JPH08336676A - 気泡球体発生装置 - Google Patents

気泡球体発生装置

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JPH08336676A
JPH08336676A JP16815495A JP16815495A JPH08336676A JP H08336676 A JPH08336676 A JP H08336676A JP 16815495 A JP16815495 A JP 16815495A JP 16815495 A JP16815495 A JP 16815495A JP H08336676 A JPH08336676 A JP H08336676A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続的にかつ安定して長時間、多量の小径気
泡球体を発生することができる気泡球体発生装置を提供
すること。これまでになかった新たな視覚認識効果を与
える気泡球体発生装置を提供すること。 【構成】 周囲に多数の貫通孔16を有し、装置枠体1
に回転可能に取り付けられた一定肉厚の筒状体17と、
該筒状体17を回転させる回転駆動手段5と、該筒状体
17の内部に軸方向に設置され、かつ該筒状体17の最
上部位置に向いた長手状の気体噴出口を備えた気体噴出
手段と、該気体噴出手段に加圧気体を供給する気体供給
手段4と、該筒状体17の表面に当設し、気泡球体発生
用液を一定量だけ連続的に塗布供給する液塗布手段4
1、42と、該液塗布手段41、42に、間欠的に該気
泡球体発生用液を供給する液供給手段を具備することを
特徴とする気泡球体発生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的にかつ安定して
長時間、多量の小径気泡球体を発生することができる気
泡球体発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空間における視覚認識効果として
は、任意の照明光やレーザ光当の直接照射による同色採
光演出や、霧、水、蒸気、煙、粉黛等への同色採光演出
が基本であり、その反射光を視覚認識するものであっ
た。
【0003】また、いわゆるシャボン玉のような気泡球
体を用いた演出も行われているが、従来のシャボン玉発
生技術では、大きな径のシャボン玉しか発生できず、し
かもその浮遊時間が短く、さらに連続して多量のシャボ
ン玉を安定して発生することはできず、演出効果として
は、満足できるものではなかった。また、発生するシャ
ボン玉の径が大きいため、床濡れ等の問題があった。
【0004】一方、単に従来のシャボン玉のような視覚
認識効果ではなく、気泡球体を用いた新たな視覚認識効
果の実現が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の実情に鑑みてなされたもので、連続的にかつ安定
して長時間、多量の小径気泡球体を発生することができ
る気泡球体発生装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、これまでになかった新たな視覚認識効果
を与える気泡球体発生装置を提供することを別の目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、周囲に多数の貫通孔を有し、装置
枠体に回転可能に取り付けられた一定肉厚の筒状体と、
該筒状体を回転させる回転駆動手段と、該筒状体の内部
に軸方向に設置され、かつ該筒状体の最上部位置に向い
た長手状の気体噴出口を備えた気体噴出手段と、該気体
噴出手段に加圧気体を供給する気体供給手段と、該筒状
体の表面に当接し、気泡球体発生用液を一定量だけ連続
的に塗布供給する液塗布手段と、該液塗布手段に、間欠
的に該気泡球体発生用液を供給する液供給手段を具備す
ることを特徴とする気泡球体発生装置が提供される。ま
た、本発明によれば、上記構成において、該気泡球体発
生用液が、気泡球体形成直後に実質的に単一の色を呈
し、該単一の色が時間の経過とともに変化する気泡球体
を形成しうるものである気泡球体発生装置が提供され
る。また、本発明によれば、上記構成において、該装置
枠体の底部が、供給された該気泡球体発生用液体の余剰
分を収容する液溜に形成されている気泡球体発生装置が
提供される。また、本発明によれば、上記構成におい
