JPH0833779A - ヘアーカッター - Google Patents

ヘアーカッター

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Publication number
JPH0833779A
JPH0833779A JP17453394A JP17453394A JPH0833779A JP H0833779 A JPH0833779 A JP H0833779A JP 17453394 A JP17453394 A JP 17453394A JP 17453394 A JP17453394 A JP 17453394A JP H0833779 A JPH0833779 A JP H0833779A
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JP
Japan
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hair
blade
supporting plate
groove
cutting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17453394A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ogawa
仁志 小川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で簡単にきれいな段カットを仕上げる
ことができるようにする。 【構成】 先端に複数本の突起1を設けると共に突起1
の間の面を毛髪支持面2として形成した一対の櫛状の毛
髪支持板3と、この一対の毛髪支持板3の間に配設され
る切断刃14とを具備する。両毛髪支持板3の先端の間
から両毛髪支持板3の間に導入された毛髪を切断刃14
で切断する。このヘアーカッターにおいて、一方の毛髪
支持板3に表裏面と毛髪支持面2に開口する溝部7を形
成する。一方の毛髪支持板3の毛髪支持面2と他方の毛
髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線Aよりも内側に切断
刃14の切断作用部6を位置させる。一方の毛髪支持板
3に設けた溝部7の底面と他方の毛髪支持板3の毛髪支
持面2を結ぶ線Bよりも外側に切断刃14の上記切断作
用部6を位置させて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、髪を梳かしながらカッ
トすることができるヘアーカッターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より髪を梳かしながらカットをおこ
なうことができるヘアーカッターが提供されているが、
例えば特開平4−218193号公報には毛髪の先端部
のみがカットされるようにしたヘアーカッターが開示さ
れている。図10(a)に示すようにこのヘアーカッタ
ー50は、本体10の先部に切断刃14を設けると共に
切断刃14の上側と下側に毛髪支持板3、3を備えて形
成されるものであって、上側の毛髪支持板3の先端には
下方に突出する突起1が形成してあると共に下側の毛髪
支持板3には先側に突出する突起1が形成してあり、各
毛髪支持板3の突起1、1の間の面を毛髪支持面2とし
て形成してある。
【0003】図10(b)に示すように切断刃14は固
定刃本体4bの先端面に複数本の刃部4aを突設した固
定刃4と、可動刃本体5bの先端面に複数本の刃部5b
を突設した可動刃5とから構成されており、固定刃4の
刃部4aと可動刃5の刃部5aは近接させて配設されて
いると共に可動刃5は固定刃4の幅方向に沿って往復移
動自在に形成されている。そして可動刃5を移動させて
固定刃4の刃部4aと可動刃5の刃部5bの重ね合わせ
られる部分が切断作用部6として形成されている。この
切断刃14は固定刃4の刃部4aと可動刃5の刃部5b
の間に毛髪30を導入し、可動刃5の移動で切断作用部
6に発生する剪断作用で毛髪30を切断するようになっ
ている。そしてこのヘアーカッター50では両毛髪支持
板3、3の毛髪支持面2、2を結ぶ線Eよりも内側に切
断作用部6を位置させて形成してある。
【0004】上記ヘアーカッター50は、毛髪支持板3
の先端面を毛髪に当てて上下に移動させ、毛髪支持板3
の突起1で髪を梳かすようにして使用するものである。
このとき上下の毛髪支持板3、3の両方の毛髪支持面
2、2で支持される毛髪30は切断刃14の切断作用部
6に導入されないようになっており、よってその毛髪3
0は途中では切断されないようになっている。またヘア
