシ
ステムにおいて、乱数発生中に乱数を発生させるプロセ
ッサの数を変更することができるようにすることにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、マルチプロセッサシ
ステムにおいて実行されるさまざまなプログラム群と共
存して効率良く乱数を発生することができるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のマルチプ
ロセッサシステムにおける乱数発生装置は、マルチプロ
セッサシステムに含まれる複数のプロセッサの各々に対
して乱数を発生するための初期値を予め設定し、各プロ
セッサが該初期値に基づいて並列に発生する乱数群が一
連の乱数列になるように制御するプロセッサ管理部から
構成されている。
【0011】本発明の第2のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、第1のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生装置において、前記プロセッサ管
理部は、さらに、前記複数のプロセッサによる乱数発生
中に、乱数を発生させるプロセッサを追加し、追加した
プロセッサを含めた各プロセッサに対して乱数を発生す
るための前記初期値を再設定し、該各プロセッサが再設
定された初期値に基づいて並列に発生する乱数群が一連
の乱数列になるように制御することを特徴とする。
【0012】本発明の第3のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、マルチプロセッサシステムに
含まれる複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生す
るための初期値と乱数発生数とを予め設定し、各プロセ
ッサが該初期値に基づいて並列に発生する該乱数発生数
の乱数群が一連の乱数列になるように制御するプロセッ
サ管理部から構成されている。
【0013】本発明の第4のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、第3のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生装置において、前記プロセッサ管
理部は、さらに、前記複数のプロセッサによる乱数発生
中に、乱数を発生させるプロセッサを追加し、追加した
プロセッサを含めた各プロセッサに対して乱数を発生す
るための前記初期値と前記乱数発生数とを再設定し、該
各プロセッサが再設定された初期値に基づいて並列に発
生する再設定された乱数発生数の乱数群が一連の乱数列
になるように制御することを特徴とする。
【0014】本発明の第5のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、マルチプロセッサシステムに
含まれる複数のプロセッサが発生する乱数を格納する発
生乱数列格納部と、前記複数のプロセッサの各々に対し
て乱数を発生するための初期値を設定し、該初期値が一
連の乱数列になるように前記発生乱数列格納部へ格納す
るとともに、前記マルチプロセッサシステム全体での乱
数の発生総数と乱数を発生するプロセッサの数とに基づ
いて各プロセッサの乱数発生数を設定し、さらに、各プ
ロセッサが前記初期値に基づいて並列に発生する該乱数
発生数の乱数群が一連の乱数列になるように制御し、発
生された乱数を前記発生乱数列格納部に格納されている
該初期値の後に格納するプロセッサ管理部とから構成さ
れている。
【0015】本発明の第6のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、第5のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生装置において、さらに前記プロセ
ッサ管理部は、前記複数のプロセッサによる乱数発生中
に、乱数を発生させるプロセッサを追加し、追加したプ
ロセッサを含めた各プロセッサに対して乱数を発生する
ための初期値を再設定し、該初期値が一連の乱数列にな
るように前記発生乱数列格納部へ格納するとともに、前
記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総数と
乱数を発生するプロセッサの数とに基づいて各プロセッ
サの乱数発生数を設定し、さらに、各プロセッサが前記
再設定された初期値に基づいて並列に発生する再設定さ
れた乱数発生数の乱数群が一連の乱数列になるように制
御し、発生された乱数を前記発生乱数列格納部に格納さ
れている該初期値の後に格納することを特徴とする。
【0016】本発明の第7のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、第5のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生装置において、さらに前記プロセ
ッサ管理部は、前記複数のプロセッサによる乱数発生中
に乱数を発生させるプロセッサを追加する場合、既設の
プロセッサの内、最多の乱数を発生したプロセッサが発
生した乱数の数に任意の値を加算した数まで、既設のす
べてのプロセッサが乱数を発生するように制御するとと
もに、既設のすべてのプロセッサが発生済みの乱数の個
数に基づいて、各プロセッサが乱数を発生するための初
期値を再設定し、該初期値が一連の乱数列になるように
前記発生乱数列格納部へ格納し、前記マルチプロセッサ
システム全体での乱数の発生総数、発生済みの乱数の個
数、および乱数を発生するプロセッサの数とに基づいて
各プロセッサの乱数発生数を設定し、さらに、各プロセ
ッサが前記再設定された初期値と発生済みの乱数の数と
に基づいて並列に発生する再設定された乱数発生数の乱
数群が、一連の乱数列になるように制御し、発生された
乱数を前記発生乱数列格納部に格納されている該初期値
の後に格納することを特徴とする。
【0017】本発明の第8のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、マルチプロセッサシステムに
