JPH08339055A - 写真用定着液からハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための方法及び装置 - Google Patents

写真用定着液からハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための方法及び装置

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JPH08339055A
JPH08339055A JP8044850A JP4485096A JPH08339055A JP H08339055 A JPH08339055 A JP H08339055A JP 8044850 A JP8044850 A JP 8044850A JP 4485096 A JP4485096 A JP 4485096A JP H08339055 A JPH08339055 A JP H08339055A
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halide ions
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ions
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Didier J Martin
ジャン マルタン ディディエール
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Eastman Kodak Co
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/395Regeneration of photographic processing agents other than developers; Replenishers therefor
    • G03C5/3956Microseparation techniques using membranes, e.g. reverse osmosis, ion exchange, resins, active charcoal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 写真用定着液からハロゲン化物イオンを選択
的に抽出除去する。 【解決手段】 有機溶媒中に巨大環状化合物を溶液とし
て含む液体膜と写真用定着液とを接触させて、その写真
用定着液から前記液体膜中へハロゲン化物イオンを輸送
させる工程と、前記写真用定着液とは分離されている水
溶液と前記液体膜とを接触させることによって、前記液
体膜に保持されたハロゲン化物イオンを抽出する工程と
を含む、前記巨大環状化合物が例えば下記式(A)のク
ラウン−エーテル系化合物であるハロゲン化物イオンの
選択的抽出方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
製品用定着液からハロゲン化物イオンを抽出して再利用
するための方法及び装置に関する。詳細には、本発明に
よると、定着剤主成分としてチオ硫酸塩を含有する水性
定着液からヨウ化物又は臭化物イオンを除去することが
できる。本発明によると、巨大環状化合物を含む液状膜
に定着液を接触させることによってハロゲン化物イオン
を抽出する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真を得るための基本処理
には、ハロゲン化銀写真製品に化学線を当てて像を作り
だし、これを化学的処理によって可視化する工程が含ま
れる。この処理の基本的工程には、まず初めに写真製品
を現像液で処理することでハロゲン化銀の一部を金属銀
へ変換する工程が含まれる。
【0003】白黒像を得るためには、未現像ハロゲン化
銀を除去する必要があり、またカラー像を得るために
は、像形成後に写真製品からすべての銀を除去する必要
がある。白黒写真では、定着液として知られており定着
浴中で用いられるハロゲン化銀用溶剤に溶解させること
によって未現像ハロゲン化銀が除去される。カラー写真
では、金属銀を酸化してその酸化された金属銀と未現像
