JPH08336566A - 浴処方用具 - Google Patents

浴処方用具

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JPH08336566A
JPH08336566A JP14792695A JP14792695A JPH08336566A JP H08336566 A JPH08336566 A JP H08336566A JP 14792695 A JP14792695 A JP 14792695A JP 14792695 A JP14792695 A JP 14792695A JP H08336566 A JPH08336566 A JP H08336566A
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JP
Japan
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prescription
bag
hot spring
bath
hot
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JP14792695A
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English (en)
Inventor
Kiyosumi Ogawa
清澄 小川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 浮輪部(11)と、開口部がこの浮輪部(1
1)に接続されている柔軟な袋体部(13)とを備え、
袋体部(13)と浮輪部(11)とは浴槽等の容器内の
湯水(3)に浮かび、袋体部(13)には、処方液
(A)が入れられて、身体がこの処方液(A)につかる
までに袋体部が充分に膨む浴処方用具(1)。 【効果】 温泉水の利用等によるアトピー性皮膚疾患な
どの治療処方が経済的に、簡便に可能となる利用後の処
方も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴処方用具に関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、皮膚疾患の
治療処方や、皮膚の洗浄、さらには身体の疲労を回復す
る等の各種の処方において有用な、処方液の使用量を少
くし、しかも後処理が容易であって、簡便な使用と、安
価な提供をも可能とする、新しい浴処方用具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術とその課題】生活環境の大きな変化や、社
会生活の複雑化、その高度化とともに、これまでの医療
によっては解決が難しい、その原因の特定も困難な疾患
が大きな注目を集めており、特にアトピー性皮膚炎をは
じめとする皮膚疾患や、全身の疲労感による生活の困難
さという症状等は、本人はもとより家族にとって大変な
苦痛を強いている。これらの症状等は、その原因が医学
的に不明で、苦痛や悩みが他者にはよく理解されない側
面もあって、その治療や症状の軽減についての有効策が
なかなか社会的に確立されてきていないのが実情であ
る。
【0003】これまでにも、その治療や症状の軽減のた
めの処方が各種試みられてきてもいる。たとえば医学的
には、ステロイド系処方剤、ホルモン系処方剤、抗炎症
剤等の経口、あるいは外用投与による治療や、様々な漢
方薬の投与をはじめ、各種の民間療法が試みられ、実用
とされてきてもいる。これらの試みのうち、一つの有力
な手段としていわゆる温泉治療、温泉療法が注目されて
もいる。
【0004】温泉を利用した処方は、民間療法として、
さらには医学においても古くから知られたものである
が、近年のアトピー性皮膚炎等の皮膚疾患についても、
顕著な効果を示す事例が報告されている。しかしなが
ら、この温泉の利用は、温泉地が生活圏より遠いことが
多く、その地に出かけることは、身体の症状や経済的負
担、そして時間の点で無理な場合が多い。また、温泉地
に出かけずに、温泉水を自宅等に取寄せて利用すること
を行われているが、この温泉水を家庭の浴槽等で使用し
ようとすると、大量の使用量となるため、これを持続す
ることは経済的に大きな負担になるという問題がある。
【0005】このため、温泉処方が有効であると判明し
た人々にとっては、いかに安価に、簡便に、この処方を
持続できるかが大変に重大な課題になっていた。たとえ
ば、皮膚疾患では、ほぼ毎日、数年にわたる処方さえ必
要な場合があるため、この課題の解決は切実なものとな