ーカッター50をさらに下方に移動させて毛髪30の先
端部が下側の毛髪支持板3の毛髪支持面2から外れる
と、毛髪30の先端部が切断刃14の切断作用部6に導
入されることになり、よって毛髪30の先端部は切断さ
れる。つまりこのヘアーカッター50では毛髪30に当
てて梳かすように上下に移動させて使用するだけで、毛
髪30の途中は切断されず、その先端部のみがカットさ
れるようになっており、このことで簡単にきれいに段カ
ットをおこなうことができるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例で
は、毛髪30の先端部のみが切断されるようになってい
るので、毛髪30の本数を減らすにはかなりの時間を要
することになり、特に幼児に対しておこなう散髪では短
時間で仕上げることが望ましいが、上記のヘアーカッタ
ー50では散髪を短時間で仕上げることができないとい
う問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、短時間で簡単にきれいな段カットを仕上げること
ができるヘアーカッターを提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るヘアーカッ
ター50は、先端に複数本の突起1を設けると共に突起
1の間の面を毛髪支持面2として形成した一対の櫛状の
毛髪支持板3と、この一対の毛髪支持板3の間に配設さ
れる切断刃14とを具備し、両毛髪支持板3の先端の間
から両毛髪支持板3の間に導入された毛髪30を切断刃
14で切断するようにしたヘアーカッターにおいて、一
方の毛髪支持板3に表裏面と毛髪支持面2に開口する溝
部7を形成し、一方の毛髪支持板3の毛髪支持面2と他
方の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線Aよりも内側
に切断刃14の切断作用部6を位置させると共に、一方
の毛髪支持板3に設けた溝部7の底面と他方の毛髪支持
板3の毛髪支持面2を結ぶ線Bよりも外側に切断刃14
の上記切断作用部6を位置させて形成して成ることを特
徴とするものである。
【0008】本発明にあって、溝部7を設けた毛髪支持
板3に調節板8をスライド移動自在に設けると共に調節
板8のスライド移動によって溝部7の開口を開閉自在に
形成することができる。また本発明にあって、溝部7を
設けた毛髪支持板3を他方の毛髪支持板3側に回動移動
自在に形成し、溝部7を設けた毛髪支持板3を他方の毛
髪支持板3側に回動移動させたときに切断刃14の先方
を覆うカバー片9を、溝部7を設けた毛髪支持板3の毛
髪支持面2の箇所に裏側へ突出させて設けることができ
る。
【0009】本発明にあって、溝部7を設けた毛髪支持
板3を他方の毛髪支持板3側に回動移動させたときに溝
部7の底面と他方の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ
線Cよりも内側に切断刃14の切断作用部6を位置させ
て形成することができる。
【0010】
【作用】一方の毛髪支持板3に表裏面と毛髪支持面2に
開口する溝部7を形成し、一方の毛髪支持板3の毛髪支
持面2と他方の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線A
よりも内側に切断刃14の切断作用部6を位置させると
共に、一方の毛髪支持板3に設けた溝部7の底面と他方
の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線Bよりも外側に
切断刃14の上記切断作用部6を位置させて形成したの
で、溝部7に導入されない毛髪30は、上下両方の毛髪
支持板3の毛髪支持面2で支持された状態では、切断刃
14の切断作用部6に達しないようにして切断されない
ようにすることができると共に、上記溝部7に導入され
ない毛髪30は、一方の毛髪支持板3の毛髪支持面2か
ら外れた状態では、その先端部のみが切断刃14の切断
作用部6に達して切断されるようにすることができる。
また溝7に導入された毛髪30はその上部が溝部7の底
面で、その下部の先端部が他方の毛髪支持板3の毛髪支
持面2でそれぞれ支持されることになり、よって溝7に
導入された毛髪30の途中部分が切断刃14の切断作用
部6に位置することになって、その途中部分で切断され
るようにすることができる。
【0011】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。本実
施例のヘアーカッター50は、本体10と本体10の先
端に設けられた櫛体11とから構成されている。本体1
0は図3に示すように電源やモーターなどが収納される