含まれる複数のプロセッサが発生する乱数を格納する発
生乱数列格納部と、前記複数のプロセッサの各々に対し
て、Xn = X*αnmodMただし、α、X、およびM
は整数で、0≦X<M、nはプロセッサの番号とする式
を利用して、乱数を発生するための初期値を設定し、該
初期値が一連の乱数列になるように前記発生乱数列格納
部へ格納するとともに、前記マルチプロセッサシステム
全体での乱数の発生総数と乱数を発生するプロセッサの
数とに基づいて、乱数発生数 = (発生総数/プロセッ
サ数)−1とする式を利用して、各プロセッサの乱数発
生数を設定し、さらに、各プロセッサが前記初期値に基
づいて並列に発生する該乱数発生数の乱数群が、Xn+rt
= αr*Xn+r(t-1) ただし、Xは整数、αは初期
値、rはプロセッサ数、nはプロセッサの番号、tは自
然数で、1≦t≦乱数発生数 とする式を利用して、一
連の乱数列になるように制御し、発生された乱数を前記
発生乱数列格納部に格納されている該初期値の後に格納
するプロセッサ管理部とから構成されている。
【0018】本発明の第9のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、第8のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生装置において、さらに前記プロセ
ッサ管理部は、前記複数のプロセッサによる乱数発生中
に乱数を発生させるプロセッサを追加する場合、既設の
プロセッサの内、最多の乱数を発生したプロセッサが発
生した乱数の数に任意の値を加算した数まで、既設のす
べてのプロセッサが乱数を発生するように制御するとと
もに、既設のすべてのプロセッサが発生済みの乱数の個
数に基づいて、Xq+n = Xq*αnmodM ただし、
α、X、およびMは整数で、0≦X<M、nはプロセッ
サの番号、qは既設のすべてのプロセッサが発生した乱
数の合計 とする式を利用して、各プロセッサが乱数を
発生するための初期値を再設定し、該初期値が一連の乱
数列になるように前記発生乱数列格納部へ格納し、前記
マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総数、発
生済みの乱数の個数、および乱数を発生するプロセッサ
の数とに基づいて、乱数発生数 = {(乱数の発生総数
−発生済みの乱数の個数)/プロセッサの数}−1とす
る式を利用して、各プロセッサの乱数発生数を設定し、
さらに、各プロセッサが前記再設定された初期値と発生
済みの乱数の数とに基づいて並列に発生する再設定され
た乱数発生数の乱数群が、Xn+q+rt = αr*X
n+q+r(t-1) ただし、Xは整数、αは初期値、rはプロ
セッサ数、nはプロセッサの番号、qは既設のすべての
プロセッサが発生した乱数の合計、tは自然数で、1≦
t≦乱数発生数 とする式を利用して、一連の乱数列に
なるように制御し、発生された乱数を前記発生乱数列格
納部に格納されている該初期値の後に格納することを特
徴とする。
【0019】本発明の第1のマルチプロセッサシステム
における乱数発生装置は、マルチプロセッサシステムに
含まれる複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生す
るための初期値を予め設定し、各プロセッサが該初期値
に基づいて並列に発生する乱数群が一連の乱数列になる
ように制御することを特徴とする。
【0020】本発明の第2のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、第1のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生方法において、さらに、前記複数
のプロセッサによる乱数発生中に、乱数を発生させるプ
ロセッサを追加し、追加したプロセッサを含めた各プロ
セッサに対して乱数を発生するための前記初期値を再設
定し、該各プロセッサが再設定された初期値に基づいて
並列に発生する乱数群が一連の乱数列になるように制御
することを特徴とする。
【0021】本発明の第3のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、マルチプロセッサシステムに
含まれる複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生す
るための初期値と乱数発生数とを予め設定し、各プロセ
ッサが該初期値に基づいて並列に発生する該乱数発生数
の乱数群が一連の乱数列になるように制御することを特
徴とする。
【0022】本発明の第4のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、第3のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生方法において、さらに、前記複数
のプロセッサによる乱数発生中に、乱数を発生させるプ
ロセッサを追加し、追加したプロセッサを含めた各プロ
セッサに対して乱数を発生するための前記初期値と前記
乱数発生数とを再設定し、該各プロセッサが再設定され
た初期値に基づいて並列に発生する再設定された乱数発
生数の乱数群が一連の乱数列になるように制御すること
を特徴とする。
【0023】本発明の第5のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、マルチプロセッサシステムに
含まれる複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生す
るための初期値を設定し、該初期値が一連の乱数列にな
るように記憶装置へ格納するとともに、前記マルチプロ
セッサシステム全体での乱数の発生総数と乱数を発生す
るプロセッサの数とに基づいて各プロセッサの乱数発生
数を設定し、さらに、各プロセッサが前記初期値に基づ
いて並列に発生する該乱数発生数の乱数群が一連の乱数
列になるように制御し、発生された乱数を前記記憶装置
