JPH08335888A - 可搬型衛星通信装置 - Google Patents

可搬型衛星通信装置

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JPH08335888A
JPH08335888A JP7140525A JP14052595A JPH08335888A JP H08335888 A JPH08335888 A JP H08335888A JP 7140525 A JP7140525 A JP 7140525A JP 14052595 A JP14052595 A JP 14052595A JP H08335888 A JPH08335888 A JP H08335888A
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JP
Japan
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antenna
communication device
satellite communication
main body
portable satellite
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Application number
JP7140525A
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English (en)
Inventor
Koichi Umezawa
功一 梅沢
Taku Owada
卓 大和田
Shiro Fujimori
志郎 藤森
Fumio Nakagawa
史穂 中川
Minako Sasahara
美奈子 笹原
Toru Higashihara
徹 東原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で操作性が高く使い勝手のよい、特に、
災害発生時等に、迅速に何処ででも使用することができ
る可搬型衛星通信装置。 【構成】 本体部20とアンテナ部21とにより構成さ
れ、アンテナ部21は、その上面側が電波の送受信方向
とされて、本体部20に設けられる方位角調整具28
に、回動可能に本体部20に対する蓋としても機能する
ように取り付けられている。アンテナ部21は、方位
角、仰角、偏波角の調整ができる。本体部20の上面に
は、通話のために使用するハンドセット22を収納する
ハンドセット収納部23と、各種表示部、操作ボタン等
を備えるパネル部24とが設けられられる。図示しない
制御部は、入力される場所に関する情報(市町村名、市
外電話番号、郵便番号、GPS装置からの位置情報等)
に対応するアンテナ部21を向けるべき方位角、仰角を
もとめ、これをパネル部24のLCDによる表示部に表
示する。これにより、容易にアンテナ部21を通信衛星
の方向に向けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可搬型衛星通信装置に
係り、特に、災害発生時等に、迅速に何処ででも使用す
ることができ、中央局となる地上固定局あるいは他の一
般の電話機等との間での通話、データの伝送等を容易に
行うことができる可搬型衛星通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衛星通信は、地球上に静止して
いる通信衛星を使用して行われる。このため、衛星通信
のための地上局は、地上に固定して設置されているアン
テナと、このアンテナに接続される送受信送信とにより
構成されるのが一般的である。
【0003】このような衛星通信用の設備は、通信衛星
の方向にアンテナを向けておく必要があること、通信衛
星からの電波の電界強度が小さく、アンテナとして大型
のものが必要であること等からすると、極めて自然な構
成を持つものと言うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、自然災害等によ
り地上の各種通信設備が使用不能になった場合の通信の
確保のために、何時でも何処でも容易に通信衛星を使用
して通信を行うことができる衛星通信装置に対する要望
が高まっている。しかし、通信衛星を使用する場合、通
信のための通信衛星からの電波の出力が小さいため、こ
の種の衛星通信装置を小型に構成することは困難であっ
た。
【0005】また、実用に供されている可搬型の衛星通
信装置も知られているが、この装置は、機器の設置、ア
ンテナを通信衛星の方向に向けるための操作等が難し
く、使い勝手がよくないという問題点を有している。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、小型で操作性が高く、使い勝手のよい、特に、
災害発生時等に、迅速に何処ででも使用することがで
き、中央局となる地上固定局あるいは他の一般の電話機
等との間で通話、データの伝送等を容易に行うことがで
きる可搬型衛星通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、送受信回路を含む制御手段を内蔵する本体部と、該
本体部の上部に片開き可能に、かつ、仰角調整可能取り
付けられたアンテナ支持部と、通信衛星に向けて電波を
送信し、また、通信衛星からの電波を受信するアンテナ
部と、該アンテナ部を回転可能に前述アンテナ支持部に
取り付ける偏波角調整手段と、前記本体部を設置すべき