ハウジング12と、ハウジング12の先端に形成される
刃支持部13とから構成されており、刃支持部13の内
部には偏心軸等が収納されていると共に刃支持部13の
先端には切断刃14が設けてある。
【0012】切断刃14は固定刃4と可動刃5より構成
されている。固定刃4は矩形の固定刃本体4bの先端に
複数本の刃部4aを突設して形成されており、また可動
刃5は矩形の可動刃本体5bの先端に複数本の刃部5a
を突設して形成されており、この固定刃4の上側に可動
刃5を重ね合わせると共に固定刃4の刃部4aと可動刃
5の刃部5aとを近接させることによって切断刃14が
形成され、固定刃4の刃部4aと可動刃5の刃部5aの
近接部分が切断作用部6として形成してある。可動刃本
体5bは上記偏心軸に連結されていて、本体10の側面
に設けたスイッチ20をオンにすることで作動するモー
ターの駆動が偏心軸を介して可動刃5に伝えられるよう
になっており、このことで可動刃5はその幅方向に往復
移動自在に形成されている。
【0013】この切断刃14は、可動刃5が固定刃4の
上側で往復移動することによって、切断作用部6におい
て固定刃4の刃部4aの間の隙間と可動刃5の刃部5a
の間の隙間とが、重なる状態とずれる状態とに繰り返し
交互になるものである。そして固定刃4の刃部4aの間
の隙間と可動刃5の刃部5aの間の隙間とが重なった状
態で切断作用部6の両隙間に毛髪30を上下に貫通して
導入し、この後固定刃4の刃部4aの間の隙間と可動刃
5の刃部5aの間の隙間とがずれる状態になることによ
って、固定刃4の刃部4aと可動刃5の刃部5aの切断
作用部6において剪断作用が発生し、この剪断作用で切
断作用部6の両隙間に導入された上記毛髪30を切断す
ることができる。
【0014】図4に示すように櫛体11は上面11a、
下面11b及び両側面11cとで筒状に形成されるもの
であって、本実施例では上面11aおよび下面11bを
それぞれ毛髪支持板3として形成してある。両方の毛髪
支持板3の先端面には複数本の突起1が上下で対向する
ように突設されており、各毛髪支持板3の突起1、1の
間の面を毛髪支持面2として形成してある。また上側の
毛髪支持板3にはその毛髪支持面2と表裏面に開口する
溝部7が設けてある。そしてこの櫛体11はその内部に
刃支持部13と切断刃14を収納するようにして本体1
0の先端に挿着される。
【0015】図1にはヘアーカッター50の先端部分の
断面図が示してある。このヘアーカッター50では、両
方の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線Aが切断刃1
4の切断作用部6よりも外側に位置するように形成され
ていると共に、上側の毛髪支持板3に設けた溝部7の底
面と下側の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線Bが上
記切断刃14の切断作用部6よりも内側に位置するよう
に形成されている。
【0016】このようなヘアーカッター50は、スイッ
チ20をオンにして可動刃5を往復移動させた状態に
し、図5に示すように櫛体11の先端を毛髪30に当て
ながら下方に移動させるようにして突起1で毛髪30を
梳かすようにして使用されるが、この時突起1、1の間
に数本の毛髪30が導入される。その毛髪30のうちさ
らに数本は上下両方の毛髪支持板3の毛髪支持面2で支
持され、残りの数本は溝部7の内部に導入される。
【0017】上下両方の毛髪支持板3の毛髪支持面2で
支持される毛髪30は切断刃14の切断作用部6に達し
ないので、その途中で切断されることはないが、その後
ヘアーカッター50を下方に移動させていくと、この毛
髪30の先端部は下側の毛髪支持面2から外れて支持さ
れない状態になり、毛髪30自身の弾性でその毛髪30
の先端部が櫛体11の内方に移動し、切断刃14の切断
作用部6に達することになり、このように切断刃14の
切断作用部6に達した毛髪30の先端部は、上記固定刃
4と可動刃5の剪断作用によって切断される。
【0018】一方、溝部7に導入された毛髪30はその
上部が溝部7の底面で、その下部が下側の毛髪支持板3
の毛髪支持面2でそれぞれ支持されることになるが、こ
の毛髪30の途中部分は切断刃14の切断作用部6に達
することになり、よって上記固定刃4と可動刃5の剪断
作用で毛髪30がその途中部分において切断される。こ
のように本実施例のヘアーカッター50は、毛髪30の
先端部のみを切断する毛先カットと、毛髪30の途中部
分を切断するスキ刈りを同時におこなえるものであり、
上記従来例の毛先カットのみをおこなうものよりも多く
の毛髪30を短時間でカットすることができる。
【0019】図6には他の櫛体11の実施例が示してあ
り、この櫛体11には調節板8が設けてある。図6
(a)に示すように調節板8は基板15の先端に複数本
の覆い片16を突設すると共に基板15の表面に取手部
17を設けて形成されるものであり、この調節板8は溝
部7を設けた上側の毛髪支持板3の表面に前後スライド
移動自在に取り付けられている。そして図6(b)に示
すようにこの調節板8を前側にスライド移動させると、
覆い片16で溝部7の表面側の開口を覆い隠して閉口す
ることができるようになっており、このように溝部7の
表面側の開口を覆い隠して閉口することによって、覆い
片16で覆われた溝部7には毛髪30が導入されないよ
うにすることができる。またこの状態から図6(a)に
示すようにこの調節板8を後側にスライド移動させる
と、溝部7を表面側に開口することができ、毛髪30が
溝部7に導入されるようになる。
【0020】この櫛体11を用いたヘアーカッター50
では、調節板8を前側にスライド移動させることによっ
て、毛髪30が導入される溝部7の個数を減らすことが
でき、途中部分で切断される毛髪30の本数を減らすこ
とができ、また調節板8を後側にスライド移動させるこ
とによって、毛髪30が導入される溝部7の個数を増や
すことができ、途中部分で切断される毛髪30の本数を
増やすことができる。そしてこのようにスキ刈り率を調
整することによって、毛先カットとスキ刈りとの比率を
調節板8のスライド移動によって調節することができ
る。
【0021】図7(a)には他の実施例が示してある。
このヘアーカッターの櫛体11は上面11aに先端面と
表裏面に開口する切欠部18を形成し、この切欠部18
内に上側の毛髪支持板3を枢支部40にて取り付けて下
方に回動移動自在に設けて形成されている。この上側の
毛髪支持板3は、その先端面に複数本の突起1を突設
し、突起1、1の間の面を毛髪支持面2として形成し、
毛髪支持面2と表裏面に開口する溝部7を設け、さらに
毛髪支持面2に近接する部分においての裏面に略垂直下
方に突出するカバー片9を設けて形成されている。
【0022】このように形成される櫛体11の上側の毛
髪支持板3を図7(b)に示すように下方に回動移動さ
せると、図8に示すようにカバー片9は切断刃14の先
方に位置するように形成されている。また溝部7の底面
と下側の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線Dは切断
刃14の切断作用部6よりも内側に位置するように、溝
部7の深さが調節されている。
【0023】このヘアーカッター50を図7(a)に示
す状態で使用すると、上記実施例と同様にして毛先カッ
トとスキ刈りを同時におこなえるものである。またヘア
ーカッターを図7(b)に示す状態、つまり上側の毛髪
支持板3を下方に回動移動させた状態で使用すると、上
側の毛髪支持板3の毛髪支持面2が下側の毛髪支持板3
の毛髪支持面2よりも先側に位置しているので、突起1
の間に導入された毛髪30は上下の毛髪支持板3の毛髪
支持面2で支持されることになり、しかもこの毛髪30
は切断刃14の切断作用部6に達することがなく、その
途中で切断されることはない。またこの後ヘアーカッタ
ー50を下方に移動させていっても、上記毛髪30の先
端部はカバー片9によって切断刃14の切断作用部6に
達することがなく、その先端部も切断されることはな
い。
【0024】一方、溝部7に導入された毛髪30はその
上部が溝部7の底面で、その下部が下側の毛髪支持板3
の毛髪支持面2でそれぞれ支持されることになるが、こ
の毛髪30の途中部分は切断刃14の切断作用部6に達
することになり、よって上記固定刃4と可動刃5の剪断
作用で毛髪30がその途中部分において切断される。こ
のように本実施例では上側の毛髪支持板3を下方に回動
移動させた状態で使用すると、溝部7に導入された毛髪
30のみが切断刃14の切断作用部6に達し、そしてこ
の毛髪30が途中部分で切断されることになり、毛髪3
0の先端部分の切断する毛先カットはおこなわれず、ス
キ刈りのみがおこなわれるようになるものである。つま
り本実施例では上側の毛髪支持板3を下方に回動移動さ
せた状態で使用することによって、スキ刈り専用に切り
換えることができる。
【0025】上記実施例のように上側の毛髪支持板3を
下方に回動移動自在に形成した櫛体11を具備するヘア
ーカッター50において、上側の毛髪支持板3を下方に
回動移動させた状態で、溝部7の底面と下側の毛髪支持
板3の毛髪支持面2を結ぶ線Cが切断刃14の切断作用
部6よりも内側に位置するように形成した実施例が図9
に示してある。
【0026】本実施例では、図7(a)に示す状態で使