に格納されている該初期値の後に格納することを特徴と
する。
【0024】本発明の第6のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、第5のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生方法において、さらに、前記複数
のプロセッサによる乱数発生中に、乱数を発生させるプ
ロセッサを追加し、追加したプロセッサを含めた各プロ
セッサに対して乱数を発生するための初期値を再設定
し、該初期値が一連の乱数列になるように前記記憶装置
へ格納するとともに、前記マルチプロセッサシステム全
体での乱数の発生総数と乱数を発生するプロセッサの数
とに基づいて各プロセッサの乱数発生数を設定し、さら
に、各プロセッサが前記再設定された初期値に基づいて
並列に発生する再設定された乱数発生数の乱数群が一連
の乱数列になるように制御し、発生された乱数を前記記
憶装置に格納されている該初期値の後に格納することを
特徴とする。
【0025】本発明の第7のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、第5のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生方法において、さらに、前記複数
のプロセッサによる乱数発生中に乱数を発生させるプロ
セッサを追加する場合、既設のプロセッサの内、最多の
乱数を発生したプロセッサが発生した乱数の数に任意の
値を加算した数まで、既設のすべてのプロセッサが乱数
を発生するように制御するとともに、既設のすべてのプ
ロセッサが発生済みの乱数の個数に基づいて、各プロセ
ッサが乱数を発生するための初期値を再設定し、該初期
値が一連の乱数列になるように前記記憶装置へ格納し、
前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総
数、発生済みの乱数の個数、および乱数を発生するプロ
セッサの数とに基づいて各プロセッサの乱数発生数を設
定し、さらに、各プロセッサが前記再設定された初期値
と発生済みの乱数の数とに基づいて並列に発生する再設
定された乱数発生数の乱数群が、一連の乱数列になるよ
うに制御し、発生された乱数を前記記憶装置に格納され
ている該初期値の後に格納することを特徴とする。
【0026】本発明の第8のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、マルチプロセッサシステムに
含まれる複数のプロセッサの各々に対して、Xn = X
*αnmodM ただし、α、X、およびMは整数で、
0≦X<M、nはプロセッサの番号とする式を利用し
て、乱数を発生するための初期値を設定し、該初期値が
一連の乱数列になるように記憶装置へ格納するととも
に、前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生
総数と乱数を発生するプロセッサの数とに基づいて、乱
数発生数 = (発生総数/プロセッサ数)−1とする式
を利用して、各プロセッサの乱数発生数を設定し、さら
に、各プロセッサが前記初期値に基づいて並列に発生す
る該乱数発生数の乱数群が、Xn+rt = αr*X
n+r(t-1) ただし、Xは整数、αは初期値、rはプロセ
ッサ数、nはプロセッサの番号、tは自然数で、1≦t
≦乱数発生数 とする式を利用して、一連の乱数列にな
るように制御し、発生された乱数を前記記憶装置に格納
されている該初期値の後に格納することを特徴とする。
【0027】本発明の第9のマルチプロセッサシステム
における乱数発生方法は、第8のマルチプロセッサシス
テムにおける乱数発生方法において、さらに、前記複数
のプロセッサによる乱数発生中に乱数を発生させるプロ
セッサを追加する場合、既設のプロセッサの内、最多の
乱数を発生したプロセッサが発生した乱数の数に任意の
値を加算した数まで、既設のすべてのプロセッサが乱数
を発生するように制御するとともに、既設のすべてのプ
ロセッサが発生済みの乱数の個数に基づいて、Xq+n
q*αnmodM ただし、α、X、およびMは整数
で、0≦X<M、nはプロセッサの番号、qは既設のす
べてのプロセッサが発生した乱数の合計とする式を利用
して、各プロセッサが乱数を発生するための初期値を再
設定し、該初期値が一連の乱数列になるように前記記憶
装置へ格納し、前記マルチプロセッサシステム全体での
乱数の発生総数、発生済みの乱数の個数、および乱数を
発生するプロセッサの数とに基づいて、乱数発生数 =
{(乱数の発生総数−発生済みの乱数の個数)/プロセ
ッサの数}−1 とする式を利用して、各プロセッサの
乱数発生数を設定し、さらに、各プロセッサが前記再設
定された初期値と発生済みの乱数の数とに基づいて並列
に発生する再設定された乱数発生数の乱数群が、X
n+q+rt = αr*Xn+q+r(t-1) ただし、Xは整数、α
は初期値、rはプロセッサ数、nはプロセッサの番号、
qは既設のすべてのプロセッサが発生した乱数の合計、
tは自然数で、1≦t≦乱数発生数 とする式を利用し
て、一連の乱数列になるように制御し、発生された乱数
を前記記憶装置に格納されている該初期値の後に格納す
ることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図を参照しながら詳細に説明する。
【0029】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
であるマルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置
は、乱数を発生するプロセッサ31、32、33、およ
び34と、各プロセッサにおいて乱数を発生するための
初期値およびパラメータ群を設定するプロセッサ管理部
1と、乱数を発生するためのパラメータ群を各プロセッ
サ毎に格納するプロセッサ管理テーブル2と、各プロセ
ッサによって発生された乱数を格納する発生乱数列格納
部4とから構成されている。
