JPH08338218A - 内燃機関の並列式オイルフィルタ装置 - Google Patents

内燃機関の並列式オイルフィルタ装置

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JPH08338218A
JPH08338218A JP7143116A JP14311695A JPH08338218A JP H08338218 A JPH08338218 A JP H08338218A JP 7143116 A JP7143116 A JP 7143116A JP 14311695 A JP14311695 A JP 14311695A JP H08338218 A JPH08338218 A JP H08338218A
Authority
JP
Japan
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oil filter
oil
adapter
valve
outlet
Prior art date
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Pending
Application number
JP7143116A
Other languages
English (en)
Inventor
Sanae Miyahara
早苗 宮原
Tsuneharu Tachikawa
恒春 立川
Mikio Takei
幹夫 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08338218A publication Critical patent/JPH08338218A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタエレメントを取り外してもオイルの
流出がない内燃機関の並列式オイルフィルタ切換装置を
提供することを目的としている。 【構成】 アダプタ(11)のオイル入口(15)から
第1および第2のオイルフィルタ(10a、10b)に
至る流入流路(19a、19b)ならびに第1および第
2のオイルフィルタ(10a、10b)からオイル出口
(16)に至る流出流路(18a、18b)にそれぞれ
スプリングで閉じ、弁体に設けられた作動棒(1c、8
c)により弁体を開く開閉弁(1a、8a)を設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1および第2のオイ
ルフルタをそれぞれ着脱可能に取り付けるアダプタを有
し、そのアダプタには第1および第2のオイルフィルタ
にそれぞれ油を供給し排出する入口および出口を有して
いる内燃機関の並列式オイルフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、マリンエンジンや発電機用エン
ジンにおいては、稼働中にできるだけエンジンを停止し
ないよう並列式オイルフィルタを機関を停止しないで交
換する技術は知られている。そして、従来は図2(第1
のオイルフィルタ10aが取り外された状態を示す)に
示すように、オイル入口側15の切換弁21とオイル出
口側16の切換弁22とをそれぞれ切換えて、交換する
オイルフィルタ側の流路を遮断してエレメントを交換す
る技術が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術においては2カ所の切換弁21と22とを順次に切
換えてエレメントを交換するので、切換弁の操作を忘れ
たり切換弁の方向を間違えると高温のオイルが流出し危
険であると共にエンジン焼き付きの心配があるという問
題があった。
【0004】また、実開昭64−13208号公報の技
術や実開平4−57204号公報の技術が開示されてい
るが、前者は油温によりオイルフィルタを切換える技術
であり、後者はカートリッジ式オイルフィルタの改良に
関するもので、いずれも上記の課題を解決するものでな
い。
【0005】したがって、本発明はフィルタエレメント
を取り外してもオイル流出がない内燃機関の並列式オイ
ルフィルタ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1お
よび第2のオイルフルタをそれぞれ着脱可能に取り付け
るアダプタを有し、そのアダプタには第1および第2の
オイルフィルタにそれぞれ油を供給し排出する入口およ
び出口を有している内燃機関の並列式オイルフィルタ装
置において、前記入口から第1および第2のオイルフィ
ルタに至る流入流路ならびに第1および第2のオイルフ
ィルタから前記出口に至る流出流路にそれぞれ弁が閉じ
る方向に付勢されたスプリングを有する第1および第2
の入口弁および第1および第2の出口弁を設け、それら
の第1および第2の入口弁ならびに出口弁はいずれも弁
体に設けられた作動棒を有し、前記作動棒はオイルフイ
ルタがアダプタに取り付けられた場合にオイルフィルタ
の一部と係合する寸法であり、オイルフィルタがアダプ
タに取り付けられると共に作動棒はスプリングに抗して
弁体を開くよう構成されている。
【0007】
【作用効果の説明】本発明の内燃機関の並列式オイルフ
ィルタ装置によれば、第1のオイルフィルタを交換する
場合、第1のオイルフィルタをアダプタから取り外せ
ば、第1のオイルフィルタにオイルが流入する第1の入
口弁は、弁体に設けられた作動棒が第1のオイルフィル
タとの係合が解除され、弁体は閉じる方向に付勢された
スプリングにより押されて閉じる。また、同様に出口弁
の弁体に設けられた作動棒も第1のオイルフルタとの係
合が解除されて出口弁が閉じるので、第1のオイルフィ
ルタが取り外されたことによりアダプタのオイルの出入
口からオイルが流出することはない。そして、オイルフ
ィルタ回路は第2のオイルフィルタにより機能を果たし
ているので、エンジンは正常に運転できる。
【0008】また、新しいオイルフィルタを取り付けれ
ば、第1の入口弁と第1の出口弁との弁体に設けられた
作動棒が新しいオイルフィルタと係合して第1の入口弁
と第1の出口弁とを開弁するので、新しいオイルフィル
タは作動を開始する。
【0009】また、第2のオイルフィルタを交換する場
合も同様であり、したがって、安全かつ容易にオイルフ
