JPH08335944A - 共有メモリ型スイッチングシステム及び共有メモリ型スイッチング装置 - Google Patents

共有メモリ型スイッチングシステム及び共有メモリ型スイッチング装置

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JPH08335944A
JPH08335944A JP14360595A JP14360595A JPH08335944A JP H08335944 A JPH08335944 A JP H08335944A JP 14360595 A JP14360595 A JP 14360595A JP 14360595 A JP14360595 A JP 14360595A JP H08335944 A JPH08335944 A JP H08335944A
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JP
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memory
address
data
input data
switching device
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JP14360595A
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Shoki Shimizu
昭喜 清水
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力データ量の違いに応じてメモリ容量を増
設し、各種の通信システムに適した共有メモリ型スイッ
チングシステムを構築する。 【構成】 入力データをそれぞれの方路へ対応して出力
する共有メモリ型スイッチング装置11と、この共有メ
モリ型スイッチング装置11に接続され入力データ量に
応じてメモリ容量を増設する1又は複数の増設メモリ1
2とを備えて構成されるシステムである。共有メモリ型
スイッチング装置11には、接続された増設メモリ12
を認識し、その接続により増えたメモリ領域に自己のメ
モリ領域と同様にアクセスし得る機能を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広帯域ISDNにおけるAT
M伝送や高速パケット通信等に用いる共有メモリ型スイ
ッチングシステム及び共有メモリ型スイッチング装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】
参考文献『遠藤 昇ほか「バッファを共通化したATM交
換用メモリスイッチ」電子情報通信学会論文誌 B−I
Vol.J72−B−I pp.1062-1068 No.11 1989年11月』 従来のスイッチング装置としては上記文献に開示される
ようなものがあった。図2にこのスイッチング装置の概
略構成を示す。図中の符号1は入力ポート、2は出力ポ
ート、3は多重部、4はメモリ、5は分離部、6はメモ
リ制御部をそれぞれ表わしている。
【0003】この構成により、複数の入力ポート1から
の入力データ(ATMセルデータ、パケット等)は多重部
3にて多重化され、メモリ制御部6によってメモリ4に
格納される。なおこの制御は、入力データに付与された
出力ポート情報を基に行われる。出力データは、同じく
メモリ制御部6の制御によってメモリ4から読み出さ
れ、分離部5によって各々の出力ポート2へ出力され
る。このようにして入力データの振り分け(スイッチン
グ)が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、この種のスイッ
チング装置では、主要な性能パラメータの一つであるセ
ル損失率特性は、内部のメモリに格納できるセル(セル
の他にパケット等もあるが、ここでは“セル”で統一す
る)の最大数で決定される。
【0005】またこのセル損失率特性は、同一のメモリ
容量の場合においても、入力されるセルデータの統計的
な性質(入力トラヒック特性)によって異なる。このよ
うな入力トラヒック特性は、スイッチが適用される装置
によって異なるため、適用する装置毎にスイッチへの要
求スペック、すなわち要求されるメモリ容量が異なるこ
とになる。
【0006】しかしながら装置毎に異なるスペックのス
イッチを開発するのは非効率的、かつ開発費用等の点で
不経済である。このため、大容量のメモリを内蔵したス
イッチを汎用的に使用することも考えられるが、1チッ
プのLSIに内蔵できるメモリの容量には限界があるた
め、必ずしも所定の要求特性を満足する容量のメモリを
内蔵することが可能とは限らない。
【0007】この問題点に関しては、複数個のLSIを用
