JPH0833852A - 横型乾式ミル及びその運転方法 - Google Patents

横型乾式ミル及びその運転方法

Info

Publication number
JPH0833852A
JPH0833852A JP17414794A JP17414794A JPH0833852A JP H0833852 A JPH0833852 A JP H0833852A JP 17414794 A JP17414794 A JP 17414794A JP 17414794 A JP17414794 A JP 17414794A JP H0833852 A JPH0833852 A JP H0833852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mill
outer cylinder
horizontal dry
cylinder
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17414794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3165591B2 (ja
Inventor
Shinji Matsumoto
慎治 松本
Hirohisa Yoshida
博久 吉田
Kenji Nishizawa
賢二 西沢
Katsuyuki Ueda
勝征 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP17414794A priority Critical patent/JP3165591B2/ja
Publication of JPH0833852A publication Critical patent/JPH0833852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165591B2 publication Critical patent/JP3165591B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内面に攪拌翼を有し水平に固定された外筒、
外面に攪拌翼を有し前記外筒の内側に同心的に保持され
回転する内筒、及び前記外筒と内筒との間に充填された
多数の粉砕ボールを備え、同外筒と内筒との間に供給さ
れた粗粉状原料を粉砕し超微粉にして連続排出する横型
乾式ミルにおいて、ミル内部の粉体付着層の発生を防止
する。 【構成】 前記外筒に設けられた吸引口、同吸引口にダ
クトを介して連なりミル内部の空気を抽出するブロア、
前記ダクトに設けられた湿度計、及び同湿度計の検出値
が所定値となるよう前記ブロアの回転数を制御する制御
装置を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横型乾式ミルおよびその
運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の横型乾式ミルの断面図であ
る。図において、1は粗粒状原料を注入するための原料
ホッパー、2は供給機、3は外筒、3aは同外筒の内側
に設けられている攪拌翼、4は外筒3の内部に同心的に
配置され回転する内筒、4aは同内筒の外側に設けられ
ている攪拌翼、5は上記外筒と内筒との間の空間に充填
されている多数の粉砕ボール、6は粉体排出部、6aは
上記外筒と内筒の間の空間と粉体排出部との間の隔壁に
設けられている排出スリットである。7は粉体排出部の
下方に置かれている製品タンクである。
【0003】本装置において、破砕物は原料ホッパー1
から供給機2を経て横型乾式ミルに連続供給される。外
筒3と回転する内筒4との間隙に充填された粉砕ボール
5によって粉砕された微粒子は、排出スリット6aによ
り粉砕ボールと分離され、粉砕粉のみが連続排出され製
品タンク7に回収される。本システムは適正なミル回転
数制御による粉砕ボールの運動により粉体の内部搬送・
連続排出が行われるため、粉体搬送を目的とした送風・
集塵系統は設けられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】横型乾式ミルを連続運
転する場合、ミル内部は粉砕熱とミル冷却能力のバラン
ス点まで温度が上昇する。原料に含有されていた水分ま
たは大気中に含まれる水分は、その冷却面すなわちミル
の内壁にて結露を起こし、飛散した微粉を集め水架橋に
よる凝集を生じ、それが成長して粉体付着層を形成す
る。
【0005】従来は原料を可能な限り乾燥させてから供
給することによって、粉体付着の防止を図っていたが、
長時間連続運転が行われると、原料中に微量に含まれて
いた水分が蒸発し、ミル内湿気として蓄積・飽和蒸気状
態となり付着層が発生するため、根本的な解決策となっ
ていなかった。
【0006】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、ミ
ル内部の湿分を検知しながら、それを効果的に排除し、
粉体付着層の発生を防止しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、内面に攪拌翼を有し水平に固定され
た外筒、外面に攪拌翼を有し前記外筒の内側に同心的に
保持され回転する内筒、及び前記外筒と内筒との間に充
填された多数の粉砕ボールを備え、同外筒と内筒との間
に供給された粗粉状原料を粉砕し超微粉にして連続排出
する横型乾式ミルにおいて、次の特徴を有する横型乾式
ミルおよび同ミルの運転方法に関するものである。 (1)前記外筒に設けられた吸引口、同吸引口にダクト
を介して連なりミル内部の空気を抽出するブロア、前記
ダクトに設けられた湿度計、及び同湿度計の検出値が所
定値となるよう前記ブロアの回転数を制御する制御装置