方位角と前記アンテナ部を向けるべき仰角とを表示する
表示手段と、運用場所の情報を入力する入力手段とを備
え、前記制御手段は、電源の投入により、前記表示手段
に、前記方位角と仰角とを表示するようにすることによ
り達成される。
【0008】そして、前記制御手段は、前回の運用時に
使用され記憶されていた前記方位角と仰角とを前記表示
手段に表示することができ、また、入力手段から入力さ
れる運用場所の情報に基づいて、その運用場所に対応す
る方位角と仰角とを求め、求められた方位角と仰角とを
前記表示手段に表示する。
【0009】前述した運用場所の情報は、県名、市町村
名、市外電話局番、郵便番号、または、GPS装置から
の位置情報であってよく、制御手段は、これらの情報に
基づいて、その運用場所に対応する方位角と仰角とを求
め、求められた方位角と仰角とを前記表示手段に表示す
ることができる。
【0010】また、前記制御手段は、前記送受信手段に
入力されるアンテナ部からの入力信号レベル、電源電圧
のレベルを監視し、それらのレベルが低下したときに警
報を発する。
【0011】
【作用】本発明による可搬型衛星通信装置は、本体部の
蓋がアンテナ部を構成しており、また、アンテナ部を向
けるべき目標方位角、仰角を表示する表示手段を備えて
いるので、アンテナ部を開いた後、方位指示手段、表示
手段等の助けを借りて、アンテナ部を素早く容易に通信
衛星の方向に向けてセットすることができる。このた
め、災害発生等の緊急時にも、災害発生現場からの通信
回線を即座に確保することができ、適確な情報の収集、
指示を行うことが可能となる。
【0012】そして、アンテナのセッティングのため
の、方位角と仰角とを、入力手段から入力される、県
名、市町村名、市外電話局番、郵便番号、GPS装置か
らの位置情報等の装置の運用場所に関する情報によって
知ることができるので、アンテナの方位角、仰角の設定
を容易に素早く行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による可搬型衛星通信装置の一
実施例を図面により詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例による可搬型衛星
通信装置を使用する通信システムの構成例を示すブロッ
ク図である。図1において、1はセンタ局、2はサブセ
ンタ局、3は通信衛星、4は可搬型衛星通信装置、5は
PBX、6は公衆通信網、7は電話機である。
【0015】図1に示すシステムは、災害発生時に、本
発明の一実施例による可搬型衛星通信装置と、政府、地
方公共団体等の防災本部等に設置されたセンタ局との間
で通信衛星を介した通信リンクを確立し、災害現場から
の各種情報を本部に連絡し、あるいは、本部からの各種
指示を受けることが可能としたシステムの構成例を示し
たものである。
【0016】図1に示す例では、災害発生時に指揮をと
る防災本部として、メインとなる第1防災本部と、第1
防災本部のバックアップを行う第2防災本部とが設けら
れ、これらの防災本部に通信衛星3を介して本発明の一
実施例による可搬型衛星通信装置4との間で通信を行う
センタ局1及びサブセンタ局2が設置されている。ま
た、本発明の一実施例による可搬型衛星通信装置4は、
人間、自転車、バイク、自動車等により災害現場に運搬
され、あるいは、現場の近くに住む政府、地方公共団体
の幹部の住宅等に予め配布されているものとする。
【0017】図1において、災害発生時、防災本部の業
務の開始により、センタ局1またはサブセンタ局2は、
通信衛星3との間の通信リンクを確立して、災害現場等
に運搬された可搬型衛星通信装置4からの通信の開始を
待つ。災害現場等に運搬された可搬型衛星通信装置4を
持つ作業者は、後述のように構成される可搬型衛星通信
装置4のアンテナを衛星方向に向けて設置した後、通信
衛星3との通信リンクを確立して、センタ局1あるいは
サブセンタ局2との通信を開始する。
【0018】センタ局1、サブセンタ局2は、それぞ
れ、PBX5を介して通常の電話機7に接続され、ま
た、公衆通信網6に接続されている。そして、サブセン
タ局2は、センタ局1の障害時、あるいは、通信の輻湊
時のバックアップを行う。また、これらのセンタ局1、
2は、通信衛星3を介して現場に運搬されている可搬型
衛星通信装置4との間の通話、データの授受、画像デー
タの受信を行い、現場の状況情報の報告を受け、あるい
は、各現場への的確な指示を行い、必要に応じて、現場
の可搬型衛星通信装置4相互の通信の中継、現場の可搬
型衛星通信装置と、PBX5、公衆通信網6を介した他
の通信装置、例えば、通常の電話機7との間の通信の中
継を行う。
【0019】次に、前述したシステム例で使用される本
発明による可搬型衛星通信装置の一実施例の構成を説明
する。
【0020】図2は本発明の一実施例による可搬型衛星
通信装置の外観を説明する斜視図、図3は図2における
本体部の上面の様子を説明する図、図4は可搬型衛星通
信装置のアンテナを収納した状態の正面図、断面図及び
手提用のハンドルとロック用のバックルとの関係を説明
する図、図5は可搬型衛星通信装置の底面図、図6はコ
ネクタ部について説明する図、図7はアンテナを開く状
態を説明する側面図、図8はアンテナの回転機構と回転
状態を説明する図、図9は本発明の一実施例による可搬
型衛星通信装置の設置方法を説明する図である。図2〜
図4において、20は本体部、21はアンテナ部、22