て、該気体噴出手段本体の外形が略四角柱状をなし、該
気体噴出手段本体の一方側端に加圧気体供給口が形成さ
れるとともに他方側端は閉塞され、かつ該気体噴出手段
本体の内部に、その一方側端から他方側端に向けて次第
に大きさが増加する風量調整板が一定間隔で設置されて
いる気泡球体発生装置が提供される。また、本発明によ
れば、上記構成において、該気体噴出手段本体の加圧気
体供給口及び気体噴出口にテフロンシートが配設されて
いる気泡球体発生装置が提供される。また、本発明によ
れば、上記構成において、該加圧気体供給手段が加圧空
気を供給するものである気泡球体発生装置が提供され
る。また、本発明によれば、上記構成において、該加圧
気体供給手段が加圧ヘリウムを供給するものである気泡
球体発生装置が提供される。また、本発明によれば、上
記構成において、該液供給機構が、該気泡球体発生用液
を収容するタンクと、該タンク内に設置されたポンプ
と、該液塗布手段の上方にその長手方向に沿って配置さ
れ、一定間隔で液供給口が形成された液供給管と、該ポ
ンプと該液供給管とを連結するチューブとからなり、該
ポンプが間欠的に該気泡球体発生用液を供給するように
構成されている気泡球体発生装置が提供される。また、
本発明によれば、上記構成において、該液塗布機構が、
その回転軸が該筒状回転体の回転軸と平行であるモルト
ンローラ又はゴムローラからなる気泡球体発生装置が提
供される。また、本発明によれば、上記構成において、
該液塗布機構が、その回転軸が該筒状回転体の回転軸と
平行であり互いに当接する2個のモルトンローラ又はゴ
ムローラからなる気泡球体発生装置が提供される。ま
た、本発明によれば、上記構成において、発生した気泡
球体を飛散浮遊させる気流発生手段を具備する気泡球体
発生装置が提供される。さらに、本発明によれば、上記
構成において、発生した気泡球体に照明を施す照明手段
を具備する気泡球体発生装置が提供される。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る気泡球体発生装置の
システム系統図を示す。図中1は一定の大きさの気泡球
体を連続的に、長時間、安定して発生する気泡球体発生
ユニット、2は気泡球体発生用液を収容する液タンク、
3は気泡球体発生用液を後述の液塗布機構に供給する液
供給機構であり、ポンプ3a、チューブ3b及び液供給
管3cからなる。4は気泡球体発生ユニット1へ加圧気
体を供給するブロア、5は気泡球体発生ユニット1の筒
状体17(図2)を回転させるモータ、6は発生した気
泡球体を飛散浮遊させるファン、7は発生した気泡球体
を照明するライト、8はブロア4の風量、風圧を調整す
るための電圧調整器、9はポンプ3a、モータ5、ファ
ン6、ライト7、電圧調整器8等を制御するためのコン
トロールボックスである。また、10は気泡球体発生用
液である。本実施例の装置において使用する気泡球体発
生用液としては、従来公知のシャボン玉発生用液を用い
ることができるほか、気泡球体形成直後に実質的に単一
の色を呈し、該単一の色が時間の経過とともに変化する
気泡球体を形成しうる液を使用することができる。この
特性の液を使用した場合には、後述するように、これま
で実現しえなかった新たなしかも極めて顕著なすぐれた
効果が得られるようになる。
【0008】図2は本発明の要部である気泡球体発生ユ
ニット1の構造を示す斜視図であり、図3は同断面正面
図である。図2において11はボックス状の装置枠体で
あり、各部材を取り付けるためのケーシングの役割をす
るとともに、その底部が余剰の気泡球体発生用液を収容
できる溜となっている。装置枠体11の底部に、ある程
度液が溜まると、廃液口12から液を排出できるように
なっている。余剰となる気泡球体発生用液の量が微量の
場合は廃液口12を設ける必要はない。廃液口12から
排出された液は液タンク2に循環させて再利用すること
もできる。
【0009】装置枠体11の両側壁の中央上部には切欠
13が形成され、図4に示すノズル本体14の両側に連
結された管状部材15A、15Bが固定配置されてい
る。そしてこの管状部材15A、15Bは、オイルレス
ベアリング35A、35B(図3)を介して、多数の微
細な貫通孔16が規則正しく形成された一定肉厚の筒状
体17を回転可能に軸支している。この筒状体17は例
えば塩ビパイプ、アルミニウムパイプ、プラスチックパ