いて1つのスイッチング装置を構成することによって解
決される場合もあるが、処理するデータ量が少ない場合
には不必要な規模の増大となり、それに伴って電力の浪
費も増加するという問題が発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の共有メモリ型スイッチングシステムは、入力
データをそれぞれの方路へ対応して出力する共有メモリ
型スイッチング装置と、該共有メモリ型スイッチング装
置に接続され入力データ量に応じてメモリ容量を増設す
る1又は複数の増設メモリとを備え、前記共有メモリ型
スイッチング装置が接続状態の増設メモリを認識してア
クセスする機能を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】共有メモリ型スイッチングシステムは、共有メ
モリ型スイッチング装置に任意の個数の増設メモリを接
続して構成されるので、入力データ量の違いに応じてメ
モリ容量を増設し、各種の通信システムに適した共有メ
モリ型スイッチングシステムを構築することができる。
【0010】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を図面を参照しな
がら説明する。図1は本実施例に係る共有メモリ型スイ
ッチングシステムの原理を示す構成図である。
【0011】本実施例の共有メモリ型スイッチングシス
テムは、図に示すように、共有メモリ型スイッチング装
置11と、これに接続される増設メモリ12とから構成
されている。これら共有メモリ型スイッチング装置11
及び増設メモリ12は、具体的にはそれぞれLSI(大規
模集積回路)で構成されている。
【0012】共有メモリ型スイッチング装置11は、複
数の入力ポート14からの入力データを内部のメモリに
バッファリングした上で各々の方路へ対応して分離し、
各出力ポート15から出力するスイッチング処理を行う
装置である。
【0013】増設メモリ12は共有メモリ型スイッチン
グ装置11に接続され、入力データ量に応じてメモリ容
量を増設するためのもので、入力データ量に応じて1又
は複数個接続する。共有メモリ型スイッチング装置11
には、増設メモリ12のメモリ容量(接続個数)を認識
し、メモリ空間を特定してアクセスする機能が備えられ
ている。
【0014】前記共有メモリ型スイッチング装置11及
び増設メモリ12は具体的には次のように構成されてい
る。
【0015】図1中の入力ポート14にはN本の入力線
が、出力ポート15にはN本の出力線がそれぞれ接続さ
れる。16は増設メモリ12を接続するためのメモリ増
設ポートである。このメモリ増設ポート16に必要に応
じた個数の増設メモリ12が適宜接続される。即ち、共
有メモリ型スイッチング装置11は単体での使用も可能
であり、この共有メモリ型スイッチング装置11だけで
対応しきれない場合に適宜個数の増設メモリ12を接続
する。図1ではM個の増設メモリ12を接続した状態を
示している。
【0016】共有メモリ型スイッチング装置11は、図
3及び図4に示すように構成されている。図3は共有メ
モリ型スイッチングシステムの構成説明図、図4は共有
メモリ型スイッチング装置11の具体的な内部構成を示
す構成説明図である。なお図1においては、入力ポート
14及び出力ポート15をN個、増設メモリ12をM個
設けられているが、ここでは説明の便宜上、各ポート1
4,15及び増設メモリ12の数をそれぞれ2個にした
場合について説明する。
【0017】メモリ増設ポート16は、増設メモリ12
に格納する入力データを出力するための入力データポー
ト21と、入力データを書き込む先のアドレスデータを
出力する書込アドレスポート22と、格納したデータの
うち読み出したいデータのアドレスを出力する読出アド
レスポート23と、この読出アドレスポート23で特定
した格納データを読み出す出力データポート24とから
構成される。
【0018】31は入力データ多重部で、2本の入力線
からの入力データとしてのATMセルデータを多重化して
メモリ領域に書き込む。32はATMセルデータを格納す
る既設メモリとしてのセルメモリである。33はメモリ
制御部で、ATMセルデータをセルメモリ32へ書き込む
ためのアドレス、制御信号等を発生する。34は空アド
レス管理部で、セルメモリ32において現在ATMセルデ
ータが書き込まれていない部分のアドレス(空アドレ
ス)のデータを格納して管理するメモリである。入力デ
ータ多重部31で多重化されたATMセルデータはこの空
アドレス管理部34からの空アドレス信号に応じてセル
メモリ32に格納される。さらに空アドレス管理部34
は、共有メモリ型スイッチング装置11に増設メモリ1