ハロゲン化銀とを溶解させることによって銀が除去され
る。金属銀は漂白剤によって酸化され、そして酸化され
た銀及び未現像銀は定着浴によって溶解される。
【0004】写真製品の処理は可及的速やかに実施する
ことが望まれる。とりわけ、定着段階はできる限り短時
間でなければならない。処理中には定着浴中に反応生成
物が蓄積する。これらの生成物は、主として溶解してい
る銀イオンとハロゲン化物イオンであるが、定着反応を
遅延させ、定着浴の効能を低下させてしまう。この問題
を改善するため、一定量の写真製品を処理した後に再生
液(補充液)を導入することによって、消耗した溶液の
再活性化が行われている。しかし、この方法では処理液
中への望ましくない物質の蓄積を防止することはでき
ず、最終的には新鮮な液を添加しても処理液の活性を再
生することはできなくなる。実際には、再生液を処理タ
ンクに導入する場合、等量の消耗液をオーバーフローさ
せて廃棄している。望ましくない物質の濃度を低下させ
るためには、消耗した処理液を非常に大量に廃棄する必
要がある。
【0005】さらに、公害の発生をできるだけ抑えるた
めには、化成品使用量をできる限り少なくする必要があ
る。廃棄される廃液量を減少させる方法の一つは、処理
液の再生量を少なくする方法であり、この方法によれば
下水系へオーバーフローで廃棄される処理液の量を減少
させることができる。この再生量を少なくする場合、銀
及びハロゲン化物の濃度はさらに増大し、その抑制効果
はさらに顕著になる。それゆえ、望ましくない物質を定
着液から除去しない限り、低い再生量を採用することは
できない。
【0006】化学的手段又は電気化学的手段によって、
使用後の又は疲労した定着浴から銀を除去することで定
着度を改良することや廃液量を減少させることができ
る。しかしながら、このような処理法では、抑制効果の
非常に大きなハロゲン化物イオン、特にヨウ化物イオン
が除外されない。
【0007】このため、定着液からヨウ化物イオンや臭
化物イオンを除去することができれば、定着工程の迅速
化が可能となり、また少ない再生量を使用しながら定着
浴の寿命が延びるであろう。定着浴からのハロゲン化物
イオンの除去は、溶液中にチオ硫酸塩、亜硫酸塩及び銀
などの別の化合物がキレート形で存在すると困難とな
る。定着剤の活性成分であるチオ硫酸塩又は亜硫酸塩を
除外することは望ましいことではない。不運なことに、
ヨウ化物イオンを除外することができる多くの方法、例
えば、酸化法、キレート化法及びイオン交換法は、これ
らの別のアニオンを妨害する。亜硫酸イオンやチオ硫酸
イオンは容易に酸化される。ヨウ化物イオンを析出させ
る又はキレート化する物質の多くは、チオ硫酸イオンと
も反応する。イオン交換樹脂はヨウ化物イオンとチオ硫
酸イオンの両方を抽出する。さらに、ヨウ化物イオンを
除去する問題は、妨害しやすい化合物の濃度が高くなる
とさらに困難となる。チオ硫酸イオンは一般に0.1〜
2.0モル/リットルの濃度で存在する。亜硫酸イオン
は0.01〜1モル/リットルの濃度で存在する。ヨウ
化物イオン濃度は0.05モル/リットル程度であるこ
とができるが、これを0.005モル/リットル以下に
維持することが望ましい。そのため、ヨウ化物イオンを
除去する系の選択性が非常に高いことが重要である。
【0008】米国特許第3,925,175号明細書
に、電気分解装置のカソード区分室に定着液を通過させ
ることによって銀とハロゲン化物を除去する方法が記載
されている。その電解槽は、アノードとカソードを分離
している半透膜を含み、さらにそのアノード区分室に電
気活性被酸化性物質の溶液を含む。しかしながら、この
ような半透膜は高価であり、また溶液中の成分によって
閉塞しやすく、短時間のうちに分離の効果がなくなって
しまう。その上、この方法では電気設備が必要であり電
力を消費するので、分離のコストや複雑さが増加する。
【0009】欧州特許第0 348 532号明細書
に、ヨウ化銀を含む写真製品の定着工程を促進し且つ廃
出液の量を削減するために定着液をイオン交換樹脂と接
触させる方法が記載されている。しかしながら、これら
の樹脂はヨウ化物イオン以外のイオン、例えばチオ硫酸
イオン及び亜硫酸イオン、並びにキレート化銀イオンを