ィルタをエンジンの運転中に交換することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0011】図において、従来技術と同じ機能を有する
部材には同じ符号を付けて重複説明は省略する。
【0012】図1は本発明に係る並列式オイルフィルタ
装置(図示の例はカートリッジ式オイルフィルタを示
す)で、アダプタ11にはカートリッジ式の第1のオイ
ルフィルタ10aがアダプタ11の第1のねじ部12a
から取り外され、第2のオイルフィルタ10bが第2の
ねじ部12bに螺合された状態を示している。
【0013】また、アダプタ11の第1及び第2のねじ
部12a、12bにはそれぞれ第1及び第2の出口弁8
a、8bが設けられ、スプリング9a、9bにより弁座
17の方向(図の下方)に付勢されている。そして、そ
の第1の出口弁8aの弁体には作動棒8cが設けられ、
オイルフィルタ10aが取り付けられた場合、その作動
棒8cはオイルフィルタ10aの隔壁13aと係合して
第1の出口弁8aを開くよう構成されている(図の右側
のオイルフィルタ10bを取り付けた状態を参照)。ま
た、その出口弁8aは流出流路18aを介してオイルの
出口16に連通している。
【0014】さらに、オイルの入口15は流入流路19
aを経て、前記第1の出口弁8aと同様に作動棒1cを
有し、スプリング2aで付勢された第1の入口弁1aを
介してオイルフィルタ10aにオイルが流入するよう構
成されている。
【0015】ここで、符号4はオイルフィルタ内のオイ
ル通路、符号5は濾紙、符号6は内筒、符号7はオイル
の通路穴、符号8dはガイド、符号20はスプリング、
矢印はオイルの流れをそれぞれ示している。
【0016】以下、作用について説明する。
【0017】オイルフィルタ10aを交換する場合、オ
イルフィルタ10aを回転させれば、アダプタ11のね
じ部12aからオイルフィルタ10aが取り外される。
そのとき、アダプタ11の入口15から流入流路19a
に入ってきたオイルは第1の入口弁1aの弁体に設けら
れた作動棒1cはオイルフィルタ10aの隔壁13aと
の係合が解除され、スプリング2aで付勢されて閉弁さ
れているので、オイルフィルタ10aの上部に設けられ
た凹部3以外にオイルが流出することはない。
【0018】また、同様に流出流路18aのオイルは第
1の出口弁8aが閉じているので、オイルが流出するこ
とはない。そして、入口15から流入したオイルは並列
に設けられた第2のオイルフィルタ10bを通ってアダ
プタ11の出口16から流出するので、エンジンに対す
るオイルの供給は確保される。
【0019】そこで、新しいオイルフィルタをアダプタ
11のねじ部12aに螺合すれば、第1の入口弁1a及
び第1の出口弁8aの作動棒1cと8cとがオイルフィ
ルタの隔壁13aと係合し、第1の入口弁1a及び第1
の出口弁8aが開弁され、オイルフィルタは作動を開始
する。
【0020】第2のオイルフィルタ10bも全く同様に
交換することができる。
【0021】以上、カートリッジ式のオイルフィルタを
例に説明したが、本願の発明はカートリッジ式に限定さ
れるものでなく、センタボルト式オイルフルタの場合に
も実施可能であり、例えば図3に示すように、カートリ
ッジ式の隔壁13aに換えてフィルタエレメント25の
エンドプレート26と作動棒1cとが係合するよう構成
すれば同様に作用させることができ、交換されるフィル
タ(フィルタエレメントを含む)に作動棒と係合する個
所が存在すれば、実施可能である。なお、ここで符号2
7はセンタボルト、符号28はオイルフィルタ本体を示
す。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
以下の優れた効果を奏することができる。
【0023】(1) オイルフィルタを取り外すことに
よりオイルフィルタと係合していた弁体の作動棒が係合
を解除され、オイルフィルタの入口弁と出口弁とがそれ
ぞれ閉弁される。
【0024】(2) したがって、操作忘れや操作ミス
等によるオイルの流出が防止でき、エンジン運転中でも
安全にオイルフィルタの交換ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す並列式オイルフィルタ
の切換装置の側断面図。
【図2】従来の技術の例を示すオイルフィルタの側断面
図。
【図3】センタボルト式オイルフィルタの場合の例を示
す要部の側断面図。
【符号の説明】
1a・・・第1の入口弁 1b・・・第2の入口弁 2a、2b、9a、9b・・・スプリング 1c、8c・・・作動棒 3・・・凹部 8a・・・第1の出口弁 8b・・・第2の出口弁 10a・・・第1のオイルフィルタ 10b・・・第2のオイルフィルタ 11・・・アダプタ 12a・・・第1のねじ部 12b・・・第2のねじ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のオイルフルタをそれぞ
    れ着脱可能に取り付けるアダプタを有し、そのアダプタ
    には第1および第2のオイルフィルタにそれぞれ油を供
    給し排出する入口および出口を有している内燃機関の並
    列式オイルフィルタ装置において、前記入口から第1お
    よび第2のオイルフィルタに至る流入流路ならびに第1
    および第2のオイルフィルタから前記出口に至る流出流
    路にそれぞれ弁が閉じる方向に付勢されたスプリングを
    有する第1および第2の入口弁ならびに第1および第2
    の出口弁を設け、それらの第1および第2の入口弁なら
    びに出口弁はいずれも弁体に設けられた作動棒を有し、
    前記作動棒はオイルフイルタがアダプタに取り付けられ
    た場合にオイルフィルタの一部と係合する寸法であり、
    オイルフィルタがアダプタに取り付けられると共に作動
    棒はスプリングに抗して弁体を開くことを特徴とする内
    燃機関の並列式オイルフィルタ装置。
JP7143116A 1995-06-09 1995-06-09 内燃機関の並列式オイルフィルタ装置 Pending JPH08338218A (ja)

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