は送受話器(以下ではハンドセットという)、23はハ
ンドセット収納部、24はパネル部、25はハンドル、
26はバックル、27は仰角調整具、28は方位角調整
具、29はアンテナ支持部、30はランプ、31a〜3
1cはインシュレータ、32は微調整つまみ、33はロ
ックつまみ、34は方位角調整具支点、35は取り扱い
説明表示部、36はコネクタ部、37はコネクタカバ
ー、38は三脚ベース、39は送受信回路部である。
【0021】図2(a)は本発明の一実施例による可搬
型衛星通信装置4のアンテナ部21を開いて正面側から
見たものであり、図2(b)は背面側から見たものであ
る。これらの図に示すように本発明の一実施例による可
搬型衛星通信装置4は、本体部20とアンテナ部21と
により構成されている。この構成により、本発明の一実
施例は、装置全体を小型にシンプルに構成することがで
き、また、アンテナ部21を本体部20の蓋としている
ので、本体部上面に備えられる種々の機器を保護するこ
とができる。
【0022】アンテナ部21は、その上面側が電波の送
信受信方向とされた図示しないマイクロストリップアン
テナをその内部に備えて構成され、本体部20に設けら
れる方位角調整具28に装置の背面部から回動可能に、
すなわち、開け閉め可能にアンテナ支持部29を介して
結合されている。そして、アンテナ部21は、装置の本
体部20に対する蓋としても機能する。この蓋により、
本体部20及び本体部上面に備えられる種々の機器を保
護することができる。また、アンテナ部21の本体部2
0側と反対の面は平らであり、このため、本発明の実施
例による通信装置の運搬が容易となり、安全性の点でも
優れたものとすることができる。
【0023】このアンテナ部21は、前述したように方
位角調整具28にアンテナ支持部29を介して結合され
ているため、方位角調整具28を方位角調整具支点34
を中心として回転させることにより、その方位角を調整
することができる。方位角調整具28上には、アンテナ
部21の仰角を調整するための仰角調整具27が設けら
れている。この仰角調整具27は、その一方の端部がア
ンテナ部21に回動可能に結合され、他方の端部が方位
角調整具28に設けた溝内を摺動するように構成され、
ロックつまみ33によりその摺動位置にロックされる。
これにより、アンテナ部21は、前記仰角調整具27の
他方の端部を溝内に摺動させることによりその仰角が調
整される。また、仰角調整部27の中央部には、仰角調
整具27を僅かに伸び縮みさせることが可能な微調整機
構が備えられ、微調整つまみ32により、アンテナ部2
1の仰角の微調整を行うことができる。
【0024】仰角調整部27は、該仰角調整部27を溝
内に摺動させることにより仰角を大まかに調整すること
が可能であり、また、微調整つまみ32により仰角調整
具27を僅かに伸び縮みさせて仰角を細かく調整するこ
とが可能な微調整機構を備えているので、仰角の調整を
迅速にまた高精度に行うことができる。また、後述する
ように、LCD表示部にアンテナの方位角、仰角の目標
値を表示させ、この目標値入力基づいて仰角を設定する
場合、前述の仰角調整部27の溝内での摺動により仰角
の調整を行い、次に、電波の受信状態を見ながら最もよ
い仰角を、微調整機構を調整する微調整つまみ32によ
り調整する。このようにすることにより、調整をさらに
簡単に迅速に行うことが可能となる。
【0025】また、アンテナ部21は、アンテナ支持部
29により支持されているが、その支持点が、アンテナ
部21のほぼ中央部にあり、この支持点の周囲にアンテ
ナ部21が回転可能に支持されている。この回転によ
り、アンテナの偏波角の調整が行われる。アンテナ支持
部29には、ランプ30が設けられており、夜間等に本
体部20の上面に設けられるパネル部24、取り扱い説
明表示部35を照明して装置の取り扱いを容易にしてい
る。このランプ30は、図示しないスイッチにより点灯
するように、あるいは、アンテナ部21が開かれたとき
に点灯するようにされる。なお、前述したアンテナ部2
1の方向の制御については、後に詳細に説明する。
【0026】本体部20の上面には、図2、図3に示す
ように、前述したアンテナ部21の方位角調整具28が
取り付けられていると共に、通話のために使用するハン
ドセット22を収納するハンドセット収納部23と、パ
ネル部24とが設けられ、前面側には、持ち運び用のハ
ンドル25と、アンテナ部21が閉じられたときにアン
テナ部21と本体部20とを固定するロック機構である
バックル26とが設けられ、また、側面側には、後述す
る各種の外部機器との接続のための端子を有するコネク
タ部36が設けられている。
【0027】そして、パネル部24には、電源スイッチ
240、水準器241、方位磁石242、エラー表示用
LED243、レベル表示用LED244、LCD表示
部245、送信スイッチ246、送信可表示用LED2
47、音声送受信スイッチ248、データ送受信スイッ
チ249、モード切り替えスイッチ250、セットスイ
ッチ251、表示スクロールスイッチ252、253が
備えられている。また、このパネル部24の隣接位置に
は、取り扱い説明表示部35が設けられ、簡単な装置の
取り扱い方法を記載した印刷物が貼付されている。
【0028】印刷物を貼り付けて説明の表示を行うこと
は、最も簡便な方法であるが、この場合、必要な部分の
説明をタイミングよく指示することが困難である。従っ
て、LCD等を使用して説明を表示させるようにするこ