【0030】以下に、本発明の第1の実施例であるマル
チプロセッサシステムにおける乱数発生装置について、
図1〜図3、および図7〜図11を参照して詳細に説明
する。
【0031】本実施例においては、各プロセッサが、初
期値を基にして400個ずつの乱数を発生させることと
する。
【0032】まず、プロセッサ管理部1は、各プロセッ
サ31〜34の初期値を次式に基づいて設定する。
【0033】Xn = X*αnmodM (ただし、α、X、およびMは整数で、0≦X<M、n
はプロセッサの番号とする。) したがって、 プロセッサ31は、X1 = X*αmodM プロセッサ32は、X2 = X*α2modM プロセッサ33は、X3 = X*α3modM プロセッサ34は、X4 = X*α4modM が初期値となる。
【0034】プロセッサ管理部1は、図2に示すよう
に、これらの初期値を発生乱数列格納部4に格納する。
【0035】プロセッサ管理部1は、図7に示すよう
に、これらの初期値をプロセッサ管理テーブル2にも格
納する。
【0036】次に、プロセッサ管理部1は、各プロセッ
サの乱数発生数を次式に基づいて設定する。
【0037】 乱数発生数 = (発生総数/プロセッサ数)−1 したがって、 乱数発生数 = (400/4)−1 = 99 プロセッサ管理部1は、図8に示すように、この乱数発
生数をプロセッサ管理テーブル2の乱数発生数の欄に格
納する。該計算において、除算に剰余が出た場合には、
プロセッサ番号の小さい順に、乱数発生数に該剰余から
1ずつ加える。
【0038】次に、プロセッサ管理部1は、各プロセッ
サが乱数生成に使用する乗算合同法の乗数を次式によっ
て決定し、図9に示すように、プロセッサ管理テーブル
2の乗数の欄に格納する。
【0039】乗数 = α**r (= αr) (αは初期値の値、**はべき算、rはプロセッサ数で
ある。) したがって、本実施例では、乗数 = α4 である。
【0040】プロセッサ管理部1は、各プロセッサが発
生する乱数を直列に発生乱数列格納部4へ格納する際の
結果格納位置間隔を、図10に示すように、プロセッサ
管理テーブル2の結果格納位置間隔の欄に格納する。本
実施例では、プロセッサ数が4であることにより、結果
格納位置間隔も4となる。
【0041】プロセッサ管理部1は、プロセッサ管理テ
ーブル2内の各プロセッサの発生数カウンタに0を格納
する。
【0042】次に、プロセッサ管理部1は、各プロセッ
サに対して乱数発生開始を指示する。
【0043】各プロセッサは、プロセッサ管理部1から
乱数の発生開始を指示されると、図11の状態のプロセ
ッサ管理テーブル2から、自プロセッサのプロセッサ番
号に対応する乗数、初期値、および乱数発生数の数値を
得て、次式の計算を行って乱数を発生する。さらに、各
プロセッサは、発生した乱数を図3に示すように発生乱
数列格納部4に結果格納間隔にしたがって格納するとと
もに、プロセッサ管理テーブル2内の自プロセッサのプ
ロセッサ番号に対応する発生数カウンタの値に1加算す
る。
【0044】Xn+rt = αr*Xn+r(t-1) (ただし、α、Xは整数で、nはプロセッサの番号とす
る。) この式で、r=4、tは1から始まる自然数とすると、
プロセッサ31は、乱数X1+4=α4*X1、X1+4*2=α
4*X1+4、…、プロセッサ32は、乱数X2+4=α4*X
2、X2+4*2=α4*X2+4、…、プロセッサ33は、乱数
3+4=α4*X3、X3+4*2=α4*X3+4、…、プロセッ
サ34は、乱数X4+4=α4*X4、X4+4*2=α4
4+4、…、を発生する。
【0045】各プロセッサは、この乱数の計算をプロセ
ッサ管理テーブル2内の乱数発生数が示す回数だけ実行
する。
【0046】以上により、本発明の第1の実施例である
マルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置の処理
が完了する。
【0047】本発明の第1の実施例であるマルチプロセ
ッサシステムにおける乱数発生装置の特徴は、プロセッ
サ管理部1が各プロセッサにおける乱数発生のための初
期値およびパラメータ群を設定してプロセッサ管理テー
ブル2に格納し、各プロセッサが該プロセッサ管理テー
ブル2に格納された乱数発生のための初期値およびパラ
メータ群に基づいて、乗算合同法により乱数を発生する
ようにしたことにある。
【0048】本発明の第1の実施例であるマルチプロセ
ッサシステムにおける乱数発生装置は、このような特徴
を備えたことにより、マルチプロセッサシステムにおい
て、効率良く容易に乱数を発生することができる効果を
有している。
【0049】図4を参照すると、本発明の第2の実施例
であるマルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置
は、第1の実施例であるマルチプロセッサシステムにお
ける乱数発生装置の構成に加えて、乱数を発生するプロ
セッサ35が追加されている。
【0050】以下に、本発明の第2の実施例であるマル
チプロセッサシステムにおける乱数発生装置について、
図4〜図6、および図12〜図18を参照して詳細に説
明する。
【0051】本実施例においては、プロセッサ管理テー
ブル2の内容が図12に示す状態である環境において、
プロセッサ35を追加する場合について説明する。
【0052】プロセッサ管理部1は、プロセッサ管理テ
ーブル2を参照し、発生数カウンタの値が最も大きい、
すなわちその時点で乱数を最も多く発生しているプロセ
ッサの番号と該プロセッサの発生数カウンタとを認識す
る。本実施例においては、プロセッサ番号“3”と発生
数カウンタの値“31”とが認識される。
【0053】プロセッサ管理部1は、認識した発生数カ
ウンタの値に予め設定した遅延数を加えた値(以下、発
生一時停止数とする)を求め、既存のプロセッサ31〜
34に対して、発生一時停止数に発生数カウンタの値が
達した時点で乱数の発生処理を停止させる。この遅延数
は、プロセッサ管理部1が乱数発生の中断指示を出して
から実際にプロセッサが乱数発生を中断するまでに発生
する乱数の個数より大きい最小の整数値である。本実施
