JPH08336595A - 吸引ニードル付吸引管 - Google Patents

吸引ニードル付吸引管

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JPH08336595A
JPH08336595A JP7177891A JP17789195A JPH08336595A JP H08336595 A JPH08336595 A JP H08336595A JP 7177891 A JP7177891 A JP 7177891A JP 17789195 A JP17789195 A JP 17789195A JP H08336595 A JPH08336595 A JP H08336595A
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suction
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connector
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Keiichi Isaka
恵一 井坂
Michihiko Tamai
亨彦 玉井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 内針は内針の刃先部分を先細の二段形状先絞
りを成して且つ内針の針基部に吸引用の三方活栓を設け
て且つ刃先が外筒先端部分から露出する量を表示する目
盛りを内針の端末部に設ける。外筒6はその先端部分6
bにコネクター6fを介して柔軟性のある吸着部6bを
成して且つ外筒6の端末部に吸引接続口7aを突出し有
した外筒支持部とリーク防止弁とを接続し設ける。 【効果】 内針の刃先部分を先細の二段形状先絞りを成
して、該刃先を患部の腫瘍膿胞等の膜へ穿刺してその膿
等を吸引操作する際に極めて微細且つ精密な吸引操作が
可能であり、また内針の刃先の穿刺深さを表示する目盛
りによって微細且つ精密な穿刺操作が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は医療器具の技術分野に
属して、体液等を吸引する装置器具の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】 特に下腹部を切開手術無しで、トロカ
ール穿刺を伴って、腹腔鏡下手術を行う場合TVモニタ
ーを見ながら腹腔内臓器患部の腫瘍部分膿胞等の摘出を
切除用鉗子等で行うが、腹腔鏡下手術用の吸引装置に吸
引用針を利用して患者の腫瘍部分膿胞等を吸引して且つ
その術後の患部を洗浄消毒を行う事が普及している。こ
の場合において吸引装置は図1に示した形状の物である
が、腹腔内臓器患部の腫瘍部分膿胞等の摘出、それらの
患部膿胞等を吸引する手術の際、完全に腫瘍部分の膿胞
を吸引してその吸引残が無いように吸引する過程で十分
な吸引が得られない。そのためにその患部へ洗浄作業時
間の増大、消毒液の使用量の増大の傾向があって、従前
の装置を改良してより効果を大きく得られる様に望まれ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 従前の装置は患者の
腫瘍部分膿胞等の摘出の作業において、その腫瘍部分膿
胞等患部へ当接して内蔵している内針をその患部へ穿刺
して膿等を吸引するが、単にその患部へ当節して一箇所
だけ穿刺した場合は問題は少ないが複数箇所を穿刺して
その膿等を吸引操作する最中に外筒の先端部分が金属製
筒の面であるので吸引隙間が箇所箇所移動の都度発生し
て、その患部からの膿等が垂れ出る為に、吸引操作を頻
々と行なう上でその発生する吸引隙間の発生防止が必要
であるし、掛かる患部との隙間が起きやすく膿等が垂れ
出る状態から、その患部への洗浄作業時間の増大、消毒
液の使用量の増大等の傾向、及びその病原菌が患部周辺
に飛散転移する恐れ等があり、それら不具合を解消して
術後の心配を無くす必要に迫られて、患者の腫瘍部分膿
胞等の摘出の作業をより簡易にして術後の病原菌の飛
散、腫瘍部分膿胞等の不要組織の吸引を確実行って極め
て容易に洗浄殺菌効果を得ることを発明の解決課題とし