とが望ましい。このようにした場合、つまみの操作、調
整装置の操作に応じて必要な操作方法を順番に表示させ
ることができ、さらに操作画容易となり、誤操作をも防
止することができる。
【0029】前述したパネル部24と取り扱い説明表示
部35とは、本体部20の上面に対して手前側に傾斜し
て形成された面に構成されており、これにより、装置の
操作性を向上させることができる。
【0030】また、前述したパネル部24上に設けられ
ている操作用のスイッチ類等は、操作の手順に従って左
側から右側に順に配列されている。これにより、操作を
判り易くすることができる。また、パネル部24が、操
作方法を表示している説明表示部35に近接して設けら
れていることにより、より操作をし易くしている。
【0031】本体部20の底面には、その手前側の両端
部及び背面側の中央部に3個のインシュレータ30a〜
30cが設けられており、これらのインシュレータ30
a〜30cは、その高さを調整することにより装置を水
平に設置するために使用される。また、本体部20の底
面の中央部には、図5に示すように、三脚ベース38が
設けられており、可搬型衛星通信装置4を三脚に載せて
使用することを可能にしている。
【0032】図4(a)、図4(b)に示すアンテナ部
21を閉じた状態の正面図及び断面図から判るように、
可搬型衛星通信装置4は、アンテナ部21が閉じられた
とき、本体部20とアンテナ部21とが、バックル26
により結合され、運搬用ハンドル25により運搬可能に
される。また、装置本体部20の内部には、通信衛星と
の通信を行い、その通信を制御すると共に装置全体の制
御をも行う制御手段を含む送受信回路部39が収納され
ている。前記制御手段は、送受信回路部39に入力され
るアンテナ部21からの入力信号レベル、電源電圧のレ
ベルを監視し、そのレベルが低下したときに、エラー表
示LED243にこれを表示して警報を発することがで
きる。
【0033】図4(c)、(d)には、手提用ハンドル
25とロック用のバックル26との関係とを示してお
り、図4(c)に示すように、ハンドル25は、運搬時
本体部20から引き出され、このとき、バックル26
は、ハンドル25によりその回動が不可能とされて、本
体部20とアンテナ部21とを閉じたロック状態を解除
することができない。そして、図4(d)に示すよう
に、ハンドル25が本体部20内に押し込まれたとき、
バックル26は、ロックを解除することが可能である。
逆に、ハンドル25は、バックル26により本体部20
とアンテナ部21とを閉じてロック状態としない限り、
引き出すことができない。これにより、誤ってアンテナ
部21が開いた状態で持ち運ぶことができず、また、運
搬の途中でアンテナ部21が開くようなことを防止する
ことができる。
【0034】また、バックル26は、本体部20側に設
けられている。これは、前述したハンドル25との関係
付けを行うと同時に、アンテナ部21を開いたときに、
バックル26がアンテナ部21から吊り下げられて、本
体部20の上面のパネル部に対する操作、調整、表示部
の目視の邪魔とならないようにするためである。
【0035】さらに、本体部20内には、図示していな
いが、動作用の電源であるバッテリーが収納されてい
る。また、送受信回路部39には、各種のコネクタを有
するコネクタ部36が接続されており、このコネクタ部
36は、本体部20の側面に設けられたコネクタカバー
37の内部に配置されている。また、図示していない
が、本体部20内には、取り出し可能に懐中電灯等を収
納しておくことができる。
【0036】コネクタ部36に設けられる各種コネクタ
は、図6(a)に示すように、必要により位置情報を入
力するためのGPS装置との接続コネクタ361、パソ
コン等とのインタフェースとなるRS232Cコネクタ
362、外部アンテナ用のコネクタ363、外部バッテ
リー、自動車、バイク等のバッテリー、商用電源等から
の電力を供給する電源コネクタ364等である。
【0037】また、コネクタ部36に対するコネクタカ
バー37は、図6(b)に示すように、本体部20の側
面から外側に回動可能にバネ等により本体部20に取り
付けられており、コネクタ部36とコネクタカバー37
との間の空間の下部には、底板等を設けずに明けた状態
とされている。これにより、図6(c)に示すように、
コードを下向きとした外部機器の接続端子をコネクタ部
36に接続することができる。外部機器の接続端子をコ
ネクタ部36に接続しようとする場合、コネクタカバー
37をバネ等による回動力に逆らって外側に回動させて
接続端子を接続すれば、コネクタカバー37により接続
端子を覆うことができる。これにより、装置が屋外等で
使用された場合にも、雨、砂等が、本体部20の上面あ
るいは側面からコネクタ部36に侵入することを防止す
ることができる。
【0038】次に、図7、図8を参照して、アンテナ部
21の方向の設定について説明する。
【0039】アンテナ部21の仰角は、一般的には、衛
星通信装置4を使用する場所の緯度、経度と、使用する
通信衛星の赤道上の位置である経度とによって決まり、
日本国内では30度から60度となる。そして、アンテ
ナ部21の内部に備えられるアンテナの指向方向は、ア
ンテナ部21上面に垂直な方向にあるので、図7に示す
矢印の方向となる。アンテナ部21を本体部20から開
く場合、バックル26を外すことにより、本体部20と
アンテナ部21とに係合しているバネ等により、アンテ