除外してしまう。この方法は、他に多種多様なアニオン
性化合物を含有する溶液からヨウ化物イオンを除去する
ことには利用できない。
【0010】米国特許第5,219,717号明細書
に、定着浴及び漂白/定着浴に含まれるヨウ化物イオン
を選択的に除去する方法が記載されている。この方法で
は、アニオン界面活性剤と、ヨウ化物イオンを吸収する
媒体と、ポリマーとが用いられ、そのアニオン界面活性
剤はポリマーと反対の電荷を有する。例えば、その吸収
媒体は臭化銀であり、またそのポリマーはメタクリレー
ト、メタクリルアミド、アクリレート又はアクリルアミ
ドコポリマーであることができる。この選択性の高い方
法によると、チオ硫酸塩濃度に影響を与えることなくヨ
ウ化物イオンを除外することができる。しかしながら、
ヨウ化物イオンと界面活性剤を吸収する化合物で被覆し
たポリマー支持体ストリップを定着浴を含むタンク内で
循環させる必要があるため、この方法の実施には困難が
伴う。
【0011】従って、定着液からハロゲン化物イオン、
特にヨウ化物イオンを選択的に除去することが可能であ
り且つ実施が簡単である方法が望まれている。
【0012】この課題は、ハロゲン化物イオンの促進輸
送に液体膜を使用する、定着液からハロゲン化物イオン
を除去する本発明による方法によって解決される。イオ
ンを促進輸送するための液体膜は、一般に、その膜を構
成する有機相に溶解した移動性キャリヤーを含む。この
移動性キャリヤーは、特定の溶質と反応して膜内を選択
輸送される錯体を形成する反応性基を有する。膜内を錯
体の形態で拡散した後、その膜の反対側で溶質は放出さ
れる。キャリヤーとして作用するキレート化剤は、輸送
されるべき溶質と選択的且つ可逆的に反応する。このよ
うな膜は、Recent Advances in Membrane Science and
Technology, Adv. Polym. Sci., 32 (1979) 69-121に公
表されているV.T. Stannet, W.J. Koros, D.R. Paul,H.
K. Lonsdale及びR.W. Walker による論文、Journal of
Membrane Science, 20 (1984) 273-284に公表されてい
るR.M. Izatt, J.J. Cristensen らによる論文並びにJA
CS, 102:10, May 1980, 3399-3403 に公表されているR.
M. Izatt, J.J.Cristensen らによる論文に記載されて
いる。
【0013】従来技術では、定着液からハロゲン化物イ
オンを選択的に除去するという課題は簡単には解決され
ておらず、またこの課題を解決するために液体膜を使用
することについては記載も提案もされていない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
の一つは、ハロゲン化物イオン、特に写真用の水性定着
液に含まれるハロゲン化物イオンを選択的に抽出するた
めの従来技術の方法の欠点を直すことにある。本発明の
別の目的は、再生量を増加することなく定着液の性能を
改良すると共に定着液の活性低下を回避することにより
定着時間を短縮することにある。
【0015】本発明のさらに別の目的は、ハロゲン化物
イオンを抽出した後の定着液を再循環させることによっ
て、写真処理から出てくる廃液の量を最小限に抑えるこ
とである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、(a)有
機溶媒中に巨大環状化合物を溶液として含む液体膜と写
真用定着液とを接触させて、その写真用定着液から前記
液体膜中へハロゲン化物イオンを輸送させる工程と、
(b)前記写真用定着液とは分離されている水溶液と前
記液体膜とを接触させることによって、前記液体膜に保
持されたハロゲン化物イオンを抽出する工程とを含み、
前記巨大環状化合物が、6個以上の酸素原子及び必要に
応じて硫黄又は窒素原子を含み、その隣り合う二つの酸
素、硫黄又は窒素原子が2個以上の炭素原子を含むアル
キレン基によって分離されているクラウン−エーテル系
化合物であることを特徴とする、写真用定着液からハロ
ゲン化物イオンを選択的に抽出するための方法によって