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記した課題によって
従前の装置の機能向上を計り問題解決するために、内針
に刃先部分を先細の二段形状先絞りを構成し且つ該刃先
が該外筒先端部分から露出する量を表示する目盛りを該
内針の端末部に設けて、該内針が患部へ穿刺する量の確
認を容易にして穿刺具合の調整を容易にして、更に、刃
先を二段先絞りにして吸引の範囲微量調整を容易にし且
つ吸引の持続性の保持調整を容易にして、穿刺吸引の操
作性能を向上させた。外筒は該外筒の先端部分にコネク
ターを介して柔軟性のある吸着部を構成して、吸着部、
コネクター部、外筒支持部、等を分解容易にして再使用
(再滅菌容易)可能な構造を成して、更に該吸着部を柔
軟な材質で構成させて、患部との接触隙間を無くした、
等の構成で課題解決の手段とした。
【0005】
【作用】 前記した構成によって、患者の腫瘍部分膿胞
等の摘出の作業において、その腫瘍部分膿胞等患部へ当
接して内蔵している先絞り形状の内針でその患部へ穿刺
し吸引力安定さを得て、その穿刺深さ調節が該目盛りで
容易にして膿等を吸引する操作性能が向上して、該外筒
の吸着部によって患部との隙間が起き難く、体液膿等が
垂れ出る恐れが改善されて、その患部への洗浄作業時間
の縮小、消毒液の使用量の節約、及びその病原菌が患部
周辺に飛散転移の減少等の効果がある。
【0006】
【実施例】 図1は、従前の一実施例の外観図である。
金属製の外筒1は吸引用アダプター2とパッキング3を
設けて、該外筒の内部には穿刺する内針4を載置して、
該内針の端部に針基4bとコック5を結合して、従前の
吸引セットは構成している。使用する場合は、前記し
た様に下腹部を切開手術無しで、トロカール穿刺を伴っ
て、腹腔鏡下手術用のTVモニターを見ながら腹腔内臓
器患部の腫瘍部分膿胞等の摘出を、冒された患部(図示
せず)へ吸引セット1の先端部1aを当てて内針4の刃
先4aを該患部(図示せず)へ穿刺して、コック5の接
続口5aに接続された吸引装置の吸引陰圧(図示せず)
によって該患部の膿等が吸引除去される。さらに該穿刺
した患部からもれる膿等は外筒1の先端部1aから、吸
引用のアダプター2の接続口2aに接続された吸引装置
の吸引陰圧(図示せず)によって該患部の漏れた膿等が
吸引除去される。
【0007】図2は図1の側面一部断面図である。図イ
は外筒1に吸引用アダプター2とパッキング3を設けた
構造を示す。図ロは内針4に針基4aとコック5を設け
た構造を示す。
【0008】図3は本発明の一実施例の外観図である。
吸引ニードル付吸引管の外筒6は、先端部に吸着部6
aを結合したコネクター6bを結合し、該外筒6の端末
部に吸引用接続口7aを設けた外筒支持部7を結合し
て、該外筒支持部7の端末部にリーク防止弁8を結合し
て、それらを構成して該外筒6を構成し吸引ニードル付
吸引管を成している。吸引ニードル付吸引管の内針
9は、刃先9a部分に向けて二段先絞り形状9bを成し
て外筒6の吸着部6gの外部へ出没可能に設けて、該内
針9の端末部分に刃先9aが露出する長さを示す目盛り
9cを設けて且つ針基9dを設けて、吸引用装置(図示
せず)に接続する接続口10aと薬液注入装置(図示せ
ず)に接続する接続口10bとを設けた三方活栓10を
結合して、該内針9は構成している。使用する場合は、
前記した様に下腹部を切開手術無しで、トロカール穿刺
を伴って、腹腔鏡下手術用のTVモニターを見ながら行
って、腹腔内臓器患部の腫瘍部分膿胞等の摘出は、冒さ
れた患部(図6)へ吸引ニードル付吸引管の外筒6の
吸着部6aを当てて内針9の刃先9aを該患部(図6)
へ穿刺し、該内針の刃先9aの穿刺深さ、穿刺長さを目
盛り9cで確認しながらその穿刺深さを確認して、三方
活栓10の接続口10aに接続された吸引装置の吸引陰
圧(図示せず)によって該患部の膿等が吸引除去され
る。柔軟性のある材質で成形された該吸着部6aは該幹
部へ当接した場合十分に密接して該患部の膿等の吸引効
果が大きく漏れ防止をなしている。さらに該穿刺した患
部からもれる膿等は外筒6の吸着部6aから、外筒支持
部7の吸引用の接続口7aに接続された吸引装置の吸引