例においては、該遅延数は“1”であり、発生一時停止
数は“32”となる。
【0054】次に、プロセッサ管理部1は、プロセッサ
管理テーブル2のすべてのプロセッサの発生カウンタの
値が“32”になるまで、該プロセッサ管理テーブル2
を監視する。プロセッサ管理部1は、各プロセッサの発
生数カウンタが“32”になると、該プロセッサに乱数
発生処理を停止させる。この時のプロセッサ管理テーブ
ル2の状態を図13に示す。
【0055】プロセッサ管理部1は、この時点でプロセ
ッサ管理テーブル2の内容を変更する。すなわち、この
時点の乱数発生合計数は初期値を加えて、 4+(32×4)=132 であり、プロセッサ数が“5”になってからの各プロセ
ッサの初期値を次式に基づいて設定する。
【0056】X132+n = X132*αnmodM (ただし、α、X、およびMは整数で、0≦X<M、n
はプロセッサの番号とする。) プロセッサ管理部1は、設定した初期値を図5に示すよ
うに発生乱数列格納部4に格納する。
【0057】プロセッサ管理部1は、図14に示すよう
に、これらの初期値をプロセッサ管理テーブル2にも格
納する。
【0058】次に、プロセッサ管理部1は、乱数の発生
総数400と中断時の合計発生数132とに基づいて、
各プロセッサのこれからの乱数発生数を次式に基づいて
決定する。
【0059】乱数発生数 = {(発生総数−発生済数)
/プロセッサ数}−1 したがって、 乱数発生数 = {(400−132)/5}−1 = 5
2 該計算において、除算に剰余が出た場合には、プロセッ
サ番号の小さい順に、乱数発生数に該剰余から1ずつ加
える。
【0060】プロセッサ管理部1は、図15に示すよう
に、この乱数発生数をプロセッサ管理テーブル2の乱数
発生数の欄に格納する。
【0061】次に、プロセッサ管理部1は、各プロセッ
サが乱数生成に使用する乗算合同法の乗数を次式によっ
て決定し、図16示すように、プロセッサ管理テーブル
2の乗数の欄に格納する。
【0062】乗数 = α**r (αは初期値の値、**はべき算、rはプロセッサ数で
ある。) したがって、本実施例では、乗数 = α5 である。
【0063】プロセッサ管理部1は、各プロセッサが発
生する乱数を直列にして発生乱数列格納部4へ格納する
際の結果格納位置間隔を、図17に示すように、プロセ
ッサ管理テーブル2の結果格納位置間隔の欄に格納す
る。本実施例では、プロセッサ数が5であることによ
り、結果格納位置間隔も5となる。
【0064】プロセッサ管理部1は、図18に示すプロ
セッサ管理テーブル2内の各プロセッサの発生数カウン
タに0を格納する。
【0065】次に、プロセッサ管理部1は、各プロセッ
サに対して乱数発生開始を指示する。
【0066】各プロセッサは、プロセッサ管理部1から
乱数の発生開始を指示されると、図18の状態のプロセ
ッサ管理テーブル2から、自プロセッサのプロセッサ番
号に対応する乗数、初期値、および乱数発生数の数値に
したがって、次式の計算を行って乱数を発生する。さら
に、各プロセッサは、該乱数を図6に示すように発生乱
数列格納部4に結果格納間隔にしたがって格納するとと
もに、プロセッサ管理テーブル2内の自プロセッサのプ
ロセッサ番号に対応する発生数カウンタの値に1加算す
る。
【0067】Xn+q+rt = αr*Xn+q+r(t-1) (ただし、α、Xは整数で、nはプロセッサの番号とす
る。) この式で、r=5、tは1から始まる自然数、qは13
2であるので、各プロセッサは、乱数Xn+132+5=α5
n+132、Xn+132+5*2=α5*Xn+132+5、…、を発生す
る。
【0068】各プロセッサは、この乱数の計算をプロセ
ッサ管理テーブル2内の乱数発生数が示す回数だけ実行
する。
【0069】以上により、本発明の第2の実施例である
マルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置の処理
が完了する。
【0070】本発明の第2の実施例であるマルチプロセ
ッサシステムにおける乱数発生装置の特徴は、乱数の発
生途中に新たなプロセッサを追加するために、プロセッ
サ管理部1がプロセッサ管理テーブル2に格納されてい
るパラメータにおいて、既設のプロセッサの乱数の発生
数を同一にし、その時点までに全ての既設のプロセッサ
で発生した乱数の合計数を基とした初期値と以降の乱数
の発生数をプロセッサ追加後のすべてのプロセッサに設
定し、各プロセッサが該プロセッサ管理テーブル2に格
納された乱数発生のための初期値およびパラメータ群に
基づいて、乗算合同法により乱数を発生するようにした
ことにある。
【0071】本発明の第2の実施例であるマルチプロセ
ッサシステムにおける乱数発生装置は、このような特徴
を備えたことにより、マルチプロセッサシステムにおい
て、乱数発生中に乱数を発生させるプロセッサの数を変
更することができる効果を有している。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、マルチ
プロセッサシステムにおいて、乱数発生中に乱数を発生
させるプロセッサの数を変更することができるので、マ
ルチプロセッサシステムにおいて実行されるさまざまな
プログラム群と共存して効率良く乱数を発生することが
できる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例において、発生乱数列格
納部4に初期値が格納された状態を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例において、各プロセッサ
が発生した乱数が発生乱数列格納部4に格納される状態
を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるブロック図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例において、発生乱数列格
納部4に初期値が格納された状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例において、各プロセッサ