2が接続されたときにはこの増設メモリ12の空アドレ
スの状態も同時に管理する。
【0019】35は出力ポート番号抽出部で、入力ポー
ト14から入力されるATMセルデータに付与された出力
ポート番号のデータを抽出する。36はATMセルデータ
のセルメモリ32への格納位置情報であるアドレスデー
タを格納するアドレスメモリである。このアドレスメモ
リ36は出力ポート15に対応した個数(本実施例にお
いては2個)だけ設けられている。即ち、第1〜第N出
力ポート15のそれぞれに対応して第1〜第Nアドレス
メモリ(本実施例では、第1及び第2アドレスメモリ3
6A,36B)が設けられている。37はセレクタで、
出力ポート番号抽出部35で抽出した出力ポート番号に
対応したアドレスメモリ36A,36Bに空アドレス管
理部34から出力されるアドレスデータを入力する。こ
のアドレスメモリ36A,36Bにはアドレスデータが
FIFO(First In First Out:先入れ/先出し)の形で格
納される。
【0020】38はアドレス情報多重部で、各アドレス
メモリ36A,36Bから出力されたアドレス情報を多
重化してメモリ制御部33、空アドレス管理部34及び
接続状態の増設メモリ12の増設メモリ制御部46に出
力する。39は分離部で、セルメモリ32からのATMセ
ルデータを、それに付与された出力ポート番号に応じて
分離し、各出力ポート15から出力する。
【0021】40は増設メモリ12を接続したときにそ
れに対応して使用可能なアドレス領域を設定し直す使用
可能アドレス設定部である。増設メモリ12を共有メモ
リ型スイッチング装置11に接続して使用可能なメモリ
領域が増えたときに、この使用可能アドレス設定部38
によって初期設定時等に増設メモリ12の接続数に応じ
た使用可能アドレスを設定する。
【0022】増設メモリ12は図5に示すように構成さ
れている。45は共有メモリ型スイッチング装置11の
入力データ多重部31で多重化されたATMセルデータを
格納する増設セルメモリである。46は増設セルメモリ
45に対してATMセルデータの書込/読出制御を行う増
設メモリ制御部である。47は自アドレス設定部で、共
有メモリ型スイッチング装置11及び増設メモリ12で
構成される共有メモリ型スイッチングシステムの全体の
メモリ空間のうち自己の増設セルメモリ45の絶対アド
レス空間を設定する。
【0023】48,49,50は、入力データ、書込ア
ドレスデータ及び読出アドレスデータを増設セルメモリ
45及び増設メモリ制御部46にそれぞれ入力するため
のポートである。また、51は増設セルメモリ45から
読み出されたATMセルデータが出力されるポートであ
る。そして、共有メモリ型スイッチング装置11と増設
メモリ12の各入力データポート21,48、書込アド
レスポート22,49、読出アドレスポート23,50
及び出力データポート24,51がそれぞれバス状に接
続される。
【0024】増設メモリ12が2個以上接続されるとき
は、増設メモリ12の各ポート48,49,50,51
が共有メモリ型スイッチング装置11の各ポート21,
22,23,24にそれぞれ並列に接続される。
【0025】[作用]次に前記構成の共有メモリ型スイッ
チングシステムの動作を説明する。
【0026】先ず、メモリの増設(増設メモリ12の接
続)を行わずに、共有メモリ型スイッチング装置11の
単体使用時の動作を説明する。
【0027】空アドレス管理部34には、初期設定時、
あるいはリセット時に使用可能アドレス設定部40によ
り使用可能アドレスがストアされる。ここではメモリの
増設を行っていないため、セルメモリ32の全アドレス
がストアされることになる。
【0028】入力ポート14から入力したATMセルデー
タは入力データ多重部31にて時分割多重され、セルメ
モリ32へ入力する。このセルメモリ32への書込制御
はメモリ制御部33にて行われる。即ち、空アドレス管
理部34から出力された空アドレスデータをメモリ制御
部33にてデコードして、セルメモリ32に対するアド
レス信号に変換すると共に、書込制御信号を生成する。
なおここでは、空アドレス管理部34から読み出された
空アドレス情報がそのままセルメモリ32に対するアド
レス信号として使用される。また、空アドレス管理部3
4では、空アドレスデータとして出力されたアドレスが
空でないこと(使用中であること)を認識する。
【0029】空アドレス管理部34から読み出された空
アドレスデータは、セルメモリ32の書込用のデータと
して使用されると同時に、セルメモリ32に書き込まれ
たATMセルデータが目指す出力ポート15に対応したア
ドレスメモリ36A,36BにFIFOの形式で格納され
る。この制御は、出力ポート番号抽出部35及びセレク
タ37によって行われる。即ち、出力ポート番号抽出部