を備えたことを特徴とする横型乾式ミル。 (2)ミル内部から抽出される空気の関係湿度を検知し
ながら、ミル内部から空気を抽出することによって、ミ
ル内部の関係湿度の調整を行うことを特徴とする横型乾
式ミルの運転方法。
【0008】
【作用】ミルを連続運転すると、原料に含有されていた
水分によってミル内は湿度が高くなる。この湿度の高い
空気を外部へ抽出すれば、外部からミル内へ湿度の低い
空気が入ってくる。排気中のダクトに設けられた湿度計
はミル内の関係湿度を検出している。ブロアの回転数を
高め、抽出流量を大にすればミル内の湿度は低下する。
湿度計の検出値が所定値になるようブロアの回転数を制
御することによって、ミル内の関係湿度を調整すること
ができ、これによって粉体付着層の発生を防止する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る横型乾式ミル
の断面図である。図において、8は外筒3に設けられた
吸引口、9は同吸引口にダクトを介して連るバグフィル
ター、10は同バグフィルターにダクトを介して連る流
量計、11は同流量計に設けられたドレンコック、12
は上記流量計にダクトを介して連るブロア、13はバグ
フィルター9の後流側のダクト上に設けられている湿度
計である。符号8〜13を付した部分によって抽気系統
が構成されている。
【0010】本装置においては、吸引口8からブロア1
2を用いてミル内部の空気を強制的に抽気して換気を行
う。吸引口8とブロア12の間に設けられているバグフ
ィルター9は簡易集塵のためのものであり、流量計10
は抽気量計測のためのものである。ドレンコック11は
流量計内部で結露した蒸気を排出するためのものであ
る。また湿度計13はミル内部の関係湿度を測定するた
めのものである。流量計10と湿度計13の検出値信号
は、ブロア12に付属する図示していない制御装置に送
られる。原料から発生する水分量はほぼ一定であるか
ら、抽気流量を増加させると、ミル内部の関係湿度は低
下する。したがって、ブロアの回転数を制御し、抽気流
量を変えることによって、ミル内部の関係湿度が調整さ
れる。
【0011】図2および図3は本実施例の効果を比較す
るために示した運転状態であり、図2は抽気系統の無い
もの、即ち従来の技術による運転状態、図3は実施例に
示した抽気系統を有し、ミル内の関係湿度を30%に保
った場合の運転状態を示す図である。各図には横軸に運
転継続時間〔hr〕を取り、縦軸には排供比(=粉体排出
量〔kg〕/原料供給量〔kg〕)と動力比(定常時の動力
に対する動力の比)が示してある。排供比は運転開始か
ら数時間の間は0から1以上に変化し、数時間後に安定
し、定常状態で1となるものである。また動力比も、数
時間後の定常状態において1となるものである。
【0012】抽気系統無しの場合(図2)は、運転時間
3時間付近から動力漸増・排供比漸減傾向を示し、安定
運転継続が困難となり、ミルトリップとなった。試験後
ミル内部点検の結果、ミル上部に大量の粉体付着層が確
認された。これらより、ミルトリップの原因は水架橋に
よる付着発生である事が判明した。一方、抽気系統有り
の場合(図3)は、運転時間が経過した後も、動力・排
供比ともに安定していた。試験後の内部点検により、付
着層も非常に軽微であることが確認された。また、ミル
関係湿度を変化させた試験を行い、関係湿度30%以下
とすれば、ミルトリップに陥るような粉体付着層の発生
を防止出来ることが確認された。
【0013】以上詳述した実施例は、粉砕ボールを用い
る横型乾式ミルにおいて、ミル運転に悪影響を及ぼすミ
ル内粉体付着を、ミル内関係湿度を30%とするよう抽
気システムを設置・制御することによって防止し、良好
な運転状態を維持可能とした例である。
【0014】
【発明の効果】本発明の横型乾式ミルにおいては、前記
外筒に設けられた吸引口、同吸引口にダクトを介して連
なりミル内部の空気を抽出するブロア、前記ダクトに設
けられた湿度計、及び同湿度計の検出値が所定値となる
よう前記ブロアの回転数を制御する制御装置を備え、あ
るいはこのような装置によって、ミル内部から抽出され
る空気の関係湿度を検知しながら、ミル内部から空気を
抽出することによって、ミル内部の関係湿度の調整を行
うので、ミル内部の粉体付着層の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る横型乾式ミルの断面
図。
【図2】抽気系統無しの従来技術に係る運転状態。
【図3】抽気系統有りの上記実施例に係る運転状態図。
【図4】従来の横型乾式ミルの断面図。
【符号の説明】
1 原料ホッパー 2 供給機 3 外筒 3a 攪拌翼 4 内筒 4a 攪拌翼 5 粉砕ボール 6 粉体排出部 6a 排出スリット 7 製品タンク 8 吸引口 9 バグフィルター 10 流量計 11 ドレンコック 12 ブロア 13 湿度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 勝征 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に攪拌翼を有し水平に固定された外
    筒、外面に攪拌翼を有し前記外筒の内側に同心的に保持
    され回転する内筒、及び前記外筒と内筒との間に充填さ
    れた多数の粉砕ボールを備え、同外筒と内筒との間に供
    給された粗粉状原料を粉砕し超微粉にして連続排出する
    横型乾式ミルにおいて、前記外筒に設けられた吸引口、
    同吸引口にダクトを介して連なりミル内部の空気を抽出
    するブロア、前記ダクトに設けられた湿度計、及び同湿
    度計の検出値が所定値となるよう前記ブロアの回転数を
    制御する制御装置を備えたことを特徴とする横型乾式ミ
    ル。
  2. 【請求項2】 内面に攪拌翼を有し水平に固定された外