陰圧(図示せず)によって該患部の漏れた膿等が吸引除
去される。リーク防止弁8は前記した吸引陰圧によって
外気の吸引を防止して且つ吸引した膿等の漏れを防止し
ている。内針9は先細二段絞り形状9bから刃先9aは
一段と細くしてあるので、患者の患部(図6)の腫瘍膿
胞等の膜11へ当接して、内針9の刃先9aを穿刺して
内部の膿等12を前記した様に吸引する時、微細且つ精
密な吸引操作を持続安定して可能としている。
【0009】図4は図3の外筒6及び内針9の一部側面
断面図である。図(イ)は、外筒6の先端部へ吸着部6
g付きコネクター6h(図5の(ハ))を結合して且つ
一方の端へ吸引用の接続口7aを設けた外筒支持部7を
結合して、該外筒支持部7の端末部にリーク防止弁8を
結合した状態を示す。図(ロ)は、内針9の刃先9aの
部分に先細二段絞り形状9bをなして、針基9dの側に
刃先9aの穿刺深さを確認する目盛り9cを設けて、針
基9dに吸引用接続口10a及び薬液注入用の接続口1
0bを有した三方活栓10を結合した状態を示す。
【0010】図5は外筒6の先端部へコネクター6bを
結合するについて、幾つかの実施例を示す一部側面断面
図であり、効率良く前記した吸引操作を行い得る技術で
ある。
【0011】図5の(イ)は、外筒6の先端部分は内側
へ反った固定部6cを成して、柔軟性のある吸着部を有
して一体構造にしたコネクター6dを該固定部に圧入嵌
合固定した吸着部分の構成を示す
【0012】図5の(ロ)は、外筒6の先端部分に螺部
6eを設けて、コネクター6fの螺部6eと螺合し且つ
該コネクター6fに柔軟性のある吸着部6aを嵌合した
吸着部分の構成を示す。
【0013】図5の(ハ)は、外筒6の先端部分に螺部
6eを設けて、コネクター6fの螺部6eと螺合し且つ
該コネクター6hに柔軟性のあるラッパ状に形成した吸
着部6gを嵌合した吸着部分の構成を示す。
【0014】図5の(ハ)は、前記の柔軟性のあるラッ
パ状に形成した吸着部6gの先端部周辺に極めて柔軟性
のある吸着部6iを設けて、該吸着部を嵌合した吸着部
分の構成を示す。
【0015】図6は図5の(ハ) 、外筒6の先端部
分に螺部6eを設けて、コネクター6fの螺部6eと螺
合し且つ該コネクター6hに柔軟性のあるラッパ状に形
成した吸着部6gを嵌合した吸着部分を患部の腫瘍膿胞
等の膜11へ当接して、内針9の刃先9aを穿刺して内
部の膿等12を前記した様に吸引する、該穿刺の操作
で、その穿刺部分の刃先9aの外周辺部から漏れ出た膿
等12を吸着部6gのラッパ状の口から前記した様に、
外筒支持部7の吸引用の接続口7aからの吸引陰圧(図
示せず)で吸引除去される。
【0016】
【発明の効果】 前記した様に、該内針の刃先部分を先
細の二段形状先絞りを成して、該刃先を患部の腫瘍膿胞
等の膜へ穿刺してその膿等を吸引操作する際に極めて微
細且つ精密な吸引操作が可能であり、また内針の刃先の
穿刺深さを表示する目盛りによって微細且つ精密な穿刺
操作が容易である。及び、前記した様に、外筒は、該刃
先を患部の腫瘍膿胞等の膜へ穿刺してその膿等を吸引操
作する際に、その穿刺部分の刃先9aの外周辺部から漏
れ出た膿等は柔軟性のある吸着部で患部の腫瘍膿胞等の
膜へ当接密着して、外筒支持部の吸引用の接続口からの
吸引陰圧(図示せず)で十分に吸引除去される。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の一実施例の外観図である。
【図2】図1の側面一部断面図である。
【図3】本発明の一実施例の外観図である。
【図4】図3の外筒6及び内針9の一部側面断面図であ
る。
【図5】外筒6の先端部へコネクター6bを結合するに
ついて、幾つかの実施例を示す一部側面断面図である。
【図6】
【符号の説明】 吸引セット 1 外筒 1a 先端部 2 吸引用アダプター 2a 接続口 3 パッキング 4 内針 4a 刃先 4b 針基 5 コック 5a 接続口 吸引ニードル付吸引管 6 外筒 6a 吸着部 6b 先端部 6b 吸着部 6c 固定部 6d コネクター部と一体の吸着部 6e 螺部 6f コネクター 6g ラッパ状の吸着部 6h コネクター 6i 極めて柔軟性のある吸着部 7 外筒支持部 7a 吸引用接続口 8 リーク防止弁 9 内針 9a 刃先部 9b 二段先絞り形状 9c 目盛り 9d 針基 10 三方活栓 10a 接続口 10b 接続口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図5の(ニ)は、前記の柔軟性のあるラッ