用すると、上記実施例と同様にして毛先カットとスキ刈
りを同時におこなえるものである。またヘアーカッター
50を図7(b)に示す状態、つまり上側の毛髪支持板
3を下方に回動移動させた状態で使用すると、上側の毛
髪支持板3の毛髪支持面2が下側の毛髪支持板3の毛髪
支持面2よりも先側に位置しているので、突起1の間に
導入された毛髪30は上下の毛髪支持板3の毛髪支持面
2で支持されることになり、しかもこの毛髪30は切断
刃14の切断作用部6に達することがなく、その途中で
切断されることはない。またその後ヘアーカッターを下
方に移動させていっても、上記毛髪30はカバー片9に
よって切断刃14の切断作用部6に達することがなく、
その先端部も切断されることはない。
【0027】一方、溝部7に導入された毛髪30はその
上部が溝部の底面で、その下部が下側の毛髪支持板3の
毛髪支持面2でそれぞれ支持されることになるが、溝部
7の底面と下側の毛髪支持板3の毛髪支持面2を結ぶ線
Cが切断刃14の切断作用部6よりも内側に位置するよ
うに形成されているので、この毛髪30の途中部分は切
断刃14の切断作用部6に達することがなく、よってこ
の状態では毛髪30は切断されない。この後ヘアーカッ
ターを下方に移動させていくと、この毛髪30の先端部
は下側の毛髪支持面2から外れて支持されない状態にな
り、毛髪30自身の弾性でその毛髪30の先端部が櫛体
11の内方に移動し、切断刃14の切断作用部6に達す
ることになり、このように切断刃14の切断作用部6に
達した毛髪30の先端部は、上記固定刃4と可動刃5の
剪断作用によって切断される。
【0028】このように本実施例では上側の毛髪支持板
3を下方に回動移動させた状態で使用すると、溝部7に
導入された毛髪30の先端部のみが切断刃14の切断作
用部6に達し、そしてこの毛髪30は先端部だけが切断
されることになり、毛先カットのみがおこなわれるよう
になるものである。つまり本実施例では上側の毛髪支持
板3を下方に回動移動させた状態で使用することによっ
て、毛先カット専用(毛先部分のスキ刈り専用)に切り
換えることができる。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明は、一方の毛髪支持
板に表裏面と毛髪支持面に開口する溝部を形成し、一方
の毛髪支持板の毛髪支持面と他方の毛髪支持板の毛髪支
持面を結ぶ線よりも内側に切断刃の切断作用部を位置さ
せると共に、一方の毛髪支持板に設けた溝部の底面と他
方の毛髪支持板の毛髪支持面を結ぶ線よりも外側に切断
刃の上記切断作用部を位置させて形成したので、溝部に
導入されない毛髪は、上下両方の毛髪支持板の毛髪支持
面で支持された状態では、切断刃の切断作用部に達しな
いようにして切断されないようにすることができると共
に、上記溝部に導入されない毛髪は、一方の毛髪支持板
の毛髪支持面から外れた状態では、その先端部のみが切
断刃の切断作用部に達して切断されるようにすることが
でき、段カットを簡単に仕上げることができるものであ
る。
【0030】また溝に導入された毛髪はその上部が溝部
の底面で、その下部の先端部が他方の毛髪支持板の毛髪
支持面でそれぞれ支持されることになり、よって溝に導
入された毛髪の途中部分が切断刃の切断作用部に位置す
ることになって、その途中部分で切断されるようにする
ことができ、短時間で毛髪の本数を減らすことができる
ものである。
【0031】つまり本願発明は毛髪の先端部のみを切断
する毛先カットと、毛髪の途中部分を切断して毛髪の本
数を減らすスキ刈りを同時におこなうことができ、簡単
に短時間できれいな段カットをおこなうことができるも
のである。また溝部を設けた毛髪支持板に調節板をスラ
イド移動自在に設けると共に調節板のスライド移動によ
って溝部の開口を開閉自在に形成したので、調節板で溝
部の開口を塞ぐことによって、毛髪が導入される溝部の
個数を減らすことができ、途中部分で切断される毛髪の
本数を減らすことができ、また調節板を移動させて溝部
を開口させることによって、毛髪が導入される溝部の個
数を増やすことができ、途中部分で切断される毛髪の本
数を増やすことができ、調節板のスライド移動によって
途中部分で切断される毛髪の本数の増減を調節すること
ができるものである。
【0032】さらに溝部を設けた毛髪支持板を他方の毛
髪支持板側に回動移動自在に形成し、溝部を設けた毛髪
支持板を他方の毛髪支持板側に回動移動させたときに切
断刃の先方を覆うカバー片を、溝部を設けた毛髪支持板
の毛髪支持面の箇所に裏側へ突出させて設けたので、溝
部を設けた毛髪支持板を他方の毛髪支持板側に回動移動
させた状態で使用すると、溝部に導入された毛髪のみが
切断刃の切断作用部に達し、その毛髪は途中部分で切断
