JPH08336869A - キャップ状成形品の成形用型及び離型方法 - Google Patents

キャップ状成形品の成形用型及び離型方法

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JPH08336869A
JPH08336869A JP14575495A JP14575495A JPH08336869A JP H08336869 A JPH08336869 A JP H08336869A JP 14575495 A JP14575495 A JP 14575495A JP 14575495 A JP14575495 A JP 14575495A JP H08336869 A JPH08336869 A JP H08336869A
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JP
Japan
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mold
mold member
molded product
molding
cap
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JP14575495A
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English (en)
Inventor
Hideo Mori
日出男 毛利
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、射出成形した成形品を離型する際
の、作業の確実性と安全性を向上し、作業時間の短縮と
作業者の疲労を軽減することのできるキャップ状成形品
の成形用型と離型方法を提供することにある。 【構成】 本発明の成形用型は、キャップ状成形品3の
成形用型であって、頂部を形成するための第一の型部材
4と、胴部を形成するための中間型部材5と、底部を形
成するための第二の型部材6と、成形品の胴部の内面を
形成するためのコアピン7とを備え、中間型部材5は第
一の型部材4と第二の型部材6との間に設けられ、型開
時に、中間型部材5を、第一の型部材4又は第二の型部
材6から離間させるための離間手段と、各型部材を離間
したのち、中間型部材5に保持された成形品3を、突き
上げて離型するための突き上げピン12とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に医療品、電子部
品、食品関連用部品等に有用な、特には、JIS硬度1
0Hs以上の、キャップ状成形品の成形用型及び離型方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱硬化性樹脂を用いて成形した成
形品を離型するには、作業者による人手で行っていた。
しかしながら、人手による作業は、型開きしたのち、熱
い上下の型から、作業者が腰をかがめながら丁寧に成形
品を取り出さなければならなかった。 図4、図5は従
来の成形型を示す。図にもとづいてさらに説明する。図
4は、上型本体21と下型本体22とを閉じて、成形品
23の射出成形中の状態を示している。上型24と下型
25はそれぞれ上型固定板26,下型固定板27に固定
されている。そしてノズル28を介して、上型24、下
型25及びコアピン29とによって形成されたキャビテ
ィ内に樹脂を注入して、成形品23を成形する射出成形
中の状態を示している。
【0003】図5は、成形が完了し、型開きして、上型
24側に残っている成形品23を型から取り出す状態を
示している。図に示されたようなキャップ状の形状を有
する成形品23を成形する場合、成形後型開きしたとき
に、成形品23が下型25側に残っている場合は、突き
上げピン30を上方に突きあげることによって、簡単に
下型25から成形品23を取り出すことができる。しか
しながら、成形品23は型材よりも熱膨張率が大きく、
しかもキャビティの主な部分が上型24によって形成さ
れているため、成形品23の多くの部分が上型24と接
触しており、従って、離型の際、成形品23は上型24
側に残ることが多い。この場合、成形品23にはつかみ
しろが殆どなく、型が熱いため作業が複雑となり、成形
サイクルタイムが長くなり作業能率上問題であった。さ
らに、火傷する危険性が高いため、この作業を長時間続
けることは疲れやすく、安全面からもその改善が急務で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、上記問題点に鑑み、射出成形した成形品を離型する
際の、作業の確実性と安全性を向上し、作業時間の短縮