イプ管等を用いて作ることができ、例えばその外径は6
0〜732mm、肉厚は0.5〜21mmとすることが
できる。また、貫通孔16は例えば0.5〜3mmのも
のを、100〜70000個程度形成することができ
る。この場合、貫通孔16は多数の気泡球体を発生でき
るよう、筒状体17の軸方向及び周方向に一定間隔で形
成されていることが望ましい。筒状体17の両側を閉塞
するキャップ18A、18Bのうち、ブロア4と反対側
のキャップ18Bには歯車19が取り付けられ、この歯
車19と、モータ5の回転軸20の先端に取り付けられ
た歯車21が噛合い、モータ5の回転力を筒状体17に
伝達可能となっている。また、モータ5に付設された回
転数調整手段でモータ5の回転速度を調整することによ
り、筒状体17の回転速度を所望の値に調節できるよう
になっいる。また、ブロア4の加圧気体送出口22とブ
ロア側の筒状部材15Aとは可撓性チューブ23で凍結
されている。ブロア4の風量、風速及び風圧もコントロ
ールボックス9を操作することにより、電圧調整器8を
介して所望の値に制御できるようになっている。
【0010】筒状体17の内側には、図4に示すような
ノズル本体14がその軸方向に沿って配設される。上述
したように、このノズル本体14はその両側に取り付け
られた管状部材15A、15Bにより、装置枠体11に
固定的に配置される。ノズル本体14は断面矩形の細長
いボックス形状をしており、その上面中央には開口24
が形成され、そこに長手方向(軸方向)に沿って、細長
いスリット状の気体噴出部25が立設されている。即
ち、この気体噴出部25の噴出口26は常に筒状体17
の最上部を向くように配置されている。ノズル本体14
のブロア側の端部14Aには開口27が形成され、この
開口27に管状部材15Aが連結されている。また、ノ
ズル本体14の他端側14Bは閉塞され、管状部材Bが
連結されている。さらに、ノズル本体14内部には、図
示のように、風量調整板28a、28bが一定間隔で長
手方向に、かつその板面が長手方向と直角をなすように
配設されている。風量調整板28aは長方形状をなし、
風量調整板28bは長方形片の中央上部に小さな長方形
片が付与された、凸字状をなしている。そして、風量調
整板28a、28bはノズル本体14の一端部14Aか
ら他端部14Bに向かって、次第に大きさが増加するよ
うになっている。このような構造の風量調整板を採用す
ることにより、筒状体17全体にわたって大きさにバラ
ツキのない気泡球体を多量にかつ安定して発生させるこ
とが可能となる。
【0011】また、ノズル本体14には、図5に示すよ
うに、供給された加圧気体が漏れないように、スポンジ
製あるいはゴム製のパッキン36が、カマボコ状に設け
られ、また滑りを良くするためテフロンシート(あるい
は滑りのよい素材からなるシート)37がパッキン36
の上に覆いかぶさるように設けられる。
【0012】次に、気泡球体発生用液を筒状体17表面
に供給する機構について説明する。この機構は、液供給
機構と液塗布機構とからなる。液供給機構は、上述した
ように、図1において3で示され、ポンプ3a、チュー
ブ3b及び液供給管3cからなる。ポンプ3aは、気泡
球体発生用液を収容する液タンク2内に配置され、例え
ば0.1〜99.9秒間隔のように間欠的に作動するよ
うになっている。チューブ3bは図1に示すように途中
で分岐し、それぞれ液供給管3cの両端に接続されてい
る。液供給管3cは図2及び図3に示すように、下部一
定間隔で形成された複数の液供給口3c’を有し、液塗
布機構の上方に配置されている。この液供給管3cは、
図2に示すようにその両端部分が装置基体11の両側後
方に設けられた上方突設部11’に形成された切欠29
内に固定部材30により固定されている。
【0013】液塗布機構は、図2及び図6に明らかなよ
うに、第1及び第2のモルトンローラ又はゴムローラ4
1、42より構成される。第1のモルトンローラ又はゴ
ムローラ41は液供給機構3の液供給管3cの下方に適
当な距離を隔てて配置され、第2のモルトンローラ又は
ゴムローラ42と当接するようになっている。第2のモ
ルトンローラ又はゴムローラ42は筒状体17の表面に
当接するようになっている。第1及び第2のモルトンロ
ーラ又はゴムローラ41、42の軸41A、41B;4
2A、42’は上述の切欠29内に配置され、前後方向
の動きを規制されているが、その上下方向は自重により
位置決めがなされるようになっている。勿論、場合によ
っては、下方への付勢力を付与してもよい。ここで液塗
布機構として、1個のモルトンローラ又はゴムローラを
用いた簡略な構成とすることもできる。モルトンローラ
又はゴムローラの採用により、気泡球体の発生に際し、
気泡球体発生用液の供給が長時間にわたって安定して行
うことが可能となる。また、本実施例のように2個のモ
ルトンローラ又はゴムローラを用いると、そのうちの1
個(第2のモルトンローラ又はゴムローラ42)が塗布
量調整作用を行うため、筒状体17の表面に、より均一
に気泡球体発生用液を塗布することができ、より均一な
大きさの小径気泡球体を安定して発生させることができ
るようになる。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
図7は本実施例の装置による演出状態を示す概念図であ
る(ライト及びファンの数は図1のものと異なってい
る)。本実施例の装置で多量の気泡球体を連続して発生
させるには、先ずコントロールボックス9を操作して、
モータ5を駆動させ、モータ軸20、歯車21、歯車1
9を介して筒状体17を回転させると同時に、同じくコ
ントロールボックス9を操作して、気泡球体発生用液1
0を収容する液タンク2内に設置されたポンプ3aを間
欠的に駆動させる。これにより、気泡球体発生用液10
はチューブ3bを通って、液供給管3cにその両側から
送り込まれ、液供給管3cに形成された液供給口3c’
から第1のモルトンローラ又はゴムローラ41上に滴下
される。このとき、筒状体17の回転に伴い、筒状体1
7と当接している第2のモルトンローラ又はゴムローラ
42は逆方向に回転し、さらに第2のモルトンローラ4
2と当接している第1のモルトンローラ又はゴムローラ
41はその逆の方向に回転する。従って、気泡球体発生
用液10は、第2のモルトンローラ又はゴムローラ42
によって塗布量が制御された状態で、筒状体17の表面
に軸方向全体にわたって、均一にかつ薄く塗布されるよ
うになる。しかも、モルトンローラ又はゴムローラの作
用により、この塗布供給を長時間安定して行うことが可
能となる。筒状体17表面への液塗布量はポンプ3aの
駆動間隔を適当に設定することにより調節可能である。
液塗布量が均一でないときには、発生する気泡球体の大
きさがバラックのみならず、気泡球体が発生しなくなっ
たり、カニが発生する泡のよう状態となり、所期の目的
が達成しえなくなるが、本実施例ではモルトンローラ又
はゴムローラの採用により、このような不具合が解消さ
れている。なお、モルトンローラ、ゴムローラの他に
も、ローラ表面に液をある程度保持できるようなロー
ラ、例えばスポンジローラ等も採用可能である。
【0015】一方、装置立ち上がりから適当時間経過し
て、筒状体17の表面への液供給が安定すると、ブロア
4が駆動し、加圧気体が送出口22から可撓性チューブ
23、筒状体15Aを介してノズル本体14に供給され
る。ここで供給する気体としては通常の空気を使用する
ことができるが、ヘリウム等、その他の気体も使用可能
である。ノズル本体14内では、風量調整板28a、2
8bの作用により、長手方向のいずれの位置でも、噴出
口26から噴出される気体の量、圧力がほぼ一定化され
る。そして噴出口26から噴出される気体により、筒状
体17の表面に塗布された気泡球体発生用液から気泡球
体が形成され、その噴出圧力により上方に押し上げられ
る。ここで、風量調整板がない場合には、噴出口26か
ら噴出される気体の圧力が長手方向にわたって変化す
る、すなわちノズル本体他端14Bに向かって次第に圧
が大きくなるため、発生する気泡球体の大きさにバラツ
キが生じがちであるが、風量調整板を設けると、上記作
用により、全体にわたって大きさが一定した気泡球体の
多量発生が可能となる。
【0016】図7に示すように、発生した気泡球体50
はファン6により、さまざまなパターンで飛散浮遊さ
せ、例えばタングステンランプ等からなるライト7で照
明することにより、気泡球体50による演出効果を高め
ることが可能となる。そして、本実施例の装置によれ
ば、何時間というオーダで連続的に安定して多量の気泡
球体を発生することが可能となる。
【0017】ここで、本実施例の装置の特に好ましい利
用形態を述べる。これは、気泡球体発生用液として、気
泡球体形成直後に実質的に単一の色を呈し、該単一の色
が時間の経過とともに変化する気泡球体を形成しうるよ
うな性質の液体を用いた場合である。この液体は特定の
界面活性剤を利用して得ることができるが、この液体を
用いた場合には、以下に述べるような、これまでになか
った新たなしかも格別顕著な効果を得ることができるよ
うになる。 (1)通常のシャボン玉発生用液を用いた場合に発生す
る気泡球体は、虹のように多数の色を含んでいるが、上
記性質の液体を用いた場合、気泡球体形成直後には実質
的に単一の色を呈しているが、時間の経過とともに気泡
球体の色が変化していく。すなわち、例えば最初に形成
された気泡球体の色が赤系統であった場合には、時間の
経過とともに青系統の色に変化し、逆に最初に形成され
た気泡球体の色が青系統の色であった場合には、時間の
経過とともに赤系統の色に変化する。これは、液の性質
が高屈折率を有するとともに、気泡球体としたときに大
きな皮膜強度を持つため等の理由によるものと考えらえ
るが、このような気泡球体は、イベントや、結婚式の披
露宴等における新たな空間演出効果を提供するものであ
り、視認者に強烈な視覚認識効果を与えるものである。 (2)発生した気泡球体は金属光沢様の光を反射する
上、残像効果によって線状光という視覚認識を与え、し
かも飛散浮遊する気泡球体はそれぞれ単一色ではある
が、7色の球体が混在した美感の高い演出を提供する。 (3)従来のシャボン玉発生用液を用いた場合、形成さ
れる気泡球体の寸法は大きく、しかも気泡球体を形成す
る液量は多いため、浮遊時間が短く、床濡れ等の問題が
あったが、上記実施例の装置において上記性質の液体を
使用した場合、非常に径の小さな気泡球体が多量に形成
できる上、浮遊時間も長く、床濡れの不具合も解消され
る。 (4)人体に無害な上、衣服に付着しても変色を起こし
にくく、しかも環境保全性にもすぐれている。 (5)加圧気体としてヘリウムを使用した場合には、球
体が浮遊しているという視覚認識ではなく、ほとんど線
状光が走っているという視覚認識を与えるため、これま
でになかった演出が提供される。
【0018】次に、本発明による別の実施例について説
明する。図8は2つの気泡球体発生ユニットを1つの装
置に組み込んだものである。図示のように、2つの筒状
体17:17’とこれらにそれぞれ対応する第1及び第
2のモルトンローラ又はゴムローラ41、42;4
1’、42’がそれぞれ設置されている。各部の構造、
作用は前述の実施例のものとほぼ同様であるので詳細説
明は省略する。このような構成にすると、同時にさらに
多量の小径気泡球体を発生させることができる利点があ
り、大きなステージ等での演出効果に対応可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、前記構成としたので、寸法にバラツキがない小径
の気泡球体を長時間連続して安定的に発生させることが
可能となる。また、気泡球体発生用液として、気泡球体
形成直後に実質的に単一の色を呈し、該単一の色が時間
の経過とともに変化する気泡球体を形成しうるような性
質の液体を用いた場合には、これまでになかった新たな
空間視覚認識効果を提供すること可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る気泡球体発生装置のシ
ステム系統図である。
【図2】図1の気泡球体発生装置の要部である気泡球体
発生ユニットの構造を示す斜視図である。
【図3】図2の気泡球体発生ユニットの断面正面図であ
る。
【図4】ノズル本体の構造を示す一部切欠斜視図であ
る。
【図5】パッキン及びテフロンシート装着の様子を示す
図である。
【図6】筒状体と液塗布機構の関係を模式的に示す側面
図である。
【図7】上記実施例の装置による演出状態を示す概念図
である。
【図8】本発明による別の実施例に係る気泡球体発生装
置の要部構造を模式的に示す図5と同様な図である。
【符号の説明】
1 気泡球体発生ユニット 2 液タンク 3 液供給機構 4 ブロア 5 モータ 6 ファン 7 ライト 9 コントロー
ルボックス 10 気泡球体発生用液 14 ノズル本
体 16 貫通孔 17 筒状体 25 気体噴出部 26 気体噴出
口 28a、28b 風量調整板 41、42 モ