    筒、外面に攪拌翼を有し前記外筒の内側に同心的に保持
    され回転する内筒、及び前記外筒と内筒との間に充填さ
    れた多数の粉砕ボールを備え、同外筒と内筒との間に供
    給された粗粉状原料を粉砕し超微粉にして連続排出する
    横型乾式ミルの運転方法において、ミル内部から抽出さ
    れる空気の関係湿度を検知しながら、ミル内部から空気
    を抽出することによって、ミル内部の関係湿度の調整を
    行うことを特徴とする横型乾式ミルの運転方法。
JP17414794A 1994-07-26 1994-07-26 横型乾式ミル及びその運転方法 Expired - Fee Related JP3165591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17414794A JP3165591B2 (ja) 1994-07-26 1994-07-26 横型乾式ミル及びその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17414794A JP3165591B2 (ja) 1994-07-26 1994-07-26 横型乾式ミル及びその運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0833852A true JPH0833852A (ja) 1996-02-06
JP3165591B2 JP3165591B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=15973501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17414794A Expired - Fee Related JP3165591B2 (ja) 1994-07-26 1994-07-26 横型乾式ミル及びその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165591B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127615A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 三菱日立パワーシステムズ株式会社 固体燃料粉砕装置および固体燃料粉砕装置の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127615A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 三菱日立パワーシステムズ株式会社 固体燃料粉砕装置および固体燃料粉砕装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3165591B2 (ja) 2001-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4251356A (en) Apparatus for classifying the constituents of a pneumatically conveyed tobacco-containing stream
US4754934A (en) Vertical grinding mill
RU2672125C1 (ru) Охладитель формовочного песка
JP5147023B2 (ja) 微粉状鉱物製品の製造方法
US2313956A (en) Dispersion mill
JPH0833852A (ja) 横型乾式ミル及びその運転方法
JP5515160B1 (ja) 汚泥乾燥機
CN108202424A (zh) 一种用于色母料干燥与筛分的装置
WO2003006167A1 (en) The apparatus for particle separation and sorting and washing and drying
JP3165557B2 (ja) 乾式媒体型超微粒ミルの運転方法
JP2764607B2 (ja) 粉粒体の乾燥方法およびその装置
US4736692A (en) Method of handling fuel
US2811222A (en) Apparatus and process for collecting fine particles
JPH0549418A (ja) 精米直後の米の冷却方法
JPS609228B2 (ja) 流動乾燥機における偏気流発生装置
JP2526226B2 (ja) エアスウエプトボ−ルミル
JPH069649B2 (ja) 粉粒体の造粒・コーチング、乾燥装置
JPH0128825Y2 (ja)
JP2000176305A (ja) 粉砕装置
Slangen Simultaneous granulation and drying of filter cake
RU1779403C (ru) Установка дл переработки сыпучих материалов
FR2437872A1 (fr) Broyeur a marteaux, notamment pour moudre des cereales
SaijPaul et al. Combine separation and cleaning device-design concepts
JPH0244853Y2 (ja)
JP2000157882A (ja) ローラミル

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010130

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees