JPH01131837A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、暖房運転時に室外熱交換器で生成されたドレ
ン水を室内熱交換器へ散水して室内の加湿を行なうよう
にした空気調和機に関する。

（ロ）従来の技術 従来、暖房運転時にドレン水を使って室内の加湿を行な
わせる空気調和機としては、実公昭４８−２９７１５号
公報に示されたようなものが開示されている。

この内容によれば、室外熱交換器で生成されたドレン水
をくみ上げてパイプで室内熱交換器の上方の散水器へ導
びき、この室内熱交換器が発生する熱によってドレン水
を蒸発させて室内に送り出すようにしている。このパイ
プにはバイブ内を流れるドレン水の流量を調整するため
の調節弁を設けて、室内熱交換器へ流れるドレン水の量
を制御するようにしていた。

くハ）発明が解決しようとする問題点 このような空気調和機において、例えば調節弁を絞りぎ
みにすると、パイプに流れ込んだドレン水は、このパイ
プ内で徐々に溜って最終的にはこのパイプの入口からあ
ふれ出るおそれが考えられる。このようにパイプの入口
からドレン水があふれ出ると、空気調和機に収納された
モーター等の電気部品にドレン水が’７！１１かって絶
縁不良を起こし、故障の一因となる。

本発明は、加湿に必要なドレン水以外のドレン水を、速
やかに室外側室のドレンパンに回収して、空気調和機内
の電気部品の故障の一因を少なくすることを目的とした
ものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明は室外側室のドレン
パンに溜ったドレン水を室内熱交換器へ導びくパイプに
、ドレン水を一旦溜めるドレン貯溜器を設け、この貯溜
器内にドレン水が一定水位以上になるとオーバーフロー
する隔壁を設けると共に、この貯溜器にオーバーフロー
したドレン水を前記ドレンパンへ戻す戻しパイプを設け
るようにしたものである。

（＊）作用 室外側室のドレンパンに溜ったドレン水はパイプを介し
て貯溜器に一旦溜められ、この溜められたドレン水の水
位が隔壁の高さ以下の時には、このドレン水はすべて室
内熱交換器へ導びかれ、−方ドレン水の水位が隔壁の高
さよりも高くなった時には、この高くなったドレン水は
隔壁をオーバーフローして戻しパイプに流れ込み室外側
室のドレンパンへ戻される。

（へ）実施例 本発明の一実施例を図面と共に説明する。第１図におい
て、１は外装ケース２と化粧ケース３とから構成される
空気調和機の外箱で、この外箱には外装ケース２の底面
上をスライドして挿入される底板４が収納されている。

５は底板４上に設けられたケーシングで、外箱１内を室
内側室６と室外側室７とに区画する区画板８を有してお
り、室内用のクロスフローファン９が内蔵されている。

この室内側室６において、１０は底板４上に設けられ排
水口１１を室外側室７に連通させた室内ドレンパン、１
２はケーシング５の前部に取り付けられ、この室内ドレ
ンパン上に配置きれる室内熱交換器で、冷房運転時に蒸
発器として暖房運転時に凝縮器として作用する。１３は
この室内熱交換器１２の上に載置きれる散水器、１４は
この散水器よりも上方で、ケーシング５の側面１５に固
定されたドレン貯溜器である。この貯溜器１４には、散
水器１３につながる第１のパイプ１６と、室外側室７に
つながる戻しパイプ１７と、室外側室７からの第２のパ
イプ１８とが設けられている。

そして、クロスフローファン９の回転によって室内空気
を化粧ケース３の吸込口１９から吸込み室内熱交換器１
２で加熱もしくは冷却した後、この室内空気を化粧ケー
ス３の吐出口２０から室内２１へ吹き出きせるようにな
っている。

一方、室外側室７において、２２はプロペラファン、２
３は底板４上に設けられプロペラファン２２の駆動用モ
ータ２４を支える支持脚、２５は冷房運転時に凝縮器と
して作用し、暖房運転時に蒸発器として作用する室外熱
交換器、２６は底抜の一部を窪ませた室外ドレンパンで
冷房運転時には室内熱交換器１２で発生して室内ドレン
パン１０の排水口１１から室外側室７に流れ込んだドレ
ン水を貯溜し、一方暖房運転時には室外熱交換器２５で
発生して滴下したドレン水を貯溜する。

２７は室外ドレンパンに配置されるドレンポンプで、こ
のポンプ２７とドレン貯溜器１４とは第２のパイプ１８
でつながれている。

そして、プロペラファン２２の回転によって室外空気を
室外熱交換器２５の両側に設けた吸込口（図示せず）よ
り吸込み室外熱交換器２５で冷却もしくは加熱された後
この室外空気を吐出口２８から室外２９へ排出させる。

第２図はこの底板４の室外ドレンパン２６にドレンポン
プ２７が取り付けられる状態を示す分解斜視図で、３０
は底板４の室外ドレンパン２６に固定された枠状の取付
脚で、その四面には夫々通水孔３１が設けられている。