と作業者の疲労を軽減することのできるキャップ状成形
品の成形用型及び離型方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
してなり、本発明の成形用型は、キャップ状成形品の成
形用型であって、頂部を形成するための第一の型部材
と、胴部を形成するための中間型部材と、底部を形成す
るための第二の型部材と、成形品の胴部の内面を形成す
るためのコアピンとを備え、中間型部材は第一の型部材
と第二の型部材との間に設けられ、さらに型開時に、中
間型部材を、第一の型部材又は第二の型部材から離間さ
せるための離間手段と、各型部材を離間したのち、中間
型部材に保持された成形品を、突き上げて離型するため
の突き上げピンとを備えている。前記離間手段が、中間
型部材と第二の型部材を貫通して設けられた穴と、第二
の型部材の固定板に固定されこの穴に挿通されたガイド
バーと、このガイドバーの周側面に巻回され、型閉時に
おいて、型固定板の上面と中間型部材の下面との間で圧
縮して配設されたスプリングとからなることを本発明の
成形用型の一態様とする。
【0006】本発明のキャップ状成形品の離型方法は、
キャビティの周壁を構成する第一の型部材、中間型部材
及び第二の型部材をそれぞれ互いに離間させ、成形品を
中間型部材に残すことにより、キャップ状成形品の頂部
と底部を第一の型部材と第二の型部材から離型したの
ち、中間型部材に保持されたキャップ状成形品の胴部
を、下方から突き上げピンで突き上げてキャップ状成形
品を離型することを特徴とする。なお、本明細書におい
てキャップ状の成形品とは、一端が閉じられ、他端が開
放した中空部を有し、胴部が細長の成形品を意味する。
キャップ状成形品の断面形状(該成形品の中心線に対し
て、垂直方向の断面)は、円環形状に限定されず、楕円
環形状、矩形環形状等であってもよい。
【0007】
【作用】本発明のキャップ状成形品の成形用型は、型開
時に、中間型部材にその力が作用するようにガイドバー
の周側面に巻回されて設けられたスプリングの働きによ
つて、中間型部材と第二の型部材とは離間し、よって、
各型部材はそれぞれ互いに離間することとなり、キャッ
プ状成形品は中間型部材にその胴部を保持されて残る。
その後、突き上げピンで突き上げることによって容易に
離型することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を図1乃至図3に
もとづき詳細に説明する。本実施例においては、JIS
硬度が40Hsの外形15mm,内径6mmのLIMS
用シリコーン材を用いた円筒状キャップ成形品を成形
し、本発明にかかる成形用型の離型試験を行った。使用
した原料はLIMS用シリコーンゴムである。図1は、
上型本体1と下型本体2とを閉じて、円筒状キャップ成
形品3の射出成形中の状態を示している。成形品3の頂
部を形成するための第一の型部材4、胴部を形成するた
めの中間型部材5、底部を形成するための第二の型部材
6、及びコアピン7によって形成されたキャビティ内に
樹脂が注入され、円筒状キャップ成形品3が成形され
る。中間型部材5及び第二の型部材6には貫通した穴8
が設けられ、この穴に、第二の型固定板9に固定された
ガイドバー10が挿通され、このガイドバー10は第二
の型部材6の位置で、その周側面にスプリング11が巻
回され、スプリング11は第二の型固定板9の上面と中
間型部材5の下面との間で圧縮されている。
【0009】図2は、成形が完了し、型開きした状態を
示している。型開時に、第一の型部材4が上昇すると、
中間型部材5は、スプリング11の反撥力によって、ガ
イドバー10に沿って持ち挙げられる。ガイドバー10
とスプリング11は、本実施例における中間型部材5と
第二の型部材6を離間するための離間手段である。この
離間手段によって、中間型部材5は型開きと同時に第二
の型部材6から持ち上げられ、各型部材は互いに離間す
る。このとき、成形品3は中間型部材5とともに持ち上
げられ、中間型部材5に保持されている。
【0010】図3は、第二の型部材6の下方に固定して
設けられた突き上げピン12を用いて、中間型部材5に
保持された成形品3を下方から突き上げることによっ
て、離型された成形品3を取り出す様子を示している。
このようにして円筒状キャップ成形品3は、容易かつ安
全に型から取り出される。以上、円筒状キャップを複数
個成形し、離型状態を観察した結果、従来の成形用型を
用いて成形した場合の離型に要した時間が、平均10秒
/個であったのに対して、本発明の成形用型を用いて成
形した場合の離型に要した時間は、平均2秒/個であ
り、本発明の成形用型を用いた結果、離型が容易で、極
めて作業時間が短縮された。なお、本実施例に於いて
は、中間型部材5の離間手段として、第二の型部材6に