ナ部21がその最大角である60度程度迄自動的に開く
ように構成されるとよい。そして、実際の使用に際して
は、その位置からアンテナ部21を手前に引きながら仰
角を調整するようにするのがよい。
【0040】アンテナ部21の方位角も、衛星通信装置
4を使用する場所の緯度、経度と、使用する通信衛星の
赤道上の位置である経度とにより、特に、使用場所の経
度と通信衛星の経度とにより決まるが、この方位は、衛
星通信装置4自体をセットするときにその方向に向けれ
ばよく、このセット後に方位角調整のための本体部20
に対するアンテナ部21の調整角は僅かでよい。
【0041】次に、アンテナの回転機構とこれを使用し
たアンテナの回転による偏波角の調整について図8を参
照して説明する。
【0042】通信衛星からの電波は、通常、直線偏波で
あるので、アンテナ部21の偏波角を通信衛星からの電
波の直線偏波の方向に一致させることが必要である。こ
のため、前述した仰角及び方位角の調整後、それらの角
度を変えることなく、アンテナ部21を回転させて偏波
角の調整が行われる。この偏波角の調整は、後に仰角、
方位角の調整方法と共に詳述するように、通信衛星から
の電波を受信しながら行われる。
【0043】アンテナ部21は、図8(a)にアンテナ
支持部29とアンテナ部21の部分のみを示す分解斜視
図のように、アンテナ支持部29のバネ291が設けら
れる結合穴内に、アンテナ部21に設けられるギア21
1により結合されて、アンテナ支持部29に指示されて
いる。そして、バネ291とギア211とは、図8
(b)の上面図に示すように、バネ291の凸部がギア
211の谷部に係合している。これにより、アンテナ部
21は、ギア211の1ピッチずつ回転可能にアンテナ
支持部に支持されることになる。これにより、アンテナ
部21は、図8(c)に示すようにアンテナ中心部に設
けられるギアを中心として回転させることが可能であ
る。
【0044】次に、本発明の一実施例による衛星通信装
置4を使用する際の装置のセッティング、アンテナ部2
1の方向の調整、衛星通信装置による通信の方法につい
て図9を参照して説明する。
【0045】まず、衛星通信装置4を使用する場所の地
面、床面、テーブル等の比較的平坦な安定して装置を置
くことができる場所に、装置の背面部が通信衛星の方位
となるように設置する。この場合の方位の設定は、方位
磁石242を用いて、装置設置場所により決められる方
向となるように行われる。このための方位は、予め、装
置を設置する場所と方位角及び仰角とを一覧表としたも
のを用意しておくこと等により知ることができる。ま
た、後述するように装置内部に記憶格納しておき、それ
を読み出し表示するようにしてもよい。しかし、ここで
の方位の設定は、それほど正確なものでなくてもよい
〔図9(a)〕。
【0046】次に、装置の本体部20の底面に設けられ
ている3個のインシュレータ31a〜31cの高さを水
準器241を見ながら調整し、本体部20をほぼ水平と
なるようにセットする〔図9(b)〕。
【0047】前述の装置の方位を合わせ、水平にセット
する操作は、アンテナ部21を閉じた状態で行ってよい
が、アンテナ部21を開いた状態で行うようにしてもよ
い。この操作をアンテナ部21を閉じた状態で行う場
合、方位磁石242、水準器241を、本体部20の上
面でなくアンテナ部21の上面に設けて、これらを見や
すいようにしておくとよい。
【0048】次に、アンテナ部21が閉じられた状態に
あれば、バックル26を外してアンテナ部21を開き、
アンテナ部21の仰角を地域によって決まる角度に大ま
かに調整する。このときの仰角の調整は、図2により説
明したように、仰角調整具27を方位調整具28に設け
た溝内に移動させることにより、方位調整具28に設け
た仰角目盛271を見ながら行う〔図9(c)〕。
【0049】次に電源の投入を行う。電源の投入は、こ
れまでの操作の中のどの時点で行ってもよいが、内部に
備えられるバッテリーの消耗を考慮すると、この時点で
の電源の投入が望ましい。このとき、アンテナ部21
は、既に概略通信衛星のある方向に向けられていること
になり、本体部20内の送受信回路部39は、この電源
の投入により、センタ局1あるいはサブセンタ局2から
通信衛星3を介して送信される電波を受信し、その信号
レベルをレベル表示用LED244に棒状に表示する。
【0050】作業者は、このレベル表示用LED244
の表示による受信信号のレベルを見ながら、アンテナ部
21の方位角を微調整して受信信号のレベルが最大にな
るようにする。また、仰角調整具27に設けられている
微調整つまみ32によりアンテナ部21の仰角を微調整
して受信信号のレベルが最大になるようにする。そし
て、必要に応じて、これらの方位角、仰角の微調整を繰
り返し数度行った後、ロックつまみ33により、微調整
されたアンテナ部21の方位角、仰角を固定する〔図9
(d)〕。
【0051】次に、作業者は、前述と同様に、レベル表
示用LED244の表示による受信信号のレベルを見な
がら、アンテナ部21を回転させ、アンテナ部21の偏
波角の調整を行う〔図9(e)〕。
【0052】前述した衛星通信装置4のセッティングが
終了すれば、作業者は、ハンドセット22を本体部20
より取り出して、センタ局等との通話を行うことができ
る。なお、ハンドセット22とセンタ局1等との間の通
信回線の設定は、パネル部24に設けられる操作ボタ
ン、ハンドセット22に設けられているテンキー等を使