ルトンローラ(ゴムローラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金野 和弘 東京都渋谷区千駄ヶ谷3−53−17 原宿グ リーンハイツ708 株式会社ディスカバリ ージャパン内 (72)発明者 鈴木 秀典 東京都世田谷区八幡山3−34−14 佐々木 ビル3F 株式会社クラフト内 (72)発明者 田中 智宏 東京都大田区千鳥2−36−6 宮澤工業株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に多数の貫通孔を有し、装置枠体に
    回転可能に取り付けられた一定肉厚の筒状体と、 該筒状体を回転させる回転駆動手段と、 該筒状体の内部に軸方向に設置され、かつ該筒状体の最
    上部位置に向いた長手状の気体噴出口を備えた気体噴出
    手段と、 該気体噴出手段に加圧気体を供給する気体供給手段と、 該筒状体の表面に当接し、気泡球体発生用液を一定量だ
    け連続的に塗布供給する液塗布手段と、 該液塗布手段に、間欠的に該気泡球体発生用液を供給す
    る液供給手段を具備することを特徴とする気泡球体発生
    装置。
  2. 【請求項2】 該気泡球体発生用液が、気泡球体形成直
    後に実質的に単一の色を呈し、該単一の色が時間の経過
    とともに変化する気泡球体を形成しうるものである請求
    項1に記載の気泡球体発生装置。
  3. 【請求項3】 該装置枠体の底部が、供給された該気泡
    球体発生用液の余剰分を収容する液溜に形成されている
    請求項1又は2に記載の気泡球体発生装置。
  4. 【請求項4】 該気体噴出手段本体の外形が略四角柱状
    をなし、該気体噴出手段の一方側端に加圧気体供給口が
    形成されるとともに他方側は閉塞され、かつ該気体噴出
    手段本体の内部に、その一方側端から他方側端に向けて
    次第に大きさが増加する風量調整板が一定間隔で設置さ
    れている請求項1〜3のいずれか一項に記載の気泡球体
    発生装置。
  5. 【請求項5】 該気体噴出手段本体の加圧供給口及び気
    体噴出口にテフロンシートが配設されている請求項1〜
    4のいずれか一項に記載の気泡球体発生装置。
  6. 【請求項6】 該加圧気体供給手段が加圧空気を供給す
    るものである請求項1〜5のいずれか一項に記載の気泡
    球体発生装置。
  7. 【請求項7】 該加圧気体供給手段が加圧ヘリウムを供
    給するものである請求項1〜5のいずれか一項に記載の
    気泡球体発生装置。
  8. 【請求項8】 該液供給機構が、該気泡球体発生用液を
    収容するタンクと、該タンク内に設置されたポンプと、
    該液塗布手段の上方にその長手方向に沿って配置され、
    一定間隔で液供給口が形成された液供給管と、該ポンプ
    と該液供給管とを連結するチューブとからなり、該ポン
    プが間欠的に該気泡球体発生用液を供給するように構成
    されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の気泡球
    体発生装置。
  9. 【請求項9】 該液塗布機構が、その回転軸が該筒状回
    転体の回転軸と平行であるモルトンローラ又はゴムロー
    ラからなる請求項1〜8のいずれか一項に記載の気泡球
    体発生装置。
  10. 【請求項10】 該液塗布機構が、その回転軸が該筒状
    回転体の回転軸と平行であり互いに当接する2個のモル
    トンローラ又はゴムローラからなる請求項1〜8のいず
    れか一項に記載の気泡球体発生装置。
  11. 【請求項11】 発生した気泡球体を飛散浮遊させる気
    流発生手段を具備する請求項1〜10のいずれか一項に
    記載の気泡球体発生装置。
  12. 【請求項12】 発生した気泡球体に照明を施す照明手
    段を具備する請求項1〜11のいずれか一項に記載の気
    泡球体発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101340961B1 (ko) * 2012-05-18 2013-12-13 한국기계연구원 회전식 미세 기포 발생장치
CN108031131A (zh) * 2017-12-11 2018-05-15 方特欢乐世界(芜湖)经营管理有限公司 一种环向释放泡泡的道具舞台

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