35により抽出された出力ポート番号データがセレクタ
37に出力され、このセレクタ37で出力ポート番号デ
ータに応じたアドレスメモリ36A,36Bが特定され
る。そして、空アドレス管理部34からの空アドレスデ
ータがメモリ制御部33に出力されると共に、セレクタ
37で特定されたアドレスメモリ36にもFIFOの形式で
格納される。
【0030】このようにして、ATMセルデータ本体はセ
ルメモリ32に格納され、そのアドレスデータはATMセ
ルデータ本体の目指す出力ポート15毎に各アドレスメ
モリ36A.36Bに読出順序に対応して格納される。
【0031】ATMセルデータ本体のセルメモリ32から
の読出も、メモリ制御部33にて実行される。このメモ
リ制御部33に読出アドレスデータが入力され、このデ
ータに応じて読出制御が行われる。読出アドレスデータ
は、アドレスメモリ36から順次読み出されるアドレス
データをアドレス情報多重部38にて選択して出力され
るもので、このデータがメモリ制御部33及び空アドレ
ス管理部34に出力される。メモリ制御部33は、この
アドレスデータをセルメモリ32に格納されたATMセル
データ本体に付与して分離部39に出力する。空アドレ
ス管理部34は、このアドレスデータに基づいて空アド
レスの状況を変更する。
【0032】メモリ制御部33によってセルメモリ32
から順次に読み出されたデータは、分離部39にて各出
力ポート15ごとに分離されて出力される。
【0033】以上のようにして、共有メモリ型スイッチ
ング装置11単体でのスイッチング動作が実行される。
【0034】次に、共有メモリ型スイッチング装置11
に2個の増設メモリ12を接続してメモリの増設を行っ
た場合の動作例を説明する。なお、共有メモリ型スイッ
チング装置11のセルメモリ32及び増設メモリ12の
増設セルメモリ45の各メモリ容量をいずれも10セル
分として説明する。
【0035】先ず初期設定として、共有メモリ型スイッ
チング装置11の使用可能アドレス設定部40に増設メ
モリ12の個数を設定する。本実施例では、増設メモリ
12の接続個数が2個であるため、共有メモリ型スイッ
チング装置11のセルメモリ32の使用可能アドレスが
10アドレス、増設メモリ12の使用可能アドレスが10×
2=20アドレスであり、合計30アドレスが使用可能アドレ
スとして、空アドレス管理部34にストアされる。
【0036】さらに初期設定として、各増設メモリ12
に対してアドレス空間を指定する。即ち、各増設メモリ
12の自アドレス設定部47を調整して、共有メモリ型
スイッチング装置11及び各増設メモリ12を含む全体
のアドレス空間の中で自己の増設セルメモリ45の絶対
アドレス空間を指定する。本実施例では、共有メモリ型
スイッチング装置11のセルメモリ32には1〜10の
アドレスが、第1増設メモリ12の増設セルメモリ45
には11〜20のアドレスが、第2増設メモリ12には
21〜30のアドレスがそれぞれ割り当てられているも
のとする。
【0037】次いで、上述した共有メモリ型スイッチン
グ装置11単体での動作の場合と同様に、各入力ポート
14から入力したATMセルデータは入力データ多重部3
1にて時分割多重され、セルメモリ32に入力される。
このセルメモリ32への書込制御はメモリ制御部33に
て行われる。即ち、空アドレス管理部34から出力され
た空アドレスデータをメモリ制御部33にてデコード
し、セルメモリ32に対するアドレス信号に変換し、書
込制御信号を生成する。なおこの場合、空アドレス管理
部34からのデータのアドレス値が1〜10の場合には
上述の処理が行われるが、アドレス値が11〜30の場
合にはメモリ制御部33が自己のセルメモリ32に対す
るアドレスではないと判断してデータの書込制御を実行
しない。
【0038】この判断は各増設メモリ12の増設メモリ
制御部46においても同様に行われ、自己の増設セルメ
モリ45に対するアドレス値と判断した場合にのみ書込
制御を実行する。即ち、アドレス値が11〜20の場合
には、第1の増設メモリ12の増設メモリ制御部46が
自己の増設セルメモリ45への入力データと判断して前
記書込制御を実行する。共有メモリ型スイッチング装置
11及び第2の増設メモリ12は前記書込制御を実行し
ない。また、アドレス値が20〜30の場合には、第2
の増設メモリ12の増設メモリ制御部46が自己の増設
セルメモリ45への入力データと判断して前記書込制御
を実行する。このときも、共有メモリ型スイッチング装
置11及び第1の増設メモリ12は前記書込制御を実行
しない。
【0039】そして、空アドレス管理部34では、空ア
ドレスデータとして出力されたアドレスが空でなくなっ
たことを変更する。
【0040】空アドレス管理部34から読み出された空