用して周知の通信プロトコルに従って行われればよい。
また、ハンドセット22と本体部20内の送受信回路と
の接続は、メタルラインにより本体部20内に備えられ
るバッテリーからの電源をも含めて行われてもよく、ま
た、ハンドセット22内に充電池、乾電池コンパチの電
源を備えてコードレスに行われてもよい。
【0053】前述したハンドセット22を用いる通信は
音声によるものであるが、本発明の一実施例による衛星
通信装置は、本体部20に設けられているコネクタ部3
6を介してパソコン等を接続することにより、データ、
画像情報の送受信をも行うことも可能となる。
【0054】次に、図9により説明したアンテナ部21
の方位角、仰角のセッティングのために必要な情報を得
る手段について説明する。
【0055】すでに説明したように、アンテナ部21の
方位角、仰角は、使用する通信衛星の位置及び衛星通信
装置の使用場所によって定まる。使用する通信衛星は予
め決められているので、実質的には衛星通信装置の使用
場所によって定まることになる。
【0056】従って、アンテナ部21の方位角、仰角
は、尤も簡単には、本体部20の上面に設けられる取り
扱い説明表示部35、あるいは、アンテナ部21の上面
に、例えば、使用場所となる市町村名とその市町村にお
けるアンテナ部21の方位角、仰角との対応を一覧表と
したものを貼付しておき、使用者が、その一覧表を参照
して、衛星通信装置4を使用する場所の市町村、あるい
は、その場所に尤も近い市町村における方位角、仰角を
知り、それに基づいて図9(a)、(c)により説明し
たようにアンテナ部21の方位角、仰角のセッティング
を行えばよい。
【0057】本発明の一実施例は、装置本体内の送受信
部39内にあるいは送受信部39を制御するマイコン等
による制御手段に設けられるROM内に、前述した一覧
表と同様な使用場所とアンテナ部21の方位角、仰角と
の対応を示すテーブルを設けて、このテーブルを参照可
能に構成することができる。
【0058】このテーブルは、例えば、県名、市町村
名、市町村内の地域名、地域名に対応させた方位角、仰
角を持って構成される。テーブルの検索を行うために、
検索が指示されたとき、制御手段は、まず、県名をパネ
ル部35に設けられるLCD表示部245にメニューと
して表示する。作業者は、表示スクロールスイッチ25
2、253を使用して、LCD表示部245に表示され
る県名を検索して、衛星通信装置使用場所の県名を指定
する。この指定により、次に、LCD表示部245に
は、その指定された県の市町村名がメニューとして表示
され、同様にして、市町村名が指定されると、次に、そ
の市町村内の地域名がメニューとして表示される。この
地域名が指定されると、それに対応するアンテナ部21
を向けるべき方位角、仰角が表示される。
【0059】前述では、市町村内の地域名に対応させた
アンテナ部21の方位角、仰角を表示させるとしたが、
図9で説明したように、これらは、通信衛星からの受信
電波の強度を見ながら微調整されるものであるので、市
町村名に対応させたアンテナ部21の方位角、仰角を表
示させるようにしても充分であり、これにより、テーブ
ルを記憶するためのROM等の記憶容量を少なくするこ
とができる。
【0060】また、前述では、市町村名、地域名に対応
させたアンテナ部21の方位角、仰角のテーブルを使用
するとして説明したが、本発明は、市町村名、地域名の
代りに、市外電話番号、郵便番号等と対応させた方位
角、仰角のテーブルを用意するようにしてもよい。この
場合、それらの番号を数字で入力することにより即座に
アンテナ部21の方位角、仰角を知ることができる。こ
の数字の入力には、ハンドセット22に設けられるテン
キーを使用することが可能であり、あるいは、本体部2
0上のパネル部上にテンキーを設け、これを使用するよ
うにしてもよい。
【0061】さらに、本発明の一実施例による衛星通信
装置は、コネクタ部36のGPS装置との接続コネクタ
361にGPS装置を接続し、GPS装置からその場所
の位置情報(緯度、経度情報)を入力し、この位置情報
に基づいてアンテナ部21の方位角、仰角をLCD表示
部245に表示させるようにすることができる。この場
合にも、位置情報と方位角、仰角とを対応させるテーブ
ルを設ければよく、あるいは、内部に設けられるマイコ
ン等による制御手段に、位置情報から方位角、仰角を演
算させるようにすることもできる。
【0062】本発明の実施例は、前述したように、使用
場所に対応するアンテナ部の方位角、仰角を容易に知る
ことができるので、迅速、確実にアンテナ部を通信衛星
の方向に向けてセットすることができ、速やかに運用を
開始することができる。
【0063】また、本発明は、前述で得られた使用場所
に対応するアンテナ部の方位角、仰角を、次回の運用時
に直ちに得ることができるように、記憶しておくように
することができる。このようにすることにより、一旦運
用を終了した後、同一の場所で再度運用する場合に、セ
ッティングすべきアンテナの方位角、仰角を知るための
作業を省略することができ、より迅速に運用を再開する
ことができる。
【0064】前述までの説明では、本発明の一実施例に
よる可搬型衛星通信装置は、比較的平らな地面の上、机
の上等に設置して使用するとしたが、可搬型衛星通信装
置は、非常災害時に現地で使用される場合が多く、その
場合、運搬手段としてバイクが使用され、その荷台に載
せて運搬されることが考えられる。このような場合、バ
