JPH08335897A - データ受信機 - Google Patents

データ受信機

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JPH08335897A
JPH08335897A JP7142107A JP14210795A JPH08335897A JP H08335897 A JPH08335897 A JP H08335897A JP 7142107 A JP7142107 A JP 7142107A JP 14210795 A JP14210795 A JP 14210795A JP H08335897 A JPH08335897 A JP H08335897A
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JP
Japan
Prior art keywords
result
circuit
demodulation
comparison
threshold voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP7142107A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoyoshi Kurasawa
清義 倉沢
Shigeyuki Sakaki
茂之 榊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 図3(a)は、デジタル信号(方形波)を振幅
変調して得たバースト信号を示す。このバースト信号を
LC共振回路で受信しダイオード検波で復調すると、同
図(b)に示すように立上がり/立下がり時における波形
が鈍る。また、バースト信号の受信磁界レベルにより、
復調波は波形A1,B1のように変動する。この復調波と
閾値電圧VTHとの比較結果によってデジタル信号を再生
すると、受信磁界レベルによってデジタル信号がばらつ
くことになる。そこで、このばらつきを防止する。 【構成】 まず、波形A1,B1を微分して波形A2,B2
を得る。次に、波形A2,B2と閾値電圧VTH,−VTHと
の比較結果に基づいてデジタル信号を再生する。波形A
2,B2が閾値電圧VTH,−VTHとクロスするタイミング
はほぼ同一であり、受信磁界レベルによるデジタル信号
のばらつきはきわめて小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、定期乗車券等、非接
触型のICカードに用いて好適なデータ受信機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】定期乗車券等に非接触型のICカードを
用い、カード処理装置との間で通信を行うことによって
改札等の処理を行うことが検討されている。通信方式と
してASK方式が用いられる場合、カード処理装置およ
びICカード間で伝送される信号(バースト信号)は図
3(a)のような波形を有する。すなわち、バースト信号
は周期T毎にバースト状態または非バースト状態にな
り、バースト状態によって“1”、非バースト状態によ
って“0”が表現される。
【0003】ところで、非接触型のICカードは身分証
明書等、各種の分野に対して適用可能であるが、定期乗
車券等に用いられる場合には重大な制約が課せられる。
それは、ICカードをきわめて安価に製造しなければな
らない、ということである。一般的なICカード(CP
Uを内蔵したもの)は1枚あたり数千円程度の製造費用
が必要であり、この価格は電車等の短い区間の1ヶ月の
定期乗車賃に匹敵する。これでは採算ベースに乗せるこ
とは不可能である。
【0004】また、非接触型のICカードの共通の制約
として、消費電力を僅少にしなければならない点が挙げ
られる。すなわち、かかるICカードは、カード処理装
置から放射される電波をループアンテナ等によって受信
し、これを整流したものを電源として用いるため、消費
電力に自ずと制限がある。換言すれば、デジタル回路の
消費電力はクロック周波数と素子数とにほぼ比例するか
ら、高周波のクロックや複雑な回路を用いることはでき
ない。
【0005】上述した制約により、定期乗車券用のIC
カードには、デジタル回路の一般的な技術である水晶発
振器、あるいはPLL回路等を用いることは困難であ
る。また、その動作クロックはバースト信号の復調結果
から抽出される。
【0006】図3(a)のバースト信号を精密な包絡線検
波器に供給すると、周期nT(nは自然数)のほぼ完全
な方形波が得られる。しかし、上述した理由により、そ
のような物を用いることはできないから、バースト信号
は単なるLC共振回路やダイオード等を用いて復調され
る。LC共振回路にはエネルギーが蓄えられるから、図
3(b)の波形A1に示すように、復調波は立上がり/立
下がり部分の鈍ったものになる。
【0007】従って、この復調波は整形回路に供給され
る。ここでは、復調波と所定の閾値電圧VTHとが比較さ
れ、前者が後者以上である場合は“1”、それ以外の場
合は“0”のデジタル信号が出力される。また、上述し
たように、このデジタル信号からICカード内部で用い
られるクロックが抽出される。そして、このクロックに
同期して上記デジタル信号がラッチされ、その結果が最
終的な復調結果として用いられることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3(a)に
示すバースト信号の振幅は、ICカードの受信磁界レベ
ル、すなわちICカードおよびカード処理装置間の距離
によって変動する。また、上述した理由により、ICカ
ードにAGC(自動利得調整)機能付きの高周波増幅器