アドレスデータは、上述の場合と同様にして、アドレス
メモリ36A,36BにもFIFOの形式で格納される。
【0041】このようにして、ATMセルデータ本体はセ
ルメモリ32又は増設セルメモリ45に格納され、その
アドレスデータはATMセルデータ本体の目指す出力ポー
ト15毎に各アドレスメモリ36A,36Bに読出順序
に対応して格納される。
【0042】ATMセルデータ本体のセルメモリ32から
の読出も、上述の場合とほぼ同様である。即ち、アドレ
ス値が1〜10の場合には共有メモリ型スイッチング装
置11のメモリ制御部33にて実行される。アドレス値
が11〜20の場合には第1の増設メモリ12の増設メ
モリ制御部46にて、アドレス値が21〜30の場合に
は第2の増設メモリ12の増設メモリ制御部46にて実
行される。そして、各メモリ制御部33,46の制御に
より、ATMセルデータがいずれかの出力ポート15から
外部に出力される。空アドレス管理部34も出力したア
ドレスデータに基づいて空アドレスの状況を変更する。
【0043】以上のようにして、共有メモリ型スイッチ
ング装置11に2つの増設メモリ12を接続した場合の
スイッチング動作が実行される。
【0044】[実施例の効果]以上のように共有メモリ
型スイッチング装置11にメモリ増設ポート16、空ア
ドレス管理部34及び使用可能アドレス設定部40を設
け、また増設メモリ12に自アドレス設定部47を設け
たので、共有メモリ型スイッチング装置11は単体で使
用することができるとともに、任意の数の増設メモリ1
2を接続して大容量のメモリを内蔵する1 つの共有メモ
リ型スイッチングシステムとして使用することができる
ようになる。
【0045】増設メモリ12の接続個数は、転送データ
量に応じて前記上限値以下の範囲で任意の個数を接続す
ることが可能であるため、適用しようとする通信システ
ムでの要求仕様に応じて最適な共有メモリ型スイッチン
グシステムを構成することができるようになる。
【0046】また、共有メモリ型スイッチング装置11
は、増設メモリ12を接続しない単体としても、複数個
接続してもメモリ容量に応じたスイッチング機能を発揮
するため、極めて汎用性の高いものとなる。
【0047】[変形例]なお、前期実施では、2つの増
設メモリ12を接続した場合を例に説明したが、この増
設メモリ12の接続個数は処理したい伝送データの量に
応じて適宜設定する。即ち、伝送データが少ない場合に
は共有メモリ型スイッチング装置11を単体で用い、伝
送データ量が多くなれば、1つ又は3つ以上の増設メモ
リ12を接続してもよい。この増設メモリ12の接続個
数の限界は原理的にはアドレスメモリ36及び空アドレ
ス管理部34の容量によって決定される。このため、多
数の増設メモリ12を接続する態様が想定される場合に
は、それに応じて予め所定の容量分確保しておく。
【0048】また、前記実施例では、共有メモリ型スイ
ッチング装置11の入力ポート14及び出力ポート15
を2つ設けた場合を例に説明したが、3つ以上のポート
14,15が設けられる場合も動作原理は同一である。
なおこの場合には、出力ポート15の数に合わせてアド
レスメモリ36を設ける。
【0049】また前記実施例では、一定のメモリ容量を
有する増設メモリ12をM個接続した場合を例に説明し
たが、メモリ容量の大きい増設メモリを1個だけ設ける
ようにしてもよい。
【0050】また前記実施例では、共有メモリ型スイッ
チング装置11及び増設メモリ12をいずれもLSI(大
規模集積回路)にて実現する構成としたが、増設メモリ
12に関しては外付回路にて増設メモリ制御部46及び
自アドレス設定部47を構築することにより、市販の汎
用メモリを適用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、共有メモリ型スイ
ッチング装置に入力データ量に対応したメモリ容量の増
設メモリを接続すると共に、接続状態の増設メモリを認
識してアクセスする機能をこの共有メモリ型スイッチン
グ装置に備えたので、入力データ量に応じて増設メモリ
を接続し、共有メモリ型スイッチング装置のメモリ容量
を任意に増減することができるようになる。
【0052】この結果、共有メモリ型スイッチングシス
テムを、データ量の異なる種々の通信システムに対して
最適な状態で装着することができるようになる。
【0053】また、共有メモリ型スイッチング装置は、
増設メモリを接続しない単体としても、複数個接続して
もメモリ容量に応じたスイッチング機能を発揮するた
め、極めて汎用性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る共有メモリ型スイッチングシステ
ムを示す原理構成図である。
