JPH083377B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH083377B2
JPH083377B2 JP2022371A JP2237190A JPH083377B2 JP H083377 B2 JPH083377 B2 JP H083377B2 JP 2022371 A JP2022371 A JP 2022371A JP 2237190 A JP2237190 A JP 2237190A JP H083377 B2 JPH083377 B2 JP H083377B2
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heat exchanger
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義樹 碇
俊幸 小室
庄司 常川
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、暖房運転時に蒸発器(室外熱交換器)で生
成されたドレン水を凝縮器(室内熱交換器)へ散水して
室内の加湿を行なうようにした空気調和機に関する。
(ロ)従来の技術 従来、暖房運転時にドレン水を使って室内の加湿を行
なわせる空気調和機としては、特開平1−131838号公報
に示されたようなものが開示されている。
この内容によれば、室外熱交換器で生成されたドレン
水はドレンパンで受けられて、ポンプによって貯溜器に
溜められる。この貯溜器内において、ドレン水を室内熱
交換器へ導びくパイプはその底部に、ドレン水をドレン
パンへ導びく戻しパイプは一定の高さ以上の場所に夫々
配置されている。そしてドレン水の水位が一定以下の時
には、このドレン水はパイプを介してすべて室内熱交換
器へ導びかれ、一方ドレン水の水位が一定以上になった
時には、この高くなった分のドレン水は戻しパイプに流
れ込む前述のドレンパンへ戻される。
(ハ)発明が解決しようとする課題 このような空気調和機において、パイプの径が大きい
と、多量のドレン水が室内熱交換器に散水されこの熱交
換器の温度が下がって、暖房能力が低下することがあっ
た。又、このパイプの径を小さくすると、ゴム等がこの
パイプにつまってドレン水が流れにくくなり、ドレン水
が室内熱交換器に散水されないおそれがあった。
尚、ポンプの回転数を変えて室内熱交換器に散水され
るドレン水の量を可変することも考えたが、この場合
は、ポンプの回転数を可変にするための制御器が必要と
なり、大幅なコストアップは避けられなかった。
本発明は室内熱交換器へ流れ込むドレン水の量を略一
定に保って、暖房能力の低下を少なくすることを目的と
したものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明は、暖房運転時に
蒸発器で生成されたドレン水を受けるドレンパンと、こ
のドレンパン内のドレン水を貯溜器へ送り込むポンプと
を備え、この貯溜器にはドレン水を汲み上げて凝縮器へ
流す導水部と、この貯溜器内のドレン水をドレンパンへ
戻す戻しパイプとを設けるようにしたものである。
(ホ)作用 貯溜器内のドレン水は導水部によって必要量が凝縮器
に導びかれ、それ以外のドレン水(余剰ドレン水)は戻
しパイプを介してドレンパンに戻される。
(ヘ)実施例 本発明の一実施例を図面と共に説明する。第1図にお
いて、1は壁を貫通して取り付けられる空気調和機で、
その外箱は外装ケース2と化粧ケース3とから構成され
ている。この外箱には外装ケース2の底面上をスライド
して挿入される底板4が収納されている。
5は底板4上に設けられたケーシングで、外箱内を室
内側室6と室外側室7とに区画する区画板8を有してお
り、室内用のクロスフローファン9が内蔵されている。
この室内側室6において、10は底板4上に設けられ排
水口11を室外側室7に連通させた室内ドレンパン、12は
ケーシング5の前部に取り付けられ、この室内ドレンパ
ン上に配置される室内熱交換器で、冷房運転時に蒸発器
として暖房運転時に凝縮器として作用する。13はこの室
内熱交換器12の上に載置される散水器、14はこの散水器
よりも上方で、ケーシング5の側面15に固定された貯溜
器である。この貯溜器14には、散水器13につながる第1
のパイプ16と、室外側室7につながる戻しパイプ17と、
室外側室7からの第2のパイプ18とが設けられている。
19は戻しパイプ17の水平部に上向きに取り付けられた空
気抜きパイプで、上端20は貯溜器14と略同一の高さまで
立ち上げられている。
そして、クロスフローファン9の回転によって室内空
気を化粧ケース3の吸込口21から吸込み室内熱交換器12
で加熱もしくは冷却した後、この室内空気を化粧ケース
3の吐出口22から室内23へ吹き出させるようになってい
る。
一方、室外側室7において、24はプロペラファン、25
はこのプロペラファン24の駆動用モータ、26は冷房運転
時に凝縮器として作用し、暖房運転時に蒸発器として作
用する室外熱交換器、27は底板の一部を窪ませた室外ド
レンパンで、冷房運転時には室内熱交換器12で発生した
室内ドレンパン10の排水口11から室外側室7流れ込んだ