っていた。そして、温泉は、虚弱体質や老人等の健康増
進にも有効とされているが、同様の理由で簡易に利用で
きないという問題があった。
【0006】そこで、この発明は、以上の通りの温泉利
用にともなう問題を解決し、家庭においても、より軽減
された経済的負担で、簡便に温泉等を利用でき、しかも
治療処方後の処理も容易な、新しい手段を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、浮輪部と、開口部がこの浮輪部
に接続されている柔軟な袋体部とを備え、袋体部と浮輪
部とは浴槽等の容器内の湯水に浮かび、袋体部には処方
液が入れられて、身体がこの処方液につかるまでに袋体
部が充分に膨むことを特徴とする浴処方用具を提供す
る。
【0008】
【作用】すなわち、この発明では、上記の通り、浴処方
用具は、 1)樹脂成形体、あるいは樹脂フィルムによって膨張自
在とされた中空成形体等からなる浮輪部と、 2)この浮輪部にその開口部が接続された柔軟な袋体部 とによって基本的に構成されている。そして、この浴処
方用具は、そのもの自体として、たとえば浴槽の湯水に
浮き、かつ、袋体部には、温泉水等の処方液を充填する
ことができ、しかも処方液を入れた袋体部には身体を入
れて、処方液に身体の所定部位がつかることができるも
のとされている。
【0009】さらに、この浴処方用具は、明示するまで
もなく、浴槽等の容器内の湯水または冷水内において利
用可能であって、この湯水または冷水との熱伝導性が良
好なものを考慮している。もちろん、まれではあるが、
断熱性を持つものとして構成してもよい。処方液として
は、前記した通り、温泉水がまず考慮される。これは、
好ましい温泉地から容器で搬送された温泉水である。た
とえば家庭等の浴槽に、通常のように浴湯を入れ、これ
にこの発明の処方用具を浮かべ、次いで袋体部に温泉水
を投入することで、より少ない使用量で、つまり、従来
のように、浴槽全体に温泉水を充満させなくとも、処方
用具内のみに少量投入するだけで、この処方用具の袋体
部内に身体を入れることで、温泉水と身体との接触が可
能となり、処方が実現されることになる。
【0010】また、アトピー性等の皮膚疾患において
は、従来のように浴槽全体に温泉水を入れると、処方後
には剥離された皮膚少片や溶出体液による汚れが著し
く、患者以外の他者が続いて入浴することができない。
しかし、この発明によれば、このような汚れは、処方用
具内のみにとどまるため、処方用具を浴槽から取出し
て、汚れた温泉水を処分すればよく、浴槽に残った湯水
は、通常の入浴として他者がそのまま利用することが可
能となる。
【0011】そして、温泉地より取寄せた温泉水が冷水
となっていても、この発明の処方用具で用いる場合は、
周囲の湯水により適温に温められることになる。以上の
ようなことから、この発明の浴処方用具を用いることに
より、極めて少ない温泉水の使用量で、かつ処方後の処
分を容易とし、浴温度、そのためのエネルギーの利用も
有効なものとする。
【0012】さらに、この発明によれば、温泉水に限ら
れることなく、高価な薬剤を用いた浴処方も、極めて経
済的で、簡便なものとなる。健康増進のための浴処方に
おいても同様である。以下、実施例を示し、さらに詳し
くこの発明について説明する。もちろん、この発明は、
以下の例によって限定されるものではない。
【0013】
【実施例】添付した図面の図1および図2は、この発明
の浴処方用具を家庭用の浴槽において用いた例を示した
ものである。この図1および図2に沿って説明すると、
まず図1に例示したように、この発明の浴処方用具
(1)は、浴槽(2)内の湯水(3)に浮かべられる。
【0014】浴処方用具(1)は、この例においては、
ポリエチレンフィルム中空体等からなる、空気穴(1
2)を持つ膨縮自在な浮輪部(11)と、その開口部が
この浮輪部(11)に接続された袋体部(13)とを有
している。浮輪部(11)は、空気穴(12)から空気
を吹込むことにより膨らみ、いわゆる浮間の状態とな
る。袋体部(13)は、人の身体が入れるほどの大きさ
を持つ柔軟な、ポリエチレンフィルム等の適度な強度を
持つもので、その開口部が浮輪部(11)に溶着等によ
ってしっかりと接続されている。
【0015】膨縮自在な浮輪部(11)は、使用しない
時は収縮させて収容できるという利点があるが、必ずし
も膨縮自在でなく、浮ぶことのできる軽量の樹脂成形体
であってもよい。図1の状態において、たとえば皮膚疾
患の患者に適した処方用の温泉水(A)を、浮輪部(1
1)の開口より、袋体部(13)に投入する。すると、
冷めた状態の温泉水であっても、浴槽内の湯水(3)に