イクの荷台の上でそのまま使用可能であることが望まし
い。
【0065】図10はこのような場合のバイクの荷台に
載せたままでの使用方法を説明する図であり、以下、そ
の方法を説明する。
【0066】本発明の一実施例による可搬型衛星通信装
置4は、図10(a)に示すように、運搬時、バイクの
キャリアに固定されたケース内に収納され、その底面に
設けられているOA用モニタ等を載せているものと同様
なチルトスイーベルスタンドに固定されている。そし
て、使用時、バイクをその姿勢を安定に保てる場所に停
止させ、ケースの蓋を開ける。可搬型衛星通信装置4
は、この状態で、図10(b)に示すように、チルトス
イーベルスタンドにより、所定の方向に水平に設置され
て使用される。
【0067】また、現場に運搬したにもかかわらず、平
らな地面等がなく、前述で説明したような設置を行うこ
とができない場合等、より広汎な設置条件に対応可能な
方法として、可搬性のあるスタンド、三脚等の上に可搬
型衛星通信装置4を固定して使用する方法もある。本発
明の一実施例による可搬型衛星通信装置4は、このため
に、本体部20の底面に、図5により説明したように、
三脚ベース38が設けられており、この三脚ベース38
により、図示しない三脚上に所定の方向に水平に設置し
て使用することができる。
【0068】図11は本発明の一実施例に外部アンテナ
を接続して使用する使用形態を説明する図であり、以
下、これについて説明する。
【0069】この方法は、本発明の一実施例による可搬
型衛星通信装置を非常災害時以外に運用する場合、ある
いは、非常災害時であっても、使用可能な建屋があるよ
うな場合に使用して好適な方法である。すなわち、図1
1に示すように、外部接続用のアンテナを屋外にスタン
ド等を使用して設置し、可搬型衛星通信装置を風雨、日
光の熱から遠ざけられる屋内に設置して使用するように
することができる。
【0070】この場合、アンテナの設置は、本体部に表
示される方位角、仰角の表示情報、本体部のレベル表示
用LED244に表示される受信信号レベルにより、前
述した場合と同様に行うことができる。また、建屋内に
引き込まれている商用電源が使用可能であれば、アダプ
タ等を使用して、必要な電源を作り、外部電源端子36
4から電源の供給を行うことができる。
【0071】このような使用方法によれば、外部アンテ
ナとして、大型で利得の大きいアンテナを使用すること
が可能となり、天候条件に影響されることなく安定した
運用を行うことができ、また、商用電源が使用可能であ
れば長時間の運用が可能となる。
【0072】図12、図13は本発明の他の実施例によ
る可搬型衛星通信装置の外観を説明する斜視図であり、
以下、これらについて説明する。
【0073】各図12の(a)、(b)は、本発明の他
の実施例におけるアンテナ部を開いた状態を示す斜視図
及びアンテナ部を閉じた状態を示す斜視図を示してお
り、基本的な構造、構成、機能は、図1〜図11により
説明した実施例の場合と同様であり、外形、パネル内の
表示部等の配置が異なっているのみである。そして、こ
れらの実施例は、機構の簡易化、低コスト化のために、
アンテナ部21の方位角の調整を、本体と共に行うこと
として、すでに説明した本発明の実施例における本体部
20上でアンテナ部21の方位角を調整するための方位
角調整具28を省略している。
【0074】また、図13に示す例では、本体部20の
全面側の一部が、アンテナ部21を閉じた場合にアンテ
ナ部21と同一の平面を構成するように形成されてお
り、その面上に、水準器241、方位磁石242が設け
られている。このような図13に示す実施例の場合、ア
ンテナ部21を閉じた状態で、図9(a)、(b)によ
り説明した方位角の調整、本体部20の水平設置を容易
に行うことができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
体部の蓋がアンテナ部を構成しているので、アンテナ部
を開いた後、方位指示手段、表示手段等の助けを借り
て、アンテナ部を素早く容易に通信衛星の方向に向けて
セットすることができる。このため、災害発生等の緊急
時にも、災害発生現場からの通信回線を即座に確保する
ことができ、適確な情報の収集、指示を行うことが可能
となる。
【0076】また、外部接続端子にパソコン等を接続す
ることによりデータの送受信を行うことが可能となり、
さらに、外部アンテナを使用することにより、より安定
な通信を行うことができる。さらに、GPS装置等から
装置使用場所の位置データを入力させ、アンテナ部のセ
ット方向としての方位角、仰角を正確に表示させるよう
にすることができ、これにより、より容易にアンテナ部
のセットを行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による可搬型衛星通信装置を
使用する通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による可搬型衛星通信装置の
外観を説明する斜視図である。
【図3】図2における本体部の上面の様子を説明する図
である。
【図4】可搬型衛星通信装置のアンテナを収納した状態
の正面図、断面図及び手提用のハンドルとロック用のバ
ックルとの関係を説明する図である。
【図5】可搬型衛星通信装置の底面図である。
【図6】コネクタ部について説明する図である。
【図7】アンテナを開く状態を説明する側面図である。