ドレン水を貯溜し、一方暖房運転時には室外熱交換器26
で発生して滴下したドレン水を貯溜する。28は室外ドレ
ンパン27に配置されるドレンポンプで、このポンプ28と
貯溜器14とは第2のパイプ18でつながれている。
そして、プロペラファン24の回転によって室外空気は
室外熱交換器26の両側に設けた吸込口(図示せず)より
吸込まれ室外熱交換器26で冷却もしくは加熱された後吐
出口29から室外30へ排出させる。
第2図ないし第4図は貯溜器14の斜視図並びに断面図
で、貯溜器14は、この底面に取付片31があり、ケーシン
グ5の側面15(第1図参照)に取り付けられる。この貯
溜器14はその底面32の右隅部を立ち上げてこの立ち上げ
面33にはこの面よりも更に上方へ延びた筒状の第1接続
口34が形成されている。この第1接続口34には戻しパイ
プ17(第1図参照)がつながれる。35は貯溜器14の側面
に設けた第2接続口で、この第2接続口35には第2のパ
イプ18(第1図参照)がつながれる。36は貯溜器14の底
面の隅に設けた第3接続口で、この第3接続口36には第
1のパイプ16(第1図参照)がつながれる。37は第3接
続口36を囲む堰で、貯溜器14の底面32並びに立ち上げ面
33から上方へ突出されている。この堰37によって貯溜器
14内は、第1並びに第2接続口34,35が位置する第1の
受部38と、第3接続口36が位置する第2の受部39とに仕
切られている。この第2の受部39には第4図で示すよう
ピン40が形成されている。41はこの堰37に跨がって配置
される導水部材で、一方には逆U字状の導水部(導水
片)42が、他方には取付穴43が夫々形成されている。こ
の導水部42は3個あり、ピン40にこの取付穴43を差し込
むと、その断面形状は第4図に示すようになる。
すなわち、逆U字状の導水部42と堰37とは0.1mm〜0.5
mm程度の間隙aが保たれた状態で導水部42が堰37を跨い
でいる。
そして、室外ドレンパン27に溜ったドレン水はドレン
ポンプ28で汲み上げられ第2のパイプ18を介して第2接
続口35から、貯溜器14の第1の受部38に流し込まれる。
この第1の受部38に流し込まれたドレン水のうち一定量
(後述する)以外のドレン水(余剰ドレン水)は、第1
接続口34を介して戻しパイプ17から室外ドレンパン27へ
戻される。ここで、第2接続口35から貯溜器14内に流入
されるドレン水はドレンポンプ28によって強制的に送り
込まれるのに対し、第1接続口34から流出されるドレン
水はこのドレン水の自重によって流下される。従って、
貯溜器14に流れ込むドレン水の量は、この貯溜器14から
流出するドレン水の量よりも多くなって、この貯溜器14
内の水位44は第3図や第4図で示すよう堰37の高さより
多少低い高さで安定する。この水位44の高さは、導水部
42の一端45の高さよりも高くなる。このようになると堰
37と導水部42との間隙aにドレン水46が毛細管現象によ
って吸い上げられ、その吸い上げられたドレン水は導水
部42の他端47より雫48となって、第2の受部39に流れ込
む。この時、貯溜器14内に流れ込んだドレン水にゴムが
混入していても、このゴムは貯溜器14内の底面32に沈殿
して、第2の受部39すなわち室内熱交換器12へ流れない
ようになっている。万一、ゴミが導水部42と堰37との間
隙aにつまったとしても、このつまった箇所は細長い間
隙の一部分に過ぎないため、つまった箇所以外の箇所か
らドレン水46が毛細管現象によって吸い上げられ、ドレ
ン水46は確実に第2の受部39から散水器13を介して室内
熱交換器12へ導びかれる。
第5図,第6図は上述の散水器13の斜視図並びに断面
図で、50はこの散水器13の側面に設けられた注水口で、
第1のパイプ16(第1図参照)がつながれる。51はこの
散水器13の長手方向に設けられた横長の貫通口、52はこ
の口より上方に立ち上げた堰で、この堰52によって貫通
口51が囲まれている。この貫通口51の短手方向には堰同
志をつなぐリブ53があり、取付ピン54が形成されてい
る。55はこの貫通口51に位置される導水部材で、この部
材55は取付片56と、この取付片56の両側面に突出された
逆U字状の導水部57と、取付片56の両側に形成した取付
穴58とから構成されている。このような導水部材55は5
個(図では1個)用意されていて、夫々の部材55の取付
穴58を取付ピン54に差し込んで、散水器13に導水部材55
を組み合せると、その断面形状は第6図に示すようにな
る。すなわち逆U字状の導水部57と堰52とは0.1mm〜0.3
mmの間隙bが保たれている。
この散水器13において、注水口50からドレン水がこの
散水器13に流れ込むと、そのドレン水は堰52に沿って流
れる。このようにして散水器13にドレン水59が溜まる
と、第6図に示すようにこのドレン水59の水位が導水部
57の下端よりも高くなる。このようになると堰52と導水
部57との間隙bにドレン水59が毛細管現象によって吸い
上げられ、その吸い上げられたドレン水は導水部57より
雫60となって室内熱交換器12へ滴下される。
又、このような導水部57は合計70個あり、従って約70
個の雫60が室内熱交換器12に滴下され、室内熱交換器12