よって温ためられて適温になる。
【0016】そこで、図2のように、浮輪部(11)の
開口を介して袋体部(13)の開口部に足先を入れて、
徐々に身体を、この袋体部(13)内に入れる。こうす
ることにより、図2のように、袋体部(13)の内で、
温泉水(A)が身体をとりまき、身体の所要の部位が、
この温泉水(A)につかる状態となる。温泉水(A)の
使用量は、温泉水(A)が皮膚表面に膜のように接する
だけでもよいので、極めて少くて済むことになる。
【0017】そして、患者が処方後は、浴処方用具
(1)全体を浴槽(2)より取出し、汚れた温泉水
(A)を捨てればよい。浴槽(2)中の湯水は、そのま
ま、患者以外の者が入浴に利用することができる。袋体
部(13)内の温泉水(A)は、図2のように、周囲の
湯水(3)に押されて、身体の表面をくまなく覆うこと
になり、全身浴処方としては極めて有効である。
【0018】また、患者にとっては、温泉水(A)でな
く、通常の水を入れた状態でも入浴でき、しかも皮膚の
汚れ、溶出体液があっても、その処分は容易である。な
お、たとえば以上のようなこの発明の浴処方用具におい
ては、浴槽(2)等の大きさや形状にもよるが、その位
置を一定とするために、たとえば浮輪部(11)に、浴
槽(2)等の枠体への係止手段を設けておいてもよい。
縄、テープ、あるいは固体アーム状体等によって係止手
段としてもよい。こうすることで、利用者の利便性はさ
らに向上する。
【0019】また、浴槽(2)と接する袋状体(13)
の底部外表面等には、滑り止め処理を施しておくことも
有効である。この滑り止めは、たとえば図2に示したよ
うな、ゴム等による被覆(4)や、あるいは形状加工等
によることができる。さらに、浮輪部(11)あるいは
袋体部(13)には、示温材等の貼付や、示温センサー
の装着等によって、適温に温ためられると、オレンジ色
の色相になるなどの手段を採用することも好ましい。利
用時の適温がこの示温材によって示されるからである。
【0020】もちろん、この発明では、図1および図2
の温泉水(A)の場合に限られることなく、各種の薬剤
や入浴剤等の利用が処方液として可能である。
【0021】
【発明の効果】以上、詳しく説明した通り、この発明に
より、極めて少量の温泉水等の利用が可能となり、経済
的で、負担が少なく、しかも利便性に優れた処方が可能
となる。また、処方後の温泉水等の処方が容易で、患者
以外の浴槽等の入浴利用も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の浴処方用具を浴槽に浮かべた状態を
例示した断面図である。
【図2】浴処方用具の利用時の状態を例示した断面図で
ある。
【符号の説明】 1 浴処方用具 11 浮輪部 12 空気穴 13 袋体部 A 温泉水 2 浴槽 3 湯水 4 滑り止め被覆

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮輪部と、開口部がこの浮輪部に接続さ
    れている柔軟な袋体部とを備え、袋体部と浮輪部とは浴
    槽等の容器内の湯水に浮かび、袋体部には、処方液が入
    れられて、身体がこの処方液につかるまでに袋体部が充
    分に膨むことを特徴とする浴処方用具。
  2. 【請求項2】 浮輪部は、浴槽枠への係止手段を備えて
    いる請求項1の浴処方用具。
  3. 【請求項3】 袋体部外表面には滑り止め処置が施され
    ている請求項1または2の浴処方用具。
  4. 【請求項4】 浮輪部または袋体部は、示温性である請
    求項1ないし3のいずれかの浴処方用具。
  5. 【請求項5】 処方液は、温泉水である請求項1ないし
    4のいずれかの浴処方用具。
  6. 【請求項6】 処方液は、外用薬剤が添加されている請
    求項1ないし5のいずれかの浴処方用具。
  7. 【請求項7】 浮輪部が膨張縮少自在である請求項1な
    いし6のいずれかの浴処方用具。
JP14792695A 1995-06-14 1995-06-14 浴処方用具 Pending JPH08336566A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102525792A (zh) * 2010-12-09 2012-07-04 王建友 一种中药治疗装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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