が発生した乱数が発生乱数列格納部4に格納される状態
を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるプロセッサ管理
テーブル2の内容を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例におけるプロセッサ管理
テーブル2の内容を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施例におけるプロセッサ管理
テーブル2の内容を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施例におけるプロセッサ管
理テーブル2の内容を示す図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ管理部 2 プロセッサ管理テーブル 4 発生乱数列格納部 31 プロセッサ 32 プロセッサ 33 プロセッサ 34 プロセッサ 35 プロセッサ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチプロセッサシステムに含まれる複
    数のプロセッサの各々に対して乱数を発生するための初
    期値を予め設定し、各プロセッサが該初期値に基づいて
    並列に発生する乱数群が一連の乱数列になるように制御
    するプロセッサ管理部を備えたことを特徴とするマルチ
    プロセッサシステムにおける乱数発生装置。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサ管理部は、さらに、前記
    複数のプロセッサによる乱数発生中に、乱数を発生させ
    るプロセッサを追加し、追加したプロセッサを含めた各
    プロセッサに対して乱数を発生するための前記初期値を
    再設定し、該各プロセッサが再設定された初期値に基づ
    いて並列に発生する乱数群が一連の乱数列になるように
    制御することを特徴とする請求項1記載のマルチプロセ
    ッサシステムにおける乱数発生装置。
  3. 【請求項3】 マルチプロセッサシステムに含まれる複
    数のプロセッサの各々に対して乱数を発生するための初
    期値と乱数発生数とを予め設定し、各プロセッサが該初
    期値に基づいて並列に発生する該乱数発生数の乱数群が
    一連の乱数列になるように制御するプロセッサ管理部を
    備えたことを特徴とするマルチプロセッサシステムにお
    ける乱数発生装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセッサ管理部は、さらに、前記
    複数のプロセッサによる乱数発生中に、乱数を発生させ
    るプロセッサを追加し、追加したプロセッサを含めた各
    プロセッサに対して乱数を発生するための前記初期値と
    前記乱数発生数とを再設定し、該各プロセッサが再設定
    された初期値に基づいて並列に発生する再設定された乱
    数発生数の乱数群が一連の乱数列になるように制御する
    ことを特徴とする請求項3記載のマルチプロセッサシス
    テムにおける乱数発生装置。
  5. 【請求項5】 マルチプロセッサシステムに含まれる複
    数のプロセッサが発生する乱数を格納する発生乱数列格
    納部と、 前記複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生するた
    めの初期値を設定し、該初期値が一連の乱数列になるよ
    うに前記発生乱数列格納部へ格納するとともに、前記マ
    ルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総数と乱数
    を発生するプロセッサの数とに基づいて各プロセッサの
    乱数発生数を設定し、さらに、各プロセッサが前記初期
    値に基づいて並列に発生する該乱数発生数の乱数群が一
    連の乱数列になるように制御し、発生された乱数を前記
    発生乱数列格納部に格納されている該初期値の後に格納
    するプロセッサ管理部とを備えたことを特徴とするマル
    チプロセッサシステムにおける乱数発生装置。
  6. 【請求項6】 さらに前記プロセッサ管理部は、前記複
    数のプロセッサによる乱数発生中に、乱数を発生させる
    プロセッサを追加し、追加したプロセッサを含めた各プ
    ロセッサに対して乱数を発生するための初期値を再設定
    し、該初期値が一連の乱数列になるように前記発生乱数
    列格納部へ格納するとともに、前記マルチプロセッサシ
    ステム全体での乱数の発生総数と乱数を発生するプロセ
    ッサの数とに基づいて各プロセッサの乱数発生数を設定
    し、さらに、各プロセッサが前記再設定された初期値に
    基づいて並列に発生する再設定された乱数発生数の乱数
    群が一連の乱数列になるように制御し、発生された乱数
    を前記発生乱数列格納部に格納されている該初期値の後
    に格納することを特徴とする請求項5記載のマルチプロ
    セッサシステムにおける乱数発生装置。
  7. 【請求項7】 さらに前記プロセッサ管理部は、前記複
    数のプロセッサによる乱数発生中に乱数を発生させるプ
    ロセッサを追加する場合、既設のプロセッサの内、最多
    の乱数を発生したプロセッサが発生した乱数の数に任意
    の値を加算した数まで、既設のすべてのプロセッサが乱
    数を発生するように制御するとともに、既設のすべての
    プロセッサが発生済みの乱数の個数に基づいて、各プロ
    セッサが乱数を発生するための初期値を再設定し、該初
    期値が一連の乱数列になるように前記発生乱数列格納部
    へ格納し、前記マルチプロセッサシステム全体での乱数
    の発生総数、発生済みの乱数の個数、および乱数を発生
    するプロセッサの数とに基づいて各プロセッサの乱数発