【図8】アンテナの回転機構と回転状態を説明する図で
ある。
【図9】本発明の一実施例による可搬型衛星通信装置の
設置方法を説明する図である。
【図10】可搬型衛星通信装置をバイクの荷台に載せた
ままで使用する方法を説明する図である。
【図11】本発明の一実施例に外部アンテナを接続して
使用する使用形態を説明する図である。
【図12】本発明の他の実施例による可搬型衛星通信装
置の外観を説明する斜視図である。
【図13】本発明の他の実施例による可搬型衛星通信装
置の外観を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 センタ局 2 サブセンタ局 3 通信衛星 4 可搬型衛星通信装置 5 PBX 6 公衆通信網 7 電話機 20 本体部 21 アンテナ部 22 ハンドセット 23 ハンドセット収納部 24 パネル部 25 ハンドル 26 バックル 27 仰角調整具 28 方位角調整具 29 アンテナ支持部 30 ランプ 31a〜31c インシュレータ 32 微調整つまみ 33 ロックつまみ 34 方位角調整具支点 35 取り扱い説明表示部 36 コネクタ部 37 コネクタカバー 38 三脚ベース 39 送受信回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 史穂 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所宇宙技術開発推進本部内 (72)発明者 笹原 美奈子 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所宇宙技術開発推進本部内 (72)発明者 東原 徹 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信衛星を介して通信を行う可搬型衛星
    通信装置において、送受信回路を含む制御手段を内蔵す
    る本体部と、該本体部の上部に片開き可能に、かつ、仰
    角調整可能取り付けられたアンテナ支持部と、通信衛星
    に向けて電波を送信し、また、通信衛星からの電波を受
    信するアンテナ部と、該アンテナ部を回転可能に前述ア
    ンテナ支持部に取り付ける偏波角調整手段と、前記本体
    部を設置すべき方位角と前記アンテナ部を向けるべき仰
    角とを表示する表示手段と、運用場所の情報を入力する
    入力手段とを備え、前記制御手段は、電源の投入によ
    り、前記表示手段に、前記方位角と仰角とを表示するこ
    とを特徴とする可搬型衛星通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前回の運用時に使用さ
    れ記憶されていた前記方位角と仰角とを前記表示手段に
    表示することを特徴とする請求項1記載の可搬型衛星通
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記入力手段から入力
    される運用場所の情報に基づいて、その運用場所に対応
    する方位角と仰角とを求め、求められた方位角と仰角と
    を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1記
    載の可搬型衛星通信装置。
  4. 【請求項4】 前記運用場所の情報が、県名、市町村名
    であり、前記入力手段が、これらを選択して入力するこ
    とを特徴とする請求項3記載の可搬型衛星通信装置。
  5. 【請求項5】 前記運用場所の情報が、市外電話局番ま
    たは郵便番号であることを特徴とする請求項3記載の可
    搬型衛星通信装置。
  6. 【請求項6】 前記運用場所の情報が、GPS装置から
    の位置情報であることを特徴とする請求項3記載の可搬
    型衛星通信装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記送受信手段に入力
    されるアンテナ部からの入力信号レベルを監視し、その
    レベルが低下したときに警報を発することを特徴とする
    請求項1ないし6のうち1記載の可搬型衛星通信装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、電源電圧のレベルを監
    視し、そのレベルが低下したときに警報を発することを
    特徴とする請求項1ないし7のうち1記載の可搬型衛星
    通信装置。
JP7140525A 1995-06-07 1995-06-07 可搬型衛星通信装置 Pending JPH08335888A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462752B1 (ko) * 1998-12-26 2005-04-19 삼성전자주식회사 휴대용무선단말기에서우편번호서치방법
KR100561635B1 (ko) * 2004-11-11 2006-03-15 한국전자통신연구원 정지궤도 위성을 이용한 재난방재통신서비스 시스템 및 그방법
US7345641B2 (en) 2002-11-05 2008-03-18 Mitsumi Electric Co., Ltd. Antenna apparatus

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