接して設けられた第二の型固定板9にガイドバー10を
取り付けたが、第一の型部材4に接して設けられた第一
の型固定板13にガイドバー10を取り付けてもよい。
さらに、本実施例では、ガイドバー10とスプリング1
1とによって離間手段を構成したが、上型本体1又は下
型本体2にシリンダーを取り付け、このシリンダーロッ
ドの先端と中間型部材5とを連結して中間型部材5を上
下動させて互いに離間させる機構を採用することもでき
る。
【0011】
【発明の効果】本発明の成形用型及び離型方法を用いる
と、中間型部材を、離間手段を用いて第一の型部材又は
第二の型部材から離間することによって、キャップ状成
形品は中間型部材に保持された状態で、第一の型部材と
第二の型部材から離型され、そして、中間型部材に保持
された成形品を突き上げピンによって突き上げることに
よって、容易に、安全かつ確実に離型することができ
た。よって、作業時間の短縮、疲労の軽減が可能とな
り、極めて優れた効果を奏した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形用型の一実施態様に係り、射出成
形中で型が閉じている状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の成形用型の一実施態様に係り、射出成
形後型開きして、中間型部材に成形品が保持されている
状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の成形用型の一実施態様に係り、中間型
部材に保持された成形品を突き上げピンで突き上げ、人
手で取り出す状態を示す縦断面図である。
【図4】従来の成形用型を示し、射出成形中で型が閉じ
ている状態を示す縦断面図である。
【図5】従来の成形用型を示し、射出成形後型開きして
上型側に残った成形品を人手で型から取り出す様子を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1,21・・・ 上型本体、 2,22・・・ 下型本
体、3,23・・・・成形品、 4 ・・・・・・・・ 第一
の型部材、5・・・・・・・・・・中間型部材、 6 ・・・・・・・
・ 第二の型部材、7,29・・・・コアピン、 8・・
・・・・・・・ 穴、9・・・・・・・・・・第二の型固定板、 10・・・・
・・・・ガイドバー、11・・・・・・・・スプリング、 1
2、30・・突き上げピン、13・・・・・・・・第一の型固定
板、 24・・・・・・・・上型、 25・・・・・・・・下型、 26・・・・・・・・上型固定
板、27・・ ・・・・・下型固定板、 28・・・・・・・・ノズ
ル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ状成形品の成形用型であって、
    頂部を形成するための第一の型部材と、胴部を形成する
    ための中間型部材と、底部を形成するための第二の型部
    材と、成形品の胴部の内面を形成するためのコアピンと
    を備え、中間型部材は第一の型部材と第二の型部材との
    間に設けられ、型開時に、中間型部材を、第一の型部材
    又は第二の型部材から離間させるための離間手段と、各
    型部材を離間したのち、中間型部材に保持された成形品
    を、突き上げて離型するための突き上げピンとを備えて
    いることを特徴とするキャップ状成形品の成形用型。
  2. 【請求項2】 前記離間手段が、中間型部材と第二の型
    部材を貫通して設けられた穴と、第二の型部材の固定板
    に固定されこの穴に挿通されたガイドバーと、このガイ
    ドバーの周側面に巻回され、型閉時において、型固定板
    の上面と中間型部材の下面との間で圧縮して配設された
    スプリングとからなることを特徴とする請求項1に記載
    のキャップ状成形品の成形用型。
  3. 【請求項3】 キャビティの周壁を構成する第一の型部
    材、中間型部材及び第二の型部材をそれぞれ互いに離間
    させ、成形品を中間型部材に残すことにより、キャップ
    状成形品の頂部と底部を第一の型部材と第二の型部材か
    ら離型したのち、中間型部材に保持されたキャップ状成
    形品の胴部を、下方から突き上げピンで突き上げてキャ
    ップ状成形品を離型することを特徴とするキャップ状成
    形品の離型方法。
JP14575495A 1995-06-13 1995-06-13 キャップ状成形品の成形用型及び離型方法 Pending JPH08336869A (ja)

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