    生数を設定し、さらに、各プロセッサが前記再設定され
    た初期値と発生済みの乱数の数とに基づいて並列に発生
    する再設定された乱数発生数の乱数群が、一連の乱数列
    になるように制御し、発生された乱数を前記発生乱数列
    格納部に格納されている該初期値の後に格納することを
    特徴とする請求項5記載のマルチプロセッサシステムに
    おける乱数発生装置。
  8. 【請求項8】 マルチプロセッサシステムに含まれる複
    数のプロセッサが発生する乱数を格納する発生乱数列格
    納部と、 前記複数のプロセッサの各々に対して、 Xn = X*αnmodM ただし、α、X、およびMは
    整数で、0≦X<M、nはプロセッサの番号とする式を
    利用して、乱数を発生するための初期値を設定し、該初
    期値が一連の乱数列になるように前記発生乱数列格納部
    へ格納するとともに、 前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総数
    と乱数を発生するプロセッサの数とに基づいて、乱数発
    生数 = (発生総数/プロセッサ数)−1とする式を利
    用して、各プロセッサの乱数発生数を設定し、 さらに、各プロセッサが前記初期値に基づいて並列に発
    生する該乱数発生数の乱数群が、 Xn+rt = αr*Xn+r(t-1) ただし、Xは整数、αは
    初期値、rはプロセッサ数、nはプロセッサの番号、t
    は自然数で、1≦t≦乱数発生数 とする式を利用し
    て、一連の乱数列になるように制御し、発生された乱数
    を前記発生乱数列格納部に格納されている該初期値の後
    に格納するプロセッサ管理部とを備えたことを特徴とす
    るマルチプロセッサシステムにおける乱数発生装置。
  9. 【請求項9】 さらに前記プロセッサ管理部は、前記複
    数のプロセッサによる乱数発生中に乱数を発生させるプ
    ロセッサを追加する場合、既設のプロセッサの内、最多
    の乱数を発生したプロセッサが発生した乱数の数に任意
    の値を加算した数まで、既設のすべてのプロセッサが乱
    数を発生するように制御するとともに、 既設のすべてのプロセッサが発生済みの乱数の個数に基
    づいて、 Xq+n = Xq*αnmodM ただし、α、X、および
    Mは整数で、0≦X<M、nはプロセッサの番号、qは
    既設のすべてのプロセッサが発生した乱数の合計 とす
    る式を利用して、各プロセッサが乱数を発生するための
    初期値を再設定し、該初期値が一連の乱数列になるよう
    に前記発生乱数列格納部へ格納し、 前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総
    数、発生済みの乱数の個数、および乱数を発生するプロ
    セッサの数とに基づいて、乱数発生数 = {(乱数の発
    生総数−発生済みの乱数の個数)/プロセッサの数}−
    1 とする式を利用して、各プロセッサの乱数発生数を
    設定し、 さらに、各プロセッサが前記再設定された初期値と発生
    済みの乱数の数とに基づいて並列に発生する再設定され
    た乱数発生数の乱数群が、 Xn+q+rt = αr*Xn+q+r(t-1) ただし、Xは整数、
    αは初期値、rはプロセッサ数、nはプロセッサの番
    号、qは既設のすべてのプロセッサが発生した乱数の合
    計、tは自然数で、1≦t≦乱数発生数 とする式を利
    用して、一連の乱数列になるように制御し、発生された
    乱数を前記発生乱数列格納部に格納されている該初期値
    の後に格納することを特徴とする請求項8記載のマルチ
    プロセッサシステムにおける乱数発生装置。
  10. 【請求項10】 マルチプロセッサシステムに含まれる
    複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生するための
    初期値を予め設定し、各プロセッサが該初期値に基づい
    て並列に発生する乱数群が一連の乱数列になるように制
    御することを特徴とするマルチプロセッサシステムにお
    ける乱数発生方法。
  11. 【請求項11】 さらに、前記複数のプロセッサによる
    乱数発生中に、乱数を発生させるプロセッサを追加し、
    追加したプロセッサを含めた各プロセッサに対して乱数
    を発生するための前記初期値を再設定し、該各プロセッ
    サが再設定された初期値に基づいて並列に発生する乱数
    群が一連の乱数列になるように制御することを特徴とす
    る請求項10記載のマルチプロセッサシステムにおける
    乱数発生方法。
  12. 【請求項12】 マルチプロセッサシステムに含まれる
    複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生するための
    初期値と乱数発生数とを予め設定し、各プロセッサが該
    初期値に基づいて並列に発生する該乱数発生数の乱数群
    が一連の乱数列になるように制御することを特徴とする
    マルチプロセッサシステムにおける乱数発生方法。
  13. 【請求項13】 さらに、前記複数のプロセッサによる
    乱数発生中に、乱数を発生させるプロセッサを追加し、
    追加したプロセッサを含めた各プロセッサに対して乱数
    を発生するための前記初期値と前記乱数発生数とを再設
    定し、該各プロセッサが再設定された初期値に基づいて
    並列に発生する再設定された乱数発生数の乱数群が一連
    の乱数列になるように制御することを特徴とする請求項
    12記載のマルチプロセッサシステムにおける乱数発生
    方法。
  14. 【請求項14】 マルチプロセッサシステムに含まれる
    複数のプロセッサの各々に対して乱数を発生するための
    初期値を設定し、該初期値が一連の乱数列になるように