いずれも達成される。
【0017】本発明はまた、図1に示したような、
(a)写真用定着液を受容するための第一の領域(3、
3’)と、(b)分離手段(6)によって前記第一の領
域と隔離されている第二の領域(5)と、(c)前記第
一の領域(3、3’)から前記第二の領域(5)へハロ
ゲン化物イオンを選択的に輸送するための、前記第一の
領域と前記第二の領域とに接触している液体膜(8)と
を含み、前記液体膜が、6個以上の酸素原子及び必要に
応じて硫黄又は窒素原子を含み、その隣り合う二つの酸
素、硫黄又は窒素原子が2個以上の炭素原子を含むアル
キレン基によって分離されているクラウン−エーテル系
化合物を、有機溶媒中の溶液として含む、写真用定着液
からハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための装置
にも関する。
【0018】好ましい実施態様によると、本発明の装置
はまた、(d)写真用定着液を前記第一の領域(3、
3’)へ導入するための手段(4)と、(e)前記第二
の領域(5)へ水溶液を供給するための手段(7)と、
(f)前記第一の領域(3、3’)から実質的にハロゲ
ン化物イオンを含まない写真用定着液を回収するための
手段(9)と、(g)前記第二の領域からハロゲン化物
原子を含有する水溶液を除去するための手段(10)
と、必要に応じて、(h)攪拌手段(11)とをさらに
含む。
【0019】以下、図面を参照しながら本発明を説明す
る。
【0020】本発明において用いられる液体膜は、溶媒
中に巨大環状化合物を溶液として含む。本発明において
用いられる巨大環状化合物は、ハロゲン化物イオンと組
み合わせられるNH4 + 、Na+ 又はK+ イオンをキレ
ート化し、それらをその組み合わされたハロゲン化物イ
オンと共に定着液から受容する水溶液中へ輸送し、そこ
にハロゲン化物を装填できなければならない。
【0021】本発明において使用可能な巨大環状化合物
の例として、巨大環状ポリエーテル又は「クラウン−エ
ーテル」(例えば、「クラウン化合物、その特徴と応
用」、Michio Hiraoka, Elsevier 1982, ISBN 0-444-99
692-3 、「エーテル、クラウン−エーテル、ヒドロキシ
ル基及びそれらの硫黄類似体の化学」、Saul Patai, In
terscience Publication, 1980, ISBN 0-471-27771-1に
記載されている)、環内に酸素、窒素(例、アザクラウ
ン)及び/もしくは硫黄の原子を含む環状化合物、又は
環状ではないが擬似環状(quasi-cyclic)形の分子を有す
るエーテル化合物が挙げられる。
【0022】本発明において使用可能な巨大環状化合物
は、下記化学式で示される化合物の一つに当てはまる:
【0023】
【化7】
【0024】(上式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は水
素又はアルキル、アリール、エステル、アミド、カルボ
キシ、スルホンアミド、スルホ、アルコキシ、アリール
オキシもしくはポリアルコキシ基を表すか、或いはR1
とR2 及び/又はR3 とR4 が、必要に応じて酸素、硫
黄又は窒素の異種原子を環原子として含む5〜7員の脂
肪族環又は芳香族環を完成するに必要な原子を表し、n
及びn’は1〜10であるが、これらn及びn’の合計
値は4以上である)或いは下式II:
【0025】
【化8】
【0026】〔上式中、A、B、C、D、E、Fは各々
独立に酸素もしくは硫黄原子又はN−R5 (R5 は水素
もしくはアルキル基である)或いは必要に応じて酸素又
は硫黄の異種原子を環原子として含む5〜7員の脂肪族
環又は芳香族環を2個の隣接原子と一緒に形成するに必
要な原子を表し、x、y及びzは1〜3であるが、但し
酸素原子は合計して6個以上含まれる〕。
【0027】好ましい巨大環状化合物として、下式
(A):
【0028】
【化9】
【0029】で示されるジベンゾ−18−クラウン−
6、下式(B):
【0030】
【化10】
【0031】で示されるベンゾ−18−クラウン−6、
下式(C):
【0032】
【化11】
【0033】で示される18−クラウン−6、又は下式
(D):