パ状に形成した吸着部6gの先端部周辺に極めて柔軟性
のある吸着部6iを設けて、該吸着部を嵌合した吸着部
分の構成を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図6は図5の(ハ)の実施態様図である
外筒6の先端部分に螺部6eを設けて、コネクター6f
の螺部6eと螺合し且つ該コネクター6hに柔軟性のあ
るラッパ状に形成した吸着部6gを嵌合した吸着部分を
患部の腫瘍膿胞等の膿11へ当接して、内針9の刃先9
aを穿刺して内部の膿等12を前記した様に吸引する、
該穿刺の操作で、その穿刺部分の刃先9aの外周辺部か
ら漏れ出た膿等12を吸着部6gのラッパ状の口から前
記した様に、外筒支持部7の吸引用の接続口7aからの
吸引圧(図示せず)で吸引除去される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】従前の一実施例の外観図である。
【図2】図1の側面一部断面図である。
【図3】本発明の一実施例の外観図である。
【図4】図3の外筒6及び内針9の一部側面断面図であ
る。
【図5】図(イ)は図3の外筒6の先端部分の構成一実
施例の側面断面図である。図(ロ)は図3の外筒6の先
端部分の構成一実施例の側面断面図である。図(ハ)は
図3の外筒6の先端部分の構成一実施例の側面断面図で
ある。図(ニ)は図3の外筒6の先端部分の構成一実施
例の側面断面図である。
【図6】図5の(ハ)の実施態様を示す図である。
【符号の説明】 吸引セット 1 外筒 1a 先端部 2 吸引用アダプター 2a 接続口 3 パッキング 4 内針 4a 刃先 5 コック 5a 接続口 吸引ニードル付吸引管 6 外筒 6a 吸着部 6b コネクター 6c 固定部 6d コネクター部と一体の吸着部 6e 螺部 6f コネクター 6g ラッパ状の吸着部 6h コネクター 6i 極めて柔軟性のある吸着部 7 外筒支持部 7a 吸引用接続口 8 リーク防止弁 9 内針 9a 刃先部 9b 二段先絞り形状 9c 目盛り 9d 針基 10 三方活栓 10a 接続口 10b 接続口
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引管なる外筒と吸引針である内針とで
    二重構造を成した吸引管装置において、 内針はその刃先部分を先細の二段形状先絞り構造を成し
    て且つその針基部に吸引用の三方活栓を設けて且つ該刃
    先が該外筒吸着部分から露出する量を表示する目盛りを
    該針基に近い部分に設けて該内針を構成して、 外筒はその先端部分にコネクターを介して柔軟性のある
    吸着部を設けて且その端末部に吸引接続口を突出し有し
    た外筒支持部とリーク防止弁とを設けて該外筒を構成し
    て、 それら二段先絞り部と目盛りとを有した内針と柔軟性の
    有る吸着部を有した外筒とを構成したことを特徴とした
    吸引ニードル付吸引管。
  2. 【請求項2】 請求項1の外筒の先端部分は内側へ反っ
    た固定部を成して、柔軟性のある吸着部を有して一体構
    造にしたコネクターを該固定部に圧入嵌合固定したこと
    を特徴とした吸引ニードル付吸引管。
  3. 【請求項3】 請求項1の外筒の先端部分に螺部を設け
    て、コネクターの螺部と螺合し且つ該コネクターに柔軟
    性のある吸着部を嵌合したことを特徴とした吸引ニード
    ル付吸引管。
  4. 【請求項4】 請求項2において吸着部をラッパ状に形
    成したことを特徴とした吸引ニードル付吸引管。
  5. 【請求項5】 請求項2においてラッパ状の吸着部の先
    端部周囲に極めて柔軟性のある吸着部を設けたことを特
    徴とした吸引ニードル付吸引管。
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