    記憶装置へ格納するとともに、 前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総数
    と乱数を発生するプロセッサの数とに基づいて各プロセ
    ッサの乱数発生数を設定し、 さらに、各プロセッサが前記初期値に基づいて並列に発
    生する該乱数発生数の乱数群が一連の乱数列になるよう
    に制御し、発生された乱数を前記記憶装置に格納されて
    いる該初期値の後に格納することを特徴とするマルチプ
    ロセッサシステムにおける乱数発生方法。
  15. 【請求項15】 さらに、前記複数のプロセッサによる
    乱数発生中に、乱数を発生させるプロセッサを追加し、
    追加したプロセッサを含めた各プロセッサに対して乱数
    を発生するための初期値を再設定し、該初期値が一連の
    乱数列になるように前記記憶装置へ格納するとともに、 前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総数
    と乱数を発生するプロセッサの数とに基づいて各プロセ
    ッサの乱数発生数を設定し、 さらに、各プロセッサが前記再設定された初期値に基づ
    いて並列に発生する再設定された乱数発生数の乱数群が
    一連の乱数列になるように制御し、発生された乱数を前
    記記憶装置に格納されている該初期値の後に格納するこ
    とを特徴とする請求項14記載のマルチプロセッサシス
    テムにおける乱数発生方法。
  16. 【請求項16】 さらに、前記複数のプロセッサによる
    乱数発生中に乱数を発生させるプロセッサを追加する場
    合、既設のプロセッサの内、最多の乱数を発生したプロ
    セッサが発生した乱数の数に任意の値を加算した数ま
    で、既設のすべてのプロセッサが乱数を発生するように
    制御するとともに、 既設のすべてのプロセッサが発生済みの乱数の個数に基
    づいて、各プロセッサが乱数を発生するための初期値を
    再設定し、該初期値が一連の乱数列になるように前記記
    憶装置へ格納し、 前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総
    数、発生済みの乱数の個数、および乱数を発生するプロ
    セッサの数とに基づいて各プロセッサの乱数発生数を設
    定し、 さらに、各プロセッサが前記再設定された初期値と発生
    済みの乱数の数とに基づいて並列に発生する再設定され
    た乱数発生数の乱数群が、一連の乱数列になるように制
    御し、発生された乱数を前記記憶装置に格納されている
    該初期値の後に格納することを特徴とする請求項14記
    載のマルチプロセッサシステムにおける乱数発生方法。
  17. 【請求項17】 マルチプロセッサシステムに含まれる
    複数のプロセッサの各々に対して、 Xn = X*αnmodM ただし、α、X、およびMは
    整数で、0≦X<M、nはプロセッサの番号とする式を
    利用して、乱数を発生するための初期値を設定し、該初
    期値が一連の乱数列になるように記憶装置へ格納すると
    ともに、 前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総数
    と乱数を発生するプロセッサの数とに基づいて、乱数発
    生数 = (発生総数/プロセッサ数)−1とする式を利
    用して、各プロセッサの乱数発生数を設定し、 さらに、各プロセッサが前記初期値に基づいて並列に発
    生する該乱数発生数の乱数群が、 Xn+rt = αr*Xn+r(t-1) ただし、Xは整数、αは
    初期値、rはプロセッサ数、nはプロセッサの番号、t
    は自然数で、1≦t≦乱数発生数 とする式を利用し
    て、一連の乱数列になるように制御し、発生された乱数
    を前記記憶装置に格納されている該初期値の後に格納す
    ることを特徴とするマルチプロセッサシステムにおける
    乱数発生方法。
  18. 【請求項18】 さらに、前記複数のプロセッサによる
    乱数発生中に乱数を発生させるプロセッサを追加する場
    合、既設のプロセッサの内、最多の乱数を発生したプロ
    セッサが発生した乱数の数に任意の値を加算した数ま
    で、既設のすべてのプロセッサが乱数を発生するように
    制御するとともに、 既設のすべてのプロセッサが発生済みの乱数の個数に基
    づいて、 Xq+n = Xq*αnmodM ただし、α、X、および
    Mは整数で、0≦X<M、nはプロセッサの番号、qは
    既設のすべてのプロセッサが発生した乱数の合計 とす
    る式を利用して、各プロセッサが乱数を発生するための
    初期値を再設定し、該初期値が一連の乱数列になるよう
    に前記記憶装置へ格納し、 前記マルチプロセッサシステム全体での乱数の発生総
    数、発生済みの乱数の個数、および乱数を発生するプロ
    セッサの数とに基づいて、乱数発生数 = {(乱数の発
    生総数−発生済みの乱数の個数)/プロセッサの数}−
    1 とする式を利用して、各プロセッサの乱数発生数を
    設定し、 さらに、各プロセッサが前記再設定された初期値と発生
    済みの乱数の数とに基づいて並列に発生する再設定され
    た乱数発生数の乱数群が、 Xn+q+rt = αr*Xn+q+r(t-1) ただし、Xは整数、
    αは初期値、rはプロセッサ数、nはプロセッサの番
    号、qは既設のすべてのプロセッサが発生した乱数の合
    計、tは自然数で、1≦t≦乱数発生数 とする式を利
    用して、一連の乱数列になるように制御し、発生された
    乱数を前記記憶装置に格納されている該初期値の後に格
    納することを特徴とする請求項17記載のマルチプロセ
    ッサシステムにおける乱数発生方法。
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