【0034】
【化12】
【0035】で示される4,7,13,16,21,2
4−ヘキサオキサ−1,10−ジアザビシクロ〔8,
8,8〕ヘキサコサンが挙げられる。本発明では、巨大
環状化合物は、有機溶媒中において又は有機溶媒混合物
中において溶液の形で存在する。使用可能な溶媒として
クロロホルム、ジクロロメタン、メタノール、エタノー
ル及びトルエンが挙げられる。好ましい有機溶媒はクロ
ロホルムである。
【0036】巨大環状化合物の有機溶媒中濃度は10-6
〜1モル/リットルである。その好適な濃度は10-2
10-1モル/リットルである。液体膜の性能は、その使
用前に、好ましくはヨウ化アンモニウムや臭化アンモニ
ウムといったハロゲン化アンモニウム又はカリウム塩に
よって飽和させる予備状態調節を行うことにより、改良
することができる。
【0037】水溶液は、脱イオン水、蒸留水又は処理機
からの再循環水を含有する溶液である。この溶液のpH
は6〜10であることが好適である。実験により、水溶
液の酸性が高すぎると、液体膜からハロゲン化物イオン
を十分に抽出することができないことが示されている。
本発明の利点の一つとして、その水溶液の量が、処理さ
れる定着液の量よりもはるかに少ないことが挙げられ
る。
【0038】本発明による装置の概略図を図1に示す。
蓋(2)で閉じられた反応器(1)は、例えばポンプの
ような手段(4)で導入される写真用定着液を受容する
ようにされた第一の領域(3、3’)と、用いられる有
機溶媒に耐性であるガラス又はその他何らかの材料でで
きた管の円筒形の壁部のような分離手段(6、6’)に
よって上記第一の領域と隔離されている第二の領域
(5)とを含む。この第二の領域(5)へ手段(7)に
よって水溶液を供給する。ハロゲン化物イオンを選択的
に輸送するための液体膜(8)は、精製すべき定着液を
含む第一の領域(3、3’)と接触すると共に、第二の
領域(5)に含まれる水溶液とも接触している。本発明
の装置は、実質的にハロゲン化物イオンを含まない写真
用定着液を回収するための手段(9)、及びハロゲン化
物イオンを含有する水溶液を第二の領域(5)から取り
出すための手段(10)を含むことができる。さらに、
必要に応じて、膜中でのハロゲン化物イオンのより良好
な拡散を確実にするために反応器の底部に攪拌手段(1
1)を設けることができる。
【0039】ハロゲン化物を含有する水溶液の排出は、
逐次的に行っても、またオーバーフローのように連続的
に行ってもよい。ハロゲン化物イオンが除去された定着
液は、保存した後に使用してもよいし、好適には連続的
に再循環させることができる。以下、実施例によって本
発明をさらに説明する。
【0040】
【実施例】クロロホルム中にクラウン−エーテル系キャ
リヤーを含む10-2モル/リットルの溶液から成る液体
膜110mlを反応器内に導入し、これを閉鎖した。こ
の反応器の一部(3、3’)に110mlの定着液を導
入した。反応器の中央部(5)に40mlの脱イオン水
を導入した。その反応器の内容物を磁気攪拌子で攪拌し
た。
【0041】定着液の組成は以下のとおりとした。 チオ硫酸アンモニウム(0.36モル/リットル) 亜硫酸ナトリウム(1.03モル/リットル) メタ重亜硫酸アンモニウム(0.06モル/リットル) 臭化アンモニウム(0.35モル/リットル) ヨウ化アンモニウム(0.02モル/リットル) 硝酸銀(0.0093モル/リットル) 酢酸(0.038モル/リットル) 水酸化アンモニウム(pH=7.8に調節するに必要な
量)
【0042】定着液及び水溶液に含まれるチオ硫酸塩、
亜硫酸塩及び臭化物イオンはイオンクロマトグラフィー
で分析した。ヨウ化物イオン及び銀イオンについてはプ
ラズマ原子発光分析法(ICP−AES)で分析した。実施例1 この実施例では、キャリヤーとして用いた種々のクラウ
ン−エーテルのハロゲン化物イオンに対する選択性につ
いて検討した。このため、水溶液中のハロゲン化物イオ
ン、銀イオン、チオ硫酸イオン及び亜硫酸イオンの存在
を調べた。本発明において使用可能なキャリヤーは、定
着液から亜硫酸イオン及び銀イオンを抽出することはな
い。従って、実施例の結果はハロゲン化物イオンとチオ
硫酸イオンだけに関するものとした。