３２はこの取付脚３つの内面に沿って嵌合される第１フ
イルターで、左右の折り曲げ片３３が取付脚３０の折り
曲げ片７０に嵌まり合うようになっている。７１　は取
付脚３０の折り曲げ片７０に固定される下カバーで、こ
のカバーの左並びに右側面には内イ１１へ折り曲げた取
付片３５が設けられている。この取付片３５にはドレン
ポンプ２７の水平片３６がｔ１置される。３７は上カバ
ーで、その前片３８が下カバー７１の前面折り曲げ片３
９に固定される。このようにしてドレンポンプ２７は２
つのカバー７１．３７でおおわれ、その外観は第７図に
示すようになる。

第３図、第４図はドレン貯溜器１４の斜視図並びに断面
図で、貯溜器１４は、この底面に取付片４０があり、ケ
ーシング５の側面１５（第１図参照）に取り付けられる
。この貯溜器１４はその底面４１の右隅部を立ち上げて
この立ち上げ面４２にはこの面よりも更に上方へ延びた
筒状の隔壁４３のある接続口４４が形成されている。こ
の接読口４４には戻しバイブ１７（第１図参照）がつな
がれる。５２は貯溜器１４の側面に設けた接読口で、こ
の接続口５２には第２のバイブ１８（第１図参照）がつ
ながれる、４５は貯溜器１４の底面の隅に設けた接続口
で、この接続口４５には第１のバイブ１６（第１図参照
）がつながれる。又、この底面４１には立ち上り片４６
が形成されており、その上端４７の位置が立ち上げ面４
２と一致している。４８は第２フイルターで、この立も
上り片４６並びに立ち上げ面４２に＠置される。この第
２フイルター４８の目は第１フイルター３２の目よりも
細かく設定されている。４９はこのフィルターの把手で
、フィルター４８を貯溜器１４に取り付けた状態におい
て、その把手４９が貯溜器１４の側板５０よりも上方と
なり、第２フイルター４８が貯溜器１４から取り外しや
すくなっている。１５１はこの第２フイルター４８の隅
部の切欠部で、この切欠部５１が第３の接続口４４の筒
状の隔壁４３に沿うようになっている。

このようなドレン貯溜器１４において、接続口５２から
第２のバイブ１８を介して室外側室７のドレンパン２６
に溜ったドレン水が送り込まれ第２フイルター４８でこ
のドレン水中のゴミ等を除去して第１の接続口４５へ流
れるようにしている。ここで暖房運転時、外気の温度が
高く、室外熱交換器２５で生成されるドレン水の量が増
えて、第２のバイブ１８よりドレン貯溜器１４に送り込
まれる量が、第１のバイブ１６から排出きれる量よりも
多くなると、このドレン貯溜器１４内のドレン水の水位
が徐々に上がる。そして、その水位が接続口４４の隔壁
４３の高さよりも高くなると、そのドレン水は接続口４
４に流れ込み、戻しバイブ１７を介して室外側室７の底
板４へ戻される。すなわち、ドレン貯溜器１４によって
一定量以上のドレン水が散水器１３へ導びかれないよう
にしている。

第５図、第６図は上述の散水器１３の斜視図並びに断面
図で、５３はこの散水器１３の側面に設けられた注水口
で、第１のバイブ１６（第１図参照）がつながれる。５
４はこの散水器１３の長手方向に設けられた横長の貫通
口、５５はこの口より上方に立ち上げた堰で、この堰５
５によって貫通口５４が囲まれている。この貫通口５４
の短手方向には堰同志をっなぐリブ５６が１０個（図で
は６個）あり、その夫々に取付ピン５７が形成されてい
る。５８はこの貫通口に位置される導水部材で、この部
材５Ｂは取付片５９と、この取付片５９０両側面に突出
された逆Ｕ字状の導水片６０と、取付片５９の両端に形
成した取付穴６１とから構成されている。尚、この導水
片は合計１４個設けられている。このような導水部材５
８は５個（図では２個）用意されていて、夫々の部材５
８の取付穴６１を取付ピン５７に差し込んで、散水器１
３に導水部材５Ｂを組み合せると、その断面形状は第６
図に示すようになる。すなわち逆Ｕ字状の導水片６０と
堰５５とは０．３ｎｗｎ　〜１．０ｍｍの間隙ａが保た
れて、この導水片６０の一端６２は貫通口５４よりも下
方へ延びている。このように貫通口５４から下方へ延び
ている導水片６０は全部で７０個（１つの導水部材５８
における導水片６０は１４個あり、このような導水部材
が５個あるため）となっている。

この散水器１３において、注水口５３からドレン水がこ
の散水器１３に流れ込むと、そのドレン水は堰５５とこ
の散水器１３の外側の立ち上り片６３とで形成される流
水路６４に沿って流れ、反注水口側６５で合流する。こ
めようにして流水路６４にドレン水６６が溜まると、第
６図に示すようにこのドレン水６６の水位が導水片６０
の他端６７よりも高くなる。このようになると堰５５と
導水片６０この間隙ａにドレン水６６が毛細管現象によ
って吸い上げられ、その吸い上げられたドレン水は導水
片６０の一端６２より雫６８となって室内熱交換器１２
へ滴下される。ここでこのドレン水６６は導水片６０と
堰５５この細長い間隙ａを介して導びかれるため、たと
え、散水器１３内のドレン水にゴミが混入していて、こ
のゴミが導水片６０と堰５５この間隙ａにつまったとし
ても、このつまった箇所は細長い間隙の一部分に過ぎな
いため、つまった箇所以外の箇所からドレン水６６が毛
細管現象によって吸い上げられ、ドレン水６６の滴下に
支障をきたすおそれは少ない。