等、高価かつ高消費電力の回路を設けることは困難であ
る。この結果、復調波の波形は、例えば同図(b)の波形
B1のようになることもあり得る。
【0009】ここで、波形A1,B1を比較すると、バー
スト信号がバースト状態になった後に復調波が閾値電圧
VTHを超えるまでの時間tA,tBは異なっている。さら
に、「1」周期に対応して復調波が閾値電圧VTHを超え
る時間も異なっている。このように、バースト信号によ
って得られるデジタル信号は、ICカードおよびカード
処理装置間の距離によって大幅に変動する。
【0010】このデジタル信号に基づいてクロックを生
成する回路も簡単な構成のものにせざるを得ないから、
かかるデジタル信号のばらつきによって、生成されるク
ロックの位相等もばらつくことになる。これにより、デ
ジタル信号をラッチするタイミングが狂い、受信エラー
が生じる。また、ICカードからカード処理装置へのデ
ータ送信がこのクロックに同期して行われる場合は、カ
ード処理装置においても受信エラーが生じ、システムが
誤動作するという問題が生じた。この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであり、消費電力および価格の
制約の下で、信頼性の高いデータ受信機を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の構成にあっては、供給された復調波を
微分し微分結果を出力する微分回路と、この微分結果の
レベルと所定の閾値との大小を比較する比較回路と、こ
の比較回路における比較結果に基づいて復調結果を出力
するデータ復調回路とを具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の構成にあっては、請
求項1記載のデータ受信機において、方形波を振幅変調
して成る変調信号を受信すると、この方形波の立上がり
および立下がり部分を鈍らせたものを前記復調波として
出力する復調回路と、前記復調結果に基づいてクロック
を生成するクロック生成手段とを具備し、前記データ復
調回路は、このクロックと前記比較結果とに基づいて前
記方形波を再生することを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の構成にあっては、微分回路は供
給された復調波を微分し微分結果を出力し、比較回路は
この微分結果のレベルと所定の閾値との大小を比較す
る。そして、データ復調回路はこの比較結果に基づいて
復調結果を出力する。従って、安価な復調回路を用いた
ために復調波が鈍ったとしても、正確な復調結果が得ら
れる。
【0014】さらに、請求項2記載の構成にあっては、
クロック生成手段は、この復調結果に基づいてクロック
を生成し、生成したクロックと比較結果とに基づいて方
形波を再生するから、方形波を正確に再生することがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。図において20は定期乗車券(ICカ
ード)、10はカード処理装置である。カード処理装置
10は、ループアンテナ11を介して、周波数f1の一
定レベルの電波を出力する。また、ループアンテナ12
を介して、周波数f2でバースト信号の送受信を行う。
なお、周波数f1,f2は短波帯または中波帯に属する。
【0016】また、定期乗車券20の内部において22
は整流回路であり、ループアンテナ21を介して受信し
た電波(主として周波数f1の電波)を整流し、各部に
電源として供給する。また、24はLC共振型の復調回
路であり、ループアンテナ23を介して周波数f2の電
波を受信し、これを整流して復調波S1を出力する。2
5は波形整形回路であり、復調波S1の波形を整形しデ
ジタル信号S2として出力する。
【0017】28は不揮発性メモリ(例えばEEPRO
M)であり、定期乗車券20の乗車区間、有効期限、利
用者の年齢、性別、氏名等のデータが販売時に書込まれ
ている。26は制御回路であり、デジタル信号S2に基
づいてクロックを生成するとともにこのクロックに同期
してデジタル信号S2をラッチする。制御回路26は、
このラッチした結果(復調結果)を所定期間に渡って記
憶し、この復調結果が所定のビットパターンを有する場
合は不揮発性メモリ28に記憶された内容を読み出し、
変調回路27に供給する。
【0018】変調回路27は受信したデータを振幅変調
して周波数f2のバースト信号に変換し、ループアンテ
ナ23を介して出力する。このバースト信号はループア
ンテナ12を介してカード処理装置10に受信される。
カード処理装置10にあっては、受信されたバースト信
号に基づいて、定期乗車券20に係る乗車区間、有効期
限等が解析される。そして、その結果が正当であれば自
動改札機(図示せず)のゲートが開かれ、不当であれば
警報が鳴らされる。
【0019】上述した構成は従来のものと同様である
が、本実施例にあっては、波形整形回路25は図2に示
すように構成される。図において1はコンデンサ、2は
抵抗器であり、両者によって微分回路30が構成されて
いる。ここで、波形A1,B1に対応する微分結果を図3
(c)の波形A2,B2に示す。また、3は比較回路であ
り、微分結果と閾値電圧VTHとを比較し、前者が後者以
上になれば“1”、それ以外の場合は“0”になる信号
を比較結果として出力する。
【0020】また、4は比較回路であり、微分結果と閾
値電圧−VTHとを比較し、前者が後者以下になれば
“1”、それ以外の場合は“0”になる信号を比較結果
として出力する。5はRSフリップフロップであり、比
較回路3の比較結果が“1”に立ち上がったタイミング