【0043】これらの結果を表1に記載する。
【0044】
【表1】
【0045】アザクラウンC1 は1,4,10,13−
テトラオキサ−7,16−ジアザシクロオクタデカンで
ある:
【0046】
【化13】
【0047】アザクラウンC2 は1,4,10−トリオ
キサ−7,13−ジアザシクロペンタデカンである:
【0048】
【化14】
【0049】化合物VIIIのチアクラウンは1,4,
10,13−テトラオキサ−7,16−ジチアシクロオ
クタデカンである:
【0050】
【化15】
【0051】実施例2 この実施例では、抽出されるハロゲン化物の%に対する
キャリヤーの構造の効果について検討した。このため、
キャビティの大きさが等しいキャリヤー:18−クラウ
ン−6、ベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−18
−クラウン−6について検討した。表2に、2時間、5
時間及び22時間後に抽出されたヨウ化物の%を記載し
た。
【0052】
【表2】
【0053】表2より、定着浴から抽出されたヨウ化物
のパーセントがジベンゾ−18−クラウン−6からベン
ゾ−18−クラウン−6、18−クラウン−6へと変化
するにつれて増加していることがわかる。実施例3 この実施例では、液体膜に保持されたハロゲン化物イオ
ンを受容する水溶液のpHが抽出されるハロゲン化物の
%に与える効果について検討した。このため、実施例1
の条件下で、キャリヤーとして18−クラウン−6を使
用した。pHは2〜10の間で変化させた。その結果を
図2に記載する。pHが酸性にすぎると、輸送されるヨ
ウ化物の量が著しく減少することが認められた。一方、
pHが6.0〜10.0の範囲では、輸送されるヨウ化
物の%は一定に保たれた。
【0054】実施例4 この実施例では、700mg(5.5×10-3モル/リ
ットル)のヨウ化物と9.3g/l(0.12モル/リ
ットル)の臭化物とを含有する定着液からこれらのハロ
ゲン化物の抽出を3回連続して再現することにより、7
2時間にわたり液体膜の安定性を検討した。実施例1の
実験条件下でヨウ化物については22時間で90%、臭
化物については24時間で10%に達するヨウ化物と臭
化物の抽出速度について、良好な再現性が認められた。実施例5 この実施例は、ヨウ化物、臭化物及びチオ硫酸イオンに
対する選択性に関して、溶媒中のキャリヤーの役割を示
すものである。この実施例では、実施例1の条件下で、
各種キャリヤーをクロロホルム中、10-2モル/リット
ルの濃度を使用した。これらの結果を表3に示す。表
中、S1 はチオ硫酸イオンに関して比較したヨウ化物イ
オンに対する選択性を表すものであって、S1 =(抽出
されたI- /初期のI- )/(抽出されたチオ硫酸イオ
ン/初期のチオ硫酸イオン)〔括弧内は重量濃度比〕で
ある。
【0055】S2 はチオ硫酸イオンに関して比較した臭
化物イオンに対する選択性を表し、S2 =(抽出された
Br- /初期のBr- )/(抽出されたチオ硫酸イオン
/初期のチオ硫酸イオン)〔括弧内は重量濃度比〕であ
る。S3 は臭化物イオンに関して比較したヨウ化物イオ
ンに対する選択性を表し、S3 =(抽出されたI- /初
期のI- )/(抽出されたBr- /初期のBr-)〔括
弧内は重量濃度比〕である。
【0056】キャリヤーI、II、III及びVIにつ
いては既に定義したとおりである。
【0057】
【表3】
【0058】この実施例は、化合物I、II及びVIに
よると、チオ硫酸イオンに対して非常に高く且つ非常に
選択的にハロゲン化物を抽出できることを示している。
このキャリヤー濃度では、ヨウ化物イオンが臭化物イオ
ンよりも優先的に抽出される。これは化合物IIで特に
明白である。実施例6 この実施例は、ヨウ化物、臭化物及びチオ硫酸イオンに
対する選択性に関して、溶媒中のキャリヤー濃度の効果
を示すものである。実施例1と同じ運転条件下で、前記
実施例とは異なるバッチから得られた18−クラウン−
6をキャリヤーとして10-1〜10-4モル/リットルの
濃度範囲で使用した。これらの結果を表4に記載した。
【0059】
【表4】
【0060】この実施例は、ハロゲン化物の選択的抽出
が10-1〜10-2モル/リットルの濃度において最適と