されることになり、毛髪の先端部分の切断する毛先カッ
トはおこなわれず、スキ刈りのみがおこなわれるように
なるものである。つまり溝部を設けた毛髪支持板を他方
の毛髪支持板側に回動移動させた状態にすることによっ
て、スキ刈り専用に切り換えることができるものであ
る。
【0033】また溝部を設けた毛髪支持板を他方の毛髪
支持板側に回動移動させたときに溝部の底面と他方の毛
髪支持板の毛髪支持面を結ぶ線よりも内側に切断刃の切
断作用部を位置させて形成したので、溝部を設けた毛髪
支持板を他方の毛髪支持板側に回動移動させた状態で使
用すると、溝部に導入された毛髪の先端部のみが切断刃
の切断作用部に達し、そしてこの毛髪は先端部だけが切
断されることになり、毛先カットのみがおこなわれるよ
うになるものである。つまり溝部を設けた毛髪支持板を
他方の毛髪支持板側に回動移動させた状態にすることに
よって、毛先カット専用に切り換えることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部の断面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の本体を示す斜視図である。
【図4】同上の櫛体を示す斜視図である。
【図5】同上の使用状態を示す概略図である。
【図6】(a)は同上の他の櫛体の実施例を示す一使用
状態の斜視図、(b)は他の使用状態の斜視図である。
【図7】(a)は同上の他の実施例を示す一使用状態の
斜視図、(b)は他の使用状態の斜視図である。
【図8】同上の図7(b)の使用状態を示す一部の断面
図である。
【図9】同上の他の実施例の図7(b)の使用状態を示
す一部の断面図である。
【図10】(a)は従来例を示す斜視図、(b)は一部
の断面図である。
【符号の説明】
1 突起 2 毛髪支持面 3 毛髪支持板 6 切断作用部 7 溝部 8 調節板 9 カバー片 14 切断刃 30 毛髪 50 ヘアーカッター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に複数本の突起を設けると共に突起
    の間の面を毛髪支持面として形成した一対の櫛状の毛髪
    支持板と、この一対の毛髪支持板の間に配設される切断
    刃とを具備し、両毛髪支持板の先端の間から両毛髪支持
    板の間に導入された毛髪を切断刃で切断するようにした
    ヘアーカッターにおいて、一方の毛髪支持板に表裏面と
    毛髪支持面に開口する溝部を形成し、一方の毛髪支持板
    の毛髪支持面と他方の毛髪支持板の毛髪支持面を結ぶ線
    よりも内側に切断刃の切断作用部を位置させると共に、
    一方の毛髪支持板に設けた溝部の底面と他方の毛髪支持
    板の毛髪支持面を結ぶ線よりも外側に切断刃の上記切断
    作用部を位置させて形成して成ることを特徴とするヘア
    ーカッター。
  2. 【請求項2】 溝部を設けた毛髪支持板に調節板をスラ
    イド移動自在に設けると共に調節板のスライド移動によ
    って溝部の開口を開閉自在に形成して成ることを特徴と
    する請求項1に記載のヘアーカッター。
  3. 【請求項3】 溝部を設けた毛髪支持板を他方の毛髪支
    持板側に回動移動自在に形成し、溝部を設けた毛髪支持
    板を他方の毛髪支持板側に回動移動させたときに切断刃
    の先方を覆うカバー片を、溝部を設けた毛髪支持板の毛
    髪支持面の箇所に裏側へ突出させて設けて成ることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のヘアーカッター。
  4. 【請求項4】 溝部を設けた毛髪支持板を他方の毛髪支
    持板側に回動移動させたときに溝部の底面と他方の毛髪
    支持板の毛髪支持面を結ぶ線よりも内側に切断刃の切断
    作用部を位置させて形成して成ることを特徴とする請求
    項3に記載のヘアーカッター。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008023529A1 (fr) * 2006-08-22 2008-02-28 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Appareil à couper les cheveux
WO2008068952A1 (ja) * 2006-12-05 2008-06-12 Panasonic Electric Works Co., Ltd. ヘアカッター

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