【図2】従来の共有メモリ型スイッチングシステムを示
す原理構成図である。
【図3】本発明に係る共有メモリ型スイッチングシステ
ムの具体的構成を示す構成説明図である。
【図4】本発明の共有メモリ型スイッチング装置の具体
的構成を示す構成説明図である。
【図5】増設メモリの具体的構成を示す構成説明図であ
る。
【符号の説明】
11…共有メモリ型スイッチング装置、12…増設メモ
リ、14…入力ポート、15…出力ポート、16…メモ
リ増設ポート、21…入力データポート、22…書込ア
ドレスポート、23…読出アドレスポート、24…出力
データポート、31…入力データ多重部、32…セルメ
モリ、33…メモリ制御部、34…空アドレス管理部、
35…出力ポート番号抽出部、36…アドレスメモリ、
37…セレクタ、38…アドレス情報多重部、39…分
離部、40…使用可能アドレス設定部、45…増設セル
メモリ、46…増設メモリ制御部、47…自アドレス設
定部、48…入力データポート、49…書込アドレスポ
ート、50…読出アドレスポート、51…出力データポ
ート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力ポートからの入力データをメ
    モリ上にバッファリングした上でそれぞれの方路へ対応
    して分離し各出力ポートから出力するスイッチング処理
    を行う共有メモリ型スイッチング装置と、 該共有メモリ型スイッチング装置に接続され入力データ
    量に応じてメモリ容量を増設する1又は複数の増設メモ
    リとを備え、 前記共有メモリ型スイッチング装置が接続状態の増設メ
    モリを認識してアクセスする機能を備えたことを特徴と
    する共有メモリ型スイッチングシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の共有メモリ型スイッチ
    ングシステムにおいて、 上記共有メモリ型スイッチング装置が、 入力ポートからの入力データをバッファリングするため
    の既設メモリと、 上記増設メモリを1又は複数接続するためのメモリ増設
    ポートと、 複数個の入力ポートからの入力データを多重化して上記
    既設メモリ又は接続状態の増設メモリへ書き込む多重部
    と、 上記入力データが目指す出力ポート番号を抽出する出力
    ポート番号抽出部と、 上記既設メモリ又は接続状態の増設メモリに格納された
    入力データのアドレスを格納するアドレスメモリと、 該アドレスメモリに格納したアドレスデータに基づいて
    上記既設メモリ又は接続状態の増設メモリ内の入力デー
    タを読み出して目指す出力ポートへ分配する分離部と、 上記既設メモリ又は増設メモリのうち現在データが格納
    されていない空状態の部分のアドレスを格納する空アド
    レス管理部と、 初期設定時に該空アドレス管理部に前記増設メモリの接
    続状態に応じた使用可能アドレスを設定する使用可能ア
    ドレス設定部とを備えたことを特徴とする共有メモリ型
    スイッチングシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の共有メモリ型ス
    イッチングシステムにおいて、 上記増設メモリが、前記共有メモリ型スイッチング装置
    との関係で自己のアドレス空間を設定する自アドレス設
    定部を有することを特徴とする共有メモリ型スイッチン
    グシステム。
  4. 【請求項4】 入力ポートからの入力データをバッファ
    リングするための既設メモリと、 別体の増設メモリを1又は複数接続するためのメモリ増
    設ポートと、 複数個の入力ポートからの入力データを多重化して上記
    既設メモリ又は接続状態の増設メモリへ書き込む多重部
    と、 上記入力データが目指す出力ポート番号を抽出する出力
    ポート番号抽出部と、 上記既設メモリ又は接続状態の増設メモリに格納された
    入力データのアドレスを格納するアドレスメモリと、 該アドレスメモリに格納したアドレスデータに基づいて
    上記既設メモリ又は接続状態の増設メモリ内の入力デー
    タを読み出して目指す出力ポートへ分配する分離部と、 上記既設メモリ又は増設メモリのうち現在データが格納
    されていない空状態の部分のアドレスを格納する空アド
    レス管理部と、 初期設定時に該空アドレス管理部に前記増設メモリの接
    続状態に応じた使用可能アドレスを設定する使用可能ア
    ドレス設定部とから構成されたことを特徴とする共有メ
    モリ型スイッチング装置。
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