なることを示している。ヨウ化物イオンの臭化物イオン
に対する抽出選択性は、10-3〜10-4モル/リットル
の濃度において高くなる。実施例7 この実施例は、使用前にハロゲン化物塩によって飽和さ
せる予備状態調節を行うことにより、ヨウ化物イオンの
抽出に関して液体膜の効率を改良できることを示すもの
である。
【0061】このため、実施例1と同様の手順で、クラ
ウン−エーテルとして18−クラウン−6を10-2モル
/リットルの濃度で使用した。これらの結果を、24時
間で抽出されたヨウ化物及び臭化物の%で示した。
【0062】
【表5】
【0063】上記結果より、ヨウ化物や臭化アンモニウ
ムで前処理すると、臭化物イオンは変化がなく、ヨウ化
物イオンの抽出速度に関して良好な結果が得られること
がわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハロゲン化物を抽出するための装
置の概略図である。
【図2】水溶液のpHに対して抽出されたヨウ化物及び
臭化物のパーセントをプロットしたグラフである。
【図3】液体膜の安定性を示すグラフである。
【符号の説明】 1…反応器 2…蓋 3、3’…第一の領域 4…定着液導入手段 5…第二の領域 6、6’…分離手段 7…水溶液供給手段 8…液体膜 9…定着液回収手段 10…水溶液除去手段 11…攪拌手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)有機溶媒中に巨大環状化合物を溶
    液として含む液体膜と写真用定着液とを接触させて、そ
    の写真用定着液から前記液体膜中へハロゲン化物イオン
    を輸送させる工程と、 (b)前記写真用定着液とは分離されている水溶液と前
    記液体膜とを接触させることによって、前記液体膜に保
    持されたハロゲン化物イオンを抽出する工程とを含み、 前記巨大環状化合物が、6個以上の酸素原子及び必要に
    応じて硫黄又は窒素原子を含み、その隣り合う二つの酸
    素、硫黄又は窒素原子が2個以上の炭素原子を含むアル
    キレン基によって分離されているクラウン−エーテル系
    化合物であることを特徴とする、写真用定着液からハロ
    ゲン化物イオンを選択的に抽出するための方法。
  2. 【請求項2】 前記巨大環状化合物が下式I: 【化1】 (上式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は水素又はアルキ
    ル、アリール、エステル、アミド、カルボキシ、スルホ
    ンアミド、スルホ、アルコキシ、アリールオキシもしく
    はポリアルコキシ基を表すか、或いはR1 とR2 及び/
    又はR3 とR4 が、必要に応じて酸素、硫黄又は窒素の
    異種原子を環原子として含む5〜7員の脂肪族環又は芳
    香族環を完成するに必要な原子を表し、n及びn’は1
    〜10であるが、これらn及びn’の合計値は4以上で
    ある)或いは下式II: 【化2】 〔上式中、A、B、C、D、E、Fは各々独立に酸素も
    しくは硫黄原子又はN−R5 (R5 は水素もしくはアル
    キル基である)或いは必要に応じて酸素又は硫黄の異種
    原子を環原子として含む5〜7員の脂肪族環又は芳香族
    環を2個の隣接原子と一緒に形成するに必要な原子を表
    し、x、y及びzは1〜3であるが、但し酸素原子は合
    計して6個以上含まれる〕で示される、請求項1に記載
    のハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための方法。
  3. 【請求項3】 前記巨大環状化合物が下式(A): 【化3】 で示されるジベンゾ−18−クラウン−6、下式
    (B): 【化4】 で示されるベンゾ−18−クラウン−6、下式(C): 【化5】 で示される18−クラウン−6、又は下式(D): 【化6】 で示される4,7,13,16,21,24−ヘキサオ
    キサ−1,10−ジアザビシクロ〔8,8,8〕ヘキサ
    コサンのいずれか一種である、請求項2に記載のハロゲ
    ン化物イオンを選択的に抽出するための方法。