又、このような導水片６０は合計７０個あり、従って約
７０個の雫６８が室内熱交換器１２に滴下されるため上
述したゴミっまりがあったとしても、室内熱交換器１２
に均一にドレン水が散水される。又、散水器１３へのド
レン水の注水が停止されても、この散水器１３内のドレ
ン水６６の水位が導水片６０の他端６７よりも高い時に
は、毛細管現象によってこの散水器１３内のドレン水が
室内熱交換器１２へ滴下される。このようにして、散水
器１３にドレン水がなるべく残らないようにしている。

第７図はこの空気調和機において、上述したドレンポン
プ２７と、ドレン貯溜器１４と、散水器１３と、室内熱
交換器１２この関係を示した説明図である。この図にお
いて暖房運転時、室外熱交換器２５で生成されたドレン
水は、ドレンポンプ２７で吸い上げられ実線矢印のよう
にポンプの排水口６９から第２バイブ１８を通ってドレ
ン貯溜器１４に導びかれる。そして貯溜器１４内でドレ
ン水の水位が一定以上となるとそのドレン水は戻しバイ
ブ１７を介して室外側室７の室外ドレンパン２６に戻さ
れる。一方針溜器１４内のドレン水は第１パイプ１６を
介して散水器１３に導びかれ、この散水器１３の貫通口
５４の導水片６０から雫６Ｂとなって室内熱交換器１２
に滴下される。ここで、例えば室外側室７の室外ドレン
パン２６（第１図参照）に溜ったドレン水にゴミ等が混
入していた場合には、まず第１フイルター３２でこのゴ
ミが除去されて、ドレンポンプ２７の回転に支障をきた
さないようにしている。又、このドレンポンプ２７から
吐出されたドレン水にも第１フイルター３２を通過した
小さなゴミが混入されていることがあり、このような小
さなゴミは、貯溜器１４の第２フイルター４８（第４図
参照）で除去されて散水器１３に導びかれる。

又、第２パイプ１８は、トラップがないようにドレンポ
ンプ２７側へ傾斜した状態で配置されておりドレンポン
プ２７が停止した場合、第２パイプ１Ｂ内にドレン水が
残らないようにして、冬期のドレン水の凍結によって配
管ワレが生じないようにしている。

尚、冷房運転時はドレンポンプ２７の運転を停止させ、
室内熱交換器１２で生成されたドレン水を室内側のドレ
ンパン１０で受け、このドレンパン１０の排水口１１か
ら室外側室７の室外ドレンパン２６にｆｉめて図示しな
いスプラッシュ装置テ室外熱交換器２５へ散水する。

この第７図において、室内熱交換器１２の左側のＵ字管
６９は１列省略した。

（ト）発明の効果 以上述べたように、本発明は、室外側室のドレンパンに
溜ったドレン水を室内熱交換器へ導びくためのバイブに
ドレン貯溜器を設け、且つこの貯溜器にドレン水の水位
が一定以上になると、ドレン水が隔壁をオーバーフロー
して室外側室のドレンパンへ戻す戻しバイブを設けたか
ら、暖房時に生成されるドレン水の量が多くなってもバ
イブや貯溜器からドレン水があふれることはなく、空気
調和機内の電気部品にドレン水がかかって絶縁不良を起
こすのを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示したもので、第１図は空気調
和機の断面図、第２図はドレンポンプに取り付けられる
部品の分解斜視図、第３図はドレン貯溜器の斜視図、第
４図はドレン貯溜器の断面図、第５図は散水器の分解斜
視図、第６図は散水器の断面図、第７図はドレン処理装
置を示す説明図である。 ６・・・室内側室、　７・・・室外側室、　１２・・・
室内熱交換器、　　１３・・・散水器、　　１４・・・
ドレン貯溜器、　　１６．１８・・・パイプ、　　１７
・・・戻しパイプ、　　２５・・・室外熱交換器、　２
６・・・ドレンパン、　　４３・・・隔壁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）筺体の内部を室外側室と室内側室とに区画し、この
   室外側室には室外熱交換器と、この熱交換器から滴下す
   るドレン水を受けるドレンパンとを配置し、一方室内側
   室には室内熱交換器と、この熱交換器へドレン水を散水
   する散水器とを配置して、暖房運転時に前記ドレンパン
   に集められたドレン水をパイプを介して散水器へ導びく
   空気調和機において、このパイプには、前記ドレン水を
   一旦溜めるドレン貯溜器を設け、この貯溜器内にドレン
   水が一定水位以上になるとオーバーフローする隔壁を設
   けると共に、この貯溜器にオーバーフローしたドレン水
   を前記ドレンパンへ戻す戻しパイプを設けたことを特徴
   とする空気調和機。