の均一にドレン水が散水される。
この空気調和機1において、暖房運転を行なって室外
熱交換器26を蒸発器として作用させると、この室外熱交
換器26で生成されたドレン水は、ドレンポンプ28で吸い
上げられ第1図の実線矢印のように第2パイプ18を通っ
て貯溜器14に導びかれる。そして貯溜器14内に導びかれ
たドレン水のうち余剰ドレン水は戻しパイプ17を介して
室外ドレンパン27に戻される。それと同時に、貯溜器14
内の一定量のみのドレン水が導水部42を介して毛細管現
象で、この貯溜器14の第2の受部39へ汲み上げられる。
これによって、第1の受部38内のゴミ等は第2の受部39
へ導びかてれない(第4図参照)。このように一定量の
ドレン水が貯溜器14から第1のパイプ16を介して散水器
13に導びかれ、上述した方法によってドレン水が室内熱
交換器12に散水される。従って、室内熱交換器12に散水
されるドレン水の量が大きく増減することは少なく、こ
のドレン水が室内熱交換器12に散水されることにより、
この室内熱交換器12の温度が低下して暖房能力の低下を
小さく抑えている。
次に、この空気調和機1を風雨の強い時に暖房運転し
た(ハリケーン試験を行なった)場合について述べる。
まず室外ドレンパン27にはドレン水が貯溜されており、
戻しパイプ17の先端61はこのドレン水62に浸っている。
これによって戻しパイプ17には空気だまり63が形成され
ている。又、雨水が空気調和機1内に第1図に示すよう
に侵入している。このような状態で暖房運転を開始する
と、ドレンポンプ28の運転によってドレン水62は第2の
パイプ18を介して貯溜器14に導びかれる。そして、上述
した様に、この貯溜器14内に導びかれたドレン水は戻し
パイプ17を介して室外ドレンパン27に戻される。この
時、戻しパイプ17には空気だまり63があるが、この空気
だまり63は戻しパイプ17に導びかれたドレン水によって
空気抜きパイプ19を介して室内側室6へ抜かれ、ドレン
水はスムーズに室外ドレンパン27に戻される。もちろ
ん、貯溜器14内の一定量のドレン水は導水部42を介して
毛細管現象で第1の受部38から散水器13へ導びかれ、室
内熱交換器12へ散水される。このように、戻しパイプ17
に空気だまり63があっても、ドレン水が戻しパイプ17に
流れることにより、この空気だまり63は空気抜き管19よ
り抜けるので、貯溜器14内に空気が噴出するおそれはな
く貯溜器14からドレン水があふれて、空気調和機1の内
部の部品等にこのドレン水がかかるのを防止している。
(ト)発明の効果 以上述べたように、本発明は暖房運転時、蒸発器で生
成されたドレン水を受ける貯溜器にドレン水を汲み上げ
て凝縮器へ流す導水部と、この貯溜器内のドレン水をド
レンパンへ戻す戻しパイプとを設けるようにしたので、
この凝縮器へ流れ込むドレン水の量を略一定に保って、
暖房能力の低下を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示したもので、第1図は空気調
和機の断面図、第2図は貯溜器の一部を切断した斜視
図、第3図は貯溜器の断面図、第4図は第2図のIV−IV
部分を切断した断面図、第5図は散水器の分解斜視図、
第6図は散水器の断面図である。 1……空気調和機、12……凝縮器(室内熱交換器)、13
……散水器、14……貯溜器、17……戻しパイプ、26……
蒸発器(室外熱交換器)、27……(室外側)ドレンパ
ン、42……導水部(導水片)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発器から滴下したドレン水を受けるドレ
    ンパンと、このドレンパンで受けられたドレン水を汲み
    上げて溜める貯溜器と、この貯溜器内のドレン水を凝縮
    器へ散布するための散水器とを備えた空気調和機におい
    て、前記貯溜器にはこの貯溜器内のドレン水を汲み上げ
    て前記散水器へ流す導水部と、前記貯溜器内の余剰ドレ
    ン水を前記ドレンパンへ戻す戻しパイプを設けたことを
    特徴とする空気調和機。
JP2022371A 1990-01-31 1990-01-31 空気調和機 Expired - Fee Related JPH083377B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10205654B4 (de) * 2002-02-12 2005-10-06 Rittal Gmbh & Co. Kg Kühlgerät mit einem Verdampfer und einer darunter angeordneten Kondensatauffangwanne
DE102004012978B4 (de) * 2004-03-16 2010-11-25 Rittal Gmbh & Co. Kg Kühlgerät für einen Schaltschrank
JP6862489B2 (ja) * 2019-04-16 2021-04-21 ダイキン工業株式会社 空気調和機用ドレンポンプユニット

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