  4. 【請求項4】 前記有機溶媒中の前記巨大環状化合物の
    濃度が10-6〜1モル/リットルである、請求項1に記
    載のハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための方
    法。
  5. 【請求項5】 前記有機溶媒中の前記巨大環状化合物の
    濃度が10-2〜10 -1モル/リットルである、請求項4
    に記載のハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための
    方法。
  6. 【請求項6】 前記液体膜に保持されたハロゲン化物イ
    オンを受容する前記水溶液のpHが6〜10である、請
    求項1に記載のハロゲン化物イオンを選択的に抽出する
    ための方法。
  7. 【請求項7】 前記液体膜を予めハロゲン化物塩で飽和
    処理しておく、請求項1に記載のハロゲン化物イオンを
    選択的に抽出するための方法。
  8. 【請求項8】 前記液体膜を予め臭化アンモニウム又は
    ヨウ化アンモニウムで飽和処理しておく、請求項7に記
    載のハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための方
    法。
  9. 【請求項9】 (a)写真用定着液を受容するための第
    一の領域(3、3’)と、 (b)分離手段(6)によって前記第一の領域と隔離さ
    れている第二の領域(5)と、 (c)前記第一の領域(3、3’)から前記第二の領域
    (5)へハロゲン化物原子を選択的に輸送するための、
    前記第一の領域と前記第二の領域とに接触している液体
    膜(8)とを含み、 前記液体膜が、6個以上の酸素原子及び必要に応じて硫
    黄又は窒素原子を含み、その隣り合う二つの酸素、硫黄
    又は窒素原子が2個以上の炭素原子を含むアルキレン基
    によって分離されているクラウン−エーテル系化合物
    を、有機溶媒中の溶液として含む、写真用定着液からハ
    ロゲン化物イオンを選択的に抽出するための装置。
  10. 【請求項10】 (d)写真用定着液を前記第一の領域
    (3、3’)へ導入するための手段(4)と、 (e)前記第二の領域(5)へ水溶液を供給するための
    手段(7)と、 (f)前記第一の領域(3、3’)から実質的にハロゲ
    ン化物イオンを含まない写真用定着液を回収するための
    手段(9)と、 (g)前記第二の領域からハロゲン化物原子を含有する
    水溶液を除去するための手段(10)と、必要に応じ
    て、 (h)攪拌手段(11)とをさらに含む、請求項9に記
    載の写真用定着液からハロゲン化物イオンを選択的に抽
    出するための装置。
  11. 【請求項11】 前記第二の領域(5)へ脱イオン水も
    しくは蒸留水又は処理機からの再循環水を供給する、請
    求項9に記載の写真用定着液からハロゲン化物イオンを
    選択的に抽出するための装置。
  12. 【請求項12】 前記定着液及び前記水溶液をそれぞれ
    前記第一の領域及び前記第二の領域へ連続供給し、且つ
    実質的にハロゲン化物イオンを含まない前記定着液及び
    ハロゲン化物イオンを含有する前記水溶液をそれぞれ前
    記第一の領域及び前記第二の領域から連続除去する、定
    着液を再循環するための請求項9に記載の装置。
JP8044850A 1995-03-02 1996-03-01 写真用定着液からハロゲン化物イオンを選択的に抽出するための方法及び装置 Pending JPH08339055A (ja)

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FR2731283A1 (fr) 1996-09-06
EP0729779B1 (en) 2002-11-20
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EP0729779A1 (en) 1996-09-04
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