で内部値Qを“1”に設定し、比較回路4の比較結果が
“1”に立ち上がったタイミングで内部値Qを“0”に
設定し、この内部値Qをデジタル信号S2として出力す
る。
【0021】従って、微分結果が図3(c)の波形A2で
あれば、デジタル信号S2は、波形A2が閾値電圧VTH以
上になった時点で“1”に立ち上がり、波形A2が閾値
電圧−VTH以下になった時点で“0”に立下がる。すな
わち、デジタル信号S2の値は、バースト信号のバース
トのオン/オフにきわめて近いタイミングで切り替わる
ことになる。波形B2についても同様である。
【0022】すなわち、本実施例によれば、バースト信
号の受信磁界レベルが変動したとしても、デジタル信号
S2には殆ど影響は及ばない。これにより、生成される
クロックも安定性の高いものになり、高い信頼性が得ら
れる。そして、図2の回路構成はきわめて簡単であり、
高速のクロック信号も不要であるから、非接触型のIC
カードに採用するにあたって何ら支障は生じない。
【0023】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではないことは言うまでもない。例えば、本発明
は、定期乗車券以外の種々の用途に用いることができ
る。さらに、非接触型ICカード以外にも低価格・低消
費電力の要求される各種の通信分野に用いることができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のデータ
受信機によれば、復調波の微分結果と所定の閾値との比
較結果に基づいて復調結果またはクロックが出力される
から、安価な復調回路を用いたために復調波が鈍ったと
しても、正確な復調結果またはクロックを得ることがで
き、高い信頼性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の構成を示すブロック図
【図2】 一実施例の要部の回路図である。
【図3】 一実施例および従来例の各部の波形図であ
る。
【符号の説明】
3,4 比較回路 5 RSフリップフロップ(データ復調回路) 24 復調回路 26 制御回路(データ復調回路) 30 微分回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された復調波を微分し微分結果を出
    力する微分回路と、 この微分結果のレベルと所定の閾値との大小を比較する
    比較回路と、 この比較回路における比較結果に基づいて復調結果を出
    力するデータ復調回路とを具備することを特徴とするデ
    ータ受信機。
  2. 【請求項2】 方形波を振幅変調して成る変調信号を受
    信すると、この方形波の立上がりおよび立下がり部分を
    鈍らせたものを前記復調波として出力する復調回路と、 前記復調結果に基づいてクロックを生成するクロック生
    成手段とを具備し、前記データ復調回路は、このクロッ
    クと前記比較結果とに基づいて前記方形波を再生するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ受信機。
JP7142107A 1995-06-08 1995-06-08 データ受信機 Pending JPH08335897A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7142107A JPH08335897A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 データ受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7142107A JPH08335897A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 データ受信機

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Publication Number Publication Date
JPH08335897A true JPH08335897A (ja) 1996-12-17

Family

ID=15307593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7142107A Pending JPH08335897A (ja) 1995-06-08 1995-06-08 データ受信機

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JP (1) JPH08335897A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100700849B1 (ko) * 1999-06-02 2007-03-29 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 반도체 집적회로, 반도체 집적회로를 구비하는 무접촉정보매체, 및 반도체 집적회로를 구동하는 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100700849B1 (ko) * 1999-06-02 2007-03-29 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 반도체 집적회로, 반도체 집적회로를 구비하는 무접촉정보매체, 및 반도체 집적회로를 구동하는 방법

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